JP2014190036A - ブロックマット - Google Patents

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【課題】水の透過を抑制できて施工が容易なブロックマットを提供することを課題とする。
【解決手段】可撓性を有する基材シート11に複数のコンクリートブロック20が固定されたブロックマット10であって、基材シートが、コンクリートブロックに接する第1の層12と、ブロックマットを敷設したときに地面に接する第2の層14と、第1の層および第2の層の間に備えられた、遮水性を有する遮水層13と、を有し、第2の層が不織布からなる、ブロックマットとする。
【選択図】図2

Description

本発明はブロックマットに関する。
河川、ダム、遊水池などの法面の保護を目的として、従来、ブロックマットという浸食防止材が用いられている。ブロックマットとは、多数のコンクリートブロックを合成繊維不織布などからなる基材シートに一体化させたものである。ブロックマットは施工が容易であり、耐久性に優れるという特長を有する。
このようなブロックマットに関する従来技術が下記特許文献1などに開示されている。
河川などの法面を構成する堤防は、本来、水を透過し難い土(粘土など)によって造られるべきである。したがって、特許文献1に開示されているような従来のブロックマットには遮水性を備えさせていないものが多かった。しかしながら、河川などの法面が必ずしも水を透過し難い土で構成されているとは限らず、水を通す虞がある砂などで構成されている場合もあった。堤防が砂などで構成されていると、増水時に最悪の場合は破堤する虞がある。しかしながら、堤防を構成する砂を水を透過し難い土に入れ替えることは困難である。
そこで、従来、河川などの法面に浸水することを防止する目的で、遮水性を有するシート(遮水シート)によって法面を覆うことが行われている。また、単に遮水シートを敷設しただけでは耐久性に問題があるため、遮水シート上にブロックを設置することも行われている。特許文献2には、不透水性シート(遮水シート)とブロックマットのシート材(基材シート)とを組み合わせた技術が記載されており、当該技術によれば遮水性を有するブロックマットとすることができると考えられる。
特開2007−204918号公報 特開昭56−89611号公報
上記のように遮水シートによって河川などの法面を覆えば、法面への浸水を抑制できると考えられる。しかしながら、上述したように、単に遮水シートを法面に敷設しただけでは耐久性に問題があるため、遮水シート上にブロックを設置することも行われている。この場合、工事にかかる工程数が増え、施工費が嵩むことになる。
また、特許文献2に開示されている技術のように、遮水シート上に上述したブロックマットを設置する場合は、遮水シートとブロックマットの基材シートとの間で滑りやすく、傾斜が急な法面には施工し難いという問題があった。特許文献2には、ブロックマットの基材シートと遮水シートとを予め一体化させておく技術も開示されているが、この場合は遮水シートと法面との間で滑りやすく、傾斜が急な法面には施工し難いという問題があった。
そこで、水の透過を抑制できて施工が容易なブロックマットを提供することを課題とする。
以下、本発明について説明する。
本発明は、可撓性を有する基材シートに複数のコンクリートブロックが固定されたブロックマットであって、基材シートが、コンクリートブロックに接する第1の層と、ブロックマットを敷設したときに地面に接する第2の層と、第1の層および第2の層の間に備えられた、遮水性を有する遮水層と、を有し、第2の層が不織布からなる、ブロックマットである。
上記本発明のブロックマットにおいて、第1の層がポリプロピレンを含むことが好ましい。第1の層がポリプロピレンを含むことによって、第1の層がコンクリートブロックのアルカリ成分によって劣化することを抑制できる。
また、上記本発明のブロックマットにおいて、遮水層がエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含むことが好ましい。遮水層がエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含むことによって、遮水層とポリプロピレンを含む第1の層との接着性を向上させやすくなる。
本発明によれば、水の透過を抑制できて施工が容易なブロックマットを提供することができる。
ブロックマット10を概略的に示す平面図である。 ブロックマット10を概略的に示す断面図である。 基材シート11の製造方法を説明する図である。
本発明の上記作用および利得は、次に説明する発明を実施するための形態から明らかにされる。以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。ただし本発明は当該実施形態に限定されるものではない。なお、以下に示す図は構成を概略的に示したものであり、各構成要素の大きさや形状を正確に示すものではない。
図1は、ブロックマット10を概略的に示す平面図である。図2は図1に示したII−II線に沿ったブロックマット10の断面を概略的に示す図である。
図1および図2に示したように、ブロックマット10は基材シート11と該基材シート11に固定された複数のコンクリートブロック20、20、…とを備えている。
