JP2014193133A - 釣竿 - Google Patents

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Abstract

【課題】持ち重り感を軽減して操作性に優れた握り部を有する釣竿を提供すること。
【解決手段】繊維強化プリプレグシートを積層して形成した竿杆12の元部に、この竿杆を拡径した拡径部16を形成し、この拡径部16に握り部14を形成した釣竿10であって、握り部14は、元側端面16Aよりも前方で、握り部14の軸方向中間位置Cよりも後方部位に、竿杆12と一体でかつ周方向に延びる盛上り部14Aを有する釣竿10。
【選択図】 図1

Description

本発明は、釣竿に関し、特に竿杆の元部に握り部を有する釣竿に関する。
一般に、ヘラ竿等の軽量構造の釣竿は、釣竿の全長に応じた長さの握り部を竿杆の元側に設けてあり、釣竿を操作する際は、握り部を側方から握り込み、あるいは、竿尻を掌の中央に押し当てた状態で元側から握り込むのが一般的である。いずれの場合も、握った感触が良好で、握り部を握持し易く良好な操作性が得られるように、大径構造に形成した種々の釣竿が提案されている。
このような釣竿には、竿杆の元側に、竿杆の前方の径の変化率よりも大きな緩傾斜率で滑らかに拡径し、段部を形成することなく、竿杆と一体構造で直線状の握り部を形成した釣竿が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、一部のメインプリプレグの竿元側を三角形状に切り取り、竿元側端部から一定の軸方向範囲において竿元側ほど巻回幅が小さくなり、竿元側端部において巻回幅がゼロとなるように巻回し、更に、竿元側に比重の大きな重量プリプレグを巻回することにより、竿元側の端部を厚肉化することなく、部分的に加重し、長い釣竿における持ち重り感を解消すると共に、尻栓部材の外径との統一性を図る竿体が提案されている(例えば特許文献2参照)。
実公平3−40147号公報 特開2005−40103号公報
しかし、竿杆の元側を拡径した竿杆と一体構造で直線状の握り部を形成した釣竿は、例えば釣竿を引上げ、立てたときに滑りやすい。一方、複数枚のメインプリプレグのうち、一部のメインプリプレグシートの竿元側を三角形状に切り取り、竿元側の巻回幅を小さくした竿体は、製造工程が煩雑となることに加え、切取ったプリプレグ材料の無駄が生じる。更に、メインプリプレグの一部を切り取るために、竿杆の形状形成の自由度が低下する。
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、握持した手にフィットして持ち易く、持ち重り感を軽減して操作性に優れた握り部を有する釣竿を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の釣竿は、繊維強化プリプレグシートを積層して形成した竿杆の元部に、この竿杆を拡径した拡径部を形成し、この拡径部に握り部を形成した釣竿であって、前記握り部は、元側端面よりも前方で、握り部の軸方向中間位置よりも後方部位に、竿杆と一体でかつ周方向に延びる盛上り部を有することを特徴とする。
前記盛上り部は、前記竿杆中で最大の肉厚を有する部位で最大の外径を有することが好ましい。
また、前記握り部は、前記盛上り部から前方に向けて外径を先細り状に形成されていることが好ましい。
前記握り部は、竿杆の長さ方向中央部より、元側に形成され、竿杆の全長に対する長さの比率よりも、竿杆の全重量に対する重さの比率が大きいことが好ましい。
更に、前記握り部は、握り部の長さ方向中央部よりも元側に重心を有することが好ましい。
前記握り部は、前記拡径部の外周面に糸条を密着巻きされていることが好ましい。
本発明の釣竿によると、竿杆の拡径部に設けられた握り部が、元側端面よりも前方で、握り部の軸方向中間位置よりも後方部位に、竿杆と一体でかつ周方向に延びる盛上り部を有することにより、この盛り上がり部が握持する手の掌にフィットし、手に持ち易く、持ち重り感が軽減されて優れた操作性を提供する。
