JP2014198369A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】先端に被搬送物が配置され平行移動および回転するアームを高速に駆動する搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送装置1は、互いに平行に延在する第1ガイド部2および第2ガイド部3と、第1ガイド部2に沿って配置された第1無端ベルト4と、第2ガイド部3に沿って配置された第2無端ベルト5と、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5を個別に循環駆動させる駆動モータ6a,6bと、第1ガイド部2および第2ガイド部3に、これら第1ガイド部2および第2ガイド部3の延在方向にスライド可能に支持され、かつ、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5に係合し、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5の駆動および駆動速度差によって平行移動および回転するアーム支持部7と、先端8a側でレーザ加工ヘッドHを支持し、基端8b側がアーム支持部7に支持されたアーム8と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、搬送装置に関する。詳しくは、アームを平行移動および回転させる搬送装置に関する。
従来、被搬送物を平面上で主軸方向および副軸方向に搬送する搬送装置として特許文献1に開示された技術がある。
特許文献1に開示された技術は、ヘッド(被搬送物)を載置した副軸ユニットの両端を左右の主軸ベース部に沿って、独立して駆動される2本のベルトにより駆動する。その際、これら2本のベルトの両端に配置されたベルト駆動プーリそれぞれを主軸駆動サーボモータにより駆動する。また、左右の主軸ベース部に取り付けたリニアエンコーダによって副軸ユニットの両端における位置と速度を検出する。これにより、リニアエンコーダとサーボモータとがフルクローズループにより制御されるように配置し、2本のベルトを同期駆動させるようにしていた。
特開平7−202488号公報
ところで、近年、サイクルタイムを向上するために、搬送装置による搬送を高速化することが望まれている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、副軸ユニットは、長尺状であり、ヘッドが固定されたベルトとベルトの両端に配置されたベルト駆動プーリそれぞれを駆動する2個の副軸駆動モータとを有している。このため、副軸ユニットの重量が大きく、副軸ユニットを移動させることに時間がかかる。よって、搬送装置による搬送を高速化することに限界があった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、平行移動および回転するアームを高速に駆動する搬送装置を提供することにある。
(1) 本発明の搬送装置(例えば、後述の搬送装置1)は、互いに平行に延在する第1ガイド部(例えば、後述の第1ガイド部2)および第2ガイド部(例えば、後述の第2ガイド部3)と、前記第1ガイド部に沿って配置された第1無端ベルト(例えば、後述の第1無端ベルト4)と、前記第2ガイド部に沿って配置された第2無端ベルト(例えば、後述の第2無端ベルト5)と、前記第1無端ベルトおよび前記第2無端ベルトを個別に循環駆動させる循環駆動部(例えば、後述の駆動モータ6a,6b)と、前記第1ガイド部および前記第2ガイド部のうち少なくとも一方に、これらガイド部の延在方向にスライド可能に支持され、かつ、前記第1無端ベルトおよび前記第2無端ベルトに係合し、前記第1無端ベルトおよび前記第2無端ベルトの駆動および駆動速度差によって平行移動および回転するアーム支持部(例えば、後述のアーム支持部7)と、先端側で被搬送物(例えば、後述のレーザ加工ヘッドH)を支持し、基端側が前記アーム支持部に支持されたアーム(例えば、後述のアーム8)と、を備えることを特徴とする。
(1)の発明によれば、アームの基端側がアーム支持部に支持される。アーム支持部は、第1ガイド部および第2ガイド部のうち少なくとも一方に、これらガイド部の延在方向にスライド可能に支持され、かつ、第1無端ベルトおよび第2無端ベルトに係合し、第1無端ベルトおよび第2無端ベルトの駆動および駆動速度差によって平行移動および回転する。これにより、アーム支持部は、第1無端ベルトおよび第2無端ベルトの駆動および駆動速度差によって平行移動および回転可能な形状であればよく、長尺状である必要がなく、小型化ができる。また、アーム支持部を平行移動および回転させる駆動部は、第1無端ベルトおよび第2無端ベルト並びに循環駆動部であり、アーム支持部上に設けられず、アーム支持部の重量を小さくできる。したがって、小型化・軽量化されたアーム支持部が高速に移動でき、簡単な構成でアームを高速に駆動することができる。
