JP2014194371A - 車両用メータ装置、及び、車両用メータ装置の文字盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際の金属の質感を演出することができる車両用メータ装置、及び、車両用メータ装置の文字盤を提供する。
【解決手段】車両用メータ装置は、正面視で円形状に形成されたメータ本体と、メータ本体の中央部分に配置された円形状の内周板と、内周板とは別体の樹脂により形成され円周板を囲むようにメータ本体の外周部に配置された円弧形状の文字盤28と、内周板に設けられ、回動して文字盤上の位置を指示する指針と、を有し、文字盤28の表面28aには、金属を含むコーティングが施され、文字盤28には、その円弧形状に沿って円弧状に延びるV字形の複数の溝部40が形成され、これらの各溝部40の間には、所定の表面粗さを有する平坦面42が形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用メータ装置、及び、車両用メータ装置の文字盤に係わり、特に、メータ本体を有する車両用メータ装置、及び、メータ本体に配置される文字盤に関する。
従来より、車両用メータ装置に設けられる樹脂製の文字盤に、金属調の模様を形成することが行われている。例えば、特許文献1には、金属調模様を表現した、車両用表示装置の表示板が開示されている。この車両用表示装置の表示板は、文字や目盛りを除く背景部を構成する印刷基材を有している。この印刷基材の表面に、金属調模様層が印刷されている。
特開2005−329587号公報
しかしながら、上述した特許文献1の車両用表示装置の表示板においては、表示板に入射する入射光が、この表示板の全体において一様に反射するので、表示板の表情に変化が乏しく、印刷された金属調模様と実際の金属との質感の差異が意識されやすい。従って、表示板が実際の金属ではなく、金属調の模様が表示板の表面に印刷されているに過ぎないという印象を車両の乗員に与えてしまう。即ち、従来の車両用表示装置の表示板では、実際の金属の質感を十分に演出できているとは言い難い。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、実際の金属の質感を演出することができる車両用メータ装置、及び、車両用メータ装置の文字盤を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の車両用メータ装置は、円形状に形成されたメータ本体を有する車両用メータ装置であって、メータ本体の中央部分に配置された円形状の内周板と、内周板とは別体の樹脂により形成され円周板を囲むようにメータ本体の外周部に配置された円弧形状の文字盤と、内周板に設けられ、回動して文字盤上の位置を指示する指針と、を有し、文字盤の表面には、金属を含むコーティングが施され、文字盤には、その円弧形状に沿って円弧状に延びるV字形の複数の溝部が形成され、これらの各溝部の間には、所定の表面粗さを有する平坦面が形成されていることを特徴とする。
このように構成された本発明においては、文字盤には、その円弧形状に沿って円弧状に延びるV字形の複数の溝部が形成され、これらの各溝部の間には平坦面が形成されているので、文字盤に入射した入射光は、V字形の溝部を形成する斜面、及び、平坦面によって反射される。即ち、V字形の溝部に対する入射光の入射方向や入射位置に応じて、入射光に対する溝部の斜面の方向が異なるので、溝部に対する入射光の入射方向や入射位置に応じて、溝部の斜面において光が入射する部分と陰になる部分とが生じ、また、溝部の斜面により光が反射される方向が異なる。これにより、光の入射方向の変化や文字盤に対する乗員の視点位置の変化に応じて、乗員の視点に向かって光を反射する文字盤上の位置(乗員から文字盤が輝いて見える位置)が変化する。更に、平坦面は、所定の表面粗さを有しているので、この表面粗さに応じた拡散反射率により入射光を拡散反射し、これにより、光の入射方向や文字盤に対する乗員の視点位置に関わらず、平坦面から乗員の視点に向かってある程度の反射光が射出される。
このように、本発明によれば、平坦面により文字盤全体の輝きを調整しつつ、溝部により、乗員から文字盤が輝いて見える位置を、光の入射方向や乗員の視点位置に応じて変化させることができるので、文字盤の表情に変化をつけることができ、実際の金属に近い質感を演出することができる。
また、本発明において、好ましくは、V字形の溝部は、その一対の斜面間の角度が90度未満となるように形成されている。
