JP2014194975A - 二重螺旋積層型圧電アクチュエータ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 下部電極、圧電体及び上部電極を順次積層するとともに、前記下部電極或いは前記上部電極の少なくとも一方に空隙部を備えた螺旋状積層構造を2つ用意し、2つの螺旋状積層構造を、接合部において前記下部電極と上部電極とが互いに重なるように接合して二重螺旋構造とする。
【選択図】図1
Description
スリットをコ字状スリットとする。即ち、隣接する2つの矩形状積層構造単位の夫々の中心から隣接方向と直交する方向に伸び、矩形状積層構造単位の水平方向の一辺の長さの1/2の長さの2本のスリット要素と、2本のスリット要素の端部を結ぶスリット要素からなるコ字状スリットとする。
(付記3)前記二重螺旋構造の螺旋の回転軸に対して直交する面における外周形状が矩形であることを特徴とする付記1に記載の二重螺旋積層型圧電アクチュエータ。
(付記4)前記第1の螺旋状積層構造と前記第2の螺旋状積層構造が、同じ構造であることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1に記載の二重螺旋積層型圧電アクチュエータ。
(付記5)前記第1の下部電極或いは前記第1の上部電極に設けた空隙部が、電極部材に囲まれた閉鎖空隙部であり、前記第2の下部電極或いは前記第2の上部電極に設けた空隙部が、螺旋の回転軸に対して直交する方向に開放端を有する空隙部であることを特徴とする付記1乃至付記3のいずれか1に記載の二重螺旋積層型圧電アクチュエータ。
(付記6)第1の下部電極用ペースト、第1の圧電体用ペースト及び第1の上部電極用ペーストを順次積層するとともに、前記第1の下部電極用ペースト或いは前記第1の上部電極用ペーストの少なくとも一方に電極用ペーストにより囲まれた或いは電極用ペーストの側面を囲む第1のバインダー層を設けた第1の積層構造を形成する工程と、第2の下部電極用ペースト、第2の圧電体用ペースト及び第2の上部電極用ペーストを順次積層するとともに、前記第2の下部電極用ペースト或いは前記第2の上部電極用ペーストの少なくとも一方に電極用ペーストにより囲まれた或いは電極用ペーストの側面を囲む第2のバインダー層を設けた第2の積層構造を形成する工程と、第1の積層構造に第1のスリットを形成するとともに、前記第2の積層構造に第2のスリットを形成し、前記第1のスリットと前記第2のスリットを互いに食い込ませて二重螺旋構造要素を形成する工程と、複数の前記二重螺旋構造要素を前記第1のスリット同士及び前記第2のスリット同士が積層方向において整合するように積層して多層積層構造を形成する工程と、前記多層積層構造を熱処理して脱脂するとともに、前記第1のバインダー層及び第2のバインダー層を空隙部に変換する工程と、前記多層積層構造をより高温で熱処理して焼成する工程とを有することを特徴とする二重螺旋積層型圧電アクチュエータの製造方法。
(付記7)前記第1の積層構造及び前記第2の積層構造が、ドーナツ形状の積層構造であり、前記第1のスリット及び前記第2のスリットが、前記ドーナツ形状の中心部に達するラジアル方向のスリットであることを特徴とする付記6に記載の二重螺旋積層型圧電アクチュエータの製造方法。
(付記8)前記第1の積層構造と前記第2の積層構造が、最終的に二重螺旋積層型圧電アクチュエータとして切り出されるサイズの矩形状積層構造単位をマトリクス状に配置した矩形状の積層構造であり、前記第1のスリット及び前記第2のスリットが、前記隣接する2つの矩形状積層構造単位の夫々の中心から隣接方向と直交する方向に伸びるとともに、前記矩形状積層構造単位の水平方向の一辺の長さの1/2の長さの2本の第1のスリット要素と、前記2本の第1のスリット要素の端部を結ぶ第2のスリット要素からなるコ字状スリットであり、前記焼成工程ののちに、各矩形状積層構造単位のサイズに切り出す工程を有することを特徴とする付記6に記載の二重螺旋積層型圧電アクチュエータの製造方法。
(付記9)前記第1の積層構造と前記第2の積層構造が、同じ積層構造であることを特徴とする付記6乃至付記8のいずれか1に記載の二重螺旋積層型圧電アクチュエータの製造方法
(付記10)前記第1の積層構造に設けた第1のバインダー層が、電極用ペーストに囲まれたバインダー層であり、前記第2の積層構造に設けた第2のバインダー層が、電極用ペーストの側面を囲むバインダー層であることを特徴とする付記6乃至付記8のいずれか1に記載の二重螺旋積層型圧電アクチュエータの製造方法。
111〜116 圧電体
121〜126 下部電極
131〜136 上部電極
141〜146,154〜156 空隙部
161,163 圧電体用ペースト
