JP2014197242A - パターン抽出装置、画像投影装置、パターン抽出方法およびプログラム - Google Patents

パターン抽出装置、画像投影装置、パターン抽出方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像パターンの特徴点が欠損している場合であっても、欠損した特徴点を補間して総ての特徴点を抽出することができるパターン抽出装置、画像投影装置、パターン抽出方法およびプログラムを提供すること。
【解決手段】本発明のパターン抽出装置は、投影された画像パターンの撮影画像から補間対象の特徴点を抽出し、補間対象の特徴点の近傍の特徴点を使用して当該補間対象の特徴点を補間する。本発明のパターン抽出装置は、近傍の特徴点をグループ化して外挿補間座標を算出し、外挿補間の有意性を考慮して補間対象の特徴点の座標を算出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、投影画像の歪み補正に関し、より詳細には、投影された画像パターンに含まれる特徴点を抽出するパターン抽出装置、画像投影装置、パターン抽出方法およびプログラムに関する。
従来、プロジェクタ等の投影装置からスクリーンに画像を投影する場合、投影装置とスクリーンの相対的な位置関係によって投影画像が台形に歪む台形歪みが生じることがある。また、スクリーン面の局所的な凹凸や捻じれによって、投影画像に非線形の歪みが生じることがある。
このような歪みを補正するために、特定の図形配列で形成される画像パターンを投影したスクリーンをデジタルカメラなどで撮影し、実際に撮影画像で抽出した特徴点の位置と、当該特徴点の理想的な位置とのずれから歪みの程度を算出し、歪みを解消するように画像を補正する技術が存在する。
このような従来技術の一例として、特許文献1は、等間隔に配列された特徴点パターンをスクリーンに投影して撮影し、撮影画像に含まれる特徴点の座標を使用して投影による歪み量を算出し、歪み量に応じて投影画像を補正する画像補正装置を開示する。
しかしながら、特許文献1が開示する画像補正装置では、スクリーンに投影された特徴点パターンを撮影する際に、適切な環境や条件が整っていない場合には、撮影画像の画質が劣化してしまい、撮影画像内に存在すべき特徴点を総て検出することができない。例えば、図1に示すように、画質が劣化した撮影画像では、グリッドが交差する格子点に存在すべき特徴点が欠損することがあるため、特徴点が欠損した箇所では歪み量を算出することができず、画像補正を適切に行うことができないという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、画像パターンの特徴点が欠損している場合であっても、欠損した特徴点を補間して総ての特徴点を抽出することができるパターン抽出装置、画像投影装置、パターン抽出方法およびプログラムを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のパターン抽出装置は、投影された画像パターンの撮影画像から補間対象の特徴点を抽出し、補間対象の特徴点の近傍の特徴点を使用して当該補間対象の特徴点を補間する。
本発明は、上記構成を採用することにより、画像パターンの特徴点が欠損している場合であっても、欠損した特徴点を補間して総ての特徴点を抽出することができる。
従来技術の問題点であるノード欠損を示す図。 本発明のパターン抽出装置の構成の一実施形態を示す図。 校正用パターンの一実施形態を示す図。 本発明のパターン抽出装置が実行する処理の一実施形態を示すフローチャート。 本発明が採用するステータス値の一実施形態を示す図。 本発明が採用する外挿補間を示す概念図。 本発明の補間処理の一実施形態を示す概念図。 本発明が採用するステータス値の別の実施形態を示す図。 図8を参照して説明した実施形態の補間処理を示す概念図。 本発明のパターン抽出装置が実行する処理の別の実施形態を示すフローチャート。 図10を参照して説明した実施形態の補間処理を示す概念図。 本発明のプログラムを実行する情報処理装置を示す図。 本発明の補間処理の別の実施形態を示す概念図。 図13に示す実施形態に係る補間処理を示すフローチャート。 複数の撮影画像を用いて校正用パターンの特徴点を補間する処理の一実施形態を示す概念図。 複数の補間画像を用いて校正用パターンの特徴点を補間する別の実施形態を示す概念図。 基準特徴点の近傍とみなし得る距離に上限を設けて近傍の特徴点を特定する方法を示す図。
以下、本発明について実施形態をもって説明するが、本発明は、後述する実施形態に限定されるものではない。図2は、本発明のパターン抽出装置の構成の一実施形態を示す図である。
パターン抽出装置200は、スクリーン等に投影された校正用パターンの撮影画像に含まれる特徴点を補間して抽出する装置である。本実施形態では、パターン抽出装置200をASIC等の半導体装置として実装することができ、プロジェクタ等の画像投影装置に組み込むことが可能である。
パターン抽出装置200は、撮影画像に含まれる特徴点の座標を使用して、撮影画像内の欠損した特徴点を補間し、総ての特徴点を抽出する。パターン抽出装置200は、補間制御部201と、補間対象抽出部202と、補間部203と、ステータス更新部204と、記憶手段205とを含んで構成される。パターン抽出装置200が備える機能手段は、半導体集積回路を用いて実現することができる。
補間制御部201は、補間対象抽出部202、補間部203、ステータス更新部204および記憶手段205を制御して、撮影画像内の欠損した校正用パターンの特徴点を補間して総ての特徴点を抽出する機能手段である。
