JP4935350B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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本発明は、紫外領域を含む波長を持つ光源と、貯蔵室に電場を付与する電場発生手段とを備えたことにより、保存性を高めた切替室を有する冷蔵庫に関するものである。
女性の社会進出の拡大などの風潮により、冷凍保存のように解凍する手間がなく、すぐに調理ができるという利便性や、微凍結保存での鮮度維持による安心感から多くの主婦は、パーシャルフリージングなど食品の凍結点付近の温度で保存する方法を好んで使用している。しかしながら、これらの保存温度では雑菌やカビの増殖を完全に抑制することは不可能であり、貯蔵食品によっては雑菌等が付着したまま貯蔵された場合、貯蔵室内に臭気が充満するばかりでなく、他の貯蔵品に悪臭が移り、又腐敗やカビ発生の原因にもなる(特許文献1参照)。
図3は、特許文献1に記載された従来の冷蔵庫を示すものである。
図3に示すように、冷蔵庫内に冷蔵室101、野菜室102、温度切替室103、冷凍室104等が設けられている。温度切替室103には引き出し式のケースが設けられ、温度切替室103の上壁に紫外線ランプ105が取り付けられている。紫外線ランプ105から紫外線を照射することでケース内に貯蔵された食品に付着している雑菌等を除菌する。
このように特許文献1では、温度切替室103の上壁に紫外線ランプ105を取り付けることにより、除菌性を高めた冷蔵庫を提供していた。
特開2003−287357号公報
しかしながら、上記従来の発明では、温度切替室の上壁に紫外線ランプを取り付け、短波長の紫外線を照射することは、紫外線による樹脂の劣化や、食品に対する脂質酸化を促進させていた。また、このような紫外線照射による殺菌は、一般に光が照射される食品表面にのみ有効であり、食品が積み重ねられた場合の光が照射されない箇所には殺菌効果を発揮することができず、同一貯蔵室内において保存性に差があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、貯蔵室内に比較的長波長の紫外光を含む光源と、電場発生手段とを設けることにより、保存性を高めた貯蔵室を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、断熱区画された貯蔵室を備えた本体において、温度切り替えが可能な貯蔵室に長波長の紫外領域を含む波長を有する光源と電場発生手段とを設置し、前記電場発生手段は一対の平板電極と前記電極に高電圧を印
加する高圧電源によって構成され、前記平板電極は前記貯蔵室の天面と底面にそれぞれ平行して設置し、一対の平板電極間を避けて配置した前記光源の上方から一対の平板電極の中央部に向けて長波長紫外線を照射することにより、長波長の紫外線と電場とによる静菌効果の併用により、従来の短波長の紫外線ランプを設置した冷蔵庫と同等レベルの静菌効果を維持しながらも、紫外線を長波長としたことにより光酸化力が弱まるため、従来課題としていた樹脂の劣化や食品の脂質酸化などの悪影響を最小限に留どめることができる。
また電場は、光源によって静菌が困難な箇所である、食品の内部や、重ね置きした食品群の下側など陰になった部分の食品や、光遮断性材料で包装された食品や、貯蔵室の底面や天面、に対しても付与され、静菌効果を発揮することができる。よって、従来の課題である静菌効果の不均一性を低減することができる。
本発明の冷蔵庫は、断熱区画された貯蔵室を備えた本体と、前記貯蔵室内にもうけられた長波長の紫外光源と電場発生装置とによって、貯蔵室の材料劣化や食品の脂質酸化などの悪影響を低減しながら、区画内の衛生性を保つことができる。よって、食品の微生物によって生じる変色や腐敗臭、貯蔵品表面のネト発生とともに、光酸化による食品の変色や劣化についても低減することが可能となり、貯蔵室内の保鮮性を高めることができる。
