JP2014195589A - 放射線発生用装置及び放射線撮影装置 - Google Patents

放射線発生用装置及び放射線撮影装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 持ち運び可能であるとともに、被検体の撮影部位に合わせて放射線発生部を簡易に設置することができる放射線発生用装置及び放射線撮影装置を提供する。
【解決手段】 放射線を発生させる放射線発生部20を支持する支持機構(支柱14、アーム18)を支持するとともに、所定の間隔で設置された複数の脚部54、56を有する支持脚部50とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被検体へ放射線を発生させる放射線発生部を有した放射線発生用装置及び放射線撮影装置に関するものである。
近年、放射線撮影装置として、持ち運び可能な放射線撮影装置がある。持ち運び可能な放射線撮影装置を用いて撮影を行う際、被検体の撮影部位に合わせて放射線発生部を設置する。
そこで、放射線発生部と、放射線発生部から放射される放射線を検出する検出装置とを保持アームを介して一体化することが行われている。(例えば、特許文献1) また、放射線発生部を支持する支持部を寝台に固定することが行われている。(例えば、特許文献2)
特開2012−70835 特開2011−136028
しかしながら、特許文献1の放射線撮影装置では、検出装置を被検体の背面に設置してから検出装置の位置調整作業を行なうため、被検体に負荷を与えない種々の対策が望まれていた。
また、特許文献2の放射線撮影装置では、放射線発生部を支持する支持部は特定の寝台のみに適用可能であるため、種々の対策が望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、持ち運び可能であるとともに、被検体の撮影部位に合わせて放射線発生部を簡易に設置することができる放射線発生用装置及び放射線撮影装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、放射線を発生させる放射線発生部を支持する支持機構と、前記支持機構を支持するとともに、所定の間隔で設置された複数の脚部を有する支持脚部とを備える。
本発明によれば、持ち運び可能であるとともに、被検体の撮影部位に合わせて放射線発生部を簡易に設置することができる。
本発明における放射線発生用装置の全体構成を示す図。 本発明における放射線発生用装置の支持脚部を示す図。 本発明における放射線発生用装置の収納形態を示す図。 本発明における放射線発生用装置の分離形態を示す図。 本発明における放射線発生用装置の回転部を示す図。 本発明における放射線発生用装置の一設置形態を示す図。 本発明における放射線発生用装置の一撮影形態を示す図。 本発明における放射線発生用装置の一撮影形態を示す図。 本発明における放射線発生用装置の一撮影形態を示す図。 本発明における実施例2の放射線発生用装置を示す図。 本発明における実施例3の放射線発生用装置を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、本実施例の放射線発生用装置の構成を示す図である。図1は、撮影時における放射線発生用装置の斜視図を示している。
放射線発生用装置は、床面に設置された支持脚部50と、支持脚部50に対して鉛直方向に立設された支柱14と、支柱14に対して回動可能に設置されたアーム18と、アーム18に対して回動可能に設置され、放射線を発生させる放射線発生部20とを有している。ここでは、放射線発生用装置を可能な限りコンパクトにするため、放射線発生用装置は画像を表示する表示装置を有していない形態を示す。なお、支柱14とアーム18は、放射線を発生させる放射線発生部20を支持する支持機構として置き換えて表現することもできる。
また、図1に示すように、支柱14には、放射線発生部20に電源を供給する電源部30が設置されている。具体的には、支柱14の下端に電源部30が設置され、支柱14と電源部30は一体化されている。電源部30は、放射線発生部20が設置される側(図1の正面側)の反対側(図1の背面側)に設置されている。電源部30は、アーム18を折り畳んだときに、アーム18や放射線発生部20によって干渉を受けない支柱14の側面に設置されている。また、電源部30は、比較的重い構成要素で構成されている。支柱14の下端(床面に近い側)に電源部30を設置することにより、放射線発生用装置のバランスを安定させることができる。電源部30から放射線発生部20へ電源を供給するための電源ケーブルは、図示しないが、支柱14とアーム18の内部に挿入して配置してもよい。
