JP2014189251A - 輻射ヒータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源が低電圧であっても輻射熱を生じる輻射ヒータ装置を提供する。
【解決手段】輻射ヒータ装置1は、基板部2に埋設された電極4と、複数の発熱部5とを有する。電極4は、固有抵抗が低い材料によって形成される。電極4が占める面積が抑制される。発熱部5は、輻射熱を生じるように発熱するために固有抵抗が高い材料によって形成される。電極4と発熱部5とは、基板部2の内部において電気的に接続されている。複数の発熱部5は、一対の電極41、42の間に並列的に配置されている。電極4と発熱部5とは、膜状に形成されており、熱的な容量が抑制されている。この結果、通電に応答して発熱部5の温度は迅速に上昇する。また、物体が接触すると発熱部5の温度は迅速に低下する。
【選択図】図2

Description

開示された発明は、輻射によって対象を暖める輻射ヒータ装置に関する。
特許文献1および特許文献2は、輻射ヒータ装置を開示している。この装置は、車両の室内において、乗員に対向するように設けられている。
特開2012−56531号公報 特開2012−228896号公報
上記装置は、車両用暖房装置を補助するために、乗員に温熱感を与える装置として有効である。しかし、輻射ヒータ装置には、さらなる改良が求められている。
発明の目的は、電源が低電圧であっても輻射熱を生じることができる輻射ヒータ装置を提供することである。
発明の他の目的は、物体と接触している部分の温度を抑制することができる輻射ヒータ装置を提供することである。
発明のさらに他の目的は、物体と接触している部分の温度が長期間にわたって高温に維持されることを回避できる輻射ヒータ装置を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、局部的な高温部分への近接を抑制できる輻射ヒータ装置を提供することである。
ここに開示される発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
発明のひとつは、電気絶縁性の材料によって表面を提供するように形成された基板部(2)と、表面に沿って延びるように基板部に支持された一対の電極(4、41、42)と、通電によって発熱することにより輻射熱(R)を放射するために、電極よりも電気的な固有抵抗が高い材料によって作られ、表面に沿って延びるように基板部に支持され、一対の電極の間に並列的に配置された複数の発熱部(5、205、305)とを備えることを特徴とする。
この構成によると、複数の発熱部が電極の間に並列的に配置される。このため、複数の発熱部への並列的な通電によって大きい発熱を得ることができる。発熱部は、電極よりも電気的な固有抵抗が高い材料により作られる。逆に言うと、電極の材料の固有抵抗は、発熱部の材料の固有抵抗より低い。複数の発熱部が並列接続されることにより電極には大きい電流が流れるが、電極の発熱が抑制される。また、複数の発熱部への電流分配のばらつきが抑制される。
第1実施形態に係る輻射ヒータ装置を示す車両の断面図である。 第1実施形態に係る輻射ヒータ装置の平面図である。 上図のIII−III線における断面図である。 輻射ヒータ装置における熱伝達モデルを示す部分断面図である。 輻射ヒータ装置における熱伝達モデルを示す部分断面図である。 第1実施形態の熱抵抗と温度との関係を示すグラフである。 第1実施形態の熱伝導率と断面積との関係を示すグラフである。 第1実施形態の作動の一例を示す波形図である。 第2実施形態に係る輻射ヒータ装置の平面図である。 第3実施形態に係る輻射ヒータ装置の平面図である。 第4実施形態に係る輻射ヒータ装置の平面図である。 上図のXII−XII線における断面図である。 第5実施形態に係る輻射ヒータ装置の平面図である。 上図のXIV−XIV線における断面図である。 第6実施形態に係る輻射ヒータ装置の平面図である。 上図のXVI−XVI線における断面図である。 第7実施形態に係る輻射ヒータ装置の平面図である。 上図のXVIII−XVIII線における断面図である。 第8実施形態に係る輻射ヒータ装置の平面図である。 上図のXX−XX線における断面図である。 第9実施形態に係る輻射ヒータ装置の平面図である。 上図のXXII−XXII線における断面図である。 第10実施形態に係る輻射ヒータ装置の平面図である。 上図のXXIV−XXIV線における断面図である。
以下に、図面を参照しながら発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。また、後続の実施形態においては、先行する実施形態で説明した事項に対応する部分に百以上の位だけが異なる参照符号を付することにより対応関係を示し、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
図1において、第1実施形態に係る輻射ヒータ装置1は、道路走行車両、船舶、航空機などの移動体の室内に設置されている。装置1は、室内のための暖房装置10の一部を構成している。装置1は、移動体に搭載された電池、発電機などの電源から給電されて発熱する電気的なヒータである。装置1は、薄い板状に形成されている。装置1は、電力が供給されると発熱する。装置1は、その表面と垂直な方向に位置付けられた対象物を暖めるために、主としてその表面と垂直な方向へ向けて輻射熱Rを放射する。
