JP7039501B2 - ブロックマット、ブロックマットの製造方法、および、護岸構造 - Google Patents

ブロックマット、ブロックマットの製造方法、および、護岸構造 Download PDF

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Description

本願は、ブロックマット、該ブロックマットの製造方法、および、該ブロックマットを用いた護岸構造に関する。
河川、ダム、遊水池などの法面の保護を目的として、従来、ブロックマットという浸食防止材が用いられている。ブロックマットとは、多数のコンクリートブロックを合成繊維不織布などからなる基材シートに一体化させたものである。ブロックマットは施工が容易であり、耐久性に優れるという特長を有する。
河川などの法面を構成する堤防は、本来、水を透過し難い土(粘土など)によって造られるべきである。したがって、従来のブロックマットには遮水性を備えさせていないものが多かった。しかしながら、河川などの法面が必ずしも水を透過し難い土で構成されているとは限らず、水を通す虞がある砂などで構成されている場合もあった。堤防が砂などで構成されていると、増水時に最悪の場合は破堤する虞がある。しかしながら、堤防を構成する砂を水を透過し難い土に入れ替えることは困難である。
そこで、従来、河川などの法面に浸水することを防止する目的で、遮水性を有するシート(遮水シート)によって法面を覆うことが行われている。また、単に遮水シートを敷設しただけでは耐久性に問題があるため、遮水シート上にブロックを設置することも行われている。特許文献1には、シート材にブロックを列設固定したブロックマット層と、シート材の下に不透水性シート層を備える遮草性地表侵食防止構体が記載されている。また、特許文献2には、遮水層を中間層に有する基材シート上に複数のコンクリートブロックが固定されたブロックマットが記載されている。
特開昭56-89611号公報 特許5451919号公報
しかしながら、特許文献1、2の技術では、複数のブロックと基材シートとを未硬化のコンクリートを基材シートに含浸させて、硬化させることで固定しているため、コンクリートが硬化するまでに時間がかかり製造効率が悪いという課題があった。また、未硬化のコンクリートブロックに基材シートを接着させる必要があるため、既存の硬化したコンクリートブロックを使用できない。よって、既存の硬化したコンクリートブロックを使用してブロックマットを製造したいという要望があった。
以上より、本願では、水の透過を抑制でき、かつ、硬化済みのコンクリートブロックを使用して、効率よく製造できるブロックマットを提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、本願は、第1の形態として、可撓性を有するシートに複数のコンクリートブロックが固定されたブロックマットであって、
前記シートが、前記コンクリートブロック側の基材シートと前記コンクリートブロックとは反対側の遮水シートとを備え、
前記基材シートが多孔性シートであり、
前記コンクリートブロック、前記基材シート、および、前記遮水シートが接着剤により一体化されている、ブロックマットを開示する。
第1の形態のブロックマットにおいて、前記コンクリートブロックと前記基材シートとの間、および、前記基材シートと前記遮水シートとの間に、前記接着剤からなる接着層を備えることが好ましい。
第1の形態のブロックマットにおいて、前記接着剤の23℃における粘度が、50mPa・s以上100,000mPa・s未満であることが好ましい。
第1の形態のブロックマットにおいて、前記接着剤が、接着性樹脂およびフィラーを含むことが好ましい。
第1の形態のブロックマットにおいて、前記フィラーの含有量が、接着性樹脂100質量部に対して、1~450質量部であることが好ましい。
第1の形態のブロックマットにおいて、前記コンクリートブロックと前記基材シートとの間の剥離強度が、30N/50mm以上であることが好ましい。
第1の形態のブロックマットにおいて、前記遮水シートにおける、基材シート側とは反対側に、凹凸が形成されていることが好ましい。
本願は、第2の形態として、遮水シートと基材シートと複数のコンクリートブロックとを、接着剤を用いて一体化させることを特徴とする、第1の形態のブロックマットの製造方法を開示する。
