JP6318576B2 - 画像投影システム、画像処理装置、画像投影方法およびプログラム - Google Patents

画像投影システム、画像処理装置、画像投影方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像投影システム、画像処理装置、画像投影方法およびプログラムに関する。本発明は、より詳細には、投影対象物が提供する投影面に画像を投影するための画像投影システム、画像処理装置、画像投影方法およびプログラムに関する。
従来、デジタルサイネージなどの用途では、種々の形状の平面スクリーンや、立体物の表面上に画像を投影させたいという要望がある。近年、このような要望に応えるべく、プロジェクタなどの投影装置の出力画像を、投影対象物の表面形状に適応させて投影する技術が開発されている。
また、近年、マイクロソフト社よりKinectセンサおよびKinect for Windows SDK(KinectおよびWindowsは、登録商標である。)が公開され、Kinect(登録商標)センサのような3次元計測装置を利用したアプリケーションの開発が活発になっている。例えば、3次元計測装置で撮像された画像を処理し、プロジェクタなどの投影装置を通じて投影するアプリケーションが開発されている。
3次元計測装置とプロジェクタとを組み合わせて、物体上に投影する技術として、R.Sodhi等による”Kinect-Projector Calibration”(非特許文献1)が知られている。上記非特許文献1の従来技術では、物理的なチェスボードを用いて、Kinect(登録商標)とプロジェクタとのキャリブレーションを行い、3次元物体上に色などを投影している。
上述したように、3次元計測装置と投影装置とを組み合わせて、物体上に画像を投影する技術が知られている。しかしながら、従来技術の画像投影技術は、3次元計測されたデータに色付けして投影するというものであり、3次元計測される投影面の形状に含まれるノイズに起因して、投影像の画質の点で不充分であった。
本発明は、上記従来技術における不充分な点に鑑みてなされたものであり、本発明は、3次元形状を有する投影対象物上に高品質に画像を投影することができる画像投影システム、画像処理装置、画像投影方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、下記特徴を有する画像投影システムを提供する。本画像投影システムは、
3次元計測手段の座標系と、投影手段の座標系とを対応付ける校正パラメータを計算する校正処理手段と、
上記3次元計測手段により計測された投影対象物の少なくとも一部を含む3次元データを取得する取得手段と、
上記3次元データに3次元形状モデルを当てはめて、投影対象物を表す投影体モデルを計算するモデル計算手段と、
投影する画像および前記校正パラメータに基づき、計算された投影体モデルを用いて投影画像を生成する生成手段と、
上記投影画像を出力する投影手段と
を含む。
上記構成により、3次元形状を有する投影対象物上に高品質に画像を投影することができるようになる。
本実施形態によるプロジェクション・システムの概略構成図。 本実施形態によるプロジェクション・システムを構成する制御装置の機能ブロック図。 本実施形態による制御装置が実行する、投影装置および3次元計測装置間の校正処理を示すフローチャート。 本実施形態による校正処理で計算される校正パラメータ(透視投影行列P)を説明する図。 本実施形態による校正処理で用いられる他の校正用画像を例示する図。 本実施形態による投影処理部周辺の詳細な機能ブロック図。 本実施形態による投影処理を示すフローチャート。 本実施形態による投影処理で行われる投影対象物の3次元計測処理および投影体モデルのフィッティング処理を説明する図。 本実施形態による投影処理で行われる、投影体モデルから投影画像へ変換する透視投影変換を説明する図。 他の実施形態による投影処理を示すフローチャート。 本実施形態による追従型の投影処理を示すフローチャート。 本実施形態によるプロジェクション・システムにおいて、第1円筒スクリーンから第2円筒スクリーンに投影対象を切り替える様子を説明する図。 (A,B)特定の視点から、および(C,D)投影対象物表面の各局所平面の法線方向から見て、歪みのない投影を模式的に説明する図。 本実施形態による制御装置のハードウェア構成図。
以下、本実施形態について説明するが、実施形態は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。なお、以下に説明する実施形態では、画像投影システムおよび画像処理装置として、投影装置と、3次元計測装置と、制御装置とを含み構成される円筒投影システムおよび該制御装置を一例として参照して説明する。
以下、図1〜図14を参照しながら、本実施形態による円筒投影システム100について説明する。
(全体構成)
図1は、本実施形態による円筒投影システム100の概略構成を示す。本実施形態による円筒投影システム100は、本システムの全体制御を行う制御装置110と、記憶装置112と、投影装置114と、3次元計測装置116とを含む。
