JP2011133320A - 距離画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 距離画像センサの設置位置を変更した場合でも、容易に背景画像を生成することができるとともに、環境温度や経年変化が生じた場合でも、常に正確な距離測定を行うことのできる距離画像処理システムを提供する。
【解決手段】 所定の被測定対象の距離値を検出する距離画像センサ1と、距離画像センサ1から入力される各画素の距離値に基づいて背景画像を生成するとともに、この背景画像の距離値の差分から距離画像を生成する画像処理回路46を備えた画像データ処理装置2と、を備え、画像処理回路46は、距離画像センサ1により取得された各画素の距離値が最大となる距離値を保存しておき、各画素の最大の距離値に基づいて背景画像を生成するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は距離画像処理システムに係り、特に、プレーナ型アクチュエータなどの二次元スキャナを用いた距離画像センサを用いて、絶対距離値を得ることを可能とした距離画像処理システムに関するものである。
従来から、枠状の固定部に平板状の可動部を回動可能に軸支する構造のアクチュエータとして、例えば半導体製造技術を利用し、シリコン基板を異方性エッチングし、枠状の固定部と平板状の可動部と固定部に可動部を軸支するトーションバーとを一体に形成し、可動部に駆動コイルを設け、可動部の駆動コイルに静磁界を付与する例えば永久磁石のような静磁界発生手段を設け、通電により駆動コイルに発生する磁界と静磁界発生手段による静磁界との相互作用により発生するローレンツ力を利用して可動部を回動させる電磁駆動タイプのプレーナ型アクチュエータがある。そして、このようなアクチュエータを駆動しながら、このアクチュエータに光を照射することにより、光を二次元領域に走査させてその反射光を受光することにより、画像を撮影するようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、近年、このような画像を形成するデバイスとして、アクチュエータに光を照射して検出対象領域を走査させ、その反射光を受光することにより、検出対象となる二次元領域の距離値を取得する距離画像センサが開発されており、この距離画像センサにより得られた距離値に基づいてフレーム画像を生成することにより、種々の画像処理を行うようになっている。
特許第4214364号公報
しかしながら、前記従来の技術において、距離画像センサにより距離を正確に測定するためには、絶対距離値が必要であるが、距離画像センサが設置される環境温度や距離画像センサの経年変化などにより発光タイミングのずれが生じ、常に絶対距離値を測定することは極めて困難であるという問題を有している。
また、距離画像センサにおいては、距離画像センサにより得られた距離値に基づいて生成された背景画像との差分画像により、人物や物などを抽出するものであるが、人物などがいない状態で、あらかじめ背景画像を設定するものであるため、距離画像センサの設置位置の変更などにより、背景が変化した場合には、その都度背景画像を設定しなければならず、手間がかかるというという問題を有している。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、距離画像センサの設置位置を変更した場合でも、容易に背景画像を生成することができるとともに、環境温度や経年変化が生じた場合でも、常に正確な距離測定を行うことのできる距離画像処理システムを提供することを目的とするものである。
本発明は前記目的を達成するために、請求項1の発明に係る距離画像処理システムは、所定の被測定対象に光を走査させてこの走査領域における各画素の距離値を検出する距離画像センサと、
前記距離画像センサから入力される各画素の距離値に基づいて背景画像を生成するとともに、この背景画像の距離値の差分から距離画像を生成する画像処理回路を備えた画像データ処理装置と、を備え、
前記画像処理回路は、前記距離画像センサにより取得された各画素の距離値が最大となる距離値を保存しておき、各画素の最大の距離値に基づいて背景画像を生成するように構成されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記距離画像センサは、プレーナ型アクチュエータからなり、二次元領域に光を走査させる二次元スキャナを備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2において、前記画像処理回路は、生成リフレッシュタイミングごとに保存した最大となる距離値をリセットするように構成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項において、前記画像処理回路は、前記距離画像センサにより取得された基準となる画素の距離値と、あらかじめ測定しておいた距離画像センサの設置位置から基準点までの測定距離との差を演算して、この差に基づいて前記距離画像センサによる全ての画素の距離値を補正するように構成