室内には、乗員12が着座するための座席11が設置されている。装置1は、乗員12の足元に輻射熱Rを放射するように室内に設置されている。装置1は、暖房装置10の起動直後において、乗員12に対して即効的に暖かさを提供するための装置として利用することができる。装置1は、室内の壁面に設置される。装置1は、想定される通常の姿勢の乗員12に対向するように設置される。例えば、道路走行車両は、ハンドル14を支持するためのステアリングコラム13を有している。装置1は、ステアリングコラム13の下面に設置することができる。装置1は、その表面が室内に向けて露出するように設置されている。装置1は、乗員12が装置1の表面に直接に触れることを阻止するためのカバー部材を有することなく、実質的に室内に露出している。
図2において、装置1は、軸Xと軸Yによって規定されるX−Y平面に沿って広がっている。装置1は、ほぼ四角形の薄い板状に形成されている。装置1は、基板部2と、複数の電極3、4と、複数の発熱部5とを有する。図中には、基板部2に埋設された電極3、4と、発熱部5とを示すために、ハッチングが付されている。
図3は、図2のIII−III断面を示す。図中において、装置1は、軸Zの方向に厚さをもつ。装置1は、主として表面と垂直な方向に向けて輻射熱Rを放射する面状ヒータとも呼ぶことができる。
基板部2は、優れた電気絶縁性を提供し、かつ高温に耐える樹脂材料によって作られている。基板部2は、表面を提供する。基板部3は、平板状に形成されている。基板部3は、設置場所の壁面に対応した曲面を与えられる。基板部3は、その形状を維持できる剛性を有している。基板部3は、壁面に沿うように変形するための可撓性をもつことができる。基板部2は、熱可塑性樹脂によって作ることができる。基板部2は、多層基板である。
基板部2は、表面層21と、裏面層22と、中間層23とを有する。これらの層21、22、23は、熱可塑性樹脂のシートによって提供される。表面層21は、輻射熱Rの放射方向に面している。言い換えると、表面層21は、装置1の設置状態において、加熱対象物である乗員12の一部に対向して配置される表面を提供する。表面層21の表面は、室内に向けて露出している。裏面層22は、装置1の背面を提供する。中間層23は、表面層21と裏面層22との間に配置されている。上記層21、22、23のひとつまたは複数の上に、電極3、4、および、発熱部5を形成する材料が担持される。基板部2は、電極3、4、および、発熱部5を支持するための部材である。
基板部2を提供する材料は、電極3、4および発熱部5よりも十分に低い熱伝導率を提供する。基板部2は、隣接する2つの発熱部5の間において、熱伝導を抑制する断熱部を提供する。
複数の電極3、4は、装置1の外部に少なくとも一部が露出する外部の電極3と、基板部2内に配置されている内部の電極4とを有する。電極3は、電力を供給するための一対の電極31、32を含む。一対の電極31、32は、装置1の端子を提供する。これら電極3は、基板部2の外縁部、表面、および裏面を含む基板部2の外面に配置される。電極3の一部は基板部2の内部に埋設され、電極4と電気的に接続されている。なお、電極4を基板部2の外面に露出させ、電極を供給するための端子として利用してもよい。
電極4は、基板部2の内部に埋設されている。電極4は、後述する複数の発熱部5へ電力を分配するバスバー部分でもある。電極4は、電極3から延びている。電極4は、複数の発熱部5に比べて十分に低い電気抵抗値を有する。電極4の電気抵抗値は、電極4における発熱を抑制することができるように設定されている。電極4は、複数の発熱部5に均等に電流を分配する。電極4は、電力を供給するための一対の電極41、42を有する。一対の電極41、42は、基板部2の単位領域の両端に互いに離れて配置されている。一対の電極41、42は、基板部2の単位領域の両辺に沿って延びている。一対の電極41、42が設けられた領域とそれらの間の領域とが単位領域を規定する。
複数の発熱部5のそれぞれは、基板部2の内部に埋設されている。発熱部5は、表面層21と裏面層22との間に配置されている。よって、発熱部5は、基板部2の表面には露出していない。発熱部5は、基板部2によって保護されている。発熱部5は、一対の電極41、42の間に配置されている。発熱部5は、一対の電極41、42の間において線状に延びている。発熱部5は、線状発熱体と呼ぶことができる。発熱部5は、一対の電極41、42の間において直線状に真っ直ぐに延びている。発熱部5の一端は一方の電極41に電気的に、かつ機械的に接続されている。発熱部5の他端は他方の電極42に電気的に、かつ機械的に接続されている。
発熱部5は、基板部2の面と平行な薄い板状に形成されている。発熱部5は、通電によって供給される熱によって輻射熱Rを放射可能である。発熱部5は、所定放射温度Trに加熱されることによって、乗員12、すなわち人に暖かさを感じさせる輻射熱Rを放射することができる。発熱部5の体積は、発熱部5から供給される熱によって発熱部5が輻射熱Rを放射することができる温度に到達できるように設定されている。発熱部5の体積は、発熱部5から供給される熱によって放熱部3の温度が急速に上昇するように設定されている。発熱部5の体積は、装置1の表面に接触した物体への放熱によって急速な温度低下を生じるように小さく設定されている。発熱部5の厚さは、表面と平行な面積を最大化し、体積を最小化するために、薄く設定されている。発熱部5の面積は、輻射熱Rを放射するために適した広さに設定されている。発熱部5の面積は、装置1の表面に対向して位置付けられる物体、例えば乗員12の一部分より小さく設定されている。