また、一般的には、放射線発生用装置においては良好な画質を確保した画像を取得することが望まれるため、出力の高い放射線発生部20が求められる。しかし、放射線発生部20は出力が高ければ高いほど重量が大きくなる傾向がある。運搬・組立時の作業性が重視される放射線発生用装置においては、放射線発生部20の重量と画質はトレードオフの関係になっている。この問題を解決するために、放射線発生用装置においては、放射線発生部20の保持機構(支柱14、アーム18)の重量を軽くすることで装置全体の軽量化が図られている。しかし、放射線発生部20の重量に対して保持機構の重量が小さすぎると重量バランスが崩れ、転倒の可能性も生じる。そこで、放射線発生部20の位置と反対側の支柱14に電源部30を設置することで重量バランスを確保することができる。
このように、放射線発生用装置は電源環境が乏しい環境でも作業可能とするために、バッテリを積んだ電源部30を放射線発生部20に接続することで、電源が無い環境でも撮影が可能になるシステムになる。その際に、電源部30の重量を利用すれば放射線発生部20の重量とのバランスを確保することが容易となる。
また、アーム18は、一端が放射線発生部20に連結され、他端は支柱14に連結されている。アーム18は、放射線発生部20を支持し、所定の長さを有している。図1に示すように、アーム18は、アーム18の長手方向に伸縮する伸縮機構や、様々に折れ曲がる多関節機構でアーム18を回転させる回転機構を有していてもよい。アーム18を所定の方向に伸ばすことにより、放射線発生部20を被検体側へせり出すことができる。
なお、アーム18は、図1に示すような直線形状だけではなく、湾曲形状であってもよい。また、アーム18は、複数の部材の集合、例えば、棒部材の集合、円筒部材の集合、線状部材の集合(網構造)で構成されていてもよい。つまり、アーム18は、放射線発生部20を支持するものであればよい。アーム18の多関節機構は、アーム18を略中央部で分割し、分割されたアーム18を接続する間接部8によって実現される。アーム18が間接部8を中心に回動することによって放射線発生部20の水平方向の位置を調整することができる。間接部8によって速やかに放射線発生部20のポジショニングができるようになるため、放射線発生用装置の作業効率が向上することになる。
なお、間接部8の内部にトルクヒンジを設けてもよい。放射線発生用装置が設置される在宅医療の布団の上や災害現場では、必ずしも接地面の水平が保証されているとは限らない。そのため放射線発生部20の重さによって間接部8が回転し、アーム18が適切な位置に定まらない可能性がある。したがって、間接部8が操作者の意図に反して動くことが無いように、固定機構を設ける必要がある。そこでトルクヒンジを設けることによって間接部8に抵抗力が生じ、操作者の意図に反した動きを抑制することができる。この際、トルクヒンジのトルクは操作者が放射線発生部20の位置を調整する際の操作力によって生じるトルクよりは小さい。
また、アーム18は、支柱14の上端を中心にして、回動することができる。具体的には、図1に示すように、支柱14は、アーム18を所定の回動方向(A方向)に回動させるためのアームヒンジ部16を有している。アーム18は、所定の回動方向(A方向)に関して約180°の回動範囲がある。アーム18は、電源部30が設置された側の反対側に折れ曲がる。
アームヒンジ部16は、アーム18と支柱14を連結するとともに、アーム18を支柱14に対して開閉することができる機構を有している。アームヒンジ部16を軸にして、アーム18を折り畳むと、アーム18は支柱14に対してほぼ平行な状態になる。
このように、アームヒンジ部16は、アーム18を所定の回動方向(A方向)に回動させることにより、図1に示すように、アーム18が上方向若しくは横方向に伸びる形態から、アーム18を放射線発生部20とともに収納する形態に変形させることができる。図1に示すアーム18が上方向若しくは横方向に伸びる形態とは、放射線発生部20を被検体側にせり出す状態である。アーム18を放射線発生部20とともに収納する形態とは、アーム18を折りたたみ、アーム18が支柱14に対してほぼ平行な状態、すなわち、放射線発生部20が床面付近に配置された状態である。アーム18を放射線発生部20とともに収納する形態は、後述する。
なお、支柱14は、図1に示すような直線形状だけではなく、湾曲形状であってもよい。また、支柱14は、複数の部材の集合、例えば、棒部材の集合、円筒部材の集合、線状部材の集合(網構造)で構成されていてもよい。つまり、支柱14は、アーム18を回動可能に支持するものであればよい。
放射線発生部20とアーム18の間には、放射線発生部20を回転することができる回転部22が設置されている。放射線発生部20を回転することにより、被検体に対して位置決めを行い、放射線を所望の方向に照射することができる。
また、支持脚部50は、コの字型もしくはU字型の形状である。支持脚部50は、放射線発生用装置のバランスを保つとともに、放射線発生部20の直下(鉛直方向下側)に支持脚部50が設置されない形態を実現する。放射線発生部20の直下(鉛直方向下側)には、検出装置が設置される。つまり、支持脚部50が設置されない領域に検出装置が設置される。
