JP2014196962A - 物体検知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】検知領域内と検知領域の外側にまたがる物体を正確に認識することのできる物体検知システムを提供する。【解決手段】所定の検知領域に光を走査させてこの検知領域における物体の有無を検知する検知部8を備え、検知部は、検知領域の境界部分に物体を検知した場合に、この検知部分を基準として検知領域の外側の物体検知を行うものであり、この検知領域内の物体の検知情報と検知領域外の物体の検知情報とに基づいて物体の有無を認識することにより、検知領域の内側と外側とにまたがる物体を適正に検知する。【選択図】図1

Description

本発明は物体検知システムに係り、特に、検知領域内と検知領域の外側にまたがる物体を正確に認識することを可能とした物体検知システムに関するものである。
近年、列車が停車するプラットホームには、プラットホームからの落下などを防止して、列車への安全な乗降を行うことができるように、列車の列車ドアと同期して開閉動作されるホームドアを備えたホームドア装置が設置されている。
しかしながら、ホームドア装置によりプラットホームの端縁部分が遮蔽されてしまうので、プラットホームの安全確認を行う際に見通しが悪く、ホームドア装置のホームドア付近、特に、ホームドアと列車との間隙に、利用者やカバンなどの物体が存在している状態で、ホームドアが閉じてしまうと、極めて危険であり、ホームドア付近における物体の検出技術が重要となっている。
そのため、従来から、ホームドア装置付近の物体を検出するシステムが開発されている。このようなシステムとして、例えば、対象物までの距離および対象物からの反射光量を測定する三次元距離画像センサと、三次元距離画像センサの測定結果に基づいて、検知空間における対象物の位置および大きさを特定するとともに、当該対象物を位置および大きさの閾値に基づいて物体として検知するか否かを判断する検知制御部とを備え、検知制御部は、所定の検知空間を、三次元距離画像センサからの距離に応じた複数の検知エリアに区分するとともに、当該検知エリアごとに物体を検知する閾値を変更するようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−016421号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術においては、三次元距離画像センサからの距離に応じた複数の検知エリアにおける物体を検知するものであるが、検知エリア内での物体しか検知することができず、例えば、車両ドアにかさやかばんなどの物体が挟み込まれた場合や乗客が駆け込み乗車した場合などに、正確に物体を検知することができないという問題を有している。
一般に、三次元距離画像センサによる距離値に基づいて物体を検知する場合、三次元距離画像センサによる距離値の誤差を考慮する必要があることから、車両ドアを含む検知エリアとして厳密な領域を設定することができず、そのため、車両ドアに挟み込まれた物体を適正に検知することは極めて困難となる。また、検知エリアにおいて、距離値に基づく画像により物体を検知した場合でも、検知エリアにおける物体画像のピクセル数が少ない場合には、物体有りと判断することができないという問題を有している。そのため、車両ドアの挟み込みや乗客の駆け込み乗車などを適正に検知することができず、十分な安全性を確保することができないという問題を有している。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、検知領域内と検知領域の外側にまたがる物体を正確に認識することのできる物体検知システムを提供することを目的とするものである。
本発明は前記目的を達成するために、請求項1の発明に係る物体検知システムは、所定の検知領域に光を走査させてこの検知領域における物体の有無を検知する検知部を備え、前記検知部は、前記検知領域の境界部分に物体を検知した場合に、この検知部分を基準として前記検知領域の外側の物体検知を行うことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記検知領域における各画素の距離値を検知する距離画像センサを備え、前記検知部は、前記距離画像センサから出力される各画素の距離値に基づいて前記検知領域における物体の有無を検知することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2において、前記検知部は、前記検知領域の外側に物体を検知した場合に、この検知した物体の検知情報と前記検知領域内で検知した物体の検知情報とに基づいて、物体の有無を判断することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3において、前記検知部は、前記検知領域の外側で検知した物体の検知情報と前記検知領域内で検知した物体の検知情報とに基づいて得られた物体が所定のしきい値以上の大きさであると判断された場合に、物体があると検知するものであることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2において、前記距離画像センサは、前記検知領域内および前記検知領域の外側に光を走査させるスキャナを備えていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項において、前記検知領域は、駅のプラットホームに設置されるホームドア装置のホームドア付近に設定される領域であることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、検知部により、検知領域の境界部分に物体を検知した場合に、この検知部分を基準として検知領域の外側の物体検知を行うようにしているので、検知領域の内側と外側とにまたがる物体を適正に検知することができ、正確に物体の有無を検知することができる。
請求項2に係る発明によれば、検知領域における各画素の距離値を検知する距離画像センサを設け、検知部により、距離画像センサから出力される各画素の距離値に基づいて検知領域における物体の有無を検知するようにしているので、距離画像センサによる距離値に基づいて生成された距離画像に基づいて物体を検知することができ、検知領域の内側と外側とにまたがる物体を適正に検知することができる。
請求項3に係る発明によれば、検知部により、検知領域の外側に物体を検知した場合に、この検知した物体の検知情報と検知領域内で検知した物体の検知情報とに基づいて物体の有無を判断するようにしているので、検知領域内において、物体として十分に認識することができない場合でも、検知領域の内側と外側とにまたがる物体を適正に検知することができる。
請求項4に係る発明によれば、検知部により、検知領域の外側で検知した物体の検知情報と検知領域内で検知した物体の検知情報とに基づいて得られた物体が所定のしきい値以上の大きさであると判断された場合に、物体があると検知するようにしているので、検知領域内において、物体として十分に認識することができない場合でも、検知領域の内側と外側とにまたがる物体を適正に検知することができる。
請求項5に係る発明によれば、距離画像センサが、検知領域内および検知領域の外側に光を走査させるスキャナを備えるようにしているので、距離画像センサによる光の走査により、検知領域内および検知領域の外側における物体を適正に検知することができる。
請求項6に係る発明によれば、検知領域を、駅のプラットホームに設置されるホームドア装置のホームドア付近に設定される領域としているので、検知領域の内側と外側とにまたがる物体を適正に検知することができ、例えば、車両ドアにかさやかばんなどの物体が挟み込まれた場合や乗客が駆け込み乗車した場合などに、正確に物体を検知することができる。その結果、車両ドアの挟み込みや乗客の駆け込み乗車などを適正に検知して、十分な安全性を確保することができる。
本発明に係る物体検知システムの実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係る物体検知システムに用いられる距離画像センサの実施形態を示す構成図である。 本発明に係る物体検知システムの距離画像センサに用いられる二次元スキャナの実施形態を示す概略図である。 本発明に係る物体検知システムにおける長尺状の物体を検知する場合の例を示す説明図である。 本発明に係る物体検知システムにおける直方体の物体を検知する場合の例を示す説明図である。 本発明に係る物体検知システムにおける物体検知動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る物体検知システムをホームドアシステムに適用した場合の実施形態を示したものであり、車両1が停車するプラットホーム2には、ホームドア装置3が設置されており、ホームドア装置3は、プラットホーム2と車両1とを仕切る仕切り壁4と、車両ドア5に対応する位置に開閉自在に設置されたホームドア6とから構成されている。
本実施形態においては、物体検知システムを構成する距離画像センサ7は、ホームドア装置3の仕切り壁4と車両1との間に設置されており、距離画像センサ7により、ホームドア6付近の状態などプラットホーム2の側方から検知するようになっている。また、距離画像センサ7には、検知部8が接続されている。
次に、距離画像センサ7について説明する。
図2に示すように、距離画像センサ7は、二次元スキャナ10を備えており、本実施形態においては、二次元スキャナ10として、プレーナ型アクチュエータを用いている。なお、プレーナ型アクチュエータの他、ポリゴンミラーやガルバノミラーなどを用いるようにしてもよい。
