JP2014199044A - ガスエンジン及びガスエンジン作業機 - Google Patents

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知也 池田
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Abstract

【課題】家庭用カセットボンベを使用したガスエンジンにおいて、ソレノイドバルブを用いた燃料供給器を用いて作業機を安価で軽量に製造する。【解決手段】ガスエンジンにおいてレギュレータやエバポレータを用いずに、エアフィルタから燃焼室に至る吸入通路内にガスボンベから送られる液化ガスを液体のまま供給する燃料供給器40を採用した。燃料供給器40は、第1の空間43aと吸入通路に隣接して設けられる第2の空間43bを画定するプランジャケース41と、軸方向一端側に移動した際に第1と第2の空間43a、43bを連通させて第2の空間43aと吸入通路を遮断させ、軸方向他端側に移動した際に第1と第2の空間43a、43bを遮断させて第2の空間43bと吸入通路を連通させるプランジャ44により構成される。プランジャ44はコイル50への通電によって駆動され、その移動によってり所定量の燃料が吸気通路内に供給される。【選択図】図3

Description

本発明は、ガスエンジン、特に液化燃料を充填したカセット式ガスボンベを使用する刈払機等に用いられるガスエンジン及びこれを用いたガスエンジン作業機に関する。
例えば、特許文献1に示すように、液化石油ガスを充填したカセット式ガスボンベを使用するガスエンジンが知られている。図10は、カセット式ガスボンベに充填された液化石油ガス(LPG)等を燃料とする2サイクル式のガスエンジンを搭載した刈払機1001の全体を示す斜視図である。刈払機1001は、操作桿1002の先端に回転刃1003が取り付けられ、操作桿1002の後端にガスエンジンが取り付けられる。ガスエンジンの出力は、操作桿1002内に挿通させた図示しないドライブシャフトを介して回転刃1003に供給される。操作者は操作桿1002に取り付けられたハンドル1004を把持して刈払機1001を操作する。カセット式のガスボンベ1005はガスボンベケースに収容される。ガスボンベ1005は、一般的には液化ブタンが使用されているものが多く、ガソリン等の燃料と比べて入手が容易であり持ち運びや保管も容易にできる。ガスエンジンは、カセットボンベ内の液化ガスを吸い上げ、熱交換機構で液化ガスに熱を加えて気化させ、調圧器で気化ガスの圧力を調整してからシリンダ燃料室に燃料として供給する。熱交換機構としては、燃料通路の一部をシリンダの近傍に配置してベーパライザ部とし、シリンダの熱を用いて液体燃料を燃料通路内で気化させて気体のガスを周知のレギュレータ(調圧器)に送出する。
特開平7−34980号公報
ガスエンジン作業機は液化ガスを気化する熱交換機構や気化ガスの圧力を調整する調圧器を備えているが、これらの機能は高価であり製造コストが上昇する上に、機構が複雑であるために作業機の質量が増える点が問題であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明は、熱交換機構や調圧器を使用しない、安価で軽量なガスエンジン及びガスエンジン作業機を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、低温時においても始動性が良く、操作性の良いガスエンジン及びガスエンジン作業機を提供することを目的とする。
本発明のさらに他の目的は、カセット式ガスボンベを初めてセットした時においても安定して作動するガスエンジン及びガスエンジン作業機を提供することを目的とする。
本願において開示される発明のうち代表的なものの特徴を説明すれば次の通りである。
本発明の一つの特徴によれば、クランクケースと、クランクケースに取り付けられピストンが往復移動するシリンダと、シリンダ内の燃焼室に吸入される空気を濾過するエアフィルタと、エアフィルタから燃焼室に至る吸入通路と、液化ガスを充填した着脱式のガスボンベが取付けられるものであってガスボンベから液化ガスを取り出すためのソケットと、ソケットから送られる液化ガスを所定単位ずつ液体のまま吸入通路に供給する燃料供給器と、燃料供給器による燃料の供給を制御する制御装置を備え、ガスボンベから液体のまま燃料を取り出し計量する機能とエンジンの燃料通路に燃料を液体の状態で供給する機能を備えた燃料供給器を採用した。燃料供給器は電磁バルブを有し、制御装置は電磁バルブを、ピストンの一回転毎に一回以上の開閉操作をする。
