JP2010272246A - ミラー用面状ヒータ - Google Patents

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良雄 竹田
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Abstract

【課題】
ヒータを形成させる作業が容易で、ヒータの厚みを抑えることが可能で、意図した熱量を効率的にミラーに伝達することが可能なミラー用面状ヒータを提供することにある。
【解決手段】
所定の電気抵抗を有する導電性の塗膜で、反射材の裏面に帯状に直接塗布されてなる発熱塗膜と、発熱塗膜の両端にそれぞれ設けられた電極とを備え、電極が帯状で略平行に2本配設され、発熱塗膜が2本の電極間に複数本架設されると共に、複数の発熱塗膜が互いに略平行に設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、鏡の裏面に設けるミラー用面状ヒータに関する。
従来より、洗面台や自動車のサイドミラー等には、鏡面の曇り止めを目的にヒータが取り付けられている。このヒータとしては、電熱線をミラーの裏面に蛇行配置して、その電熱線に電気を通して発熱させるものが一般的である。電熱線を樹脂製シートでサンドイッチしたりして薄板形状にし、その薄板形状となった電熱線をミラーの裏面に配置するようにしている。また、特許文献1の例では、ミラーの裏面に、導電性のパターンを一筆書き状で蛇行形状に形成させた電熱基板を接着材等で固着し、電熱基板の温度を上昇せしめてミラー本体の曇り止めを行うものがある。
さらに、特許文献2のドアミラーでは、ミラーと面状ヒータとがミラーブラケットにより密着された状態で取り付けられている。そして、面状ヒータは、硬質塩化ビニルのヒータ基材上に銀ペーストで印刷された電極、樹脂をバインダとした特殊カーボン金属等で印刷された自己制御型の発熱体等からなる。
さらに、特許文献3のヒータ付ミラーでは、非導電性材料よりなるミラー基板の裏面の全面に、反射膜兼発熱抵抗体膜、又は、反射膜及び発熱抵抗体膜を形成し、この反射膜兼発熱抵抗体膜又は発熱抵抗体膜上に絶縁防湿膜を形成している。
特開昭59−40146号公報 実開平7−28740号公報 特開2000−127911号公報
しかしながら、従来のミラー用面状ヒータとして電熱線を用いた場合には、電熱線分の厚みがミラーの裏面に突出することになり、薄型のミラーを形成させることが困難であった。また、従来のミラー用面状ヒータは、ヒータとミラーとが別体であることから、組み立て(貼り合わせ)作業が繁雑であった。さらに、ミラーの裏面全体をヒータにすることは、材料コストもアップしてしまうし、消費電力を抑えることも困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ヒータを形成させる作業が容易で、ヒータの厚みを抑えることが可能で、意図した熱量を効率的にミラーに伝達することが可能なミラー用面状ヒータを提供することにある。
請求項1記載のミラー用面状ヒータは、所定の電気抵抗を有する導電性の塗膜で、反射材の裏面に帯状に直接塗布されてなる発熱塗膜と、発熱塗膜の両端にそれぞれ設けられた電極とを備えることを特徴とする。
請求項2記載のミラー用面状ヒータは、電極が帯状で略平行に2本配設され、発熱塗膜が2本の電極間に複数本架設されると共に、複数の発熱塗膜が互いに略平行に設けられていることを特徴とする。
請求項3記載のミラー用面状ヒータは、発熱塗膜が、略S字状のパターンに形成されていることを特徴とする。
請求項4記載のミラー用面状ヒータは、発熱塗膜がカーボン系油性インクであり、反射材の裏面にシルク印刷により形成されることを特徴とする。
請求項5記載のミラー用面状ヒータは、発熱塗膜を覆う絶縁膜を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、発熱塗膜が直接反射材の裏面に塗布されていることから、ヒータを形成させる作業が容易で、ヒータの厚みを抑えることができ、反射材と発熱塗膜との間に隙間がないことから、意図した熱量を効率的にミラーに伝達することが可能である。