投影装置114は、制御装置110から当該投影装置114に入力された画像を投影対象物の投影面へ向けて投影する投影手段である。投影装置114は、特に限定されるものではないが、液晶方式、CRT(Cathode Ray Tube)方式、DLP(Digital Light Processing)方式、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)方式などの投影方式のプロジェクなどとして構成される。
3次元計測装置116は、所定の視点から被写体の像を撮像するとともに深度を計測し、制御装置110に輝度画像(輝度値の2次元配列)およびデプス画像(深度値の2次元配列)を出力するよう構成されている。3次元計測装置116は、特に限定されるものではないが、ステレオカメラ、赤外線深度センサを備えたカメラなどとして構成される。説明する実施形態では、3次元計測装置116は、投影装置114とは別個の装置として投影装置114に治具で固定して設けられており、投影装置114が投影する投影像が視野に入るように、カメラ視点および視野が設定されている。
図1に示す円筒投影システム100においては、投影面122を提供する投影対象物120が設置されており、説明する実施形態では、投影対象物120は、側面が投影面となる円筒形状を有した円筒スクリーン(円筒ないし円柱である。)を構成している。投影装置114は、自身に入力された画像を投影対象物120の投影面122上に投影する。
記憶装置112は、種々のデータを記憶する装置であり、円筒スクリーンに投影しようとしているコンテンツ画像、投影装置から出力する投影画像、後述する処理で用いられる種々の中間データを記憶する。
制御装置110は、上記3次元計測装置116により投影対象物の3次元形状を認識し、記憶装置112からコンテンツ画像を読み出して、認識された形状に応じた投影画像を生成し、投影装置114に対し画像の投影を行わせる。制御装置110は、汎用コンピュータとして実装されてもよいし、専用コントローラとして実装されてもよいし、投影装置114または3次元計測装置116に組み込まれてもよい。
また、説明する実施形態では、制御装置110および投影装置114間は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface,登録商標)やDVI(Digital Visual Interface)などのディスプレイ接続で接続され、制御装置110および3次元計測装置116間は、USBなどのデバイス接続で接続されているものとする。しかしながら、円筒投影システム100の実装方法は、特に限定されるものではない。他の実施形態では、投影装置114および3次元計測装置116がユーザ側ロケーションに設置され、リモートロケーションに設置された制御装置110と、インターネットやLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)などのネットワークを介して接続される形態であってもよい。つまり、制御装置110、記憶装置112、投影装置114および3次元計測装置116は、いかなる組み合わせで、一体的に、または個別の装置として分離して実装されてもよい。
本実施形態による制御装置110は、所望のコンテンツ画像を投影する前に、投影装置114と3次元計測装置116との間の関係を規定するための校正処理を実施する。校正処理では、壁Wなどの任意の物体(投影対象物120であっても、他の物体であってもよい。)に対し、投影装置114から校正用の画像を投影する。そして、投影された像を3次元計測装置116により撮像・計測を行うことによって、校正パラメータが計算される。
図2は、本実施形態による円筒投影システム100を構成する制御装置110の機能ブロック図である。図2に示す制御装置110の制御部200は、事前実施される校正処理を担当する校正処理部210と、校正後のコンテンツ画像の投影処理を担当する投影処理部230とを含み構成される。以下、本実施形態による事前実施される校正処理および校正後に行われる投影処理について、分けて説明する。
(校正処理)
以下、図2〜図5を参照しながら、まず校正処理について説明する。校正処理部210は、3次元計測装置116の座標系と、投影装置114の座標系とを対応付ける校正パラメータを計算する校正処理を実行する。校正処理部210は、より詳細には、校正用3次元データ取得部212と、校正パラメータ算出部214と、校正用画像出力部216とを含み構成される。
校正用画像出力部216は、投影装置114に対し、校正パターンを含む校正用画像を出力する出力手段である。本実施形態において、「校正パターン」とは、図形要素が所定の規則で配置されてなす、校正処理で用いられる模様をいう。また、校正処理のため、1つの校正用画像が用いられてもよく、複数の異なる校正用画像が段階的に用いられてもよい。なお、校正パターンを投影するために投影装置114に出力する画像を校正用画像と参照し、投影装置114から校正用画像を投影した場合に、壁Wやスクリーンなどの他の物体に投影される像を校正用投影像と参照する。