本実施形態の二次元スキャナ10は、図3に示すように、図示しないデバイス基板上に設置された枠状の固定部11を備えている。この固定部11の内側には、第2トーションバー12を介して枠状の第2可動部13が揺動自在に支持されており、この第2可動部13の内側には、第1トーションバー14を介して第1可動部15が揺動自在に支持されている。すなわち、第1可動部15と第2可動部13とは、第2トーションバー12を介して互いに直交する方向に揺動自在とされており、第1可動部15と第2可動部13とは、異なる駆動周波数で駆動されるように構成されている。なお、これら固定部11、第2可動部13、第1可動部15、第1トーションバー14および第2トーションバー12は、一体的に形成されている。
第1可動部15上には、第1可動部15を駆動するための図示しない駆動コイルが、第2可動部13上には、第2可動部13を駆動するための図示しない駆動コイルがそれぞれ設けられており、固定部11の周囲には、第1可動部15を挟んで互いに反対磁極を対向させて配置される二対の静磁界発生部材(図示せず)が配置されている。なお、静磁界発生部材は、永久磁石でも電磁石でもよい。
また、図2に示すように、距離画像センサ7は、制御部20を備えており、この制御部20には、レーザ光およびスキャナを制御するためのレーザコントローラ21が設けられている。制御部20には、レーザコントローラ21からの内軸駆動信号および外軸駆動信号が入力されるスキャナドライバ22が設けられており、このスキャナドライバ22は、二次元スキャナ10に対して、レーザコントローラ21から出力される内軸駆動信号および外軸駆動信号に基づいて、第1可動部15を駆動させるための内軸駆動パルスを出力するとともに、第2可動部13を駆動させるための外軸駆動パルスを出力するように構成されている。制御部20のレーザコントローラ21には、二次元スキャナ10の図示しない検出装置から第1可動部15および第2可動部13の駆動位置を検出するためのスキャナ同期信号がフィルタ23を介して送られるように構成されている。
また、距離画像センサ7は、レーザ投光部24を備えており、レーザ投光部24には、レーザ光を発光するためのレーザ素子25が設けられている。レーザ投光部24には、レーザコントローラ21から送られるレーザ放射タイミング信号に基づいてレーザ素子25に投光駆動パルスを出力するレーザドライバ26が設けられている。レーザ投光部24には、レーザ素子25から出射されるレーザ光をビームスプリッタ27を介して二次元スキャナ10に投光させるための、例えば、ミラーやレンズなどで構成される投光光学装置28が設けられている。さらに、投光光学装置28には、レーザ光の投光タイミングを監視する発光モニタ29が接続されている。発光モニタ29は、図示しない受光素子を備えており、この受光素子により、投光光学装置28から投光されるレーザ光を受光することにより、投光光学装置28による投光タイミングを監視するようになっている。
さらに、距離画像センサ7は、レーザ受光部30を備えており、レーザ受光部30には、レーザ光を受光するための受光素子31が設けられている。レーザ受光部30には、レーザ素子25から投光光学装置28を介して投光され二次元スキャナ10で反射されたレーザ光を受光素子31に受光させるための、例えば、ミラーやレンズなどで構成される受光光学装置32が設けられている。レーザ受光部30には、受光素子31からの受光信号を増幅するプリアンプ33が設けられている。
距離画像センサ7は、測距計測部34を備えており、この測距計測部34には、レーザ受光部30のプリアンプ33から送られる受光信号を検出するための共振回路35および立ち上がり回路36がそれぞれ設けられている。共振回路35は、主として測定する距離が比較的長い場合に用いられ、立ち上がり回路36は、主として測定する距離が比較的短い場合に用いられるものである。測距計測部34には、共振回路35および立ち上がり回路36を介して送られる受光信号に基づいて受光素子31により受光したタイミングを生成するストップタイミング生成回路37,37が設けられている。測距計測部34には、ストップタイミング生成回路37により生成された受光タイミングと、発光モニタ29から送られる投光タイミングとから、投光タイミングから受光タイミングまでの時間を計測するための時間計測回路38,38が設けられている。
また、制御部20には、距離値算出回路39が設けられており、時間計測回路38による時間データは、A/D変換器40,40を介して距離値算出回路39に送られるようになっている。そして、距離値算出回路39は、時間計測回路38による時間データに基づいて、距離値を取得することができるように構成されており、取得した距離値は、外部インタフェース41を介して後述する画像データ処理装置8に出力されるように構成されている。すなわち、二次元スキャナ10の第1可動部15および第2可動部13を動作させながら、この二次元スキャナ10にレーザ投光部24からレーザ光を投光させることにより、二次元領域でレーザ光を走査させ、二次元スキャナ10から投光されて物体で反射されたレーザ光を二次元スキャナ10で反射されてレーザ受光部30により受光することにより、二次元スキャナ10により走査した範囲における各画素における距離値を取得することができるものである。なお、レーザ受光部30には、プリアンプ33から出力される受光信号をA/D変換して受光量として距離値算出回路39に送るA/D変換器42が設けられている。