請求項2の発明によれば、発熱塗膜が2本の電極間に複数本架設されると共に、複数の発熱塗膜が互いに略平行に設けられていることから、いずれかの発熱塗膜が破断しても他の発熱塗膜には通電され発熱が継続されることから、安定して発熱を継続させることができる。
請求項3の発明によれば、発熱塗膜が略S字状のパターンに形成されていることから、発熱塗膜相互の隙間を抑えて、熱を均一にミラーに伝えることができる。
請求項4の発明によれば、発熱塗膜が反射材の裏面にシルク印刷により形成されることからヒータを容易に形成させることができると共に、カーボン系油性インクは濃度により抵抗値を任意に設定可能で、発熱量の調整が容易である。
請求項5の発明によれば、発熱塗膜を覆う絶縁膜を備えることで、水濡れによる漏電を防止することができる。
本発明に係るミラー用面状ヒータの一例を示す説明図である。 図1のA−A線矢視断面図である。
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明に係るミラー用面状ヒータの一例を示す説明図である。図2は、図1のA−A線矢視断面図である。本発明の形態におけるミラー用面状ヒータ1は、ミラー6のガラス材6aの奥の反射材6bの裏面に設けられ、ミラー6の表面の曇り止めを行うものである。
図1及び図2において、ミラー用面状ヒータ1は、2本の電極20,24、発熱塗膜10〜12、絶縁膜30等で構成されている。電極20,24は、帯状の粘着性を有する銅箔テープで、ミラー6の反射剤6bの裏面の両脇に平行して貼付されている。それぞれの電極20,24の端部には、リード線22,26が半田付けされており、このリード線22,26が電源に接続されることになる。
平行して設けられた電極20,24の間には、複数本の発熱塗膜10〜12が架設されている。そして、そのそれぞれの発熱塗膜10〜12は、薄膜でミラー6の反射材6bの面方向に帯状で、互いに略平行に設けられている。すなわち、電極20,24に対して、発熱塗膜10〜12が並列接続されているような状態になっている。また、発熱塗膜10〜12のそれぞれは、いずれもほぼ同じ形状で、電極20から一旦電極24方向に進み、電極24の直前で電極20方向に折り返し、さらに電極20の直前で電極24方向に折り返し、最終的に電極24に至る。すなわち、発熱塗膜10〜12は、略S字状のパターンに形成されていることになる。
この発熱塗膜10〜12は、所定の電気抵抗を有する導電性の塗膜で、カーボン系油性インクで形成されている。発熱塗膜10〜12の厚さは、50μm〜100μm程度である。発熱塗膜10〜12の電気抵抗は、インクの濃さを調整することにより通電する電力量と発熱量との関係で、適宜定められたものである。尚、本実施の形態では、発熱塗膜10〜12の本数を3本にしているが、3本に限られたものではなく、ミラー6の大きさや形状に合わせて増減させるようにすればよい。また、発熱塗膜10〜12の材質や厚みや抵抗値も、適宜定められるもので、本実施の形態の例に限定されるものではない。また、電極20,24も、発熱塗膜状にしてしまうことも可能であるが、導電性を考えると銅箔テープ等が好ましい。
次に、本実施の形態におけるミラー用面状ヒータ1の形成方法を説明する。まず、ミラー用面状ヒータ1を設けたいミラー6の反射材6bの形状や面積に合わせて、発熱塗膜10〜12のパターンの形状のシルク印刷用の版下を製作する。そして、その版下を用いて、反射材6bの裏面に、カーボン系油性インクを用いて発熱塗膜10〜12を印刷する。次に、発熱塗膜10〜12の一方の端部に通電性を有して触れるように、電極20を貼付していく。発熱塗膜10〜12の他方の端部にも通電性を有して触れるように、電極24を貼付していく。電極20,24のリード線22,26は、電極20,24を貼付した後に半田付けしてもよいし、予め半田付けしておいてもよい。そして、完成したミラー用面状ヒータ1の電極22,26に通電することで、発熱塗膜10〜12にも電気が流れて発熱し、ミラー6のガラス材6aの表面の曇り防止となる。