補間対象抽出部202は、補間処理の対象となる特徴点を抽出する機能手段である。補間部203は、補間処理の対象である特徴点の座標を補間する機能手段である。ステータス更新部204は、ステータスバッファ207に保存される校正用パターンの特徴点の状態を示すステータス情報を更新する機能手段である。
記憶手段205は、座標データバッファ206と、ステータスバッファ207とを含んで構成される。座標データバッファ206には、撮影画像から得られる校正用パターンの特徴点の座標情報である座標が保存される。ステータスバッファ207には、撮影画像から得られる校正用パターンの特徴点のステータス情報が保存される。なお、本明細書におけるパターンとは、座標の元になった図形・画像を最初に抽出できれば(すなわち、観測データ(撮影画像)の特徴点と比較対照できる元の特徴点の正しい座標が事前にわかっている場合は)、本実施形態で説明した円パターン以外のパターン、例えば、四角・人物・山などの自然物の画像等であってもパターンとして利用することができる。
図3は、校正用パターンの一実施形態を示す図である。校正用パターン300は、投影画像の歪みを校正するために、プロジェクタからスクリーンに投影すべき画像パターンである。校正用パターン300には、黒色の円がグリッド上にM列×N行で等間隔に配置されている。
校正用パターン302は、プロジェクタが校正用パターン300をスクリーンに投影した画像パターンである。校正用パターン302は、校正用パターン300が台形に変形し、黒色の円の位置が不規則にずれている。
デジタルカメラ等の撮影装置で校正用パターン302を撮影し、その撮影画像から特徴点である黒色の円を抽出することにより、特徴点の座標が得られる。なお、以下の説明では、グリッドの第i列、第j行(0≦i≦M−1、0≦j≦N−1)の格子点に対応する撮影画像の特徴点の座標を(x[i,j],y[i,j])、当該特徴点のステータス情報であるステータス値をS[i,j]で表現する。
図4は、本発明のパターン抽出装置が実行する処理の一実施形態を示すフローチャートである。図4の処理は、ステップS400から開始し、ステップS401で補間制御部201が、記憶手段205の座標データバッファ206およびステータスバッファ207に保存されている特徴点の座標およびステータス値を初期化する。
具体的には、補間制御部201は、撮影画像に含まれる校正用パターンの特徴点の座標と、校正用パターンの既知の特徴点の座標とを比較して、既知の特徴点に対応する特徴点が撮影画像内に存在するか否か判断する。そして、補間制御部201は、数式1に示すように、対応する特徴点が存在する場合と、対応する特徴点が存在しない場合とを区別して、特徴点の座標およびステータス値を初期化する。
対応する特徴点が存在する場合、すなわち、撮影画像の特徴点が存在する場合には、撮影画像の特徴点の座標を、対応する特徴点の既知の座標にする。一方、対応する特徴点が存在しない場合、すなわち、撮影画像の特徴点が欠損した場合には、撮影画像の特徴点の座標を(0,0)にする。
本実施形態のステータス値は、図5に示す値を取り得る。ステータス値「0」は、特徴点が補間されておらず未確定であることを示す。ステータス値「1」は、初期状態から特徴点が存在し確定していることを示す。ステータス値「2」は、特徴点が補間されたことを示す。
ステップS402では、補間対象抽出部202が、ステータスバッファ207を参照し、未確定の特徴点(すなわち、S[i,j]=0である特徴点)を抽出する。ステップS403では、補間部203が、ステップS402で抽出した未確定の特徴点の座標を算出する。
本実施形態では、図6に示すように、補間対象である1の特徴点(P0)について、当該特徴点の近傍の8つの特徴点(P1〜P8)をグループ化し、各グループの外挿補間座標を算出する。そして、当該外挿補間の有意性を考慮し、外挿補間座標から補間対象の特徴点(P0)の座標を導出することにより、未確定の特徴点を補間する。
より詳細には、補間部203は、数式2に示すように、特徴点P1、P2およびP4で構成されるグループaの外挿補間座標(xa,ya)と、特徴点P2、P3およびP5で構成されるグループbの外挿補間座標(xb,yb)と、特徴点P4、P6およびP7で構成されるグループcの外挿補間座標(xc,yc)と、特徴点P5、P7およびP8で構成されるグループdの外挿補間座標(xd,yd)と、外挿補間の有意性を示す情報であるフラグFa,Fb,Fc,Fdとを算出する。
ここで、(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3),(x4,y4),(x5,y5),(x6,y6),(x7,y7),(x8,y8)は、特徴点P1〜P8の座標である。補間対象の特徴点の近傍に特徴点が存在し、これらの特徴点のステータスが未確定でない場合、すなわち、外挿補間が有意である場合には、フラグFa,Fb,Fc,Fdに「1」が設定される。一方、補間対象の特徴点の近傍に特徴点が存在しない場合、例えば、補間対象の特徴点がグリッドの最上段や最下段等の撮影画像の端部に位置する場合には、フラグFa,Fb,Fc,Fdに「0」が設定される。
そして、補間部203は、数式3を用いて、補間対象の特徴点(P0)の補間座標を導出することができる。
なお、総ての外挿補間が有意でない場合(すなわち、Fa=Fb=Fc=Fd=0)には、補間対象の特徴点(P0)の補間座標は算出しないものとする。
次に、ステップS404では、ステータス更新部204が、直前のステップS403で補間した特徴点のステータス値を、特徴点が補間されたことを示す値に変更する(S[i,j]=2)。
ステップS405では、補間制御部201が、ステータスバッファ207に保存された特徴点のステータス値を参照し、未確定の特徴点が存在するか否か判断する。未確定の特徴点が存在する場合には(yes)、処理をステップS402に戻し、未確定の特徴点が存在しなくなるまで、ステップS402〜ステップS405の処理を反復して実行する。
