JP2014196894A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内の容量を自由に変えながら、仕切部を境界に2温度帯以上に設定できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】断熱区画された貯蔵室ケースを備えた本体と、前記貯蔵室ケース内に左右または前後または上下にスライド可動する仕切部10と、前記貯蔵室ケースの上面を覆うカバーと、前記貯蔵室ケースまたはカバーに形成され、前記貯蔵室ケースに冷気を取り入れるための冷気取入口13と、冷気取入口13の開度を調節する開度調節手段8とを設け、開度調節手段8は仕切部10と連動して動作することにより、貯蔵室ケース内の区画を自由に変えながら、仕切部を境界に2温度帯以上に設定することができ、食材の量によって無駄なスペースを有効活用することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷蔵庫の貯蔵室内の温度と容量を同時に自由に区切ることで食品貯蔵時の使い勝手を向上するものである。
従来、冷蔵庫の貯蔵室内の温度と容量を区切る技術は、野菜容器を同時に野菜保存室および冷蔵保存室の双方に使用できるものである。(例えば、特許文献1参照)
すなわち、左右に仕切られた野菜容器を備え、野菜容器の天面カバーに備えた開度調節手段であるスライド板を左側一杯にスライド操作すると、スライド板によりカバーの冷気取入口が全て開かれる。すると、野菜容器の左右両収納室に冷気が侵入するようになり、両室共に冷蔵保存室となる。また、スライド板を右側一杯にスライド操作すると、スライド板により冷気取入口が全て閉じられる。すると、野菜容器の両収納室には冷気が侵入しないようになり、両室共に野菜保存室となる。また、スライド板を中間位置にスライド操作すると、左側の冷気取入口は開かれ、右側の冷気取入口は閉じられる。すると、左側収納室は冷蔵保存室となり、右側収納室は野菜保存室となるというものである。
実開平6−4584号公報
しかしながら、上記従来の技術は、仕切部を境に収納室を2温度帯に設定するものであるが、仕切部が固定されているため各温度帯の容量を自由に変えることができない。これは、例えば一方の温度帯に入れる食品の収納量が少なく、もう片方の温度帯に入れる食品の収納量が多い場合、収納量の少ない方の温度帯には空いたスペースが生じ、収納量の多い方の温度帯には空いたスペースがなくなる。収納量の少ない温度帯はその空いたスペースを利用して他の温度帯に適した食品を保存することはできず、スペース的に無駄になり、収納量の多い温度帯は空いたスペースがなく、食品の出し入れがし難く、ドア開閉時間が長くなり冷却効率が悪くなるという課題を有しているためである。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、室内の容量を自由に変えながら、仕切部を境界に2温度帯以上に設定できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、断熱区画された貯蔵室ケースを備えた本体と、前記貯蔵室ケース内に左右または前後または上下にスライド可動する仕切部と、前記貯蔵室ケースの上面を覆うカバーと、前記貯蔵室ケースまたはカバーに形成され、前記貯蔵室ケースに冷気を取り入れるための冷気取入口と、前記冷気取入口の開度を調節する開度調節手段とを設け、前記開度調節手段は前記仕切部と連動して動作するものである。
これによって室内の容量を自由に変えながら、仕切部を境界に2温度帯以上に設定することができる。
本発明の冷蔵庫は、スライド可動する仕切部と冷気取入口と、仕切部に連動した冷気を
取り入れるための開度調節手段を設けたことで、貯蔵室ケース内の区画を自由に変えながら、仕切部を境界に2温度帯以上に設定することができ、食材の量によって無駄なスペースを有効活用することができる。
本発明の実施の形態1または2を示す冷蔵庫の構成図 本発明の実施の形態1における切替室の構成図 本発明の実施の形態1または2における切替室天面からの構成図 本発明の実施の形態1または2における切替室天面からの構成図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の切替室の構成図 本発明の実施の形態3における切替室の構成図 本発明の実施の形態3における切替室の構成図 本発明の実施の形態3における切替室天面からの構成図
