JP2007237346A - 搬送用ロボットアーム - Google Patents

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Abstract

【課題】 安価に製造でき、小型軽量化が可能なロボットアームを得る。
【解決手段】 駆動源として水平アーム部材の回転軸と同軸の第1及び第2駆動軸を各々備えた第1及び第2原動機と、水平アーム部材に配置されて第1及び第2駆動軸に各々連結された第1及び第2駆動プーリと、回転軸に対する水平アーム部材の相対回動を阻止するアームストッパと、第1駆動プーリと水平アーム部材の一端部に設置された第1固定従動プーリとに掛け渡された第1駆動ベルトと、第2駆動プーリと水平アーム部材の一端部に設置された第2固定従動プーリとに掛け渡された第2駆動ベルトと、スライド部材に配置され第2駆動ベルトの移動に追従回転する第3従動プーリと、第3従動プーリの回転によって回転される送りナットと、送りナットの回転によって軸方向移動する送りネジとを備え、スライド部材は第1駆動ベルトに結合され、ヘッド部材は送りネジの回動に応じて上昇又は降下されるロボットアーム。
【選択図】 図1

Description

本発明は製造ラインに配される産業ロボットのロボットアームに関し、特に1つの製造ラインから次の製造ラインへワークを橋渡しするロボットに好適な搬送用ロボットアームに関するものである。
従来より、製造装置のライン等の高速処理ラインでは製品を掴んで次工程のラインに載せ替える際には人手作業にとって代わる産業用ロボットの導入が要望されている。ワークの搬出搬入を確実に行い効率的な処理を実現する搬送装置としては、種々のものが既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭64−5784号公報
このような搬送装置としては、ワークをx,y,z軸方向に搬送するためにワークを保持したアーム等の駆動部材を各々の方向に駆動するために個別の駆動源が必要であった。その駆動源としては、原動機や空圧・油圧シリンダ等のリニアアクチュエータ等が用いられている。
しかしながら、リニアアクチュエータによってワークを保持したアーム等を伸縮させるためには、大型のシリンダ及びピストンを必要とし、これを駆動する流体量も大きくならざるを得ない。また、原動機については、個別の方向に駆動させるための原動機数が必要となっている。従って、得られる搬送装置は高額となり、しかも装置全体として大型化せざるを得ないものとなっている。
本発明は、安価に製造でき、小型軽量化が可能なロボットアームを得ることを目的とする。また、繰り返し位置決めの精度を格段に向上させることのできるロボットアームを得ることを目的とする。更に、制御系を単純化でき、既存の製造装置のライン等のシーケンス制御系に統合することができるロボットアームを得ることを目的とする。
請求項1に記載された発明に係る搬送用ロボットアームは、基台に設置された回転軸を中心にして定められた2つの角度位置間を水平方向に回動される水平アーム部材と、
この水平アーム部材の水平位置に対して定められた2点高さ位置間を上下移動されるヘッド部材と、
このヘッド部材をアーム部材軸方向の定められた2点位置間スライド移動させるスライド部材とを備えたロボットアームであって、
少なくとも前記ヘッド部材及びスライド部材の駆動源として前記水平アーム部材の回転軸と同軸の第1及び第2駆動軸を各々備えた第1及び第2原動機と、
前記水平アーム部材に配置され、第1及び第2駆動軸に各々連結された第1及び第2駆動プーリと、
前記回転軸に対する水平アーム部材の相対回動を阻止するアームストッパと、
前記第1駆動プーリと、水平アーム部材の一端部に設置された第1固定従動プーリとに掛け渡された第1駆動ベルトと、
前記第2駆動プーリと、水平アーム部材の一端部に設置された第2固定従動プーリとに掛け渡された第2駆動ベルトと、
前記スライド部材に配置され、前記第2駆動ベルトの移動に追従回転する第3従動プーリと、
前記第3従動プーリの回転によって回転される送りナットと、
前記送りナットの回転によって軸方向移動する送りネジとを備え、
前記スライド部材は、前記第1駆動ベルトに結合され、
前記ヘッド部材は、前記送りネジの回動に応じて上昇又は降下されることをするものである。
請求項2に記載された発明に係る搬送用ロボットアームは、請求項1に記載の水平アーム部材に対する前記第1及び/又は第2駆動プーリの相対回動を阻止して前記第1及び/又は第2原動機の駆動により水平アームを回動するプーリストッパを更に備えたことを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明に係る搬送用ロボットアームは、請求項2に記載のアームストッパを兼ねる前記プーリストッパとして、水平アーム部材の回転軸近傍に一端が突出すると駆動プーリを押圧してプーリの回転を阻止し、他端が突出するとアーム部材の回転軸に対する相対回動を阻止するシリンダロッド部材を含むことを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