このように構成された本発明においては、V字形の溝部は、その一対の斜面間の角度が90度未満となるように形成されているので、溝部に入射した光が溝部の斜面間において反射を繰り返す回数は、溝部の斜面間の角度が90度以上である場合と比較して多く、従って、反射による減光が大きい。また、同一の深さを有し且つ斜面間の角度が90度以上の溝部と比較して、溝部の幅が小さいので、入射光を反射する溝部の斜面の反射面積が小さい。
これにより、溝部から乗員の視点に向かって射出される反射光の強さを、溝部の斜面間の角度が90度以上の場合と比較して抑制することができ、溝部の斜面からの反射光が乗員に眩しさを感じさせることを防止できる。
また、本発明において、好ましくは、平坦面の所定の表面粗さは、算術平均粗さが10μm以上50μm以下である。
このように構成された本発明においては、平坦面における算術平均粗さが10μm以上50μm以下であるので、この平坦面の正反射率が、平坦面からの反射光が乗員に眩しさを感じさせることなく、且つ、平坦面に施されたコーティングにより金属の質感が得られる範囲内となり、これにより、文字盤における金属の質感と防眩性とを両立することができる。
また、本発明において、好ましくは、文字盤は、光透過性を有する樹脂により形成され、文字盤の表面には、数字形の平坦領域が形成され、数字形の平坦領域には、光を透過させる表面処理が施されている。
このように構成された本発明においては、光透過性を有する樹脂により形成された文字盤の表面に、光を透過させる表面処理が施された数字形の平坦領域が形成されているので、文字盤の裏面側に設けられている光源からの光を、数字形の平坦領域が透過させる。これにより、文字盤のうち数字形の平坦領域が発光しているような印象を車両の乗員に与えることができ、良好な視認性や高級感を実現することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の車両用メータ装置の文字盤は、車両用メータ装置のメータ本体に配置される文字盤であって、文字盤は、所定の樹脂により円弧形状に形成され、文字盤の表面には、金属を含むコーティングが施され、文字盤には、その円弧形状に沿って円弧状に延びるV字形の複数の溝部が形成され、これらの各溝部の間には、所定の表面粗さを有する平坦面が形成されていることを特徴とする。
また、本発明において、好ましくは、所定の樹脂は、光透過性を有する樹脂である。
本発明によれば、実際の金属の質感を演出することができる。
本発明の実施形態による車両用メータ装置を搭載した車両のインストルメントパネル周辺を示す斜視図である。 本発明の実施形態による車両用メータ装置の平面図である。 図2の車両用メータ装置のIII−III矢視断面図である。 本発明の実施形態による車両用メータ装置の文字盤の平面図である。 本発明の実施形態による車両用メータ装置の文字盤の部分斜視断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による車両用メータ装置、及び、車両用メータ装置の文字盤を説明する。
まず、図1乃至図3により、本発明の実施形態による車両用メータ装置の構成を説明する。図1は、本発明の実施形態による車両用メータ装置を搭載した車両のインストルメントパネル周辺を示す斜視図であり、図2は、本発明の実施形態による車両用メータ装置10の平面図であり、図3は、図2の車両用メータ装置10のIII−III矢視断面図である。
図1に示すように、車室1の前部には、車幅方向に延びるインストルメントパネル2が設けられている。また、インストルメントパネル2の車幅方向中央部から車室1の後部に向かって、コンソール部4が延設されている。さらに、インストルメントパネル2の運転席側の側面に設けられた開口にコラムシャフト6が挿通されており、このコラムシャフト6にステアリングホイール8が取り付けられている。また、インストルメントパネル2の運転席側(図1における左側)の側面に、車両用メータ装置10が設けられている。
次に、車両用メータ装置10の中央部には、図2に示すように、円形のメータ12が配置されている。また、メータ12の車幅方向左側に、ほぼ台形の左ディスプレイ14が配置され、メータ12の車幅方向右側に、ほぼ台形の右ディスプレイ16が配置されている。この車両用メータ装置10は、中央部のメータ12が運転席のほぼ正面に位置するように、インストルメントパネル2に配置される。