複数の発熱部5は、互いに平行に配置されている。複数の発熱部5は、一対の電極41、42の間において、電気的に並列に接続されている。複数の発熱部5は、それらの間に隙間6を区画形成するように配置されている。
複数の発熱部5は、基板部2の表面に対してほぼ均等に分散するように配置されている。複数の発熱部5は、一対の電極41、42の間の領域においてほぼ均等な密度で分布するように配置されている。複数の発熱部5は、基板部2の単位領域のほとんどの範囲に分散的に配置されている。
電極3、4の通電方向に関する断面積を規定する形状および寸法、並びに、電極3、4の材料は、低い電気抵抗値を提供するように選定され、設定されている。電極3、4の断面積と材料とは、複数の発熱部5へ均等に電流を分配するために、良好な電気導体を提供するように設定されている。発熱部5の通電方向に関する断面積を規定する形状および寸法、並びに、発熱部5の材料は、通電によって輻射熱Rを発生するように高い電気抵抗値を提供するように選定され、設定されている。電極3、4の材料と、発熱部5の材料とは、異なる材料である。電極3、4の材料の電気的な固有抵抗は、発熱部5の材料の電気的な固有抵抗より十分に低い。
電極4は、細長く延びており、軸Yに沿って長手方向をもつ。電極4は、軸Yに沿って長さELをもつ。長さELは、電極4内における通電方向に相当する。電極4は、軸Xに沿って幅EWをもつ。幅EWは、通電方向に直交する。電極4は、軸Zに沿って厚さETをもつ。厚さETは、長さELおよび幅EWより小さい。よって、電極4は、リボン状の電気導体を提供する。
発熱部5は、細長く延びており、軸Xに沿って長手方向をもつ。発熱部5は、軸Xに沿って長さHLをもつ。長さHLは、発熱部5内における通電方向に相当する。発熱部5は、軸Yに沿って幅HWをもつ。幅HWは、通電方向に直交する。発熱部5は、軸Zに沿って厚さHTをもつ。厚さHTは、長さHLおよび幅HWより小さい。よって、発熱部5は、リボン状の発熱体を提供する
幅HWは、300μmである。幅HWは、300±100μmの範囲内とすることができる。幅HWは、1mmより小さく設定することが望ましい。さらに、幅HWは、500μmより小さく設定することが望ましい。
厚さHTは、30μmである。厚さHTは、30±10μmの範囲内とすることができる。厚さHTは、幅HWより小さく(HW>HT)設定することが望ましい。厚さHTは、1mmより小さく設定することが望ましい。厚さHTは、100μmより小さく設定することが望ましい。
幅EWは、電極4における電気抵抗値を抑制するために、幅HWより大きく設定されている。この実施形態では、通電方向に直交する電極4の断面積は、通電方向に直交する発熱部5の断面積より大きい。発熱体5の固有抵抗より小さい電極4の固有抵抗は、電極4の断面積を抑制することを可能とする。同様の目的のために、厚さETを厚さHTより大きく設定してもよい。
隙間6は、幅GWをもつ。隙間6の長さは、発熱部5の長さHLと同じである。複数の発熱部5と複数の隙間6とは、電極4の長さELの全体にわたって交互に配置されている。隙間6の幅GWは、発熱部5の幅HWと等しく設定することができる。これにより、複数の発熱部5が均等に分散して配置される。また、微細な幅HW、GWをもつ発熱部5と隙間6とが高密度に配列される。この結果、輻射ヒータ装置1の表面における温度分布が抑制される。このような微細な発熱部5の高密度の配置は、輻射ヒータ装置1の面から均一な輻射熱Rを放射するために貢献する。
この実施形態では、輻射ヒータ装置1は、薄い板状に形成される。さらに、基板部2の内部に埋設された電極3、4および発熱部5は、基板部2の表面と平行に拡がる膜状である。このような膜状の電極3、4および発熱部5は、広い面積にわたって輻射熱Rを放射するために有利である。
発熱部5は、通電によって発熱する材料によって作られている。発熱部5は、通電によって発熱するように通電方向に沿って電気的な抵抗値を示す。発熱部5は、金属材料によって作ることができる。発熱部5は、錫合金によって作ることができる。発熱部5は、銅、銀、錫を含む合金によって作ることができる。また、発熱部5は、ステンレス合金、ニッケル−クロム合金、アルミニウム合金などの電熱線材料によっても作ることができる。
電極3、4は、発熱部5の材料より電気的な固有抵抗が低い材料によって作られている。電極3、4は、通電されたときに発熱部5より発熱量が少ない材料によって作られている。電極3、4は、複数の発熱部5へ均等に電流を分配できるように固有抵抗が低い材料によって作られている。電極3、4は、金属材料によって作ることができる。電極3、4は、錫合金によって作ることができる。電極3、4は、銅、銀、錫を含む合金によって作ることができる。また、電極3、4は、銅合金またはアルミニウム合金などの良導体材料によっても作ることができる。