盛上り部が最大の外径を有することにより、元側の外径を小径化し、小指に力が入り易く、また、前方に向けて先細り状に形成されることにより、親指や人差し指の操作を行い易い。
握り部が竿杆の長さ方向中央部より、元側に形成され、竿杆の全長に対する長さの比率よりも、竿杆の全重量に対する重さの比率を大きく、又は、握り部の長さ方向中央部よりも元側に重心を有することにより、持ち重り感をより軽減することができる。
このような握り部が、拡径部の外周面に糸条を密着巻きされる場合には、更に、手にフィットした状態で滑り難く、快適な操作性が得られる。
本発明の好ましい実施形態による釣竿の一部を示す説明図。 図1に示す釣竿を形成するプリプレグシート配置例を示す説明図。 図1の釣竿の握り部を形成するプリプレグシートの巻回例の説明図。 握り部の部分断面図。 握り部を握持した状態の説明図。
図1は、本発明の好ましい実施形態による釣竿10の一部を示す。図中、同様な部位には同様な符号を付してある。
この釣竿10は、例えばヘラ竿等の湖や釣堀等でフナや鯉等の釣用として好適なものである。この釣竿10は、炭素繊維あるいはガラス繊維等の強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグを芯金に巻回することで中空構造に形成された繊維強化合成樹脂製の竿杆12を有する。
この釣竿10は、1本の長尺の竿杆で形成することも可能であるが、複数の竿杆を順に継合して、例えば4m以上の長さに形成することが好ましい。本実施形態における釣竿10は、振り出し式釣竿として形成してあり、図1には、最も大径の元竿を示してある。この竿杆12は、周方向に延びる盛上り部14Aを外周部に配置して握持し易い外形形状とした握り部14を元部側に一体にかつ拡径させて形成した拡径部16に配置し、この握り部14の後端に例えば金属(アルミニュウームあるいは黄銅等)又は樹脂(ABSあるいはナイロン樹脂)で形成した尻栓部材18を例えば螺合により取付けた中空構造を有する。この尻栓部材18を竿杆12から取外すことにより、穂先側に向けて順に細径となる例えば3本又は4本の複数の竿杆(図示しない)を内部に収納することができる。
釣りを行う場合は、竿杆12の先端から順に細径の竿杆を繰出し、細径の竿杆の基端側外周面を大径の竿杆の先端側の内周面とを摩擦力で保持し、実釣に適した長さにすることができる。このような振り出し式釣竿をフナや鯉等の釣りに適したものとする場合には、元竿を形成する竿杆12は、竿杆12の全体の長さLを例えば900〜1500mmで、握り部14の長さHを50〜500mm、握り部14の先端側における竿杆12の外径dを5〜20mm程度に形成することが好ましい。
図2に示すように、竿杆12は、強化繊維に合成樹脂を含浸した繊維強化プリプレグシート(以下、単にプリプレグと称する)を、竿杆12の全長よりも長さの長い芯金Mに巻回して形成される。このようなプリプレグは、強化繊維として例えばカーボン繊維あるいはガラス繊維等を用いるのが好ましく、強化繊維に含浸する樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂が好ましく、ポリアミド等の熱可塑性樹脂を混在させてもよい。通常は、このようなプリプレグを芯金Mに巻回し、硬化した後、先端部と後端部を切り取り、先側端面と元側端面16Aとの間の全長Lの竿杆12を形成する。
この竿杆12を形成する芯金Mは、例えば、内径が10〜20mm、勾配が0.3/1000〜20/1000程度の小径部を竿杆12に形成する先端側部位Fから、傾斜変化部Tを介して、例えば内径が15〜30mm、勾配が5/1000〜100/1000程度の拡径部16を竿杆12に形成する後端側部位Sに滑らかに移行させ、一般的には大きさが定められている尻栓部材18に対応した竿径を形成するようになっている。また、傾斜変更部Tは、例えば5/1000〜100/1000の範囲で傾斜させることが好ましい。
