JP2014190441A - チェーン - Google Patents

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Abstract

【課題】リンクプレートの変形を抑制することが可能なチェーンを提供する。
【解決手段】チェーン11は、対向する2つのリンクプレート12により構成されるリンク13の各リンクプレート12が直列方向Xで隣り合う他のリンク13の各リンクプレート12と端部同士で回動自在に連結され、その直列方向Xの一方側から引っ張られることにより移動する。リンクプレート12は、その一端部20及び他端部21がチェーン11の移動方向である直列方向Xに沿って延びるとともに、一端部20及び他端部21以外の部位である中間部22が直列方向Xに対して交差するように延びている。そして、中間部22の厚さは、一端部20及び他端部21の厚さよりも厚くなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば物品の搬送や動力の伝達等に用いられるチェーンに関する。
一般に、この種のチェーンは、対向する2つのリンクプレートにより構成されるリンクの各リンクプレートが直列方向で隣り合う他のリンクのリンクプレートと端部同士を回動自在に連結されている。そして、その直列方向の一方側から引っ張られることにより、チェーンはその直列方向に移動する。
こうしたチェーンとしては、その直列方向における各リンクの一端側と他端側でリンクプレート間の間隔が等しくなるように構成された所謂フラットタイプのチェーンがある。しかし、フラットタイプのチェーンでは、対向するリンクプレート間の間隔が相対的に狭い内リンクと相対的に広い外リンクという2種類のリンクを用意する必要がある。
そこで、そのリンクにおける直列方向の一端側と他端側でリンクプレート間の間隔が異なる1種類のリンクを用意し、各リンクにおけるリンクプレート間の間隔が狭い方の端部を各リンクにおけるリンクプレート間の間隔が広い方の端部に挿入して直列に連結した所謂オフセットタイプのチェーンというものもある(例えば、特許文献1)。
特開昭62−56647号公報
ところで、上述のオフセットタイプのチェーンでは、他のリンクとの直列方向における各リンクの一端側と他端側でリンクプレート間の間隔を異ならせるために、リンクプレートにおける一端部と他端部との間の部位である中間部を直列方向に対して斜めに延びるように構成している。このため、チェーンを移動させる際に、当該チェーンに対してその移動方向に張力が作用すると、各リンクプレートの中間部に応力が集中するので、当該中間部が変形するおそれがあるという問題がある。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、リンクプレートの変形を抑制することが可能なチェーンを提供することにある。
上記課題を解決するチェーンは、対向する2つのリンクプレートにより構成されるリンクの各リンクプレートが直列方向で隣り合う他のリンクの各リンクプレートと端部同士で回動自在に連結され、その直列方向の一方側から引っ張られることにより移動するチェーンであって、前記リンクプレートは、その一端部及び他端部が前記チェーンの直列方向に沿って延びるとともに、前記一端部及び前記他端部以外の部位である中間部が前記直列方向に対して交差するように延びており、前記中間部の厚さは、前記一端部及び前記他端部の厚さよりも厚くなっている。
通常、チェーンが移動する際、リンクプレートに対してチェーンの移動方向に張力が作用した場合には、その移動方向に沿う直列方向に対して交差するように延びる中間部に応力が集中するので、中間部が変形するおそれがある。この点、この構成によれば、リンクプレートにおける中間部の厚さが一端部及び他端部の厚さよりも厚くなっているため、中間部の強度が一端部及び他端部の強度よりも高くなる。したがって、リンクプレートに対して移動方向に張力が作用して中間部に応力が集中した場合でも中間部の変形を抑制することができ、ひいてはリンクプレートの変形を抑制することが可能となる。
上記チェーンにおいて、前記中間部は、前記直列方向に対して第1角度で交差する第1交差部と、前記直列方向に対して前記第1角度よりも小さい第2角度で交差する第2交差部とを備え、前記第1交差部の厚さは、前記第2交差部の厚さよりも厚くなっていることが好ましい。
通常、移動するチェーンのリンクプレートに対して移動方向に張力が作用した場合には、その移動方向に対して交差する角度が大きい部位ほど応力が集中する。この点、この構成によれば、移動方向に沿う直列方向に対して交差する角度が第2交差部よりも大きい第1交差部の厚さが第2交差部の厚さよりも厚くなっているので、リンクプレートに対してチェーンの移動方向に張力が作用して中間部に応力が集中した場合でも、第1交差部及び第2交差部の変形を適切に抑制することが可能となる。