本発明の他の特徴によれば、電磁バルブは、ソケットに接続される第1の空間と吸入通路に隣接して設けられる第2の空間を有するプランジャケースと、プランジャケース内において軸方向に移動するプランジャを有し、プランジャは、軸方向一端側に移動した際に第1と第2の空間を連通させ且つ第2の空間と吸入通路を遮断させ、軸方向他端側に移動した際に第1と第2の空間を遮断させ且つ第2の空間と吸入通路を連通させる。プランジャには、軸方向他端側から貫通する軸方向孔と、軸方向孔と垂直方向に延びるように接続される径方向孔が形成され、これらの孔(通路)を通って第2の空間から吸入通路に液化ガスが吸引される。プランジャは永久磁石を含んで構成され、ソケットの外周側からプランジャの移動空間に磁界を形成するためのコイルを設けた。
本発明のさらに他の特徴によれば、制御装置はコイルへの通電を制御し、スロットル開度及び/又はエンジン回転数に応じてコイルへの通電を制御する。吸入通路は、エアフィルタを取り付ける容器とシリンダの間に設けられるインシュレータによりその一部が形成され、プランジャの他端がインシュレータ内の通路に露出するように燃料供給器がインシュレータに取り付けられる。
請求項1の発明によれば、ソケットに装着されたガスボンベから送られる液化ガスを所定単位ずつ液体のままエンジンの吸入通路に供給するので、気化器の使用やベーパライザを省略することができガスエンジン作業機を安価かつ軽量に提供できる。また、カセット式のガスボンベはガソリン等の燃料と比べて入手が容易であり、持ち運びや保管も容易にできるので、大変使いやすいガスエンジンを実現できる。また、カセットガスの種類を適切に選択することで寒冷時においてもエンジン動作が容易なガスエンジンを実現できる。
請求項2の発明によれば、制御装置は電磁バルブを、ピストンの一回転毎に一回以上の開閉操作をするので、電磁バルブの開閉回数によりエンジンに供給する燃料の量を調整することができる。また、電磁バルブの開動作1回あたりで供給される燃料の量が制限されるので燃料の無駄使いを省き効率の良い運転を行うことができる。
請求項3の発明によれば、プランジャは、軸方向一端側又は他端側に移動した際に、第2の空間と第1の空間、又は第2の空間と吸入通路のいずれか一方だけを択一的に連通させるので、第1の空間が直接吸入通路と連通されることを防止でき、安全性の高いガスエンジンを実現できる。
請求項4の発明によれば、プランジャに形成された軸方向孔と径方向孔により、第2の空間から吸入通路に液化ガスが吸引されるので、プランジャを動かすだけで容易に燃料供給通路を開閉することができ、シンプルかつ信頼性の高い燃料供給器を有するガスエンジンを実現できる。
請求項5の発明によれば、プランジャは永久磁石とコイルを含む単純な構成であるので、製造コストが安い上に信頼性が高い燃料供給器を有するガスエンジンを実現できる。
請求項6の発明によれば、制御装置はコイルへの通電を制御し、スロットル開度及び/又はエンジン回転数に応じてコイルへの通電を制御するので、エンジンの回転数を電子的に制御できて精度の良い回転数制御を行うことができ、エンジンの要求に見合ったガスを精度良くシリンダ内に供給することができる。
請求項7の発明によれば、プランジャの他端がインシュレータ内の通路に露出するように燃料供給器がインシュレータに取り付けられるので、従来のシリンダやクランクケースをなんら改造すること無く本願発明のガスエンジンを容易に実現することができる。
請求項8の発明によれば、請求項1から7のいずれか一項に記載のガスエンジンによって駆動される作業機器としたので、入手が容易なガスボンベを用いて、持ち運びや保管が容易な、安価且つ軽量なガスエンジン作業機を実現できる。
本発明の実施例に係るガスエンジン1の内部構造を示す縦断面図である。 本発明の実施例に係るガスエンジン1の外観形状を示す側面図である。 図1の燃料供給器40の内部構造を示す縦断面図である(プランジャ非動作状態)。 図3の燃料供給器40のプランジャケース41とプランジャ44の単体形状を示す縦断面図である。 図1の燃料供給器40の動作状態を示す縦断面図である(プランジャ移動中)。 図1の燃料供給器40の動作状態を示す縦断面図である(燃料供給中)。 本発明の実施例における燃料供給のタイミング図である。 本実施例のエンジンの制御回路図である。 本発明の第2の実施例による燃料供給のタイミング図である。 ガスエンジンを搭載したガスエンジン作業機(刈払機)の外観形状を示す斜視図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の図において、同一の部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。また、本明細書においては、前後左右、上下の方向は図1に示す方向であるとして説明する。