一方、未確定の特徴点が存在しない場合には(no)、処理がステップS406に分岐する。ステップS406では、補間制御部201は、数式4を使用して、補間処理の確信度Cを算出し、ステップS407で処理が終了する。
ここで、C,Dは変数であり、MAX{}は、{}内の数値のうち最大のものを出力する関数を示す。
例えば、補間された特徴点の割合が全体の1%であれば、確信度Cは90%となり、補間された特徴点の割合が全体の2%であれば、確信度Cは80%となる。確信度Cおよび特徴点の座標は、パターン抽出結果として外部装置に出力することができる。
図7は、上述した実施形態の補間処理を示す概念図である。図7に示す実施形態では、初期状態で3つの未確定の特徴点700,701,702が存在する。このうち特徴点701,702は、近傍の特徴点による外挿補間が可能であるため、1回目の補間処理では、特徴点701,702が補間される。補間後の特徴点711,712のステータスは、特徴点が補間されたことを示すステータスとなる(S[i,j]=2)。
1回目の補間処理で特徴点711の座標が算出されたことにより、未確定の特徴点700に対する補間が可能となる。そして、2回目の補間処理により、未確定の特徴点700が補間され、補間後の特徴点720のステータスは、特徴点が補間されたことを示すステータスとなる(S[i,j]=2)。図7に示す実施形態では、2回目の補間処理によって未確定の特徴点が無くなるため、補間処理が終了する。
上述したように、撮影画像の質の劣化により、校正用パターンの特徴点が欠損した場合であっても、欠損した特徴点の座標を算出することができ、総ての特徴点を完全に抽出することができる。これにより、投影画像に表された校正用パターンと、投影対象のオリジナルの校正用パターンとの歪み量を精緻に算出することができ、画像補正の質を向上させることができる。
また、本実施形態では、特徴点の座標と共に、補間の確信度が得られるため、補間の確信度の高低に応じて、補間の信頼性や精度についてユーザに注意喚起することができ、ユーザビリティを一層向上させることができる。さらに、補間の確信度の高低に応じて、別の画像処理アルゴリズムを用いて特徴点を抽出することができる。
図8は、本発明のパターン抽出装置が採用するステータス値の別の実施形態を示す図である。以下、図8および図9を参照して、当該ステータス値を使用する実施形態について、図2〜図7に示す実施形態との相違点を中心に説明する。
図8に示す実施形態では、ステータス値は「0」〜「3」の値を取り得る。ステータス値「0」は、特徴点が補間されておらず未確定であることを示す。ステータス値「1」は、初期状態から特徴点が存在し確定していることを示す。ステータス値「2」は、ステータス値が「1」の特徴点を用いて特徴点が補間されたことを示す(補間A)。ステータス値「3」は、補間された特徴点を用いて特徴点が補間されたことを示す(補間B)。
本実施形態では、図4に示すステップS403の処理において、補間部203が、未確定の特徴点の座標を算出する際に、ステータスバッファ207に保存されている外挿補間で使用した特徴点のステータス値を参照し、当該特徴点の中に既に補間された特徴点が含まれるか否か判断し、その判断結果を補間対象の特徴点と関連付けて保持する。
そして、続くステップS404に示すステータス値の更新処理において、ステータス更新部204が、補間部203が保持する上記判断結果を使用して、外挿補間で使用した近傍の特徴点の中に既に補間された特徴点が含まれるか否か判断する。
外挿補間で使用した近傍の特徴点の中に既に補間された特徴点が含まれない場合には、ステータス更新部204は、直前のステップS403の処理で補間した特徴点のステータス値を、「補間A」を示す値に変更する(S[i,j]=2)。一方、外挿補間で使用した近傍の特徴点の中に既に補間された特徴点が含まれる場合には、ステータス更新部204は、直前のステップS403の処理で補間した特徴点のステータス値を、「補間B」を示す値に変更する(S[i,j]=3)。
続くステップS406に示す確信度の算出処理では、補間制御部201は、数式5を使用して、補間処理の確信度Cを算出する。
ここで、C,DA,DBは変数であり、MAX{}は、{}内の数値のうち最大のものを出力する関数を示す。
例えば、ステータスが「補間A」である特徴点が全体の1%であれば、確信度Cは90%となり、ステータスが「補間B」である特徴点が全体の1%であれば、確信度Cは80%となる。すなわち、ステータスが「補間B」である特徴点は、補間された特徴点を利用して補間処理が行われるため、ステータスが「補間A」である特徴点よりも確信度が低くなる。このように、本実施形態では、特徴点を補間した場合に、その補間に利用された特徴点のステータスに応じて、補間処理の信頼性および精度を評価することができる。
図9は、図8を参照して説明した実施形態の補間処理を示す概念図である。図9に示す実施形態では、初期状態で3つの未確定の特徴点900,901,902が存在する。このうち特徴点901,902は、近傍の特徴点によって外挿補間が可能であるため、1回目の補間処理により、特徴点901,902が補間される。1回目の補間処理では、補間された特徴点、すなわち、ステータスが「補間A」または「補間B」である特徴点を利用しないため、補間後の特徴点911,912のステータスは「補間A」となる(S[i,j]=2)。
1回目の補間処理で特徴点911の座標が算出されたことにより、未確定の特徴点900に対する補間が可能となるため、2回目の補間処理により、未確定の特徴点900が補間される。2回目の補間処理では、1回目の補間処理で補間された特徴点911を利用するため、補間後の特徴点920のステータスは「補間B」となる(S[i,j]=3)。図9に示す実施形態では、2回目の補間処理によって未確定の特徴点が無くなるため、補間処理が終了する。