校正パターンとしては、種々の形態が考えられるが、以下では、互いにコントラストを有する2色(例えば白および黒)の正方形マスが水平および垂直方向に交互に配列されたチェックパターン(市松模様)を用いて説明する。なお、コントラストを有するとは、2種の正方形マスが区別できるような特徴の差を有することをいい、撮像された画像において明るさの差を有することの他、画像において色の所定成分(色相、彩度、明度、赤、青、緑など種々の色空間の成分を挙げることができる。)において差を有することも含まれる。
校正用3次元データ取得部212は、投影装置114から投影された校正用投影像を撮像および計測したデータを3次元計測装置116から受信し、投影された校正パターンにおける複数の校正点の3次元座標値を計算する。説明する実施形態では、校正用画像としてチェックパターンが投影されるので、正方形マスの頂点がなす格子点が校正点として抽出され、その3次元座標値が計算される。
校正パラメータ算出部214は、計測された複数の校正点各々の3次元座標値と、これらの点に対応する校正用画像における複数の対応点各々の画像座標値とに基づき、3次元計測装置116の3次元座標系から投影装置114の2次元座標系へ幾何変換するための校正パラメータを計算する。校正用画像の座標系におけるチェックパターンの各格子点の位置関係が既知であるため、3次元計測装置116で検出された複数の校正点の位置関係から、対応する対応点が容易に求められ、その画像座標系における座標値も既知となる。
図3は、本実施形態による制御装置110が実行する、3次元計測装置116および投影装置114間の校正処理を示すフローチャートである。図3に示す校正処理は、制御装置110が起動したことに応答して、あるいは、ユーザからの明示的な校正指示が行われたことに応答して、ステップS100から開始される。
ステップS101では、校正用画像出力部216は、投影装置114に校正用画像を投影させる。ステップS102では、校正用3次元データ取得部212は、3次元計測装置116に、壁Wなどに投影された校正用投影像を撮像および計測させて、撮影された輝度画像および計測されたデプス画像を受信する。ステップS103では、校正用3次元データ取得部212は、上記輝度画像(RBGやグレースケール)から校正パターンの校正点(格子点)を検出し、該校正点に対応するデプス画像の深度値を検出し、校正点深度データを生成する。校正点深度データは、x座標値(pixel単位)、y座標値(pixel単位)および深度値d(mm単位)の組の点群データである。なお、ここでは、輝度画像におけるxy座標とデプス画像におけるxy座標系とは、直接または間接的に対応付けられているものとする。
ステップS104では、校正用3次元データ取得部212は、校正点深度データを3次元実空間座標系へ変換し、X、YおよびZの実空間座標値(mm単位)の組の校正点3次元データを生成する。デプス画像の座標系(x,y,d)から実空間座標系(X,Y,Z)への変換は、x,y座標値と深度値dとに基づいて、既存の手法により換算可能である。
ステップS105では、校正パラメータ算出部214は、計測された校正点s(sは、校正点および対応点のペアを識別する。)の3次元座標値(X,Y,Z)と、校正用画像における既知の対応点の2次元画像座標値(u,v)とに基づいて、校正パラメータを計算する。ここで計算される校正パラメータは、3次元計測装置116の3次元座標系から、投影装置114の2次元座標系へ透視投影する透視投影行列Pの係数(p11〜p33)である。
図4は、本実施形態による校正処理で計算される校正パラメータ(透視投影行列P)を説明する図である。図4に示すように、透視投影行列Pは、3次元計測装置116の計測に基づく実空間座標系(X,Y,Z)における3次元対象物(3次元面に投影された投影像)を、投影装置114の画像座標系(u,v)における2次元画像として投影する関係を規定する。
本実施形態による校正処理では、透視投影行列Pの係数(p11〜p33)を未知数として、充分な数のペアの校正点(X,Y,Z)およびその対応点(u,v)を用いて、最も誤差が小さくなる係数(p11〜p33)を求めるという、線形最小二乗問題を解く。複数の校正点(X,Y,Z)および対応点(u,v)の組が与えられると、ペア毎に2つの関係式が生成され、複数ペアについて生成された関係式を行列形式で表現すると、下記式(1)のようになる。
上記式(1)を、下記式(2)のように、行列Bと、透視投影行列Pの未知係数の列ベクトルp=(p11,12,13,14,21,22,23,24,31,32,33と、対応点の2次元座標値の列ベクトルq=(u,v,u,v,・・・)とを用いて表すと、校正パラメータの最小二乗解(p11〜p33)は、下記式(3)の通りとなる。下記式(3)において、(BB)−1は、擬似逆行列に対応する。したがって、擬似逆行列(BB)−1を計算することによって、最小二乗解(p11〜p33)を数値的に求めることができる。なお、線形最小二乗問題の解法としては、QR分解法、特異値分解法などを用いてもよく、特に限定されるものではない。
再び図3を参照すると、ステップS106では、校正パラメータ算出部214は、計算された校正パラメータを、投影処理部230が備える校正パラメータ記憶部232に記憶し、ステップS107で、後続する投影処理に進める。