図1においてガスエンジン1は、エンジン本体部と、エンジン本体部に取り付けられる吸気装置、排気装置、エンジンを保持するケース等の周辺装置により主に構成される。エンジン本体部は、上部に点火プラグ7が取付けられたシリンダ3と、シリンダ3を上部に固定するためのクランクケース2と、シリンダ3内で往復移動するピストン5により主に構成される。クランクケース2はカウンターウェイト9を収容する空間(クランク室17)であって、クランク軸6の前後方向に2分割できるように構成される。クランクケース2の下部からシリンダ3との接合面にかけては掃気通路12が形成される。シリンダ3はピストン5を往復移動させる空間を確定するものであって、その円筒状の空間の周囲には径方向外側に延在する複数の冷却用のフィン(放熱フィン)が設けられる。本実施例では、シリンダ3の構成要素のうち、シリンダ本体円筒部、ヘッド部分、放熱フィンが、例えばアルミニウム合金の一体鋳造で形成され、シリンダ3の上部には点火プラグ7が取り付けられる。
シリンダ3は図示しない冷却ファンによって起こされる冷却風によって冷却されるものであって、いわゆる強制空冷方式が採用されると好ましい。冷却ファンは、フライホイール(図示せず)と一体的に形成されるものであって、フライホイールに複数のフィンを設けることによって形成される。フライホイールは、クランクケース2から外部に延びるクランク軸(出力軸)6に取り付けられるもので、間欠的に発生する混合気の燃焼による回転むらを小さくするために設けられる回転慣性質量である。フライホイールの前端側には、図示しない遠心クラッチ機構が設けられ、遠心クラッチ機構を介してガスエンジン1の回転力が回転刃1003(図10参照)に伝達される。遠心クラッチは、図示しないクランクシャフトの回転数が一定以上になると遠心力によってクラッチが接続される構造であり、遠心式の揺動子と、揺動子を収納するとともに駆動軸側に連結したカップ状のクラッチドラムを用いて構成される。ここでフライホイールは磁石を内蔵しマグネトーとして構成されていても良い。
シリンダ3の内部でピストン5が往復移動して混合気の燃焼後の高温のガスが排気ポート13を介して排出されるため、マフラー15を設けて排気音を低減させると共に、作業者が熱せられたマフラー15に直接触れないようにマフラーカバー22が設けられる。シリンダ3の吸気ポート11には、インシュレータ30を介して混合器35が接続される。混合器35は、空気と2サイクルオイルを混合するためのものである。混合器35の他端側にはエアフィルタ34を収容するためのエアクリーナボックス32が接続される。エアクリーナボックス32はベース部材32aとカバー部材32bを含んで構成されるものであって、所定の内部容量を有し、吸入音を低減させると共に吸入される空気に含まれる塵埃をろ過する。エアクリーナボックス32の下方にはオイルタンク25が設けられる。本実施例によるガスエンジン1は2サイクルエンジンであり、エンジン本体部の内部の潤滑のためのオイルは、燃料たる液化ガスと別々に給油されるもので、いわゆる分離給油方式が採用される。
ガスエンジン1の側部には燃料となる液化ガス64を収容するためのカセット式のガスボンベ60が取り付けられる。ガスボンベ60としては例えばJIS規格S2148に規定のカセットこんろ用燃料容器、いわゆる“家庭用のガスボンベ”を使用することが好ましいが、これだけに限定されずにその他の小型ボンベを用いることができる。ガスボンベ60は内部において液化ガス64が下側に位置して気化ガス65が上側に滞留するように倒立させて配置し、燃料管28を介して吸入通路内に燃料を供給する燃料供給器40に液化ガス64が供給される。燃料供給器40は、電気的な信号によってその開閉が制御可能な電磁弁である。本実施例では、燃料たるガスを液体のままガスボンベ60から取り出して、燃料管28の内部で気化させることなく液体のまま燃料供給器40に送出することが重要であり、燃料管をシリンダ3の近傍に隣接して引き回すように配置させるベーパライザとしての役割を持たせない。また、液体のまま供給された液化ガスは、燃料供給器40を介して吸入通路に供給されるものであり、通常のガスエンジン作業機で用いられるようなレギュレータ手段を用いなくて良い。
図2は本発明の実施例に係るガスエンジン1の外観形状を示す側面図である。ガスエンジン1の本体部分はメインケース20の内部に搭載され、シリンダ3付近は上部カバー21によってほぼ全体が覆われて、作業者が高温になる部分に触れることを予防する。ガスエンジン1の左側側方にはエアクリーナボックス32が設けられ、その下側には2サイクルオイル等の潤滑油を貯蔵するオイルタンク25が設けられる。オイルタンク25の一部には潤滑油を入れるための開口部が形成され、開口部にはオイルキャップ26が取り付けられる。エアクリーナボックス32には、図示しない混合器35にて空気量の調整を行うために吸気通路の弁の開閉に用いられるワイヤー23が設けられる。ワイヤー23が引かれると同時に後述するスロットル検出器130(図8参照)から開度信号が発せられる。