明に係る搬送用ロボットアームは、請求項1に記載のアームストッパを兼ねる前記水平アーム部材の駆動源として軸上の往復スライダの運動を前記水平アーム部材の回動運動に変換するスライダクランク機構を更に備えたことを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明に係る搬送用ロボットアームは、請求項1〜4の何れかに記載の第1及び第2原動機と、アームストッパとの駆動を制御する制御手段を更に備えたことを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明に係る搬送用ロボットアームは、請求項5に記載の水平アーム部材の定められた2つの角度位置の各々にアームが移動した際に各々検出信号を発する第1及び第2アーム位置センサと、
前記ヘッド部材の定められた2点位置高さの各々にヘッド部材が移動した際に各々検出信号を発する第1及び第2ヘッド位置センサと、
前記スライド部材の水平アーム部材方向の定められた2点位置の各々にヘッド部材が移動した際に各々検出信号を発する第1及び第2スライド位置センサとを備え、
前記制御手段が、前記アーム位置センサの何れか一方のセンサと、ヘッド位置センサの何れか一方のセンサと、スライド位置センサの何れか一方のセンサとが検出信号を発する組合せの第1位置からこの第1位置と相違する検出信号を発する組合せの第2位置へ、又は前記第2位置から前記第1位置へのシーケンス制御を行うことを特徴とするものである。
本発明は、2つの原動機とストッパで駆動系を構成することができるため、安価に製造でき、小型軽量化が可能な搬送用ロボットアームを得ることができる。また、繰り返し位置決めの精度を格段に向上させることのできるロボットアームを得ることができる。更に、制御系を単純化でき、既存の製造装置のライン等のシーケンス制御系に統合することが可能な搬送用ロボットアームを得ることができるという効果がある。
本発明においては、基台に設置された回転軸を中心にして定められた2つの角度位置間を水平方向に回動される水平アーム部材と、
この水平アーム部材の水平位置に対して定められた2点高さ位置間を上下移動されるヘッド部材と、
このヘッド部材をアーム部材軸方向の定められた2点位置間スライド移動させるスライド部材とを備えたロボットアームであって、
少なくとも前記ヘッド部材及びスライド部材の駆動源として前記水平アーム部材の回転軸と同軸の第1及び第2駆動軸を各々備えた第1及び第2原動機と、
前記水平アーム部材に配置され、第1及び第2駆動軸に各々連結された第1及び第2駆動プーリと、
前記回転軸に対する水平アーム部材の相対回動を阻止するアームストッパと、
前記第1駆動プーリと、水平アーム部材の一端部に設置された第1固定従動プーリとに掛け渡された第1駆動ベルトと、
前記第2駆動プーリと、水平アーム部材の一端部に設置された第2固定従動プーリとに掛け渡された第2駆動ベルトと、
前記スライド部材に配置され、前記第2駆動ベルトの移動に追従回転する第3従動プーリと、
前記第3従動プーリの回転によって回転される送りナットと、
前記送りナットの回転によって軸方向移動する送りネジとを備え、
前記スライド部材は、前記第1駆動ベルトに結合され、
前記ヘッド部材は、前記送りネジの回動に応じて上昇又は降下される。これにより、2つの原動機とストッパで駆動系を構成することができるため、安価に製造でき、小型軽量化が可能となる。
即ち、本発明では、アームストッパによって、水平アーム部材の回転軸に対する相対回動を阻止することにより、第1駆動プーリの駆動は第1駆動ベルトに伝達され、第2駆動プーリの駆動は第2駆動ベルトに伝達される。第1駆動ベルトは第1駆動プーリから水平アーム部材の一端部に設置された第1固定従動プーリに掛け渡される。第1駆動ベルトは、スライド部材と結合しているため、第1駆動ベルトの移動により、ヘッド部材を保持したスライド部材をアーム部材軸方向の定められた2点位置間スライド移動させる。
更に、アームストッパによる水平アーム部材の回転軸に対する相対回動の阻止は、第2駆動プーリの駆動を第2駆動ベルトにも伝達される。第2駆動ベルトは第2駆動プーリから水平アーム部材の一端部に設置された第2固定従動プーリに掛け渡される。これら第2駆動プーリと第2固定従動プーリとの間には、スライド部材が配置され、そのスライド部材には第2駆動ベルトの移動に追従回転する第3従動プーリを備え、この第3従動プーリの回転によって回転される送りナットと、この送りナットの回転によって軸方向移動する送りネジとによってヘッド部材が昇降される。尚、第2駆動ベルトはスライド部材本体には結合されていないが、第1駆動ベルトの駆動に合わせて同一回転方向に駆動する。これにより、スライド部材をスライドさせるための第1駆動ベルトの駆動力がボールネジを相対回動することを妨げるため、第1原動機の負担が軽減する。
本発明の第1原動機及び第2原動機は、同期して水平アーム部材を回動させるか、各々第1駆動プーリ及び第2駆動プーリを回動するものであればよく、そのエネルギー源は問わないが、一般的に電気で駆動するモータが使用される。特に精密な回動角度の制御が可能なパルスモータ(ステッピングモータ)が好適である。