さらに、電場発生手段を設けたことにより、従来の紫外線光源によって静菌効果が困難な箇所についても静菌効果を発揮するため、貯蔵空間内における静菌効果の不均一性を低減し、貯蔵空間のすみずみまでいっそう清潔に保持する機能を備えた冷蔵庫を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、断熱区画された貯蔵室を有し、前記貯蔵室を予め設定された複数の温度のいずれかに選択された温度に制御する機能を備えた冷蔵庫において、前記貯蔵室内に紫外領域の波長を有する光源と、電場を付与する電場発生手段とを備えたもので、前記電場発生手段は一対の平板電極と前記電極に高電圧を印加する高圧電源によって構成され、前記平板電極は前記貯蔵室の天面と底面にそれぞれ平行して設置し、一対の平板電極間を避けて配置した前記光源の上方から一対の平板電極の中央部に向けて長波長紫外線を照射するものである。
貯蔵室内に長波長の紫外線を照射する光源と電場発生装置を設けたことにより、切替室内の壁面や貯蔵品表面に付着している微生物の増殖機能を不活性化することで、食品の微生物によって生じる変色や腐敗臭、貯蔵品表面のネト発生を遅らせることが可能となり、切替室内部の衛生性が保たれる。
また、電場発生手段により付与される電場は、長波長の紫外線光源によりなされる静菌効果を高めるだけでなく、貯蔵空間内において光源による静菌が困難とされる、陰となった箇所にまでも電場が静菌作用を発揮するため、紫外線照射による静菌効果の不均一性を補うことができる。
さらに、きのこ類や魚類には、骨や歯の成長に欠かせないビタミンとしてよく知られているビタミンDの前駆物質を多く含むものがあり、それらを保存する場合には紫外線が照射されることで分子が励起され、ビタミンDへと変換される。よって、紫外光を含む光源を貯蔵室内に設けることで、貯蔵室内の特定の食品、例えばしらすぼしは保存前と比較してビタミンD含有量を高めることが可能である。
また、りんごや、ブルーベリー、いちご、青しそ、ブロッコリ、なす、紫いもなどに多く含まれる生体内の赤い植物色素であるアントシアニンは、5℃から10℃程度の比較的低温下で290nmから320nmの範囲の波長の光を照射することで生成が促進される。なお、アントシアニンはポリフェノールの一種であり、目にいいという効果の他に、抗酸化作用による老化防止、動脈硬化抑制作用などの効果が検証されており、非常に体によいとされている物質であり、保存中に栄養価を高めることが可能となる。
また、電場の付与によって、食品に静菌以外の好影響を与えることが一般に知られている。例えば、電場が生体刺激となり、酵素を活性化し、食品に含まれるタンパク質分解を促し、遊離ペプチドや遊離アミノ酸の増加をもたらすことが挙げられる。ペプチドやアミノ酸には呈味性のものが多く、旨味や甘みに関与する物質も多く存在することから、これらの増加によって肉・魚などの美味しさが向上する、いわゆる熟成効果が得られる。また、野菜に対しては、数十分の電場処理によってその後の野菜の呼吸が抑制され、水分減少が抑えられるため、野菜の乾燥や萎れを低減し、保存性を向上させることが出来る。このような高電圧の付与は常時であっても、間欠であってもよく、特に特定されるものではない。
請求項2に記載の発明は、前記光源から照射される紫外光は、波長が長く比較的安全な紫外A領域である315nmから400nmの範囲の波長を有していることから、長時間照射されるとシミ・シワの原因となり皮膚の老化を促進するが、短時間であれば人体の日焼けに対する影響の度合いは非常に小さい。一方で、紫外線B領域である280nmから320nmで人体の日焼けに対する影響の度合いは長時間皮膚に照射した場合は、赤く腫れるなど皮膚の炎症を引き起こすこともあり危険であるが、ビタミンD合成を促進させるためには皮膚にとっても非常に有用な波長である。また、280nmより低い波長では皮膚の細胞が破壊されて、皮膚ガンになる危険があるとされ、人体に対する危険度が極めて高い。したがって、280nmから400nmの範囲の波長は、比較的人体に安全な波長であることと同時に、地上に降り注ぐ太陽光に多く含まれる波長であり、きのこ類や魚類のビタミンDの生成を促進するのに必要な波長を含むものである。