(2) 前記アームは、前記基端側に当該アームを上下方向に移動させる駆動手段を備えたことを特徴とする(1)に記載の搬送装置。
(2)の発明によれば、アームは、基端側に当該アームを上下方向に移動させる駆動手段(例えば、後述の駆動機構)を備える。これにより、アームは、アームの基端側に備えられた駆動手段によって上下方向に移動できる。このため、アームの先端側の慣性重量を最小化でき、アームを高速に駆動することができる。
本発明によれば、先端に被搬送物が配置され平行移動および回転するアームを高速に駆動する搬送装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る搬送装置を示す上方斜視図である。 上記実施形態に係る搬送装置を示す下方拡大斜視図である。 上記実施形態に係る搬送装置を示す図であり、(a)が上面図であり、(b)が側面図であり、(c)が正面図である。 上記実施形態に係る搬送装置の動作を示す図であり、(a)がアーム支持部を平行移動させるモードを示す図であり、(b)がアーム支持部を平行移動させつつ回転させるモードを示す図であり、(c)がアーム支持部を平行させずに回転させるモードを示す図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る搬送装置1を示す上方斜視図である。図2は、本実施形態に係る搬送装置1を示す下方拡大斜視図である。図3(a),(b),(c)は、本実施形態に係る搬送装置1を示す図であり、図3(a)が上面図であり、図3(b)が側面図であり、図3(c)が正面図である。
搬送装置1は、被搬送物としてのレーザ加工ヘッドHをA方向に平行移動させると共にR方向に回転させるものである。
レーザ加工ヘッドHは、レーザ加工装置を搭載したヘッドであり、図示しない制御装置からの制御信号によってA方向およびR方向に平面上を移動し、鉄板などから所定の形状を切り取るように鉄板などにレーザを照射し加工を行う。
搬送装置1は、第1ガイド部2と、第2ガイド部3と、第1無端ベルト4と、第2無端ベルト5と、駆動モータ6a,6bと、アーム支持部7と、アーム8と、を備える。
第1ガイド部2は、上面、左側面および下面を有する断面コ字状の長尺状であり、A方向に延在する。第1ガイド部2は、延在方向の両端にそれぞれプーリ9a,9bを有する。プーリ9a,9bは、プーリ軸と円板とから構成され、プーリ軸を上下方向に延在し、円板の外周面を鋸歯のように上下方向に延びる多数の凹凸に形成されている。
第1ガイド部2は、上面および下面に延在方向に延びるガイドレール10a,10bをそれぞれ有する。
第2ガイド部3は、上面、右側面および下面を有する第1ガイド部2と同様な断面コ字状の長尺状であり、A方向に延在する。第1ガイド部2および第2ガイド部3は、断面コ字状の凹部を互いに向き合わせ、互いに平行に延在する。第2ガイド部3は、延在方向の両端にそれぞれプーリ11a,11bを有する。プーリ11a,11bは、プーリ軸と円板とから構成され、プーリ軸を上下方向に延在し、円板の外周面を鋸歯のように上下方向に延びる多数の凹凸に形成されている。
第2ガイド部3は、上面および下面に第1ガイド部2と同様な延在方向に延びるガイドレール12a,12bをそれぞれ有する。
第1無端ベルト4は、可撓性部材で構成され、第1ガイド部2の2個のプーリ9a,9bに掛け回され、第1ガイド部2に沿って配置されている。第1無端ベルト4の内周面は、プーリ9a,9bの円板の外周面に噛み合うように上下方向に延びる多数の凹凸に形成されている。第1無端ベルト4の外周面は、内周面と同様に鋸歯のように上下方向に延びる多数の凹凸に形成されている。第1無端ベルト4のうち搬送装置1の内側で第1ガイド部2に沿って延在する右側領域は、第1ガイド部2から露出する。
第2無端ベルト5は、可撓性部材で構成され、第2ガイド部3の2個のプーリ11a,11bに掛け回され、第2ガイド部3に沿って配置されている。第2無端ベルト5の内周面は、プーリ11a,11bの円板の外周面に噛み合うように上下方向に延びる多数の凹凸に形成されている。第2無端ベルト5の外周面は、内周面と同様に鋸歯のように上下方向に延びる多数の凹凸に形成されている。第2無端ベルト5のうち搬送装置1の内側で第2ガイド部3に沿って延在する左側領域は、第2ガイド部3から露出する。