本発明の駆動プーリ、固定プーリ及び駆動ベルトの回転伝動部材は、タイミングプーリ・ベルト駆動などの噛合伝達系のものや、平ベルト用プーリ・ベルトなどの摩擦伝動系のものが想定されるが、スリップが生じない噛合伝動系の方が正確な位置決めや長期間にわたるトルク伝達の安定性などの性能が優れている。
本発明のスライド部材は、ヘッド部材をアーム部材軸方向の定められた2点位置間スライド移動させるものであればよい。具体的には、アーム部材を回転軸に対して出入り自在に水平移動させるものも想定されるが、アーム部材軸方向に摺動可能とするものが機構が簡略化でき、故障も少なく、メンテナンスも容易である。より具体的には、アーム部材軸方向にリニアウエイ等のスライドユニットを配し、このスライドユニット上をスライド可能にスライド部材を取付け、スライド部材を第1駆動ベルトに固定すればよい。
本発明のヘッド部材は、水平アーム部材の水平位置に対して定められた2点高さ位置間を上下移動されるものであればよく、必要ならば、ヘッド部材の先端部等に1つの製造ラインから次の製造ラインへ製品を橋渡しするための治具を搭載してもよい。
本発明の好ましい態様としては、水平アーム部材に対する前記第1及び/又は第2駆動プーリの相対回動を阻止して前記第1及び/又は第2原動機の駆動により水平アームを回動するプーリストッパを更に備える。これにより、第1原動機の駆動軸に連結された第1駆動プーリ及び/又は第2原動機の駆動軸に連結された第2駆動プーリをプーリストッパで水平アーム部材に対する相対回動を阻止することにより、第1及び/又は第2原動機の駆動力は水平アーム部材を回動させる。水平アーム部材を回動させる原動機としては少なくとも2つの原動機の何れか一方であればよいが、2つの原動機の駆動力を用いることにより、個々の原動機の負担が減少する。
詳しくは、第1駆動プーリと第2駆動プーリとをプーリストッパで水平アーム部材に対して固定し、第1駆動源と第2駆動源とを同期して駆動することにより、水平アーム部材を回動させる。所望の位置に水平アーム部材を回動させた後、アームストッパで水平アーム部材の回転軸に対する相対回動を阻止すると同時にアームストッパを解除し、第1駆動プーリと第2駆動プーリとを同期して駆動して所望の水平アーム部材の位置にスライド部材を移動させる。その後、第1駆動プーリ及び第1駆動ベルトの駆動を停止させつつ第2駆動プーリを駆動させて第3従動プーリを正回転又は逆回転させてヘッド部材を昇降させる。これにより、2つの原動機とストッパで駆動系を構成することができるため、安価に製造でき、小型軽量化が可能となる。
本発明のプーリストッパ及びアームストッパは、各々第1及び/又は第2駆動プーリの相対回動を前記水平アーム部材に対して各々固定するもの及び第1駆動プーリと第2駆動プーリとを水平アーム部材の回転軸に対して固定するものであればよく、個別のストッパを搭載してもよいが、各々のストッパについて何れかのストッパが作動している状態では他方のストッパが作動していない状態となればよいため、1つのストッパでプーリとアームとの一方を押圧するように構成してもよい。
従って、好ましい態様としては、前記アームストッパを兼ねる前記プーリストッパとして、水平アーム部材の回転軸近傍に一端が突出すると駆動プーリを押圧してプーリの回転を阻止し、他端が突出するとアーム部材の回転軸に対する相対回動を阻止するシリンダロッド部材を含む。例えば、アーム部材の回転軸近傍に一端が突出すると駆動プーリを押圧してプーリの回転を阻止し、他端が突出するとアーム部材の回転軸に対する相対回動を阻止するシリンダロッド部材を含む構成とすると駆動部品数の減少が行える。尚、シリンダロッド部材の一端又は他端側への突出距離は短くて済むため、シリンダロッド部材を駆動する駆動系も大きなものとならない。
別の本発明としては、前記水平アーム部材の駆動源として軸上の往復スライダの運動を前記水平アーム部材の回動運動に変換するスライダクランク機構を更に備える。このスライダクランク機構はアームストッパを兼ねる。これにより、繰り返し位置決めの精度が格段に向上する。
即ち、水平アーム部材の回動の駆動源として、前述のような第1原動機及び第2原動機を用いても良いが、水平アーム部材の繰り返し位置決めについて高い精度が求められる場合には、高い精度の位置決めが可能なように別途に駆動源を確保することも可能である。駆動源としては、特にステッピングモータやサーボモータ等の回転角度を高い精度で制御するモータを用いることもできるが、装置自体が高価になり、制御プログラムも煩雑となる。
本発明においては、水平アーム部材は、回転軸を中心にして定められた2つの角度位置間を水平方向に回動されればよいため、2つの角度位置の各々で確実に停止されればよい。そこで、本発明では、水平アーム部材の駆動源として軸上の往復スライダの運動を前記水平アーム部材の回動運動に変換するスライダクランク機構を更に備える。スライダクランク機構では、クランクの回動位置はピストンの往復動位置に対応するため、ピストンの往復動の両端位置の精度を高めることにより、回転軸を中心にした2つの角度位置の精度が高まる。
