JP2014198944A - 固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライド操作される第一部材と第二部材とによって凹凸屋根の突条部を挟み込む、機能パネル装着用の固定具において、第二部材の天板部下方に位置する第一部材を視認しやすい固定具を提案する。
【解決手段】本発明は、軒方向D2に沿って突条部12を複数有する凹凸屋根1の突条部12を挟み込むことで凹凸屋根1上に取り付けられる、機能パネル4装着用の固定具2である。固定具2は、突条部12の軒方向D2の片側に当てられる第一部材5と、突条部12の軒方向D2の他側に当てられる第二部材6と、第一部材5と第二部材6とを軒方向D2に相対的にスライド移動させるスライド機構とを備える。第二部材6は、第一部材5の上面をスライドする天板部60を有する。天板部60には貫通窓600が設けられる。固定具2は、貫通窓600を通じて、天板部60の下方に位置する第一部材5を視認可能に設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、機能パネルを凹凸屋根上に取り付けるための固定具に関する。
従来から、特許文献1等によって、ソーラーパネル等の屋根上装置を、折半屋根材に取り付けるための金具本体が提案されている。
この金具本体は、折半屋根材のハゼ部の左右側面のうち一方の側面に当接される第一部材と、他方の側面に当接される第二部材とを有する。この金具本体は、第一部材と第二部材とをスライド操作してこの第一部材と第二部材によってハゼ部を挟持することで、ハゼ部に取り付けられる。
特開2006−322227公報
上述した特許文献1の金具本体では、第二部材は、第一部材の上面をスライドする天板材を有する。そのため、この金具本体では、第一部材と第二部材とをスライド操作する際に、第二部材の天板材の下方に位置する第一部材が傾いていたとしても、この天板材の下方に位置する第一部材を上方から視認することが難しい。
上記事情を鑑みて、本発明は、スライド操作される第一部材と第二部材とによって凹凸屋根の突条部を挟み込む、機能パネル装着用の固定具において、第二部材の天板部下方に位置する第一部材を視認しやすい固定具を提案することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の固定具は、軒方向に沿って突条部を複数有する凹凸屋根の前記突条部を挟み込むことで前記凹凸屋根上に取り付けられる、機能パネル装着用の固定具であって、前記突条部の軒方向の片側に当てられる第一部材と、前記突条部の軒方向の他側に当てられる第二部材と、前記第一部材と前記第二部材とを軒方向に相対的にスライド移動させるスライド機構と、を備え、前記第二部材は、前記第一部材の上面をスライドする天板部を有し、前記天板部には、貫通窓が設けられ、前記貫通窓を通じて、前記天板部の下方に位置する前記第一部材を視認可能に設けたことを特徴とする。
また、前記スライド機構は、前記第一部材と前記第二部材とに挿通されるボルトを有し、
前記貫通窓は、前記ボルトより軒側の箇所と棟側の箇所とに、それぞれ配されることが好ましい。
本発明の固定具では、第一部材の上面をスライドする第二部材の天板部に貫通窓を設けて、天板部の下方に位置する第一部材を視認可能としている。そのため、本発明の固定具では、第二部材の天板部下方に位置する第一部材を視認しやすい。
本発明の第一実施形態の固定具を凹凸屋根に取り付けた状態を示し、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。 同上の固定具を示し、(a)は組立状態の斜視図であり、(b)は(a)とは異なる角度から視た組立状態の斜視図であり、(c)は第一部材の斜視図であり、(d)は(c)とは異なる方向から視た第一部材及び取付具の斜視図であり、(e)は第二部材の斜視図である。 同上の固定具が用いられる屋根構造の一例を示す斜視図である。 同上の固定具の変形例を示し、(a)は第一部材と押さえ部材の分解斜視図であり、(b)は(a)の第一部材に第二ボルトを挿入した状態の分解斜視図であり、(c)は組立状態の斜視図である。
以下、本発明を添付図面に基づいて説明する。