また、本発明は、前記電場発生手段は一対の平板電極と前記電極に高電圧を印加する高圧電源によって構成され、前記平板電極は貯蔵室において天面と底面にそれぞれ平行して設置されるものとした。これにより、電極の冷蔵庫の収納棚や壁面への設置が容易であり、設置の際に省スペース化を図れるため、冷蔵庫の貯蔵室へ適用しやすくなる。また、平板電極を用いることにより、たとえば棒状の電極を用いた場合と比較して、少ない電圧で高い電場強度が得られるため、省エネルギー効果が得られるとともに、高圧電源の小型化が可能となるため、低コスト化と省スペース化を図ることができる。
また、電場は通常電極付近が最も強くなることから、平板電極を貯蔵室の天面と底面に配設したことにより、天面と底面の電場強度が中央と比較して大きくなる。これにより、光の照射されにくい底面や、食品をいくつも重ねて収納された場合の底面付近に収納されている食品へ付与する電場を強めることができるので、紫外光照射時の静菌効果の不均一な部分を電場が効率よく補うことができ、貯蔵室全体が清潔に保たれる。
また、2枚の電極間の中央部では、比較的電場強度が弱まるため、電場による静菌効果が弱まることが懸念される。しかし、この部分には切替室内に重ね置き収納される食品の中でも上方(天面側)に収納される食品が位置するため、光源から照射される紫外線が当たりやすく、その結果静菌効果を得ることができる。このように電場と紫外線は互いの静菌効果の不足する箇所を補い合う働きをしており、これにより切替室全体が清潔に保たれ、保存性能を向上することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記貯蔵室のケースの底面に金属トレイを設置したものである。電場は金属などの導電性物質に集中することが知られているため、底面に設置されたトレイの周囲には電場強度が一層強まり、その結果、光の照射されにくい底面周辺の静菌効果を高めることができる。よって、紫外光照射時の静菌効果の不均一な部分を電場が効率よく補うことができ、貯蔵室全体が清潔に保たれる。
また、金属製のトレイはお手入れがしやすく使い勝手に優れ、使用者にクリーンな印象を与えることができるほか、熱伝導性に優れることから、トレイ上に収納された食品を素早く冷却することができるので、冷却過程における雑菌の繁殖を低減することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記光源と、電極と高圧電源とが配置されている貯蔵室の扉が開放状態の場合に、高圧電源に通電しないように制御手段を備えた冷蔵庫である。
これにより、使用者がドアを開けた際に電場に曝露されることがなく、漏電や感電を無くし、冷蔵庫をより安全に使用することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、断熱区画された複数の貯蔵室と、圧縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器とを順に備えて一連の冷媒流路を形成した冷凍サイクルとを有し、前記貯蔵室は少なくとも、冷凍室と冷蔵室と温度切替室とを備えたものであって、前記圧縮機は前記冷凍室の背面以外の場所に備えられたものであり、これによって、従来一般的であった冷凍室の背面に圧縮機を有するような従来の冷蔵庫では、冷凍室の庫内容積が小さかった為、収納しきれない食品については、切替室を冷凍設定にして冷凍室として代用する場合が多かった。特に近年は、家庭での冷凍食品の消費量が増加し続けている為に、冷凍室の容量が不十分の傾向が顕著となっており、そのため、最も使いやすい位置にある温度切替室が常に冷凍設定になっている家庭が多かった。
