JP2014197625A - 基板搬送機構の調整具及び当該調整具を用いた調整方法 - Google Patents

基板搬送機構の調整具及び当該調整具を用いた調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基板搬送機構の保持部材に設けられる基板の周端を規制するガイド部材について、前記基板の径方向における位置を調整するにあたり、精度高くその位置合わせを行うことができる技術を提供すること。
【解決手段】基板を保持するときに基板の周端を規制するガイド部材が基板の保持部材に設けられた基板搬送機構に対して、前記ガイド部材における基板の径方向の位置を調整する基板搬送機構の調整具であって、治具本体と、前記治具本体を前記保持部材に固定するための固定部と、前記治具本体に設けられ、前記ガイド部材に対して基板の径方向に相対的に押し当てることにより当該ガイド部材の位置決めを行う位置決め機構と、を備えるように調整具を構成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板の周端を規制するために、搬送機構の保持部材に設けられるガイド部材の位置を調整する基板搬送機構の調整具及び当該調整具を用いた調整方法に関する。
半導体ウエハ(以下、ウエハという)に対するフォトリソグラフィ工程では、装置内に設けられるモジュール間をウエハが搬送機構により搬送される。そして、各モジュールにてレジスト塗布処理、加熱処理、現像処理などの処理が行われ、ウエハ表面にレジストパターンが形成される。
前記搬送機構は、例えば図28に示すフォーク21を備え、当該フォーク21にはウエハの保持用ブロック31が設けられる。フォーク21及び保持用ブロック31については、本発明の実施の形態で詳しく説明するので、ここでは簡単に説明する。フォーク21は、ウエハの側周を囲むように基部22から伸びだした2つの曲状部23を備え、1つの曲状部23に例えば2個ずつ、保持用ブロック31が間隔をおいて、ねじにより取付けられる。保持用ブロック31にて、前記ねじが螺入される穴は長穴となっており、ねじを弛めた状態で、前記曲状部23に囲まれるウエハの保持領域24の内外方向に、保持用ブロック31の位置をずらすことができる。
保持用ブロック31は、ウエハの周端の位置を規制する側方規制部34と、ウエハの裏面を支持する支持爪35とを備えている。側方規制部34は、搬送中にウエハの周端が衝突することにより摩耗する。摩耗すると、前記モジュールに対する受け渡し時に、ウエハがこの側方規制部34に引っかかり、正常に受け渡しが行えなくなるため、この保持用ブロック31の定期的な交換が行われる。
保持用ブロック31を新品に交換した後、ねじを弛めた状態で、図28に示す冶具30を支持爪35に支持させる。そして、作業者が4つの各保持用ブロック31の側方規制部34を、この冶具30に向かって押し当てる。そして、保持用ブロック31がそのように押し当たった位置でねじを締め、当該保持用ブロック31をフォーク21に固定する。
しかし、このように作業者が押し当てて位置決めするので、作業者によって各保持用ブロック31の取付け位置にばらつきが生じる。つまり、前記保持領域24の中心からの位置が、保持用ブロック31ごとにずれる。そのため、取付け後には、モジュールに対してウエハを受け渡す際のフォーク21の位置を搬送機構に教示させる教示作業が行われる。この教示作業には比較的長い時間を要するので、装置において半導体製品の生産を行えないダウンタイムが長くなってしまうおそれがある。特許文献1には、上記のフォーク及び保持用ブロックを備えた搬送機構について記載されているが、上記の問題及びその解決手段については記載されていない。
特開2010−239026号公報
本発明はこのような事情においてなされたものであり、その目的は、基板搬送機構の保持部材に設けられる基板の周端を規制するガイド部材について、前記基板の径方向における位置を調整するにあたり、精度高くその位置合わせを行うことができる技術を提供することである。
本発明の基板搬送機構の調整具は、基板を保持するときに基板の周端を規制するガイド部材が基板の保持部材に設けられた基板搬送機構に対して、前記ガイド部材における基板の径方向の位置を調整する基板搬送機構の調整具であって、
治具本体と、
前記治具本体を前記保持部材に固定するための固定部と、
前記治具本体に設けられ、前記ガイド部材に対して基板の径方向に相対的に押し当てることにより当該ガイド部材の位置決めを行う位置決め機構と、を備えたことを特徴とする。
本発明の調整具によれば、基板の保持部材に固定される冶具本体が、ガイド部材に対して基板の径方向に相対的に押し当てられる位置決め機構を備えている。この調整具により、精度高くガイド部材の位置合わせを行うことができ、作業者間で調整のばらつきを抑えることができる。
ウエハの搬送機構の斜視図である。 前記搬送機構に設けられるフォークの斜視図である。 前記フォークに設けられる保持用ブロックの斜視図である。 前記保持用ブロック及びフォークの縦断側面図である。 前記フォークにおける保持用ブロックの位置調整を行う冶具の斜視図である。 前記冶具の平面図である。 前記冶具の側面図である。 前記冶具を構成する冶具本体の斜視図である。 前記冶具本体の縦断正面図である。 前記冶具本体に設けられる基準面形成部及びアーム部先端の斜視図である。 前記冶具本体の平面図である。 冶具本体の動作を示す斜視図である。 冶具本体の動作を示す斜視図である。 前記冶具を構成する本体固定具の側面図である。 前記冶具による調整作業を説明する工程図である。 前記冶具による調整作業を説明する工程図である。 前記冶具による調整作業を説明する工程図である。 前記冶具による調整作業を説明する工程図である。 前記冶具による調整作業を説明する工程図である。 前記冶具による調整作業を説明する工程図である。 前記冶具の動作を説明する側面図である。 他の保持用ブロックを示す斜視図である。 他の本体固定具の斜視図である。 他の構成の冶具を示す概略側面図である。 前記搬送機構を備える塗布、現像装置の平面図である。 前記塗布、現像装置の斜視図である。 前記塗布、現像装置の概略縦断側面図である。