具体的なスライダクランク機構の往復動源としては、2点間の往復運動を行うアクチュエータであればよく、シリンダ装置が好ましくは採用される。シリンダ装置としては、電動、油圧、空気圧等のものが使用できるが、空気圧シリンダ装置が安価で、充分な動作を得ることができる。また、搬送用ロボットアームが設置される搬送ラインには一般的に圧縮空気を発生するラインが設置されているため、これを利用することができるという利点もある。また、本発明のスライダクランク機構は、回転軸に対する水平アーム部材の相対回動を阻止するアームストッパを兼ねるものであるため、押付け動作が可能な空気圧が有利である。
本発明では、好ましくは、第1及び第2原動機と、アームストッパとの駆動(場合によってはプーリストッパやスライダクランク機構の駆動)を制御する制御手段を更に備えることにより、制御系を単純化できる。本発明の制御手段としては、本発明の搬送用ロボットアームのみを制御するための制御装置をロボットアームに付属して設けてもよいが、既存の製造装置のライン等のシーケンス制御系に統合することにより、ロボットアーム製品自体の価格を低減することができる。
より好ましくは、水平アーム部材の定められた2つの角度位置の各々にアームが移動した際に各々検出信号を発する第1及び第2アーム位置センサと、ヘッド部材の定められた2点位置高さの各々にヘッド部材が移動した際に各々検出信号を発する第1及び第2ヘッド位置センサと、スライド部材のアーム部材方向の定められた2点位置の各々にヘッド部材が移動した際に各々検出信号を発する第1及び第2スライド位置センサとを備え、制御手段がアーム位置センサの何れか一方のセンサとヘッド位置センサの何れか一方のセンサとスライド位置センサの何れか一方のセンサとが検出信号を発する組合せの第1位置からこの第1位置と相違する検出信号を発する組合せの第2位置へ又は第2位置から第1位置へのシーケンス制御を行う。これにより、既存の製造装置のライン等のシーケンス制御系に統合することが可能な搬送用ロボットアームを得ることができる。
即ち、本発明では、2つの原動機の回動制御と、ストッパのON/OFF制御によってヘッド部材のr,θ,z位置制御、即ち、x(=rcosθ),y(=rsinθ),z位置制御が可能である。具体的には、θ移動はストッパ制御及び2つの電動機の回転角度制御又はスライダクランク機構の往復動位置制御によって、r移動はストッパ制御及び1又は2つの電動機の回転角度制御によって、z移動はストッパ制御及び1つの電動機の回転角度制御によって行うため、安価に製造することができ、軽量小型化も可能となる。
具体的な制御は、6つのセンサで制御が可能となる。即ち、水平アーム部材軸方向の定められた2点位置をr1,r2とし、水平アーム部材の回転軸に対して定められた2つの角度位置をθ1,θ2とし、水平アーム部材の水平位置に対して定められた2点高さ位置をz1,z2とすると、各々の位置に6つのセンサを配することにより、これら6つの位置情報を組み合わせた2つの位置(例えば、(r1,θ1,z1)及び(r2,θ2,z1))間を移動するよう、センサによるリレー制御やシーケンス制御(プログラマブルコントロール)を行うことができ、既存の製造装置のライン等のシーケンス制御系に統合することが可能となる。
本発明のセンサとしては、r1及びr2位置にヘッド部材が移動した際に各々検出信号を発する第1及び第2スライド位置センサと、θ1及びθ2位置にアームが移動した際に各々検出信号を発する第1及び第2アーム位置センサと、z1,z2位置にヘッド部材が移動した際に各々検出信号を発する合計6つのセンサがあればよい。センサとしては、種々のものを取り得るが、光の遮断で位置を検出するフォトマイクロセンサ等の無接点センサを用いることにより、種々の製造装置で用いられているシーケンス制御(プログラマブルコントロール)を行うことができ、この製造装置の制御系に統合することが可能となる。
図1は本発明の搬送用ロボットアームの一実施例の正面構成を示す説明図である。図2は図1のA−A断面図である。図3は図1のB−B断面図である。図に示す通り、本実施例の搬送用ロボットアーム10は、平板11上に立設された基台12には2つのモータ(原動機)13,14が各々の駆動軸が同一軸線上になるように間隙を開けて設置されている。
上部側の第1原動機としての第1モータ13の第1駆動軸15には第1駆動プーリとしての第1タイミングプーリ17が連結され、下部側の第2原動機としての第2モータ14の第2駆動軸16には第2駆動プーリとしての第2タイミングプーリ18が連結されている。尚、第1駆動軸15と第2駆動軸16との間の間隙は各タイミングプーリ17,18に噛合するタイミングベルト(後述)の取替が可能な程度の距離である。
基台12には、第1駆動軸15と第2駆動軸16とを回転軸として水平アーム部材19が1/4円の回転の回動可能に設置されており、回転軸を介して水平アーム部材19の対向側に平面形状が1/4円弧状の内側壁面を備えたアーム軸側壁部材20が設置されている。水平アーム部材19の回転軸側の端部にはアームストッパ及びプーリストッパとして機能するエアシリンダ21が装着されている。このエアシリンダ21はピストンロッド22によってシリンダ内部を貫通され、このピストンロッド22が両端方向に交互に出し入れ可能である。