本発明では、圧縮機は前記冷凍室の背面以外の場所に備えることで、冷凍室がより大きくなり、切替室を冷凍設定以外の目的に使用することが可能となる。よって、最も使い勝手のよい場所に位置する切替室を冷凍室ではなく、短期保存を行うため開閉回数の多いパーシャル温度やチルド温度の貯蔵室として活用することができる。このような使い勝手の良い切替室は頻繁に開閉されることから、雑菌の侵入も多くなるが、パーシャル・チルド温度帯設定とした場合にはより雑菌の繁殖が生じやすくなる。よって、切替室内の静菌効果を高めることによって、使い勝手の良い切替室の清潔さや保存性を向上させるので、冷蔵庫の食品保鮮性と雑菌の繁殖を抑制し衛生性を大きく向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図を示すものである。
図1において、本体1はABSなどの樹脂体を真空成型した内箱22とプリコート鋼板などの金属材料を用いた外箱23とで構成された空間に発泡断熱体24を注入してなる断熱壁を備えている。発泡断熱体24はたとえば硬質ウレタンフォームやフェノールフォームやスチレンフォームなどが用いられる。発泡材としてはハイドロカーボン系のシクロペンタンを用いると、温暖化防止の観点でさらによい。
また、発泡前の内箱22と外箱23とで構成される空間には真空断熱材25が外箱側に図示しない接着部材を用いて密着貼付けされている。また、真空断熱材25は本体1の璧厚内に配設するために薄い平面形状のものが必要となる。さらに、ホットメルトなどの接着部材は接着部に空気が混入しないように真空断熱材25貼付け面に全面塗布されている。真空断熱材25は発泡断熱体24と一体に発泡されて本体1を構成しており、発泡断熱体24と比べて5倍〜20倍の断熱性能を有する真空断熱材25により性能向上させるものである。
本体1は複数の断熱区画に区分されており上部を回転式扉、下部を引出し式扉とする構成をとってある。上から冷蔵室2、並べて設けた引出し式の切替室6および製氷室5と、引出し式の野菜室4と引出し式の冷凍室3となっている。各断熱区画にはそれぞれ断熱扉がガスケット31を介して設けられている。上から冷蔵室回転扉7、切替室引出し扉8、製氷室引出し扉9、野菜室引出し扉10、冷凍室引出し扉11である。
冷蔵室回転扉7には扉ポケット34が収納スペースとして設けられており、庫内には複数の収納棚が設けられてある。また冷蔵室2の最下部には貯蔵ケース35が設けてある。
冷蔵室2は冷蔵保存のために凍らない温度を下限に通常1〜5℃で設定されているが、収納物によって、使用者が自由に上記のような温度設定を切り替えることを可能としている場合もある。また、ワインや根野菜等の保鮮のために、例えば10℃前後の若干高めの温度設定とする場合もある。
また、貯蔵ケース35は肉魚や肉魚類加工食品、乳製品などの保鮮性向上のため比較的低めの温度、たとえば−3〜1℃で設定される。野菜室4は冷蔵室2と同等もしくは若干高い温度設定の2℃〜7℃とすることが多い。低温高湿にするほど葉野菜の鮮度を長期間維持することが可能である。
切替室6はユーザーの設定により温度設定を変更可能であり、冷凍室温度帯から微凍結温度帯であるパーシャルフリージング、冷蔵温度帯まで所定の温度設定にすることができ、冷蔵室回転式扉7上のスイッチ14を操作することにより、切替室6内の温度調節が行われ、切替室6内の温度は検知手段17により検知される。さらに、切替室6の天面奥には光源13の光が切替室6全体にいきわたる様、斜め下方向に向けて設置されている。光源13は280nmから400nmの範囲の紫外領域を含むLEDであり、その光源13により、食品や切替室6内に付着、浮遊する菌の増殖が抑制され、生鮮食品の保存性能が向上する。また、光源13の個数や強度は特には限定しておらず、必要に応じて最適な色調の光を最適な強度で発するとともに、それら光源13の点灯や消灯の動作は制御基盤37を通じて行われる。
また、切替室6には、2枚の電極40をそれぞれ天面と底面に対向して配設し、この電極40に高電圧を付与する高圧電源(図示せず)を備えている。高圧電源の入力は冷蔵庫の制御基盤37を通じて行われ、また電極40に付与する高電圧は所定の周波数で出力されるのが望ましい。