本実施形態では、塗布、現像装置に設けられるウエハWの搬送機構1に用いられる調整具について説明する。前記塗布、現像装置は、円形の基板である前記ウエハWにレジスト塗布処理と、現像処理とを行う装置であり、後に例示する。図1は、前記搬送機構1の斜視図である。搬送機構1は水平方向に長尺な筐体11を備え、その側面には起立したフレーム12が設けられ、筐体11の長さ方向に移動自在に構成される。図中13は、フレーム12のガイドである。フレーム12に囲まれるように昇降自在な昇降台14が設けられ、昇降台14上には鉛直軸回りに回転自在な回転台15が設けられている。回転台15上には、水平方向に各々移動自在のフォーク21、21が設けられている。図中16、16は、フォーク21と回転台15の側部とを接続する接続部である。
図1中、17は加熱モジュールである。ウエハWは搬送機構1によって、前段側のモジュールから加熱モジュール17に搬送され、そして加熱モジュール17から後段側のモジュールに搬送される。前段側及び後段側のモジュールは、図1では示していない。
図2は、フォーク21の斜視図である。このフォーク21は、水平な板状に形成され、基部22から前方へ2つの曲状部23、23が伸び出し、平面視概ね馬蹄形状に構成されている。曲状部23、23に囲まれて、円形の保持領域24が形成され、ウエハWはこの保持領域24に保持されて搬送される。曲状部23の先端側表面は、その高さが低く形成されて薄層部25をなす。また、曲状部23の基端側表面には前記保持領域24に臨むように窪みが形成され、薄層部25が形成されている。図中26は、後述の保持用ブロック31を取付けるためのねじ穴であり、各薄層部25の表面に設けられる。
図3は、ガイド部材を構成する保持用ブロック31の斜視図である。保持用ブロック31は、前記薄層部25を覆う水平な扇部32と、この扇部32から斜め下方に向けて形成される傾斜部33と、傾斜部33の下端から垂直に下降して形成される側方規制部34と、側方規制部34の下端から水平に保持領域24に突出する支持爪35とを備えている。傾斜部33によりウエハWの縁部はガイドされ、当該ウエハWは前記支持爪35上に支持されて保持領域24に収まる。前記側方規制部34は、そのように保持領域24に収まったウエハWの周端面に向かい合い、その周端面の位置を規制する。
扇部32には、背景技術の項目で説明した長穴36が形成される。この長穴36は、保持領域24の内側から外側へ向かうように形成される。図中37は、前記ねじ穴26に螺合するねじであり、前記長穴36を貫通するようにねじ穴26に螺入され、扇部32を薄層部25上に固定する。図4は保持用ブロック31の縦断側面図であり、この図に示すようにねじ37を緩めた状態では、保持用ブロック31を保持領域24の内外方向に沿って、つまり長穴36の長さ方向に沿って、その位置をずらすことができるようになっている。薄層部25のねじ穴26は、加工精度の限界により所定の位置からずれて形成される場合があるが、このようにずれが生じても、ねじ穴26のずれが相殺されるように保持用ブロック31の位置を上記のようにずらして調整することができる。つまり、ねじ37が通過する穴を長穴36とすることにより、保持用ブロック31をフォーク21の所定の位置に精度高く取付けることができるようになっている。
続いて、前記保持用ブロック31のフォーク21における位置調整を行うための冶具(調整具)4について説明する。この冶具4はフォーク21に着脱自在に構成されており、図5は、フォーク21に取付けられた状態の冶具4の斜視図である。また、図6は冶具4の平面図であり、図7は冶具4の側面図である。この冶具4は、冶具本体41と、本体固定具91とにより構成される。図8には冶具本体41の斜視図を示している。
冶具本体41は、フォーク21に固定されて支持される支持部42と、支持部42上に設けられるアーム部61とを備えている。支持部42は水平なリング43と、リング43の中心から当該リング43の内端へ放射状に広がった接続部44と、を備えている。リング43は円形であり、その径は、保持領域24の径よりも小さく構成されている。接続部44上において、アーム部61の回転中心をなす回転軸40が設けられている。
冶具本体41がフォーク21に取付けられたときに、フォーク21の基部22側に向かう側を後方側とすると、リング43の後方側の端部は当該後方へ向けて引き出され、さらに上方へ向かうように屈曲されて後方壁45が形成されている。前記後方壁45の後方側の側面は、前記曲状部23の基端側における保持領域24に向かう側面に沿って形成されている。それによって、後述するように後方壁45が、後方側に付勢されたときに、冶具本体41のフォーク21における左右の位置が調整される。
この後方壁45の上端は、後方に向かうように引き出されて水平な板状の後方支持部46を形成しており、この後方支持部46が、フォーク21の曲状部23の基端側上に支持される。後方支持部46上には、リング43の周方向に沿って3つの係止部47が設けられている。これら係止部47には、各々保持領域24の内側から外側に向かうように凹部48が形成されている。これらの係止部47は、本体固定具91によって、フォーク21に対する冶具本体41の位置を固定するために設けられている。フォーク21の形状に応じて、3つのうちいずれかの適切な係止部47が用いられ、この例では中央の係止部47が使用される。