本発明の実施形態の固定具2は、図1(a)に示すように、軒方向に沿って突条部12を複数有する凹凸屋根1上に取り付けられる。固定具2は、突条部12を挟み込むことで、凹凸屋根1上に取り付けられる。凹凸屋根1上に取り付けられた固定具2には、図3に示すように、太陽光発電パネル等の機能パネル4が取り付けられる。これにより、機能パネル4は、凹凸屋根1上に設置される。つまり、固定具2は、機能パネル4装着用の固定手段である。
図3には、片流れ屋根を有する建物100が示されている。以下の説明では、図3に示す取付状態を基準として各構成を説明し、傾斜した屋根面に沿って軒と棟を結ぶ方向を軒棟方向D1とし、軒に沿う方向を軒方向D2とする。なお、図1(a)は、図3の固定具2を設置した箇所の拡大図であり、機能パネル4の図示を省略した図である。
図3に示すように、建物100の屋根下地は、垂木等の建築躯体上に下地材3を設けることで形成される。下地材3は、例えば、野地板であり、ボルトや釘が打ち込み可能な材質(主に木材)で形成される。下地材3は、軒棟方向D1に平行であり、本実施形態では、棟側から軒側に向かって略一様な角度で下り傾斜している。
凹凸屋根1は、下地材3上に、軒方向D2に複数の凹凸屋根材を並べて設けられる。各凹凸屋根材は、金属製の板材で形成される。各凹凸屋根材は、下方に開口し且つ上方に突出する突条部12と、上方に開口し且つ下方に凹む凹部13とが、軒方向D2に交互に形成される屋根材である。各凹凸屋根材は、例えばガルバニウム鋼板を屈曲させて形成される。
図1に示すように、各凹部13の側面部13aは、隣接する突条部12の側面部を兼ねている。各凹部13の両側面部13aは、底面部13b(下面部)に対して略直角である。各凹凸屋根材は、凹部13の底面部13bが下地材3上に載置される。各凹凸屋根材は、例えば、突条部12に、フックボルトやチャンネルボルト等の固着具(図示せず)を貫通させることで下地材3に固定される。各凹凸屋根材の突条部12とその下方の下地材3との間には、通気空間が形成される。
各凹凸屋根材は、図1(b)に示すように、その側端部が凹部13で形成されている。この軒方向D2の端部である凹部13の外側面部13cが、下地材3上に設けた連結部材14の側面に重ねられる。各凹凸屋根材は、外側面部13cの上端に、凹部13の内側に向けて折れ曲がったガイド部13dを備える。
連結部材14は、角材であり、軒棟方向D1の長さが凹凸屋根1の軒棟方向D1の長さと略同じである。また、連結部材14は、凹凸屋根1の突条部12の内側の通気空間と略同じ大きさである。連結部材14は、下地材3上に載置されて、接着剤や釘やボルト等の固着具(図示せず)によって下地材3に固定される。
連結部材14の両側面に各凹凸屋根材の外側面部13cがそれぞれ重ねられた状態で、連結部材14にはカバー部材15が取り付けられる。カバー部材15は、各凹凸屋根材と同じ材料で形成され、軒棟方向D1の長さが連結部材14の軒棟方向D1の長さと略同じである。カバー部材15は、下方に開口する略逆U字状の部材であり、その軒方向D2の両側部の下部には、カバー部材15の内側に向けて凹んだ係止用凹部16を備える。カバー部材15の軒方向D2の両側部の下端は、カバー部材15の内側に向けて折れ曲がった折り返し部17となっている。
本実施形態の固定具2は、軒方向に並ぶ複数の突条部12のうち、連結部材14にカバー部材15が取り付けられて形成される突条部12に取り付けられる。なお、固定具2は、これ以外の突条部12に取り付けるようにしてもよい。その場合、固定具2が取り付けられる突条部12に、係止用凹部16を形成すればよい。
固定具2は、図2(c)に示す第一部材5と、図2(d)に示す第二部材6と、第一部材5と第二部材6とを軒方向に相対的にスライド移動させるスライド機構と、機能パネル4を取り付けるための取付具8と、を備える。以下では、軒棟方向D1を前後方向とし、軒方向D2を左右方向として、固定具2の説明を行う。
第一部材5は、図2に示すように、第一天板部50、垂下部51、第一挟持部52、スライド台部53、第一連結部54、前脚部55、及び後脚部56を備える。
第一天板部50は、平面視略矩形の板状である。第一天板部50には、取付具8が挿通される挿通孔500が形成されている。挿通孔500は、第一天板部50を上下方向に貫通する孔である。挿通孔500は、第一天板部50の前後方向及び左右方向の中央部に配されている。