なお、説明する実施形態では、チェックパターンを用いて校正処理を行うものとして説明したが、校正パターンは、特に限定されるものではない。図5は、本実施形態による校正処理で用いられる他の校正用画像を例示する。他の校正パターンの例では、背景に対してコントラストを有する円形状を2次元に配列した水玉模様(図5(A))、互いにコントラストを有する2色のストライプが水平または垂直方向に交互に配列された複数の空間コードなどを挙げることができる。空間コードとしては、図5(B)に示すような2進コードであってもよいし、隣接する空間コードのハミング距離が常に1となるように構成されたグレイコードを用いてもよい。
水玉模様を用いる場合は、格子上に並べられた円形状の中心を校正点として検出すればよい。空間コードを用いる場合は、輝度画像中の任意の点を校正点として、各段階で投影される校正パターン(空間コード)による画素の輝度値の変化を観測することによって、対応点の画像座標系の座標値を復元することができる。
(投影処理)
上述した校正処理が完了すると、ユーザは、投影装置114の前に投影面122を与える円筒スクリーン(投影対象物)120を設置し、円筒スクリーン上に画像を投影できるようになる。以下、図6〜図13を参照しながら、投影処理について説明する。
図2に示した投影処理部230は、校正処理部210で計算された校正パラメータに基づき、投影するためのコンテンツ画像から、投影装置114に出力するための投影画像を生成する投影処理を実行する。図6は、本実施形態による投影処理部230周辺の詳細な機能ブロックを示す。図6に示すように、投影処理部230は、より詳細には、校正パラメータ記憶部232と、投影対象物3次元データ取得部234と、投影体モデルフィッティング計算部236と、投影体モデルパラメータ記憶部238と、投影画像生成部240とを含み構成される。
投影対象物3次元データ取得部234は、3次元計測装置116から計測されたデータを受信し、少なくとも投影対象物の一部を含む3次元データを計算する。3次元計測装置116から提供されるデプス画像には、3次元計測装置116の視野に入る全体の3次元情報が含まれている。後述するモデルフィッティングの前処理として、近すぎるデータ(閾値より近い)、遠すぎるデータ(閾値より遠い)、大きなクラスタから離れた微小な点群などの除去を事前に行ってもよい。
投影体モデルフィッティング計算部236は、上記取得された3次元データに対し所定の3次元形状モデルを当てはめて、投影対象物を表す投影体モデルを計算する。より具体的には、3次元データに含まれる3次元点群とマッチする3次元形状モデルのモデルパラメータが計算される。ここで、3次元形状モデルは、説明する実施形態では、円筒モデルを用いることができ、モデルフィッティング計算では、円筒モデルの位置、大きさおよび姿勢を含む複数のパラメータのうちの少なくとも1つのパラメータを不定として、誤差が最小となる最も確からしいパラメータまたはパラメータの組み合わせが推定される。特定の実施形態では、円筒モデルの位置、大きさおよび姿勢のすべてのパラメータを計算により推定してもよいが、特に限定されるものではない。例えば、設置する円筒スクリーン120の大きさが既知である場合や、3次元計測装置116および円筒スクリーン120を水平に設置することで姿勢が既知とみなせる場合などは、1または複数のパラメータのユーザからの入力値や既定値を制約条件として、残りのパラメータを不定として算出することもできる。
計算された投影体モデルのパラメータは、投影体モデルパラメータ記憶部238に記憶される。事前に準備された3次元形状モデルに対しフィッティングを行うことにより、投影対象物の一部しか計測できない場合や、投影対象物以外の物体が写り込んでしまった場合でも、また、3次元測定にのるノイズが多い場合でも、投影対象物の3次元形状を好適に推定することができる。
なお、説明する実施形態では、事前に円筒スクリーンが用いられることがユーザ指定され、この指定に基づいて円筒モデルが呼び出され、当てはめが行われるものとして説明する。しかしながら、モデルフィッティングの手法は、特に限定されるものではない。他の実施形態では、他の形状の3次元形状モデル(球体、立方体、平面、楕円曲面など、なめらかな表面を有する任意の3次元モデル)を用いてもよく、また、いくつかの異なる3次元形状モデルを事前準備し、複数の3次元形状モデルのうちのもっとも確からしいモデルを決定するようにしてもよい。
投影画像生成部240は、投影するコンテンツ画像IMGおよび校正パラメータPに基づき、上記モデルパラメータに基づき構築された投影体モデルを用いて、投影画像を生成する処理を行う。投影画像生成部240は、より詳細には、投影体モデル構築部242と、透視投影変換部244とを含み構成される。
投影体モデル構築部242は、投影するコンテンツ画像IMGを張り付けた投影体モデルをコンピュータ内部のCG(コンピュータ・グラフィックス)モデルとして生成する手段である。透視投影変換部244は、上記校正パラメータに基づき、コンテンツ画像IMGが張り付けられた投影体モデルを透視投影して投影画像を生成する。
図7は、本実施形態による制御装置110が実行する、投影処理を示すフローチャートである。図7に示す投影処理は、制御装置110が校正処理を完了させたことに応答して、あるいは、ユーザからの明示的な投影指示が行われたことに応答して、ステップS200から開始される。