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項4のいずれか一項において、前記画像処理回路は、前記距離画像センサにより測定された最大となる距離値に対して前記距離画像センサ側に近寄った距離の範囲である測距ゆらぎ範囲を設定し、距離画像センサにより測定された距離値が前記測距ゆらぎ範囲にある場合に、この距離値を用いないように構成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、画像処理回路により、距離画像センサにより取得された各画素の距離値が最大となる距離値を保存しておき、各画素の最大の距離値に基づいて背景画像を生成するようにしているので、距離画像センサの設置位置を変更した場合でも、容易に背景画像を生成することができる。
請求項2に係る発明によれば、距離画像センサが、プレーナ型アクチュエータからなり、二次元領域に光を走査させる二次元スキャナを備えているので、光の走査を高速にかつ確実に行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、画像処理回路により、生成リフレッシュタイミングごとに保存した最大となる距離値をリセットするようにしているので、生成リフレッシュタイミングごとに背景画像を生成するための距離値を新たに取得することができる。
請求項4に係る発明によれば、画像処理回路により、距離画像センサにより取得された基準となる画素の距離値と、あらかじめ測定しておいた距離画像センサの設置位置から基準点までの測定距離との差を演算して、この差に基づいて距離画像センサによる全ての画素の距離値を補正するようにしているので、環境温度や経年変化により距離画像センサにより測定された距離値が変動した場合でも、確実に絶対距離値に補正することができ、常に、正確な距離測定を行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、画像処理回路により、距離画像センサにより測定された最大となる距離値に対して距離画像センサ側に近寄った距離の範囲である測距ゆらぎ範囲を設定し、距離画像センサにより測定された距離値が前記測距ゆらぎ範囲にある場合に、この距離値を用いないようにしているので、本来の距離より大きく測定された異常な距離値を用いずに最大となる距離値を取得することができ、背景画像の精度を高めることができる。
本発明に係る距離画像処理システムの第1実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係る距離画像処理システムに用いられる二次元スキャナの実施形態を示す概略図である。 本発明に係る距離画像処理システムによる距離値の取得例を示す説明図である。 本発明に係る距離画像処理システムによる基準点を用いた補正例を示す説明図である。 本発明に係る距離画像処理システムによる複数の基準点を用いた補正例を示す説明図である。 本発明に係る距離画像処理システムによる背景画像の生成動作を示すフローチャートである。 本発明に係る距離画像処理システムによる距離値の補正動作を示すフローチャートである。 本発明に係る距離画像処理システムによる測距ゆらぎ範囲を用いた距離値の取得例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る距離画像処理システムの第1実施形態を示したものであり、距離画像処理システムは、距離画像センサ1およびこの距離画像センサ1から送られる距離値に基づいて画像処理を行う画像データ処理装置2を備えている。
また、距離画像センサ1は、二次元スキャナ10を備えており、本実施形態においては、二次元スキャナ10として、プレーナ型アクチュエータを用いている。
本実施形態の二次元スキャナ10は、図2に示すように、図示しないデバイス基板上に設置された枠状の固定部11を備えている。この固定部11の内側には、第2トーションバー12を介して枠状の第2可動部13が揺動自在に支持されており、この第2可動部13の内側には、第1トーションバー14を介して第1可動部15が揺動自在に支持されている。すなわち、第1可動部15と第2可動部13とは、第2トーションバー12を介して互いに直交する方向に揺動自在とされており、第1可動部15と第2可動部13とは、異なる駆動周波数で駆動されるように構成されている。なお、これら固定部11、第2可動部13、第1可動部15、第1トーションバー14および第2トーションバー12は、一体的に形成されている。
第1可動部15上には、第1可動部15を駆動するための図示しない駆動コイルが、第2可動部13上には、第2可動部13を駆動するための図示しない駆動コイルがそれぞれ設けられており、固定部11の周囲には、第1可動部15を挟んで互いに反対磁極を対向させて配置される二対の静磁界発生部材(図示せず)が配置されている。なお、静磁界発生部材は、永久磁石でも電磁石でもよい。