上記チェーンにおいて、前記中間部は、前記一端部に対して交差する角度及び前記他端部に対して交差する角度がそれぞれ鈍角となるように設定されていることが好ましい。
この構成によれば、リンクプレートにおいて、一端部と他端部とを中間部によって屈曲状に繋ぐ構成の場合に比して、チェーンの移動方向に張力が作用した際に中間部が変形するおそれを低減することが可能となる。
上記チェーンにおいて、前記リンクプレートの一端部には孔が貫通するように形成されるとともに、当該孔の周縁には前記リンクプレートの厚さ方向に突出する環状の凸部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、リンクプレートの一端部に孔を形成した場合でも、その孔の周縁に形成された環状の凸部が補強リブとしての機能を果たすことにより、リンクプレートの一端部の強度を維持することが可能となる。
上記チェーンにおいて、前記中間部には、肉抜孔が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、リンクプレートにおいて一端部及び他端部よりも厚さの厚い中間部に肉抜孔を形成することで、チェーンの移動方向に作用する張力によるリンクプレートの変形を抑制しつつ効果的にリンクプレートの軽量化を図ることが可能となる。
本発明によれば、リンクプレートの変形を抑制することができる。
一実施形態におけるチェーンの分解斜視図。 同チェーンの一部破断平面図。 同チェーンの組み立て方法を示す一部破断平面図。 同チェーンのリンクプレートの斜視図。 同チェーンのリンクプレートの平面図。
以下、チェーンの一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、チェーン11は、その幅方向Yにおいて対向する2つのリンクプレート12により構成されるリンク13の各リンクプレート12が直列方向Xで隣り合う他のリンク13の各リンクプレート12と直列方向Xの端部同士で回動自在に連結されている。すなわち、チェーン11は、複数のリンク13と、各リンク13の2つのリンクプレート12間の距離を保つようにリンクプレート12間に組み付けられる円筒状のブシュ14と、各ブシュ14に挿通することで各リンク13の直列方向Xにおける端部同士を回動自在に連結する円柱状のピン15とを備えている。
なお、図3に示すように、チェーン11は、各リンク13においてリンクプレート12間の間隔が狭い一方の端部が同じくリンクプレート12間の間隔が広い他端側の端部間に挿入された状態で、ブシュ14にピン15が挿入されることにより、直列方向Xへ順次に連結される。そして、例えば物品の搬送や動力の伝達等に用いられる際、チェーン11は、その直列方向Xの一方側から引っ張られて移動する。因みに、本実施形態では、直列方向Xがチェーン11の移動方向と一致している。
図4及び図5に示すように、リンクプレート12は、鋼材等から鍛造によって形成され、連結される他のリンク13のリンクプレート12との直列方向Xにおける一端側及び他端側が丸みを帯びた全体として略矩形状をなしている。リンクプレート12は、その長手方向でもある直列方向Xにおける一端部20及び他端部21が直列方向Xに沿って延びるとともに、一端部20及び他端部21以外の部位である中間部22が直列方向Xに対して交差するように延びている。
すなわち、中間部22は、2つのリンクプレート12が対向して1つのリンク13を構成した場合に、チェーン11の幅方向Yにおいて一端部20が他端部21よりも内側に位置する方向に曲げ形成されている。そのため、チェーン11の幅方向Yにおいて各リンク13における2つの対向するリンクプレート12の一端部20間の間隔は、他端部21間の間隔よりも狭くなっている。
したがって、リンクプレート12は、その一端部20が所謂フラットタイプのチェーンにおける内リンクのリンクプレートとして機能するとともに、他端部21が外リンクのリンクプレートとして機能する。この点で、本実施形態のチェーン11は、直列方向Xにおける各リンク13の一端側と他端側でリンクプレート12間の間隔が異なるように構成された所謂オフセットタイプのチェーンであるといえる。
図4及び図5に示すように、リンクプレート12における中間部22の厚さは一端部20及び他端部21の厚さよりも厚くなっており、一端部20の厚さと他端部21の厚さとは同じになっている。中間部22は、直列方向Xに対して第1角度で交差する一端部20側の第1交差部22aと、直列方向Xに対して第1角度よりも小さい第2角度で交差する他端部21側の第2交差部22bとを備えている。そして、第1交差部22aの厚さは、第2交差部22bの厚さよりも厚くなっている。
