JP2014189227A - 走行制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】断続運転走行モードと定常走行モードとを選択的に実施可能な車両において、最適な走行モードを適切に選択することが可能な走行制御装置を提供する。
【解決手段】走行制御装置において、制御手段は、アクセル開度が所定時間一定となった場合に、断続運転走行モードを実施するか、それとも定常走行モードを実施するかの判定を開始し、当該判定時の要求駆動力に基づいて、断続運転走行モードの実施時に車速を上限車速に設定するのに必要な第1駆動力を算出し、第1駆動力と内燃機関の熱効率が最大となる第2駆動力との比較結果に応じて、断続運転走行モード及び定常走行モードのいずれかを選択して実施する。これにより、効率の観点から、断続運転走行モード及び定常走行モードのうちで最適な走行モードを適切に選択することが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の走行を制御する走行制御装置に関する。
この種の装置では、例えば慣性走行を利用することにより燃費の向上を図っている。例えば、特許文献1には、内燃機関を断続的に運転させ、車両を所定の車速幅内で加減速を繰り返して走行する加減速走行パターンと、一定の車速で走行する定常車速走行パターンとを選択的に実施可能な車輌走行制御装置において、アクセルがオフにされたことに応じて、走行モードを選択する技術が提案されている。
その他にも、本発明に関連する技術が例えば特許文献2に提案されている。特許文献2には、モータを最高効率モータトルクで制駆動させて車両を走行させる第1期間と、モータを制駆動させずに車両を惰行させる第2期間と、が交互に繰り返されるように、モータをパルス状に制駆動する技術が提案されている。
特開2009−190433号公報 特開2012−110089号公報
上記した特許文献1に記載された技術では、アクセルオフとなった際の車速や路面勾配に応じて走行モードを選択しているため、現在の駆動力をベースにした適切な効率判定を行うことができず、最適な走行モードを選択することが困難である。
本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが一例として挙げられる。本発明は、断続運転走行モードと定常走行モードとを選択的に実施可能な車両において、最適な走行モードを適切に選択することが可能な走行制御装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、内燃機関を断続的に運転させることで、上限車速と下限車速との間で加減速を繰り返し行わせる断続運転走行モードと、前記内燃機関を継続的に運転させることで、車速を一定に維持させる定常走行モードと、を選択的に実施する走行制御装置は、アクセル開度が所定時間一定となった場合に、前記断続運転走行モードを実施するか、それとも前記定常走行モードを実施するかの判定を開始し、当該判定時の要求駆動力に基づいて、前記断続運転走行モードの実施時に車速を前記上限車速に設定するのに必要な第1駆動力を算出し、前記第1駆動力と、前記内燃機関の熱効率が最大となる第2駆動力との比較結果に応じて、前記断続運転走行モード及び前記定常走行モードのいずれかを選択して実施する制御手段、を備える。
上記の走行制御装置は、断続運転走行モードと定常走行モードとを選択的に切り替えて実施するために好適に適用される。走行制御装置の制御手段は、アクセル開度が所定時間一定となった場合に、断続運転走行モードを実施するか、それとも定常走行モードを実施するかの判定を開始する。なお、「アクセル開度が所定時間一定となった場合」には、アクセル開度が厳密に所定時間一定となった場合だけでなく、アクセル開度が所定時間概ね一定となった場合も含むものとする。
この後、制御手段は、上記の判定時の要求駆動力に基づいて、断続運転走行モードの実施時に車速を上限車速に設定するのに必要な第1駆動力を算出する。そして、制御手段は、算出した第1駆動力と、内燃機関の熱効率が最大となる第2駆動力との比較結果に応じて、断続運転走行モード及び定常走行モードのいずれかを選択して実施する。これにより、断続運転走行モードの実施により熱効率が向上するか否か、つまり断続運転走行モードを実施したほうが定常走行モードを実施するよりも熱効率が向上するか否か、を適切に判断することができる。したがって、上記の走行制御装置によれば、効率の観点から、断続運転走行モード及び定常走行モードのうちで最適な走行モードを適切に選択することが可能となる。