リング43の左右の端部は、当該リング43の外側に向かって引き出され、さらに上方へ向けて屈曲されて側壁を形成する。そして、当該側壁の上端は保持領域24の外側へ向かって引き出されて、水平な板状の側方支持部49を構成する。側方支持部49は、一のフォーク21の曲状部23の薄層部25、25間上に支持される。
図9は、この側方支持部49の縦断正面を示している。側方支持部49の上側に設けられる円形部51から、側方支持部49を貫通して下方に向けて伸びるねじ棒52が設けられており、ねじ棒52の周囲には、その内周面がこのねじ棒52に螺合するリング状の留め具53が設けられている。留め具53は、回転させることでその高さを変更することができ、この留め具53と側方支持部49により曲状部23が挟まれる。本体固定具91とこの留め具53とにより、冶具本体41をフォーク21に固定することができる。
リング43の前方側の端部は、当該前方側へと引き出され、さらに上方に向けて屈曲され、壁部である基準面形成部54を構成している。図10には、基準面形成部54を示しており、当該基準面形成部54は、基準長さ設定部を構成する。基準面形成部54における後方側面は、後述の位置決め用ブロック81の位置を決定するための垂直な基準面55として構成される。リング43の中心とこの基準面55との距離を基準長さとすると、各保持用ブロック31は、保持領域24の中心と前記側方規制部34との距離が、この基準長さになるように、その位置が調整される。また、この基準面形成部54の左右の中央部からリング43の中心側へ向けて突出するように壁部56が形成されている。壁部56は、後述するように位置決め用ブロック81を、基準面55に当接させるために前方へ移動させるときに、当該位置決め用ブロック81をガイドするために設けられる。
続いてアーム部61について説明すると、このアーム部61は、保持用ブロック31の位置決めを行う位置決め機構を構成する。アーム部61はリング43の直径上を水平方向に伸びるように形成されており、リング43上に設けられる長尺なアーム本体62を備えている。前記回転軸40はアーム本体62を貫通し、アーム本体62上にはこの回転軸40をカバーする円形部63が設けられている。図11に示すように、アーム本体62は、リング43の中心を回転中心として、鉛直軸まわりに回転することができる。
アーム本体62上においてその一端側上には、移動機構を構成する径方向移動部64が設けられており、径方向移動部64は、アーム本体62の延長方向に伸びている。径方向移動部64は、アーム部61の長さ方向に沿って移動できるように構成されている。径方向移動部64と円形部63との間には、アーム本体62上からその外側に突出するように、横方向に伸びる側方突出部65が設けられている。そして、前記円形部63の横に並ぶように長さ計測機構であるマイクロメータ66が設けられており、側方突出部65の先端部とマイクロメータ66とは、アーム部61の長さ方向に沿って配置されている。マイクロメータ66の円形部63側の端部は、円形部63の側面に沿って形成され、アーム本体62上に固定されている。
アーム本体62の他端側にはつまみ67が設けられ、このつまみ67の先端側は、マイクロメータ66及び側方突出部65を貫通するように、アーム本体61の一端側へと向かう回転棒68を形成する。前記径方向移動部64は突起69を備えており、当該突起69は横方向に突き出て、回転棒68の延長線上に位置する。径方向移動部64と側方突出部65との間には、弾性部材としてのばね71が設けられている。ばね71の復元力により、径方向移動部64は、アーム本体62の他端側に向けて付勢され、突起69に回転棒68の先端が当接した状態で静止される。前記つまみ67を回すと、回転棒68がその軸回りに回転すると共に、マイクロメータ66から突出する先端側の長さが変化し、それによって径方向移動部64が、回転棒68の長さ方向に沿って移動する。つまり、アーム部61が、その長さ方向に伸縮する。
マイクロメータ66は表示部72を備えている。上記のようにマイクロメータ66から突出する回転棒68の先端の長さを変位させると、この表示部72には、その変位した長さの数値が表示される。即ち、アーム部61の長さに対応した数値が、この表示部72に表示される。また、マイクロメータ66は、図示しないスイッチを備え、このスイッチにより、表示部72の数値を0にリセットできる。
径方向移動部64の先端側には、ヒンジ73により傾倒部74が接続されている。図10に示すように、傾倒部74はアーム部61の長さ方向と直交する水平軸回りに回転自在に構成され、その裏面が上方へ向かうように傾倒させることができる。傾倒部74の表面には段差が形成され、傾倒部74の先端側の表面は、前記アーム部61の中心部側(円形部63側)の表面よりも低く構成され、移動面75を構成している。
前記移動面75には、アーム部61の先端部を構成する引きつけ部76が設けられている。引きつけ部76は、その先端側が移動面75上から当該移動面75の外側へと伸び、そのように前記外側に伸びた端部は、平面視扇状に広がるように形成されている。そして、そのように扇状に広がった先端部は下方へ向けて突き出て段部77を形成し、この段部77の先端側は、さらに下方に突出して牽引爪78を構成している。引きつけ部76は、前記移動面75をアーム部61の長さ方向に移動できるように構成される。引きつけ部76の側壁と、径方向移動部64の側壁には各々突起70が設けられており、これらの突起70、70間は、弾性部材であるばね79により接続されている。このばね79によって、傾倒部74を水平にしたときに引きつけ部76は、アーム部61の中心側に向けて付勢される。