請求項1に記載の発明は、断熱区画された貯蔵室ケースを備えた本体と、前記貯蔵室ケース内に左右または前後または上下にスライド可動する仕切部と、前記貯蔵室ケースの上面を覆うカバーと、前記貯蔵室ケースまたはカバーに形成され、前記貯蔵室ケースに冷気を取り入れるための冷気取入口と、前記冷気取入口の開度を調節する開度調節手段とを設け、前記開度調節手段は前記仕切部と連動して動作することにより、貯蔵室ケース内の区画を自由に変えながら、仕切部を境界に2温度帯以上に設定することにより、食材の量によって無駄なスペースを有効活用することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記貯蔵室はLEDなどの複数の光源を備えたものであり、区画された貯蔵室内を照らすことで、温度帯を目視で簡単に判断することができる。また、LEDに紫外領域波長の光源を持たせることで、ケース内に貯蔵された食品に付着している雑菌等を除菌することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記LEDは仕切部の位置と連動して点灯または消灯することを特徴とするものであり、仕切部が貯蔵室ケースの壁側に移動し、仕切部と壁面との間に食材を入れるスペースがなくなった場合にそのスペースを照らすLEDを消灯することで、目視で温度帯が1つになったことが確認でき、更に省エネにもなる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記仕切部が断熱材を備えたことを特徴とするものであり、仕切部を境界に区画された各部屋の温度が隣の部屋の温度に影響されることなく、安定に保つことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、前記仕切部が光を透過しない樹脂や塗装を施したことを特徴とするものであり、仕切部を境界に区画された各部屋で照射されている光源が隣の部屋に透過せずに光源が設置された部屋のみを照らすため、各部屋の色がはっきりと区別され目視で確認しやすい。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の断面図である。図2は実施の形態1における冷蔵庫切替室正面からの断面図である。図3、図4は実施の形態1における冷蔵庫の切替室上からの断面図である。
図1において、冷蔵庫本体1は断熱材に覆われた複数の断熱区画に区分されており上部を回転扉式、下部を引出し式とする構成をとっている。上から冷蔵室2、並べて設けた引出し式の冷凍室上段4と、図示しないが冷凍室上段4の隣に製氷室、引出し式の冷凍室下段5と引出し式の野菜室6となっている。冷蔵室の中には切替室3が備えられている。
冷蔵室2は冷蔵保存のために凍らない温度を下限に通常1〜5℃で設定されているが、収納物によって、使用者が自由に上記のような温度設定を切り替えることを可能としている場合もある。また、ワインや根野菜等の保鮮のために、例えば10℃前後の若干高めの温度設定をとる場合もある。
切替室3は切替室ケース3aと切替室ケース蓋7により密閉構造となっており、切替室ケース蓋7の一部に冷気を切替室3に取り入れるための開度調節手段8が備えられており、ユーザーの設定により温度設定を変更可能であり、微凍結温度帯であるパーシャルフリージングからチルド温度帯まで−3〜1℃の所定の温度設定にすることができる。
冷凍室上段4は冷凍保存のために−22〜−18℃で設定されているが、食品を素早く凍結させ、冷凍品質を向上させるための急速冷凍機能を持ち、図示しないが急速冷凍ボタンを押すと−35℃の冷風が一時的に冷凍室上段4に流れることもある。
また、冷凍室上段4の横に備えられた製氷室は独立の氷保存室であり、図示しない自動製氷装置を備えて、氷を自動的に作製、貯留するものである。氷を保存するために冷凍温度帯であるが、氷の保存が目的であるために冷凍温度帯よりも比較的高い冷凍温度設定も可能である。
冷凍室下段5は冷凍保存のために通常−22〜−18℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、たとえば−30や−25℃の低温で設定されることもある。
各断熱区画にはそれぞれ断熱扉が図示しないガスケットを介して設けられている。
図2〜4において、切替室ケース3a内にはケース内を区画するための仕切部10と、それを左右にスライドさせるための仕切部スライドつまみ11とスライドレール12が設けられている。また、切替室ケース蓋7の一部には冷気を切替室内に送り込むための冷気取入口13と、冷気の量を調節するためのシャッター14とシャッター収納ケース15が設けられ、シャッター収納ケース15下部には仕切部固定凹部16が備えられ、仕切部10の上部がはめ込まれている。また、シャッター14の一部には、透湿膜25が備えられており、シャッター14が引き出され、切替室左室17が密閉状態で食品を投入した場合の切替室左室17の湿度をコントロールする。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷凍サイクルの動作について説明する。庫内の設定された温度に応じて制御基板からの信号により冷凍サイクルが動作して冷却運転が行われる。圧縮機の動作により吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器にて放熱して凝縮液化し、キャピラリで減圧されて低温低圧の液冷媒となり蒸発器に至る。