なお、本願明細書中、滑らかとは、肉眼で目視できる程度の段部が形成されない状態をいう。
このような傾斜変化部Tを芯金Mの中間部に設けることにより、例えばヘラ竿のように細径化・軽量化が望まれている釣竿の竿尻側を滑らかに拡径し、この傾斜変化部Tから後端側部Sにわたって形成される拡径部16に握り部14を設けることができる。握り部14がこのような芯金Mの勾配変化部T及び後端側部位Sによる拡径部16に形成されることで、握持性を良好にすると共に、規格寸法の尻栓部材18を採用することができる。しかも、傾斜変化部Tにより、握り部14がその前方の竿杆12から段部を形成することなく、拡径部16に滑らかに移行させることができる。これにより、振り出し式釣り竿の場合は、竿杆12の内面も先端側から拡径部16まで滑らかな傾斜面が形成され、内部に収納した細径の竿杆の外面を傷付ける虞が無くなる。なお、後端側部位Sは好適な握持性を形成するものであれば適宜の勾配に形成することが可能である。
このような芯金Mに巻回するプリプレグは、竿杆12の全長にわたって連続する本体層形成プリプレグだけでなく、必要に応じて、竿杆12の全長よりも短い補助プリプレグを所要部位に巻回することが好ましい。
図2に例示するプリプレグの配置例すなわち、芯金Mに巻回する順序の例では、芯金Mの傾斜変化部Tに、強化繊維を芯金Mすなわち竿杆12の周方向に主たる繊維方向を引き揃えた傾斜部補助プリプレグ20を巻回し、竿杆12の内面の傾斜が急激に変化する部位を補強すると共に、この内面を保護している。また、竿杆12の先端部には、例えばカーボン繊維やガラス繊維のプリプレグからなる先端補助プリプレグ22を巻回することで、内部から振出した細径の竿杆の基端側外周面との継合面を補強してある。更に、芯金Mの傾斜変化部Tから後端側部位Sに、主たる繊維方向が周方向のプリプレグからなる拡径部補助プリプレグ24を巻回し、傾斜変化部T及び後端側部位Sで形成される拡径部16の全体を補強している。これらの補助プリプレグ20,22,24の巻回数は、竿杆12のそれぞれの部位の必要強度により設定する。
竿杆12の全長にわたって連続する本体層形成プリプレグ26は、強化繊維を竿杆12の軸長方向に引き揃えた軸長方向プリプレグ26aと、周方向プリプレグ26bとで形成することが好ましく、巻回数又はそれぞれの枚数は、必要とする竿杆12に応じて選定することができる。図示のように、周方向プリプレグ26bを軸長方向プリプレグ26aの上側すなわち外側に巻回するだけでなく、周方向プリプレグ26bの上側に軸長方向プリプレグ26aを巻回してもよく、更に、周方向プリプレグ26bを挟んで、この周方向プリプレグ26bの両側に軸長プリプレグ26aを巻回してもよい。なお、補助プリプレグ20,22,24により、竿杆12の径方向強度が確保できる場合には、周方向プリプレグ26bを省略することも可能である。
巻回する場合は、軸長方向プリプレグ26aに周方向プリプレグ26bを重ねた状態で一緒に巻回してもよく、個別に一枚ずつ巻回してもよい。また、複数枚のプリプレグを巻回する場合には、周部における曲げ剛性を均一にするため、特に、繊維方向の同じプリプレグの巻き始め位置を周方向に順にずらして均等に配置することが好ましく、下側すなわち下層側に配置される補助プリプレグ22,24と共に巻回することも可能である。
更に、本体層形成プリプレグ26の上側には、軸長方向プリプレグで形成した先端側分割プリプレグ28を先端側部位Fから傾斜変化部Tにわたって巻回し、後端側分割プリプレグ30を傾斜変化部Tから後端側部位Sにわたって巻回してある。このように本体層形成プリプレグを分割して形成してもよい。これらの分割プリプレグ28,30は、軸長方向プリプレグに限らず、巻回する部位に応じて周方向プリプレグでもよく、強化繊維を軸長方向に対して傾斜配置した斜向プリプレグで形成してもよい。
