JP2010268617A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両において、最適な回生制動方法を選択しエネルギ効率を向上させる。
【解決手段】減速モードとして、ブレーキペダル操作により減速する第1の減速モードと、アクセルペダルおよびブレーキペダルの両者をオフした惰性走行状態により減速する第2の減速モードとを有する車両100であって、回転電機MG1,MG2と、蓄電装置16と、制御装置30とを備え、制御装置30は、車両100の運転状態および走行状態に基づいて、第1の減速モードにおける第1の回生電力と、第2の減速モードにおける第2の回生電力とを予測し、上記の第1および第2の回生電力の比較に基づいて、第1および第2の減速モードのいずれか一方の選択を促すように車両乗員に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に関し、より特定的には、最適な回生制動方法を通知する回転電機を搭載する車両の制御に関する。
ハイブリッド車両などの電動機を搭載した車両においては、車両速度が減速される場合、電動機のエネルギ回生を利用して制動を行なう回生制動が行なわれる場合がある。そして、この場合、この回生制動により発生した回生エネルギを蓄電装置に蓄えて回収し、エネルギ効率を向上させている。
特開2001−054203号公報(特許文献1)には、惰行運転時に運転者に違和感を与えることがなく、しかも、より大きい回生エネルギを得ることができる車両の回生制動装置について開示されている。特開2001−054203号公報の回生制動装置によれば、惰行運転時の回生制動力の目標値を算出する際に、エンジンブレーキに相当する基準回生制動力を算出し、車間距離、車速や道路状況に応じて計算された補正量に基づいて、回生制動力を増加させることによって、走行状況に応じた回生制動力を発生させる技術が開示されている。
特開2001−054203号公報 特開平9−009407号公報 特開2008−220125号公報 特開2007−221889号公報
回生制動により回生エネルギを回収する車両においては、より多くの回生エネルギを回収することができれば、エネルギ効率(燃費)は向上する。
回生制動が行なわれる場合としては、ドライバーによってブレーキペダルが踏込まれて減速する場合、および、アクセルペダルおよびブレーキペダルの踏込みを停止して惰性走行によって減速を行なう場合がある。そのため、車両の走行状況に応じて、より多くの回生エネルギを回収できるブレーキング方法(回生制動方法)を採用することが、エネルギ効率の観点からは好ましい。しかしながら、上記の先行文献においては、このようなエネルギ回収の観点によって回生制動方法を選択することについては考慮されていない。
この発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、車両において、最適な回生制動方法を選択しエネルギ効率を向上させることである。
本発明による車両は、減速モードとして、ブレーキペダル操作により減速する第1の減速モードと回転電機と、アクセルペダルおよびブレーキペダルの両者をオフした惰性走行状態により減速する第2の減速モードとを有し、蓄電装置と、制御装置とを備える。回転電機は、車輪との間で回転力が相互に伝達可能であって、回生動作時に回生電力を発生するように構成される。蓄電装置は、回転電機で発生した回生電力を蓄えるように構成される。また、制御装置は、車両の運転状態および走行状態に基づいて、第1の減速モードにおける第1の回生電力と、第2の減速モードにおける第2の回生電力とを予測するように構成される。さらに、制御装置は、上記の第1および第2の回生電力の比較に基づいて、第1および第2の減速モードのいずれか一方の選択を促すように車両乗員に通知する。
好ましくは、車両は、前方車両との車間距離を検出するように構成された車間検出部をさらに備える。そして、制御装置は、車速が基準速度より大きい場合および車間距離が基準距離より近い場合の少なくともいずれか一方の場合には、第1および第2の回生電力の比較結果にかかわらず、第1の減速モードの選択を促すように車両乗員に通知する。
また好ましくは、車両は、回転電機と車輪との変速比を変更可能に構成される変速装置をさらに備える。そして、制御装置は、第2の減速モードが選択された場合に、第2の回生電力が最大となるような変速装置の変速比の選択を促すように車両乗員に通知する。
あるいは好ましくは、車両は、エンジンをさらに備え、回転電機の駆動力のみにより走行する電動走行と、回転電機およびエンジンの駆動力の併用により走行するハイブリッド走行とが可能である。そして、制御装置は、蓄電装置の電圧が基準電圧よりも高いときには、電動走行の選択を促すように車両乗員に通知する。
この発明によれば、車両において、最適な回生制動方法を選択し、エネルギ効率を向上させることができる。
本実施の形態に従う、車両の全体ブロック図である。 本実施の形態による、回生制動方法のガイダンス通知処理を説明するためのフローチャートである。