冷却ファンの動作により、庫内の空気と熱交換されて蒸発器内の冷媒は蒸発気化する。低温の冷気をダンパなどで分配することで各室の冷却を行う。冷却ファンから送風された冷気の内、上方に振り分けられた冷気は、冷蔵室用風路と切替室ダンパー9の冷蔵室側を経由して冷蔵室用吐出口から冷蔵室2に至る。また一部は切替室ダンパー9の切替室側を
経由して切替室用吐出口から切替室3に至る。ここで制御基板(図示せず)から信号を出力しダンパーを動作させ、冷気の流れをコントロールし、冷蔵室2と切替室3の温度制御を行い所定の温度に庫内温度を調整する。また複数の蒸発器や減圧器を用いる場合は流路制御手段により必要な蒸発器へ冷媒が供給される。蒸発器を出た冷媒は圧縮機へと吸い込まれる。このようにサイクル運転を繰り返すことで庫内の冷却が行われる。
切替室3では、使用者の目的や好みに応じて−3〜−2℃を中心とするパーシャルフリージング温度帯から−1℃〜1℃を中心とするチルド温度帯まで切り替えが可能で、更に仕切部10を左右にスライドさせて部屋の大きさを自由に変えることができ、仕切部10を境に、チルド温度帯とパーシャル温度帯同時に設定することが可能である。切替室ケース3a内に貯蔵された食品を取り出すときは、切替室ケース3aと、仕切部10と仕切部スライドつまみ11と、スライドレール12が同時に手前に引き出され、切替室ケース3aを閉めると、切替室ケース3aは切替室ケース蓋7と密着する。
例えば、切替室3の構成が図2の場合のとき、仕切部10は切替室ケース3aの左3分の1の場所にある。このとき、切替室ケース蓋7に設けられたシャッター14は仕切部10より左側にある冷気取入口13を覆っている。また、仕切部10の右側にある切替室ケース蓋7に設けられた冷気取入口13は開放状態である。このとき、切替室ダンパー9から切替室3に流入した冷気は、風路19に入り、開放状態にある仕切部10より右側の冷気取入口13から冷気が流入し、切替室右室18はパーシャル温度帯になる。冷気取入口13をシャッター14で覆われた切替室左室17は冷気が流入せず、切替室3と切替室ケース3aの間の風路19に冷気が流入し、間接冷却されるため切替室右室よりやや高めの温度であるチルド温度帯となる。
このとき、チルド温度帯とパーシャル温度帯に貯蔵する食品の量が1対2の比率で収納することができる。また、切替室左室17は密閉状態にあるため冷風による乾燥を防ぐことができる。例えばチルド温度帯に収納されることの多いハムやチーズなどは開封後の収納時に開封口から食材の水分が奪われやすく、乾燥して硬化や変色が生じ、廃棄しなければならないことが多いが、密閉状態であるため食材の水分が奪われにくく、開封前の食品の状態を長く保持することができる。また、透湿膜25がシャッター14の一部に備えられているため、例えばカット野菜等の水分量の多い食品を入れた場合でも、結露を防止することができ、野菜の水腐れやカビを防止し、長期間保存が可能となり、食材の廃棄率を減らすことができる。
パーシャル温度帯である切替室右室18は、例えば肉や魚等を貯蔵するのに適している。例えば鶏肉の場合、チルド温度帯の0℃で貯蔵した場合では、付着菌の増殖や自己消化酵素の働きを完全に抑制することは不可能であり、貯蔵室内に臭気が充満するばかりでなく、他の貯蔵品に悪臭が移り腐敗の原因にもなる。パーシャル温度帯である−3℃付近の場合、肉の細胞内の水分が凍るため肉の自己消化酵素の働きや付着菌の増殖が抑制されるため、鮮度K値を保持することができ、チルド温度帯よりも比較的長期間保存することができる。
また、微凍結状態であるため、例えば刺身のサクを貯蔵した場合であれば、包丁が入る適度な硬さでスライスすることができるため、簡単に薄切りができる。
次に、切替室3に収納したい食品がヨーグルトやチーズやハムなどのチルド温度帯のみであった場合、仕切部10を右端にスライドさせることで、図3の状態になり、切替室3の温度帯はチルド温度帯に切り替わる。
このときの動作として、図2の状態から仕切部スライドつまみ11を手でつまみ、右端
へスライドさせるが、スライドしているとき、仕切部10の上段は仕切部固定凹部16に入っているため、それに設けられているシャッター収納ケース15も同時に右側に移動することになる。このとき、シャッター収納ケース15内に収納されているシャッター14が引き出され、これにより切替室ケース蓋7の冷気取入口13を覆うことができる。そして完全に図3のように仕切部10が右端へ移動すると、切替室ケース3aは密閉状態となり、切替室ダンパー9から流入した冷気は風路19を通って間接冷却され、チルド温度帯となる。
なお、仕切部10は断熱性能のある材料を用いることで、仕切部10で区画された左右の部屋の温調を安定化することが可能となる。
次に、チルド温度帯とパーシャル温度帯に収納したい食品が同じ量の場合、図3の状態から仕切部スライドつまみ11を手でつまみ、仕切部10を切替室3の中央までスライドさせる。このとき、シャッター14はシャッター収納ケース15内に巻き込むように収納される。そして冷気取入口13が開放することで、切替室ダンパー9より流入した冷気は冷気取入口13から切替室右室18へ流入し、切替室右室18はパーシャル温度帯となる。切替室左室17は、切替室ケース蓋7の冷気取入口13がシャッターにより塞がれているため、冷気が切替室左室17へ流入することがなく、切替室3と切替室ケース3aの間の風路に流れた冷気により間接冷却されるため、パーシャル温度帯よりもやや高いチルド温度帯となる。