第2の形態の製造方法において、複数のコンクリートブロックの底面に接着剤を塗布する工程、前記コンクリートブロックの接着剤を塗布した面に基材シートを設置する工程、前記基材シートの上に遮水シートを設置する工程、および、前記コンクリートブロックと基材シートと遮水シートとを接着する工程、を備えることが好ましい。
本願は、第3の形態として、第1の形態のブロックマットが敷設された護岸構造を開示する。
本開示のブロックマットは、硬化済みのコンクリートブロックを使用して、効率よく製造することができ、また、遮水シートを備えているので、水の透過を抑制できる。
図1は、本開示のブロックマット100の平面図である。 図2は、図1に示したII-II線に沿ったブロックマット100の断面図である。 図3は、堤内地側法面を保護した場合の護岸構造200の模式図である。
[ブロックマット]
本開示のブロックマットは、可撓性を有するシートに複数のコンクリートブロックが固定されたブロックマットである。
図1は、ブロックマット100を概略的に示す平面図である。図2は図1に示したII-II線に沿ったブロックマット100の断面を概略的に示す断面図である。
図1および図2に示したように、ブロックマット100はシート10と該シート10に固定された複数のコンクリートブロック20、20・・・とを備えている。
<コンクリートブロック>
コンクリートブロック20、20・・・としては、従来のブロックマットに用いられていたものを特に限定することなく用いることができる。コンクリートブロック20の大きさは特に限定されず、通常、平面視(図1に現れる面)における一辺が15cm以上50cm以下程度であり、高さが4cm以上30cm以下程度である。
また、コンクリートブロック20、20・・・の配列パターンは特に限定されない。ただし、ブロックマット100に可撓性を備えさせるため、隣接するコンクリートブロック20同士の間は5mm以上の隙間を設けることが好ましい。
<シート10>
シート10は可撓性を有する積層シートであって、後述する基材シート12と遮水シート14とを備えている。
シート10の大きさは特に限定されないが、通常、幅(図1の左右方向の長さ)は40cm以上2m以下であることが好ましく、長さ(図1の上下方向の長さ)は1m以上10m以下であることが好ましい。ブロックマット100を敷設する際に、ブロックマット10を吊り上げる器具を取り付ける(挟む)ためにシート10の長手方向両端部にはコンクリートブロック20、20・・・が備えられていない部分(挟み代)10a、10bが設けられていることが好ましい。挟み代10a、10bの幅Wa、Wbは、上記器具を取り付けられる大きさであれば特に限定されないが、例えば、400mm以上600mm以下とすることができる。
また、後に説明するようにして複数のブロックマット100を幅方向(図1の左右方向)に並べて敷設する場合、シート10の一部を重ねて敷設することが好ましい。したがって、シート10の幅方向片側端部にはコンクリートブロック20、20・・・が備えられていない部分(重ね代)10cが設けられていることが好ましい。重ね代10cの幅Wcは特に限定されないが、例えば、200mm以上400mm以下とすることができる。
(基材シート12)
シート10は、コンクリートブロック20、20・・・側に基材シート12を備えている。基材シート12としては、多孔性のシートであって、後に説明する接着剤を一方の面から他方の面に浸透させることができるシートであって、かつ、基材として所定の強度を有するシートであれば、特に限定されず使用可能である。基材シート12としては、例えば、織布または不織布を用いることができる。
織布としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の合成繊維からなる職布(いわゆるフィルタークロス)を用いることが可能である。
また、不織布としては、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン、ポリエステル、ナイロン、ビニロン、アクリル、ポリウレタン等の合成繊維による短繊維などを含む不織布を用いることができる。ポリプロピレン又はポリエチレンが耐薬品性に優れていることから好ましい。地盤改良材等にアルカリ性の物質が含まれていることがあるからである。
なお、ブロックマット100を吊り上げたりして取り扱うことが可能となるように、基材シート12は、適正な引張強度を備えていることが好ましい。かかる観点から、基材シート12は不織布に補強用の芯材となる織布を挿入して構成されることが好ましい。このような構造の基材シート12は、例えば、抄造機で不織布を抄造する際に織布あるいは長繊維を包み込むことにより不織布と織布あるいは長繊維とを一体化し、ニードルパンチ加工を施して補強することによって製造できる。
