JP2014189606A - 有機珪素化合物、その製造方法、及びゴム組成物 - Google Patents
有機珪素化合物、その製造方法、及びゴム組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014189606A JP2014189606A JP2013065286A JP2013065286A JP2014189606A JP 2014189606 A JP2014189606 A JP 2014189606A JP 2013065286 A JP2013065286 A JP 2013065286A JP 2013065286 A JP2013065286 A JP 2013065286A JP 2014189606 A JP2014189606 A JP 2014189606A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- carbon atoms
- organosilicon compound
- rubber
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】テルペン残基、及び無機充填材と結合する基を含有することを特徴とする特定の構造を持つ有機珪素化合物、特にテルペン系化合物の炭素−炭素二重結合が特定の構造式で示されるシリル基で付加された構造の化合物、又はそれらを縮合成分として含む縮合物である有機珪素化合物、及びゴム、無機充填材、該有機珪素化合物を含むゴム組成物である。
【選択図】なし
Description
項1. テルペン残基、及び無機充填材と結合する基を含有することを特徴とする有機珪素化合物。
項2. テルペン系化合物の炭素−炭素二重結合が一般式[1]又は[2]で示されるシリル基で付加された構造の化合物、又はそれらを縮合成分として含む縮合物であることを特徴とする項1に記載の有機珪素化合物。
項3. テルペン系化合物の炭素−炭素二重結合が一般式[1]又は[2]で示されるシリル基で付加された構造の化合物を縮合成分として含む縮合物は、テルペン系化合物の炭素−炭素二重結合が一般式[1]又は[2]で示されるシリル基で付加された構造の化合物の縮合物、又はテルペン系化合物の炭素−炭素二重結合が一般式[1]又は[2]で示されるシリル基で付加された構造の化合物と二価以上の炭素数1〜60の分子内に窒素原子を含んでいてもよいアルキルポリオール及び/又は二価以上の炭素数2〜60の分子内に窒素原子を含んでいてもよい(ポリ)アルキルエーテルポリオールとの縮合物である項2に記載の有機珪素化合物。
項4. 項1〜3に記載の有機珪素化合物及び/又は有機珪素化合物の縮合物に他の有機珪素化合物を含んでなる有機珪素化合物の混合物。
項5. 項4に記載の他の有機珪素化合物が、(保護化)メルカプト系有機珪素化合物、(ポリ)スルフィド系有機珪素化合物、アミノ系有機珪素化合物の1種以上を含んでなることを特徴とする有機珪素化合物の混合物。
項6. ヒドロシリル化反応により製造されることを特徴とする項1又は2に記載の有機珪素化合物の製造方法。
項7. 白金系触媒を用いて、ヒドロシリル化反応により製造されることを特徴とする項6に記載の有機珪素化合物の製造方法。
項8. 更に、炭素数が1〜24であるアミン化合物を用いることを特徴とする項7に記載の有機珪素化合物の製造方法。
項9. ヒドロシリル化反応に用いるシランがトリクロロシラン、メチルジクロロシラン、ジメチルクロロシランであって、ヒドロシリル化反応後にOH基を持つ化合物と反応させることを特徴とする項6〜8いずれかに記載の有機珪素化合物の製造方法。
項10. 更に、受酸剤として塩基性物質を用いることを特徴とする項9に記載の有機珪素化合物の製造方法。
項11. 更に、溶媒を用いることを特徴とする項6〜10いずれかに記載の有機珪素化合物の製造方法。
項12. ゴム100重量部に対し無機充填材を10〜150重量部を含むゴム組成物であって、無機充填材100重量部に対し、項1〜5いずれかに記載の有機珪素化合物および/または有機珪素化合物の混合物を1〜30重量部を配合することを特徴とするゴム組成物。
項13. 無機充填材がBET比表面積20〜300m2/gの湿式シリカ及び/又は水酸化アルミニウムであることを特徴とする請求項12に記載のゴム組成物。
項14. 使用するゴムが、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエン共重合体ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、アクリロニトリルブタジエン共重合体ゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレン共重合体ゴム(EPDM)、ブチルゴム(IIR)から選択される1種である、又は2種以上であることを特徴とする項12又は13に記載のゴム組成物。
項15. ゴム100重量%のうち、天然ゴム(NR)及び/又はポリイソプレンゴム(IR)を10〜90重量%含有することを特徴とする項12〜14いずれかに記載のゴム組成物。
項16. 項12〜15いずれかに記載のゴム組成物と架橋剤を含んでなることを特徴とする架橋用ゴム組成物。
項17. 項16に記載の架橋用ゴム組成物を架橋してなる架橋物。
項18. 項17に記載の架橋物が、タイヤ、ベルト、防振ゴムであることを特徴とする物品。
本発明は、テルペン残基、及び無機充填材と結合する基を含有することを特徴とする有機珪素化合物であり、及び該有機珪素化合物を含むゴム組成物である。