電極4と発熱部5とは、電気的に接続されている。電極4と発熱部5とは、焼結によって接続されている。電極4および発熱部5の少なくとも一方は、錫を含む合金によって提供される。装置1の製造工程において、基板部2、電極4、および発熱部5を提供する材料は加圧下において加熱される。この製造工程において、電極4と発熱部5とが焼結によって一体化される。例えば、電極4を銅箔により提供し、発熱部5を錫と銀とを含む粉体層によって提供することができる。粉体層は、錫粉末と銀粉末とバインダ樹脂とを含むペースト層によって提供することができる。加熱下において粉体層は合金化し、焼結によって一体化した合金からなる発熱部5を提供する。粉体層が合金化する過程において、粉体層と銅箔との間には固相拡散層が形成される。この結果、電極4を提供する銅箔と、発熱部5を提供する粉体層とが焼結によって電気的かつ機械的に接合される。
また、電極4を錫と銀とを含む粉体層によって提供し、発熱部5を電熱線材料の薄膜により提供してもよい。さらに、電極4を銅箔により提供し、発熱部5を電熱線材料の薄膜により提供し、それらの間に錫と銀とを含む粉体層を接合部材として介在させてもよい。
複数の発熱部5は、一対の電極41、42の間に並列に接続された通電経路を形成する。電極31、32に所定の電圧、例えば12Vの直流電力が供給されると、複数の発熱部5に流れる電流によって、複数の発熱部5は発熱する。複数の発熱部5が発熱することにより、装置1の表面からは輻射熱Rが提供される。複数の発熱部5の温度は、暖房装置による室内の空気の温度上昇より早く上昇する。この結果、暖房装置による暖房効果より早く、輻射熱Rによって乗員12に暖かさを与えることができる。
電極4および発熱部5の体積は、熱容量を小さくするように設定される。発熱部5の熱容量は、発熱部5の上において輻射ヒータ装置1の表面に物体が接触した後に、物体が接触している部分の温度が、短時間で低下するように設定されている。発熱部5の熱容量は、輻射ヒータ装置1の表面に物体が接触した時に、その接触部分における輻射ヒータ装置1の表面温度が短時間で所定温度を下回るように設定される。望ましい形態においては、発熱部5の熱容量は、輻射ヒータ装置1の表面にヒトの指が接触した場合に、接触の後0.32秒で接触部分の表面温度が60℃を下回るように設定される。
輻射ヒータ装置1の仕様、例えば、各部の寸法、性能、材料は、熱的なモデルに基づいて設定することができる。輻射ヒータ装置1の仕様は、輻射ヒータ装置1の表面に物体が接触していない状態において所要の熱供給を実現できるように設定される。さらに、輻射ヒータ装置1の仕様は、輻射ヒータ装置1の表面に物体が接触している状態において、その接触部分の表面温度が、その物体を損なうことがない温度にまで低下するように設定される。輻射ヒータ装置1の仕様は、上記2つの場合を両方とも満足するように設定される。例えば、発熱部5の長さ方向に直交する断面積CAは、熱伝達モデルに基づいて設定することができる。
図4は、輻射ヒータ装置1に物体が接触していない状態における熱伝達モデルを示す。この熱伝達モデルでは、発熱部5が発生する熱のうち、輻射ヒータ装置1の表面(上面)に向かう熱の流れをモデル化している。
図中において、輻射ヒータ装置1の表面における単位面積あたりの発熱部5の発熱量をQ0とする。Q0は、発熱部5の材料、発熱部5の寸法、および発熱部5に流れる電流に基づいて求められる。発熱部5は、長さ方向と直交する断面において断面積CAをもつ。発熱部5の温度はT1である。表面層21の表面の温度はT2である。発熱部5における熱伝導率をλ1(ラムダ1)とする。発熱部5と表面層21の表面との間の熱伝達率をλ2(ラムダ2)とする。表面層21の厚さはt21である。表面層21の表面に伝えられる伝熱量Q1(W/m)は、下記(1)式で表すことができる。
Figure 2014189251
輻射ヒータ装置1の表面からの放熱は、主として対流と輻射とによってなされる。自然対流による熱伝達率をhとする。空気の温度はT0である。対流による放熱量Q2(W/m)は、下記(2)式で表すことができる。
Figure 2014189251
輻射ヒータ装置1の表面からの放射率をε(イプシロン)とし、ステファン−ボルツマン定数をσ(シグマ)とする。輻射による放熱量Q4は、下記(3)式で表すことができる。
Figure 2014189251
輻射ヒータ装置に定格電力が供給され安定的に運転されているとき、Q0=Q1=Q2=Q3+Q4となる。このとき、表面温度T2は、所要の温度で安定する。表面温度T2が、所要の輻射熱Rを供給できる放射温度Trになるように、輻射ヒータ装置1の仕様が設定される。放射温度Trは、例えば60℃以上の所定温度である。
図5は、輻射ヒータ装置1にヒトの第2指FGが接触している状態における熱伝達モデルを示す。輻射ヒータ装置1の表面に物体が接触すると、対流と輻射とが少なくとも部分的に妨げられる。また、輻射ヒータ装置1の表面からの放熱の少なくとも一部分は、接触した物体への伝熱によって提供される。物体が接触すると輻射ヒータ装置1の内部における熱的なバランスが変化する。発熱部5の温度はT1tとなる。表面層21の表面の温度はT2tとなる。表面層21の表面に伝えられる伝熱量Q1tは、下記(4)式で表すことができる。
Figure 2014189251
接触している物体の熱通過率をKとする。接触している物体の内部温度をT4とする。接触している物体の直下にある表面層21の表面から放熱される熱量Q4、言い換えると接触している物体が吸熱する熱量Q4は、下記(5)式で表すことができる。
Figure 2014189251