図10は、本発明のパターン抽出装置が実行する処理の別の実施形態を示すフローチャートである。以下、図10および図11を参照して、図8に示すステータス値を使用する別の実施形態について、図8および図9に示す実施形態との相違点を中心に説明する。
図10の処理は、ステップS1000から開始し、ステップS1001で補間制御部201が、数式1を用いて、記憶手段205の座標データバッファ206およびステータスバッファ207に保存されている特徴点の座標およびステータス値を初期化する。
ステップS1002では、補間対象抽出部202が、ステータスバッファ207を参照し、未確定の特徴点(すなわち、S[i,j]=0である特徴点)およびステータスが「補間B」の特徴点(すなわち、S[i,j]=3である特徴点)を抽出する。ステップS1003では、補間部203が、図4に示すステップS403と同様に、ステップS1002で抽出した未確定の特徴点およびステータスが「補間B」の特徴点の座標を算出する。
ステップS1003においてステータスが「補間B」である特徴点を算出する場合、補間部203は、数式6を用いて、先行する補間処理によって算出された「補間B」の特徴点の座標(xp,yp)と、今回の補間処理によって算出された「補間B」の特徴点の座標(x,y)との差分DPを算出する。
ここで、SQRT{}は平方根を示し、^は、べき乗を示す。
また、ステップS1003の処理では、図8に示す実施形態と同様に、補間部203が、特徴点の座標を算出する際に、ステータスバッファ207に保存されている外挿補間で使用した特徴点のステータス値を参照し、当該特徴点の中に既に補間された特徴点が含まれるか否か判断し、その判断結果を補間対象の特徴点と関連付けて保持する。
そして、続くステップS1004に示すステータス値の更新処理において、ステータス更新部204が、補間部203が保持する上記判断結果を使用して、外挿補間で使用した近傍の特徴点の中に既に補間された特徴点が含まれるか否か判断する。外挿補間で使用した近傍の特徴点の中に既に補間された特徴点が含まれない場合には、ステータス更新部204は、直前のステップS1003の処理で補間した特徴点のステータス値を、「補間A」を示す値に変更する(S[i,j]=2)。
一方、外挿補間で使用した近傍の特徴点の中に既に補間された特徴点が含まれる場合には、ステータス更新部204は、差分DPが所定の閾値DT以下であるか否か判断する。閾値DTは、確定している特徴点を用いた補間と同程度の確信度を与える値とすることが好適である。
差分DPが所定の閾値DT以下であるときには、ステータス更新部204は、直前のステップS1003の処理で補間した特徴点のステータス値を、「補間A」を示す値に変更する(S[i,j]=2)。一方、差分DPが所定の閾値DTよりも大きいときには、ステータス更新部204は、直前のステップS1003の処理で補間した特徴点のステータス値を、「補間B」を示す値に変更する(S[i,j]=3)。
ステップS1005では、補間制御部201は、数式5を使用して、補間処理の確信度Cを算出する。本実施形態では、外挿補間に使用された近傍の特徴点の中に補間された特徴点が含まれる場合であっても、先行する補間処理によって得られた座標と、今回の補間処理によって得られた座標が近似するならば、安定収束とみなし、高い確信度を与える。
ステップS1006では、補間制御部201は、確信度Cが閾値T以上であるか、または確信度Cが先行する補間処理の確信度Cpと同一であるか否か判断する。閾値Tは、所望される補間の信頼度や精度に応じて、自由に設定することができる。また、確信度Cpの初期値は、確信度として取り得ない値(例えば、999)とする。
確信度Cが閾値Tよりも小さい、かつ確信度Cが確信度Cpと異なる場合には(no)、処理がステップS1007に分岐する。ステップS1007では、補間制御部201は、ステップS1005で得た確信度Cの値を確信度Cpに設定し、ステップS1002に処理を戻す。一方、確信度Cが閾値T以上であるか、または確信度Cが先行する補間処理による確信度Cpと同一である場合には(yes)、ステップS1008で処理が終了する。
本実施形態では、確信度Cが一定の確信度以上になった場合、または、確信度Cが一定の確信度に収束する場合に補間処理が終了するが、他の実施形態では、確信度Cが、ユーザが指定する確信度に達した時点で補間処理を終了してもよい。
図11は、図10を参照して説明した実施形態の補間処理を示す概念図である。図11に示す実施形態では、初期状態で6つの未確定の特徴点1100〜1105が存在する。このうち特徴点1100,1102,1103,1105は、近傍の特徴点によって外挿補間が可能であるため、これらの特徴点1100,1102,1103,1105に対して補間が行われる。この補間処理では、補間された特徴点を利用していないため、補間後の特徴点1110,1112,1113,1115のステータスは「補間A」となる(S[i,j]=2)。
1回目の補間処理で特徴点1110,1112,1113,1115の座標が算出されたことにより、未確定の特徴点1101,1104に対する外挿補間が可能となるため、2回目の補間処理により、未確定の特徴点1101,1104が補間される。2回目の補間処理では、1回目の補間処理で補間した特徴点を利用するため、補間後の特徴点1121,1124のステータスは「補間B」となる(S[i,j]=3)。