具体的には、支持脚部50は、複数の脚部52、54、56を有している。複数の脚部52、54、56は、それぞれ床面(若しくは寝台)に接触されている。複数の脚部52、54、56は、放射線発生用装置のバランスを保つように、床面に置かれて設置されている。支持脚部50は、複数の脚部52、54、56を変形させることによって、支持脚部50をコの字型もしくはU字型の形状にすることができる。撮影時では、図1に示すように、支持脚部50はコの字型もしくはU字型の形状となる。
支持脚部50は、支柱14に連結される第1の脚部52と、第1の脚部52に連結された第2の脚部54と、第1の脚部52に連結された第3の脚部56を有している。第2の脚部54と第3の脚部56は、ほぼ同じ長さである。
ここでは、第1の脚部52の長手方向をX方向とし、第1の脚部52の長手方向に直交する方向をY方向とする。撮影時では、図1に示すように、第2の脚部54は、第1の脚部52に対して直交するように設置される。第3の脚部56は、第1の脚部52に対して直交するように設置される。このとき、第2の脚部54は、第3の脚部56に対して平行になる。第2の脚部54と第3の脚部56は、第1の脚部52の長手方向に直交するY方向であり、放射線発生部20が設置される方向に伸びるように設置される。第1の脚部52の長手方向であるX方向では、第2の脚部54と第3の脚部56の間に放射線発生部20が配置される。
また、第2の脚部54の先端部は、第2の脚部54の先端部の厚みが徐々に薄くなるように斜面(テーパ)を有している。第2の脚部54の先端部とは、第1の脚部52と連結された側と反対側である。第2の脚部54の底面は平面であり、床面に接触されており、第2の脚部54の上面の高さが先端に行くほど低くなっている。このように、第2の脚部54が先端部に斜面(テーパ)を有していることより、第2の脚部54の先端部の厚みを薄くすることができる。
同様にして、第3の脚部56の先端部は、第3の脚部56の先端部の厚みが徐々に薄くなるように斜面(テーパ)を有している。第3の脚部56の先端部とは、第1の脚部52と連結された側と反対側である。第3の脚部56の底面は平面であり、床面に接触されており、第3の脚部56の上面の高さが先端に行くほど低くなっている。このように、第3の脚部56が先端部に斜面(テーパ)を有していることより、第3の脚部56の先端部の厚みを薄くすることができる。
第2の脚部54と第3の脚部56の先端部における斜面(テーパ)の長さは、ほぼ同じ長さである。なお、斜面(テーパ)の長さは所定の長さ(例えば、10cm〜50cmの範囲)が適切であり、任意に設定することができる。
支持脚部50は、支持脚部50を構成する複数の脚部54、56を折り畳むことができるように、複数の関節部58、60を有している。具体的には、第1の脚部52と第2の脚部54との間の角度を調整する関節部58を有している。関節部58は、第2の脚部54を折り畳み可能にすることができる。関節部58により第2の脚部54をB方向に回転させることができる。関節部58は、約90度の可動範囲を持っている。関節部58は、第2の脚部54の長手方向をY方向からX方向まで変更することができる。このように、第2の脚部54は、関節部58を中心に折り畳むことができる。
同様にして、第1の脚部52と第3の脚部56との間の角度を調整する関節部60を有している。
関節部60は、第3の脚部56を折り畳み可能にすることができる。関節部60により第3の脚部56をC方向に回転させることができる。関節部60は、約90度の可動範囲を持っている。関節部60は、第3の脚部56の長手方向をY方向からX方向まで変更することができる。このように、第3の脚部56は、関節部60を中心に折り畳むことができる。
また、第2の脚部54を回転させる関節部58の回転軸と第3の脚部56を回転させる関節部60の回転軸は、平行である。第2の脚部54と第3の脚部56をそれぞれ折り畳むと、第1の脚部52に対して、第2の脚部54と第3の脚部56とが平行な形態になる。
ここで、第2の脚部54の形状と第3の脚部56の形状は、異なることについて説明する。関節部58付近における第2の脚部54の形状と、関節部60付近における第3の脚部56の形状は、若干異なる。第2の脚部54は、直線形状であるのに対し、第3の脚部56は、L字形状となっている。第2の脚部54と第3の脚部56を折り畳み、支持脚部50を収納する際、第2の脚部54が第3の脚部56に覆われるようにするためである。そのため、L字状の第3の脚部56の付け根は、第2の脚部54の幅より広い幅を有している。収納時では、まず、第2の脚部54を折り畳み、直線状の第2の脚部54を折り畳んだ後にL字状の第3の脚部56を折り畳む。
図2に収納時における支持脚部50の形態を示す。図2に示すように、第2の脚部54の形状と第3の脚部56を折り畳むと、第1の脚部52に対して、第2の脚部54と第3の脚部56とが平行な形態となる。第3の脚部56が第2の脚部54を覆う形態となる。つまり、撮影時の第1の脚部52と第2の脚部54との間の角度は、収納時の第1の脚部52と第2の脚部54との間の角度よりも大きく、撮影時の第1の脚部52と第3の脚部56との間の角度は、収納時の第1の脚部52と第3の脚部56との間の角度よりも大きい。