図12、図13は、引きつけ部76の動作を示した斜視図であり、図13は、図12の引きつけ部76を拡大して示している。これらの図に示すように、傾倒部74を水平にして、段部77の底面を保持用ブロック31の扇部32における上面に接触させると共に、牽引爪78を前記扇部32の外周の側面に接触させて、引きつけ部76を保持用ブロック31に係止させることができる。この状態では、上記のように引きつけ部76がアーム部61の中心側へと付勢される。それによって保持用ブロック31を、ウエハWの保持領域24の径方向に沿って、当該保持領域24の中心側へと牽引することができる。
径方向移動部64の下方には位置決め用ブロック81が設けられ、アーム部61の先端へ向かうと共に径方向移動部64の外側を左右に広がるように形成されている。位置決め用ブロック81の先端は、左右に離れて形成される凸部82、82をなす。この凸部82の先端は、アーム部61の回転により前記支持部42の基準面55及び保持用ブロック31の側方規制部34に対向できるように形成されている。また、位置決め用ブロック81には、凸部82、82間において、アーム部61の中心側へ向かうようにスリット83が形成されている。位置決め用ブロック81を、前記基準面55に向けて移動させるときに、このスリット83に前記リング43の壁部56が進入できるように、当該スリット83は、壁部56に沿って形成されている。
本体固定具91について図14も参照しながら説明すると、本体固定具91は、水平な板状の台部92を備えている。この台部92は、フォーク21の基部22上に取付けられたときに、基部22の前方側(曲状部23が突出する側)から後方側へ向かうように構成されている。この台部92の前記後方側へ向かう端部は、下方に向けて折り曲げられ、さらにその下端は前記前方側向かうように折り曲げられ、鉤状の係止部93を形成している。この係止部93は、前記基部22の後方側の縁部に係止される。
台部92上には、台部92の伸長方向と直交する水平軸回りに回動可能なレバー90が設けられている。図中94は、当該レバー90を台部92に接続すると共に当該レバー90の回転軸を構成する接続部である。また、台部92上には、フック95が設けられている。このフック95の基端側は、レバー90に形成されたスリット96を貫通し、レバー90の回転軸と並行する水平な軸97に接続され、フック95は当該軸97回りに回転自在に構成されている。図14に示すように、係止部93をフォーク21の基部22に係止させた状態で、レバー90及びフック95の回動動作により、当該フック95の先端を、冶具本体21の前記係止部47の凹部48に進入させることができる。レバー90には、ばね98が設けられており、このばね98は、そのようにフック95が前記凹部48に進入した状態で、レバー90を水平にすると、前記軸97を後方側へ付勢できるように設けられている。そのように付勢されることで、フック95が係止部47を後方へ牽引し、フック95と係止部47とが係止される。
続いて、図15〜図20の工程図を参照しながら、この冶具4を用いてフォーク21における保持用ブロック31の位置調整を行う手順を説明する。なお、15〜図20では保持用ブロック31は、既述の各図に対して若干、簡略化して示している。また、冶具本体41において、3つのうち使用しない2つの係止部47については省略している。例えば予め保持用ブロック31のねじ38を弛めておき、保持用ブロック31を保持領域24の内外方向(径方向)にずらすことができるようにしておく。また、牽引爪78が上方を向くように、傾倒部74の裏面を上側に向けておく。径方向移動部64をアーム部61の中心側に寄せ、アーム部61を短縮させておく。図9で示した留め具53をねじ棒52の下方に位置させておく。
そして、冶具本体41の後方支持部46及び側方支持部49を、フォーク21の表面に載置する(図15)。続いて、本体固定具91の係止部93がフォーク21の基部22に係止されるように、台部92を基部22上に載置する。そして、図14で説明したように、フック95を冶具本体41の係止部47に係止させ、冶具本体41が後方側に付勢される。冶具本体41の後方壁45が、曲状部23の基端側に押し当てられ、冶具本体41のアーム部61の回転中心が、ウエハWの保持領域24の中心に合わせ込まれる(図16)。前記留め具53を回転させて上昇させ、フォーク21の曲状部23を当該留め具53と側方支持部49とで挟み、冶具本体41をフォーク21に固定させる。
そして、つまみ67を回転させてアーム部61を伸ばし、位置決め用ブロック81をリング43の基準面形成部54へ向けて移動させて、当該ブロック81のスリット83に壁部56を進入させる。さらにアーム部61を伸ばして、前記ブロック81の凸部82を前記基準面形成部54の基準面55に当接させる(図17)。然る後、マイクロメータ66の数値をリセットして0にする。
つまみ67を回してアーム部61を短縮させ、前記スリット83から壁部56が外れ、アーム部61が回転可能になると、アーム部61を回転させて、位置決め用ブロック81を1つの保持用ブロック31に向け、前記凸部82と、当該保持用ブロック31の側方規制部34とを対向させる。ここでは、曲状部23の先端側の保持用ブロック31の側方規制部34に、前記凸部82を対向させたものとする。そして、つまみ67を回転させて、位置決め用ブロック81をこの保持用ブロック31に向けて移動させる(図18)。マイクロメータ66の数値が0になったら、つまみ67の回転を停止させ、ブロック81の移動を停止させる。