基材シート12の厚さは特に限定されないが、例えば2mm以上10mm以下程度とすることができる。基材シート12の厚さを2mm以上とすることによって、引張強度を確保しやすくなる。一方、基材シート12の厚さを10mm以下とすることによって、後述するように接着剤によってコンクリートブロック、基材シートおよび遮水シートを一体化する際に、接着剤が基材シートの一方の面から他方の面へと染み出し易くなる。
また、基材シート12の目付け量は、例えばポリプロピレンの場合は100~900g/mのものを使用することができる。さらに、ポリエステル長繊維などを不織布の縦方向に所定の目付け量で配列させて補強することができ、その際の目付け量は例えば70~210g/mである。
基材シート12の繊度としては、3.3dtex以上20.0dtex以下のものが好ましく、異なる繊度の短繊維を混合して用いることもできる。
3.3dtex以上6.0dtex未満の繊度の細かい繊維を用いることで、低目付け量であっても繊維同士が絡み合いやすく不織布が透けて見えるのを防止し、費用の低減が図れる。
6.0dtex以上、好ましくは10.0dtex以上の繊度の太い繊維を用いることで、繊維が起立しやすく、起立した繊維と繊維の間に接着剤が入り込むことにより、コンクリートブロックと基材シートとの接着性を高めることができる。6.0dtex以上の繊度の太い繊維の混合率は15重量%以上であることが好ましく、30重量%以上であることがさらに好ましい。
(遮水シート14)
シート10は、コンクリートブロック20、20・・・とは反対側に遮水シート14を備えている。シート10が遮水シート14を備えていることによって、ブロックマット100を法面等に敷設したとき、該法面等に浸水することを抑制できる。
遮水シート14を構成する材料は、遮水性を有するものであれば特に限定されない。遮水シート14を構成する材料の具体例としては、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂、ゴム、塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン系樹脂などを挙げることができる。
遮水シート14の目付量は特に限定されないが、例えば、目付量が200g/m以上500g/m以下となるように樹脂で構成されていることが好ましい。遮水シート14を構成する樹脂の目付量を200g/m以上とすることによって、ブロックマット100を敷設した際に小石などによって遮水シート14に孔が開くことを防止しやすくなる。一方、遮水シート14を構成する樹脂の目付量を500g/m以下とすることによって、必要以上にシート10が厚くなることによるブロックマット100の質量増加を防ぐことができる。
遮水シート14の厚さは特に限定されないが、例えば、厚さが0.15mm以上2.0mm以下となるように構成することが好ましい。
さらに、遮水シート14は基材シート12側の面に厚さ1.0mm~10.0mm程度の保護層を設けてもよい。保護層は、フィルム、シート、織布、不織布等から選択でき、特に不織布が好ましく用いられる。
遮水シート14における、基材シート12側とは反対側に、凹凸が形成されていることが好ましい。これにより、ブロックマット100の法面側の静止摩擦係数が大きくなるため、ブロックマット100を法面に敷設したときにブロックマット100が滑り落ちることを抑制でき、ブロックマットの施行が容易となる。凹凸の形成方法は、特に限定されず、公知の方法にて凹凸が付与された遮水シートを使用することができる。
本開示のブロックマットは、例えば、市販されている遮水シート14を用いて製造することが可能であるので、法面の状態に応じて、種々の、厚み、目付け量の遮水シートを選択でき、また、どの程度の滑り止め効果が必要かによって、種々の凹凸形状を有する遮水シートから最適なものを選択して採用できる。ブロックマットを敷設する現場は多種多様であり、一つとして同じ現場は存在しない。本開示のブロックマット100は、種々のコンクリートブロック、種々の基材シート、および、種々の遮水シートを組み合わせて、小ロット多品種のブロックマットを提供することができるので、その現場に適したブロックマットを容易に提供可能である。