第一天板部50の下面には、図2(c)に示すように、取付具8の後述するボルト80の頭部の回転を規制する規制突起501が設けられている。規制突起501は、挿通孔500の前後にそれぞれ配されている。本実施形態では、各規制突起541は、下方に向けて突出した半円状の突起である。
天板部50の一端部(左端部)からは、垂下部51が下方に向けて突出している。垂下部51の下端部からは、第一挟持部52が他端側(右側)に向けて突出している。第一挟持部52の突出先端面(右面)には、右側に向けて突出する突起520を備える。突起520は、複数(図では2つ)設けられ、互いに前後方向に離間している。第一部材5は、第一挟持部52が突条部12の軒方向の片側(左側)の係止用凹部16に挿入されて、突起520が係止用凹部16の奥面に当てられる。
垂下部51は、天板部50の左端部から垂下した上半部511と、上半部511の下端から左側に突出した中片部512と、中片部512の左端から垂下した下半部513と、を有する。つまり、垂下部51は、上下方向の中央部分が一旦左側に折れ曲がったクランク状である。また、垂下部51には、前後方向の一部に、左側に隆起した隆起部514が形成されている。隆起部514は、複数(図では2つ)設けられ、互いに前後方向に離間している。隆起部514は、上半部511、中片部512及び下半部513に亘って設けられている。隆起部514を設けることで、垂下部51は、平板状のものと比べて、強度が向上する。なお、垂下部51の右面のうち、各隆起部514の右側には凹部が形成される。
第一天板部50の他端部(右端部)からは、スライド台部53が下方に向けて突出している。スライド台部53は、第一天板部50の右端部から垂下した縦片部530と、縦片部530の下端部から右側に向けて突出した横片部531とを有する。縦片部530には、前後方向の一部に、右側に隆起した隆起部532が形成されている。隆起部532は、複数(図では2つ)設けられ、互いに前後方向に離間している。横片部531は、板状に形成されている。
図2(d)に示すように、横片部531の右端部には、前後方向の一部に、目印となる目印凹部533が形成されている。目印凹部533は、左右方向を長手方向とする直線状の溝である。本実施形態では、横片部531の右端部の前後方向の一部を下方に向けて凹ませることで目印凹部533を設けている。これにより、横片部531の下面のうち、目印凹部533の真下の箇所には、隆起部534が形成される。
目印凹部533は、複数(図では2つ)設けられ、互いに前後方向に離間している。複数の目印凹部533は、第一連結部54に形成される第一連結孔540より前側(軒側)の箇所と後側(棟側)の箇所とにそれぞれ配置される。言い換えると、目印凹部533は、第一連結孔540に挿通される連結具7のボルト70より前側(軒側)の箇所と後側(棟側)の箇所とにそれぞれ配置される。
スライド台部53の他端部(右端部)である横片部531の右端部からは、第一連結部54が垂下している。第一連結部54は、板状である。第一連結部54には、後述する連結具7が挿通される第一連結孔540が形成されている。第一連結孔540は、第一連結部54を左右方向に貫通する。第一連結孔540は、第一連結部54の前後方向の中央部に配されている。
図2(c)に示すように、第一連結部54の左面には、連結具7のボルト70の頭部の回転を規制する規制突起541が設けられている。規制突起541は、第一連結孔540の前後にそれぞれ配されている。本実施形態では、各規制突起541は、第一連結孔540側の面が三角形状に凹んでいる。各規制突起541は、第一連結部54の右面を左側に凹ませることで形成されている。そのため、第一連結部54の右面には、各規制突起541に対応する箇所に、凹部544が形成されている。各凹部544は、各規制突起541と同形状である。
また、第一連結部54の下端面には、前後方向の一部に、上方に凹んだ凹部542が形成されている。凹部542は、複数(図では2つ)設けられ、互いに前後方向に離間している。