ステップS201では、投影対象物3次元データ取得部234は、3次元計測装置116に、投影対象物を計測させて、計測されたデプス画像を受信する。ステップS202では、投影対象物3次元データ取得部234は、デプス画像から、上限値および下限値でデータを取捨し、投影対象物の少なくとも一部を含む点群の座標値および深度値を取得し、投影対象物深度データを生成する。ステップS203では、投影対象物3次元データ取得部234は、投影対処物深度データを3次元実空間座標系へ変換し、X、YおよびZの実空間座標値(mm単位)の組の投影対象物3次元データを生成する。
図8(A)は、本実施形態による投影処理で行われる投影対象物の3次元計測処理を説明する図である。図8(A)に示すように、3次元計測装置116の3次元座標系(X,Y,Z)において、投影対象物の3次元点群が求められる。
再び図7を参照すると、ステップS204では、投影体モデルフィッティング計算部236は、投影対象物の3次元点群を所定3次元形状モデルとフィッティングし、得られたモデルパラメータを投影体モデルパラメータ記憶部238に記憶する。
図8(B)は、本実施形態による投影処理で行われる投影対象物の3次元点群と、投影体モデルのフィッティング処理を説明する図である。図8(B)に示すように、3次元計測装置116の3次元座標系において、計測された3次元点群に円筒モデルを当てはめて試行し、最小誤差でマッチする位置、大きさおよび姿勢が推定される。
再び図7を参照すると、ステップS205では、投影体モデル構築部242は、モデルパラメータに基づき、投影体モデルを生成し、この投影体モデルにコンテンツ画像IMGを張り付けて、画像が張り付けられた投影体モデルを生成する。ステップS206では、透視投影変換部244は、画像IMGが張り付けられた円筒モデルを、透視投影行列Pにより2次元画像系に透視投影し、投影画像に変換する。
図9は、本実施形態による投影処理で行われる、投影体モデルから投影画像へ変換する透視投影変換を説明する図である。図9に示すように、コンテンツ画像IMGが張り付けられた投影体モデルは、3次元計測装置116の3次元実空間座標系上に生成される。説明する実施形態では、モデルパラメータ(位置、大きさおよび姿勢)に基づき構築された円筒体モデルに対し、その外周面にコンテンツ画像IMGがテクスチャとして適切な位置に張り付けられる。
なお、3次元モデルの表面上でコンテンツ画像IMGを張り付ける位置およびスケールは、適宜、ユーザ指示に応答して調整することができる。また、他の実施形態では、投影装置114の投影像を撮像した輝度画像から、投影装置114の投影可能範囲を認識し、適切な張り付け位置およびスケールを計算するように構成してもよい。また、円筒内周面がスクリーンとなる場合は、モデルフィッティング時に、円筒の内面であることが識別され、この場合は、その内周面にコンテンツ画像IMGがテクスチャとして張り付けられる。
透視投影変換部244は、3次元座標系上に構築された画像張り付け済みの投影体モデルを、透視投影行列Pを用いて透視投影変換し、投影装置114の座標系における投影画像IMGを生成する。コンテンツ画像の画像座標値は、3次元座標系に対応づけられ、その3次元座標値は、投影画像座標系に対応付けられるので、投影画像の各画素位置の輝度値(R,G,B)がコンテンツ画像から再生される。図9に示すように、投影画像IMGにおいては、円筒モデルに張り付けられたコンテンツ画像が射影される領域と、それ以外の背景色の領域とが構成される。
再び図7を参照すると、ステップS207では、投影画像生成部240は、生成された投影画像IMGを投影装置114に出力し、投影させる。ステップS208では、ユーザによる投影終了の明示的な指示が行われたり、動画のフレームが終了したりして、投影が終了したか否かを判定する。ステップS208で、未だ終了していないと判定された場合(NO)は、ステップS209へ処理を分岐させる。
ステップS209では、投影画像生成部240は、コンテンツ画像IMGを更新し、ステップS205へ処理をループさせる。コンテンツ画像IMGは、静止画として与えられてもよいし、動画中の任意のタイミングのフレームとして与えられてもよい。動画中のフレームとして与えられる場合は、次のコマのフレーム画像に更新される。以降、投影終了まで、画像が張り付けられた投影体モデルの構築、透視投影変換および投影画像の出力が繰り返されることになる。
一方、ステップS208で、終了したと判定された場合(YES)は、ステップS210へ処理を分岐させ、本投影処理を終了させる。
なお、上述した実施形態では、投影体モデルにコンテンツ画像を張り付け、画像が張り付けられた投影体モデルを透視投影行列により変換し、投影画像を生成するものとして説明した。この順序で行う場合、画像を貼り付けた後、投影体モデルを明示的に透視投影変換せずに、透視投影行列Pに対応した視点位置および視野で投影体モデルを観察するように描画処理を行えば、同じ効果を得ることができるという利点がある。つまり、OpenGLのようなコンピュータ・グラフィックスのAPI(Application Programming Interface)を用いる場合、プログラム上は、コンテンツ画像IMGを円筒オブジェクトに貼り付けた後に描画するだけでよいので、プログラムが簡素化される。また、画像を貼り付ける時点において3次元情報があるため、例えば、立体的な照明効果を生じさせたり、他のCGの生成などを行ったり、3次元情報を利用した処理を組み合わせることが可能となるという利点もある。