電極40には金属平板を使用している。電極40の材料としては、高い導電性を有する材料であれば鉄、アルミニウム、ステンレス、銅などの如何なる材料でも適用可能であり、その形状についても、平板形状以外でも構わず、特に指定するものではない。また、金属電極の周囲は絶縁性材料でコーティングしており、これにより漏電や感電を防ぎ、安全性を高めることができる。また、このような貯蔵室40の外壁である冷蔵庫は鉄板で被われているため、電場は冷蔵庫の周囲へ漏洩せず、極めて安全に使用することができる。
また、製氷室5は独立の氷保存室であり、図示しない自動製氷装置を備えて、氷を自動的に作製、貯留するものである。氷を保存するために冷凍温度帯であるが、氷の保存が目的であるために冷凍温度帯よりも比較的高い冷凍温度設定も可能である。
冷凍室3は冷凍保存のために通常−22〜−18℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、たとえば−30や−25℃の低温で設定されることもある。
本体1は背面後方下部を窪ませた機械室12を設けてある。また機械室12の上方背壁面に第二の機械室36を設けた。
冷凍サイクルは機械室12に配設した圧縮機16と図示しない凝縮器と減圧器であるキャピラリと蒸発器20とを順に環状に接続して一連の冷媒流路を構成している。蒸発器20は冷却ファン21で強制対流熱交換させている。図示しない凝縮器はファンを用いて強制空冷してもよいし、外箱23の内側に熱伝達よく貼り付けられた自然空冷タイプであってもよいし、各室断熱扉体間の仕切りに配設して防滴防止を行うための配管を組み合わせてもよい。
また電動三方弁などの流路制御手段を用いて、区画構成や温度設定の構成に応じた複数の蒸発器を使い分けたり、複数のキャピラリを切り替えたり、圧縮機16の停止中にガスカットなどしてもよい。
冷凍サイクルを動作させる制御基板37は第二の機械室36に取外し可能なカバーで密閉して配置されている。さらに機械室12も背面カバー15で取外し可能に略密閉されている。
また、冷凍サイクルの構成機器である蒸発器20は冷却ファン21と共に、中段に位置する野菜室4の背面部に設けられている。これにより最下段の貯蔵室である冷凍室3の内容積と奥行きを最大限に大きくすることが可能である。
なお、中段の野菜室4と最下段の冷凍室3は逆の構成となれば、野菜室4の内容積と奥行きを最大限に大きくすることが可能となる。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、冷凍サイクルの動作について説明する。庫内の設定された温度に応じて制御基板37からの信号により冷凍サイクルが動作して冷却運転が行われる。圧縮機16の動作により吐出された高温高圧の冷媒は、凝縮器にて放熱して凝縮液化し、キャピラリで減圧されて低温低圧の液冷媒となり蒸発器20に至る。
冷却ファン21の動作により、庫内の空気と熱交換されて蒸発器20内の冷媒は蒸発気化する。低温の冷気を図示しないダンパなどで分配することで各室の冷却を行う。また複数の蒸発器や減圧器を用いる場合は流路制御手段により必要な蒸発器20へ冷媒が供給される。蒸発器20を出た冷媒は圧縮機16へと吸い込まれる。このようにサイクル運転を繰り返すことで庫内の冷却が行われる。
切替室6では、使用者の目的や好みに応じて冷凍温度帯から冷蔵温度まで、数段階に切り替えが可能である。本実施の形態では、切替室6の温度区分を3℃の冷蔵温度、−18℃の冷凍温度、その中間温度である−3〜−2℃を中心とするパーシャルフリージング温度、−2℃〜0℃を中心とするチルド温度に切り換えることができる。
光源13には波長が長く比較的安全な紫外線AおよびB領域である280nmから400nmの範囲の波長を持つLEDを使用し、これによって、貯蔵室内に浮遊または壁面や食品表面に付着している微生物の遺伝子を変異させ増殖機能を不活性化させることができる。これにより切替室内部の衛生性が保たれるとともに、食品については微生物の増殖によって生じる変色や腐敗臭、食品表面のネト発生を遅らせることが可能となる。このように紫外光を含む光源13を設けることにより、食品の保鮮性を高めた衛生的な保存が行える。