物体が接触することにより、表面温度がT2からT2tに低下する。接触部分の直下における発熱部5の温度も、T1からT1tに低下する。接触に起因する温度低下により、横方向の熱の移動が発生する。発熱部5は、はるかに熱伝達率が低い基板部2によって囲まれている。よって、横方向の熱移動は、発熱部5を経由する熱量が支配的となる。発熱部5の横方向、すなわち発熱部5の長さ方向の熱的な抵抗をRhとする。周辺の温度低下していない発熱部5の温度をT3tとする。輻射ヒータ装置1の表面と平行に、すなわち横方向に発熱部5を経由する伝熱量Q5は、下記(6)式で表すことができる。
Figure 2014189251
発熱部5の長さをHLとする。発熱部5の長さ方向に関する熱抵抗Rh(K/W)は、下記(7)式で表すことができる。
Figure 2014189251
輻射ヒータ装置1に定格電力が供給されているときに何らかの物体が輻射ヒータ装置1の表面の一部に接触する場合がある。この場合、物体が運び去る熱量のために、表面温度T2は低下する。やがてその接触部分において熱的に平衡が得られると、Q0+Q5=Q1t=Q4となる。このとき、表面温度T2tは、放射温度Trより低い温度で安定する。表面温度T2tが、接触している物体を保護するための抑制温度Tpになるように、輻射ヒータ装置1の仕様が設定される。例えば、熱抵抗Rhを規定する材料と断面積CAとは、変更可能な条件として利用することができる。発熱部5の材料と断面積CAとは、表面温度T2tが抑制温度Tpになるように設定される。抑制温度Tpは、例えば50℃以下の所定温度である。
接触している物体が十分な放熱機能をもつ場合、接触している物体は所定の熱量を運び去ることができる。例えば、ヒトの一部分、例えば指が接触する場合、血流によって熱が運び去られる。接触している物体が運び去ることができる熱量はQHである。Q1t=Q4<QHとすることにより、表面温度T2tは、ヒトの一部分の温度、すなわち体温より高いが、体温に近い温度に収束する。ヒトの一部が接触することを想定した場合、抑制温度Tpは40℃以下とすることができる。
図6において、横軸は、発熱部5の長さ方向における熱抵抗Rh(K/W)を示す。縦軸は、輻射ヒータ装置1の表面温度T2を示す。縦軸は、物体が接触した状態での表面温度T2tでもある。図示されるように、熱抵抗Rhが所定値を上回るように発熱部5を形成することにより、所定温度T21、T22を下回るように表面温度T2tが抑制される。ここで、熱抵抗Rhは、発熱部の長さL(m)、発熱部の長さ方向の熱伝導率λ1(W/m・K)、発熱部の長さ方向と直交する断面積CA(m)から、下記(8)式で表すことができる。
Figure 2014189251
例えば、所定温度T21を下回るために、熱抵抗Rhは700(K/W)を上回るように設定することができる。所定温度T21を下回るために、熱抵抗Rhは、1000(K/W)を上回るように設定することが望ましい。熱抵抗Rhは、さらに高い値、例えば7000(K/W)を上回るように設定することができる。
所定温度T21、T22は、接触した物体に、熱に起因する痕跡が残らないように設定することができる。また、ヒトの一部が接触することを想定した場合、所定温度T21、T22は、ヒトが、知覚する熱さを許容できるように、または、ヒトが、知覚する熱さに耐えることができるように設定することができる。
図7において、横軸は、発熱部5の長さ方向の熱伝達率λ1(W/m・K)を示す。縦軸は、発熱部の長さ方向と直交する断面積CA(m)を示す。図中には、熱抵抗Rhが700(K/W)を上回る領域(Rh>700(K/W))がハッチングで示され、その境界が実線によって示されている。発熱部5の断面積CAは、発熱部5の熱伝達率λ、すなわち材料に応じて、目標とする熱抵抗Rhを実現するように設定される。
例えば、断面積CAは、300μm×30μmの近傍に設定することができる。また、断面積CAは、2500μmを下回るように設定することができる。発熱部5が丸い断面をもつ場合、その直径は500μmを下回るように設定することができる。
図8において、第1実施形態の作動の一例が図示されている。時刻Tonにおいて輻射ヒータ装置1への通電が開始される。表面温度T2は、通電開始直後に室温T0から急激に上昇する。表面温度T2は、輻射熱Rを放射可能な放射温度Trに迅速に到達する。これにより、速い立ち上げ特性が得られる。通電開始後の温度上昇は、暖房装置による空気の温度上昇より格段に速い。このため、輻射ヒータ装置1は、即効暖房装置として有効である。
時刻Ttcにおいて輻射ヒータ装置1の表面に物体が接触する。接触した物体は、輻射ヒータ装置1から熱を奪う。このとき、輻射ヒータ装置1は、その単位面積における熱容量を抑制するように基板部2、電極3、4、および発熱部5が形成されている。しかも、輻射ヒータ装置1は、その表面に沿った横方向の熱伝達を抑制するように形成されている。言い換えると、輻射ヒータ装置1は、横方向に関して高い熱抵抗Rhを与えられている。具体的には、輻射ヒータ装置1の横方向における熱抵抗に関して支配的な発熱部5は、高い熱抵抗Rhを与えられている。このため、物体が接触している部分への周囲からの熱の流入が抑制される。
図示されるように、輻射ヒータ装置1の表面温度T2は急激に低下する。このとき、表面温度T2は、放射温度Trから抑制温度Tpまで迅速に低下する。物体が接触した後に表面温度T2が抑制温度Tpを上回っている期間Tdは短い。このため、ヒトが接触しても、単位時間あたりに受ける熱量が、ヒトが許容できる水準に抑制される。