また、第一連結部54の上端部の右面には、図2(d)に示すように、前後方向の一部に、目印となる目印凹部543が形成されている。目印凹部543は、上下方向を長手方向とする直線状の溝である。本実施形態では、第一連結部54の上端部の前後方向の一部を左側に向けて凹ませることで目印凹部543を設けている。そのため、図2(c)に示すように、第一連結部54の上端部の左面のうち、目印凹部543の真左の箇所には、隆起部545が形成される。
目印凹部543は、複数(図では2つ)設けられ、互いに前後方向に離間している。複数の目印凹部543は、第一連結孔540より前側(軒側)の箇所と後側(棟側)の箇所とにそれぞれ配置される。言い換えると、目印凹部543は、第一連結孔540に挿通される連結具7のボルト70より前側(軒側)の箇所と後側(棟側)の箇所とにそれぞれ配置される。各目印凹部543は、横片部531の各目印凹部533と一直線状に並んでおり、各目印凹部543の上端は、各目印凹部533の右端に連通している。
第一天板部50の前端部からは、前脚部55が垂下している。前脚部55の下端部からは前方に向けて受け部550が突出している。前脚部55及び受け部550は、板状である。
第一天板部50の後端部からは、後脚部56が垂下している。後脚部56の下端部からは後方に向けて受け部560が突出している。後脚部56及び受け部560は、板状である。
第二部材6は、図2(a),(b),(e)に示すように、天板部60、第二連結部61、第二挟持部62、前壁部63及び後壁部64を有する。以下では、第二部材6の天板部60を第二天板部60という。第二天板部60、第二連結部61、第二挟持部62、前壁部63及び後壁部64はいずれも板状である。第二部材6は、左側に向けて開口した有底角筒状である。
第二天板部60は、第二部材6のうち、第一部材5の横片部531の上面に載せられて、この上面を左右方向にスライドする部位である。第二天板部60の他端部(右端部)からは、第二連結部61が垂下している。第二連結部61の下端部からは一端側(左側)に向けて第二挟持部62が突出している。第二連結部61の前端からは一端側(左側)に向けて前壁部63が突出している。第二連結部61の後端からは一端側(左側)に向けて後壁部64が突出している。第二天板部60、第二連結部61、第二挟持部62、前壁部63及び後壁部64は一体に設けられている。これにより、第二部材6は、左側に向けて開口した有底角筒状となっている。第二挟持部62は、第二天板部60よりも第二連結部61からの左側への突出長さが長い。
図2(a),(e)に示すように、第二天板部60の他端部(右端部)には、前後方向の一部に、貫通窓600が形成されている。貫通窓600は、第二天板部60を上下方向に貫通する。貫通窓600は、複数(図では2つ)設けられ、互いに前後方向に離間している。複数の貫通窓600は、第二連結部61に形成される第二連結孔610より前側(軒側)の箇所と後側(棟側)の箇所とにそれぞれ配置される。言い換えると、貫通窓600は、第二連結孔610に挿通される連結具7のボルト70より前側(軒側)の箇所と後側(棟側)の箇所とにそれぞれ配置される。第一連結部54の右面に第二連結部61の左面を当接させた状態で、各貫通窓600の真下には、各目印凹部533が位置する。
第二天板部60の左端面には、前後方向の一部に、右側に向けて凹んだ凹部601が形成されている。凹部601は、複数(図では2つ)設けられ、互いに前後方向に離間している。各凹部601は、第一部材5のスライド台部53の縦片部530の隆起部532を嵌め込み可能に設けられている。
第二連結部61の前後方向の中央部には、第二連結孔610が形成される。第二連結部61における第二連結孔610の配置は、第一連結部54における第一連結孔540の配置に対応している。言い換えると、第二連結孔610は、第一連結部54と第二連結部61とを当接させた状態で左右方向から視て第一連結孔540に重なる位置に設けられる。
また、本実施形態では、図2(a)に示すように、第二連結部61の上端部には、前後方向の一部に、貫通窓611が形成されている。貫通窓611は、第二連結部61を左右方向に貫通する。貫通窓611は、複数(図では2つ)設けられ、互いに前後方向に離間している。複数の貫通窓611は、第二連結孔610より前側(軒側)の箇所と後側(棟側)の箇所とにそれぞれ配置される。言い換えると、貫通窓611は、第二連結孔610に挿通される連結具7のボルト70より前側(軒側)の箇所と後側(棟側)の箇所とにそれぞれ配置される。各貫通窓611は、第二天板部60の各貫通窓600と一直線状に並んでおり、各貫通窓611の上端は、各貫通窓600の右端に連通している。第一連結部54の右面に第二連結部61の左面を当接させた状態で、各貫通窓611の真左には、各目印凹部543が位置する。