エアクリーナボックス32に、ボンベホルダ38を配設する。ボンベホルダ38に保持されるガスボンベ60は口金61が下を向くようにソケット37固定され、液化ガス64(図1参照)を液体のまま取り出せる状態にセットする。ガスボンベ60の口金61は燃料管28(図1参照)に接続され、燃料管28の他方の端部は燃料供給器40(図1参照)に接続される。
図3は、燃料供給器40の内部構造を示す縦断面図である。燃料供給器40は、例えばソレノイドといわれる電気的エネルギーを直線運動の機械的エネルギーに転換する変換器であり、コイル50に電流を流して磁場を発生させて、それによってプランジャ形の可動鉄心(プランジャ44)を移動させる装置である。このように電気的エネルギーを直線運動という機械的エネルギーに転換する変換器たるソレノイドを用いるようにしたので、電子制御によって燃料供給量を制御することができる。本実施例の燃料供給器40は、固定鉄心をコイルで励磁させ、その中をプランジャ形の可動鉄心が動作する機能を有するもので、電圧をかけるとプランジャが引き込まれる、いわゆるプルソレノイドの形式である。本実施例ではソレノイド内の所定の空間内に燃料(液化ガス)を貯めて、プランジャによる開閉動作によりその空間と吸入通路と連通をさせることにより所定の空間内の燃料を吸入通路に吸い出させるように構成した。図3の状態ではコイル50に通電がされておらずにプランジャ44が初期位置(非動作状態での位置)にある。燃料供給器40はプランジャ44とプランジャを収容するためのプランジャケース41とコイル50により主に構成される。プランジャケース41は一端(上端)の壁が貫通孔部分を除いて閉鎖された略円筒形の部材であって、他端(下端)側の開口部がインシュレータ30に形成された円柱形の貫通穴30aの周囲に沿うように取り付けられる。この際プランジャ44の先端部分が貫通穴30aから吸入通路側に突出するように配置され、下端側の円環状の平面部分のほぼ中央付近には、Oリング等のシール部材48を介在させて内部からの液漏れを防いでいる。プランジャケース41の上端には燃料入口42となる貫通孔が形成され、燃料入口42は燃料管28(図1参照)の端部に接続され、ソケット37から管路が形成される。プランジャケース41の内部は、Oリング等からなる2つのシール部材46、47とプランジャ44とにより2つの空間、即ち第1プランジャ室43aと第2プランジャ室43bが画定される。プランジャケース41の上側内壁とプランジャ44の上端との間には圧縮ばね49が設けられ、プランジャ44に磁力による力が作用していないときにプランジャ44をプランジャケース41と離反する方向、即ちプランジャ44が下方に移動する方向に付勢する。
プランジャ44の軸方向で上から1/3付近に肩部44dが形成されるが、図3で示すプランジャ44の初期位置においては、肩部44dはシール部材46と離合するため、第1プランジャ室43aと第2プランジャ室43bが空間的に分離されておらずに連通されている状態となる。そのため、主にガスボンベ60内の気化ガス65(図1参照)の燃料蒸気圧により第1プランジャ室43aだけでなく第2プランジャ室43bまで液化ガスで充填される。ここで、プランジャシール開始位置となる肩部44dからシール部材46までの距離L1より径方向孔45aの開口位置からシール部材47までの距離L2を大きく設定する(この理由は後述する)。プランジャケース41の外周部にはコイル50が設けられる、コイル50に通電して励磁させることによりプランジャ44を軸方向上方に移動させることが可能となる。コイル50への通電を解除するとコイル50による磁界が消失するためプランジャ44は圧縮ばね49の反発力によって元の位置(図3で示す状態)に戻る。
図4は燃料供給器40のプランジャケース41とプランジャ44の単体形状を示す縦断面図である。図4(1)に示すようにプランジャケース41の断面形状であり、内部には上側から内径が細い細径部41b、内径が中程度の中径部41d、内径が太い太径部41fの3つの異なる径の部分が形成される。細径部41bと中径部41dの接続部分は斜めにテーパー状に形成された肩部41cが形成され、この肩部41cがプランジャ44の肩部44dと接近又は離反することにより弁機構として機能する。細径部41bの上端部には壁41aにより閉鎖されており、その中央には貫通穴たる燃料入口42が形成される。燃料入口42には燃料管28(図1参照)の端部に接続されるが、接続のために形成されるジョイント部分の図示は省略しているが、公知の接続構造を用いて接続すれば良い。