そして、芯金Mの傾斜変化部T及び後端側部位Sで形成される竿杆12の拡径部16には、周方向に延びる盛上り部14Aを形成する補助シート32を巻回してある。この補助シート32は、周方向プリプレグ又はガラス繊維等のスクリム等、この握り部14に重量を追加することのできる材料で形成することが好ましい。
図3の(A)に概略的に示すように、本実施形態の芯金Mは、傾斜変更部Tが比較的急傾斜の前部変更部T1と、この前部変更部T1よりも傾斜角度が小さくかつ後端側部位Sよりも傾斜角度の大きい後部変更部T2とを有し、前端側部位Fから後端側部位Sまで滑らかに拡径させている。前部変更部T1の軸方向長さは、後部変更部T2の軸方向長さよりも短く形成することが好ましい。また、これらの前部変更部T1と後部変更部T2とをあわせた傾斜変更部Tの軸方向長さは、盛上り部14Aとの関係から、握り部14又は拡径部16の軸方向長さHの5〜50%程度で、特に10〜30%程度とすることが好ましい。また、前部変更部T1は拡径部16の軸方向長さHの40〜80%程度とすることが好ましい。
このような傾斜変更部Tの後部変更部T2に対し、上述の後端側補助プリプレグ30の先端側の傾斜した縁部30aを配置して巻回することで、竿杆12の内面が滑らかに後方に向けて拡径されると共に、竿杆12の外周面の傾斜を大きくし、拡径部16(図1)の先端側における肉厚が後方に向けて次第に増加させることができる。また、前部変更部T1により、握り部12の前部部位が先細状に形成される。
本実施形態の補助シート32は、巻き始め側を底辺とする二等辺三角形状に形成してある。この補助シート32の底辺側縁部32aの長さは、握り部14の長さHの40〜80%程度に形成してあり、底辺側縁部32aの先端側が後部変更部T2の後端側縁部に掛かる程度の位置から巻回することが好ましい。このように補助シート32を巻回することにより、図4に示すように、握り部14の肉厚を増大する。
なお、このような三角形状の補助シート32に代え、または、このような三角形状の補助シート32と共に、図3の(B)に示すような等脚台形状の補助シート33を使用することも可能である。この場合には、盛上り部14Aの頂部の外形をなだらかに形成することが可能となる。また、補助シート32,33は、盛上り部14Aを形成できるものであれば、適宜の不等辺三角形または不等脚台形であってもよい。
図4に示すように、補助シート32を巻回された盛上り部14Aは、軸長方向に沿う断面形状が、頂部34からそれぞれ後方及び前方に延びる腹部36,38が小径部14b及び先細部14Cに連続する山形状に形成される。この盛上り部14Aは頂部34の部位で肉厚が最も厚く、握り部14中で最大の肉厚部を形成する。腹部36,38は、頂部34から次第に肉厚が減じられ、小径部14B及び先細部14Cに滑らかに移行する。頂部34における肉厚は、小径部14bの後端部の肉厚の1.2〜3倍程度、先細部14Cの先端部の肉厚の1.2〜4倍程度に形成することが好ましい。
図1に示すように、このように形成された竿杆12の握り部14は、盛上り部14Aが、元側端面16Aよりも先端側すなわち前方で、握り部14の軸方向中間位置Cよりも後方部位に位置し、頂部34で最大の外径D1を形成する。この盛上り部14Aと元側端面16Aとの間には、握持した手の小指が当たる小径部14Bが配置され、この小径部14Bの元側の外径D2は、D1よりも小径に形成される。また、この盛上り部14Aから前方に向けて、握り部14は前部変更部T1により外径を先細り状に形成された先細部14Cが形成され、その先端側の外径D3は、小径部14Bの外径D2よりも小径に形成される。このような握り部14は、外径D1を20〜35mm、外径D2を15〜30mm、外径D3を10〜25mm程度に形成し、握り部14に隣接する部位における竿杆12の外径dを5〜20mm程度とすることが好ましい。