図2及び図3に示すように、メータ12は、車両用メータ装置10の中央部に形成された円筒形状のメータハウジング18を備えている。このメータハウジング18の内部に、円形のメータ本体20が設けられている。
次に、メータ本体20について説明する。メータ本体20の中央部分には、扇形の切り欠き部22が形成された円形状の内周板24が配置されている。この内周板24の扇形の切り欠き部22には、メータディスプレイ26が設けられている。また、メータ本体20の外周部には、内周板24を囲むように円弧形状の文字盤28が配置されている。
また、内周板24の中央部には挿通孔が形成されており、この挿通孔から運転席側に突出するように設けられた回動軸30に、指針32が取り付けられている。回動軸30は、内周板24の裏面側に設けられた駆動部34に連結されている。本実施形態のメータ12はエンジンの回転数を表示するタコメータであり、エンジンの回転数に応じて駆動部34が回動軸30を回動させることにより、指針32がエンジンの回転数に応じた文字盤28上の位置を指示する。
更に、文字盤28の裏面側には、LEDや有機EL等の照明素子36が設けられている。
内周板24は、扇形の切り欠き部22が形成された円形状の樹脂製(例えばポリカーボネート製)薄板である。図2に示すように、切り欠き部22は、運転席から見て内周板24の右下部分に形成される。また、内周板24の外縁部には、目盛り38が設けられている。
メータディスプレイ26は、内周板24の裏面(運転席から見えない面)において、切り欠き部22と重なる位置に配置されている。このメータディスプレイ26は、液晶ディスプレイであり、液晶ディスプレイの表示面が切り抜き部を介して運転席側に露出するように配置されている。メータディスプレイ26は、例えば車速をディジタル表示する。
次に、図4及び図5により、本発明の実施形態による車両用メータ装置10の文字盤28を詳細に説明する。図4は、本発明の実施形態による車両用メータ装置10の文字盤28の平面図であり、図5は、本発明の実施形態による車両用メータ装置10の文字盤28の部分斜視断面図である。
図4に示すように、文字盤28は、円弧形状に形成された薄板であり、内周板24を囲むようにメータ本体24の外周部に配置される。この文字盤28は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の光透過性を有する樹脂材料により、内周板24とは別の部材として形成される。文字盤28には、その円弧形状に沿って円弧状に延びる複数の溝部40が形成されている。また、各溝部40の間には、平坦面42が形成されている。この「平坦面」とは、曲率がほぼ0の平面をいう。
更に、文字盤28には、内周板24の目盛り38に対応する位置に、数字部44が形成されている。具体的には、上述した溝部40及び平坦面42が形成されていない数字形の平坦領域46を文字盤28に形成することにより、数字部44が形成される。
文字盤28の表面28a(運転席側の面)には、複数層の表面処理が施されている。
最下層には、文字盤28の表面28a全体に対して、光透過性を有する塗料(本実施形態では白色塗料)による塗装が行われている。
白色塗料の上層には、光透過性を有しない塗料(本実施形態では黒色塗料)による塗装が行われている。
更に、黒色塗料の上層には、金属を含むコーティングが施される。具体的には、金属調塗料による塗装、金属蒸着、あるいは、無電解めっき等のコーティングが施される。
また、数字部44が形成されている領域は、最上層の金属を含むコーティングと、その下層の黒色塗料がレーザー加工等により取り除かれ、白色塗料が露出するようになっている。
文字盤28の裏面側に設けられている照明の点灯時には、白色塗料が露出している数字部44の領域のみが光を透過させ、その他の領域は光を透過させない。即ち、文字盤28のうち数字部44のみが発光しているような印象が車両の乗員に与えられる。
この図5に示すように、文字盤28に形成されている溝部40は、V字形に形成されている。このV字形の溝部40を形成する一対の斜面間の角度θ(以下、「溝角度θ」という)は、90度未満となるように形成されている。好ましくは、溝角度θは、20度以上90度未満となるように形成される。「90度未満」の溝角度θは、金属を含むコーティングが施された溝部40に外光が入射した場合に、溝部40を形成する斜面からの反射光が乗員に眩しさを感じさせることがなく、且つ、溝部40の斜面に施されたコーティングにより金属の質感が得られる範囲の角度である。