しかしながら、他の実施形態では、投影体モデルを透視投影行列により変換した後、2次元座標系上の投影体モデルにコンテンツ画像を張り付けて投影画像を生成することもできる。
図10は、他の実施形態による制御装置110が実行する、投影処理を示すフローチャートである。図10に示すステップS300〜ステップS304までの処理は、図7に示すステップS200〜ステップS204までの処理と同様であるので、説明は割愛する。
ステップS305では、投影画像生成部240は、モデルパラメータにより投影体モデルを生成し、この投影体モデルを透視投影行列Pにより投影画像座標系上に変換する。ステップS306では、投影画像生成部240は、投影画像座標系上の投影体モデルに対し、コンテンツ画像IMGを張り付けて、投影画像を生成する。ステップS307では、投影画像生成部240は、生成された投影画像IMGを投影装置114に出力し、投影させる。ステップS308では、投影が終了したか否かを判定する。ステップS308で、未だ終了していないと判定された場合(NO)は、ステップS309へ処理を分岐させる。
ステップS309では、投影画像生成部240は、コンテンツ画像IMGを更新し、ここでは、ステップS306へ処理をループさせる。以降、投影終了まで、2次元座標系上での投影体モデルへのコンテンツ画像の張り付けおよび投影画像の出力が繰り返されることになる。
図10を参照して説明した他の実施形態では、投影体モデルを投影画像座標系に変換した上で、コンテンツ画像を貼り付けるという、図7を参照して説明した手順とは逆の手順としている。これにより、繰り返し投影時に投影体モデルの変換を省略することができるという利点がある。
(追従型投影処理)
以上説明した投影処理では、校正処理を実施し、一度の投影対象物を認識した後は、投影装置114に対する投影対象物120の位置関係が固定されている限り、そのまま投影を続けることができる。また、3次元計測装置116を取り外すことも可能である。しかしながら、投影対象物120が移動されたり、投影装置114が移動されたりして、投影装置114と投影対象物120との位置関係が変化した場合は、それに追従することができない。
以下、投影対象物を随時認識し、投影装置114と投影対象物120との位置関係の変化に対応できる追従型の投影処理について説明する。
図11は、本実施形態による制御装置110が実行する、追従型の投影処理を示すフローチャートである。図11に示すステップS400〜ステップS409までの処理は、図7に示したステップS200〜ステップS209までの処理と同様であるので、説明は割愛する。図11に示す追従型の投影処理では、ステップS409において、投影画像生成部240がコンテンツ画像IMGを更新した後、ステップS401へ処理をループさせる点で、図7に示した投影処理と異なっている。以降、投影終了まで、制御部200は、投影対象物の3次元データの取得、投影体モデルの計算および画像が張り付けられた投影体モデルの生成を繰り返すよう制御する。
図11に示した制御とすることにより、投影装置114および3次元計測装置116の位置関係さえ固定しておけば、投影装置114を移動させても、あるいは投影装置114の前の投影対象物120を移動させても、投影対象物120が提供する投影面122上にコンテンツ画像を適切に投影することができるようになる。
図12は、投影装置114および3次元計測装置116を、これらの位置関係を固定しながら移動させて、第1円筒スクリーン120Aから第2円筒スクリーン120Bに投影対象を切り替えた場合について説明する図である。図12に示すように、異なる直径を有する別の円筒スクリーンに投影対象を切り替えても、円筒スクリーンの位置、大きさ、姿勢を再度認識し、適切なコンテンツ画像IMGprjが円筒スクリーン120Bに投影される。
図13(A,B)は、特定の視点から見て歪みのない投影を模式的に説明する図であり、図13(C,D)は、投影対象物表面の各局所平面の法線方向から見て歪みのない投影を模式的に説明する図である。本実施形態による画像投影処理では、投影面上の座標系に沿ってコンテンツ画像が張り付けられて投影画像が生成される。このため、図13(C)に示すように、投影対象物表面の各局所平面の法線方向から見た場合に、歪みがないように補正された投影像を得ることができる。
(ハードウェア構成)
以下、図14を参照しながら、本実施形態による制御装置110のハードウェア構成について説明する。図14は、本実施形態による制御装置110のハードウェア構成を示す図である。本実施形態による制御装置110は、デスクトップ型のパーソナル・コンピュータ、ワークステーションなどの汎用コンピュータなどとして構成されている。図14に示す制御装置110は、シングルコアまたはマルチコアのCPU(Central Processing Unit)12と、CPU12とメモリとの接続を担うノースブリッジ14と、該ノースブリッジ14と専用バスまたはPCIバスを介して接続され、PCIバスやUSBなどのI/Oとの接続を担うサウスブリッジ16とを含む。