上記の走行制御装置において好適には、前記制御手段は、前記第1駆動力が前記第2駆動力以下である場合には前記断続運転走行モードを選択し、前記第1駆動力が前記第2駆動力よりも大きい場合には前記定常走行モードを選択しても良い。
本実施形態に係る走行制御装置が適用されたハイブリッド車両の概略構成図を示す。 断続運転走行モードの具体例を説明するための図を示す。 断続運転実施判定を具体的に説明するための図を示す。 断続運転実施判定を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[全体構成]
図1は、本実施形態に係る走行制御装置が適用されたハイブリッド車両100の概略構成図を示す。なお、図1中の破線矢印は、信号の入出力を示している。
ハイブリッド車両100は、主に、エンジン(内燃機関)1と、車軸20と、駆動輪30と、第1のモータジェネレータMG1と、第2のモータジェネレータMG2と、動力分割機構40と、インバータ50と、バッテリ60と、ECU(Electronic Control Unit)70と、を備える。
車軸20は、エンジン1及び第2のモータジェネレータMG2の動力を車輪30に伝達する動力伝達系の一部である。車輪30は、ハイブリッド車両100の車輪であり、説明の簡略化のため、図1では特に左右前輪のみが表示されている。エンジン1は、例えばガソリンエンジンで構成され、ハイブリッド車両100の主たる推進力を出力する動力源として機能する。エンジン1は、ECU70によって種々の制御が行われる。
第1のモータジェネレータMG1は、主としてバッテリ60を充電するための発電機、或いは第2のモータジェネレータMG2に電力を供給するための発電機として機能するように構成されており、エンジン1の出力により発電を行う。
第2のモータジェネレータMG2は、主としてエンジン1の出力をアシスト(補助)する電動機として機能するように構成されている。また、第2のモータジェネレータMG2は、エンジンブレーキ時やフットブレーキによる制動時に回生ブレーキとして機能し、回生運転を行うことで発電する。
これらのモータジェネレータMG1、MG2は、例えば同期電動発電機として構成され、外周面に複数個の永久磁石を有するロータと、回転磁界を形成する三相コイルが巻回されたステータとを備える。
動力分割機構40は、サンギヤやリングギヤなどを有して構成されるプラネタリギヤ(遊星歯車機構)に相当し、エンジン1の出力を第1のモータジェネレータMG1及び車軸20へ分配することが可能に構成されている。
インバータ50は、バッテリ60と第1のモータジェネレータMG1との間の電力の入出力を制御すると共に、バッテリ60と第2のモータジェネレータMG2との間の電力の入出力を制御する直流交流変換機である。例えば、インバータ50は、第1のモータジェネレータMG1によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ60に供給したり、バッテリ60から取り出した直流電力を交流電力に変換して第2のモータジェネレータMG2に供給したりする。
バッテリ60は、第1のモータジェネレータMG1及び/又は第2のモータジェネレータMG2を駆動するための電源として機能することが可能に構成されると共に、第1のモータジェネレータMG1及び/又は第2のモータジェネレータMG2が発電した電力を充電可能に構成された蓄電池である。
なお、以下では、第1のモータジェネレータMG1及び第2のモータジェネレータMG2のことを単に「モータジェネレータMG」と表記することがある。
ECU70は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、ハイブリッド車両100内の各構成要素に対して種々の制御を行う。1つの例では、ECU70は、ハイブリッドECU、エンジンECU、及びモータECUを具備して構成されている。例えば、ECU70は、アクセル開度センサ201が検出したアクセル開度や、車速センサ202が検出した車速などに基づいて、種々の制御を行う。なお、ECU70は、本発明における「走行制御装置」の一例に相当する。具体的には、ECU70は、本発明における「制御手段」の一例に相当する。
[制御の概要]
次に、本実施形態においてECU70が行う制御の概要について説明する。本実施形態では、ECU70は、エンジン1及びモータジェネレータMG(詳しくは第2のモータジェネレータMG2である。以下同様とする。)に対する制御を行うことで、定常走行モード及び断続運転走行モードのいずれかを実施する。