このように、収納時では、支持脚部50をコンパクトに収納することができる。よって、操作者は、支持脚部50をコンパクトに持ち運びすることができる。
また、図2に示すように、支持脚部50には、第1の脚部52と第2の脚部54を嵌合する嵌合部70、72と、第1の脚部52と第3の脚部56を嵌合する嵌合部74、76を有している。
具体的には、第1の脚部52は、一端に凹部70を有し、他端に凸部74を有している。第2の脚部54は、凸部72を有している。第2の脚部54の凸部72は、斜面(テーパ)がある先端側と反対側に設けられている。凸部72は、第1の脚部52の凹部70に嵌め込むことができる程度の大きさである。関節部58を中心にして、第2の脚部54を回転させると、図1に示すように、第2の脚部54の凸部72が第1の脚部52の凹部70に嵌り込んで、第2の脚部54が第1の脚部52に固定される。
第3の脚部56は、凹部76を有している。第3の脚部56の凹部76は、斜面(テーパ)がある先端側と反対側である。凹部76は、第1の脚部52の凸部74を嵌め込むことができる程度の大きさである。関節部60を中心にして、第3の脚部56を回転させると、図1に示すように、第3の脚部56の凹部76に第1の脚部52の凸部74が嵌り込んで、第3の脚部56が第1の脚部52に固定される。
このように、撮影時では、図1に示すように、第2の脚部54は、第1の脚部52に対して直交するように設置され、第3の脚部56は、第1の脚部52に対して直交するように設置される。このとき、嵌合部74、76によって、第1の脚部52に対して、第2の脚部54と第3の脚部56が固定される。
また、図2に示すように、支持脚部50は、支柱14と取り外し可能に連結する連結部を有している。具体的には、第1の脚部52は、支柱14と連結する連結部62を有している。連結部62は、第1の脚部52から上方に突出している部材である。支柱14は中空であり、支柱14の内側に上方に突出された連結部62を収めることにより、図1に示すように、支柱14と第1の脚部52は連結される。連結部62は、支柱14と連結し易いように、先端部に斜面(テーパ)を有していてもよい。
支柱14と支持脚部50が連結された後、操作者は、固定部40によって、第1の脚部52の連結部62と支柱14を固定する。固定部40は、例えば、ねじ部材(おねじ部)である。図示はしないが、支柱14の側面には、固定部40を貫通することができる程度の穴部が設けられている。また、第1の脚部52の連結部62には、固定部40を留めることができる機構が設けられている。第1の脚部52の連結部62には、例えば、ねじ部材を留めることができる、めねじ部が設けられている。このように、固定部40によって、支柱14に支持脚部50を連結して、固定することができる。
また、操作者は、固定部40による固定を解除すれば、支持脚部50に対して、支柱14を取り外すことができる。よって、操作者は、支持脚部50と支持脚部50以外の放射線発生用装置を分離して持ち運びすることができる。
また、支柱14は、放射線発生用装置を運搬する際に操作者が握るためのハンドルを有していてもよい。例えば、支柱14の上端にハンドルが設置されている。支持脚部50と支持脚部50以外の放射線発生用装置(放射線発生部20、アーム18、支柱14、電源部30の構成要素)を分離された時、操作者は、ハンドルを握るとともに、ハンドルを持ち上げることにより、支持脚部50以外の放射線発生用装置を持ち運びすることができる。
なお、支持脚部50は、第1の脚部52と第2の脚部54と第3の脚部56からなる複数の脚部を有している例を示したが、関節部がなく、1つの部材からなる支持脚部50が曲線状に曲がって構成される形態も複数の脚部の概念に含まれる。
また、支持脚部50の複数の脚部は、少なくとも2つ以上の脚部の概念を含む。例えば、複数の脚部は、3つの脚部、4つの脚部、5つの脚部などを含む。また、支持脚部50の複数の脚部は、直線形状だけではなく、湾曲形状であってもよい。
また、支持脚部50の複数の脚部は、複数の部材の集合、例えば、棒部材の集合、円筒部材の集合、線状部材の集合(網構造)で構成されていてもよい。
つまり、支持脚部50の複数の脚部は、放射線を発生させる放射線発生部を支持する支持機構(支柱14)を支持するものであれば、上記の形態のように適用可能である。
ここで、図3、4を用いて放射線発生用装置の収納形態と分離形態について説明する。図3は、アーム18と支持脚部50が折り畳まれ、アーム18と支持脚部50が収納された収納形態を示す。具体的には、アーム18が折り畳まれると、アーム18が支柱14に対してほぼ平行な状態となり、アーム18が放射線発生部20とともに収納される。また、支持脚部50が折り畳まれると、第1の脚部52に対して、第2の脚部54と第3の脚部56が折り畳まれた状態となり、支持脚部50が収納される。