さらに、きのこ類や魚類には、ビタミンDの前駆物質を多く含むものがあり、それらに紫外線が照射されることで分子が励起され、ビタミンDへ変換される。よって、紫外光を含む光源13を切替室内に設けることで、切替室6内の特定の食品のビタミンD含有量を高めながら保存することができる。
また、光源13を波長が長く比較的安全な紫外AおよびB領域である280nmから400nmの範囲の波長を持つLEDとともに、赤色光である650nm付近の波長を持つLEDで構成し、りんごや、ブルーベリー、いちご、青しそ、ブロッコリ、なす、紫いもなどに多く含まれる生体内の赤い植物色素であるアントシアニンの生成を最も促進させることが可能である。アントシアニンは、野菜や果物の実に多く含まれるため、切替室6の設定温度は野菜の保存に適した温度が適している。なお、アントシアニンはポリフェノールの一種であり、目にいいという効果の他に、抗酸化作用による老化防止、動脈硬化抑制作用などの効果が検証されており、非常に健康維持に欠かせない物質であり、体の活性化に効果があるアントシアニンを増量しながら保鮮することができる。
また、このような光源13の入力は、検知手段17の反応によりおこなわれる。検知手段17には、温度センサーを用い、一定温度の検知後に入力をおこなうものとしたが、たとえば検知手段17がドアスイッチである場合は、閉扉を検知したのちの一定時間後に入力をおこなうとしてもよく、特に指定するものではない。
なお、光源13の種類については特に指定するものではないが、光源としては、LEDを設けた場合、発熱量が小さく、切替室内の温度上昇を防ぐことができ、食品の保存性を安定させることができる。また、LEDはランニングコストが安く、その上、耐久性に優れており、非常に汎用性が高くなることや、コンパクト化設計が可能である為、別途スペースが必要ではなく切替室の内容量を確保することが可能である。
また、貯蔵空間内に対して電場を付与する手段を設けたことにより、電場が切替室内の壁面や貯蔵品表面に付着する微生物の増殖機能を不活性化することができる。よって、紫外線によりなされる静菌効果をさらに高めることができるとともに、貯蔵空間内において紫外線による静菌が困難とされる、陰となった箇所にまでも電場が静菌作用を発揮するため、貯蔵室内の壁面や貯蔵品表面および内部に付着している微生物の増殖機能を不活性化させることができる。
また、一対の電極40を貯蔵室において天面と底面に設置したことにより、電極の冷蔵庫の収納棚や壁面への設置が容易であり、設置の際に省スペース化を図れるため、冷蔵庫の貯蔵室へ適用しやすくなる。また、平板電極を用いることにより、たとえば棒状の電極を用いた場合と比較して、少ない電圧で高い電場強度が得られるため、省エネルギー効果が得られ、しかも高圧電源の小型化が可能となるため、低コスト化と省スペース化を図ることができる。
また、電場は通常電極付近が最も強くなることから、平板電極を貯蔵室の天面と底面に配設したことにより、天面と底面の電場強度が中央と比較して大きくなる。これにより、光の照射されにくい底面や、食品をいくつも重ねて収納された場合の底面付近に収納されている食品へ付与する電場を強めることができるので、紫外光照射時の静菌効果の不均一な部分を電場が効率よく補うことができ、貯蔵室全体が均一に清潔に保たれる。
また、2枚の電極40間の中央部では、比較的電場強度が弱まるため、電場による静菌効果が弱まることが懸念される。しかし、この部分には切替室6内に重ね置き収納される食品の中でも上方(天面側)に収納される食品が位置するため、光源13から照射される紫外線が当たりやすく、その結果静菌効果を得ることができる。このように電場と紫外線は互いの静菌効果の不足する箇所を補い合う働きをしており、これにより切替室6全体が清潔に保たれ、保存性能を向上することができる。