本開示のブロックマット100によれば、シート10が遮水シート14を備えていることによって、従来のブロックマットのように別に遮水性を有するシートを敷設する必要がなく、施工工程を簡略化することができる。また、ブロックマット100によれば、遮水シート14がシート10の一部となっているので、遮水性を有するシートの上にブロックマットを敷設していた従来の工法のように遮水性を有するシートとブロックマットとの間で滑るということがないので、従来のブロックマットよりも法面への敷設が容易になる。
なお、ブロックマット100は完全な防水を目的とするものではない。後述するようにして複数のブロックマット100を重ねて配置したときの重ね合わせられた部分や、後述するようにしてブロックマット100を固定するためにアンカーピンを打ち込んだ部分などから、多少は水が漏れると考えられる。このように多少は水が漏れる形態とすることによって、ブロックマット100で覆った堤防などに一旦浸水した水を排出することができる。
<接着層>
本開示のブロックマット100において、コンクリートブロック20、20・・・、基材シート12、および、遮水シート14は、接着剤により一体化されている。よって、図2において、コンクリートブロック20、20・・・と基材シート12との間、および、基材シート12と遮水シート14との間には、不図示の接着剤からなる接着層が存在している。
接着層は、コンクリートブロック20、20・・・の基材シート12側の面の全面、あるいは、基材シート12と遮水シート14の界面の全面に設けてもよいが、所望の接着強度が得られるのであれば、必ずしも全面に設ける必要はない。なお、コンクリートブロック20、20・・・を強固に接着する点から、少なくとも、各コンクリートブロックにおける基材シート12側の面の四隅に接着層を形成することが好ましい。この場合、基材シート12と遮水シート14との間においても、該四隅に対応する位置(図2の紙面において、該四隅の紙面下方向の位置)に、接着層が形成されることが好ましい。
(接着性樹脂)
接着剤は、接着性樹脂とフィラーとを含むことが好ましい。接着性樹脂としては、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂、エポキシアクリレート樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を用いたもの、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、エチレンビニルアルコール樹脂等の熱可塑性樹脂を用いたものや、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム等合成ゴムを用いたもの等を用いることができる。中でも、強度及び硬化性の優れたエポキシ樹脂が好ましく用いられる。
(フィラー)
接着剤は、上記接着性樹脂の他に、フィラーを含んでいることが好ましい。フィラーを含むことにより、コンクリートブロック20、20・・・とシート10との接着強度を向上できる。フィラーとしては、無機フィラーを用いることが好ましく、例えば、炭酸カルシウム、珪砂、珪石粉を挙げることができる。中でも、フィラーとしては、接着強度を向上する点からは、炭酸カルシウム、珪砂を用いることが好ましく、接着剤の流動性(取り扱性)の点からは、珪砂を用いることが好ましい。
フィラーの大きさは、0.8mm以下が好ましく、0.4mm以下がより好ましく、0.3mm以下がさらに好ましい。フィラーとして珪砂を使用する場合は、5号珪砂、7号珪砂を使用することが好ましく、7号珪砂を使用することがさらに好ましい。
接着層における、接着性樹脂を100質量部とした場合のフィラーの含有量は、50~400質量部が好ましく、フィラーとして珪砂を使用する場合は、80~300質量部がより好ましく、100~200質量部がさらに好ましく、100~150質量部が特に好ましく、フィラーとして炭酸カルシウムを使用する場合は、60~100質量部が好ましい。
(接着剤)
接着層を形成する接着剤は、上記した接着性樹脂およびフィラーを含んでなることが好ましく、その粘度(23℃)は、50mPa・s以上、100,000mPa・s未満であり、より好ましくは、50mPa・s以上、10,000mPa・s未満であり、さらに好ましくは、50mPa・s以上、5,000mPa・s未満である。粘度がこの範囲であれば、流動性が良く、コンクリートへの塗布作業時の作業性が向上する。
また、接着剤の粘度が小さすぎると、コンクリート上に塗布した場合に流れてしまい、塗布量を確保できない場合がある、その点から、粘度の下限は、500mPa・s以上が好ましく、1,000mPa・s以上がより好ましい。なお、前記接着剤の粘度は、主剤と硬化剤とを混合したものを23℃で、B型粘度計にて測定した値を示す。