ピストンロッド22の一端部には一端側に突出した場合にアーム軸側壁部材20の内側壁面を押圧する弾性を有するプッシャー23が装着され、他端部には他端側に突出した場合に第1及び第2タイミングプーリ17,18を押圧する弾性を有するストッパ部材24が装着されている。尚、ピストンロッド22を両端方向に交互に出入り可能にするものとしてはエア圧で行うエアシリンダを磁気吸着・反発で行うもの等に置換えてもよい。
アームストッパの機構としては、エアシリンダ21を駆動させてピストンロッド22のプッシャー23をアーム軸側壁部材20に押圧することにより、水平アーム部材19の相対回動を阻止する。また、プーリストッパの機構としては、エアシリンダ21を駆動させてピストンロッド22のストッパ部材24を第1及び第2タイミングプーリ17,18を押圧することにより、水平アーム部材19に対する第1及び第2タイミングプーリ17,18の相対回動を阻止する。
本実施例の水平アーム部材19は中空の箱形であり、内部にスライド部材29が内装されている。スライド部材29は水平アームの両内側壁に装着された1対のリニアレール25,26によってスライド自在に保持されている。スライド部材29には第3従動プーリとしての第3従動タイミングプーリ30が備わり、第3従動タイミングプーリ30の回動中心には、プーリ回転によって回転する送りナット33と、この送りナット33の回転によって垂直軸方向に移動する送りネジとしてのボールネジ34と、ボールネジ34に平行に設けられたシャフト35とを備える。シャフトはスライド部材29に穿設された穿設孔36に遊貫している。水平アーム部材19の先端部には、第1固定従動プーリとしての第1従動タイミングプーリ27と、第2固定従動プーリとしての第2従動タイミングプーリ28とが設置されている。
上段に位置する第1従動タイミングプーリ27には、第1タイミングプーリ17から第1駆動ベルトとしての第1タイミングベルト31が掛け渡されている。第1タイミングベルト31はスライド部材29と結合しており、第1タイミングベルト31の移動に応じてスライド部材29が水平アーム部材19の軸線上を移動する。
下段に位置する第2従動タイミングプーリ28には、第2タイミングプーリ18から第2駆動ベルトとしての第2タイミングベルト32が掛け渡されている。第2タイミングベルト32はスライド部材29の第3従動タイミングプーリ30と噛合し、第3従動タイミングプーリ30はベルト32の移動に追従回転して、送りナット33を回転させ、垂直軸方向に移動するボールネジ34を昇降させる。
スライド部材29のボールネジ34とシャフト35との上下端部には両者を連結する連結部材37,38が装着され、下端部の連結部材38にはヘッド部材40が装着されている。ヘッド部材40にはワーク48を保持する治具39が装着されている。
本実施例の搬送用ロボットアーム10の水平アーム部材19と、スライド部材29と、ヘッド部材40とは、各々1対のセンサによって定められた2つの位置間を移動するように設定可能である。即ち、基台12には水平アーム部材19の定められた2つの角度位置の各々にアームが移動した際(図2の実線位置と破線位置)に各々検出信号を発する第1アーム位置センサ41と第2アーム位置センサ42とを備える。
また、水平アーム部材19にはスライド部材29が水平アームの先端部近傍に移動した際及び回転軸に近づいた際に各々検出信号を発する第1スライド位置センサ43と第2スライド位置センサ44とを備える。更に、スライド部材29にはヘッド部材40が予め定められた相違する高さ位置となった際に各々検出信号を発する第1ヘッド位置センサ45と第2ヘッド位置センサ46とを備える。本実施例では何れの6つのセンサ41〜46はフォトセンサであり、センサ前を遮光板41a〜46aがよぎった際に検出信号を発するものである。
本実施例の搬送用ロボットアーム10は2つのモータ13,14の回動制御と、ピストンロッド22の出し入れの制御によってヘッド部材のr,θ,z位置制御、即ち、x(=rcosθ),y(=rsinθ),z位置制御が可能である。具体的には、θ移動はピストンロッド22のストッパ部材24を第1及び第2タイミングプーリ17,18に押圧する制御と2つのモータ13,14の回転角度制御によって、r移動はピストンロッド22のプッシャー23をアーム軸側壁部材20に押圧する制御とモータ13,14の何れか1つ又は2つの回転角度制御によって、z移動はピストンロッド22のプッシャー23をアーム軸側壁部材20に押圧する制御と第2モータ14の回転角度制御とによって行うため、安価に製造することができ、軽量小型化も可能となる。