ノースブリッジ14には、CPU12の作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)18と、映像信号を出力するグラフィックボード20とが接続される。グラフィックボード20には、映像出力インタフェースを介してディスプレイ50や上記投影装置114に接続される。
サウスブリッジ16には、PCI(Peripheral Component Interconnect)22、LANポート24、IEEE(、The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)1394、USB(Universal Serial Bus)ポート28、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置30、オーディオ入出力32、シリアルポート34が接続される。補助記憶装置30は、コンピュータ装置を制御するためのOS、上述した機能部を実現するための制御プログラムや各種システム情報や各種設定情報を格納する。LANポート24は、制御装置110をネットワークに接続させるインタフェース機器である。
USBポート28には、上述した3次元計測装置116が接続される。また、USBポート28には、キーボード52およびマウス54などの入力装置が接続されてもよく、当該制御装置110の操作者からの各種指示の入力を受け付けるためのユーザ・インタフェースを提供することができる。本実施形態による制御装置110は、補助記憶装置30から制御プログラムを読み出し、RAM18が提供する作業空間に展開することにより、CPU12の制御の下、上述した各機能部および各処理を実現する。
以上説明したように、本実施形態によれば、3次元形状を有する投影対象物上に高品質に画像を投影することができる画像投影システム、画像処理装置、画像投影方法およびプログラムを提供することができる。
上述した実施形態による画像投影システムでは、投影対象物が3次元計測され、その3次元計測結果にフィットする投影体モデルが計算される。このため、投影対象物が3次元計測において形状のノイズが多く含まれても、ノイズの影響を受け難く、3次元形状を有する投影対象物上に高品質に画像を投影することができる。また、3次元計測から投影画像の出力までを繰り返す制御とすることにより、3次元計測手段116と投影手段114との位置関係さえ固定しておけば、投影対象物の相対的な移動、変更に対応できるようになる。
なお、上記機能部は、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)などのレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語などで記述されたコンピュータ実行可能なプログラムにより実現でき、ROM、EEPROM、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、ブルーレイディスク、SDカード、MOなど装置可読な記録媒体に格納して、あるいは電気通信回線を通じて頒布することができる。
これまで本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…プロジェクション・システム、110…制御装置、112…記憶装置、114…投影装置、116…3次元計測装置、120…投影対象物、122…投影面、200…制御部、210…校正処理部、212…校正用3次元データ取得部、214…校正パラメータ算出部、216…校正用画像出力部、230…投影処理部、232…校正パラメータ記憶部、234…投影対象物3次元データ取得部、236…投影体モデルフィッティング計算部、238…投影体モデルパラメータ記憶部、240…投影画像生成部、242…投影体モデル構築部、244…透視投影変換部、IMG…コンテンツ画像、IMG…投影画像、IMGprj…投影像、12…CPU、14…ノースブリッジ、16…サウスブリッジ、18…RAM、20…グラフィックボード、22…PCI、24…LANポート、26…IEEE1394、28…USBポート、30…補助記憶装置、32…オーディオ入出力、34…シリアルポート、52…キーボード、54…マウス
R. Sodhi,B.Jones、"Kinect-Projector Calibration CS 498 Computational Photography-Final Project"、平成22年12月14日、[平成25年11月8日検索]、インターネット〈URL:http://augmentedengineering.com/ProCamCalibration/brjones2rsodhi2Final.pdf〉

Claims (9)

  1. 3次元計測手段の座標系と、投影手段の座標系とを対応付ける校正パラメータを計算する校正処理手段と、
    前記3次元計測手段により計測された投影対象物の少なくとも一部を含む3次元データを取得する取得手段と、