中径部41dの軸方向ほぼ中央付近にはOリング等のシール部材46を配置するための周方向に連続する円環状の溝41eを形成する。溝41eの断面形状(図4(1)で示す断面位置の形状)はシール部材46の断面形状に対応する形状とすると好ましく、本実施例では略半円状の断面形状としている。太径部41fの下端部分には、周方向に連続する円環状の溝41gが形成される。溝41gの断面形状(図4(1)で示す断面位置の形状)はシール部材48の断面形状に対応する形状とすると好ましく、本実施例では略半円状の断面形状としている。プランジャケース41の太径部41fの外側部分には、プランジャケース41をインシュレータ30に取り付けるためのフランジ部41iが設けられる。図4(1)ではフランジ部41iは一部分のみの図示で有り、その他の部分を記載していないがフランジ部41iに形成されたネジ穴(図示せず)に図示しないネジを貫通させてインシュレータ30に形成された図示しないネジ穴にネジを螺合させることによりプランジャケース41がインシュレータ30に固定されるもので、フランジ部を複数箇所設けて複数本(例えば2本)のネジを用いる。
プランジャケース41の内部空間は、円環状の溝41eから上側部分の第1プランジャ室43aと、下側部分の第2プランジャ室43bが画定される。ここで第2プランジャ室43bは吸入通路と連通する部分で有り、連通することにより第2プランジャ室43b内に存在する液化ガスが吸入通路の負圧により吸引されることにより、液化ガスが吸入通路内に供給される。プランジャケース41の外周側であって肩部41cの径方向外側付近においてはコイル50を巻回するための段差部41hが形成される。尚、プランジャケース41は、コイル50により発生される磁界に影響が無いように非磁性体の部材にて形成するのが好ましく、例えばアルミニウム合金又は合成樹脂性の材料により製造される。
図4(2)に示すようにプランジャ44は主に外径が細い細径部44aと、外径が太い太径部44bが形成され、細径部44aと太径部44bの接続部分にはやや斜めに段差状に形成される肩部44dが形成される。また太径部44bの上下方向中央付近には部分的に外側に突出するフランジ状に形成されるフランジ部44cが形成される。フランジ部44cは、円周方向に連続して形成されるものでその円環状の底面44eがインシュレータ30の表面に接することにより圧縮バネ49(図3参照)にて付勢されるプランジャ44の移動範囲を制限する。尚、フランジ部44cの機能はプランジャ44の移動範囲を制限であるため、その外径はプランジャケース41の太径部41fの内径に対応させる必要は無く、インシュレータ30の貫通穴30aに対して十分大きく、太径部41fの内径に対して十分なクリアランスを形成するように構成すれば良い。尚、フランジ部44cの機能から、円周方向に連続した形状だけで無く、円周方向に非連続の複数の突起部分にて形成するように構成しても良い。
プランジャ44の下側付近には、底面中央部から軸方向に延びる軸方向孔45bと、軸方向孔に連通し径方向に延びる径方向孔45aが形成される。軸方向孔45bの開口部はインシュレータ30の貫通穴30aから吸入通路内に突出する位置に配置され、その開口が燃料供給口となる。径方向孔45aの開口部はプランジャ44の太径部44b内であってフランジ部44cよりも下端側(燃料流入方向でみたら下流側)に形成される。尚、本実施例では径方向孔45aは1本であり、同じ太さの軸方向孔45bと連通されるが、径方向孔45aを周方向の複数箇所に開口を有する複数本の孔として共通の軸方向孔45bに連通させても良い。また、この際の径方向孔45aと軸方向孔45bの内径を適宜変更しても良い。さらに、軸方向孔45bをプランジャ44の軸心と偏心させて配置することにより、複数組の径方向孔と軸方向孔を形成するようにしても良い。
図5は燃料供給器40の動作状態を示す縦断面図であって、プランジャ44が図4の閉鎖位置から図6に後述する開放位置に移動する途中の状態を示す図である。コイル50に電流を流すことによりプランジャ44が圧縮バネ49の付勢力に抗して上側に移動を開始する。図5のようにプランジャ44が上側にL1移動した時に、プランジャ44の肩部44dがシール部材46と接触する位置に来るため、ガスボンベ60に連通している第1プランジャ室43aと、第2プランジャ室43bがシール部材46により空間的に分離され、液化ガス51は第1プランジャ室43aから第2プランジャ室43bへ流動できなくなる。また、この際には径方向孔45aの開口部はシール部材47よりも下側に位置しているため、第2プランジャ室43bは密閉状態にあり残存する液化ガス51は流動できない。