さらに、制御部20には、制御部20および測距計測部34に電源を供給するための主電源43が設けられており、さらに、主電源43からの電源供給を受けてレーザドライバ26、プリアンプ33およびスキャナドライバ22に電源を供給するHV電源44が設けられている。
また、検知部8は、距離画像センサ7から出力される距離値に基づいて二次元のフレーム画像を生成するとともに、フレーム画像の各画素における距離値の最も大きい値、すなわち最も遠い距離値により生成される画像を背景画像として記憶し、この背景画像を基準として、新たに取得された距離値との差分を求めることにより、差分画像を生成するように構成されている。そして、検知部8は、生成された差分画像に基づいて物体画像を抽出し、物体の有無を検知するように構成されている。
そして、本実施形態においては、距離画像センサ7により検知する範囲をあらかじめ検知領域として設定しておくように構成されている。例えば、図4および図5に示すように、ホームドア6と、車両1との間の任意の領域を検知領域として設定するものであり、この検知領域における距離値に基づいて物体の有無を検知するように構成されている。
この場合に、本実施形態においては、検知領域の境界部分において、物体を検知した場合に、検知領域の外側において検知した物体の近傍にレーザ光の走査を行い、この検知領域外の物体の検知を行うように構成されている。そして、検知領域外で物体を検知した場合には、検知領域内の物体情報と検知領域外の物体情報とを加えて1つの物体情報として認識することにより、物体の有無を検知するように構成されている。
すなわち、通常、検知領域においては、一定以上のピクセル数が検知された場合に、検知領域内に物体があるものと認識するように設定するものであるが、検知領域内において、検知された物体のピクセル数が一定値以下であると、物体があるとは認識されない。これは、あまりに細かい物体を検知するように設定すると、誤検知を招くおそれがあるためである。
具体例について図4および図5を参照して説明する。ここで、図4は、車両1のドア部分に、かさなどの長尺の物体が存在している場合を示すとともに、図5は、車両1のドア部分に、かばんなどの直方体の物体が存在している場合を示している。そして、図3および図4に示すように、検知した物体のピクセル数が50ピクセル以上の場合に、物体があると認識するように設定した場合に、検知領域において、20ピクセルの物体を検知した場合には、物体があるとは認識されないことになる。本実施形態においては、検知領域内で物体を検知した場合に、距離画像センサ7により検知領域の外側の走査を行い、検知領域外での物体を検知するようにしているので、例えば、検知領域内で20ピクセルの物体を検知し、検知領域外で40ピクセルの物体を検知した場合には、これら各物体のピクセル値である20ピクセルと40ピクセルとを加算することにより、60ピクセルの物体があると認識するように構成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、レーザコントローラ21からスキャナドライバ22に内軸駆動信号および外軸駆動信号を出力させることにより、スキャナドライバ22から二次元スキャナ10に内軸駆動パルスおよび外軸駆動パルスを出力させることにより、二次元スキャナ10の駆動コイルに通電させ、これにより、第1可動部15および第2可動部13を揺動動作させる。
この状態で、レーザコントローラ21からレーザ投光部24にレーザ放射タイミング信号を出力させ、レーザドライバ26から投光駆動パルスをレーザ素子25に出力させることにより、レーザ素子25から投光光学装置28を介してレーザ光が二次元スキャナ10に投光される。
そして、二次元スキャナ10により二次元領域でレーザ光を走査させ、二次元スキャナ10から投光されて物体で反射されたレーザ光は、二次元スキャナ10で反射されて受光光学装置32を介してレーザ受光部30により受光される。この受光信号は、共振回路35または立ち上がり回路36を介してストップタイミング生成回路37に出力され、時間計測回路38により、ストップタイミング生成回路37により生成された受光タイミングと、発光モニタ29から送られる投光タイミングとから、投光タイミングから受光タイミングまでの時間が計測されて距離値算出回路39に出力される。そして、距離値算出回路39により、時間計測回路38による時間データに基づいて、二次元スキャナ10により走査した範囲における各画素における距離値を算出し、この距離値は、検知部8に送られる。