また、中間部22は、一端部20に対して交差する角度及び他端部21に対して交差する角度がそれぞれ鈍角となるように設定されている。すなわち、第1交差部22aは一端部20に対して交差する角度及び他端部21に対して交差する角度がそれぞれ鈍角となるように設定されるとともに、第2交差部22bは一端部20に対して交差する角度及び他端部21に対して交差する角度がそれぞれ鈍角となるように設定されている。
リンクプレート12の一端部20には、ブシュ14(図1参照)の端部が挿嵌される孔の一例としての円形のブシュ挿入孔23がリンクプレート12の厚さ方向に貫通するように形成されている。そして、その一端部20において、リンクプレート12がリンク13を構成した場合にチェーン11の幅方向Yの外側に向く外側面20aにおけるブシュ挿入孔23の周縁には、ブシュ挿入孔23を囲むように円環状をなす環状凸部24がリンクプレート12の厚さ方向において外側へ突出するように形成されている。
一方、リンクプレート12の他端部21には、ピン15(図1参照)が挿嵌されるピン挿入孔25がリンクプレート12の厚さ方向に貫通するように形成されている。ピン挿入孔25の径は、ブシュ挿入孔23の径よりも小さい。さらに、リンクプレート12の中間部22には、略矩形状の肉抜孔26が形成されている。なお、リンクプレート12の他端部21における内側面21aには、半円弧状の段差部21b(図1参照)が形成されている。
図1及び図2に示すように、円筒状のブシュ14は、その両端部14aが両端部14a以外の部位である中間部14bよりも外径が小さくなるように形成されている。この場合、ブシュ14の両端部14aの外径は、リンクプレート12のブシュ挿入孔23に挿嵌可能に設定されるとともに、環状凸部24の内径よりも若干小さくなるように設定されている。そして、ブシュ14の中間部14bの外径は、リンクプレート12のブシュ挿入孔23の径よりも若干大きくなるように設定されている。
円柱状のピン15は、その軸方向の基端部15aの外径が先端部15bの外径よりも大きくなるように形成されている。ピン15における基端部15a及び先端部15b以外の部位である中間部15cの外径は、基端部15aの外径よりも小さく且つ先端部15bの外径よりも大きくなっている。
この場合、ピン15の中間部15cの外径はリンクプレート12のピン挿入孔25に挿嵌可能に設定され、ピン15の基端部15aの外径はピン挿入孔25の径よりも若干大きくなるように設定されている。なお、ピン挿入孔25の径とブシュ14の内径とを比べると、ピン挿入孔25の径よりもブシュ14の内径の方が若干大きくなるように形成されている。その理由は、ピン挿入孔25は、ピン15の中間部15cを挿嵌させるためにピン15の中間部15cと略同径に形成される一方、ブシュ14の内径は、挿通されたピン15の中間部15cとの間に潤滑油を保持可能とするべくピン15の中間部15cよりも若干大径に形成されることによる。
次に、チェーン11の組み立て方法について説明する。
図1及び図2に示すように、チェーン11を組み立てる場合には、第1のリンク13の対向する2つのリンクプレート12のブシュ挿入孔23にブシュ14の両端部14aをそれぞれ挿嵌する。このとき、チェーン11の幅方向Yにおいてブシュ14の両端部14aの先端と各リンクプレート12の環状凸部24の先端とは、ほぼ面一となる。続いて、円環状のオイルシール30を各リンクプレート12の環状凸部24とブシュ14の両端部14aとの間に挿嵌する。続いて、各環状凸部24の外側からOリング31を嵌めた後、さらに各Oリング31の上から円環状のシールリング32を嵌める。
続いて、図2及び図3に示すように、上述のようにして各リンクプレート12の一端部20にブシュ14及びシールリング32などが取着された第1のリンク13の一端部20を、第2のリンク13の各リンクプレート12の他端部21間に挿入する。このとき、第2のリンク13の各リンクプレート12の他端部21の内側面21aに形成された段差部21bに第1のリンク13のシールリング32が当接することで、第1のリンク13の位置決めがなされる。
そして、この第1のリンク13の位置決めがなされた状態では、第1のリンク13のブシュ14の中心と第2のリンク13の各リンクプレート12のピン挿入孔25の中心とがチェーン11の幅方向Yにおいて重なった状態となる。続いて、その状態で第2のリンク13の各リンクプレート12のピン挿入孔25及び第1のリンク13のブシュ14内にピン15をその先端部15b側から挿入する。