第二挟持部62には、図2(e)に示すように、突出先端面(左端面)の前後方向の一部に、左側に向けて突出する突起620を備える。突起620は、複数(図では2つ)設けられ、互いに前後方向に離間している。第二部材6は、この突起620が、突条部12の軒方向の他側(右側)の係止用凹部16の奥面に当てられる。
また、第二挟持部62の右端部の上面には、前後方向の一部に、上方に隆起した突起621が形成されている。各突起621は、第二挟持部62の右端部の下面を上方に凹ませることで形成される。そのため、第二挟持部62の右端部の下面のうち、各突起621の真下の箇所には、凹部622が形成される。突起621は、複数(図では2つ)設けられ、互いに前後方向に離間している。複数の突起621は、第二連結孔610より前側の箇所と後側の箇所とにそれぞれ配置される。各突起621は、第一部材5の第一連結部54の各凹部542に嵌め込み可能に設けられている。
前記スライド機構は、第一部材5の第一連結部54の第一連結孔540と、第二部材6の第二連結部61の第二連結孔610と、連結具7とで構成される。連結具7は、第一部材5の第一連結孔540と第二部材6の第二連結孔610とに挿通されるボルト70を有する。以下では、ボルト70を第一ボルト70という。連結具7は、第一ボルト70の他に、ナット71及びワッシャ72を有する。本実施形態では、第一連結孔540と第二連結孔610の直径は同じであり、第一ボルト70の軸部の直径よりも僅かに大きい。
第一連結孔540と第二連結孔610とを左右方向に合わせて、連結具7の第一ボルト70を左側から挿通させることで、第二部材6はこの第一ボルト70に沿って第一部材5に対して接離する方向(左右方向)にスライド自在となる。ここで、第一連結孔540と第二連結孔610とに第一ボルト70を挿通させた状態で、第一ボルト70の頭部が第一連結孔540の左側に配される。この挿通状態のときに、第一ボルト70の軸部にワッシャ72及びナット71を取り付けることで、第一部材5と第二部材6とは連結される。ワッシャ72及びナット71は、第二連結孔610の右側に配される。第一部材5と第二部材6とが連結された状態で、第一ボルト70の頭部と、ワッシャ72及びナット71との間に、第一部材5の第一連結部54と第二部材6の第二連結部61が位置する。
本実施形態では、第二天板部60と第二挟持部62との間の上下距離は、第一部材5の横片部531の上端(上面)から第一連結部54の最下端までの距離よりも僅かに長く、前壁部63と後壁部64との間の前後距離は、横片部531及び第一連結部54の前後長さよりも僅かに長い。これにより、第一部材5に対して第二部材6を左右方向にスライド移動させる際に、第二部材6の第二天板部60、第二挟持部62、前壁部63、後壁部64が、スライド方向を規制するガイド壁として機能する。
なお、本実施形態では、第一部材5と第二部材6とが連結された状態で、ナット71を締め付けるとき、第一ボルト70の頭部を第一連結部54の左面の一対の規制突起541に係止させることができる。これにより、ナット71を回転させることで第一ボルト70が供回りすることを抑制することができる。
第一部材5の挿通孔500に取り付けられる取付具8は、ボルト80、ナット81、及びワッシャ82を有する。以下では、ボルト80を第二ボルト80という。
上述した第一部材5、第二部材6、連結具7、及び取付具8は、例えば、以下のようにして製造工場で組み立てられて、固定具2をなす。なお、固定具2は、施工現場で組み立てられてもよい。
まず、作業者(組み立て者や施工者)は、第一部材5の第一天板部50の挿通孔500に、下方から取付具8の第二ボルト80の軸部を挿入する。次いで、作業者は、第一部材5より上方に突出させた第二ボルト80の軸部にワッシャ82及びナット81を取り付けてねじ締めして、取付具8を第一部材5に装着する。このとき、作業者は、第二ボルト80の頭部を、第一天板部50の下面に形成した一対の規制突起501間に配した状態でナット81をねじ締めすることで、第二ボルト80が供回りすることを防止できる。ナット81がワッシャ82を介して第一天板部50に当接するまでねじ締めされた状態の第二ボルト80は、機能パネル4が取り付けられるときにも、供回りしにくいものとなっている。