またR1、R2、R3のうち少なくとも一つは置換もしくは無置換の炭素数1〜18のアルコキシ基、ヒドロキシ基、CaH2a+1O−((CH2)bO)cで表されaは1〜18、bは1〜6、cは1〜18である炭素数8以上のポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル基、炭素数1〜18のアミノアルコキシ基、炭素数2〜18のアルキルアミノアルコキシ基、炭素数3〜18のジアルキルアミノアルコキシ基、炭素数2〜18のカルボキシル基、ハロゲン原子のいずれかであり、置換もしくは無置換の炭素数1〜12のアルコキシ基、ヒドロキシ基、CaH2a+1O−((CH2)bO)cで表されaは2〜18、bは2〜6、cは2〜18である炭素数8以上のポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル基、炭素数2〜12のアミノアルコキシ基、炭素数2〜12のアルキルアミノアルコキシ基、炭素数3〜12のジアルキルアミノアルコキシ基のいずれかであることが好ましく、置換もしくは無置換の炭素数1〜8のアルコキシ基、CaH2a+1O−((CH2)bO)cで表されaは4〜18、bは2〜6、cは2〜18である炭素数8以上のポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル基、炭素数2〜12のアミノアルコキシ基、炭素数3〜12のアルキルアミノアルコキシ基、炭素数4〜12のジアルキルアミノアルコキシ基のいずれかであることが特に好ましい。
一般式[1]において、置換しうる原子及び置換基としては、メチル、エチル、イソプロピルなどのアルキル基、フェニルなどのアリール基、ベンジルなどのアラルキル基、ビニルなどの不飽和炭化水素基、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子、アミノ基、ニトロ基などが挙げられる。
一般式[2]において、R5、R6は置換又は無置換の炭素数1〜8のアルキレン基であり、置換又は無置換の炭素数1〜4のアルキレン基であることが好ましい。
一般式[2]において、R7、R8、R9は置換もしくは無置換の炭素数1〜18のアルキル基、又は水素のいずれかであり、置換もしくは無置換の炭素数1〜8のアルキル基、水素のいずれかであることが好ましい。
一般式[2]において、置換しうる原子及び置換基としては、メチル、エチル、イソプロピルなどのアルキル基、フェニルなどのアリール基、ベンジルなどのアラルキル基、ビニルなどの不飽和炭化水素基、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などのハロゲン原子、アミノ基、ニトロ基などが挙げられる。
本発明のアミノ系有機珪素化合物としては、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−(N−フェニル)アミノプロピルトリメトキシシラン等が例示される。
本発明のアルキル系有機珪素化合物としては、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジエトシキシラン、プロピルトリエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、オクチルトリエトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン等が例示される。
本発明のエポキシ系有機珪素化合物としては、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン等が例示される。
本発明のメタクリル系有機珪素化合物としては、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン等が例示される。
本発明の(保護化)メルカプト系有機珪素化合物としては、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−オクタノイルチオ−1−プロピルトリエトキシシラン、3−プロピオニルチオプロピルトリメトキシシラン等が例示される。
本発明の(ポリ)スルフィド系有機珪素化合物としては、一般式[3]で表されるポリスルフィド系シランカップリング剤が例示され、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドが特に好ましい。
(R10−O)3−Y(R10)Y−Si−R11−SX−R11−Si−(R10)Y(O−R10)3−Y [3]
(式[3]中、R10は独立して炭素数1〜18のアルキル基、CaH2a+1O−((CH2)bO)cで表されaは1〜18、bは1〜6、cは1〜18であるポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル基から選択され、R11は炭素数1〜9のアルキレン基又は二価のフェニル基、Xは1〜9、Yは0、1、又は2の整数である。)
(R10−O)3−Y(R10)Y−Si−R11−SX−R11−Si−(R10)Y(O−R10)3−Y [4]
(式[4]中、R10は独立して炭素数1〜18のアルキル基、CaH2a+1O−((CH2)bO)cで表されaは1〜18、bは1〜6、cは1〜18であるポリアルキレングリコールモノアルキルエーテル基から選択され、R11は炭素数1〜9のアルキレン基又は二価のフェニル基、Xは1〜9、Yは0、1、又は2の整数である。)
−20℃に設定した還流管、温度計、滴下漏斗、磁気攪拌装置を備えた100ml三口フラスコに0.1gのイソプロパノールに溶解させた1.4mg(3マイクロモル)の塩化白金酸12水和物(和光純薬工業株式会社製)と0.6mg(3マイクロモル)のトリブチルアミン(和光純薬工業株式会社製)と21.8g(0.32モル)のイソプレン(東京化成工業株式会社製)を加えオイルバスに備えた。室温にて36.1g(0.27モル)のトリクロロシラン(東京化成工業株式会社製)を40分かけて滴下し、滴下終了後オイルバスの温度を60℃に上昇させ、合計2.5時間の反応を行った。この溶液を減圧蒸留し、真空度50mmHgで61℃の留分を分取したところ、収量は21.8g(収率40.2%、トリクロロシラン基準)で無色透明の液体が得られた。