また、図1に示すように、距離画像センサ1は、制御部20を備えており、この制御部20には、レーザ光およびスキャナを制御するためのレーザコントローラ21が設けられている。制御部20には、レーザコントローラ21からの内軸駆動信号および外軸駆動信号が入力されるスキャナドライバ22が設けられており、このスキャナドライバ22は、二次元スキャナ10に対して、レーザコントローラ21から出力される内軸駆動信号および外軸駆動信号に基づいて、第1可動部15を駆動させるための内軸駆動パルスを出力するとともに、第2可動部13を駆動させるための外軸駆動パルスを出力するように構成されている。制御部20のレーザコントローラ21には、二次元スキャナ10の図示しない検出装置から第1可動部15および第2可動部13の駆動位置を検出するためのスキャナ同期信号がフィルタ23を介して送られるように構成されている。
また、距離画像センサ1は、レーザ投光部24を備えており、レーザ投光部24には、レーザ光を発光するためのレーザ素子25が設けられている。レーザ投光部24には、レーザコントローラ21から送られるレーザ放射タイミング信号に基づいてレーザ素子25に投光駆動パルスを出力するレーザドライバ26が設けられている。レーザ投光部24には、レーザ素子25から出射されるレーザ光をビームスプリッタ27を介して二次元スキャナ10に投光させるための、例えば、ミラーやレンズなどで構成される投光光学装置28が設けられている。さらに、投光光学装置28には、レーザ光の投光タイミングを監視する発光モニタ29が接続されている。発光モニタ29は、図示しない受光素子を備えており、この受光素子により、投光光学装置28から投光されるレーザ光を受光することにより、投光光学装置28による投光タイミングを監視して、後述する時間計測回路38に投光タイミング信号を出力するように構成されている。
さらに、距離画像センサ1は、レーザ受光部30を備えており、レーザ受光部30には、レーザ光を受光するための受光素子31が設けられている。レーザ受光部30には、レーザ素子25から投光光学装置28を介して投光され二次元スキャナ10で反射されたレーザ光を受光素子31に受光させるための、例えば、ミラーやレンズなどで構成される受光光学装置32が設けられている。レーザ受光部30には、受光素子31からの受光信号を増幅するプリアンプ33が設けられている。
距離画像センサ1は、測距計測部34を備えており、この測距計測部34には、レーザ受光部30のプリアンプ33から送られる受光信号を検出するための共振回路35および立ち上がり回路36がそれぞれ設けられている。共振回路35は、主として測定する距離が比較的長い場合に用いられ、立ち上がり回路36は、主として測定する距離が比較的短い場合に用いられるものである。測距計測部34には、共振回路35および立ち上がり回路36を介して送られる受光信号に基づいて受光素子31により受光したタイミングを生成するストップタイミング生成回路37,37が設けられている。測距計測部34には、ストップタイミング生成回路37により生成された受光タイミングと、発光モニタ29から送られる投光タイミング信号とから、投光タイミングから受光タイミングまでの時間を計測するための時間計測回路38,38が設けられている。
また、制御部20には、距離値算出回路39が設けられており、時間計測回路38による時間データは、A/D変換器40,40を介して距離値算出回路39に送られるようになっている。そして、距離値算出回路39は、時間計測回路38による時間データに基づいて、距離値を取得することができるように構成されており、取得した距離値は、外部インタフェース41を介して後述する画像データ処理装置2に出力されるように構成されている。すなわち、二次元スキャナ10の第1可動部15および第2可動部13を動作させながら、この二次元スキャナ10にレーザ投光部24からレーザ光を投光させることにより、二次元領域でレーザ光を走査させ、二次元スキャナ10から投光されて物体で反射されたレーザ光を二次元スキャナ10で反射されてレーザ受光部30により受光することにより、二次元スキャナ10により走査した範囲における各画素における距離値を取得することができるものである。なお、レーザ受光部30には、プリアンプ33から出力される受光信号をA/D変換して受光量として距離値算出回路39に送るA/D変換器42が設けられている。
さらに、制御部20には、制御部20および測距計測部34に電源を供給するための主電源43が設けられており、さらに、主電源43からの電源供給を受けてレーザドライバ26、プリアンプ33およびスキャナドライバ22に電源を供給するHV電源44が設けられている。
また、画像データ処理装置2には、距離画像センサ1から入力インタフェース45を介して入力される各画素において取得された距離値に基づいて、二次元のフレーム画像を生成する画像処理回路46が設けられている。この画像処理回路46は、例えば、各画素における距離値を、二次元スキャナ10による各走査によるフレームごとに記憶するように構成されており、各画素において距離値の最も大きい値、すなわち最も遠い距離値により生成される画像を背景画像として記憶するとともに、この背景画像を基準として、背景画像の距離値と新たに取得された距離値との差分を求めることにより、距離画像を生成するように構成されている。