基材シート11は可撓性を有する積層シートであって、後述する第1の層12、遮水層13、および第2の層14を備えている。
基材シート11の大きさは特に限定されないが、通常、幅(図1の左右方向の長さ)は40cm以上2m以下程度であり、長さ(図1の上下方向の長さ)は1m以上10m以下程度である。
後に説明するようにしてブロックマット10を敷設する際に、ブロックマット10を吊り上げる器具を取り付ける(挟む)ために基材シート11の長手方向両端部にはコンクリートブロック20、20、…が備えられていない部分(挟み代)11a、11bが設けられていることが好ましい。挟み代11a、11bの幅w1、w2は、上記器具を取り付けられる大きさであれば特に限定されないが、例えば400mm以上600mm以下程度とすることができる。
また、後に説明するようにして複数のブロックマット10を幅方向(図1の左右方向)に並べて敷設する場合、基材シート11の一部を重ねて敷設することが好ましい。したがって、基材シート11の幅方向片側端部にはコンクリートブロック20、20、…が備えられていない部分(重ね代)11cが設けられていることが好ましい。重ね代11cの幅w3は特に限定されないが、例えば200mm以上400mm以下とすることができる。
第1の層12は、基材シート11のうちコンクリートブロック20、20、…に接する側に備えられる。第1の層12としては、従来のブロックマットの基材シートとして用いられていた不織布を用いることができる。
第1の層12には、例えばポリプロピレンやポリエステル、ナイロン、ビニロン、アクリル、ポリウレタン等の合成繊維による短繊維などを含む不織布を用いることができる。ただし、第1の層12は、少なくともコンクリートブロック20、20、…に接する側がポリプロピレンを含むことが好ましく、ポリプロピレンからなる不織布によって構成されることがより好ましい。第1の層12がポリプロピレンを含むことによって、第1の層12がコンクリートブロック20、20、…のアルカリ成分によって劣化することを抑制できる。
なお、第1の層12は、基材シート11とコンクリートブロック20、20、…とを一体化させた状態で吊り上げたりして取り扱うことが可能となるように適正な引張強度を備えていることが好ましい。かかる観点から、第1の層12は不織布に補強用の芯材となる織布を挿入して構成されることが好ましい。このような構造の第1の層12は、例えば、抄造機で不織布を抄造する際に織布あるいは長繊維を包み込むことにより不織布と織布あるいは長繊維とを一体化し、ニードルパンチ加工を施して補強することによって製造できる。
第1の層12の厚さは特に限定されないが、例えば2mm以上5mm以下程度とすることができる。第1の層12の厚さを2mm以上とすることによって、引張強度を確保しやすくなる。一方、第1の層12の厚さを5mm以下とすることによって、後述するようにして基材シート11にコンクリートブロック20、20、…を固定する際に、ステープルを打ち込みやすくなる。
遮水層13は、第1の層12と第2の層14との間に備えられた、遮水性を有する層である。基材シート11が遮水層13を備えていることによって、ブロックマット10を法面等に敷設したとき、該法面等に浸水することを抑制できる。
遮水層13を構成する材料は、遮水性を有するものであれば特に限定されない。遮水層13を構成する材料の具体例としては、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ゴム、塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン系樹脂などを挙げることができる。第1の層12の遮水層13と接する部分にポリプロピレンが含まれる場合、遮水層13がエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含むことによって、遮水層13と第1の層12との接着性を向上させやすくなる。
遮水層13の目付量は特に限定されないが、例えば目付量が200g/m以上500g/m以下となるように樹脂で構成されていることが好ましい。遮水層13を構成する樹脂の目付量を200g/m以上とすることによって、ブロックマット10を敷設した際に小石などによって遮水層13に孔が開くことを防止しやすくなる。一方、遮水層13を構成する樹脂の目付量を500g/m以下とすることによって、後述するようにして基材シート11にコンクリートブロック20、20、…を固定する際に、ステープルを打ち込みやすくなる。
遮水層13の厚さは特に限定されないが、例えば厚さが0.15mm以上0.65mm以下となるように構成することが好ましい。
第2の層14は、ブロックマット10を敷設したときに地面(法面)に接する層である。すなわち、第2の層は、基材シート11のうちコンクリートブロック20、20、…が備えられる側とは反対側の最表面に備えられる層である。第2の層14は不織布によって構成されており、静止摩擦係数の増大が図られている。したがって、ブロックマット10を法面に敷設したときにブロックマット10が滑り落ちることを抑制できるので、ブロックマット10の施工が容易になる。