温度計、滴下漏斗、機械式攪拌装置を備えた300ml三口フラスコに100gのヘキサン、21.3g(0.21モル)のトリエチルアミン(和光純薬工業株式会社製)、9.7g(0.21モル)エタノール(和光純薬工業株式会社製)を加えた。三口フラスコを−5℃の氷浴にて冷却しながら、そこへ窒素雰囲気下、14.3g(0.07モル)の1−トリクロロシリル−3−メチル−3−ブテンを、フラスコの内部温度が10℃を超えないように30分間かけて滴下したところ、トリエチルアミン塩酸塩が生成し、全体が白色スラリー状となった。このスラリーを1時間攪拌した後、減圧濾過を行った。そのろ液を減圧度30mmHg、55℃にて減圧濃縮を行ったところ、収量は15.7g(収率96.3%、1−トリクロロシリル−3−メチル−3−ブテン基準)で微濁無色透明の液体が得られた。得られた化合物の1H−NMRデータを以下に示す。
1H−NMR(CDCl3、270MHz、δ;ppm)=4.67−4.70(1H、m)、3.83(6H、q、J=7.0Hz)、2.06−2.13(2H、m)、1.73(3H、s)、1.24(9H、t、J=7.0Hz)、0.75−0.82(2H、m)。
250ccバンバリーミキサータイプのアタッチメントBR−250を備えたラボプラストミル10C100(東洋精機株式会社製)にて混練試験を行った。装置温度は100℃のオイル循環加熱とし、ミキサーのローター回転速度は60rpm一定とした。配合はゴム125gベースにて試験を行った。手順はゴム成分を30秒間素練りした後、表1の配合(I)に示される薬剤を添加し、30秒間混練した。次いで表1の配合(II)に示される薬剤を添加して3分間混練後、混練物を排出した。排出した混練物は室温の6インチロールにて冷却後、表1の配合(III)に示されるに示される架橋剤成分を添加し6分間混練して、約2mmの厚みのシート(未架橋シート)を得た。翌日、残りのコンパウンドを150℃で10分間熱プレス架橋し、試験用サンプル(架橋シート)を得た。耐摩耗試験用テストピースは150℃で15分熱プレス架橋し、試験用サンプルを得た。なお試験に供したゴムは事前に60℃の12インチオープンロールで5分間素練りし、均質化したものを使用した。
未架橋シートを上島製作所製加硫試験機FDRにセットし、150℃にて30分間の粘度挙動を測定した。架橋反応におけるトルクの上昇が全体の10%に達した時間(T10)、全体の90%に達した時間(T90)、その差(T90−T10)として記載する。
未架橋シートを東洋精機製作所製ムーニー粘度計AM−3にセットし、JIS K6300に従い125℃にてL型ロータを用い、ML1+4とスコーチ時間(t5)を測定した。
架橋シートから3号形ダンベル試験片を打ち抜き、ミネベア社製テクノグラフTG−2kNを用いて、JIS K6301に準拠して引張試験を行った。
架橋シートから幅4×長さ25×厚み2mmの試験片を打ち抜き、株式会社ユービーエム製Rheogel−4000にて、チャック間距離20mm、初期歪10%、動振幅2%、10Hzの加振条件下で測定した。なお測定温度範囲は60℃一定とした。
JIS K6264に準拠した試験片(架橋シート)を作成し、アクロン磨耗試験機にて15°の傾斜角にて測定を行った。また負荷荷重は44.1N、試験片の回転速度は1分間に250回転とした。15°の測定においては、磨耗輪の回転数で500回転運転し、その時の重量減少とコンパウンドの比重から磨耗容量を測定し、それを2倍とする事で1000回あたりの磨耗量とした。
*1 KERILLA FACTORY製 SMR−CV60
*2 東ソーシリカ株式会社製 Nipsil AQ(BET比表面積215m2/g)
*3 東海カーボン製 シースト6
*4 日油株式会社製 ステアリン酸さくら
*5 大内新興化学工業株式会社製 ノクラック6C
*6 ダイソー株式会社製 CABRUS−2
*7 ダイソー株式会社製 CABRUS−4
*8 堺化学工業株式会社製 酸化亜鉛2種
*9 大内新興化学工業株式会社製 ノクセラーD
*10 大内新興化学工業株式会社製 ノクセラーCZ
*11 細井化学工業株式会社製 コロイド硫黄
また、シリカ、シランカップリング剤を配合した比較例2と実施例1,2を比較すると、実施例1、2はT10が長く、かつT90−T10が短い。これはスコーチ性に優れ、かつシリカ配合の欠点の一つである加硫の遅さを改善することを示唆している。またML1+4も小さく加工性に優れる。更に、一般的に300%モジュラスと100%モジュラスの比が大きい方が有機珪素化合物とシリカの反応が効率よく進行している目安とされるが、この値も大きく優れている。動的粘弾性特性も実施例2では比較例2よりも小さく、低燃費性に優れる事が示唆され、実施例1であっても遜色ない結果であった。また耐摩耗性についても優れ、タイヤの長寿命化を図れることが分かった。
Claims (18)
- テルペン残基、及び無機充填材と結合する基を含有することを特徴とする有機珪素化合物。
- テルペン系化合物の炭素−炭素二重結合が一般式[1]又は[2]で示されるシリル基で付加された構造の化合物、又はそれらを縮合成分として含む縮合物であることを特徴とする請求項1に記載の有機珪素化合物。
- テルペン系化合物の炭素−炭素二重結合が一般式[1]又は[2]で示されるシリル基で付加された構造の化合物を縮合成分として含む縮合物は、テルペン系化合物の炭素−炭素二重結合が一般式[1]又は[2]で示されるシリル基で付加された構造の化合物の縮合物、又はテルペン系化合物の炭素−炭素二重結合が一般式[1]又は[2]で示されるシリル基で付加された構造の化合物と二価以上の炭素数1〜60の分子内に窒素原子を含んでいてもよいアルキルポリオール及び/又は二価以上の炭素数2〜60の分子内に窒素原子を含んでいてもよい(ポリ)アルキルエーテルポリオールとの縮合物である請求項2に記載の有機珪素化合物。