次に、検知部8による動作について図6に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、検知部8により、距離画像センサ7から出力される距離値に基づいて背景画像を生成し、この背景画像を基準として差分画像を生成して物体画像を抽出し、物体の有無を検知する。
そして、検知領域において、一定以上のピクセル数の物体を検知した場合には(ST1:YES)、物体があると認識する。また、検知領域において、一定以上のピクセル数の物体を検知しない場合に、検知領域の境界部分において、物体を検知したが一定のピクセル数に満たない場合には(ST2:YES)、検知領域外の領域にレーザ光を走査させて物体の検知を行う(ST3)。
そして、検知領域外において、物体を検知した場合には(ST4:YES)、検知領域内の物体のピクセル数と検知領域外の物体のピクセル数とを加算して、一定のピクセル数となるか否か判断し(ST5)、一定以上のピクセル数となる場合には(ST5:YES)、物体があると認識する。
また、検知領域の境界部分に物体を検知しない場合(ST1:NO)、検知領域外において、物体を検知しない場合(ST4:NO)、および検知領域内の物体のピクセル数と検知領域外の物体のピクセル数とを加算して、一定のピクセル数とならない場合には(ST5:NO)、物体がないと認識する。
以上述べたように、本実施形態においては、検知領域内の境界部分において、距離画像センサ7による距離値に基づいて生成された距離画像に基づいて物体を検知した場合に、検知領域外の物体を検知し、この検知領域内の物体の検知情報と検知領域外の物体の検知情報とに基づいて物体の有無を認識するようにしているので、検知領域の内側と外側とにまたがる物体を適正に検知することができ、例えば、車両ドアにかさやかばんなどの物体が挟み込まれた場合や乗客が駆け込み乗車した場合などに、正確に物体を検知することができる。その結果、車両ドアの挟み込みや乗客の駆け込み乗車などを適正に検知して、十分な安全性を確保することができる。
なお、前記実施形態においては、距離画像センサ7と検知部8とを別体に構成した場合について説明したが、距離画像センサ7に検知部8を内蔵させて一体に構成するようにしてもよい。また、前記実施形態においては、距離画像センサ7を用いて物体を検知する場合について説明したが、距離画像センサ7に限定されるものではなく、赤外線センサなど各種センサを用いるようにしてもよい。
さらに、前記実施形態においては、物体検知システムをホームドアシステムに適用した場合の例について説明したが、例えば、建物の自動ドアシステムなどドアの管理を行うシステムであれば、いずれのシステムに適用してもよい。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能である。
1 車両
2 プラットホーム
3 ホームドア装置
4 仕切り壁
5 車両ドア
6 ホームドア
7 距離画像センサ
8 検知部
10 二次元スキャナ
11 固定部
13 第2可動部
15 第1可動部
20 制御部
21 レーザコントローラ
22 スキャナドライバ
24 レーザ投光部
25 レーザ素子
26 レーザドライバ
28 投光光学装置
29 発光モニタ
30 レーザ受光部
31 受光素子
32 受光光学装置
34 測距計測部

Claims (6)

  1. 所定の検知領域に光を走査させてこの検知領域における物体の有無を検知する検知部を備え、前記検知部は、前記検知領域の境界部分に物体を検知した場合に、この検知部分を基準として前記検知領域の外側の物体検知を行うことを特徴とする物体検知システム。
  2. 前記検知領域における各画素の距離値を検知する距離画像センサを備え、
    前記検知部は、前記距離画像センサから出力される各画素の距離値に基づいて前記検知領域における物体の有無を検知することを特徴とする請求項1に記載の物体検知システム。
  3. 前記検知部は、前記検知領域の外側に物体を検知した場合に、この検知した物体の検知情報と前記検知領域内で検知した物体の検知情報とに基づいて、物体の有無を判断することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物体検知システム。
  4. 前記検知部は、前記検知領域の外側で検知した物体の検知情報と前記検知領域内で検知した物体の検知情報とに基づいて得られた物体が所定のしきい値以上の大きさであると判断された場合に、物体があると検知するものであることを特徴とする請求項3に記載の物体検知システム。
  5. 前記距離画像センサは、前記検知領域内および前記検知領域の外側に光を走査させるスキャナを備えていることを特徴とする請求項2に記載の物体検知システム。
  6. 前記検知領域は、駅のプラットホームに設置されるホームドア装置のホームドア付近に設定される領域であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の物体検知システム。
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