アーム18と支柱14は、放射線発生用装置を構成する他の構成要素に比べ、比較的長い構成要素である。アーム18と支柱14を支持脚部50の上方に収めることにより、放射線発生用装置は、バランスを保つことができる。また、放射線発生部20と電源部30は、放射線発生用装置を構成する他の構成要素に比べ、比較的重い構成要素である。アーム18が放射線発生部20とともに収納されたとき、放射線発生部20と電源部30を床面の近傍(支持脚部50の近傍)に配置することにより、放射線発生用装置は、バランスを保つことができる。
支持脚部50と支持脚部50以外の放射線発生用装置を分離して持ち運びする場合、操作者は、第1の脚部52の連結部62と支柱14を固定している固定部40を解除する。固定部40による支持脚部50と支柱14の固定がなくなり、支持脚部50と支柱14が分離可能になる。放射線発生用装置は、図4(a)に示す支持脚部50以外の放射線発生用装置(放射線発生部20、アーム18、支柱14、電源部30の構成要素)側と、図4(b)に示す支持脚部50側とに分離される。操作者は、支柱14をハンドルを用いて持ち上げることにより、放射線発生部20と電源部20とともに持ち運ぶことができる。
図5は、放射線発生部20を回転させる回転部22の具体的な説明図である。回転部22は、放射線発生部20をアーム18の長手方向と平行な軸を中心に回転させるスイベルヒンジ220と、放射線発生部20をアーム18の長手方向と垂直な軸を中心に回転させるチルトヒンジ222とからなる。回転部22において、スイベルヒンジ220はアーム18側に設置され、チルトヒンジ222は放射線発生部20側に設置されている。
スイベルヒンジ220により、放射線発生部20を所定の回転方向(G方向)に回転させることができる。放射線発生部20の照射方向に関しては、アーム18が水平な状態において放射線発生部20の照射方向が床面方向に向かう場合を基準として、少なくとも放射線発生部20を−90°〜+90°の範囲で回転することができる。
チルトヒンジ222より、放射線発生部20を所定の回転方向(F方向)に回転させることができる。チルトヒンジ222による回転軸であるF方向の回転軸は、アーム18の中心軸と一致している。スイベルヒンジ220のG方向の回転軸とチルトヒンジ222のF方向の回転軸は互いに直交する。チルトヒンジ222によって放射線発生部20を回転させることにより、支柱14に対するアーム18の角度がどのような状況であっても、放射線発生部20の照射方向が床面方向に向かう角度まで放射線発生部20を傾斜することができる。
また、図1の撮影時における放射線発生部20の位置から、図3の収納時における放射線発生部20の位置に移動する際、スイベルヒンジ220とチルトヒンジ222により放射線発生部20を回転させる。よって、支柱14と支持脚部50の間に放射線発生部20を収めることができる。アーム18を折り畳んで放射線発生部20を収納したとき、放射線発生部20の放射線発生方向は、水平方向となる。
スイベルヒンジ220とチルトヒンジ222は、それぞれ独立して操作可能である。そして、スイベルヒンジ220とチルトヒンジ222は、放射線発生部20の姿勢を自在に保持できるようなトルクヒンジが望ましい。例えば、任意のヒンジ開き角度で固定することができるロック機構を有したトルクの小さいトルクヒンジ、もしくはダンパヒンジの組合せでもあってもよい。さらに、所望の姿勢でのみ放射線発生部20を固定することができるロック機構を設けてもよい。
放射線発生部20は、放射線発生部20と被検体との間を一定に保つことができる補助部であるガイド部42とガイド部44を有している。操作者は、ガイド部42又はガイド部44を握り、ガイド部42又はガイド部44を持ち上げたり、引っ張ったりすることにより、放射線発生部20を所望の位置に移動させることができる。
ここで、本実施例の放射線発生用装置の設置形態と撮影形態について、図6〜図9を用いて説明する。
図6は、放射線発生用装置を被検体100に設置する設置形態を示した図である。まず、被検体100は、寝台110に横臥している。ここでは、Y方向に放射線発生用装置を被検体100に設置する形態である。
図6に示すように、支持脚部50の第2の脚部54と第3の脚部56は、斜面(テーパ)120、122を有している。斜面(テーパ)120、122は、上述した通り、支持脚部50の第2の脚部54と第3の脚部56の先端部に設けられた斜面である。被検体100と寝台110の間に支持脚部50を配置する構造となっているが、被検体100が横臥している状態では寝台110との間には支持脚部50が速やかに配置されるほど大きな空間を確保することは困難である。
そこで、本実施例では、小さい空間のままでも速やかに設置できるように、支持脚部50の第2の脚部54と第3の脚部56の先端部に斜面(テーパ)120、122を設ける。よって、支持脚部50の第2の脚部54と第3の脚部56を被検体100の下(被検体100の背面)にすべり込ませることができる。支持脚部50の先端部が斜面(テーパ)を有して薄いため、被検体100と寝台110の間の空間が小さいままでも放射線発生用装置を速やかに設置することができる。