なお、シャッター14はシャッター収納ケース15に巻き取られるロールスクリーン手法の他に、蛇腹のように折りたたみ式のものでも良い。
また、透湿膜25は、シャッター14に設置するものとは限定されず、切替室3壁面や仕切部10に設置してもよい。
また、仕切部10が左右どちらかのケース端まで移動して一つの温度帯のみで貯蔵する場合は、仕切部10は取り外しが可能で、このとき仕切部10の厚み分の貯蔵容量を増やすことができる。
なお、図には示さないが貯蔵室ケース内には温度センサーを設けてもよく、この場合冷気の流入量をダンパーの開閉により制御することでより安定的な温度制御が可能となる。
また、冷気を切替室3に流入させる手法は、ダンパーに限らずフラップを取り付けてもよい。フラップの場合、冷気の流入するダクトを広く設けることができるので、切替室3への冷気の流入量が多くなり、庫内の温度ムラや温度変動を減少させることができる。
なお、仕切部は2つ以上設けても良く、例えば仕切部を2つ設けた場合、仕切部により部屋が3分割され、冷気取入口とシャッター調整により温度帯も3分割することができる。
なお、切替室3は冷蔵室内に限定されるものではなく、例えば冷凍室上段4に設置されてもよい。この場合、冷凍室上段4は幅よりも奥行きが長いため、仕切部10は前後にスライドすることで効率良く部屋を区画することができる。
また、切替室ケース3a底面に、蓄冷材やアルミ板を設置してもよい。これによって食品を投入する際に、冷却スピードが上がることで付着菌や自己消化酵素の活性が抑制され、鮮度が向上する。
以上のように本実施の形態においては、断熱区画された貯蔵室を1つ以上備えた本体と、前記貯蔵室ケース内に左右または前後または上下にスライド可動する仕切部と、この貯蔵室ケースの上面を閉鎖するカバーと、前記貯蔵ケースまたはカバーに形成され前記貯蔵室に冷気を取り入れるための冷気取入口と、冷気取入口の開度を調節する開度調節手段を設け、前記開度調節手段は仕切部と連動していることにより、貯蔵室ケース内の区画を自由に変えながら、仕切部を境界に2温度帯以上に設定することができ、食材の量によって無駄なスペースを有効活用することができる。
(実施の形態2)
図5は、本実施の形態2における冷蔵庫の切替室正面からの断面図である。
切替室3の切替室ケース蓋7の側面には光源20が設置されている。引き出し式扉開閉時には、光源20から照射される光が漏れるので、冷蔵庫の使用者が光を認識することが可能である。また、光源20にはカバー21が装着されており、切替室3内に入れた食品22と、光源20が直接接触しないよう設置されている。
切替室3は切替室ケース3aと切替室ケース蓋7により密閉構造となっており、切替室ケース蓋7の一部に冷気を切替室3に取り入れるための開度調節手段8が備えられており、ユーザーの設定により温度設定を変更可能であり、微凍結温度帯であるパーシャルフリージングからチルド温度帯まで−3〜1℃の所定の温度設定にすることができる。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
仕切部10で仕切られた切替室ケース3aの切替室左室17は天面がシャッター14により冷気取入口13が塞がれて密閉構造になっており、チルド温度帯である。切替室右室18は天面が冷気取入口13が開孔しており、冷気が流入し、パーシャル温度帯となっている。
仕切部10は光を透過しない材料であり、光源20からの光を反射するため切替室3のみを照射する。
例えば仕切部スライドつまみ11を右にスライドさせると、それと同時に仕切部10の上段は仕切部固定凹部16に入っているため、それに設けられているシャッター収納ケース15も同時に右に移動することになる。このとき、シャッター収納ケース15内に収納されているシャッター14が引き出され、これにより切替室ケース蓋7の冷気取入口13を覆うことができる。そして完全に仕切部10が右端へ移動すると、切替室ケース3aは密閉状態となり、切替室ダンパー9から流入した冷気は風路19を通って間接冷却され、チルド温度帯となる。また、シャッター14の一部には、透湿膜25が備えられており、シャッター14が引き出され、切替室左室17が密閉状態で食品を投入した場合の結露防止や乾燥防止の役目を果たす。
なお、仕切部10は断熱性能のある材料を用いることで、仕切部10で区画された左右の部屋の温調を安定化することが可能となる。
次に、チルド温度帯とパーシャル温度帯に収納したい食品が同じ量の場合、仕切部スライドつまみ11を手でつまみ、仕切部10を切替室3の中央までスライドさせる。このとき、シャッター14はシャッター収納ケース15内に巻き込むように収納される。そして冷気取入口13が開放することで、切替室ダンパー9より流入した冷気は冷気取入口13から切替室右室18へ流入し、切替室右室18はパーシャル温度帯となる。切替室左室17は、切替室ケース蓋7の冷気取入口13がシャッターにより塞がれているため、冷気が