- 請求項1〜3に記載の有機珪素化合物及び/又は有機珪素化合物の縮合物に他の有機珪素化合物を含んでなる有機珪素化合物の混合物。
- 請求項4に記載の他の有機珪素化合物が、(保護化)メルカプト系有機珪素化合物、(ポリ)スルフィド系有機珪素化合物、アミノ系有機珪素化合物の1種以上を含んでなることを特徴とする有機珪素化合物の混合物。
- ヒドロシリル化反応により製造されることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機珪素化合物の製造方法。
- 白金系触媒を用いて、ヒドロシリル化反応により製造されることを特徴とする請求項6に記載の有機珪素化合物の製造方法。
- 更に、炭素数が1〜24であるアミン化合物を用いることを特徴とする請求項7に記載の有機珪素化合物の製造方法。
- ヒドロシリル化反応に用いるシランがトリクロロシラン、メチルジクロロシラン、ジメチルクロロシランであって、ヒドロシリル化反応後にOH基を持つ化合物と反応させることを特徴とする請求項6〜8いずれかに記載の有機珪素化合物の製造方法。
- 更に、受酸剤として塩基性物質を用いることを特徴とする請求項9に記載の有機珪素化合物の製造方法。
- 更に、溶媒を用いることを特徴とする請求項6〜10いずれかに記載の有機珪素化合物の製造方法。
- ゴム100重量部に対し無機充填材を10〜150重量部を含むゴム組成物であって、無機充填材100重量部に対し、請求項1〜5いずれかに記載の有機珪素化合物および/または有機珪素化合物の混合物を1〜30重量部を配合することを特徴とするゴム組成物。
- 無機充填材がBET比表面積20〜300m2/gの湿式シリカ及び/又は水酸化アルミニウムであることを特徴とする請求項12に記載のゴム組成物。
- 使用するゴムが、天然ゴム(NR)、ポリイソプレンゴム(IR)、スチレンブタジエン共重合体ゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、アクリロニトリルブタジエン共重合体ゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレン共重合体ゴム(EPDM)、ブチルゴム(IIR)から選択される1種である、又は2種以上であることを特徴とする請求項12又は13に記載のゴム組成物。
- ゴム100重量%のうち、天然ゴム(NR)及び/又はポリイソプレンゴム(IR)を10〜90重量%含有することを特徴とする請求項12〜14いずれかに記載のゴム組成物。
- 請求項12〜15いずれかに記載のゴム組成物と架橋剤を含んでなることを特徴とする架橋用ゴム組成物。
- 請求項16に記載の架橋用ゴム組成物を架橋してなる架橋物。
- 請求項17に記載の架橋物が、タイヤ、ベルト、防振ゴムであることを特徴とする物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013065286A JP6015945B2 (ja) | 2013-03-27 | 2013-03-27 | 有機珪素化合物、その製造方法、及びゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013065286A JP6015945B2 (ja) | 2013-03-27 | 2013-03-27 | 有機珪素化合物、その製造方法、及びゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014189606A true JP2014189606A (ja) | 2014-10-06 |
JP6015945B2 JP6015945B2 (ja) | 2016-10-26 |
Family
ID=51836216
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013065286A Ceased JP6015945B2 (ja) | 2013-03-27 | 2013-03-27 | 有機珪素化合物、その製造方法、及びゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6015945B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101900483B1 (ko) | 2017-11-28 | 2018-09-19 | 한국화학연구원 | 황을 포함하는 시트랄 기반 중합체 및 그의 제조방법 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4875530A (ja) * | 1971-12-10 | 1973-10-11 | ||
JPH09111044A (ja) * | 1995-10-20 | 1997-04-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤトレッド用ゴム組成物 |
JPH11500129A (ja) * | 1995-02-17 | 1999-01-06 | イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー | 不飽和化合物のヒドロシラン化 |
-
2013
- 2013-03-27 JP JP2013065286A patent/JP6015945B2/ja not_active Ceased
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4875530A (ja) * | 1971-12-10 | 1973-10-11 | ||