    前記3次元データに3次元形状モデルを当てはめて、前記投影対象物を表す投影体モデルを計算するモデル計算手段と、
    投影する画像および前記校正パラメータに基づき、計算された投影体モデルを用いて投影画像を生成する生成手段と、
    前記投影画像を出力する前記投影手段と
    を含み、
    前記3次元形状モデルは、円筒モデルであり、前記モデル計算手段は、前記3次元データを構成する3次元点群とマッチする、円筒モデルの位置、大きさおよび姿勢を含む複数のパラメータのうちの不定とされた少なくとも1つのパラメータを計算し、前記生成手段は、前記位置、大きさおよび姿勢で構築され、投影する画像が内周面または外周面に張り付けられた円筒モデルが前記投影手段の座標系へ変換された投影画像を生成する、画像投影システム。
  2. 前記3次元データの取得、前記投影体モデルの計算および前記投影画像の生成を繰り返す制御手段をさらに含む、請求項1に記載の画像投影システム。
  3. 前記生成手段は、前記投影する画像を張り付けた投影体モデルを構築する手段と、前記校正パラメータに基づき前記投影する画像を張り付けた投影体モデルを投影画像へ透視投影する手段とを含む、請求項1または2に記載の画像投影システム。
  4. 前記生成手段は、前記校正パラメータに基づき、前記3次元計測手段の座標系で計算された投影体モデルを前記投影手段の座標系へ透視投影する手段と、前記投影手段の座標系上の投影体モデルに前記投影する画像を張り付ける手段とを含む、請求項1または2に記載の画像投影システム。
  5. 前記校正処理手段は、
    前記投影手段に対し校正用画像を出力する出力手段と、
    前記3次元計測手段により計測された、前記投影手段から投影された校正用投影像における複数の校正点の3次元座標値を取得する校正データ取得手段と、
    前記校正用投影像における複数の校正点の3次元座標値と、前記複数の校正点に対応する複数の対応点各々の画像座標値とに基づき、前記3次元計測手段の3次元座標系から前記投影手段の2次元座標系へ透視投影変換するための透視投影行列を校正パラメータとして計算する計算手段と
    を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像投影システム。
  6. 前記画像投影システムは、さらに、前記投影手段と独立して、または一体として提供される前記3次元計測手段を含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の画像投影システム。
  7. 投影手段および3次元計測手段と通信可能な画像処理装置であって、
    前記3次元計測手段の座標系と、前記投影手段の座標系とを対応付ける校正パラメータを計算する校正処理手段と、
    前記3次元計測手段により計測された投影対象物の少なくとも一部を含む3次元データを取得する取得手段と、
    前記3次元データに3次元形状モデルを当てはめて、前記投影対象物を表す投影体モデルを計算するモデル計算手段と、
    投影する画像および前記校正パラメータに基づき、計算された投影体モデルを用いて、前記投影手段から出力するための投影画像を生成する生成手段と、
    を含み、
    前記3次元形状モデルは、円筒モデルであり、前記モデル計算手段は、前記3次元データを構成する3次元点群とマッチする、円筒モデルの位置、大きさおよび姿勢を含む複数のパラメータのうちの不定とされた少なくとも1つのパラメータを計算し、前記生成手段は、前記位置、大きさおよび姿勢で構築され、投影する画像が内周面または外周面に張り付けられた円筒モデルが前記投影手段の座標系へ変換された投影画像を生成する、画像処理装置。
  8. 投影手段および3次元計測手段と通信するコンピュータ・システムが実行する画像投影方法であって、前記コンピュータ・システムが、
    前記3次元計測手段の座標系と、前記投影手段の座標系とを対応付ける校正パラメータを計算するステップと、
    前記3次元計測手段により計測された投影対象物の少なくとも一部を含む3次元データを取得するステップと、
    前記3次元データに3次元形状モデルを当てはめて、前記投影対象物を表す投影体モデルを計算するステップと、
    投影する画像および前記校正パラメータに基づき、計算された投影体モデルを用いて投影画像を生成するステップと、
    生成された投影画像を前記投影手段から出力するステップと
    を含み、
    前記3次元形状モデルは、円筒モデルであり、前記投影体モデルを計算するステップでは、前記3次元データを構成する3次元点群とマッチする、円筒モデルの位置、大きさおよび姿勢を含む複数のパラメータのうちの不定とされた少なくとも1つのパラメータを計算し、前記生成するステップでは、前記位置、大きさおよび姿勢で構築され、投影する画像が内周面または外周面に張り付けられた円筒モデルが前記投影手段の座標系へ変換された投影画像を生成する、画像投影方法。
  9. コンピュータ・システムを、請求項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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