図6は燃料供給器40の動作状態を示す縦断面図であって、プランジャ44が開放位置にあって燃料を供給中の状態を示す図である。図5の状態からさらにプランジャ44が移動して移動距離の合計がL2を超えた後には、径方向孔45aの開口部はシール部材47よりも上側に位置するため軸方向孔45bが第2プランジャ室43bと連通する。その結果、軸方向孔45bの開口部から第2プランジャ室43bに存在する分の液化ガス51が吸入通路内に供給される。エンジンの吸気タイミングに合わせて放出された液化ガスは、常温常圧下のガスエンジン1のインシュレータ30の吸入通路に置かれるため、また、ピストン5の上昇/下降に伴うクランク室17の圧力変化で生じた気流により、気化が促されシリンダ3内の燃焼室4に気化ガス52として供給される。これにより効率よくクランク室17に気化ガス52を取り込むことができる。また、液化ガスの種類を適切に選択することで、寒冷時においてもエンジンが動作可能である。尚、この際の第2プランジャ室43b内の液化ガス51は、プランジャ44が図4の位置から図5の位置に移動することによって確保された量であるので、プランジャケース41とプランジャ44の形状により第2プランジャ室43bの容積を所定の量に設定すれば、コイル50への1回の通電で規定量の液化ガス51を吸入通路内に供給することができる。この際、第2プランジャ室43b内の液化ガス51がすべて吸入通路内に供給されない場合もあって第2プランジャ室43b内に液化ガス51が残存する場合もあり得るが、少なくとも第2プランジャ室43bの容積以上の液化ガスが吸入通路に供給されることはあり得ないので、規定量の液化ガスを効率良く供給することが可能となる。
その後に、コイル50の通電を停止することで、圧縮バネ49、ガスボンベ60内の燃料気化圧力によりプランジャ44が元の位置に戻り、肩部44dとシール部材46が離れることで第1プランジャ室43aと第2プランジャ室43bの分離状態が解かれ、第1プランジャ室43aを通じて第2プランジャ室43b内に液化ガスが再充填される。以上説明したように図4〜図6のようなプランジャ44の往復移動によって適切な量の液化ガスが供給されるが、その供給量は1回の吸気サイクル中のプランジャ44の開閉タイミングや開閉回数によって調整することが可能である。また、肩部44dからシール部材46までの距離L1を、径方向孔45aの開口位置からシール部材47までの距離L2よりも十分小さくしたので、プランジャ44の軸方向孔45bによって燃料供給が行われる前に確実に第1プランジャ室43aと第2プランジャ室43bが隔離されるので、過大な量の燃料が吸入通路内に流れ込むことを防止でき、高精度の燃料供給制御が可能となる。
図7は吸気ポート、掃気ポート及び排気ポートと燃料供給タイミングの関係を説明するポートタイミングダイヤグラムである。本実施例の2サイクルエンジンでは、掃気ポート、排気ポートをピストンによって開閉するので、ポート開閉時期は下死点に対して対称となる対称掃気となる。吸気ポート11はピストン5の下端部分により開閉されるので、その開閉タイミングは上死点の前後、クランク角で120°から240°の範囲となる。一方、排気ポートはクランク角300°から60°まで開口し、掃気ポートは排気ポートが開口している内の308°から52°の範囲内で開口する。この掃気ポートと排気ポートの両方が開口しているオーバーラップ間にシリンダ3内の燃焼ガスが掃気ポートから流入する新気により追い出される。アイドリング時などの低回転時には排気が掃気路内に逆流することも有るので、本実施例では吸気ポートの開口と掃気ポートの開口のタイミングが重複しない上に、燃料供給器40が吸気ポートの上流側(エアフィルタ34側)に設けられるので、燃料供給器40による燃料供給が燃料ガスの逆流によって阻害されること恐れがない。
燃料供給器40による燃料供給タイミングと供給量はスロットル開度、エンジン回転数、点火タイミングなどの情報を制御部に入力することで決定し、供給量を第2プランジャ室43bの容量で除した回数(この回数はクランク角360度内に行われる回数)を算出し、その回数分だけコイル50に電流を流しプランジャ44を動作させることで、エンジンの要求に見合った量の気化ガス52を燃焼室4に供給する。この供給するタイミングは、吸気ポート11の開閉している区間、即ちクランク角で120°から240°の間に行うと良い。この区間内に行えば、プランジャ44が図6に示す開放位置にくると負圧により吸入通路に供給された液化ガス51が一瞬で気化する。尚、プランジャ44の開閉を、クランク角の1回転当たり複数回行う場合は、クランク角で120°から240°の間に複数回行うように制御すると好ましい。