一方、溝角度θが90度以上である場合、溝部40に入射した光が溝部40の斜面間において反射を繰り返す回数は、溝角度θが90度未満である場合と比較して少なく、反射による減光が少ないので、溝部40の斜面からの反射光が乗員に眩しさを感じさせることがある。また、溝角度θが90度以上である場合、同一の深さd(文字盤28の表面28aから溝部40の底までの距離)を有し且つ溝角度θが90度未満の溝部40と比較して、溝部40の幅w1(文字盤28の表面28aにおける溝部40の開口幅)が大きく、入射光を反射する溝部40の斜面の反射面積が大きいので、溝部40の斜面からの反射光が乗員に眩しさを感じさせることがある。
また、各溝部40の間に形成されている平坦面42は、算術平均粗さが8μm以上50μm以下の表面粗さを有し、好ましくは、算術平均粗さが10μm以上50μm以下の表面粗さを有している。この「算術平均粗さが8μm以上50μm以下の表面粗さ」は、金属を含むコーティングが施された平坦面42に外光が入射した場合に、平坦面42からの反射光が乗員に眩しさを感じさせることがなく、且つ、平坦面42に施されたコーティングにより金属の質感が得られる範囲の表面粗さである。
一方、平坦面42が、算術平均粗さ8μm未満の表面粗さを有している場合、平坦面42による正反射率が必要以上に高くなり、平坦面42からの反射光が乗員に眩しさを感じさせることがある。また、算術平均粗さ50μmより大きい表面粗さを有している場合、平坦面42による正反射率が必要以上に低くなり、平坦面42における金属の質感が乏しいものとなる。
なお、本実施形態の文字盤28では、各溝部40は、深さd=約200μm、幅w1=約200μm、溝角度θ=約60度となるように形成されている。また、各溝部40の間の平坦面42は、幅w2=約800μmとなるように形成されている。この場合、各溝部40の間隔s(各溝部40のV字形の頂点の間隔)は、約1mmである。
次に、本発明の実施形態のさらなる変形例を説明する。
上述した実施形態においては、文字盤28は、一部が切り欠かれた円弧状に形成されているが、環状に形成されてもよい。例えば、環状に形成された文字盤28を、切り欠き部22を有しない円形の内周板24の外縁を囲むように配置してもよい。
また、上述した実施形態においては、所定の表面粗さを有する平坦面42が各溝部40の間に形成されているが、この平坦面42に代えて、所定の曲率を有する曲面が各溝部40の間に形成されるようにしてもよい。具体的には、逆U字形の断面形状を有する凸曲面が、各溝部40の間に形成されるようにしてもよい。
なお、溝部40の寸法d、w1、θ、各溝部40の間隔s、及び、平坦面42の幅w2は、上述した値に限定されず、実際の金属に近い質感が得られる範囲において適宜変更することができる。
次に、上述した本発明の実施形態及び本発明の実施形態の変形例による車両用メータ装置10の作用効果を説明する。
まず、車両用メータ装置10の文字盤28には、その円弧形状に沿って円弧状に延びるV字形の複数の溝部40が形成され、これらの各溝部40の間には平坦面42が形成されているので、文字盤28に入射した入射光は、V字形の溝部40を形成する斜面、及び、平坦面42によって反射される。即ち、V字形の溝部40に対する入射光の入射方向や入射位置に応じて、入射光に対する溝部40の斜面の方向が異なるので、溝部40に対する入射光の入射方向や入射位置に応じて、溝部40の斜面において光が入射する部分と陰になる部分とが生じ、また、溝部の斜面により光が反射される方向が異なる。これにより、光の入射方向の変化や文字盤28に対する乗員の視点位置の変化に応じて、乗員の視点に向かって光を反射する文字盤28上の位置(乗員から文字盤28が輝いて見える位置)が変化する。更に、平坦面42は、所定の表面粗さを有しているので、この表面粗さに応じた拡散反射率により入射光を拡散反射し、これにより、光の入射方向や文字盤28に対する乗員の視点位置に関わらず、平坦面42から乗員の視点に向かってある程度の反射光が射出される。
このように、平坦面42により文字盤28全体の輝きを調整しつつ、溝部40により、乗員から文字盤28が輝いて見える位置を、光の入射方向や乗員の視点位置に応じて変化させることができるので、文字盤28の表情に変化をつけることができ、文字盤28によって実際の金属に近い質感を演出することができる。
特に、V字形の溝部40は、その一対の斜面間の角度θが90度未満となるように形成されている。