本実施例の搬送用ロボットアームは1つの製造ラインから次の製造ラインへワーク48を橋渡しするに好適である。即ち、1つの工程の終了位置から次工程の開始位置へワーク48を橋渡しすればよいため、前述の第1アーム位置センサ41と第2アーム位置センサ42で定められた水平アーム部材19の2つの角度位置(θ1,θ2)と、第1スライド位置センサ43と第2スライド位置センサ44とで定められたスライド部材29の水平アーム部材軸方向の定められた2つの位置(r1,r2)と、第1ヘッド位置センサ45と第2ヘッド位置センサ46とで定められたヘッド部材40の予め定められた相違する高さ位置(z1,z2)とを組み合わせた2つの位置(例えば、(r1,θ1,z1)及び(r2,θ2,z1))間を移動するよう、各センサを用いてリレー制御やシーケンス制御(プログラマブルコントロール)を行うことができる。
図4は製造ラインAから製造ラインBへワークを橋渡しする状態を説明する平面図である。図に示す通り、本実施例の搬送用ロボットアーム10のヘッド部材には製造ラインA47Aの下流のワークを保持して製造ラインB47Bの上流に搬送した後にワークを離す治具(図示せず)が備わっている。先ず、製造ラインA47Aの下流のワークを保持するため、アームの制御手段49からヘッド部材40をA位置(r1,θ1,z1)にする指令を出す。
この位置でワークを保持した後、ヘッド部材40を高さ位置のみを変化させる指令を出すことにより、第2モータ14のみを駆動させてヘッド部材40を上昇させ、B位置(r1,θ1,z2)に移動させる。次に、スライド部材29を移動させる指令を出すことにより、第1モータ13と第2モータ14とを同期させて駆動することにより、C位置(r2,θ1,z2)に移動させる。
次に、水平アーム部材19を回動させる指令を出すことにより、ピストンロッドを駆動してアーム軸側壁部材20を押圧していたプッシャー23を解除すると共にストッパ部材24で第1タイミングプーリ17,第2タイミングプーリ18を押圧し、第1モータ13と第2モータ14とを同期させて駆動することにより、D位置(r2,θ2,z2)に移動させる。最後にヘッド部材40を高さ位置のみを変化させる指令を出すことにより、第2モータ14のみを駆動させてヘッド部材40を下降させ、E位置(r2,θ2,z1)に移動させ、製造ラインB47Bの上流に搬送してワークを離す。
また、再度、A位置に移動させる場合には、逆にE位置、D位置、C位置、B位置を経てA位置に戻す。以上のように本実施例のロボットアームの制御は6つのセンサによるリレー制御やシーケンス制御(プログラマブルコントロール)を行うことができ、既存の製造装置のライン等のシーケンス制御系に統合することが可能である。
図5は本発明の搬送用ロボットアームの別の実施例の正面構成を示す説明図である。図6は図5のA−A断面図である。本実施例の搬送用ロボットアーム50は、図1〜図3に示したロボットアーム10のアームストッパ及びプーリストッパとして機能するエアシリンダ21の代わりに、アームストッパを兼ねる水平アーム部材59の駆動源として軸上の往復スライダの運動を水平アーム部材59の回動運動に変換するスライダクランク機構を備えたものである。
図に示す通り、本実施例の搬送用ロボットアーム50は、平板51上に立設された基台52には2つのモータ(原動機)53,54が各々の駆動軸が同一軸線上になるように間隙を開けて設置されている。上部側の第1原動機としての第1モータ53の第1駆動軸55には第1駆動プーリとしての第1タイミングプーリ57が連結され、下部側の第2原動機としての第2モータ54の第2駆動軸56には第2駆動プーリとしての第2タイミングプーリ58が連結されている。尚、第1駆動軸55と第2駆動軸56との間の間隙は各タイミングプーリ57,58に噛合するタイミングベルト(後述)の取替が可能な程度の距離である。
基台52には、第1駆動軸55と第2駆動軸56とを回転軸として水平アーム部材59が1/4円の回動可能に設置されており、回転軸を介して水平アーム部材59の対向側に平面形状が1/4円弧状の内側壁面を備えたアーム軸側壁部材60が設置されており、その壁部材60の一端側に設けられた支点で一端を軸支された平面がヘ字状のクランク軸61を備える。クランク軸61の他端は、水平アーム部材59の一側面に沿って設置されたロッドレスシリンダ62のシリンダヘッド部62aと連動して摺動する案内ブッシュ63aに設けられた支点で軸支されている。案内ブッシュ63aはロッドレスシリンダ62に並設された案内シャフト63(シリンダヘッド部62aの摺動を案内する)を摺動するものである。
ロッドレスシリンダ62には、圧縮空気を発生するエアライン(図示せず)からのエアを両端に各々設けられたコネクタ64a、64bの何れかに供給することにより、シリンダヘッド部62a及び案内ブッシュ63aは各々の軸を一部から他端へ移動する。案内ブッシュ63aの移動に伴い、クランク軸61により、水平アーム部材59が1/4円回動する。案内シャフト63の両端部には、案内ブッシュ63aの端部側への移動を阻害するストッパ63b、63cが各々配置されている。
これらのストッパ63b、63cへのシリンダヘッド部62a及び案内ブッシュ63aの押圧がアームストッパとして働く。即ち、本実施例の水平アーム部材の回転軸に対して1/4円の定められた2つの角度位置をθ1,θ2間を移動するため、これらθ1,θ2の角度位置に正確に停止するようにストッパ63b、63cを配置し、コネクタ64a、64bの何れか一方にエアを供給し、対応するストッパへの押圧を維持することにより、水平アーム部材59が何れか一方の角度位置に留まる。