さらに詳細に説明すると、図3に示すように、本実施形態においては、画像処理回路46は、距離画像センサ1から入力インタフェース45を介して入力される各画素において取得された距離値に基づいて、これら各距離値が最大値となる距離値を距離値用メモリ47に保存し、これを生成リフレッシュタイミングが来るまで繰り返して行うように構成されている。そして、生成リフレッシュタイミングとなった時点で、距離値用メモリ47に保存されている各画素の最大の距離値に基づいて背景画像を生成するように構成されている。生成リフレッシュタイミングは、例えば、何フレームごとに生成リフレッシュタイミングを設けるかを適宜設定することができるものである。
そして、画像処理回路46は、背景画像を生成した後、図4に示すように、距離画像センサ1により取得された基準となる画素の距離値と、あらかじめ測定しておいた距離画像センサ1の設置位置から基準点までの測定距離とを比較し、この差を演算するものである。この距離値の差が実際の距離との誤差であることから、この誤差に基づいて距離画像センサ1による全ての画素の距離値を補正するように構成されている。そして、この補正後の距離値に基づいて背景画像も補正するようになっている。これにより、背景となる距離値が確定することになり、この補正後の距離値に基づいて背景画像を生成するように構成されている。
画像処理回路46は、補正後の距離値に基づいて背景画像を生成するとともに、距離値用メモリ47に保存された距離値をリセットし、前述と同様の動作を行い、次の生成リフレッシュタイミングまで、同様の動作を繰り返して行い、各距離値が最大値となる距離値を距離値用メモリ47に保存するように構成されている。そして、この画像処理回路46による画像情報は、出力インタフェース48を介して外部装置(図示せず)に出力されるように構成されている。
なお、前記実施形態では、1つの画素を基準点として補正量を演算するようにしたが、例えば、1つの画素についての距離値が異常となった場合に、この異常距離値に基づいて補正量が演算されてしまうと、正確な補正を行うことができなくなるおそれがある。そのため、例えば、図5に示すように、基準点の周囲に存在する複数の画素についての距離値に基づいて、これら各距離値の平均値を基準点についての距離値として採用するようにしてもよい。この場合に、複数の画素における距離値にうち、大きく外れた距離値が測定された場合は、その外れた距離値は、平均値の算出に用いないようにして、他の距離値に基づいて補正量を算出するようにすればよい。これにより、補正量を正確に演算することが可能となる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、レーザコントローラ21からスキャナドライバ22に内軸駆動信号および外軸駆動信号を出力させることにより、スキャナドライバ22から二次元スキャナ10に内軸駆動パルスおよび外軸駆動パルスを出力させることにより、二次元スキャナ10の駆動コイルに通電させ、これにより、第1可動部15および第2可動部13を揺動動作させる。
この状態で、まず、レーザコントローラ21からレーザ投光部24にレーザ放射タイミング信号を出力させる。レーザ投光部24にレーザ放射タイミング信号が入力されたら、レーザドライバ26から投光駆動パルスをレーザ素子25に出力させることにより、レーザ素子25から投光光学装置28を介してレーザ光が二次元スキャナ10に投光される。
そして、二次元スキャナ10により二次元領域でレーザ光を走査させ、二次元スキャナ10から投光されて物体で反射されたレーザ光は、二次元スキャナ10で反射されて受光光学装置32を介してレーザ受光部30により受光される。この受光信号は、共振回路35または立ち上がり回路36およびストップタイミング生成回路37を介して時間計測回路38に出力される。
そして、時間計測回路38により、ストップタイミング生成回路37により生成された受光タイミングと、発光モニタ29から送られる投光タイミングとから、投光タイミングから受光タイミングまでの時間が計測されて距離値算出回路39に出力される。そして、距離値算出回路39により、時間計測回路38による時間データに基づいて、二次元スキャナ10により走査した範囲における各画素における距離値を算出し、この距離値は、画像データ処理装置2に送られる。
次に、画像データ処理装置2による背景画像の生成動作について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
前述の動作により、画像データ処理装置2により距離値が取得されると(ST1)、画像処理回路46により、前のフレームにおける距離値が大きいか否かを判断し(ST2)、前のフレームにおける距離値より今回取得した距離値の方が大きい場合は、前のフレームにおける距離値に換えて今回取得した距離値を距離値用メモリ47に保存する(ST3)。前のフレームにおける距離値より今回取得した距離値の方が小さい場合は、距離値の置き換えは行わない。この動作を生成リフレッシュタイミングまで繰り返し行い、生成リフレッシュタイミングになったら(ST4)、距離値用メモリ47に保存された距離値に基づいて背景画像を生成する。その後、距離値用メモリ47に保存された距離値をリセットし(ST5)、次のフレームの距離値測定を行う(ST6)。