次に、特徴点1121,1124のステータスが「補間B」であるため、特徴点1121,1124に対して、再度補間が行われる。特徴点1121に対する補間では、補間された近傍の特徴点を利用するものの、本実施形態では当該補間による差分DPが閾値DT以下であるため、補間後の特徴点1131のステータスは「補間A」となる(S[i,j]=2)。一方、特徴点1124に対する補間では、本実施形態では当該補間による差分DPが閾値DTよりも大きいため、補間後の特徴点1134のステータスは「補間B」のままである。
次に、特徴点1134のステータスが「補間B」であるため、特徴点1134に対して、再度補間が行われる。この補間処理では、補間された近傍の特徴点を利用するものの、本実施形態では当該補間による差分DPが閾値DT以下であるため、補間後の特徴点1144のステータスは「補間A」となる(S[i,j]=2)。
図10および図11に示す実施形態では、未確定の特徴点のみならず、ステータスが「補間B」の特徴点、すなわち、補間の確信度の低い特徴点に対しても補間処理を反復して適用するため、補間結果の信頼性を向上させることができる。
図12は、パターン抽出装置の一実施形態である情報処理装置を示す図である。情報処理装置1200は、デスクトップ型PCやタブレット型PC、ノート型PC等の種々のコンピュータであり、プロセッサ1201と、ROM1202と、RAM1203と、ハードディスク装置(HDD)1204と、外部機器接続インタフェース1205と、ネットワークインタフェース1206とを含んで構成される。
プロセッサ1201は、情報処理装置1200が実行する処理を演算する装置であり、CPUやMPUなどの種々のプロセッサを採用することができる。ROM1202は、BIOS等のブートプログラムなどが保存される不揮発性メモリである。
RAM1203は、プログラムの実行空間を提供する不揮発性メモリである。情報処理装置1200は、WINDOWS(登録商標)シリーズ、Mac(登録商標)OS、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)などのオペレーティングシステム(OS)の管理下でアセンブラ、C、C++、Java(登録商標)、JAVA SCRIPT(登録商標)、PERL、RUBY、PYTHONなどのプログラム言語で記述された本発明のプログラムを展開して実行することにより、上述した各機能手段を情報処理装置1200上に実現する。
ハードディスク装置1204は、大容量の不揮発性メモリであり、本発明のプログラムなどの様々なデータが保存される。本発明のプログラムは、CD−ROM、MO、フレキシブルディスク、EEPROM、EPROMなどの装置可読な記録媒体に格納してインストールすることができると共に、ネットワークを介してインストールすることができる。ハードディスク装置1204には、校正用パターンの撮影画像に含まれる特徴点の座標データを保存することができる。
ネットワークインタフェース1206は、外部ネットワークと接続するインタフェースであり、LANケーブルコネクタやモジュラーケーブルコネクタ等の物理インタフェースである。パターン抽出結果は、ネットワークインタフェース1206を介して外部の装置に送信することができる。
外部機器接続インタフェース1205は、マウスやキーボード等の入力装置や表示装置、印刷装置、撮影装置などの接続するためのインタフェースであり、USBポート等の物理インタフェースである。撮影画像に含まれる校正用パターンの特徴点の座標データは、外部機器接続インタフェース1205を介して接続されたデジタルカメラ等の撮影装置から取得することができる。パターン抽出結果は、外部機器接続インタフェース1205を介して表示装置や印刷装置に出力することができる。
図13は、本発明の補間処理の別の実施形態を示す概念図である。図13に示す実施形態では、グリッドの交差点上に配列されていない校正用パターン1300を使用する。
校正用パターン1300は、プロジェクタ等の投影装置によって投影すべき画像パターンである。校正用パターン1310は、投影装置によって校正用パターン1300を投影した画像パターンである。校正用パターン1310では、投影によって特徴点である黒色の円の位置が不規則にずれていると共に、1の特徴点が欠損している。
本実施形態では、パターン抽出装置200は、欠損した特徴点1311に対応する校正用パターン1300の特徴点1321(以下、「基準特徴点」とする。)を特定し、基準特徴点1321の近傍の特徴点1322,1323,1324を特定する。そして、パターン抽出装置200は、基準特徴点1321の座標と、基準特徴点の近傍の特徴点1322,1323,1324の座標と、欠損した特徴点1311の近傍の特徴点1332,1333,1334の座標とを使用して、欠損した特徴点1311の座標を算出することにより、欠損した特徴点1311の座標を算出する。
図14は、図13を参照して説明した補間処理を示すフローチャートである。図14の処理は、ステップS1400から開始し、ステップS1401で補間制御部201または補間対象抽出部202が、投影対象の校正用パターン画像に含まれる特徴点と、投影された校正用パターン画像に含まれる特徴点とを照合し、対応付けできない特徴点、すなわち、基準特徴点を特定する。
ステップS1402では、補間部203が、基準特徴点の近傍の複数の特徴点を特定する。本実施形態では、補間部203は、基準特徴点の座標と、オリジナル校正用パターン画像に含まれる特徴点の座標とを用いて、当該特徴点と基準特徴点のユークリッド距離を算出することにより、近傍の複数の特徴点を特定することができる。
ステップS1403では、補間部203は、基準特徴点の座標と、基準特徴点の近傍の特徴点の座標と、欠損した特徴点の近傍の特徴点の座標とを使用して、欠損した特徴点の座標を算出する。