図8は、本実施例に係るガスエンジン1の制御回路図である。ガスエンジン1には燃料供給器40が設けられ、燃料供給器40は制御回路基板90に搭載される制御回路(制御装置)によって電子的に制御される。制御回路基板90はガスエンジン1の任意の箇所に設けることができるが、例えばエアクリーナボックス32の内部空間に設けるようにしても良い。制御回路はバッテリ80から電力を供給されるが、用いられるバッテリ80の種類、電圧、容量、収納位置などは任意である。また、ガスエンジン1に取り付けたマグネトーとそれに近接して配置されたコイルにより発電された電力を制御回路に供給してもよい。制御回路は、FET107、117、121と、抵抗器108、109、111、112、120と、電源スイッチ110と、コンデンサ113、114、115と、レギュレータ116と、マイコン118と、サーミスタ119を含んで構成される。マイコン118にはスロットル検出器130からの信号が入力され、スロットル検出器130によってスロットル開度に応じた電気信号がマイコン118に入力される。
マイコン118は、レギュレータ116によって供給される定電圧にて駆動され、複数有するA/D変換ポートには、エンジンの温度を示すサーミスタ119の出力信号、抵抗器111及び112によるバッテリ80の電圧を示す信号、回転検出用コイル105の出力信号、ガスエンジン1の任意の回転位置を検出するためのホールIC104の出力信号が入力される。エンジン回転パルス信号は、ガスエンジン1に取り付けられたマグネトーからの磁束を回転検出用コイル105によって電圧に変換し、マイコン118に入力されることで検出できるが、マグネトーの任意の位置に設けた永久磁石(図示せず)と、その永久磁石に対向する位置に設けたホールIC104を用いることにより、シリンダの任意の回転角度をより正確に検出することができる。マイコン118は、これらの入力値から所定の論理演算を行い、FET121のゲート信号の送出を行う。
FET121は、燃料供給器40に含まれるコイル50への電流供給を制御するためのスイッチング素子であり、マイコン118の指令(ゲート信号の供給)によってFET121のソース−ドレイン間が導通状態となり、燃料供給器40のコイル50が通電されてプランジャ44が図6のように吸入通路側に移動して、燃料供給状態となる。このコイル50への通電による燃料供給のタイミングと供給量は、スロットル検出器130から入力されるスロットル開度、回転検出用コイル105から入力されるエンジン回転数、ホールIC104から入力されるクランク角の検出信号、サーミスタ119からの温度検出信号、点火タイミングなどの各情報をもとにマイコン118が決定し、決定された供給量から第2の空間の容量(容積)で除した回数分だけコイル50に電流を流してプランジャ44を動作させる。本実施例のように制御手段(回路)を用いて燃料供給器40を電気的に制御することにより、エンジンの要求に見合った気化ガスを吸入通路内に適切に供給することができる。
次に図9を用いて第2の実施例について説明する。第2の実施例では燃料供給器40の配置を変えた場合の吸気ポート、掃気ポート及び排気ポートと燃料供給タイミングの関係を説明する図である。ここでは、図示していないがクランクケース2の外側から掃気通路12の流入方向と直交する方向に貫通する孔を形成して、プランジャ44の軸方向孔45bの開口部が掃気通路12内に開口するように掃気通路12を固定する。このように燃料供給器40を配置することにより、矢印92で示す液化ガスの供給開始タイミングを燃焼室4に設けられる掃気口が開くタイミング(矢印91、クランク角308°)より遅らせることができる。通常、掃気ポートの開放直後の新気は排気ガスと共にマフラーから排出されやすいが、掃気ポートの開放直後の新気部分(矢印91〜92の区間)には燃料を供給せずに、矢印92から掃気ポートの閉鎖タイミング(クランク角52°)の間の区間で燃料供給器40による1回又は複数回の燃料供給を掃気通路12に直接行うようにした。このように掃気が行われる区間であって掃気ポートの開放直後には燃料供給を行わないようにしたので、未燃焼ガスのマフラーからの排出量を大きく低減することができ、排ガス特性の向上を図れる。また、燃費の向上に大いに貢献する。
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば燃料供給器40の設置位置はインシュレータ30やクランクケース2だけでなく、エアフィルタ34から燃焼室4に至る吸入通路内の任意の位置に配置するようにしても良い。また、上記の実施例では2サイクルエンジンに適用したが、燃料供給器40を4サイクルエンジンの吸入通路に設けて、吸気バルブが開いたタイミングでコイル50に1回又は複数回通電することにより燃料を供給するように構成しても良い。
1 ガスエンジン 2 クランクケース
3 シリンダ 4 燃焼室
5 ピストン 6 クランク軸