すると、ピン15の基端部15aは第2のリンク13の一方のリンクプレート12の外側面に当接するとともに、ピン15の先端部15bは第2のリンク13の他方のリンクプレート12の外側面よりも外側へ突出する。その後、ピン15の先端部15bをかしめることで、第2のリンク13の他方のリンクプレート12のピン挿入孔25からピン15が抜けないようにする。
このとき、ピン15は、第1のリンク13に取着されたブシュ14及び第2のリンク13の各リンクプレート12のピン挿入孔25に対して回動自在となっているため、第1のリンク13と第2のリンク13とは、ピン15を介して回動自在に連結される。そして、上述と同様にして、ピン15を介して複数のリンク13を順次直列に回動自在に連結することで、チェーン11の組み立てが完了する。
次に、チェーン11の作用について説明する。
さて、チェーン11は、通常、無端状にされて複数のスプロケット(図示略)に巻き掛けられた状態で使用される。そして、その状態でスプロケットが回転駆動されると、チェーン11はその直列方向Xに引っ張られて移動する。このとき、例えば、チェーン11に多数のバケット(図示略)を等間隔で取り付ければ、タンカー等に積載された石炭や鉄鉱石などの物品の荷揚げに使用することができる。
そして、こうした用途で所謂オフセットタイプのチェーン11を使用すると、チェーン11には直列方向X(周回移動方向)に大きな張力(引っ張られる力)が作用する。すると、チェーン11の各リンク13を構成するリンクプレート12の中間部22は直列方向Xに対して交差するように斜めに延びているため、チェーン11への張力の作用にともなってリンクプレート12の中間部22に応力が集中するようになる。
こうした場合に、本実施形態のチェーン11におけるリンクプレート12の中間部22は、一端部20及び他端部21よりも厚さが厚くなっているため、一端部20及び他端部21に比べて強度が高くなっている。このため、リンクプレート12の中間部22に応力が集中しても、中間部22の変形が抑制され、ひいてはリンクプレート12の変形が抑制される。したがって、チェーン11の変形が抑制されるので、チェーン11が長持ちするようになる。
因みに、リンクプレート12全体の厚さを厚くすると、強度は向上できるものの、重量が重くなるので、チェーン11の周回移動速度が遅くなってしまう。この点、本実施形態のチェーン11では、リンクプレート12の中間部22のみを一端部20及び他端部21よりも厚くし、さらに中間部22に肉抜孔26を形成している。このため、リンクプレート12の軽量化を図りつつ中間部22の強度を維持することができ、ひいてはチェーン11の軽量化と強度維持を両立することができる。
なお、リンクプレート12は、その一端部20と他端部21とを比較した場合、一端部20に形成されるブシュ挿入孔23の方が、他端部21に形成されるピン挿入孔25よりも大きい。そのため、一端部20の方が他端部21よりも剛性が低下するおそれがあるものの、一端部20のブシュ挿入孔23の周縁に形成された環状凸部24が補強リブとしての機能を果たすため、剛性の低下は抑制される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)通常、チェーン11が移動する際、リンクプレート12に対してチェーン11の周回移動方向である直列方向Xに張力が作用した場合には、直列方向Xに対して交差するように延びる中間部22に応力が集中するので、中間部22が変形するおそれがある。この点、本実施形態のチェーン11では、リンクプレート12における中間部22の厚さが一端部20及び他端部21の厚さよりも厚くなっているため、中間部22の強度を一端部20及び他端部21の強度よりも高くすることができる。したがって、リンクプレート12に対して直列方向Xに張力が作用して中間部22に応力が集中した場合でも中間部22の変形を抑制することができ、ひいてはリンクプレート12の変形を抑制することができる。
(2)通常、リンクプレート12に対してチェーン11の周回移動方向である直列方向Xに張力が作用した場合には、直列方向Xに対して交差する角度が大きい部位ほど応力が集中する。この点、本実施形態のチェーン11のリンクプレート12の中間部22では、直列方向Xに対して交差する角度が第2交差部22bよりも大きい第1交差部22aの厚さが第2交差部22bの厚さよりも厚くなっている。このため、リンクプレート12に対して直列方向Xに張力が作用して中間部22に応力が集中した場合でも、第1交差部22a及び第2交差部22bの変形を適切に抑制することができる。