このように構成された文字盤28において、V字形の溝部40は、その一対の斜面間の角度θが90度未満となるように形成されているので、溝部40に入射した光が溝部40の斜面間において反射を繰り返す回数は、溝部40の斜面間の角度θが90度以上である場合と比較して多く、従って、反射による減光が大きい。また、同一の深さを有し且つ斜面間の角度θが90度以上の溝部40と比較して、溝部40の幅が小さいので、入射光を反射する溝部40の斜面の反射面積が小さい。
これにより、溝部40から乗員の視点に向かって射出される反射光の強さを、溝部40の斜面間の角度θが90度以上の場合と比較して抑制することができ、溝部40の斜面からの反射光が乗員に眩しさを感じさせることを防止できる。
また、平坦面42の所定の表面粗さは、算術平均粗さが10μm以上50μm以下である。
このように構成された文字盤28においては、平坦面42における算術平均粗さが10μm以上50μm以下であるので、平坦面42における正反射率が、平坦面42からの反射光が乗員に眩しさを感じさせることなく、且つ、平坦面42に施されたコーティングにより金属の質感が得られる範囲内となり、これにより、文字盤28における金属の質感と防眩性とを両立することができる。
また、文字盤28は、光透過性を有する樹脂により形成され、文字盤28の表面28aには、数字形の平坦領域46が形成され、数字形の平坦領域46には、光を透過させる表面処理が施されている。
このように構成された文字盤28においては、光透過性を有する樹脂により形成された文字盤28の表面28aに、光を透過させる表面処理が施された数字形の平坦領域46が形成されているので、文字盤28の裏面側に設けられている光源からの光を、数字形の平坦領域46が透過させる。これにより、文字盤28のうち数字形の平坦領域46が発光しているような印象を車両の乗員に与えることができ、良好な視認性や高級感を実現することができる。
1 車室
2 インストルメントパネル
4 コンソール部
6 コラムシャフト
8 ステアリングホイール
10 車両用メータ装置
12 メータ
14 左ディスプレイ
16 右ディスプレイ
18 メータハウジング
20 メータ本体
22 切り欠き部
24 内周板
26 メータディスプレイ
28 文字盤
28a 表面
30 回動軸
32 指針
34 駆動部
36 照明素子
38 目盛り
40 溝部
42 平坦面
44 数字部
46 平坦領域

Claims (6)

  1. 円形状に形成されたメータ本体を有する車両用メータ装置であって、
    上記メータ本体の中央部分に配置された円形状の内周板と、
    上記内周板とは別体の樹脂により形成され上記円周板を囲むように上記メータ本体の外周部に配置された円弧形状の文字盤と、
    上記内周板に設けられ、回動して上記文字盤上の位置を指示する指針と、を有し、
    上記文字盤の表面には、金属を含むコーティングが施され、
    上記文字盤には、その円弧形状に沿って円弧状に延びるV字形の複数の溝部が形成され、これらの各溝部の間には、所定の表面粗さを有する平坦面が形成されている、
    ことを特徴とする車両用メータ装置。
  2. 上記V字形の溝部は、その一対の斜面間の角度が90度未満となるように形成されている、請求項1に記載の車両用メータ装置。
  3. 上記平坦面の上記所定の表面粗さは、算術平均粗さが10μm以上50μm以下である、請求項1又は2に記載の車両用メータ装置。
  4. 上記文字盤は、光透過性を有する樹脂により形成され、
    上記文字盤の表面には、数字形の平坦領域が形成され、
    上記数字形の平坦領域には、光を透過させる表面処理が施されている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用メータ装置。
  5. 車両用メータ装置のメータ本体に配置される文字盤であって、
    上記文字盤は、所定の樹脂により円弧形状に形成され、
    上記文字盤の表面には、金属を含むコーティングが施され、
    上記文字盤には、その円弧形状に沿って円弧状に延びるV字形の複数の溝部が形成され、これらの各溝部の間には、所定の表面粗さを有する平坦面が形成されている、
    ことを特徴とする車両用メータ装置の文字盤。
  6. 上記所定の樹脂は、光透過性を有する樹脂である、請求項5に記載の車両用メータ装置の文字盤。
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