図7は、放射線発生用装置の上面図(真上から見た状態の図)である。図7に示すように、被検体100はX方向に横臥した状態である。撮影時には支持脚部50が被検体100の裏側(寝台側)に配置される。具体的には、第2の脚部54と第3の脚部56を跨ぐように被検体100が配置されている。第2の脚部54と第3の脚部56は、被検体100の頚部の裏側と臀部より下の脚部の裏側に配置される。被検体100のサイズによらず、被検体100の頚部の裏側と臀部より下の脚部の裏側に第2の脚部54と第3の脚部56が配置されるように、第2の脚部54と第3の脚部56の間隔は、所定間隔(例えば、70cm)以上とされている。このように、第2の脚部54と第3の脚部56の間隔は、被検体100の所定の部位(例えば、胴体部)に接触されないように予め設定されている。第2の脚部54と第3の脚部56の間隔は、第1の脚部52の長さにほぼ等しい。言い換えれば、第1の脚部52の長さが予め設定されていることになる。
なお、第2の脚部54と第3の脚部56の間隔は、放射線発生用装置のバランスを保つことができるように設定されている。また、第2の脚部54と第3の脚部56の間隔は、放射線発生部20が被検体100に放射線を照射した際に被検体100を透過した放射線を検出して画像に変換する検出装置102が設置できるように設定されている。
このように、第2の脚部54と第3の脚部56を被検体100の体重が最もかかる胴体部を避けて配置することにより、第2の脚部54と第3の脚部56である支持脚部50を簡易に設置することができる。つまり、放射線発生用装置を任意に設置することができ、作業効率を向上させることができる。
検出装置102を放射線発生用装置に設置する形態について説明する。操作者は、第2の脚部54と第3の脚部56の間に検出装置102を設置する。例えば、操作者は第2の脚部54と第3の脚部56の解放部分であるY方向から検出装置102を挿入して、設置する。第2の脚部54と第3の脚部56の間に設置された検出装置102によって、被検体100の胴体部の撮影を行うことができる。
このように、第2の脚部54と第3の脚部56の間に検出装置102が設置されるスペースがあるため、放射線発生用装置の設置終了後、撮影直前に検出装置102を被検体100の背面に設置することができる。また、撮影直後に速やかに検出装置102のみを取り除くこともできる。
図8は、放射線発生用装置の側面図である。第2の脚部54と第3の脚部56の先端側からみた側面図である。第2の脚部54と第3の脚部56の厚さと、検出装置102の厚さは、ほぼ同じである。第2の脚部54と第3の脚部56の厚さと検出装置102の厚さをほぼ同じにすることによって、第2の脚部54と第3の脚部56と検出装置102の間で凹凸をなくすることができる。よって、被検体100に与える不快感や痛みを低減することができる。
図9は、放射線発生用装置を用いた被検体100の他の撮影形態を示す図である。図7に示す放射線発生用装置の設置方向を被検体100に対して略直角方向に回転させて設置することを鑑みたもので、本発明の適用範囲を広げている。図9に示すように支持脚部50は横臥している被検体100の両側に設置され、支柱14が被検体100両足に挟まれ両足の間から立ち上がるように配置されている。
具体的には、撮影時では、被検体100は、第2の脚部54と第3の脚部56の長手方向(Y方向)に合わせて横臥している。第2の脚部54と第3の脚部56の間隔は、被検体100が第2の脚部54と第3の脚部56に接触することなく横臥することができる間隔である。例えば、第2の脚部54と第3の脚部56の間隔は、被検体100の肩幅以上の間隔である。
また、支柱14は、被検体100の股に挟みこむことができる程度の太さである。支柱14は、例えば、一辺が10cm以下の矩形断面を有した柱である。
このように、放射線発生部20を被検体100の直上に設置することができる。支持脚部50(第2の脚部54と第3の脚部56)は、被検体100の胴体部との接触を回避することができる。よって、図7で示した撮影形態と同様に、支持脚部50が被検体100の体重が最もかかる胴体部を避けて配置できる。したがって、放射線発生用装置を任意に設置することができ、作業効率を向上させることができる。
さらに、支柱14が被検体100の両足に挟まれ両足の間から立ち上がるように配置することによって、支柱14は被検体100の手が届かない場所に配置されている。在宅医療や老人介護施設では意識が不明瞭な被検体100も多く、手指の近くに物が配置されると無意識のうちに把持し、引っ張る可能性がある。支柱14が被検体100の手が届かない場所に配置されることにより、被検体100の把持及び引っ張りのリスクを無くすことができる。
また、検出装置102は、放射線発生部20が被検体100に放射線を照射した際に被検体100を透過した放射線を検出して画像に変換する検出装置である。支持脚部50を薄板構造とすることによって、放射線発生用装置の設置終了後、撮影直前に検出装置102を被検体100の背面に設置することができる。薄板構造とは、支持脚部50の厚さを検出装置102の厚さよりも薄くする構造である。支持脚部50が薄板構造となれば、撮影直後に速やかに検出装置102のみを取り除くこともできる。