切替室左室17へ流入することがなく、切替室3と切替室ケース3aの間の風路に流れた冷気により間接冷却されるため、パーシャル温度帯よりもやや高いチルド温度帯となる。
なお、シャッターはシャッター収納ケース15に巻き取られる手法の他に、蛇腹のように折りたたみ式のものでも良い。
また、冷気を切替室3に流入させる手法は、ダンパーに限らずフラップを取り付けてもよい。フラップの場合、冷気の流入するダクトを広く設けることができるので、切替室3への冷気の流入量が多くなり、庫内の温度ムラや温度変動を減少させることができる。
パーシャル温度帯である切替室右室は、生鮮食品が1週間保存可能であり、解凍の手間なく調理することが可能であるだけでなく、冷凍保存に比べて凍結による細胞損傷が少ないためドリップの流出も少なく、おいしさを維持することが可能である。
カバー21には、光源20が切替室左室17内全体に届くような、例えばガラスカット加工が施されている。これにより、少ない光源でも、切替室左室17内全体に光が届き、食品全体にムラなく光を当てることが出来る。よって、光源20の数を最小限に抑えることが可能であり、光源の設置スペースを狭く、切替室左室17のスペースを広げることが可能である。また、光源20が紫外光のような人体に影響を与えると言われる波長である場合、使用者が切替室3を開けてもカバー21で光源20を覆うことで、直接使用者に照射されることはなく、安全に取り扱うことができる。
さらに、カバー21に、光源20の入射角度を変え、波長を変換することのできる導光板を施すことで、1種類の光源でも、あらゆる波長の光源を照射することができる。よって、光源20の数を最小限に抑えることが可能であり、光源の設置スペースを狭く、切替室左室17のスペースを広げることが可能である。
本実施の形態では、光源によって照射される光は、貯蔵室である切替室左室17内を照射するものとしたが、切替室右室18の切替室ケース3a側面に設け、切替室右室18内を照射するものであっても良い。
なお、本実施の形態の冷蔵庫では、切替室3の扉開放による温度上昇時に通常と異なる色調の光を放射させることも可能である。一般に扉開放が長時間に渡り行われ、貯蔵室内の温度が上昇した場合、貯蔵室内部の食品に悪影響を及ぼしやすくなる。特に、マイナス温度では、扉の長期開放による雰囲気温度の上昇により凍結された食品中の水分が気化し、それらが再び冷却された際に食品周囲へ着霜が生じることがあり、その場合食品の品質において外観、風味、食感などの面で低下がみられる。扉が長期に渡り開放される場合としては、食品の搬入や搬出時、または閉め忘れた場合などが挙げられ、特に閉め忘れられた場合には開放時間が長期に及ぶことが多い。
なお、色調については特に限定するものではないが、波長が長く比較的安全な紫外AおよびB領域である280nmから400nmの範囲の波長の場合、貯蔵室内の壁面や食品表面に付着している微生物の増殖機能を不活性化させることができる。これにより貯蔵室内部の衛生性が保たれるとともに、食品の微生物によって生じる変色や腐敗臭、食品表面のネト発生を遅らせることが可能となる。このように紫外光を含む光源を設けることにより、食品の保存性を高めた衛生的な保存が行える。
さらに、きのこ類や魚類には、ビタミンDの前駆物質を多く含むものがあり、それらに紫
外線が照射されることで分子が励起され、ビタミンDへ変換される。よって、紫外光を含
む光源を貯蔵室内に設けることで、貯蔵室内の特定の食品のビタミンD含有量を高めながら保存することができる。
また、りんごや、ブルーベリー、いちご、青しそ、ブロッコリ、なす、紫いもなどに多く含まれる生体内の赤い植物色素であるアントシアニンは、290nmから320nmの範囲の波長の光を照射することで生成が促進される。なお、アントシアニンはポリフェノールの一種であり、目にいいという効果の他に、抗酸化作用による老化防止、動脈硬化抑制作用などの効果が検証されており、非常に体によいとされている物質であり、保存中に栄養価を高めることが可能となる。
また、光源の種類については電球や発光ダイオード、蛍光ランプ、紫外ランプ等が挙げられるが、特に指定するものではなく、如何なる光源でも適用可能である。中でも発光ダイオードについてはランプ自身による発熱が殆どなく、ランニングコストや耐久性の面においても優れており、汎用性が高い。
また、これによって、使用者に何らかの注意を喚起するときに、使用者に光によって知ら
せることができ、使用者は目視により注意を認識することができるので、誰でも一目で判断ができる。
また、使用者が食品等の貯蔵物を収納したい貯蔵室を開けた際に、その貯蔵室内の状態を
一目で視覚的に認識することができるので、使用者の誤認識を防止し、貯蔵室に適した食品の収納を促すことができる。