171,173 電極用ペースト
181,183 バインダー層
191,193 電極用ペースト
211〜213 グリーンシート
221〜223 電極用ペースト
231〜233 電極用ペースト
241〜243 バインダーパターン
251〜253 電極用ペースト
261〜263 穴
271〜273 スリット
311〜313 圧電体層
321〜323 下部電極
331〜333 上部電極
341〜343 空隙
411,412 グリーンシート
421,422 電極用ペースト
431,432 電極用ペースト
441,442 素子単位
451,452 バインダーパターン
461,462 電極用ペースト
471,472 スリット
511,512 圧電体層
521,522 上部電極
531,532 切り出し線
81,82 電極
83 圧電体層
84,85 内部電極
86,87 外部電極
88 変位拡大機構
89,90 内部電極未交差部
Claims (6)
- 第1の下部電極、第1の圧電体及び第1の上部電極を順次積層するとともに、前記第1の下部電極或いは前記第1の上部電極の少なくとも一方に空隙部を備えた変位拡大機構を有する第1の螺旋状積層構造と、
第2の下部電極、第2の圧電体及び第2の上部電極を順次積層するとともに、前記第2の下部電極或いは前記第2の上部電極の少なくとも一方に空隙部を備えた変位拡大機構を有する第2の螺旋状積層構造と
を有し、
前記第1の螺旋状積層構造と前記第2の螺旋状積層構造を、接合部において前記第2の下部電極が前記第1の上部電極と重なり、且つ、前記第1の下部電極が前記第2の上部電極と重なるように接合して二重螺旋構造としたことを特徴とする二重螺旋積層型圧電アクチュエータ。 - 前記第1の螺旋状積層構造と前記第2の螺旋状積層構造が、同じ構造であることを特徴とする請求項1に記載の二重螺旋積層型圧電アクチュエータ。
- 前記第1の下部電極或いは前記第1の上部電極に設けた空隙部が、電極部材に囲まれた閉鎖空隙部であり、前記第2の下部電極或いは前記第2の上部電極に設けた空隙部が、螺旋の回転軸に対して直交する方向に開放端を有する空隙部であることを特徴とする請求項1に記載の二重螺旋積層型圧電アクチュエータ。
- 第1の下部電極用ペースト、第1の圧電体用ペースト及び第1の上部電極用ペーストを順次積層するとともに、前記第1の下部電極用ペースト或いは前記第1の上部電極用ペーストの少なくとも一方に電極用ペーストにより囲まれた或いは電極用ペーストの側面を囲む第1のバインダー層を設けた第1の積層構造を形成する工程と、
第2の下部電極用ペースト、第2の圧電体用ペースト及び第2の上部電極用ペーストを順次積層するとともに、前記第2の下部電極用ペースト或いは前記第2の上部電極用ペーストの少なくとも一方に電極用ペーストにより囲まれた或いは電極用ペーストの側面を囲む第2のバインダー層を設けた第2の積層構造を形成する工程と、
第1の積層構造に第1のスリットを形成するとともに、前記第2の積層構造に第2のスリットを形成し、前記第1のスリットと前記第2のスリットを互いに食い込ませて二重螺旋構造要素を形成する工程と、
複数の前記二重螺旋構造要素を前記第1のスリット同士及び前記第2のスリット同士が積層方向において整合するように積層して多層積層構造を形成する工程と、
前記多層積層構造を熱処理して脱脂するとともに、前記第1のバインダー層及び第2のバインダー層を空隙部に変換する工程と、
前記多層積層構造をより高温で熱処理して焼成する工程と
を有することを特徴とする二重螺旋積層型圧電アクチュエータの製造方法。 - 前記第1の積層構造及び前記第2の積層構造が、ドーナツ形状の積層構造であり、
前記第1のスリット及び前記第2のスリットが、前記ドーナツ形状の中心部に達するラジアル方向のスリットであることを特徴とする請求項4に記載の二重螺旋積層型圧電アクチュエータの製造方法。 - 前記第1の積層構造と前記第2の積層構造が、最終的に二重螺旋積層型圧電アクチュエータとして切り出されるサイズの矩形状積層構造単位をマトリクス状に配置した矩形状の積層構造であり、
前記第1のスリット及び前記第2のスリットが、前記隣接する2つの矩形状積層構造単位の夫々の中心から隣接方向と直行する方向に伸びるとともに、前記矩形状積層構造単位の水平方向の一辺の長さの1/2の長さの2本の第1のスリット要素と、前記2本の第1のスリット要素の端部を結ぶ第2のスリット要素からなるコ字状スリットであり、
前記焼成工程ののちに、各矩形状積層構造単位のサイズに切り出す工程を有することを特徴とする請求項4に記載の二重螺旋積層型圧電アクチュエータの製造方法。
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