然る後、傾倒部74を水平にし、図12、図13で説明したように、引きつけ部76の牽引爪78を保持用ブロック31の扇部32の外側に係止させる。図21上段にも示すように、牽引爪78がばね79により、扇部32をアーム部61の中心側に押圧し、保持用ブロック31の位置が当該中心側にずれる。そして、保持用ブロック31の側方規制部34が、位置決め用ブロック81の前記凸部82に押し当てられ、保持用ブロック31の移動が停止し、保持領域24の中心から保持用ブロック31の側方規制部34までの距離が、予め設定された基準長さになるように、保持用ブロック31の位置合わせがなされる(図19、図21下段)。このように位置合わせを行った後、当該保持用ブロック31のねじ37を締め、保持用ブロック31をフォーク21に固定する。
曲状部23の基端側の保持用ブロック31についても同様に位置合わせを行う。つまり、アーム部61を回転させて、位置決め用ブロック81の凸部82を保持用ブロック31の側方規制部34に対向させる。マイクロメータ66の数値は、0のままであるものとする。そして、牽引爪78により、保持用ブロック31をアーム部61の中心側に引きつけて、位置決め用ブロック81に押し当て、当該保持用ブロック31の位置合わせを行う(図20)。その後ねじ37を締め、保持用ブロック31をフォーク21に固定する。フォーク21における全ての保持用ブロック31について、このような位置合わせ及び固定を行う。
この冶具4は、フォーク21に固定される冶具本体41と、この冶具本体41に設けられるアーム部61と、を備え、アーム部61は、フォーク21の保持領域24を径方向に移動できる位置決め用ブロック81と、保持用ブロック31を、保持領域24の中心に向けてばね79により引きつけ、前記位置決め用ブロック81に当接させる引きつけ部76とを備えている。従って、保持用ブロック31の保持領域24の内外方向における位置を調整するにあたり、作業者間でフォーク21における保持用ブロック31の取付け位置がばらつくことが抑えられる。また、そのようにばらつきが抑えられることで、背景技術の項目で説明した教示作業を行う必要が無くなるので、装置の半導体製品の生産性の向上を図ることができる。
また、このアーム部61は、保持領域24の中心を回転中心として回転自在に構成されている。従って、1つの保持用ブロック31の位置調整を行った後、他の保持用ブロック31に向けて、その位置調整を行うことができるため、複数の保持用ブロック31の位置調整を行うにあたり、作業の効率を高めることができる。また、アーム部61は伸縮可能に構成される。従って、上記のように壁部56をガイドとして、基準面55に位置決め用ブロック81を当接させて、当該位置決め用ブロック81がアーム部61の中心から基準長さ離れる位置を検出した後、当該壁部56に干渉することなく、保持用ブロック31に位置決め用ブロック81を向けることができる。このことからも調整作業の効率を高めることができる。
ところで、引きつけ部76により各保持用ブロック31を保持領域24の中心部へ向けて互いに同様の力で付勢して引きつけることができさえすれば、各保持用ブロック31を保持領域24の中心から所定の距離、離れた位置に移動させ、作業者による保持用ブロック31の取り付け位置のばらつきをなくすことができる。つまり、上記の例では位置決め用ブロック81に保持用ブロック81が当接して位置決めされるが、このように当接させて位置決めを行うことには限られない。具体的には、位置調整を行うにあたり、ねじ37を弛める量を比較的小さくし、保持用ブロック31が引きつけられるときにねじ37と保持用ブロック31との間に比較的強い摩擦力が働くようにする。引きつけ部76が保持用ブロック31を保持領域24の中心近くに引きつけるほど、ばね79による引きつけ部76の付勢力が弱くなり、前記摩擦力により保持領域24の中心から所定の距離離れた位置で保持用ブロック31が静止する。各保持用ブロック31の位置を調整するにあたり、保持領域24の中心部から一定の距離を離れた引きつけ部76に対するばね79による付勢力は一定であるため、各保持ブロック31の前記静止位置が、保持領域24の中心部から等距離となる。
また、上記の例においてばね79は、引きつけ部76とアーム本体62に設けられる径方向移動部64とを接続するように設けられているが、引きつけ部76が保持領域24の中心部から所定の距離を離れた位置にあるときに一定の力で当該引きつけ部76を当該中心部へ付勢することができさえすれば、このように設けることに限られない。例えば引きつけ部76とアーム本体62とをばね79により直接、接続してもよいし、引きつけ部76と位置決め用ブロック81の基端側とをばね79により接続してもよい。
上記のマイクロメータ66を備えることで、この冶具4は保持用ブロック31の位置調整を行う他にも、保持用ブロック31の側方規制部34の摩耗量の検査に用いることができる。その手順を説明する。この摩耗量の検査では、前記位置調整と異なり、保持用ブロック31のねじ37を弛めておかない。
先ず、前記位置調整を行う場合と同様に、冶具4をフォーク21に取付け、位置決め用ブロック81の凸部82を基準面形成部54の基準面55に当接させて、マイクロメータ66の数値をリセットして0にする。その後、位置調整を行う場合と同様に、アーム部61を短縮させ、位置決め用ブロック81の凸部82が保持用ブロック31の側方規制部34に向くようにアーム部61を回転させる。そして、前記凸部82が側方規制部34に当接するように、位置決め用ブロック81を当該側方規制部34に向けて移動させる。側方規制部34が摩耗していれば、その分だけ位置決め用ブロック81は、保持領域24の外側方向に移動できるので、マイクロメータ66の数値は0とはならず、この摩耗した量に応じた数値が表示される。