(3)チェーン11のリンクプレート12において、中間部22は一端部20に対して交差する角度及び他端部21に対して交差する角度がそれぞれ鈍角となるように設定されている。このため、リンクプレート12において、一端部20と他端部21とを中間部22によって屈曲状に繋ぐ構成の場合に比して、直列方向Xに張力が作用した際に中間部22が変形するおそれを低減することができる。
(4)チェーン11のリンクプレート12の一端部20には、ブシュ挿入孔23が貫通するように形成されるとともに、当該ブシュ挿入孔23の周縁にはチェーン11の幅方向Y(リンクプレート12の厚さ方向)の外側に突出する円環状の環状凸部24が形成されている。このため、リンクプレート12の一端部20にブシュ挿入孔23を形成した場合でも、そのブシュ挿入孔23の周縁に形成された環状凸部24が補強リブとしての機能を果たすことにより、リンクプレート12の一端部20の強度を維持することができる。すなわち、ブシュ挿入孔23の形成によって強度が低下したリンクプレート12の一端部20を、環状凸部24によって補強することができる。
(5)チェーン11のリンクプレート12は、一端部20及び他端部21よりも厚さの厚い中間部22に肉抜孔26が形成されているため、直列方向Xに作用する張力によるリンクプレート12の変形を抑制しつつ効果的にリンクプレート12の軽量化を図ることができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・チェーン11のリンクプレート12には、必ずしも肉抜孔26を形成する必要はない。
・チェーン11のリンクプレート12における肉抜孔26の位置は必ずしも中間部22でなくてもよく、例えば一端部20や他端部21であってもよい。この場合、肉抜孔26の大きさや形状は、適宜変更することが好ましい。
・リンクプレート12の環状凸部24は、省略してもよい。
・リンクプレート12の中間部22において、第1交差部22a及び第2交差部22bのうちいずれか一方を省略してもよい。
・リンクプレート12の中間部22は、一端部20側から他端部21側に湾曲しながら連なる形状であってもよい。その場合、中間部22は、一端部20側から他端部21側にかけて次第に厚さが薄くなりつつ直列方向Xに沿うように湾曲する形状であってもよい。
・リンクプレート12の中間部22は、直列方向Xに対して直交するように延びていてもよい。すなわち、リンクプレート12は、中間部22が一端部20及び他端部21の両方に対して直交するように延びた全体としてクランク状をなしていてもよい。
・リンクプレート12において、中間部22は、一端部20に対して交差する角度及び他端部21に対して交差する角度がそれぞれ鋭角となるように設定してもよい。
11…チェーン、12…リンクプレート、13…リンク、20…リンクプレートの一端部、21…リンクプレートの他端部、22…リンクプレートの中間部、22a…第1交差部、22b…第2交差部、23…ブシュ挿入孔、24…環状凸部、26…肉抜孔、X…直列方向。

Claims (5)

  1. 対向する2つのリンクプレートにより構成されるリンクの各リンクプレートが直列方向で隣り合う他のリンクの各リンクプレートと端部同士で回動自在に連結され、その直列方向の一方側から引っ張られることにより移動するチェーンであって、
    前記リンクプレートは、その一端部及び他端部が前記チェーンの直列方向に沿って延びるとともに、前記一端部及び前記他端部以外の部位である中間部が前記直列方向に対して交差するように延びており、
    前記中間部の厚さは、前記一端部及び前記他端部の厚さよりも厚くなっていることを特徴とするチェーン。
  2. 前記中間部は、前記直列方向に対して第1角度で交差する第1交差部と、前記直列方向に対して前記第1角度よりも小さい第2角度で交差する第2交差部とを備え、
    前記第1交差部の厚さは、前記第2交差部の厚さよりも厚くなっていることを特徴とする請求項1に記載のチェーン。
  3. 前記中間部は、前記一端部に対して交差する角度及び前記他端部に対して交差する角度がそれぞれ鈍角となるように設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のチェーン。
  4. 前記リンクプレートの一端部には孔が貫通するように形成されるとともに、当該孔の周縁には前記リンクプレートの厚さ方向に突出する環状の凸部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のチェーン。
  5. 前記中間部には、肉抜孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のチェーン。
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