(剥離強度)
上記した接着層により、コンクリートブロック、基材シートおよび遮水シートが一体化され形成されたブロックマットにおいて、コンクリートブロックと基材シートとの間における、接着後5時間経過後の剥離強度は、30N/50mm以上が好ましく、50N/50mm以上がより好ましく、100N/50mm以上がさらに好ましく、150N/50mm以上がさらに好ましく、200N/50mm以上がさらに好ましく、300N/50mm以上が特に好ましい。
[ブロックマットの製造方法]
本開示のブロックマットの製造方法は、遮水シート14、基材シート12、および、複数のコンクリートブロック20、20・・・を、接着剤を用いて一体化させることを特徴とする。本開示の製造方法では、既存の装置を使用して作製した硬化済みのコンクリートブロック20、20・・・を使用してブロックマット100を製造することができる。従来の硬化前のコンクリートブロックの一部を基材である不織布に含浸させて、コンクリートブロックと不織布とを一体化せる方法では、接着強度を発現させ、コンクリートが硬化するのに、数日の養生期間が必要となり、製造効率が悪かった。これに対して、本開示の方法では、数時間で接着剤により一体化が可能であるので、効率的に製造することが可能である。
また、本開示の方法では、市販されている遮水シート14を用いて、これを接着することにより、ブロックマット100を製造することができるので、従来のように基材シートのコンクリートブロック側とは反対側に、樹脂エマルジョンの吹きつけ、または、樹脂コーティングによって、遮水層を形成する方法に比べて、簡易な方法でブロックマット100製造することが可能である。また、ブロックマット100を敷設する法面の状態に応じて、凹凸を有する遮水シート14を選択して使用することが可能である。よって、実際の現場の法面において、ブロックマット100が滑りやすい状況の場合には、その状況に適した凹凸が付与された遮水シートを選択して、現場に適したブロックマットを簡易に提供することが可能である。
また、遮水シート14、基材シート12、および、複数のコンクリートブロック20、20・・・を一度に接着してブロックマットを製造することができるので、工程が少ないという意味でも、ブロックマット100を効率的に製造することが可能である。
本開示のブロックマットの製造方法は、具体的には、複数のコンクリートブロック20、20・・・の底面に接着剤を塗布する工程、前記コンクリートブロックの接着剤を塗布した面に基材シート12を設置する工程、前記基材シート12の上に遮水シート14を設置する工程、および、前記コンクリートブロック20、20・・・と基材シート12と遮水シート14とを接着する工程、を備える。以下、各工程について説明する。
(接着剤塗布工程)
接着剤塗布工程では、複数のコンクリートブロック20、20・・・の底面に接着剤が塗布される。コンクリートブロック20、20・・・の底面とは、ブロックマット100を法面に設置した際において、法面側となるコンクリートブロック20、20・・・の面である。接着剤は、コンクリートブロック20、20・・・の底面の全面に塗布してもよいが、上記した所定の剥離強度が発揮されるのであれば、コンクリートブロック20、20・・・の底面の全面に塗布する必要はない。ただ、コンクリートブロック20、20・・・を強固に接着する点から、各コンクリートブロック20、20・・・の底面の四隅に接着剤を塗布して、該四隅に接着層を形成することが好ましい。
接着剤の塗布量は、コンクリートブロックの底面を基準として、1.0~3.0kg/mとすることが好ましい。
(基材シート12設置工程)
底面に接着剤を塗布した複数のコンクリートブロック20、20・・・を、底面を上にして並べて、該底面の上に基材シート12が設置される。基材シート12は多孔性シートであるので、接着剤は該基材シート12に含浸して、コンクリートブロック20、20・・・側の面とは反対の面に染み出す。
(遮水シート14設置工程)
上記で設置した基材シート12の上に、遮水シート14を設置する。基材シート12および遮水シート14は同一形状であることが好ましく、両者が接着することにより、シート10が形成される。
(接着工程)