この冶具4により位置調整される保持用ブロックとしては、上記のような構成のものに限られない。図22は、保持用ブロックの他の例を示している。この保持用ブロック101は、土台部102と、本体部103とからなる。土台部102は扇状の板であり、長穴36が形成され、保持用ブロック31の扇部32と同様に、ねじ37によりフォーク21に取付けられる。本体部103は、上記の保持用ブロック31と略同様に形成されるが、差異点として扇部32の下面には突起104が設けられている。この突起104と、土台部102に設けられた孔105とが嵌合し、土台部102に突起104が固定される。つまり、冶具4は、土台部102のフォーク21における位置合わせを行うために用いられる。即ち、引きつけ部76により、土台部102の外側面をアーム部61の中心へ牽引し、土台部102の内側面を位置決め用ブロック81に押し当てて、位置調整を行う。
本体固定具91の構成はフォーク21の形状に応じて、適宜変更することができる。図23には本体固定具91の他の構成例を示している。この本体固定具91の台部92は、フォーク21の基部22の横方向に伸び、その両端部が前方へ向かうように屈曲されて形成されている。屈曲された両端部の下面からは、下方に棒111が伸び、その下端は拡径されて、円形部112を構成する。この例では、前記係止部93が形成される代わりに、この棒111と円形部112とにより、係止部113が構成され、フォーク21の基部22の後端が円形部112と台部92との間に進入するように係止される。
腕部61が支持部42上を回転軸40により構成される回転機構により回転して、各保持用ブロック31に対向する場合について示したが、このように腕部61が回転するように構成されることには限られない。例えば支持部42のリング43上には4つのアーム部61が設けられ、リング43の中心部上から、各アーム部61の先端側が、フォーク21の4つの保持ブロック31に向かって各々伸びるように構成することができる。各アーム部61の先端側は、既述の例と同様に位置決め用ブロック81と引きつけ部76とを備え、例えば各位置決め用ブロック81は、前記リング43の中心部から予め設定された距離を離れた位置に形成される。そして、上記の実施例と同様に引きつけ部76により、保持用ブロック31を保持領域24の中心側に引きつけ、位置決め用ブロック81に押し当てて、その位置決めを行う。
図24は、冶具本体の他の構成例を示している。この冶具本体121には、引きつけ部76と同様に形成された爪形成ブロック122が設けられているが、この爪形成ブロック122は、円形部63から伸びる支持部123の先端に設けられ、引きつけ部76と異なり、径方向移動部64の移動によりアーム部61の長さ方向に移動しない。支持部123は、アーム部61と共に回転する。爪形成ブロック122において、牽引爪78に対応する爪を124で示している。この爪124は、アーム部61の中心から予め設定された距離を離れた位置に形成されている。
図24上段に示すように、短縮した状態のアーム部61を回転させて、爪124を保持用ブロック31の外側に位置させる。そしてアーム部61を伸ばし、位置決め用ブロック81を保持用ブロック31の側方規制部34に押し当て、保持用ブロック31の位置を、保持領域24の中心側から外側へずらす。図24下段に示すように、保持用ブロック31の扇部32の外縁が爪124に当接し、動かなくなるまでアーム部61を伸ばす。つまり、上記の冶具本体41のように保持用ブロック31を、保持領域24の外側から内側へ向かって引きつけてその位置を調整することには限られない。また、マイクロメータ66が示す数値に基づいて調整を行うことにも限られない。
また、この図24のアーム部61において、径方向移動部64の裏面を位置決め用ブロック81が当該アーム部61の長さ方向に移動でき、径方向移動部64の基端側から先端側に向かって位置決め用ブロック81が弾性部材であるばねにより付勢されるように構成してもよい。保持用ブロック31の位置合わせ時に、前記ばねにより位置決め用ブロック81が保持用ブロック31を保持領域24の外側へ付勢してその位置をずらし、保持用ブロック31が前記爪124に当接されて位置決めされる。また、このようにばねを用いて保持用ブロック31を保持領域24の外側へ移動させる場合も、上記の保持領域24の中心側へ移動させる場合と同様に、各保持用ブロック31を前記ばねにより同様の力で付勢することができるので、爪124に当接させてその位置を位置決めすることに限られない。
図25〜図27に、上記の搬送機構1を備える塗布、現像装置の一例を示す。図25、26、27は夫々当該塗布、現像装置130の平面図、斜視図、概略縦断側面図である。この塗布、現像装置130は、キャリアブロックD1と、処理ブロックD2と、インターフェイスブロックD3と、を直線状に接続して構成されている。インターフェイスブロックD3にはさらに露光装置D4が接続されている。以降の説明では、ブロックD1〜D3の配列方向を前後方向とする。キャリアブロックD1は、ウエハWを複数枚含むキャリアCを塗布、現像装置130内に搬入出する役割を有し、キャリアCの載置台131と、開閉部132と、開閉部132を介してキャリアCからウエハWを搬送するための移載機構133とを備えている。