なお、光源20とカバー21は切替室ケース内に埋め込まれていてもよい。この場合、切替室3の収納量が増加し、更に切替室内に食品を投入した場合にカバー21に接触して投入し難い動作を回避することができる。
以上のように本実施の形態では、断熱区画された貯蔵室を1つ以上備えた本体と、前記貯蔵室ケース内に左右または前後または上下にスライド可動する仕切部と、この貯蔵室ケースの上面を閉鎖するカバーと、前記貯蔵ケースまたはカバーに形成され前記貯蔵室に冷気を取り入れるための冷気取入口と、冷気取入口の開度を調節する開度調節手段を設け、前記開度調節手段は仕切部と連動しており、前記仕切部はLEDなどの光源を備えたことを特徴とする冷蔵庫であり、区画された貯蔵室内を照らすことで、温度帯を目視で簡単に判断することができる。また、LEDに特定波長の光源を持たせることで、ケース内に貯蔵された食品に付着している雑菌等を除菌したり、食品の栄養成分を増加させたりすることができる。
(実施の形態3)
図1は、本実施の形態3における冷蔵庫の断面図である。図6、図7は、本実施の形態3における冷蔵庫の切替室正面からの断面図である。図8は、本実施の形態3における冷蔵庫の切替室上からの断面図である。
切替室3の仕切部10で区画された切替室左室17と切替室右室18のケース側面にはそれぞれ光源20、光源23が設置されている。引き出し式扉開閉時には、光源20、光源23から照射される光が漏れるので、冷蔵庫の使用者が光を認識することが可能である。また、光源20にはカバー21が、光源23にはカバー24が装着されており、切替室3内に入れた食品30、食品31と、光源が直接接触しないよう設置されている。また、切替室ケース天面に右室光源切替センサー40と左室光源切替センサー41が設置されて
いる。これらセンサーは、仕切部10をスライドさせる際にセンサーを通過する方向を感知し、光源20や光源23を点灯または消灯させる。
切替室3は切替室ケース3aと切替室ケース蓋7により密閉構造となっており、切替室ケース蓋7の一部に冷気を切替室3に取り入れるための開度調節手段8が備えられている。開度調節手段8は、図6に示すように仕切部10を左右にスライドさせることで冷気取入口13をシャッター14で開閉させ、冷気の量を調節している。また、仕切部10の位置によって切替室ダンパー9の切替室への開度率が制御されており、効率良く切替室左室17と切替室右室18を微凍結温度帯であるパーシャルフリージングからチルド温度帯まで−3〜1℃の所定の温度設定にすることができる。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
仕切部10で仕切られた切替室ケース3aの切替室左室17は天面がシャッター14により冷気取入口13が塞がれて密閉構造になっており、チルド温度帯である。切替室右室18は天面が冷気取入口13が開孔しており、冷気が流入し、パーシャル温度帯となっている。
仕切部10を切替室3の左側から右側にスライドさせた場合、切替室左室17のチルド温度帯の容積が増え、切替室右室18のパーシャル温度帯の容積が減少することになる。これによって温度帯の高いチルドの容積が増えることになり、切替室ダンパー9は開度率を下げ、冷気を取り入れる量を減少させる。また、逆に仕切部10を切替室3の右側から左側にスライドさせた場合、切替室左室17のチルド温度帯の容積が減少し、切替室右室18のパーシャル温度帯の容積が増加する。これにより温度帯の低いパーシャルの容積が増えることになるため、切替室ダンパー9は開度率を上げ、冷気を取り入れる量を増やす。これによって、仕切部10をスライドさせ、切替室左室17と切替室右室18の容積を変えた場合、効率良くそれぞれの庫内温度を設定温度に安定させることができる。
仕切部10は光を透過しない材料であり、光源20、光源23は仕切部10で仕切られ、切替室左室17、切替室右室18をそれぞれ照射する。
なお、仕切部10は断熱性能のある材料を用いることで、仕切部10で区画された左右の部屋の温調を効率良く安定化することが可能となる。
仕切部10を図6の位置から図7の位置へスライドさせる場合、仕切部スライドつまみ11を図7の位置まで右にスライドさせると、それと同時に仕切部10の上段は仕切部固定凹部16に入っているため、それに設けられているシャッター収納ケース15も同時に右に移動することになる。このとき、シャッター収納ケース15内に収納されているシャッター14が引き出され、これにより切替室ケース蓋7の冷気取入口13を覆うことができる。また、切替室右室18のスペースがなくなり、切替室左室17のチルド温度帯の容量が増加したことで、切替室ダンパー9の開度率が下がり、切替室ダンパー9から流入した冷気は風路19を通って間接冷却され、チルド温度帯のみとなる。仕切部10をスライドさせたとき、仕切部10は右室光源切替センサーを左から右に通過しており、このセンサーが感知することで光源23は消灯する。そして光源20のみが点灯していることになり、切替室3は一つの温度帯であることが目視で容易に確認できる。また、光源23を消灯させることで省エネ効果もある。