JPH11500129A (ja) * | 1995-02-17 | 1999-01-06 | イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー | 不飽和化合物のヒドロシラン化 |
JPH09111044A (ja) * | 1995-10-20 | 1997-04-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤトレッド用ゴム組成物 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101900483B1 (ko) | 2017-11-28 | 2018-09-19 | 한국화학연구원 | 황을 포함하는 시트랄 기반 중합체 및 그의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6015945B2 (ja) | 2016-10-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2960286B1 (en) | Rubber composition for tire tread, and pneumatic tire using same | |
EP2891679B1 (en) | Rubber composition for tire treads | |
EP2960289B1 (en) | Rubber composition for tires, and pneumatic tire using same | |
JP2014234378A (ja) | 有機珪素化合物、その製造方法、およびゴム組成物 | |
EP2960287B1 (en) | Rubber composition for tire tread, and pneumatic tire using same | |
JP4201825B2 (ja) | ビニルエーテル基でブロックされたメルカプトシランカップリング剤を用いたゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP2011213988A (ja) | タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP5539843B2 (ja) | トレッド用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ | |
JP2014177577A (ja) | ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP6965651B2 (ja) | タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP6015945B2 (ja) | 有機珪素化合物、その製造方法、及びゴム組成物 | |
JP6719249B2 (ja) | ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP2014108922A (ja) | 有機珪素化合物の混合物およびゴム組成物 | |
JP6058437B2 (ja) | ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
WO2017169975A1 (ja) | タイヤ用ゴム組成物 | |
TW201940493A (zh) | 有機矽化合物,及使用其之橡膠組成物 | |
JP5840971B2 (ja) | タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP5503301B2 (ja) | ベーストレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP5725365B2 (ja) | ゴム組成物、その架橋物及びそれらの製造方法 | |
JP6969243B2 (ja) | タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP5800285B2 (ja) | ゴム組成物及び架橋してなる架橋物 | |
JP2011178958A (ja) | チェーファー用ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP2015172018A (ja) | 含硫黄有機珪素生成物、その製造方法、およびゴム組成物 | |
JP5503303B2 (ja) | サイドウォール用ゴム組成物及び空気入りタイヤ | |
JP2019089869A (ja) | 低燃費タイヤ用ゴム組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150908 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160506 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160628 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160831 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160913 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6015945 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
RVOP | Cancellation by post-grant opposition |