握り部14が長さ方向中央部よりも元側に位置し、このような肉厚構造に形成されることにより、竿杆12の重さを35〜65g程度にしたときに、握り部14の重さを15〜25g程度に形成することができ、これにより、竿杆12の全長Lに対する長さの比率(例えば30%)よりも、竿杆の全重量に対する重さの比率(例えば40%)を大きくすることができる。これにより、各プリプレグの比重がほぼ同じであっても、竿杆12の全体の重心位置が後方すなわち元側に配置されることになり、実釣時における持ち重り感を軽減することができる。
握り部14は、表面を研磨した後、外周面に装飾を施してもよく、あるいは、図5に示すように、外周面に糸条40を密着巻きしてもよい。この場合には、糸止め部を金属又は樹脂製のリング17で覆うことが好ましい。
図5に示すように、このように形成したいずれの場合も、この握り部14を握持した時に、手の掌の窪んだ部位に盛上り部14Aが配置されることで、手の掌にフィットする。更に、この盛上り部14Aが元側端面16Aよりも前方でかつ握り部14の軸方向中間位置Cよりも後方に配置されることにより、握り部14の重心位置も後方の元側に配置され、実釣時の持ち重り杆が軽減される。これにより、魚釣り操作を軽快に行うことが可能となり、操作性を向上することができる。
また、盛上り部14Aの元側に小径部14Bが配置されることで、小指に力を入れて釣竿10を操作することができ、しかも、小指あるいは薬指に力を掛けた際に盛上り部14Aの腹部36にこれらの指を引っ掛けることで、滑りが防止され、複雑な操作に対応することが可能となる。また、先細部14Cにより、親指や中指等が滑り難くかつ操作がし易く、釣竿10の微妙かつ複雑な操作を行うことができる。
このような盛上り部14Aは、上述のような肉厚構造に形成されるため、重り等を追加することなく、竿杆12の全長Lに対する長さの比率よりも、竿杆の重さに対する比率を大きくすることができ、また、盛上り部14Aが中央位置Cよりも後方の元側に配置されることにより、先側の重さが相対的に軽量化され、持ち重り感を軽減することができる。
更に、糸条40を外周面に巻回することにより、装飾効果共に滑り止め効果が得られ、快適な魚釣り操作を行うことができる。糸条40を巻回した場合でも、盛上り部14Aが竿杆12の拡径部16に形成されるため、竿杆12に伝達される魚信を確実に感得することが可能である。
なお、上述の実施形態では振り出し竿を例にとって説明したが、1本竿、並継、逆並継あるいは印籠継ぎ式の釣竿にも適用可能なことは明らかである。
10…釣竿、12…竿杆、14…握り部、14A…盛上り部、14B…小径部、14C先細部、16…拡径部、16A…元側端面、18…尻栓部材、34…頂部。

Claims (6)

  1. 繊維強化プリプレグシートを積層して形成した竿杆の元部に、この竿杆を拡径した拡径部を形成し、この拡径部に握り部を形成した釣竿であって、
    前記握り部は、元側端面よりも前方で、握り部の軸方向中間位置よりも後方部位に、竿杆と一体でかつ周方向に延びる盛上り部を有することを特徴とする釣竿。
  2. 前記盛上り部は、前記竿杆中で最大の肉厚を有する部位で最大の外径を有することを特徴とする請求項1に記載の釣竿。
  3. 前記握り部は、前記盛上り部から前方に向けて外径を先細り状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の釣竿。
  4. 前記握り部は、竿杆の長さ方向中央部より、元側に形成され、竿杆の全長に対する長さの比率よりも、竿杆の全重量に対する重さの比率が大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載の釣竿。
  5. 前記握り部は、握り部の長さ方向中央位置よりも元側に重心を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1に記載の釣竿。
  6. 前記握り部は、拡径部の外周面に糸条を密着巻きされていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1に記載の釣竿。
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