また、電場の付与によって、食品に静菌以外の効果を与えることが一般に知られている。例えば、電場が生体刺激となり、酵素を活性化し、食品に含まれるタンパク質分解を促し、遊離ペプチドや遊離アミノ酸の増加をもたらすことが挙げられる。ペプチドやアミノ酸には呈味性のものが多く、旨味や甘みに関与する物質も多く存在することから、これらの増加によって肉・魚などの美味しさが向上する、いわゆる熟成効果が得られる。また、野菜に対しては、数十分の電場処理によってその後の野菜の呼吸が抑制され、水分減少が抑えられるため、野菜の乾燥や萎れを低減し、保存性を向上させることが出来る。このような高電圧の付与は常時であっても、間欠的であってもよく、特に指定するものではない。たとえば1日のうちで1時間通電オンし23時間は通電オフするなど、時間により予めプログラムされるものでもよい。
さらに、使用者が切替室引き出し扉8を開放状態とする際には、高圧電源に通電しないように制御しておくことにより、漏電や感電の可能性を低減するため、冷蔵庫をより安全に使用することができる。
なお、切替室6に収納される食品はなんらかの収納容器や包装にて被覆されていても構わず、特に指定するものではない。一般的に、菌の繁殖の生じやすい肉・魚類は発泡樹脂系のトレイに入れられ、上部を光透過性のラップで密封包装されているため、上部より紫外線が照射された場合に、紫外線は食品表面に到達し、微生物の増殖を抑制することができる。なお、電場については、光透過性の有無を問わず、食品に到達することができる。
また、収納容器や包装が絶縁性材料であった場合にも、電場はそれらの材料を透過することができるため、収納される食品に表面の微生物の増殖を抑制することができる。また、収納容器や包装が導電性材料であった場合は、電場が導電性材料の方向に集中するため、収納される食品に対して一層強い電場を与えることができるため、静菌効果が増大する。
本実施の形態の冷蔵庫において、切替室6は、冷蔵室2の下方に位置するとともに、野菜室4と冷凍室3の上方に位置しているものである。このようなレイアウトにすることにより、平均身長の女性が腰をかがめずに切替室6の扉の開閉を行うことができ、また食品の出し入れについても腰をかがめず、楽な姿勢で行うことができるので、使い勝手性がよく、さらに光源13を設置することにより保存性能がさらに向上する。
なお、本実施の形態では各貯蔵室の扉の形態について、使い勝手性を考慮して冷蔵室については回転式、その他については引き出し式としたが、これらは特に限定するものではない。
以上より本実施の形態の冷蔵庫の切替室6では、波長が長く比較的安全な紫外AおよびB領域である280nmから400nmの範囲の波長を持つ光源13と、それとともに、切替室6内に電場を付与する電場発生手段を設けたことにより、切替室6全体の静菌性を高めたり、さらには、しらすぼしなどビタミンD前駆体を含む食品のビタミンDが増大したり、肉・魚類の栄養価を高めたり、野菜の保鮮性を向上させるなど機能性や呈味性を向上させることができ、切替室6の保存性能を高める効果を提供する。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における冷蔵庫の縦断面図を示すものである。
図2において、光源13は切替室6内に設置されており、また圧縮機16aや図示しない凝縮器などの冷凍サイクルの主要構成部品を収納する機械室12aは、冷凍室3aの背面以外の場所である冷蔵室2aの最上段の背面に設置されている。
今まで、機械室は本体1aの最下部である冷凍室3aの背面に位置しており、そのため冷凍室3aの容積を減少させており、収納しきれない冷凍食品については、切替室を冷凍設定にして冷凍室として代用する場合が多かった。機械室12aを以前の冷蔵庫庫内において位置が高く手が届きにくい為、有効に利用されていなかった冷蔵室2aの最上部の背面に配置したことにより、以前の機械室の部分を冷凍スペースとして利用することができる。従って、外形寸法を変化させることなく、冷凍室3aの有効庫内容積を拡大できる。