駆動モータ6a,6bは、サーボモータであり、循環駆動部を構成する。駆動モータ6aは、プーリ9aを有する第1ガイド部2の延在方向の一端部にそれぞれ配置される。駆動モータ6bは、プーリ11aを有する第2ガイド部3の延在方向の一端部に配置される。駆動モータ6a,6bは、モータ軸をプーリ9a,11aそれぞれのプーリ軸に連結し、正転および逆転可能であり、プーリ9a,11aを正転および逆転の両方に駆動可能である。これにより、駆動モータ6a,6bは、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5を個別に循環駆動する。
アーム支持部7は、上スライド部71と、下スライド部72と、支持軸73と、ギア74と、伝達軸75と、を有する。アーム支持部7は、軽量かつ高強度なCFRP製である。
上スライド部71は、矩形の平板状であり、下面に第1ガイド部2および第2ガイド部3の上面のガイドレール10a,12aにそれぞれ遊嵌するガイド部材76a,76bを有する。ガイド部材76a,76bは、2箇所ずつ設けられ、下方に凹んだ断面コ字状であり、第1ガイド部2および第2ガイド部3のガイドレール10a,12aと同様に第1ガイド部2および第2ガイド部3の延在方向に延びる。
上スライド部71は、軽量化のために肉抜き孔71aを複数有する。
下スライド部72は、矩形の平板状であり、上面に第1ガイド部2および第2ガイド部3の下面のガイドレール10b,12bにそれぞれ遊嵌するガイド部材77a,77bを有する。ガイド部材77a,77bは、2箇所ずつ設けられ、上方に凹んだ断面コ字状であり、第1ガイド部2および第2ガイド部3のガイドレール10b,12bと同様に第1ガイド部2および第2ガイド部3の延在方向に延びる。
下スライド部72は、軽量化のために肉抜き孔72aを複数有する。
支持軸73は、円柱状であり、上スライド部71の下面と下スライド部72の上面とを間隔を空けて支持する。支持軸73は、上スライド部71および下スライド部72の4隅に鉛直方向に延伸して4箇所配置される。支持軸73は、延在方向中央部を鋸歯のように上下方向に延びる多数の凹凸に形成されている。
ギア74は、円板状であり、外周面を第1無端ベルト4および第2無端ベルト5に接触させる。ギア74は、4本の支持軸73で囲まれた範囲の中心にギア中心が合わせられ、外径が隣り合う2本の支持軸73を結ぶ直線からはみ出すように構成される。そして、ギア74の外周面は、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5の内周面に噛み合うように上下方向に延びる多数の凹凸に形成されている。これにより、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5は、隣り合う2本の支持軸73の延在方向中央部に形成された多数の凹凸に第1無端ベルト4および第2無端ベルト5の外周面に形成された多数の凹凸を噛み合わせて当該隣り合う2本の支持軸73に引っ掛かり、当該2本の支持軸73の間において当該2本の支持軸73を結ぶ直線からはみ出したギア74の外周面に沿う。そして、ギア74と第1無端ベルト4および第2無端ベルト5それぞれとが、隣り合う2本の支持軸73の間で第1無端ベルト4および第2無端ベルト5それぞれに張力をかけた状態で係合する。また、ギア74と第1無端ベルト4および第2無端ベルト5それぞれとは、ギア74の外周面に形成された多数の凹凸と第1無端ベルト4および第2無端ベルト5それぞれの内周面に形成された多数の凹凸とを噛み合わせる。
ギア74は、軽量化のために肉抜き孔74aを複数有する。
伝達軸75は、ギア74の中心に挿通され、上端を上スライド部71に遊嵌され、下端を下スライド部72から下方へ突出させている。伝達軸75の外径は、重量のあるアーム8に連結されるため、支持軸73の外径よりも大きい。
伝達軸75は、上スライド部71の上面に当接し、伝達軸75が下方へ落下することを防止する抜け止め板78を有する。抜け止め板78は、円環状であり、伝達軸75に嵌合固定され、伝達軸75と一体的に回転する。
伝達軸75は、下スライド部72とアーム8とに挟まれ、アーム8が下スライド部72に接触することを防止する接触防止板79を有する。接触防止板79は、円環状であり、伝達軸75に嵌合固定され、伝達軸75と一体的に回転する。
アーム8は、長尺状であり、先端8a側でレーザ加工ヘッドHを支持し、基端8bに下スライド部72から下方に突出した伝達軸75の下端部を挿通して基端側がアーム支持部7に支持される。
アーム8の全長は、アーム8を第1ガイド部2および第2ガイド部3と平行なA方向に回転させると第1ガイド部2および第2ガイド部3よりも短く収納可能な長さに構成されている。アーム8は、軽量かつ高強度なCFRP製である。