処理ブロックD2は、ウエハWに液処理を行う第1〜第6の単位ブロックE1〜E6が下から順に積層されて構成されている。説明の便宜上ウエハWに下層側の反射防止膜を形成する処理を「BCT」、ウエハWにレジスト膜を形成する処理を「COT」、露光後のウエハWにレジストパターンを形成するための処理を「DEV」と夫々表現する場合がある。この例では、図24に示すように下からBCT層、COT層、DEV層が2層ずつ積み上げられている。同じ単位ブロックにおいて互いに並行してウエハWの搬送及び処理が行われ、各単位ブロックに前記搬送機構1が設けられている。
ここでは単位ブロックのうち代表してCOT層E3を、図25を参照しながら説明する。キャリアブロックD1からインターフェイスブロックD3へ向かう搬送領域134の左右の一方側には棚ユニットUが前後方向に複数配置され、他方側には夫々液処理モジュールであるレジスト膜形成モジュールCOT、保護膜形成モジュールITCが前後方向に並べて設けられている。前記レジスト膜形成モジュールCOTは、ウエハWにレジストを供給してレジスト膜を形成する。保護膜形成モジュールITCは、レジスト膜上に所定の処理液を供給し、当該レジスト膜を保護する保護膜を形成する。棚ユニットUは、前記加熱モジュール17により構成されるモジュール群である。前記搬送領域134は、前記搬送機構1のフォーク21が移動する領域である。便宜上、図では搬送機構1をF3として示している。
他の単位ブロックE1、E2、E5及びE6は、ウエハWに供給する薬液が異なることを除き、単位ブロックE3、E4と同様に構成される。単位ブロックE1、E2は、レジスト膜形成モジュールCOTの代わりに反射防止膜形成モジュールを備え、単位ブロックE5、E6は、現像モジュールを備える。図27では各単位ブロックE1〜E6の搬送機構1をF1〜F6として示している。
処理ブロックD2におけるキャリアブロックD1側には、各単位ブロックE1〜E6に跨って上下に伸びるタワーT1と、タワーT1に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な受け渡し機構である受け渡しアーム135とが設けられている。タワーT1は、互いに積層された複数のモジュールにより構成されており、単位ブロックE1〜E6の各高さに設けられるモジュールは、当該単位ブロックE1〜E6の各搬送アームF1〜F6との間でウエハWを受け渡すことができる。これらのモジュールとしては、実際には各単位ブロックの高さ位置に設けられた受け渡しモジュールTRS、ウエハWの温度調整を行う温調モジュールCPL、複数枚のウエハWを一時的に保管するバッファモジュール、及びウエハWの表面を疎水化する疎水化処理モジュールなどが含まれている。説明を簡素化するために、前記疎水化処理モジュール、温調モジュール、前記バッファモジュールについての図示は省略している。
インターフェイスブロックD3は、単位ブロックE1〜E6に跨って上下に伸びるタワーT2、T3、T4を備えており、タワーT2とタワーT3に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な受け渡し機構であるインターフェイスアーム136と、タワーT2とタワーT4に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な受け渡し機構であるインターフェイスアーム137と、タワーT2と露光装置D4の間でウエハWの受け渡しを行うためのインターフェイスアーム138が設けられている。
タワーT2は、受け渡しモジュールTRS、露光処理前の複数枚のウエハWを格納して滞留させるバッファモジュール、露光処理後の複数枚のウエハWを格納するバッファモジュール、及びウエハWの温度調整を行う温調モジュールなどが互いに積層されて構成されているが、ここでは、バッファモジュール及び温調モジュールの図示は省略する。この塗布、現像装置130においては、ウエハWが載置される場所をモジュールと記載する。なお、タワーT3、T4にも夫々モジュールが設けられているが、ここでは説明を省略する。
ウエハWは、キャリアCから移載機構133により、処理ブロックD2におけるタワーT1の受け渡しモジュールTRS0に搬送される。この受け渡しモジュールTRS0からウエハWは、単位ブロックE1、E2に振り分けられて搬送される。 例えばウエハWを単位ブロックE1に受け渡す場合には、タワーT1の受け渡しモジュールTRSのうち、単位ブロックE1に対応する受け渡しモジュールTRS1(搬送アームF1によりウエハWの受け渡しが可能な受け渡しモジュール)に対して、前記TRS0からウエハWが受け渡される。またウエハWを単位ブロックE2に受け渡す場合には、タワーT1の受け渡しモジュールTRSのうち、単位ブロックE2に対応する受け渡しモジュールTRS2に対して、前記TRS0からウエハWが受け渡される。これらのウエハWの受け渡しは、受け渡しアーム135により行われる。
このように振り分けられたウエハWは、TRS1(TRS2)→反射防止膜形成モジュール→加熱モジュール17→TRS1(TRS2)の順に搬送され、続いて受け渡しアーム135により単位ブロックE3に対応する受け渡しモジュールTRS3と、単位ブロックE4に対応する受け渡しモジュールTRS4とに振り分けられる。
このようにTRS3、TRS4に振り分けられたウエハWは、TRS3(TRS4)→レジスト膜形成モジュールCOT→加熱モジュール17→保護膜形成モジュールITC→加熱モジュール17→タワーT2の受け渡しモジュールTRSの順で搬送される。前記受け渡しモジュールTRSに搬送されたウエハWは、インターフェイスアーム136、138により、タワーT3を介して露光装置D4へ搬入される。露光後のウエハWは、インターフェイスアーム137によりタワーT2、T4間を搬送されて、単位ブロックE5、E6に対応するタワーT2の受け渡しモジュールTRS5、TRS6に夫々搬送される。然る後、加熱モジュール17→現像モジュール→加熱モジュール17→タワーT1の受け渡しモジュールTRSに搬送された後、移載機構133を介してキャリアCに戻される。