具体的には、補間部203は、基準特徴点の近傍の特徴点の座標(xa,ya),(xb,yb),(xc,yc)と、欠損した特徴点の近傍の特徴点の座標(Xa,Ya),(Xb,Yb),(Xc,Yc)とを数式7に代入して、アフィン変換係数a,b,c,d,e,fを算出する。そして、補間部203は、導出されたアフィン変換係数を数式7に適用し、基準特徴点の座標(xd,yd)を代入することにより、欠損した特徴点の座標(Xd,Yd)を算出することができる。
ステップS1404では、補間制御部201は、ステップS1401の照合結果を使用して、他に欠損した特徴点が存在するか否か判断する。欠損した特徴点が存在する場合には(yes)、処理をステップS1401に戻し、他の欠損した特徴点の座標を算出する。一方、欠損した特徴点が存在しない場合には(no)、ステップS1405で処理が終了する。
本実施形態では、基準特徴点に近い上位の特徴点を近傍の特徴点として採用するが、他の実施形態では、任意の順位の特徴点、例えば、1位、2位および4位の特徴点を近傍の特徴点として採用してもよい。また、本実施形態では、近傍の3つの特徴点を用いて、欠損した特徴点を補間するが、他の実施形態では、近傍の4つ以上の特徴点を用いて、欠損した特徴点を補間してもよい。
さらに、本実施形態では、基準特徴点の近傍の特徴点を特定する場合、基準特徴点の近傍とみなし得る距離に上限を設けずに近傍の特徴点を特定するが、他の実施形態では、基準特徴点の近傍とみなし得る距離に上限を設けて近傍の特徴点を特定してもよい。
図17は、基準特徴点の近傍とみなし得る距離に上限を設けて近傍の特徴点を特定する方法を示す図である。以下、図17を参照して、基準特徴点の近傍とみなし得る距離に上限を設けて近傍の特徴点を特定し、欠損した特徴点を補間する方法について説明する。
図17に示す実際に投影された校正用パターン1700では、3つの特徴点が欠損している。補間部203は、図14を参照して説明したように、欠損した特徴点に対応する基準特徴点を特定する。本実施形態では、初めに基準特徴点1701を特定した場合を想定する。
そして、補間部203は、基準特徴点1701を中心とする所定の距離1702の範囲内に、欠損していない特徴点が所定数存在するか否か判断する。本実施形態では、任意のユークリッド距離を所定の距離とすることができる。
図17に示すように、基準特徴点1701を中心とする所定の距離1702の範囲内には、欠損していない特徴点が1つしか存在しない。このため、補間部203は、この段階では、基準特徴点1701に対応する欠損した特徴点の補間を行わずに、他の欠損した特徴点の補間処理を実行する。
次に、補間部203は、他の欠損した特徴点に対応する基準特徴点1703を特定する。図17に示すように、基準特徴点1703を中心とする所定の距離1704の範囲内には、欠損していない特徴点1705,1706,1707が存在するため、補間部203は、これらの特徴点の座標および基準特徴点1703の座標を使用して、基準特徴点1703に対応する欠損した特徴点を補間する。同様に、補間部203は、欠損していない特徴点1707,1709,1710を使用して、基準特徴点1708に対応する欠損した特徴点を補間する。
そして、補間部203は、基準特徴点1701を中心とする所定の距離1702の範囲内に存在する特徴点1710と、補間された特徴点1720,1721とを使用して、基準特徴点1701に対応する欠損した特徴点を補間する。この結果、図17に示す実施形態では、補間された特徴点1720,1721のステータス情報は「補間A」を示し、補間された特徴点1722のステータス情報は「補間B」を示す。
図15は、複数の撮影画像を用いて校正用パターンの特徴点を補間する処理の一実施形態を示す概念図である。以下、図15を参照して、2つの撮影画像を用いて校正用パターンの特徴点を補間する処理について説明する。なお、他の実施形態では、3つ以上の撮影画像を使用してもよい。
第1の撮影画像1500は、撮影装置が生成する校正用パターンの撮影画像である。第2の撮影画像1510は、第1の撮影画像1500と同一の撮影位置で同一の校正用パターンを、第1の撮影画像1500とは異なる露光時間やホワイトバランス等で撮影した画像である。
他の実施形態では、第1の撮影画像のガンマ値を補正して階調を変更した画像を、第2の撮影画像とすることができる。また、第1の撮影画像を2値化して補間する場合、2値化する際の閾値を変更することにより、補間対象の画像を得てもよい。
第1の撮影画像1500では、領域1503,1505,1506に存在すべき特徴点が欠損している。第2の撮影画像1510では、領域1514,1516に存在すべき特徴点が欠損している。
図15に示す実施形態では、補間制御部201または補間対象抽出部202が、第1の撮影画像1500に含まれる特徴点の座標情報と、第2の撮影画像1510に含まれる特徴点の座標情報とを使用して、欠損部1526に存在すべき特徴点を補間対象として抽出する。
図15に示す実施形態では、特徴点1522の座標として、特徴点1502の座標と特徴点1512の座標との平均値が使用される。また、特徴点1523,1525の座標として、特徴点1513,1515の座標が使用される。さらに、特徴点1528の座標として特徴点1508の座標と特徴点1518の座標との平均値が使用され、特徴点1529の座標として特徴点1509の座標と特徴点1519の座標との平均値が使用される。
補間部203は、このようにして算出可能な欠損部1526の特徴点の近傍の特徴点の座標を用いて、欠損部1526の特徴点の座標を算出する。
上述したように、本実施形態では、複数の撮影画像を使用して補間対象を抽出することにより、1の撮影画像を使用して補間対象を抽出する方法と比較して、補間すべき特徴点を削減することができ、補間精度を向上させることができる。