本実施例の水平アーム部材59は中空の箱形であり、内部にスライド部材69が内装されている。スライド部材69は水平アームの両内側壁に装着された1対のリニアレール65,66によってスライド自在に保持されている。スライド部材69には第3従動プーリとしての第3従動タイミングプーリ70が備わり、第3従動タイミングプーリ70の回動中心には、プーリ回転によって回転する送りナット73と、この送りナット73の回転によって垂直軸方向に移動する送りネジとしてのボールネジ74と、ボールネジ74に平行に設けられたシャフト75とを備える。シャフトはスライド部材69に穿設された穿設孔76に遊貫している。水平アーム部材59の先端部には、第1固定従動プーリとしての第1従動タイミングプーリ67と、第2固定従動プーリとしての第2従動タイミングプーリ68とが設置されている。
上段に位置する第1従動タイミングプーリ67には、第1タイミングプーリ57から第1駆動ベルトとしての第1タイミングベルト71が掛け渡されている。第1タイミングベルト71はスライド部材69と結合しており、第1タイミングベルト71の移動に応じてスライド部材69が水平アーム部材59の軸線上を移動する。
下段に位置する第2従動タイミングプーリ68には、第2タイミングプーリ58から第2駆動ベルトとしての第2タイミングベルト72が掛け渡されている。第2タイミングベルト72はスライド部材69の第3従動タイミングプーリ70と噛合し、第3従動タイミングプーリ70はベルト72の移動に追従回転して、送りナット73を回転させ、垂直軸方向に移動するボールネジ74を昇降させる。
スライド部材69のボールネジ74とシャフト75との上下端部には両者を連結する連結部材77,78が装着され、下端部の連結部材78にはヘッド部材80が装着されている。ヘッド部材80にはワーク88を保持する治具79が装着されている。
尚、図5及び図6に示した搬送用ロボットアーム50も、第1アーム位置センサと第2アーム位置センサで定められた水平アーム部材の2つの角度位置(θ1,θ2)と、第1スライド位置センサと第2スライド位置センサとで定められたスライド部材の水平アーム部材軸方向の定められた2つの位置(r1,r2)と、第1ヘッド位置センサと第2ヘッド位置センサとで定められたヘッド部材の予め定められた相違する高さ位置(z1,z2)との6つのセンサを備え、2つの位置(例えば、(r1,θ1,z1)及び(r2,θ2,z1))間を移動するよう、各センサを用いてリレー制御やシーケンス制御(プログラマブルコントロール)を行う、図4に示すような製造ラインAから製造ラインBへワークを橋渡しするために配置される。
この場合も、図4に示したように、ヘッド部材80をA位置(r1,θ1,z1)、B位置(r1,θ1,z2)、C位置(r2,θ1,z2)、D位置(r2,θ2,z2)、E位置(r2,θ2,z1)へと順に移動させ、製造ラインBの上流に搬送してワークを離す。
また、E位置からA位置に移動させる場合には、逆にE位置、D位置、C位置、B位置を経てA位置に戻す。以上のように本実施例のロボットアームの制御は6つのセンサによるリレー制御やシーケンス制御(プログラマブルコントロール)を行うことができ、既存の製造装置のライン等のシーケンス制御系に統合することが可能である。
本発明の搬送用ロボットアームの一実施例の正面構成を示す説明図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 製造ラインAから製造ラインBへワークを橋渡しする状態を説明する平面図である。 本発明の搬送用ロボットアームの別の実施例の正面構成を示す説明図である。 図5のA−A断面図である。
符号の説明
10 …搬送用ロボットアーム、
11 …平板、
12 …基台、
13 …第1モータ(原動機)、
14 …第2モータ(原動機)、
15 …第1駆動軸、
16 …第2駆動軸、
17 …第1タイミングプーリ(第1駆動プーリ)、
18 …第2タイミングプーリ(第2駆動プーリ)、
19 …水平アーム部材、
20 …アーム軸側壁部材、
21 …エアシリンダ(アームストッパ、プーリストッパ)、
22 …ピストンロッド、
23 …プッシャー、
24 …ストッパ部材、
25 …リニアレール、
26 …リニアレール、
27 …第1従動タイミングプーリ(第1固定従動プーリ)、
28 …第2従動タイミングプーリ(第2固定従動プーリ)、
29 …スライド部材、
30 …第3従動タイミングプーリ(第3従動プーリ)、
31 …第1タイミングベルト(第1駆動ベルト)、
32 …第2タイミングベルト(第2駆動ベルト)、
33 …送りナット、
34 …ボールネジ(送りネジ)、
35 …シャフト、
36 …穿設孔、
37 …連結部材、
38 …連結部材、
39 …治具、
40 …ヘッド部材、
41 …第1アーム位置センサ、
42 …第2アーム位置センサ、
43 …第1スライド位置センサ、
44 …第2スライド位置センサ、
45 …第1ヘッド位置センサ、