本発明の冶具は、このような塗布、現像装置の他にウエハWの洗浄装置など、各種の装置に設けられる基板搬送機構に用いることができる。
W ウエハ
1 搬送機構
4 冶具
21 フォーク
24 保持領域
31 保持用ブロック
34 側方規制部
41 冶具本体
55 基準面
61 アーム部
66 マイクロメータ
78 牽引爪
81 位置決め用ブロック
ウエハの搬送機構の斜視図である。 前記搬送機構に設けられるフォークの斜視図である。 前記フォークに設けられる保持用ブロックの斜視図である。 前記保持用ブロック及びフォークの縦断側面図である。 前記フォークにおける保持用ブロックの位置調整を行う冶具の斜視図である。 前記冶具の平面図である。 前記冶具の側面図である。 前記冶具を構成する冶具本体の斜視図である。 前記冶具本体の縦断正面図である。 前記冶具本体に設けられる基準面形成部及びアーム部先端の斜視図である。 前記冶具本体の平面図である。 冶具本体の動作を示す斜視図である。 冶具本体の動作を示す斜視図である。 前記冶具を構成する本体固定具の側面図である。 前記冶具による調整作業を説明する工程図である。 前記冶具による調整作業を説明する工程図である。 前記冶具による調整作業を説明する工程図である。 前記冶具による調整作業を説明する工程図である。 前記冶具による調整作業を説明する工程図である。 前記冶具による調整作業を説明する工程図である。 前記冶具の動作を説明する側面図である。 他の保持用ブロックを示す斜視図である。 他の本体固定具の斜視図である。 他の構成の冶具を示す概略側面図である。 前記搬送機構を備える塗布、現像装置の平面図である。 前記塗布、現像装置の斜視図である。 前記塗布、現像装置の概略縦断側面図である。 従来の冶具を示す斜視図である。

Claims (13)

  1. 基板を保持するときに基板の周端を規制するガイド部材が基板の保持部材に設けられた基板搬送機構に対して、前記ガイド部材における基板の径方向の位置を調整する基板搬送機構の調整具であって、
    治具本体と、
    前記治具本体を前記保持部材に固定するための固定部と、
    前記治具本体に設けられ、前記ガイド部材に対して基板の径方向に相対的に押し当てることにより当該ガイド部材の位置決めを行う位置決め機構と、を備えたことを特徴とする基板搬送機構の調整具。
  2. 前記位置決め機構は、
    前記基板の径方向に伸縮自在に構成され、その先端側が前記ガイド部材に接触して当該ガイド部材を相対的に押圧することにより当該ガイド部材の位置決めを行うための腕部を備えていることを特徴とする請求項1記載の基板搬送機構の調整具。
  3. 前記位置決め機構は、弾性部材により前記基板の径方向に前記ガイド部材を付勢することを特徴とする請求項2記載の基板搬送機構の調整具。
  4. 前記位置決め機構は、前記腕部の先端側に設けられる引きつけ部と、当該引きつけ部に対して前記保持部材における基板の保持領域の中心部側に設けられる腕部本体と、を備え、
    前記弾性部材は、前記引きつけ部を前記腕部本体に向けて付勢するように設けられることを特徴とする請求項3記載の基板搬送機構の調整具。
  5. 前記腕部は、基板保持領域の中心部を回転中心として回転自在に構成されていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一つに記載の基板搬送機構の調整具。
  6. 前記治具本体には、前記腕部の先端側が接触して当該腕部の長さを基準長さに設定するための基準長さ設定部が設けられていることを特徴とする請求項5記載の基板搬送機構の調整具。
  7. 前記腕部を基準長さ設定部に接触させる移動機構を備えていることを特徴とする請求項6記載の基板搬送機構の調整具。
  8. 前記腕部には、当該腕部の長さに対応した長さ寸法値が表示される長さ計測機構が設けられていることを特徴とする請求項2ないし7のいずれか一項に記載の基板搬送機構の調整具。
  9. 基板を保持するときに基板の周端を規制するガイド部材が基板の保持部材に設けられた基板搬送機構に対して、前記ガイド部材における基板の径方向の位置を調整する基板搬送機構の調整具を用いた調整方法であって、
    固定部により治具本体を前記保持部材に固定する工程と、
    前記治具本体に設けられる位置決め機構を、前記ガイド部材に対して基板の径方向に相対的に押し当て、当該ガイド部材の位置決めを行う工程と、
    を備えたことを特徴とする調整方法。
  10. 前記位置決め機構を構成する腕部を、前記基板の径方向に伸縮させる工程を備え、
    前記ガイド部材の位置決めを行う工程は、前記腕部の先端側を前記ガイド部材に接触させ、当該ガイド部材を相対的に押圧する工程を備えることを特徴とする請求項9記載の調整方法。
  11. 前記ガイド部材の位置決めを行う工程は、弾性部材により前記基板の径方向に前記位置決め機構を付勢する工程を含むことを特徴とする請求項10記載の調整方法。
  12. 前記腕部を、基板保持領域の中心部を回転中心として回転させる工程を備えることを特徴とする請求項11記載の調整方法。
  13. 前記治具本体に設けられる基準長さ設定部に、前記腕部の長さを基準長さに設定するために、当該腕部の先端側を接触させる工程を備えることを特徴とする請求項12記載の調整方法。
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