次に、仕切部10を図7の位置から図6の位置へ戻す場合、仕切部スライドつまみ11を左にスライドさせると、それと同時に仕切部10の上段は仕切部固定凹部16に入っているため、それに設けられているシャッター収納ケース15も同時に左に移動することに
なる。このとき、シャッター収納ケース15内にシャッター14が巻き込まれ、これにより切替室ケース蓋7の冷気取入口13が開放される。また、切替室右室18のパーシャル温度帯の容量が増加し、切替室左室17のチルド温度帯の容量が減少したことにより、切替室ダンパー9の開度率が上がり、切替室ダンパー9から流入した冷気は風路19を通って開放されている切替室右室18の冷気取入口13へ流入したり、切替室左室17のケースを間接冷却する。これによって切替室右室18は効率良くパーシャル温度帯へ、切替室左室17はチルド温度帯へ安定するまた、仕切部10をスライドさせたとき、仕切部10は右室光源切替センサー40を右から左に通過しており、このセンサーが感知することで光源23は点灯する。これにより、仕切部10を境界に光源20と光源23が点灯していることになり、2温度帯であることが目視で容易に確認することができる。
また、仕切部10を切替室3の左側にスライドし、切替室左室17のスペースをなくし、切替室右室18のパーシャル温度帯にする場合の動作についても同様であるため、省略する。
なお、切替室3内に温度センサーを設置してもよい。これにより、切替室ダンパー9からの冷気の流入量をより正確に制御することができ、切替室3内の温度変動を抑制することができる。
また、冷気を切替室3に流入させる手法は、ダンパーに限らずフラップを取り付けてもよい。フラップの場合、冷気の流入するダクトを広く設けることができるので、切替室3への冷気の流入量が多くなり、庫内の温度ムラや温度変動を減少させることができる。
なお、シャッターはシャッター収納ケース15に巻き取られるロールスクリーン手法の他に、蛇腹のように折りたたみ式や、層状に重なったスライド式のものでも良い。
パーシャル温度帯である切替室右室18は、生鮮食品が1週間保存可能であり、解凍の手間なく調理することが可能であるだけでなく、冷凍保存に比べて凍結による細胞損傷が少ないためドリップの流出も少なく、おいしさを維持することが可能である。
カバー21、カバー24には、光源20、光源23がそれぞれ切替室左室17、切替室右室18内全体に届くような、例えばガラスカット加工が施されている。これにより、少ない光源でも、切替室左室17、切替室右室18内全体に光が届き、食品全体にムラなく光を当てることが出来る。よって、光源20、光源23の数を最小限に抑えることが可能であり、光源の設置スペースを狭く、切替室左室17、切替室右室18のスペースを広げることが可能である。また、光源20や光源23が紫外光のような人体に影響を与えると言われる波長である場合、使用者が切替室3を開けてもカバー21、カバー24で光源20や光源23を覆うことで、直接使用者に照射されることはなく、安全に取り扱うことができる。
さらに、カバー21やカバー24に、光源20や光源23の入射角度を変え、波長を変換することのできる瞳孔盤を施すことで、1種類の光源でも、あらゆる波長の光源を照射することができる。よって、光源20や光源23の数を最小限に抑えることが可能であり、光源の設置スペースを狭く、切替室左室17や切替室右室のスペースを広げることが可能である。
なお、本実施の形態の冷蔵庫では、切替室3の扉開放による温度上昇時に通常と異なる色調の光を放射させることも可能である。一般に扉開放が長時間に渡り行われ、貯蔵室内の温度が上昇した場合、貯蔵室内部の食品に悪影響を及ぼしやすくなる。特に、マイナス温度では、扉の長期開放による雰囲気温度の上昇により凍結された食品中の水分が気化し
、それらが再び冷却された際に食品周囲へ着霜が生じることがあり、その場合食品の品質において外観、風味、食感などの面で低下がみられる。扉が長期に渡り開放される場合としては、食品の搬入や搬出時、または閉め忘れた場合などが挙げられ、特に閉め忘れられた場合には開放時間が長期に及ぶことが多い。
なお、色調については特に限定するものではないが、波長が長く比較的安全な紫外AおよびB領域である280nmから400nmの範囲の波長の場合、貯蔵室内の壁面や食品表面に付着している微生物の増殖機能を不活性化させることができる。これにより貯蔵室内部の衛生性が保たれるとともに、食品の微生物によって生じる変色や腐敗臭、食品表面のネト発生を遅らせることが可能となる。このように紫外光を含む光源を設けることにより、食品の保存性を高めた衛生的な保存が行える。
さらに、きのこ類や魚類には、ビタミンDの前駆物質を多く含むものがあり、それらに紫
外線が照射されることで分子が励起され、ビタミンDへ変換される。よって、紫外光を含む光源を貯蔵室内に設けることで、貯蔵室内の特定の食品のビタミンD含有量を高めながら保存することができる。