次に、画像データ処理装置による距離値の補正動作について、図7に示すフローチャートを参照して説明する。
最初のリフレッシュタイミングとなるまでは(ST10:YES)、背景画像の基準点となる画素の距離値を取得し(ST11)、この基準点となる画素の距離値と、距離画像センサ1の設置位置から基準点までの測定距離との差を演算して、補正量を決定する(ST12)。そして、補正量に基づいて全画素の距離値を補正する(ST13)。その後、次のフレームの補正を行う(ST14)。
また、次の生成リフレッシュタイミングとなったら(ST15:YES)、前述の動作と同様に、背景画像の基準点となる画素の距離値を取得し(ST11)、基準点となる画素の距離値と、距離画像センサ1の設置位置から基準点までの測定距離との差を演算して補正量を決定し(ST12)、この補正量に基づいて全画素の距離値を補正する(ST13)。
以上述べたように、本実施形態においては、距離画像センサ1により取得された最大となる距離値を保存し、この距離値に基づいて背景画像を生成するようにしているので、距離画像センサ1の設置位置を変更した場合でも、容易に背景画像を生成することができる。また、離画像センサにより取得された基準となる画素の距離値と、あらかじめ測定しておいた距離画像センサ1の設置位置から基準点までの測定距離との差に基づいて、距離画像センサ1による全ての画素の距離値を補正するようにしているので、環境温度や経年変化により距離画像センサ1により測定された距離値が変動した場合でも、確実に絶対距離値に補正することができ、常に、正確な距離測定を行うことができる。
なお、図8に示すように、距離画像センサ1により測定された最大となる距離値に対して距離画像センサ1側に近寄った距離の範囲である測距ゆらぎ範囲を設定し、距離画像センサ1により測定された距離値が、測距ゆらぎ範囲にある場合に、この距離値を用いないようにしてもよい。
例えば、最大となる距離値を保存する際に、一度、何らかの異常により本来の距離よりも大きい距離値が測定された場合に、この距離値に基づいて背景画像を生成してしまうと、背景画像の精度が損なわれるおそれがある。しかしながら、このように、測距ゆらぎ範囲にある距離値を用いないようにすれば、本来の距離より大きく測定された異常な距離値を用いずに最大となる距離値を取得することができ、背景画像の精度を高めることができるものである。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能である。
1 距離画像センサ
2 画像データ処理装置
3 出力装置
10 二次元スキャナ
11 固定部
13 第2可動部
15 第1可動部
20 制御部
21 レーザコントローラ
22 スキャナドライバ
24 レーザ投光部
25 レーザ素子
26 レーザドライバ
28 投光光学装置
29 発光モニタ
30 レーザ受光部
31 受光素子
32 受光光学装置
34 測距計測部
37 ストップタイミング生成回路
38 時間計測回路
39 距離値算出回路
46 画像処理回路
47 距離値用メモリ

Claims (5)

  1. 所定の被測定対象に光を走査させてこの走査領域における各画素の距離値を検出する距離画像センサと、
    前記距離画像センサから入力される各画素の距離値に基づいて背景画像を生成するとともに、この背景画像の距離値の差分から距離画像を生成する画像処理回路を備えた画像データ処理装置と、を備え、
    前記画像処理回路は、前記距離画像センサにより取得された各画素の距離値が最大となる距離値を保存しておき、各画素の最大の距離値に基づいて背景画像を生成するように構成されていることを特徴とする距離画像処理システム。
  2. 前記距離画像センサは、プレーナ型アクチュエータからなり、前記二次元領域に光を走査させる二次元スキャナを備えていることを特徴とする請求項1に記載の距離画像処理システム。
  3. 前記画像処理回路は、生成リフレッシュタイミングごとに保存した最大となる距離値をリセットするように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の距離画像処理システム。
  4. 前記画像処理回路は、前記距離画像センサにより取得された基準となる画素の距離値と、あらかじめ測定しておいた距離画像センサの設置位置から基準点までの測定距離との差を演算して、この差に基づいて前記距離画像センサによる全ての画素の距離値を補正するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の距離画像処理システム。
  5. 前記画像処理回路は、前記距離画像センサにより測定された最大となる距離値に対して前記距離画像センサ側に近寄った距離の範囲である測距ゆらぎ範囲を設定し、距離画像センサにより測定された距離値が前記測距ゆらぎ範囲にある場合に、この距離値を用いないように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の距離画像処理システム。
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