JP2014190036A - ブロックマット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】可撓性を有する基材シート11に複数のコンクリートブロック20が固定されたブロックマット10であって、基材シートが、コンクリートブロックに接する第1の層12と、ブロックマットを敷設したときに地面に接する第2の層14と、第1の層および第2の層の間に備えられた、遮水性を有する遮水層13と、を有し、第2の層が不織布からなる、ブロックマットとする。
【選択図】図2
Description
このようなブロックマットに関する従来技術が下記特許文献1などに開示されている。
また、特許文献2に開示されている技術のように、遮水シート上に上述したブロックマットを設置する場合は、遮水シートとブロックマットの基材シートとの間で滑りやすく、傾斜が急な法面には施工し難いという問題があった。特許文献2には、ブロックマットの基材シートと遮水シートとを予め一体化させておく技術も開示されているが、この場合は遮水シートと法面との間で滑りやすく、傾斜が急な法面には施工し難いという問題があった。
後に説明するようにしてブロックマット10を敷設する際に、ブロックマット10を吊り上げる器具を取り付ける(挟む)ために基材シート11の長手方向両端部にはコンクリートブロック20、20、…が備えられていない部分(挟み代)11a、11bが設けられていることが好ましい。挟み代11a、11bの幅w1、w2は、上記器具を取り付けられる大きさであれば特に限定されないが、例えば400mm以上600mm以下程度とすることができる。
また、後に説明するようにして複数のブロックマット10を幅方向(図1の左右方向)に並べて敷設する場合、基材シート11の一部を重ねて敷設することが好ましい。したがって、基材シート11の幅方向片側端部にはコンクリートブロック20、20、…が備えられていない部分(重ね代)11cが設けられていることが好ましい。重ね代11cの幅w3は特に限定されないが、例えば200mm以上400mm以下とすることができる。
遮水層13の厚さは特に限定されないが、例えば厚さが0.15mm以上0.65mm以下となるように構成することが好ましい。
3.3dtex以上6.0dtex未満の繊度の細かい繊維を用いることで、低目付量であっても繊維同士が絡み合いやすく不織布が透けて見えるのを防止し、費用の低減が計れる。また、繊維同士が密に絡み合うため細かい土粒子を捕捉しやすいので傾斜法面に対してなじみやすい。
6.0dtex以上、好ましくは10.0dtex以上の繊度の太い繊維を用いることで、繊維が起立しやすく摩擦係数を大きくすることができ、ブロックマット10を敷設する法面の傾斜が急であってもブロックマット10が滑り落ちることを防止し易い。
第2の層14に対して、6.0dtex以上の繊度の太い繊維の混合率は15重量%以上であることが好ましく、30重量%以上であることが更に好ましい。
また、コンクリートブロック20、20、…の配列パターンは特に限定されない。ただし、ブロックマット10に可撓性を備えさせるため、隣接するコンクリートブロック20同士の間は5mm以上の隙間を設けることが好ましい。
ポリエステルを補強糸としたポリプロピレンからなる厚さ3mm、目付け量355g/m2(三菱樹脂株式会社製のゴビマットに利用しているフィルターシート)からなる不織布(第1の層)の一方の面側に目付量300g/m2、厚さ0.4mmのエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)からなる遮水層を形成し、該遮水層上に目付け量125g/m2のポリエステル80wt%と低密度ポリエステル20wt%からなるニードルパンチ製法により得られた不織布(繊度が3.3〜4.4dtexの繊維70wt%と繊度が6.6dtexの繊維30wt%とからなる混合繊維)(第2の層)を重ねて基材シートを作製した。
次に、豊浦標準砂(含水率0.5%)を用意し、32N/70cm2の重りで突き固めて、表面を平滑に均した。
上記のようにして表面を均した土の上に、第2の層が土に接するようにして上記基材シートを乗せ、板と該板に乗せられたコンクリートブロック(板とコンクリートブロックの合計重量は6kg)を更に基材シート上に載せた後、基材シートを水平方向に引っ張って静止摩擦係数の評価を行った。評価結果を表1に示した。
不織布(第2の層)を目付け量150g/m2のポリエステル80wt%と低密度ポリエステル20wt%からなるニードルパンチ製法により得られた不織布(繊度が3.3〜4.4dtexの繊維50wt%と繊度が6.6dtexの繊維50wt%とからなる混合繊維)とし、土に乗せる前に第2の層の土に接する面に熱風を当てて表面を粗くした以外は実施例1と同様にして静止摩擦係数の評価を行った。評価結果を表1に示した。
不織布(第2の層)を目付け量150g/m2のポリエステル80wt%と低密度ポリエステル20wt%からなるニードルパンチ製法により得られた不織布(繊度が3.3〜4.4dtexの繊維50wt%と、繊度が6.6dtexの繊維30wt%と、繊度が17.0dtexの繊維20wt%とからなる混合繊維)とし、土に乗せる前に第2の層の土に接する面を炙って表面を粗くした以外は実施例1と同様にして静止摩擦係数の評価を行った。評価結果を表1に示した。
不織布(第2の層)を目付け量250g/m2のポリエステル80wt%と低融点ポリエステル20wt%からなるニードルパンチ製法により得られた不織布(繊度が4.4〜7.8dtexの繊維30wt%と繊度が17dtexの繊維70wt%とからなる混合繊維)とした以外は実施例1と同様にして静止摩擦係数の評価を行った。評価結果を表1に示した。
第2の層を設けなかった以外は実施例1と同様にして静止摩擦係数の評価を行った。すなわち、比較例1では遮水層が土に接するようにした。評価結果を表1に示した。
11 基材シート
12 第1の層
13 遮水層
14 第2の層
20 コンクリートブロック
Claims (3)
- 可撓性を有する基材シートに複数のコンクリートブロックが固定されたブロックマットであって、
前記基材シートが、
前記コンクリートブロックに接する第1の層と、前記ブロックマットを敷設したときに地面に接する第2の層と、前記第1の層および前記第2の層の間に備えられた、遮水性を有する遮水層と、を有し、
前記第2の層が不織布からなる、
ブロックマット。 - 前記第1の層がポリプロピレンを含む、請求項1に記載のブロックマット。
- 前記遮水層がエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を含む、請求項2に記載のブロックマット。
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