尚、ミラー6の反射材6bの裏面が濡れやすい環境で、このミラー6を用いる場合には、ミラー用面状ヒータ1を裏面方向から覆う絶縁膜30を形成させるようにしてもよい。ミラー用面状ヒータ1を、絶縁膜30で覆うことにより、水濡れによる漏電を防止することができる。
以上のように、本実施の形態のミラー用面状ヒータ1によれば、発熱塗膜10〜12が直接反射材6bの裏面に塗布されていることから、ヒータを形成させる作業が容易で、ヒータの厚みを抑えることができ、反射材6bと発熱塗膜10〜12との間に隙間がないことから、意図した熱量を効率的にミラー6に伝達することが可能である。そして、所望の温度に達するまでの時間を短縮することが可能である。さらに、ミラー6と発熱塗膜10〜12とを一体で保持する部材が不要であり、その保持する部材から熱が逃げることもない。
また、発熱塗膜10〜12が2本の電極間20,24に複数本架設されると共に、複数の発熱塗膜10〜12が互いに略平行に設けられていることから、いずれかの発熱塗膜10〜12が破断しても他の発熱塗膜10〜12には通電され発熱が継続されることから、安定して発熱を継続させることができる。また、反射材6bの全面に渡って発熱体10〜12を設けていないことから、発熱させるべき面積を調整し、消費電力を抑えることが可能である。
さらに、発熱塗膜10〜12が略S字状のパターンに形成されていることから、発熱塗膜10〜12相互の隙間を抑えて、熱を均一にミラー6に伝えることができる。
さらに、発熱塗膜10〜12が反射材6bの裏面にシルク印刷により形成されることからヒータを容易に形成させることができると共に、カーボン系油性インクは濃度により抵抗値を任意に設定可能で、発熱量の調整が容易である。
本実施の形態のヒータは、平板なミラー6に限られず、曲面や凹凸のあるミラーにも容易に用いることが可能である。また、ミラー6に限らず、例えば、椅子の樹脂製の座面や板状の暖房装置等にも面状ヒータとして用いることが可能である。
以上のように、 本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ヒータを形成させる作業が容易で、ヒータの厚みを抑えることが可能で、意図した熱量を効率的にミラーに伝達することが可能なミラー用面状ヒータを提供することができ、また、ミラー以外にも利用可能で例えば、椅子の樹脂製の座面や板状の暖房装置等にも面状ヒータとして用いることが可能である。
1・・・・ミラー用面状ヒータ
6・・・・ミラー
6a・・・ガラス材
6b・・・反射材
10・・・発熱塗膜
11・・・発熱塗膜
12・・・発熱塗膜
20・・・電極
22・・・リード線
24・・・電極
26・・・リード線
30・・・絶縁膜

Claims (5)

  1. ガラス材と反射材とからなるミラーの該反射材の裏面に設けられるミラー用面状ヒータにおいて、
    所定の電気抵抗を有する導電性の塗膜で、該反射材の裏面に帯状に直接塗布されてなる発熱塗膜と、
    該発熱塗膜の両端にそれぞれ設けられた電極とを備えることを特徴とするミラー用面状ヒータ。
  2. 前記電極が帯状で略平行に2本配設され、
    前記発熱塗膜が該2本の電極間に複数本架設されると共に、該複数の発熱塗膜が互いに略平行に設けられていることを特徴とする請求項1記載のミラー用面状ヒータ。
  3. 前記発熱塗膜が、略S字状のパターンに形成されていることを特徴とする請求項2記載のミラー用面状ヒータ。
  4. 前記発熱塗膜がカーボン系油性インクであり、前記反射材の裏面にシルク印刷により形成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のミラー用面状ヒータ。
  5. 前記発熱塗膜を覆う絶縁膜を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のミラー用面状ヒータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016139481A (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 株式会社東海理化電機製作所 ミラー

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