アーム8は、軽量化のために肉抜き孔8cを複数有する。
アーム8に配置されたレーザ加工ヘッドHは、下方にレーザを照射可能とする。先端8aにレーザ加工ヘッドHが配置されたアーム8を下スライド部72の下方に取り付けることで、アーム支持部7の重心が下方に位置し、アーム支持部7は安定して移動可能となる。
次に、搬送装置1の動作を説明する。
図4(a),(b),(c)は、本実施形態に係る搬送装置1の動作を示す図であり、図4(a)がアーム支持部7を平行移動させるモードを示す図であり、図4(b)がアーム支持部7を平行移動させつつ回転させるモードを示す図であり、図4(c)がアーム支持部7を平行移動させずに回転させるモードを示す図である。
図4(a)に示されたアーム支持部7を平行移動として前進させるモードでは、駆動モータ6a,6bで第1無端ベルト4および第2無端ベルト5を、図示矢印のように逆の方向に同じ速度で駆動する。詳しくは、第1無端ベルト4を反時計回りに速度V1で駆動し、第2無端ベルト5を時計回りに速度V1で駆動する。
また、アーム支持部7を後退させるモードでも、図4(a)に示されたアーム支持部7を平行移動させる状態と反対に、駆動モータ6a,6bで第1無端ベルト4および第2無端ベルト5を、逆の方向に同じ速度で駆動する。詳しくは、第1無端ベルト4を時計回りに速度V1で駆動し、第2無端ベルト5を反時計回りに速度V1で駆動する。
これによると、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5が逆の方向に同じ速度で駆動され、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5に駆動速度差がない。このため、ギア74は、同じ方向に等速の第1無端ベルト4および第2無端ベルト5に係合した状態を維持して平行移動するが回転しない。よって、アーム支持部7が図示矢印のように平行移動し、アーム8も平行移動する。
図4(b)に示されたアーム支持部7を平行移動として前進させつつ回転させるモードでは、駆動モータ6a,6bで第1無端ベルト4および第2無端ベルト5を、図示矢印のように逆の方向に異なる速度で駆動する。ここで、図示矢印の大きさは、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5の速度の大きさを示す。詳しくは、第1無端ベルト4を反時計回りに速度V2(>V1)で駆動し、第2無端ベルト5を時計回りに速度V1で駆動する。
また、アーム支持部7を前進させつつ図4(b)に示された方向と逆回転させるモードでは、駆動モータ6a,6bで第1無端ベルト4および第2無端ベルト5を、逆の方向に図4(b)に示された図示矢印の大きさを入れ替えて異なる速度で駆動する。詳しくは、第1無端ベルト4を反時計回りに速度V1で駆動し、第2無端ベルト5を時計回りに速度V2(>V1)で駆動する。
また、アーム支持部7を後退させつつ回転させるモードでも、図4(b)に示されたアーム支持部7を前進させつつ回転させる状態と反対に、駆動モータ6a,6bで第1無端ベルト4および第2無端ベルト5を、逆の方向に異なる速度で駆動する。詳しくは、第1無端ベルト4を時計回りに速度V2(>V1)で駆動し、第2無端ベルト5を反時計回りに速度V1で駆動する。
また、アーム支持部7を後退させつつ図4(b)に示された方向と逆回転させるモードでは、図4(b)に示されたアーム支持部7を前進させつつ回転させる状態と反対に、駆動モータ6a,6bで第1無端ベルト4および第2無端ベルト5を、逆の方向に図4(b)に示された図示矢印の大きさを入れ替えて異なる速度で駆動する。詳しくは、第1無端ベルト4を時計回りに速度V1で駆動し、第2無端ベルト5を反時計回りに速度V2(>V1)で駆動する。
これによると、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5が逆の方向に異なる速度で駆動され、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5に駆動速度差がある。このため、ギア74は、同じ方向に異速の第1無端ベルト4および第2無端ベルト5に係合箇所をずらされて平行移動しながら回転する。そして、アーム支持部7が図示矢印のように平行移動および回転し、アーム8も平行移動および回転する。
図4(c)に示されたアーム支持部7を回転させるモードでは、駆動モータ6a,6bで第1無端ベルト4および第2無端ベルト5を、図示矢印のように同じ方向に同じ速度で駆動する。詳しくは、第1無端ベルト4を時計回りに速度V1で駆動し、第2無端ベルト5を時計回りに速度V1で駆動する。