第2の層14を構成する材料は特に限定されないが、例えばポリプロピレンやポリエチレン、ナイロン、ビニロン、アクリル、ポリウレタン等の合成繊維による短繊維などの不織布を用いることができる。ポリプロピレン又はポリエチレンが耐薬品性に優れていることから好ましい。地盤改良材等にアルカリ性の物質が含まれていることがあるからである。
第2の層14の不織布の繊度としては、3.3dtex以上20.0dtex以下のものが好ましく、異なる繊度の短繊維を混合して用いることもできる。
3.3dtex以上6.0dtex未満の繊度の細かい繊維を用いることで、低目付量であっても繊維同士が絡み合いやすく不織布が透けて見えるのを防止し、費用の低減が計れる。また、繊維同士が密に絡み合うため細かい土粒子を捕捉しやすいので傾斜法面に対してなじみやすい。
6.0dtex以上、好ましくは10.0dtex以上の繊度の太い繊維を用いることで、繊維が起立しやすく摩擦係数を大きくすることができ、ブロックマット10を敷設する法面の傾斜が急であってもブロックマット10が滑り落ちることを防止し易い。
第2の層14に対して、6.0dtex以上の繊度の太い繊維の混合率は15重量%以上であることが好ましく、30重量%以上であることが更に好ましい。
なお、静止摩擦係数を増大させやすくする観点から、第2の層14の表面(基材シート11のうちコンクリートブロック20、20、…が備えられる側とは反対側の最表面)は、熱風を当てたり、炙ったりして表面を粗くしておくことが好ましい。
コンクリートブロック20、20、…としては、従来のブロックマットに用いられていたものを特に限定することなく用いることができる。コンクリートブロック20の大きさは特に限定されず、通常、平面視(図1に現れる面)における一辺が15cm以上50cm以下程度であり、高さが4cm以上30cm以下程度である。
また、コンクリートブロック20、20、…の配列パターンは特に限定されない。ただし、ブロックマット10に可撓性を備えさせるため、隣接するコンクリートブロック20同士の間は5mm以上の隙間を設けることが好ましい。
これまでに説明したブロックマット10によれば、基材シート11が遮水層13を備えていることによって、従来のブロックマットのように別に遮水性を有するシートを敷設する必要がなく、施工工程を簡略化することができる。また、ブロックマット10によれば、遮水層13が基材シート11の一部となっているので、遮水性を有するシートの上にブロックマットを敷設していた従来の工法のように遮水性を有するシートとブロックマットとの間で滑るということがないので、従来のブロックマットよりも法面への敷設が容易になる。更に、ブロックマット10によれば、基材シート11のうち地面(法面)に接する第2の層が不織布によって構成されているので、静止摩擦係数が高くなっており、従来のブロックマットよりも法面への敷設が容易になる。
なお、ブロックマット10は完全な防水を目的とするものではない。後述するようにして複数のブロックマット10を重ねて配置したときの重ね合わせられた部分や、後述するようにして基材シート11とコンクリートブロック20、20、…とを一体化するためにステープルを打ち込んだ部分や、後述するようにしてブロックマット10を固定するためにアンカーピンを打ち込んだ部分などから、多少は水が漏れると考えられる。このように多少は水が漏れる形態とすることによって、ブロックマット10で覆った堤防などに一旦浸水した水を排出することができる。
次に、ブロックマット10の製造方法について説明する。ブロックマット10は、例えば、基材シート11を製造した後に該基材シート11とコンクリートブロック20、20、…とを一体化させることによって製造できる。基材シート11は、例えば、以下のようにして作製することができる。図3は、基材シート11の製造方法を説明する図である。
図3に示した例では、まず第2の層14を構成する不織布を搬送ロール30、30、…で矢印の方向に搬送し、遮水層13を構成する樹脂を溶解させた溶融樹脂31を供給装置32によって第2の層14上に供給する。その後、該溶融樹脂31上に第1の層12を構成する不織布を被せてローラー33で圧着する。その結果、溶融樹脂31の一部が第1の層12および第2の層14に浸透して硬化し、第1の層12、遮水層13、および第2の層14を一体化することができる。
基材シート11とコンクリートブロック20、20、…とを一体化する方法は特に限定されない。例えば、以下のようにして基材シート11とコンクリートブロック20、20、…とを一体化することができる。まず、コンクリートブロック20、20、…を成型するための型枠にコンクリートを流し込み、該コンクリートが固化する前に、第1の層12とコンクリートが接するように、基材シート11を型枠の上(開口側)に被せる。このとき、コンクリートの一部が第1の層12に含浸するので、コンクリートをそのまま硬化(養生)させることによって、コンクリートブロック20、20、…と第1の層12とを一体化させることができる。なお、コンクリートブロック20、20、…と基材シート11とをより強固に固定するためには、上記のようにして基材シート11を型枠の上(開口側)に被せた後、基材シート11の第2の層14側からコンクリートブロック20、20、…が成型される部位にステープルを打ち込むことが好ましい。