次いで、作業者は、第二部材6の第二天板部60を第一部材5の横片部531の上面に重ねて、第一部材5の第一連結部54の左側から、第一部材5の第一連結孔540と、第二部材6の第二連結孔610とに、連結具7の第一ボルト70の軸部を挿通させる。次いで、作業者は、第二連結部61よりも右側に突出した第一ボルト70の軸部にワッシャ72及びナット71を取り付ける。
以上のようにして組み立てられた固定具2は、施工現場にて、施工者によってナット71が締め付けられてスライド操作されることで、凹凸屋根1上で突条部12に取り付けられる。このとき、施工者は、固定具2の第一挟持部52が、突条部12の左側の係止用凹部16の左側に位置し、第二挟持部62が、突条部12の右側の係止用凹部16の右側の位置するように、固定具2を配置して、ナット71を締め付ける。
施工者がナット71を締め付けることで、第一挟持部52が突条部12の左側の係止用凹部16に挿入され、且つ第二挟持部62が突条部12の右側の係止用凹部16に挿入される。そしてさらに施工者がナット71を締め付けることで、図1(b)に示すように、第一挟持部52の突起520が左側の係止用凹部16の底面に押し当たり、第二挟持部62の突起620が右側の係止用凹部16の底面に押し当たる。
ここで、本実施形態の固定具2では、第一部材5の上面をスライドする第二部材6の天板部60に貫通窓600を設け、この貫通窓600を通じて、天板部60の下方に位置する第一部材5の第一連結部54を視認可能としている。
そのため、本実施形態の固定具2では、ナット71を締め付けてスライド操作を行う際に、貫通窓600を通じて、第一連結部54の第二連結部61に対する傾きが視認しやすいものとなっている。
したがって、貫通窓600から視た第一連結部54が、第二部材6の第二連結部61に対して平行でなく傾いていれば、施工者は、第二部材6の傾きを調整して、第一連結部54と第二連結部61とを平行にすることができる。これにより、本実施形態の固定具2は、第一挟持部52の前後2つの突起520両方が左側の係止用凹部16の底面に押し当たり、第二挟持部62の前後2つの突起620両方が右側の係止用凹部16の底面に押し当たる状態で、突条部12を挟持することができる。よって、本実施形態の固定具2は、突条部12に対して堅固に取り付けることができるものとなっている。
施工者は、突条部12に固定具2を取り付けた後、固定具2の取付具8を用いて、機能パネル4を凹凸屋根1上に取り付ける。
なお、本実施形態の固定具2は、第一連結部54の右面と第二連結部61の左面とが当接するまでナット71を締め付けた状態では、第二部材6の各凹部601に第一部材5の各隆起部532が嵌まり込み、第二部材6の各突起621が第一部材5の各凹部542に嵌まり込む。これにより、この状態では、第二部材6は、第一部材5に対するガタツキがより確実に防止される。
本実施形態の固定具2では、貫通窓600を、第一ボルト70より軒側の箇所と棟側の箇所とにそれぞれ配している。そのため、第一連結部54が第二連結部61に対して傾いていれば、軒側の貫通窓600と、棟側の貫通窓600とで第一連結部54の視え方が異なる。これにより、本実施形態の固定具2では、貫通窓600を通じて、第一連結部54の傾きが視認しやすいものとなっている。
また、本実施形態の固定具2では、スライド操作の際に、各貫通窓600の下方に直線状の各目印凹部533が位置し、各貫通窓611の左側に直線状の各目印凹部543が位置する。これにより、本実施形態の固定具2では、各貫通窓600,611を通じて、各目印凹部533,543を視認することで、第一連結部54の第二連結部61に対する傾きがさらに視認しやすいものとなっている。
しかも、本実施形態の固定具2では、この各目印凹部533,543の形成に伴って、隆起部534,545を形成するようにしたことで、横片部531及び第一連結部54の補強も行うことができる。