また、近年大型スーパーでは冷凍食品の特売を定期的に行うことが増えており、主婦が特売日にのみまとめ買いをする姿が多くみられる。従って、冷凍食品を保存するスペースが足りないという不満が多い。そこで、以前は本体1最下部の冷凍室3の容量不足を補うため、切替室6は冷凍モードとして使用される頻度が高かったが、冷凍室3の容量が大幅に増大したことにより、切替室6を冷凍温度以外で活用することが可能となる。
例えば、切替室6をパーシャルフリージングに設定している場合、−3℃付近の微凍結温度帯では生鮮食品が1週間保存可能であり、解凍の手間なく調理することが可能であるだけでなく、冷凍保存に比べて凍結による細胞損傷が少ないためドリップの流出も少なく、おいしさを維持することが可能である。このような切替室6は1週間程度の短期保存を目的として使用されることが多く、また使い勝手の良い位置にあることから、必然的に開閉回数が多くなるため、雑菌が侵入しやすくなる。よって、切替室6内に波長が長く比較的安全な紫外AおよびB領域である280nmから400nmの範囲の波長を持つ光源13および、電場発生手段を設けることにより、切替室6全体の静菌性を高める効果が得られ、いっそう衛生的で使い勝手の良好な冷蔵庫を提供することができる。
以上の様に、本発明にかかる冷蔵庫は、波長が長く比較的安全な紫外AおよびB領域である280nmから400nmの範囲の波長を持つ光源13および、高圧電源および電極40より切替室6内に付与される電場によって、切替室6内の静菌性を高め、切替室6全体の保鮮性能を向上させたものである。よって、保鮮性能を高めることを目的とする、機器においても適用することができ、例えばショーケースやクーラーボックス、業務用冷蔵庫などの保鮮性の向上に対しても利用することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 本発明の実施の形態2における冷蔵庫の縦断面図 従来の冷蔵庫の縦断面図
符号の説明
2,2a 冷蔵室
3,3a 冷凍室
6 切替室(貯蔵室)
13 光源
16,16a 圧縮機
20 蒸発器
40 電極

Claims (5)

  1. 断熱区画された貯蔵室を有し、前記貯蔵室を予め設定された複数の温度のいずれかに選択された温度に制御する機能を備えた冷蔵庫において、前記貯蔵室内に長波長の紫外領域の波長を有する光源と、貯蔵室内に電場を付与する電場発生手段とを備えたもので、前記電場発生手段は一対の平板電極と前記電極に高電圧を印加する高圧電源によって構成され、前記平板電極は前記貯蔵室の天面と底面にそれぞれ平行して設置し、一対の平板電極間を避けて配置した前記光源の上方から一対の平板電極の中央部に向けて長波長紫外線を照射する冷蔵庫。
  2. 前記光源によって照射される紫外光は、280nm〜400nmの範囲の波長を有するものである請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記貯蔵室は、ケースの底面に金属トレイを有する請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記貯蔵室の扉が開放状態の場合に、高圧電源に通電しないことを特徴とした請求項1からのいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 断熱区画された複数の貯蔵室と、圧縮機と凝縮器と減圧器と蒸発器とを順に備えて一連の冷媒流路を形成した冷凍サイクルとを有し、前記貯蔵室は少なくとも、冷凍室と冷蔵室と温度切替室とを備えたものであって、前記圧縮機は前記冷凍室の背面以外の場所に備えられたものである請求項1からのいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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