その後、コンクリートブロック20、20・・・、基材シート12、および、遮水シート14が密着するように、図2紙面の上下方向に所望により加圧することで、これらを接着させることができる。接着強度が発現するための養生時間は、下限が3時間以上が好ましく、4時間以上がより好ましく、上限は10時間以下とすることが好ましく、8時間以下とすることがより好ましい。このように、本開示の方法では比較的短時間にて接着させることが可能である。なお、養生時間の間において、加圧し続けることが好ましい。
なお、上記では、接着剤塗布工程において、接着剤をコンクリートブロック20、20・・・の底面に塗布しているが、最終的にコンクリートブロック20、20・・・と基材シート12との間、ならびに、基材シート12と遮水シート14との間に接着層が形成されるのであれば、接着剤の塗布位置はコンクリートブロック20、20・・・の底面に限定されない。例えば、基材シート12の表面であってもよいし、または、遮水シート14の基材シート側の表面であってもよい。
[護岸構造]
本開示のブロックマット100は、河川の水流に対して法面を保護するために使用することができる。法面は、堤外地側法面であっても、堤内地側法面であってもいずれでもよい。なお、「堤外地側」とは、河川側(川表側)を意味し、「堤内地側」とは、市街地側(川裏側)を意味する。
本開示の護岸構造においては、本開示のブロックマットを、法面の全面に敷設してもよいし、あるいは、コストなどを考慮して、法面の一部(例えば、堤外地側法面)に敷設してもよい。このように、少なくとも、堤外地側法面に本開示のブロックマットを敷設することにより、河川が通常の水流である場合において、法面への浸水を防止して、法面を保護することができる。
また、本開示のブロックマット100は、河川の越流に対して堤内地側法面を保護するために使用することができる。この場合、河川の堤内地側法面の全面にブロックマット100を敷設してもよいし、コスト面等を考慮して、堤内地側法面の一部に護岸用ブロックマット100を敷設してもよい。
図3に、河川の越流に対して堤内地側法面を保護した場合の護岸構造200を示す。図3に示すように、護岸構造200においては、ブロックマット100が河川の堤内地側法面に敷設されている。ブロックマット100は、平地から法尻を跨いで堤内地側法面の中腹まで敷設されており、ブロックマット100が法尻を跨いで敷設されることで、越流時の法面の侵食をより適切に抑制できる。
以下、本開示のブロックマットを実施例に基づいてより詳細に説明する。なお、本開示のブロックマットは、以下の実施例及び比較例によって何ら限定されるものではない。
<使用原材料>
(不織布)不織布は、目付け量125g/mのポリエステル80wt%と低密度ポリエステル20wt%からなるニードルパンチ製法により得られた厚み3mmの不織布(繊度が3.3~4.4dtexの繊維70wt%と繊度が6.6dtexの繊維30wt%とからなる混合繊維)を用いた。
(接着剤1)サンユレック社製エポキシ接着剤(サンユボンドA418)100質量部に対して、フィラーとして炭酸カルシウムを80質量部含有したもの
(接着剤2)サンユレック社製エポキシ接着剤(サンユボンドA418)に100重量部に対して、フィラーとして7号珪砂を100質量部含有したもの
(接着剤3)サンユレック社製エポキシ接着剤(サンユボンドA418)に100重量部に対して、フィラーとして7号珪砂を150質量部含有したもの
(接着剤4)サンユレック社製エポキシ接着剤(サンユボンドA418)にフィラーを含まないもの。
<測定方法>
(粘度、流動性)
B型粘度計を用いて23℃における上記接着剤の粘度を測定した。
また、上記測定した粘度に基づいて接着剤の流動性を以下の基準で評価した。
◎:粘度が50mPa・s以上、5,000mPa・s未満
○:粘度が5,000mPa・s以上、10,000mPa・s未満
△:粘度が10,000mPa・s以上、100,000mPa・s未満
×:粘度が100,000mPa・s以上、または、50mPa・s未満
(剥離強度)
JIS Z 0237(2009)に準拠して、コンクリートブロックと基材シートとの間の180度剥離強度について以下の基準で評価した。
◎:剥離強度が200N/50mm以上
〇:剥離強度が30N/50mm以上、200N/50mm未満
×:剥離強度が30N/50mm未満
<実施例1>
250mm×250mmのコンクリート歩道版(ケレンなし)を準備し、接着剤1を表1に記載の塗布量でコンクリート歩道版に塗布した。その上に、幅50mm、長さ250mmの不織布を、5枚を並べて貼り合せ、さらにその上に厚さ0.4mm、幅50mm、長さ250mmのエチレン-酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)シートを不織布と同方向に貼り合わせた。これを50℃のオーブンに入れ、5時間経過した後の180度剥離試験の数値を剥離強度とした。結果を表1に示す。