以上、本実施例の放射線発生用装置によれば、放射線を発生させる放射線発生部を支持する支持機構と、支持機構を支持するとともに、所定の間隔で設置された複数の脚部を有する支持脚部50とを備える。
なお、支持機構が、アーム18と、アーム18を支持する支柱14とからなるとすると、本実施例の放射線発生用装置は、支柱14を支持するとともに、所定の間隔で設置された複数の脚部を有する支持脚部50を備える。
よって、本実施例の放射線発生用装置は、持ち運び可能であるとともに、被検体の撮影部位に合わせて放射線発生部を簡易に設置することができる。
例えば、在宅医療や老人介護施設の現場では、撮影される被検体100は寝台に仰向けに横臥することが困難な高齢者が多い。検出装置102の設置時間を短縮することによっ、被検体100に与える不快感や痛みを低減することができる。
図10は、実施例2に関わる放射線発生用装置を示す図である。実施例1と異なる点は、支持脚部50は、複数の脚部の間隔を調整する調整機構を有する点である。
図10は、複数の脚部の間隔を可変とすることができる放射線発生用装置を示している。第1の脚部52は複数の脚部(第2の脚部54と第3の脚部56)をコの字型もしくはU字型に繋いでいるベース部である。
ここで、第2の脚部54と第3の脚部56を繋いでいる第1の脚部52は、第1の脚部52を伸縮する調整機構(図示しない。)を有している。第1の脚部52を伸縮する調整機構で第1の脚部52の長さを調整することができる。具体的には、第1の脚部52を伸縮する調整機構の構成としては、第1の脚部52が2つ以上の部材からなり、例えば入れ子式となっている。よって、第1の脚部52を構成する入れ子式のそれぞれ部材によって、第1の脚部52を伸縮することができる。第2の脚部54と第3の脚部56を繋いでいる第1の脚部52を伸縮することにより、第2の脚部54と第3の脚部56の間隔を調整することができる。
よって、図10(a)に示すように、第1の脚部52を伸縮する調整機構によって第1の脚部52を伸長することにより、第2の脚部54と第3の脚部56の間隔を広げることができる。また、図10(b)に示すように、第1の脚部52を伸縮する調整機構によって第1の脚部52を縮小することにより、第2の脚部54と第3の脚部56の間隔を縮めることができる。
したがって、長身長者、低身長者、肥満者、痩身者、あらゆる体型の被検体100に対して、様々な支持脚部50の形態を適用することができる。
また、支持脚部50の調整機構は、複数の段階の調整段階を設けてもよい。長身長者用と低身長者用、肥満者用と痩身者用、男性用と女性用のように段階を設け、予め定められた間隔に速やかに調整できるようにすることにより、放射線発生用装置をさらに速やかに設置することができる。
撮影部位に応じて複数の支持脚部(第2の脚部54と第3の脚部56)の長さを調整してもよい。調整機構は、第1の脚部52の形態と同様である。撮影部位によって放射線発生部20を支柱14から離れた位置を調整しなければならない場合には、複数の支持脚部の長さを調整する。具体的には、第2の脚部54と第3の脚部56の長さを長くする。よって、放射線発生用装置のバランスを保ちながら、放射線発生部20の位置を設定することができる。
図11は、実施例3に関わる放射線発生用装置を示す図である。実施例1、2と異なる点は、支持脚部50は、支柱14を水平方向(X方向)に移動させる移動機構110を有する点である。
第1の脚部52は、支柱14と連結される。例えば、図2で示されるように、第1の脚部52は、支柱14と連結する連結部62を有している。第1の脚部52は、連結部62を第1の脚部52の長手方向(X方向)に移動する移動機構110を有している。移動機構110として、例えば、第1の脚部52には、連結部62をスライドさせることができる摺動部(図示しない。)が第1の脚部52の長手方向(X方向)に設けられている。支柱14と連結する連結部62が摺動部をスライドすることにより、支柱14を水平方向(X方向)に移動させることができる。このように、支柱14と連結する連結部62が第1の脚部52のX方向に移動できるため、放射線発生部20も、X方向にスライドすることができる。
よって、放射線発生部20の可動範囲が広がり、支持脚部50を移動することなく、被検体100の撮影部位に合わせて放射線発生部20を簡易に設置することができる。
また、本実施例の放射線撮影装置は、放射線発生用装置と、放射線発生部で発生され、被検体を通過した放射線を検出し、放射線に応じた画像データを出力する検出装置と、図示はしないが、画像を表示する表示装置とを備えている。
なお、放射線には、放射性崩壊によって放出される粒子(光子を含む)の作るビームであるα線、β線、γ線、X線などの他に、同程度以上のエネルギーを有するビーム、例えば粒子線や宇宙線なども含まれるものとする。