ここで、定常走行モードとは、エンジン1及びモータジェネレータMGを継続的に運転させることで、具体的にはエンジン1及びモータジェネレータMGのそれぞれから一定の駆動力を出力させることで、車速を一定に維持させる走行モードである。
他方で、断続運転走行モードとは、エンジン1及びモータジェネレータMGを断続的に運転させることで、つまりエンジン1及びモータジェネレータMGの運転/停止を周期的に切り替えることで、所定の上限車速と下限車速との間で加減速を繰り返し行わせる走行モードである。具体的には、断続運転走行モードでは、ECU70は、エンジン1及びモータジェネレータMGを停止させることで車速が下限車速(以下では適宜「VL」の符号を付して表記する。)にまで低下したら、エンジン1及びモータジェネレータMGを運転させ、その後に車速が上限車速(以下では適宜「VH」の符号を付して表記する。)にまで上昇したら、エンジン1及びモータジェネレータMGを停止させる、といった制御を繰り返し行う。こうすることで、燃費の向上などを図っている。
本実施形態では、ECU70は、アクセル開度が所定時間一定となった際に、断続運転走行モードを実施するか、それとも定常走行モードを実施するかの判定(以下では「断続運転実施判定」と呼ぶ。)を開始する。そして、ECU70は、そのような断続運転実施判定時に要求されているエンジン出力(以下では適宜「Pe1」の符号を付して表記する。)などに基づいて、断続運転走行モードを実施した場合に下限車速VLから上限車速VHまで車速を上昇させるのに必要なエンジン出力(以下では適宜「Pe2」の符号を付して表記する。)を算出する。
この後、ECU70は、算出したエンジン出力Pe2と、エンジン熱効率が最大となるエンジン出力(以下では適宜「Ps」の符号を付して表記する。)とを比較することにより、断続運転走行モード及び定常走行モードのいずれかを選択して実施する。この場合、ECU70は、エンジン出力Pe2とエンジン出力Psとを比較することにより、断続運転走行モードを実施することでエンジン熱効率が向上するか否か(詳しくは断続運転走行モードでの速度回復時のエンジン出力増加によりエンジン熱効率が向上するか否か)を判断して、断続運転走行モード及び定常走行モードのいずれかを選択する。
例えば、ECU70は、エンジン出力Pe2がエンジン出力Ps以下である場合には、断続運転走行モードを実施するとエンジン熱効率が向上するものと判断して、断続運転走行モードを選択する。これに対して、ECU70は、エンジン出力Pe2がエンジン出力Psよりも大きい場合には、断続運転走行モードを実施してもエンジン熱効率が向上しないものと判断して、定常走行モードを選択する。
なお、エンジン出力Pe2は本発明における「第1駆動力」に相当し、エンジン出力Psは本発明における「第2駆動力」に相当する。
以上述べたように、本実施形態では、断続運転実施判定時におけるエンジン出力Pe1などに基づいて算出された、断続運転走行モードにおいて必要となるエンジン出力Pe2と、エンジン熱効率が最大となるエンジン出力Psとを比較して、断続運転走行モード及び定常走行モードのいずれかを選択する。これにより、断続運転走行モードの実施によりエンジン熱効率が向上するか否か、つまり断続運転走行モードを実施したほうが定常走行モードを実施するよりもエンジン熱効率が向上するか否か、を適切に判断することができる。よって、本実施形態によれば、断続運転走行モード及び定常走行モードのうちで最適な走行モードを適切に選択することが可能となる。
ここで、本実施形態に係る制御方法と、前述した特許文献1に係る制御方法(以下では「比較例に係る制御方法」と呼ぶ。)とを比較する。比較例に係る制御方法では、アクセルオフとなった際の車速や路面勾配に応じて走行モードを選択しているが、そのような車速や路面勾配のみからエンジン出力(言い換えると走行パワー)を適切に求めることは困難である。具体的には、特許文献1の段落0053に記載されたような既存マップに基づいた燃料消費計算値は大きくずれる可能性があるため、アクセルが踏まれた状況下でなければ適切なエンジン出力の条件を取得することは困難である。したがって、比較例に係る制御方法では、最適な走行モードを選択することができない場合があると言える。なお、アクセルオフである場合にエンジン出力を適切に求めるためには、車速や、加減速度や、路面勾配などの多くのパラメータを用いる必要がある。