ブロックマット10を敷設するには、基材シート11の例えば長さ方向の両端部に設けられた挟み代11a、11bを重機に付設されたクランプ装置で挟み、ブロックマット10を持ち上げて施工すべき所定場所まで吊り下げて移動させる。上記のクランプ装置としては、例えば、基材シート11の長さほどの鉄骨材などから成り且つクレーンに水平に吊持される竿部材と、当該竿部材の両端に取り付けられ且つジャッキ機構によって基材シート11を把持する加圧板とから構成された装置が使用される。
ブロックマット10は、法面に対し、当該ブロックマット10の長さ方向(図1の上下方向)を勾配線に沿わせて敷設する。そして、基材シート11の重ね代11cを隣接する他のブロックマット10の重ね代と重ね合わせることにより、法面の広さに応じてブロックマット10を複数並べて敷設することができる。各ブロックマット10は、基材シート11の第2の層の摩擦抵抗によって滑り落ちにくくなっているので、法面に敷設することが容易である。また、ブロックマット10をより確実に法面に固定するため、コンクリートブロック20、20、…の隙間などに公知のアンカーピンを打ち込むことが好ましい。
このようなブロックマット10は、河川、用排水路、ダム、調整池、溜池などの水が流れる又は滞留する場所の法面又は底面や、盛土上に造られた道路又は鉄道の法面などを保護するように敷設することができる。
以下に説明するようにして基材シートを作製し、静止摩擦係数の評価を行った。
(実施例1)
ポリエステルを補強糸としたポリプロピレンからなる厚さ3mm、目付け量355g/m(三菱樹脂株式会社製のゴビマットに利用しているフィルターシート)からなる不織布(第1の層)の一方の面側に目付量300g/m、厚さ0.4mmのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)からなる遮水層を形成し、該遮水層上に目付け量125g/mのポリエステル80wt%と低密度ポリエステル20wt%からなるニードルパンチ製法により得られた不織布(繊度が3.3〜4.4dtexの繊維70wt%と繊度が6.6dtexの繊維30wt%とからなる混合繊維)(第2の層)を重ねて基材シートを作製した。
次に、豊浦標準砂(含水率0.5%)を用意し、32N/70cmの重りで突き固めて、表面を平滑に均した。
上記のようにして表面を均した土の上に、第2の層が土に接するようにして上記基材シートを乗せ、板と該板に乗せられたコンクリートブロック(板とコンクリートブロックの合計重量は6kg)を更に基材シート上に載せた後、基材シートを水平方向に引っ張って静止摩擦係数の評価を行った。評価結果を表1に示した。
(実施例2)
不織布(第2の層)を目付け量150g/mのポリエステル80wt%と低密度ポリエステル20wt%からなるニードルパンチ製法により得られた不織布(繊度が3.3〜4.4dtexの繊維50wt%と繊度が6.6dtexの繊維50wt%とからなる混合繊維)とし、土に乗せる前に第2の層の土に接する面に熱風を当てて表面を粗くした以外は実施例1と同様にして静止摩擦係数の評価を行った。評価結果を表1に示した。
(実施例3)
不織布(第2の層)を目付け量150g/mのポリエステル80wt%と低密度ポリエステル20wt%からなるニードルパンチ製法により得られた不織布(繊度が3.3〜4.4dtexの繊維50wt%と、繊度が6.6dtexの繊維30wt%と、繊度が17.0dtexの繊維20wt%とからなる混合繊維)とし、土に乗せる前に第2の層の土に接する面を炙って表面を粗くした以外は実施例1と同様にして静止摩擦係数の評価を行った。評価結果を表1に示した。
(実施例4)
不織布(第2の層)を目付け量250g/mのポリエステル80wt%と低融点ポリエステル20wt%からなるニードルパンチ製法により得られた不織布(繊度が4.4〜7.8dtexの繊維30wt%と繊度が17dtexの繊維70wt%とからなる混合繊維)とした以外は実施例1と同様にして静止摩擦係数の評価を行った。評価結果を表1に示した。
(比較例1)
第2の層を設けなかった以外は実施例1と同様にして静止摩擦係数の評価を行った。すなわち、比較例1では遮水層が土に接するようにした。評価結果を表1に示した。
Figure 2014190036
表1に示したように、実施例1〜4にかかる基材シートは、比較例1に比べて静止摩擦係数が高くなった。したがって、本発明のブロックマットによれば、敷設時に法面から滑り落ち難く、施工が容易である。
10 ブロックマット
11 基材シート
12 第1の層
13 遮水層
14 第2の層
20 コンクリートブロック

Claims (3)

  1. 可撓性を有する基材シートに複数のコンクリートブロックが固定されたブロックマットであって、
    前記基材シートが、
    前記コンクリートブロックに接する第1の層と、前記ブロックマットを敷設したときに地面に接する第2の層と、前記第1の層および前記第2の層の間に備えられた、遮水性を有する遮水層と、を有し、
    前記第2の層が不織布からなる、
    ブロックマット。
  2. 前記第1の層がポリプロピレンを含む、請求項1に記載のブロックマット。
  3. 前記遮水層がエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含む、請求項2に記載のブロックマット。
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