比較例2)
接着剤1を接着剤2に変更し、表1に記載した塗布量とした以外は実施例1と同様にして剥離強度を測定した。
比較例3)
接着剤1を接着剤3に変更し、表1に記載した塗布量とした以外は実施例1と同様にして剥離強度を測定した。
比較例4)
接着剤3の塗布量を表1のように変更した以外は実施例3と同様にして剥離強度を測定した。
比較
接着剤1を接着剤4に変更し、表1に記載した塗布量とした以外は実施例1と同様にして剥離強度を測定した。
Figure 0007039501000001
実施例1、比較例1~4においては、コンクリートブロックと基材シートと遮水シートが接着剤によって一体化されたブロックマットが得られた。また、これらは、剥離強度が所望の値以上であり、接着剤が所定の流動性を有しており取扱性が良好であった。比較においては、接着剤の粘度が低いために、コンクリート歩道版上に塗布できる接着剤の量が制限されたため、剥離強度が他の例と比べて小さくなった。
本開示のブロックマット100は、河川の水流に対して法面を保護するために、法面に敷設して護岸構造を形成することができる。また、設置場所によっては、越流対策用の護岸構造とすることも可能である。
10:シート
12:基材シート
14:遮水シート
20:コンクリートブロック
100:ブロックマット
200:護岸構造

Claims (9)

  1. 可撓性を有するシートに複数のコンクリートブロックが固定されたブロックマットであって、
    前記シートが、前記コンクリートブロック側の基材シートと前記コンクリートブロックとは反対側の遮水シートとを備え、
    前記基材シートが多孔性シートであり、
    前記コンクリートブロック、前記基材シート、および、前記遮水シートが接着剤により一体化されており、
    前記接着剤が、接着性樹脂およびフィラーを含み、前記フィラーの含有量が、前記接着性樹脂100質量部に対して、1~450質量部であり、前記接着剤の23℃における粘度が、78,000mPa・s以上、100,000mPa・s未満である、ブロックマット。
  2. 前記コンクリートブロックと前記基材シートとの間、および、前記基材シートと前記遮水シートとの間に、前記接着剤からなる接着層を備える、請求項1に記載のブロックマット。
  3. 前記コンクリートブロックと前記基材シートとの間の剥離強度が、50N/50mm以上である、請求項1または2に記載のブロックマット。
  4. 前記遮水シートにおける、基材シート側とは反対側に、凹凸が形成されている、請求項1~3のいずれかに記載のブロックマット。
  5. 前記基材シートが、ポリエチレン、ポリプロピレンの合成繊維の短繊維を含む、請求項1~4のいずれかに記載のブロックマット。
  6. 遮水シートと基材シートと複数のコンクリートブロックとを、接着剤を用いて一体化させることを特徴とし、
    前記接着剤が、接着性樹脂およびフィラーを含み、前記フィラーの含有量が、前記接着性樹脂100質量部に対して、1~450質量部であり、前記接着剤の23℃における粘度が、78,000mPa・s以上、100,000mPa・s未満である、
    請求項1~5のいずれかに記載のブロックマットの製造方法。
  7. 複数のコンクリートブロックの底面に接着剤を塗布する工程、前記コンクリートブロックの接着剤を塗布した面に前記基材シートを設置する工程、前記基材シートにおける前記コンクリートブロックを設置した面とは反対側に前記遮水シートを設置する工程、および、前記コンクリートブロックと前記基材シートと前記遮水シートとを接着する工程、を備え、
    前記接着剤が、接着性樹脂およびフィラーを含み、前記フィラーの含有量が、前記接着性樹脂100質量部に対して、1~450質量部であり、前記接着剤の23℃における粘度が、78,000mPa・s以上、100,000mPa・s未満である、
    請求項6に記載のブロックマットの製造方法。
  8. 前記コンクリートブロックと前記基材シートとの間の剥離強度が、50N/50mm以上である、請求項6または7に記載のブロックマットの製造方法。
  9. 請求項1~5のいずれかに記載のブロックマットが敷設された護岸構造。
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