これに対して、本実施形態では、アクセル開度が所定時間一定となった際に断続運転走行モードにおいて必要となるエンジン出力Pe2を算出し、当該エンジン出力Pe2とエンジン熱効率が最大となるエンジン出力Psとを比較することで断続運転実施判定を行うため、最適な走行モードを適切に選択することが可能となる。また、本実施形態では、アクセルが踏まれた状況下においてエンジン出力Pe2を算出するため、上記したような多くのパラメータを用いる必要がないので、簡易な処理にてエンジン出力Pe2を算出することができる。
[制御例]
次に、図2及び図3を参照して、上記した本実施形態に係る制御方法を具体的に説明する。
図2は、断続運転走行モードの具体例を説明するための図を示している。図2では、上から順に、車速の時間変化、モータ出力(第2のモータジェネレータMG2の出力に相当する)の時間変化、エンジン出力の時間変化、要求パワー(アクセル開度に相当する)の時間変化、を示している。ここでは、時刻t1において、定常走行モードから断続運転走行モードに走行モードが切り替えられた場合を例示している。この場合、時刻t1において、アクセル開度が所定時間一定となり、上記した断続運転実施判定により断続運転走行モードを実施すると決定されたものとする。
図2に示すように、ECU70は、時刻t1以降において、エンジン1及びモータジェネレータMGを断続的に運転させる制御を行う、つまりエンジン1及びモータジェネレータMGの運転/停止を周期的に切り替える制御を行う。具体的には、ECU70は、エンジン1及びモータジェネレータMGを停止させることで車速が下限車速VLにまで低下したら(この際には惰性走行により車速が低下する)、エンジン1及びモータジェネレータMGを運転させ、その後に車速が上限車速VHにまで上昇したら、エンジン1及びモータジェネレータMGを停止させる、といった制御を繰り返し行う。この場合、ECU70は、エンジン1及びモータジェネレータMGを運転させる際には、定常走行モードでのエンジン出力Pe1から「ΔPe」だけ上昇させたエンジン出力Pe2をエンジン1から出力させる制御を行うと共に、モータ出力Pm1を第2のモータジェネレータMG2から出力させる制御を行う。
ここで、ECU70は、断続運転走行モードの実施直前に車速センサ202によって検出された車速V1に基づいて、断続運転走行モードで用いる上限車速VH及び下限車速VLを設定する。例えば、車速V1に対して設定すべき上限車速VH及び下限車速VLが対応付けられたマップを予め作成して記憶しておき、ECU70は、そのようなマップを読み出して、車速センサ202によって検出された車速V1に応じた上限車速VH及び下限車速VLを設定する。1つの例では、当該マップでは、断続運転走行モードでの車速の変動による違和感を運転者や乗員に対して与えないようにする観点から、車速V1に応じた上限車速VH及び下限車速VLが対応付けられている。
そして、ECU70は、上記のように設定した上限車速VH及び下限車速VLに基づいて、エンジン出力Pe2を算出する。具体的には、ECU70は、車速を下限車速VLから上限車速VHまで上昇させる際の加速度(つまり車速の時間変化率)が目標値となるように、エンジン出力Pe2を算出する。この場合にも、ECU70は、断続運転走行モードの実施直前に車速センサ202によって検出された車速V1に基づいて、加速度の目標値を設定する。例えば、車速V1に対して設定すべき加速度が対応付けられたマップを予め作成して記憶しておき、ECU70は、そのようなマップを読み出して、車速センサ202によって検出された車速V1に応じた加速度を目標値に設定する。1つの例では、当該マップでは、下限車速VLから上限車速VHまでの車速の上昇による違和感を運転者や乗員に対して与えないようにする観点から、車速V1に応じた加速度が対応付けられている。
なお、断続運転走行モードでは速度回復時にエンジン1だけでなくモータジェネレータMGも運転させるため、上記したような加速度の目標値にて車速を下限車速VLから上限車速VHまで上昇させるためにハイブリッド車両100に対して付与すべき駆動力(パワー)から、モータジェネレータMGによるモータ出力Pm1を差し引いたものが、エンジン出力Pe2となる。
図3は、断続運転実施判定を具体的に説明するための図を示している。図3は、横軸にエンジン出力を示し、縦軸にエンジン熱効率を示している。図3中のグラフG1は、エンジン出力とエンジン熱効率との関係の一例を示している。グラフG1に示すように、エンジン出力Psにおいてエンジン熱効率が最大値ηemaxとなる。