図16は、複数の補間画像を用いて校正用パターンの特徴点を補間する別の実施形態を示す概念図である。本実施形態のパターン抽出装置200は、図2に示す機能手段に加え、撮影画像に含まれる特徴点の座標および/または補間部203が算出した特徴点の座標を補正する座標補正部を備えている。以下、図16を参照して、2つの撮影画像を使用して校正用パターンの特徴点を補間する実施形態について説明する。なお、他の実施形態では、3つ以上の撮影画像を使用してもよい。
第1の撮影画像1600は、撮影装置が生成する校正用パターンの撮影画像である。第2の撮影画像1620は、第1の撮影画像1600と同一の撮影位置で同一の校正用パターンを、第1の撮影画像1600とは異なる露光時間やホワイトバランス等で撮影した画像である。
他の実施形態では、図15に示す実施形態と同様に、第1の撮影画像のガンマ値を補正して階調を変更した画像を、第2の撮影画像とすることができる。また、第1の撮影画像を2値化して補間する場合、2値化する際の閾値を変更することにより、補間対象の画像を得てもよい。
画像1610は、第1の撮影画像1600を補間することによって得られる画像である。図16に示す実施形態では、第1の撮影画像1600に対する1回目の補間処理により、欠損部1603,1607が補間され、特徴点1613,1617の座標が得られる。また、2回目の補間処理により、欠損部1605が補間され、特徴点1615の座標が得られる。
画像1630は、第2の撮影画像1620を補間することによって得られる画像である。図16に示す実施形態では、第2の撮影画像1620に対する1回目の補間処理により、欠損部1622,1624,1627が補間され、特徴点1632,1634,1637の座標が得られる。また、2回目の補間処理により、欠損部1623,1626が補間され、特徴点1633,1636の座標が得られる。さらに、3回目の補間処理により、欠損部1625が補間され、特徴点1635の座標が得られる。
座標補正部は、第1の撮影画像の特徴点の座標、第2の撮影画像の特徴点の座標、第1の撮影画像を補間して得られた特徴点の座標、および/または第2の撮影画像を補間して得られた特徴点の座標を使用して、校正用パターンの特徴点の座標を補正する。
より詳細には、双方の撮影画像の特徴点が欠損していない場合、座標補正部は、双方の特徴点の座標の平均値を補正値として採用する。例えば、座標補正部は、第1の撮影画像1600の特徴点1601および第2の撮影画像1620の特徴点1621の平均値を算出し、特徴点1641の補正値を得る。
一方の撮影画像の特徴点が欠損している場合には、座標補正部は、欠損していない特徴点の座標を補正値として採用する。例えば、座標補正部は、第1の撮影画像の特徴点1602,1604,1606の座標を、特徴点1642,1644,1646の補正値とする。
双方の撮影画像の特徴点が欠損している場合には、座標補正部は、補間された特徴点の座標を加重平均して補正値を算出する。
例えば、特徴点1643については、第1の撮影画像1600に対して補間処理が1回実行され、第2の撮影画像1620に対して補間処理が2回実行されている。この場合、座標補正部は、第1の撮影画像1600の特徴点1613の座標に重み(2/3)を乗算し、第2の撮影画像1620の特徴点1633の座標に重み(1/3)を乗算し、これらの積を加算することにより、補正値を算出することができる。
特徴点1645については、第1の撮影画像1600に対して補間処理が2回実行され、第2の撮影画像1620に対し補間処理が3回実行されている。この場合、座標補正部は、第1の撮影画像1600の特徴点1613の座標に重み(3/5)を乗算し、第2の撮影画像1620の特徴点1633の座標に重み(2/5)を乗算し、これらの積を加算することにより、補正値を算出することができる。これにより、累積的に補間回数の少ない特徴点、すなわち、信頼度の高い特徴点の座標を偏重して補正することができる。
また、特徴点1647については、第1の撮影画像1600および第2の撮影画像1620に対して補間処理が1回実行されている。この場合、座標補正部は、第1の撮影画像1600の特徴点1613の座標と、第2の撮影画像1620の特徴点1633の座標に、それぞれ重み(1/2)を乗算し、これらの積を加算することにより、補正値を算出することができる。
本実施形態では、補間した特徴点の座標を加重平均した値を補正値とするが、他の実施形態では、補間回数の少ない特徴点の座標を補正値として採用してもよい。また、他の実施形態では、3つ以上の撮影画像を用いて特徴点の座標を補正することができる。この場合、特徴点の座標の加重平均に使用する重みとして、任意の値を採用することができる。例えば、3つの撮影画像を使用する場合、加重平均に使用する重みとして、補間回数の少ない順に「3/6」、「2/6」および「1/6」の値を採用することができる。なお、本明細書におけるパターンは、実施形態で説明するような円パターンのみを指すわけではなく、その他のパターンも利用可能であり、特定のパターンに限定されるものではない。
これまで本実施形態につき説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の構成要件を変更または削除し、または他の構成要件を付加するなど、当業者が想到することができる範囲内で変更することができる。いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
200…パターン抽出装置、201…補間制御部、202…補間対象抽出部、203…補間部、204…ステータス更新部、205…記憶手段、206…座標データバッファ、207…ステータスバッファ
特開2010−028411号公報

Claims (20)

  1. 画像パターンを抽出するパターン抽出装置であって、