また、物体が接触している間中、表面温度T2は、急激に上昇することはない。物体が接触している間中、表面温度T2は、低い温度に維持される。表面温度T2は、徐々に上昇する。このため、ヒトが接触しても、ヒトは、単位時間あたりに受ける熱量が許容できる水準にある間に、接触している部位を離すことができる。
時刻Tdtにおいて輻射ヒータ装置1の表面から物体が離れる。物体が離れることにより、輻射ヒータ装置1から物体への熱流が失われる。これにより、表面温度T2は急激に上昇し、再び放射温度Trを上回る。
この作動例においては、時刻Ttcと時刻Tdtとの間において、輻射ヒータ装置1の熱に起因する物体への痕跡の形成が抑制される。ヒトの一部が接触した場合、表面温度T2が抑制温度Tpを上回る期間Tdが短いことにより、ヒトは、知覚する熱さを許容できる。
この実施形態によると、輻射ヒータ装置1は、電気絶縁性の材料によって表面を提供するように形成された基板部2を有する。輻射ヒータ装置1は、表面に沿って延びるように基板部に支持された電極4と、複数の発熱部5とを有する。一対の電極4、41、42は、表面に沿って延びるように基板部2に支持されている。複数の発熱部5は、通電によって発熱することにより輻射熱Rを放射するために、電極4よりも電気的な固有抵抗が高い材料によって作られている。複数の発熱部5は、表面に沿って延びるように基板部2に支持され、一対の電極4の間に並列的に配置されている。この構成によると、複数の発熱部5が電極4の間に並列的に配置される。このため、複数の発熱部5への並列的な通電によって大きい発熱を得ることができる。発熱部5は、電極4よりも電気的な固有抵抗が高い材料により作られる。逆に言うと、電極4の材料の固有抵抗は、発熱部5の材料の固有抵抗より低い。複数の発熱部5が並列接続されることにより電極4には大きい電流が流れるが、電極4の発熱が抑制される。また、複数の発熱部5への電流分配のばらつきが抑制される。電極4は、発熱部5より電気的な固有抵抗が低い材料によって形成される。この構成によると、X−Y平面において膜状の電極4が占める面積が抑制される。
基板部2は表面層21と裏面層22とを有する。電極3、4と発熱部5とは表面層21と裏面層22との間に配置されている。基板部2は、平板状であって、電極3、4および発熱部5は表面に沿って広がる膜状である。電極4と発熱部5との両方は、熱的な容量が抑制されている。この結果、通電に応答して発熱部5の温度は迅速に上昇する。また、物体が接触すると発熱部5の温度は迅速に低下する。さらに、発熱部5は熱伝導率が低い基板部5に埋設されている。基板部5は隣接する発熱部5の間において断熱部を提供する。このため、物体が接触しても、物体直下に位置しない他の発熱部5からの伝熱が抑制される。しかも、発熱部5の通電方向、すなわち長手方向に関する熱的な抵抗は、物体が接触したときに迅速な温度低下を可能とするように十分に大きく設定されている。これにより、物体と接触している部分の温度が抑制される。
発熱部5は、人に暖かさを感じさせる輻射熱Rを放射できる放射温度Trに到達できるように設定されている。発熱部5の長さ方向の熱的な熱抵抗Rhは、表面の上において物体が接触するとき、物体が接触している部分の温度が、放射温度Trより低い抑制温度Tpに低下するように設定されている。熱抵抗Rhは、発熱部5の上において物体が接触するとき、物体が接触している部分の温度が、放射温度Trより低く、接触前の物体の温度よりやや高い抑制温度Tpに安定するように設定することができる。この構成によると、表面に物体が接触すると接触部分の温度が放射温度Trから抑制温度Tpに低下する。これにより接触した物体への熱的な影響が抑制される。
電極4と発熱部5とは基板部2の内部において電気的に接合されている。この構成によると、基板部2の内部において異種材料の電極4と発熱部5とが接続される。例えば、電極4と発熱部5とは焼結によって接合される。
発熱部5は、一対の電極41、42の間において往復することなく一方向に延びている。これにより、発熱部5の通電方向に関する長さを短くでき、低い電圧でも発熱部5に大きい電流が流れる。並列接続された複数の発熱部5により輻射熱を大きくすることができる。
(第2実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、直線状に延びる発熱部5を採用した。これに代えて、図9に図示される実施形態では、一対の電極41、42の間において蛇行する発熱部205が採用される。発熱部205は、矩形波状に蛇行している。発熱部205のX−Y平面における形状は、鍵状とも呼ぶことができる。発熱部205は長い通電距離を提供できる。
(第3実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、直線状に延びる発熱部5を採用した。これに代えて、図10に図示される実施形態では、一対の電極41、42の間において蛇行する発熱部305が採用される。発熱部305は、滑らかな波状に蛇行する。発熱部305は長い通電距離を提供できる。また、発熱部305は、滑らかな波状に延びるから、電流の集中を抑制する。