46 …第2ヘッド位置センサ、
41a〜46a…遮光板、
47A…製造ラインA、
47B…製造ラインB、
48 …ワーク、
49 …制御手段、
50 …搬送用ロボットアーム、
51 …平板、
52 …基台、
53 …第1モータ(原動機)、
54 …第2モータ(原動機)、
55 …第1駆動軸、
56 …第2駆動軸、
57 …第1タイミングプーリ(第1駆動プーリ)、
58 …第2タイミングプーリ(第2駆動プーリ)、
59 …水平アーム部材、
60 …アーム軸側壁部材、
61 …クランク軸、
62 …ロッドレスシリンダ、
62a…シリンダヘッド部、
63 …案内シャフト、
63a…案内ブッシュ、
63b…ストッパ、
63c…ストッパ、
64a…コネクタ、
64b…コネクタ、
65 …リニアレール、
66 …リニアレール、
67 …第1従動タイミングプーリ(第1固定従動プーリ)、
68 …第2従動タイミングプーリ(第2固定従動プーリ)、
69 …スライド部材、
70 …第3従動タイミングプーリ(第3従動プーリ)、
71 …第1タイミングベルト(第1駆動ベルト)、
72 …第2タイミングベルト(第2駆動ベルト)、
73 …送りナット、
74 …ボールネジ(送りネジ)、
75 …シャフト、
76 …穿設孔、
77 …連結部材、
78 …連結部材、
79 …治具、
80 …ヘッド部材、
88 …ワーク、

Claims (6)

  1. 基台に設置された回転軸を中心にして定められた2つの角度位置間を水平方向に回動される水平アーム部材と、
    この水平アーム部材の水平位置に対して定められた2点高さ位置間を上下移動されるヘッド部材と、
    このヘッド部材をアーム部材軸方向の定められた2点位置間スライド移動させるスライド部材とを備えたロボットアームであって、
    少なくとも前記ヘッド部材及びスライド部材の駆動源として前記水平アーム部材の回転軸と同軸の第1及び第2駆動軸を各々備えた第1及び第2原動機と、
    前記水平アーム部材に配置され、第1及び第2駆動軸に各々連結された第1及び第2駆動プーリと、
    前記回転軸に対する水平アーム部材の相対回動を阻止するアームストッパと、
    前記第1駆動プーリと、水平アーム部材の一端部に設置された第1固定従動プーリとに掛け渡された第1駆動ベルトと、
    前記第2駆動プーリと、水平アーム部材の一端部に設置された第2固定従動プーリとに掛け渡された第2駆動ベルトと、
    前記スライド部材に配置され、前記第2駆動ベルトの移動に追従回転する第3従動プーリと、
    前記第3従動プーリの回転によって回転される送りナットと、
    前記送りナットの回転によって軸方向移動する送りネジとを備え、
    前記スライド部材は、前記第1駆動ベルトに結合され、
    前記ヘッド部材は、前記送りネジの回動に応じて上昇又は降下されることを特徴とする搬送用ロボットアーム。
  2. 前記水平アーム部材に対する前記第1及び/又は第2駆動プーリの相対回動を阻止して前記第1及び/又は第2原動機の駆動により水平アームを回動するプーリストッパを更に備えたことを特徴とするものである。
  3. 前記アームストッパを兼ねる前記プーリストッパとして、水平アーム部材の回転軸近傍に一端が突出すると駆動プーリを押圧してプーリの回転を阻止し、他端が突出するとアーム部材の回転軸に対する相対回動を阻止するシリンダロッド部材を含むことを特徴とする請求項2に記載の搬送用ロボットアーム。
  4. 前記アームストッパを兼ねる前記水平アーム部材の駆動源として軸上の往復スライダの運動を前記水平アーム部材の回動運動に変換するスライダクランク機構を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の搬送用ロボットアーム。
  5. 前記第1及び第2原動機と、アームストッパとの駆動を制御する制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の搬送用ロボットアーム。
  6. 前記水平アーム部材の定められた2つの角度位置の各々にアームが移動した際に各々検出信号を発する第1及び第2アーム位置センサと、
    前記ヘッド部材の定められた2点位置高さの各々にヘッド部材が移動した際に各々検出信号を発する第1及び第2ヘッド位置センサと、
    前記スライド部材の水平アーム部材方向の定められた2点位置の各々にヘッド部材が移動した際に各々検出信号を発する第1及び第2スライド位置センサとを備え、
    前記制御手段が、前記アーム位置センサの何れか一方のセンサと、ヘッド位置センサの何れか一方のセンサと、スライド位置センサの何れか一方のセンサとが検出信号を発する組合せの第1位置からこの第1位置と相違する検出信号を発する組合せの第2位置へ、又は前記第2位置から前記第1位置へのシーケンス制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の搬送用ロボットアーム。
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