また、本発明の放射線撮影装置におけるアーム18と支柱14を区別して説明したが、アーム18と支柱14に限られず、アーム18と支柱14の機能を有した1つの支持機構で適用可能である。当該支持機構は、放射線発生部20と支持脚部50を連結するとともに、放射線発生部20を支持することができる部材である。例えば、当該支持機構は、所定の剛性を有した蛇腹構造であり、折り畳んで、放射線発生部20を収納することができる。
なお、放射線発生部20は、透過型の放射線発生部である。透過型の放射線発生部は、必要以外の放射線を遮蔽するため、ターゲットの電子入射側及び放射線放出側に放射線遮蔽部材を配置されている。透過型の放射線発生部は、放射線発生管又は放射線発生管を収納する外囲器の周囲全体を、鉛等の遮蔽部材で覆う必要がないため、例えば、回転陽極型の放射線発生部に比べて、小型軽量化を実現することができる。
放射線発生部20は小型軽量化されているため、重量の重い台車は不要となる。所定の間隔で設置された複数の脚部を有する支持脚部50であっても放射線発生用装置のバランスを保つことができる。
10 台車
12 車輪
14 支柱
16 アームヒンジ部
18 アーム
20 放射線発生部
22 回転部
30 電源部
40 固定部
50 支持脚部
52 第1の脚部
54 第2の脚部
56 第3の脚部
58 関節部
60 関節部

Claims (17)

  1. 放射線を発生させる放射線発生部を支持する支持機構と、前記支持機構を支持するとともに、所定の間隔で設置された複数の脚部を有する支持脚部とを備えることを特徴とする放射線発生用装置。
  2. 前記支持脚部は、コの字型もしくはU字型の形状であることを特徴とする請求項1記載の放射線発生用装置。
  3. 前記支持脚部は、前記支柱に連結される第1の脚部と、前記第1の脚部に連結された第2の脚部と、前記第1の脚部に連結された第3の脚部を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の放射線発生用装置。
  4. 前記第1の脚部と前記第2の脚部との間の角度を調整する関節部を有しており、前記第1の脚部と前記第3の脚部との間の角度を調整する関節部を有していることを特徴とする請求項3記載の放射線発生用装置。
  5. 撮影時の前記第1の脚部と前記第2の脚部との間の角度は、収納時の前記第1の脚部と前記第2の脚部との間の角度よりも大きく、撮影時の前記第1の脚部と前記第3の脚部との間の角度は、収納時の前記第1の脚部と前記第3の脚部との間の角度よりも大きいことを特徴とする請求項4記載の放射線発生用装置。
  6. 撮影時の場合、前記第2の脚部は、前記第1の脚部に対して直交するように設置され、前記第3の脚部は、前記第1の脚部に対して直交するように設置されることを特徴とする請求項5記載の放射線発生装置。
  7. 前記第2の脚部と前記第3の脚部をそれぞれ折り畳むと、前記第1の脚部に対して、前記第2の脚部と前記第3の脚部とが平行な形態になることを特徴とする請求項4記載の放射線発生用装置。
  8. 前記第2の脚部と前記第3の脚部の先端部は、斜面を有していることを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の放射線発生用装置。
  9. 前記第2の脚部は直線形状であり、前記第3の脚部はL字形状であることを特徴とする請求項3乃至請求項8のいずれか1項に記載の放射線発生用装置。
  10. 前記支持脚部には、前記第1の脚部と第2の脚部を嵌合する嵌合部と、前記第1の脚部と前記第3の脚部を嵌合する嵌合部を有していることを特徴とする請求項3乃至請求項9のいずれか1項に記載の放射線発生用装置。
  11. 前記支持脚部は、前記支持機構と取り外し可能に連結する連結部を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の放射線発生用装置。
  12. 前記支持脚部は、前記複数の脚部の間隔を調整する調整機構を有することを特徴とする請求項1記載の放射線発生用装置。
  13. 前記支持脚部は、前記支持機構を水平方向に移動させる移動機構を有することを特徴とする請求項1記載の放射線発生用装置。
  14. 前記支持機構には、前記放射線発生部に電源を供給する電源部が設置されていることを特徴とする請求項1記載の放射線発生用装置。
  15. 前記電源部は、前記放射線発生部が設置される側の反対側に設置されていることを特徴とする請求項14記載の放射線発生用装置。
  16. 請求項1乃至請求項15のいずれか1項の放射線発生用装置と、被検体を通過した放射線を検出し、放射線に応じた画像データを出力する検出装置と、画像を表示する表示装置とを備えることを特徴とする放射線撮影装置。
  17. 前記第2の脚部と前記第3の脚部の間に前記検出装置が設置されることを特徴とする請求項16記載の放射線撮影装置。
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