このようなグラフG1より、エンジン出力Ps以下の範囲では、エンジン出力の上昇に伴ってエンジン熱効率が上昇することがわかる。そのため、例えば、断続運転走行モードによりエンジン出力Pe1aからエンジン出力Pe2aに上昇する場合には(出力増分は「ΔPea」である)、矢印A1に示すようにエンジン熱効率が上昇する。この場合には、ECU70は、断続運転走行モードを選択する。これに対して、エンジン出力Psを超える範囲では、グラフG1より、エンジン出力の上昇に伴ってエンジン熱効率が低下することがわかる。そのため、例えば、断続運転走行モードによりエンジン出力Pe1bからエンジン出力Pe2bに上昇する場合には(出力増分は「ΔPeb」である)、矢印B1に示すようにエンジン熱効率が低下する。この場合には、ECU70は、定常走行モードを選択する。
なお、グラフG1に示したエンジン出力Ps及びエンジン熱効率の最大値ηemaxは、実験やシミュレーションなどにより得られる。こうして得られたエンジン出力Ps及び最大値ηemaxはメモリなどに記憶されて、断続運転実施判定で用いられる。基本的には、エンジン出力Ps及び最大値ηemaxはほとんど変化しないものである。
[処理フロー]
次に、図4を参照して、本実施形態に係る処理フローについて説明する。図4は、断続運転実施判定を示すフローチャートである。また、当該処理フローは、ECU70によって所定の周期で繰り返し実行される。
まず、ステップS11では、ECU70は、アクセル開度センサ201によって検出されたアクセル開度が所定時間一定となったか否かを判定する。アクセル開度が所定時間一定となった場合(ステップS11:Yes)、処理はステップS12に進む。これに対して、アクセル開度が所定時間一定となっていない場合(ステップS11:No)、処理はステップS18に進む。この場合には、ECU70は、アクセル開度に追従した駆動力を出力させる走行を実施する、つまり通常の走行を実施する(ステップS18)。そして、処理は終了する。
ステップS12では、ECU70は、現在の車速V1と、現在のエンジン出力Pe1と、現在のモータ出力Pm1と、を取得する。この場合、ECU70は、車速センサ202によって検出された車速を、現在の車速V1として取得する。また、ECU70は、公知の種々の方法を用いて、現在のエンジン出力Pe1及び現在のモータ出力Pm1を取得する。そして、処理はステップS13に進む。
ステップS13では、ECU70は、断続運転走行モードを実施する場合の上限車速VH及び下限車速VLと、エンジン熱効率が最大となるエンジン出力Psと、を取得する。この場合、ECU70は、ステップS12で取得した車速V1に応じた上限車速VH及び下限車速VLを取得する。例えば、ECU70は、予め作成して記憶された、車速V1に対して設定すべき上限車速VH及び下限車速VLが対応付けられたマップを読み出して、ステップS12で取得した車速V1に応じた上限車速VH及び下限車速VLを取得する。また、ECU70は、予め実験やシミュレーションなどにより求められて記憶されたエンジン出力Psを取得する。そして、処理はステップS14に進む。
ステップS14では、ECU70は、断続運転走行モードの実施時に車速を下限車速VLから上限車速VHまで上昇させるのに必要なエンジン出力Pe2を算出する。具体的には、ECU70は、断続運転走行モードの実施時に車速を下限車速VLから上限車速VHまで所望の加速度にて上昇させるためにハイブリッド車両100に対して付与すべき駆動力(パワー)を求め、当該駆動力からステップS12で取得したモータ出力Pm1を減算することで、エンジン出力Pe2を算出する。この場合、ECU70は、ステップS12で取得した車速V1に基づいて、所望の加速度(目標値)を設定する。例えば、ECU70は、予め作成して記憶された、車速V1に対して設定すべき加速度が対応付けられたマップを読み出して、ステップS12で取得した車速V1に応じた加速度を目標値に設定する。そして、処理はステップS15に進む。
ステップS15では、ECU70は、ステップS14で算出されたエンジン出力Pe2が、ステップS13で取得されたエンジン出力Ps以下であるか否かを判定する。ここでは、ECU70は、エンジン出力Pe2とエンジン出力Psとを比較することで、断続運転走行モードを実施した場合におけるエンジン出力の上昇によりエンジン熱効率が向上するか否かを判断している。