また、アーム支持部7を逆回転させるモードでも、図4(c)に示されたアーム支持部7を回転させる状態と反対に、駆動モータ6a,6bで第1無端ベルト4および第2無端ベルト5を、同じ方向に同じ速度で駆動する。詳しくは、第1無端ベルト4を反時計回りに速度V1で駆動し、第2無端ベルト5を反時計回りに速度V1で駆動する。
これによると、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5が同じ方向に同じ速度で駆動され、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5に駆動速度差がある。このため、ギア74は、逆方向に等速の第1無端ベルト4および第2無端ベルト5に係合箇所をずらされて同じ位置で回転する。そして、アーム支持部7が図示矢印のように平行移動せずに同じ位置で回転し、アーム8も同じ位置で回転する。
以上の本実施形態に係る搬送装置1によれば、以下の効果を奏する。
(1)アーム8の基端8bがアーム支持部7に支持される。アーム支持部7は、第1ガイド部2および第2ガイド部3にスライド可能に支持され、かつ、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5に係合し、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5の駆動および駆動速度差によって平行移動および回転する。これにより、アーム支持部7は、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5の駆動および駆動速度差によって平行移動および回転可能な形状であればよく、長尺状である必要がなく、小型化ができる。また、アーム支持部7を平行移動および回転させる駆動部は、第1無端ベルト4および第2無端ベルト5並びに駆動モータ6a,6bであり、アーム支持部7上に設けられず、アーム支持部7の重量を小さくできる。したがって、小型化・軽量化されたアーム支持部7が高速に移動でき、簡単な構成でアーム8を高速に駆動することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲で変形、改良などを行っても、本発明の範囲に包含される。
上記実施形態では、第1ガイド部2および第2ガイド部3のガイドレール10a,10b,12a,12bと、ガイド部材76a,76b,77a,77bと、が遊嵌し、アーム支持部7が第1ガイド部2および第2ガイド部3にスライド可能であった。しかしながら、これに限られず、ガイドレールとガイド部材との少なくとも1組が遊嵌してアーム支持部7が第1ガイド部2および第2ガイド部3うち少なくとも一方にスライド可能であればよい。
また、上記実施形態では、アーム8は、基端8b側に当該アーム8を上下方向に移動させる駆動機構を備えてもよい。これにより、アーム8は、アーム8の基端8b側に備えられた駆動機構によって上下方向に移動できる。このため、アーム8の先端8a側の慣性重量を最小化でき、アーム8を高速に駆動することができる。
1…搬送装置
2…第1ガイド部
3…第2ガイド部
4…第1無端ベルト
5…第5無端ベルト
6a,6b…駆動モータ(循環駆動部)
7…アーム支持部
8…アーム
8a…先端
8b…基端
H…レーザ加工ヘッド(被搬送物)

Claims (2)

  1. 互いに平行に延在する第1ガイド部および第2ガイド部と、
    前記第1ガイド部に沿って配置された第1無端ベルトと、
    前記第2ガイド部に沿って配置された第2無端ベルトと、
    前記第1無端ベルトおよび前記第2無端ベルトを個別に循環駆動させる循環駆動部と、
    前記第1ガイド部および前記第2ガイド部のうち少なくとも一方に、これらガイド部の延在方向にスライド可能に支持され、かつ、前記第1無端ベルトおよび前記第2無端ベルトに係合し、前記第1無端ベルトおよび前記第2無端ベルトの駆動および駆動速度差によって平行移動および回転するアーム支持部と、
    先端側で被搬送物を支持し、基端側が前記アーム支持部に支持されたアームと、を備えることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記アームは、前記基端側に当該アームを上下方向に移動させる駆動手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
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