また、本実施形態の固定具2では、縦片部530に隆起部532を形成することで、この隆起部532によって縦片部530の補強を行うことができる。そしてさらに、本実施形態の固定具2では、この隆起部532が嵌まり込む凹部601を第二部材6に設けることで、隆起部532を補強用としてだけでなくガタツキ防止用の係止部としても活用することができる。
また、本実施形態の固定具2では、第二挟持部62に形成した突起621も補強用としてだけでなくガタツキ防止用の係止部としても活用することができる。
以上説明した本実施形態の固定具2は、図4に示すように、隆起部514、突起520、隆起部532、凹部542、凹部601、及び突起621を有さない様態であってもよい。図4には、本実施形態の固定具2の変形例を示している。
垂下部51には、図4に示すように、上半部511から中片部512に亘る切り欠き孔515を形成してもよい。また、縦片部530の上端に、突片535を上方に突出させて設けてもよい。
また、固定具2の下面には、一対の規制突起501に代えて、図4に示すように、一対の係止部502を形成して、この一対の係止部502に、押さえ部材9を装着するようにしてもよい。
押さえ部材9は、底片部90と、底片部90の両側端部から上方に向けて突出した側片部91と、各側片部91の上端から底片部90から離れる向きに突出した上片部92とを備える。押さえ部材9は、底片部90と両側片部91とで囲まれる空間に、取付具8の第二ボルト80の頭部を収容可能である。この空間に頭部を収容することで第二ボルト80は両側片部91によって回転が規制される。両側片部91間の距離は、第二ボルト80の頭部の最大径よりも小さい。
一対の係止部502は、第一天板部50の下面から垂下した垂下片503と、垂下片503の下端から側方に向けて突出した支持片504とを備える。各係止部502は、例えば、第一天板部50の一部を切り起こして形成される。一対の係止部502は、挿通孔500に対して、平面視にて点対称に配されている。
図4(b)に示すように、第一天板部50の挿通孔500に下方から第二ボルト80の軸部を挿通させ、第二ボルト80の頭部を第一天板部50の下面に当接させた状態で、押さえ部材9は、一対の係止部502に取り付けられる。押さえ部材9は、両上片部92を第一天板部50の下面に当接させた状態で、回転させることで一対の係止部502によって係止される。
このように第二ボルト80の頭部を押さえ部材9で抜け止めすることで、第二ボルト80にワッシャ82及びナット81を取り付けるまで、第二ボルト80が抜け落ちないように保持し続ける必要がないため、第二実施形態の固定具2は、組立しやすいものとなっている。
また、第二ボルト80に取り付けたナット81が緩んだ場合に、第二ボルト80の第一天板部50からの上方への突出長さが短くなることを防止できる。
また、本変形例の固定具2においても、貫通窓600を通じて、天板部60の下方に位置する第一部材5の第一連結部54を視認可能としており、第一連結部54の第二連結部61に対する傾きが視認しやすいものとなっている。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 凹凸屋根
2 固定具
4 機能パネル
5 第一部材
6 第二部材
12 突条部
60 天板部
70 ボルト(第一ボルト)
600 貫通窓

Claims (2)

  1. 軒方向に沿って突条部を複数有する凹凸屋根の前記突条部を挟み込むことで前記凹凸屋根上に取り付けられる、機能パネル装着用の固定具であって、
    前記突条部の軒方向の片側に当てられる第一部材と、前記突条部の軒方向の他側に当てられる第二部材と、前記第一部材と前記第二部材とを軒方向にスライド移動させるスライド機構と、を備え、
    前記第二部材は、前記第一部材の上面をスライドする天板部を有し、
    前記天板部には、貫通窓が設けられ、
    前記貫通窓を通じて、前記天板部の下方に位置する前記第一部材を視認可能に設けたことを特徴とする固定具。
  2. 前記スライド機構は、前記第一部材と前記第二部材とに挿通されるボルトを有し、
    前記貫通窓は、前記ボルトより軒側の箇所と棟側の箇所とに、それぞれ配されることを特徴とする請求項1に記載の固定具。
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