エンジン出力Pe2がエンジン出力Ps以下である場合(ステップS15:Yes)、処理はステップS16に進む。この場合には、ECU70は、断続運転走行モードを実施するとエンジン熱効率が向上するものと判断して、断続運転走行モードを実施する(ステップS16)。そして、処理は終了する。
これに対して、エンジン出力Pe2がエンジン出力Psよりも大きい場合(ステップS15:No)、処理はステップS17に進む。この場合には、ECU70は、断続運転走行モードを実施してもエンジン熱効率が向上しないものと判断して、定常走行モードを実施する(ステップS17)。そして、処理は終了する。
以上説明した処理フローによれば、システム効率の観点から、断続運転走行モード及び定常走行モードのうちで最適な走行モードを適切に選択することができる。
[変形例]
以下では、上記した実施形態に好適な変形例について説明する。なお、下記の変形例は、任意に組み合わせて上記の実施形態に適用することができる。
(変形例1)
上記した実施形態では、エンジン出力Pe2とエンジン出力Ps(エンジン熱効率が最大となるエンジン出力)とを比較することにより、断続運転走行モード及び定常走行モードのいずれかを選択していた。他の例では、この代わりに、エンジン出力Pe2に対応するエンジン熱効率と、エンジン熱効率の最大値ηemaxとを比較することで、断続運転走行モード及び定常走行モードのいずれかを選択しても良い。更に他の例では、エンジン出力Pe1に対応するエンジン熱効率と、エンジン出力Pe2に対応するエンジン熱効率とを比較することで、断続運転走行モード及び定常走行モードのいずれかを選択しても良い。なお、エンジン出力Pe2に対応するエンジン熱効率や、エンジン出力Pe1に対応するエンジン熱効率は、図3に示したグラフG1から求めることができる。例えば、グラフG1に従ったエンジン出力とエンジン熱効率との関係をマップ等として記憶しておいても良い。
(変形例2)
上記した実施形態では、アクセル開度が所定時間一定となった際に断続運転実施判定を開始していたが、アクセル開度が厳密に所定時間一定となった際に断続運転実施判定を開始することに限定はされず、アクセル開度が所定時間概ね一定となった際に断続運転実施判定を開始しても良い。つまり、他の例では、所定時間におけるアクセル開度の変動が所定範囲内に収まっている場合(例えば緩やかに加速している際や緩やかに減速している際)にも、断続運転実施判定を開始しても良い。
(変形例3)
上記した実施形態では、エンジン1及びモータジェネレータMGを動力源として有するハイブリッド車両100に対して本発明を適用していたが、本発明の適用はこれに限定されない。本発明は、エンジン1のみを動力源として有する一般的な車両にも適用可能である。この場合には、上記したようにエンジン出力Pe2を算出するに当たって、モータ出力Pm1を考慮する必要はない(図4のステップS14参照)。つまり、断続運転走行モードの実施時に車速を下限車速VLから上限車速VHまで所望の加速度にて上昇させるために車両に対して付与すべき駆動力が、そのままエンジン出力Pe2となる。
1 エンジン
70 ECU
100 ハイブリッド車両
201 アクセル開度センサ
202 車速センサ
MG1 第1のモータジェネレータ
MG2 第2のモータジェネレータ

Claims (2)

  1. 内燃機関を断続的に運転させることで、上限車速と下限車速との間で加減速を繰り返し行わせる断続運転走行モードと、前記内燃機関を継続的に運転させることで、車速を一定に維持させる定常走行モードと、を選択的に実施する走行制御装置であって、
    アクセル開度が所定時間一定となった場合に、前記断続運転走行モードを実施するか、それとも前記定常走行モードを実施するかの判定を開始し、当該判定時の要求駆動力に基づいて、前記断続運転走行モードの実施時に車速を前記上限車速に設定するのに必要な第1駆動力を算出し、前記第1駆動力と、前記内燃機関の熱効率が最大となる第2駆動力との比較結果に応じて、前記断続運転走行モード及び前記定常走行モードのいずれかを選択して実施する制御手段、
    を備えることを特徴とする走行制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1駆動力が前記第2駆動力以下である場合には前記断続運転走行モードを選択し、前記第1駆動力が前記第2駆動力よりも大きい場合には前記定常走行モードを選択する請求項1に記載の走行制御装置。
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