(第4実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、一対の電極41、42の間に延在する発熱部5を採用した。これに加えて、図11、図12に図示される実施形態では、一対の電極41、42の間の中間位置において、複数の発熱部5を互いに電気的に接続し短絡する中間電極443が採用される。中間電極443は、少なくとも隣接する2つの発熱部5の間を電気的に短絡する。中間電極443は、3つ以上の複数の発熱部5の間を電気的に短絡する。中間電極443は、平行に延びるすべての発熱部5の間を電気的に短絡する。この実施形態では、複数の中間電極443、443が設けられている。複数の中間電極443、443は、電極41、42の間において発熱部5を長さ方向に複数の部分に分割するように配置されている。中間電極443、443は、発熱部5を長さ方向に等分するように配置されている。
中間電極443は、発熱部5の一部において断線が発生した場合に、代替的な通電経路を提供する。このため、一本の発熱部5の一部に断線が生じても、その発熱部5の残部に電流を供給することができる。例えば、図中のX印において断線が発生した場合、発熱部5の部分51は使用不能となるが、部分52には中間電極443を介して電流が供給される。このため、部分的な断線が生じても、発熱する範囲の減少を抑制することができる。
(第5実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、中間電極443を採用した。これに代えて、図13、図14に図示される実施形態では、隣接する2つの発熱部5だけを電気的に接続する複数の中間電極543が採用される。この実施形態でも、部分的な断線に起因する発熱範囲の減少を抑制することができる。
(第6実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、表面層21の表面は、平面状である。これに代えて、図15、図16に図示される実施形態では、表面層21の表面に、複数の凸部624が設けられる。凸部624は、表面層21上に形成された凸条である。凸部624は、細い凸条である。よって、凸部624は、表面層21の表面において、発熱部5からの熱を伝えにくい部分を形成する。凸部624は、発熱部5の長手方向と交差するように延びている。凸部624は、複数の発熱部5にわたって延びている。凸部624は、平行に配置されたすべての発熱部5に直交するように配置されている。
複数の凸部624は、それらの間に複数の凹部625を区画する。複数の凸部624は、互いに平行に配置されている。複数の凸部624の間隔は、5mmを下回るように設定されている。
この構成では、基板部2は、輻射熱Rの放射方向に向けて突出する凸部624および凸部624に隣接する凹部625を備える。凸部624は、複数の発熱部5が配置された範囲に分散的に配置されている。この結果、凸部624に隣接する凹部625も表面に分散的に配置される。
物体が表面層21の表面に接触した場合に、物体は凸部624の頂面に接触する。凸部624と凹部625とは物体と表面層21との直接的な接触面積を抑制する。凸部624は、長い熱伝達拒理を提供する。凹部625は、断熱性が高い空気層を提供する。この結果、輻射ヒータ装置1から物体への直接的な熱伝達が抑制される。
(第7実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、凸部624を採用した。これに代えて、図17、図18に図示される実施形態では、凸部724が採用される。表面層21は、複数の凸部724を備える。凸部724は、発熱部5と平行に延びている。凸部724は、発熱部5の直上に位置付けられている。言い換えると、凸部724は、発熱部5の上に重なるように設けられている。複数の凸部724は、それらの間に凹部725を区画している。この構成でも、物体は凸部724の頂面に接触する。この結果、輻射ヒータ装置1から物体への熱伝達が抑制される。
(第8実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、凸部724を採用した。これに代えて、図19、図20に図示される実施形態では、凸部824が採用される。表面層21は、複数の凸部824を備える。凸部824は、発熱部5と平行に延びている。凸部824は、隙間6の直上に位置付けられている。言い換えると、凸部824は、発熱部5の上に重ならないように設けられている。複数の凸部824は、それらの間に凹部825を区画している。この構成でも、物体は凸部824の頂面に接触する。この結果、輻射ヒータ装置1から物体への熱伝達が抑制される。
(第9実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、平行に延びる凸部を採用した。これに代えて、図21、図22に図示される実施形態では、格子状の凸部924が採用される。表面層21は、相互に交差する複数の凸条を含む格子状の凸部924を備える。凸部924は、発熱部5と平行に延びる凸条と、発熱部5と交差する凸条とを含む。図示の例では、複数の凸条は直交している。一部の凸条は、発熱部5の直上に位置付けられている。一部の凸条は、隙間6の直上に位置付けられている。凸部924は、それらの間に凹部925を区画している。凹部925は、網目上に互いに独立している。この構成でも、物体は凸部924の頂面に接触する。この結果、輻射ヒータ装置1から物体への熱伝達が抑制される。