    投影された画像パターンの撮影画像から補間対象の特徴点を抽出する補間対象抽出手段と、
    補間対象の特徴点の近傍の特徴点を使用して、前記補間対象の特徴点を補間する補間手段と
    を含む、パターン抽出装置。
  2. 前記補間手段は、
    前記近傍の特徴点をグループ化して外挿補間座標を算出し、外挿補間の有意性を考慮して補間対象の特徴点の座標を算出する、請求項1に記載のパターン抽出装置。
  3. 前記パターン抽出装置は、前記特徴点の状態を示すステータス情報を更新する更新手段をさらに含み、
    前記補間対象抽出手段は、
    前記ステータス情報を使用して補間対象の特徴点を抽出する、請求項1または2に記載のパターン抽出装置。
  4. 前記補間手段が実行した補間の確信度を算出する確信度算出手段をさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のパターン抽出装置。
  5. 前記補間手段は、補間対象の特徴点に対する補間処理を反復して実行する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のパターン抽出装置。
  6. 前記補間手段は、
    投影対象の画像パターンに含まれる特徴点であって補間対象の特徴点である欠損した特徴点に対応する特徴点の座標と、投影対象の画像パターンに含まれる特徴点であって前記欠損した特徴点に対応する特徴点の近傍の特徴点の座標と、前記欠損した特徴点の近傍の特徴点の座標とを使用して、前記欠損した特徴点の座標を算出する、請求項1に記載のパターン抽出装置。
  7. 前記補間対象抽出手段は、
    投影された画像パターンの複数の撮影画像を使用して補間対象の特徴点を抽出する、請求項1〜6のいずれか1項に記載のパターン抽出装置。
  8. 前記補間対象抽出手段および補間手段は、投影された画像パターンの複数の撮影画像のそれぞれに対して処理を実行し、
    前記パターン抽出装置は、
    前記撮影画像に含まれる特徴点の座標および/または前記補間手段が算出した特徴点の座標を使用して、前記補間対象の特徴点の座標および/または前記撮影画像に含まれる特徴点の座標を補正する補正手段をさらに含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載のパターン抽出装置。
  9. 前記補間手段は、補間対象の特徴点から所定の距離の範囲内に存在する特徴点を、近傍の特徴点とすることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のパターン抽出装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のパターン抽出装置を備えた画像投影装置。
  11. パターン抽出装置が実行するパターン抽出方法であって、前記方法は、パターン抽出装置が、
    投影された画像パターンの撮影画像から補間対象の特徴点を抽出するステップと、
    前記補間対象の特徴点の近傍の特徴点を使用して、前記補間対象の特徴点を補間するステップと
    を含む、パターン抽出方法。
  12. 前記補間するステップは、
    前記近傍の特徴点をグループ化して外挿補間座標を算出するステップと、
    外挿補間の有意性を考慮して補間対象の特徴点の座標を算出するステップと
    を含む、請求項11に記載のパターン抽出方法。
  13. 前記方法は、前記パターン抽出装置が、前記特徴点の状態を示すステータス情報を更新するステップをさらに含み、
    前記抽出するステップは、
    前記ステータス情報を使用して補間対象の特徴点を抽出する、請求項11または12に記載のパターン抽出方法。
  14. 前記方法は、前記パターン抽出装置が、
    補間の確信度を算出するステップをさらに含む、請求項11〜13のいずれか1項に記載のパターン抽出方法。
  15. 前記パターン抽出装置が、前記補間するステップを反復して実行する、請求項11〜14のいずれか1項に記載のパターン抽出方法。
  16. 前記補間するステップは、
    投影対象の画像パターンに含まれる特徴点であって前記補間対象の特徴点である欠損した特徴点に対応する特徴点の座標と、投影対象の画像パターンに含まれる特徴点であって前記欠損した特徴点に対応する特徴点の近傍の特徴点の座標と、前記欠損した特徴点の近傍の特徴点の座標とを使用して、前記欠損した特徴点の座標を算出するステップを含む、請求項11に記載のパターン抽出方法。
  17. 前記補間するステップは、
    投影された画像パターンの複数の撮影画像を使用して補間対象の特徴点を抽出するステップを含む、請求項11〜16のいずれか1項に記載のパターン抽出方法。
  18. 前記パターン抽出装置は、投影された画像パターンの複数の撮影画像のそれぞれに対して、前記抽出するステップおよび補間するステップを実行し、
    前記方法は、前記パターン抽出装置が、
    前記撮影画像に含まれる特徴点の座標および/または前記補間するステップで算出した特徴点の座標を使用して、前記補間対象の特徴点の座標および/または前記撮影画像に含まれる特徴点の座標を補正するステップをさらに含む、請求項11〜16のいずれか1項に記載のパターン抽出方法。
  19. 前記補間するステップは、補間対象の特徴点から所定の距離の範囲内に存在する特徴点を、近傍の特徴点として抽出するステップを含む、請求項11〜18のいずれか1項に記載のパターン抽出方法。
  20. 請求項11〜19のいずれか1項に記載の方法をパターン抽出装置に実行させるための装置実行可能なプログラム。
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