また、りんごや、ブルーベリー、いちご、青しそ、ブロッコリ、なす、紫いもなどに多く含まれる生体内の赤い植物色素であるアントシアニンは、290nmから320nmの範囲の波長の光を照射することで生成が促進される。なお、アントシアニンはポリフェノールの一種であり、目にいいという効果の他に、抗酸化作用による老化防止、動脈硬化抑制作用などの効果が検証されており、非常に体によいとされている物質であり、保存中に栄養価を高めることが可能となる。
また、光源の種類については電球や発光ダイオード、蛍光ランプ、紫外ランプ等が挙げられるが、特に指定するものではなく、如何なる光源でも適用可能である。中でも発光ダイオードについてはランプ自身による発熱が殆どなく、ランニングコストや耐久性の面においても優れており、汎用性が高い。
また、これによって、使用者に何らかの注意を喚起するときに、使用者に光によって知ら
せることができ、使用者は目視により注意を認識することができるので、誰でも一目で判断ができる。
また、使用者が食品等の貯蔵物を収納したい貯蔵室を開けた際に、その貯蔵室内の状態を
一目で視覚的に認識することができるので、使用者の誤認識を防止し、貯蔵室に適した食品の収納を促すことができる。
なお、光源20、光源23とカバー21、カバー24は切替室ケース内に埋め込まれていてもよい。この場合、切替室3の収納量が増加し、更に切替室内に食品を投入した場合にカバー21やカバー24に接触して投入し難い動作を回避することができる。
以上のように本実施の形態では、断熱区画された貯蔵室を1つ以上備えた本体と、前記貯蔵室ケース内に左右または前後または上下にスライド可動する仕切部と、この貯蔵室ケースの上面を閉鎖するカバーと、前記貯蔵ケースまたはカバーに形成され前記貯蔵室に冷気を取り入れるための冷気取入口と、冷気取入口の開度を調節する開度調節手段を設け、前記開度調節手段は仕切部と連動しており、前記貯蔵室はLEDなどの光源を複数備えたことを特徴とする冷蔵庫であり、仕切部を境界に2温度帯以上に設定することができ、ま
た区画された貯蔵室内を照らすことで、温度帯を目視で簡単に判断することができる。また、仕切部の位置で温度帯が2つから1つ、1つから2つに切り替わる時に光源を消灯または点灯させることで、庫内の温度を視覚的に知らせることができ、また無駄な光源を使わないことで省エネにもなる。また、切替室ダンパーの開度率を仕切部の位置と連動させることで、切替室への冷気流入量を制御し、効率良く切替室内を冷却することができる。また、LEDに特定波長の光源を持たせることで、ケース内に貯蔵された食品に付着している雑菌等を除菌したり、食品の栄養成分を増加させたりすることができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、仕切部をスライドさせて貯蔵室ケース内の区画を自由に変えながら、仕切部を境界に2温度帯以上に設定することができるため、食材の量によって無駄なスペースを有効活用することができる。よって家庭用冷蔵庫だけでなく、業務用冷蔵庫やワインセラー等の用途にも適用できる。
1 冷蔵庫本体
2 冷蔵室
3 切替室(貯蔵室ケース)
4 冷凍室上段
5 冷凍室下段
6 野菜室
7 切替室ケース蓋
8 開度調節手段
9 切替室ダンパー
10仕切部
11 仕切部スライドつまみ
12 スライドレール
13 冷気取入口
14 シャッター
15 シャッター収納ケース
16 仕切部固定凹部
17 切替室左室
18 切替室右室
19 風路
20 光源
21 カバー
22 食品
23 光源
24 カバー
25 透湿膜
30 食品
31 食品
40 右室光源切替センサー
41 左室光源切替センサー
2a 冷蔵室ドア
3a 切替室ケース
4a 冷凍室上段ドア
5a 冷凍室下段ドア
6a 野菜室ドア

Claims (5)

  1. 断熱区画された貯蔵室ケースを備えた本体と、前記貯蔵室ケース内に左右または前後または上下にスライド可動する仕切部と、前記貯蔵室ケースの上面を覆うカバーと、前記貯蔵室ケースまたはカバーに形成され、前記貯蔵室ケースに冷気を取り入れるための冷気取入口と、前記冷気取入口の開度を調節する開度調節手段とを設け、前記開度調節手段は前記仕切部と連動して動作することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記貯蔵室はLEDなどの複数の光源を備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記LEDは仕切部の位置と連動して点灯または消灯することを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記仕切部は断熱材を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記仕切部は光を透過しない樹脂や塗装を施したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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