(第10実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。上記実施形態では、細長く延びる凸部を採用した。これに代えて、図23、図24に図示される実施形態では、ドット状の凸部1024が採用される。表面層21は、複数の凸部1024を備える。凸部1024は、X−Y平面においてドット状の形状をもつ。一部の凸部1024は、発熱部5の直上に位置付けられている。一部の凸部1024は、隙間6の直上に位置付けられている。凸部1024は、それらの間に凹部1025を区画している。この構成でも、物体は凸部1024の頂面に接触する。この結果、輻射ヒータ装置1から物体への熱伝達が抑制される。
(他の実施形態)
発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、種々変形して実施することが可能である。上記実施形態の構造、作用、効果は、あくまで例示であって、発明の技術的範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、それぞれ独立して実施可能である。発明のいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
上記実施形態では、電極4と発熱部5とを焼結によって接続した。これに代えて、電極4と発熱部5との接続は、ろう付け、ハンダ付け、若しくは溶接のような金属接合材料を用いた接合部により、または、かしめ、若しくはネジ締付のような機械的な接続部材を用いた接合部により提供されてもよい。
上記実施形態では、輻射ヒータ装置1のひとつの単位を図示し、説明した。輻射ヒータ装置1は、単一のユニットが室内に設置されてもよい。また、複数の輻射ヒータ装置1を配列して、輻射ヒータ装置アレイを構成してもよい。
上記実施形態では、表面層21に凸部624、724、824、924、1024および凹部625、725、825、925、1025を形成した。これに代えて、凸部と凹部とを提供する追加層を表面層21に付加してもよい。この場合、複数の層によって表面層が提供される。
1 輻射ヒータ装置、 2 基板部、
21 表面層、 22 裏面層、 23 中間層、
3、31、32 外部の電極、
4、41、42 内部の電極、
5、205、305 発熱部、 6 隙間、
443、543 中間電極、
624、724、824、924、1024 凸部、
625、725、825、925、1025 凹部。

Claims (10)

  1. 電気絶縁性の材料によって表面を提供するように形成された基板部(2)と、
    前記表面に沿って延びるように前記基板部に支持された一対の電極(4、41、42)と、
    通電によって発熱することにより輻射熱(R)を放射するために、前記電極よりも電気的な固有抵抗が高い材料によって作られ、前記表面に沿って延びるように前記基板部に支持され、一対の前記電極の間に並列的に配置された複数の発熱部(5、205、305)とを備えることを特徴とする輻射ヒータ装置。
  2. 前記発熱部は、人に暖かさを感じさせる輻射熱を放射できる放射温度に到達できるように設定され、
    前記発熱部の長さ方向の熱的な抵抗(Rh)は、前記表面の上において物体が接触するとき、前記物体が接触している部分の温度が、前記放射温度より低い抑制温度に低下するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の輻射ヒータ装置。
  3. 前記電極と前記発熱部とは前記基板部の内部において電気的に接合されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の輻射ヒータ装置。
  4. 前記電極と前記発熱部とは焼結によって接合されていることを特徴とする請求項3に記載の輻射ヒータ装置。
  5. 前記基板部は、平板状であって、前記電極および前記発熱部は前記表面に沿って広がる膜状であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の輻射ヒータ装置。
  6. 前記基板部は表面層(21)と裏面層(22)とを有し、前記電極と前記発熱部とは前記表面層と前記裏面層との間に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の輻射ヒータ装置。
  7. 前記発熱部(5)は、一対の前記電極(4)の間に直線状に延びていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の輻射ヒータ装置。
  8. 前記発熱部(205、305)は、一対の前記電極(4)の間に蛇行して延びていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の輻射ヒータ装置。
  9. さらに、一対の前記電極(4、41、42)の間において、複数の前記発熱部(5)を電気的に短絡する中間電極(443、543)を備えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の輻射ヒータ装置。
  10. 前記基板部は、前記輻射熱の放射方向に向けて突出する凸部(624、724、824、924、1024)および前記凸部に隣接する凹部(625、725、825、925、1025)を備えることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の輻射ヒータ装置。
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