7 点火プラグ 8 プラグキャップ
9 カウンターウェイト 10 エンジン
11 吸気ポート 12 掃気通路
13 排気ポート 15 マフラー
17 クランク室 19 気化ガス
20 メインケース 21 上部カバー
22 マフラーカバー 23 ワイヤー
25 オイルタンク 26 オイルキャップ
28 燃料管 30 インシュレータ
30a 貫通穴 32 エアクリーナボックス
32a ベース部材 32b カバー部材
34 エアフィルタ 35 混合器
37 ソケット 38 ボンベホルダ
40 燃料供給器 41 プランジャケース
41a 壁 41b 細径部
41c 肩部 41d 中径部
41e 溝 41f 太径部
41g 溝 41h 段差部
41i フランジ部 42 燃料入口
43a 第1プランジャ室 43b 第2プランジャ室
44 プランジャ 44a 細径部
44b 太径部 44c フランジ部
44d 肩部 44e 底面
45a 径方向孔 45b 軸方向孔
46、47、48 シール部材 49 圧縮バネ
50 コイル 51 液化ガス
52 気化ガス 60 ガスボンベ
61 口金 64 液化ガス
65 気化ガス 80 バッテリ
90 制御回路基板 104 ホールIC
105 回転検出用コイル 107、117、121 FET
108、109、111、112、120 抵抗器
110 電源スイッチ 113、114、115 コンデンサ
116 レギュレータ 118 マイコン
119 サーミスタ 130 スロットル検出器
L1 (肩部44dからシール部材46までの)距離
L2 (径方向孔45aの開口位置からシール部材47までの)距離
1001 刈払機 1002 操作桿
1003 回転刃 1004 ハンドル
1005 ガスボンベ

Claims (8)

  1. クランクケースと、前記クランクケースに取り付けられピストンが往復移動するシリンダと、
    前記シリンダ内の燃焼室に吸入される空気を濾過するエアフィルタと、
    前記エアフィルタから前記燃焼室に至る吸入通路と、
    液化ガスを充填した着脱式のガスボンベが取付けられるものであって前記ガスボンベから液化ガスを取り出すためのソケットと、
    前記ソケットから送られる液化ガスを所定単位ずつ液体のまま前記吸入通路に供給する燃料供給器と、
    前記燃料供給器による燃料の供給を制御する制御装置を備えることを特徴とするガスエンジン。
  2. 前記燃料供給器は電磁バルブを有し、
    前記制御装置は前記電磁バルブを、前記ピストンの一回転毎に一回以上の開閉操作をすることを特徴とする請求項1に記載のガスエンジン。
  3. 前記電磁バルブは、
    前記ソケットに接続される第1の空間と前記吸入通路に隣接して設けられる第2の空間を有するプランジャケースと、
    前記プランジャケース内において軸方向に移動するプランジャを有し、
    前記プランジャは、軸方向一端側に移動した際に前記第1と第2の空間を連通させ且つ前記第2の空間と前記吸入通路を遮断させ、軸方向他端側に移動した際に前記第1と第2の空間を遮断させ且つ前記第2の空間と前記吸入通路を連通させることを特徴とする請求項2に記載のガスエンジン。
  4. 前記プランジャに、前記軸方向他端側から貫通する軸方向孔と、前記軸方向孔と垂直方向に延びるように接続される径方向孔を形成し、これらの孔を通って前記第2の空間から前記吸入通路に液化ガスが吸引されることを特徴とする請求項3に記載のガスエンジン。
  5. 前記プランジャは永久磁石を含んで構成され、
    前記ソケットの外周側から前記プランジャの移動空間に磁界を形成するコイルを設けたことを特徴とする請求項4に記載のガスエンジン。
  6. 前記制御装置は前記コイルへの通電を制御し、スロットル開度及び/又はエンジン回転数に応じて前記コイルへの通電を制御することを特徴とする請求項5に記載のガスエンジン。
  7. 前記吸入通路は、前記エアフィルタを取り付ける容器と前記シリンダの間に設けられるインシュレータによりその一部が形成され、
    前記プランジャの前記他端が前記インシュレータ内の通路に露出するように前記燃料供給器が前記インシュレータに取り付けられることを特徴とする請求項6に記載のガスエンジン。
  8. 前記請求項1から7のいずれか一項に記載の前記ガスエンジンによって駆動される作業機器を有するガスエンジン作業機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108058198A (zh) * 2017-12-14 2018-05-22 陈俞英 一种pvc塑料材料切割装置

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