以下において、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態に従う、車両100の全体ブロック図である。本実施の形態においては、車両100としてエンジンおよびモータジェネレータを搭載したハイブリッド車両を例として説明するが、車両100の構成はこれに限定されるものではなく、蓄電装置からの電力によって走行可能な車両であれば適用可能である。車両100としては、ハイブリッド車両以外にたとえば電気自動車や燃料電池自動車などが含まれる。
図1を参照して、車両100は、車両の駆動に必要な直流電源を出力する直流電源部10と、直流電源部10から主正母線MPLおよび主負母線MNLを介して接続され、車輪28に駆動力を与える駆動力発生部20と、主正母線MPLおよび主負母線MNL間に接続された電圧センサ18およびコンデンサCと、車両100を制御する制御装置(以下「ECU(Electronic Control Unit)」とも称する。)30と、ナビゲーションシステム40と、表示ディスプレイ41とを備えている。また、ECU30は、車間制御部31と、ブレーキ操作量データ記憶部32と、HV−ECU33とを含んでいる。
直流電源部10は、駆動に必要な直流電源を蓄積する蓄電装置16と、コンバータ17と、電流センサ11と、電圧センサ12とを含む。なお、直流電源部10は蓄電可能な直流電源であれば、上記のような構成に限定されない。
蓄電装置16は、充放電可能に構成された電力貯蔵要素である。蓄電装置16は、たとえば、リチウムイオン電池あるいはニッケル水素電池などの二次電池、電気二重層キャパシタなどの蓄電素子を含んで構成される。
コンバータ17は、蓄電装置16から正極線PLおよび負極線NLを介して接続され、さらに駆動力発生部20と主正母線MPLおよび主負母線MNLを介して接続される。そして、HV−ECU33からの駆動信号PWCに基づいて、蓄電装置16と主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間で電圧変換を行なう。
電流センサ11は、蓄電装置16とコンバータ17との間を接続する正極線PLに挿入接続され、蓄電装置16に入出力される電流IBを検出してHV−ECU33に検出値を出力する。そして、電流センサ11は蓄電装置16から出力される電流(放電電流)を正値として検出し、蓄電装置に入力される電流(充電電流)を負値として検出する。なお、図1では、電流センサ11は正極線PLの電流を検出する場合が示されているが、電流センサ11は負極線NLの電流を検出してもよい。
電圧センサ12は、正極線PLおよび負極線NL間に接続され、蓄電装置16の電圧VBを検出して、その検出値をHV−ECU33に出力する。
駆動力発生部20は、インバータ21−1,21−2と、モータジェネレータMG1,MG2と、動力分割機構22と、駆動軸24と、電流センサ26−1,26−2と、回転角センサ27−1,27−2と、エンジン23と、変速装置25とを備える。
エンジン23は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなど燃料を燃焼させて動力を出力する動力装置であって、HV−ECU33からの制御信号に基づいて、スロットル開度(吸気量)や燃料供給量、点火時期などの運転状態が制御される。また、エンジン23は、駆動軸24および変速装置25を介して車輪28に接続され、発生する駆動力が車輪28に伝達される。
インバータ21−1,21−2は、主正母線MPLおよび主負母線MNLに互いに並列的に接続される。そして、インバータ21−1,21−2は、主正母線MPLおよび主負母線MNLから供給される駆動電力(直流電力)を交流電力に変換してそれぞれモータジェネレータMG1,MG2へ出力する。また、インバータ21−1,21−2は、それぞれモータジェネレータMG1,MG2が発電する交流電力を直流電力に変換して回生電力として主正母線MPLおよび主負母線MNLへ出力する。
すなわち、モータジェネレータMG1,MG2は、それぞれインバータ21−1,21−2から供給される交流電力を受けて回転駆動力を発生する。また、モータジェネレータMG1,MG2は、外部から回転力を受けて交流電力を発生する。モータジェネレータMG1,MG2は、たとえば、永久磁石が埋設されたロータとY結線された三相コイルを有するステータとを備える三相交流回転電機である。そして、モータジェネレータMG1,MG2は、動力分割機構22と連結され、動力分割機構22にさらに連結される駆動軸24を介して回転駆動力が車輪28へ伝達される。なお、動力分割機構22としては、たとえば遊星歯車機構を適用することができる。
また、モータジェネレータMG1,MG2は、動力分割機構22を介してエンジン23にも連結される。そして、HV−ECU33によって、エンジン23の発生する駆動力とモータジェネレータMG1,MG2の発生する駆動力とが最適な比率となるように制御が実行される。なお、モータジェネレータMG1,MG2のいずれか一方を専ら電動機として機能させ、他方のモータジェネレータを専ら発電機として機能させてもよい。なお、本実施の形態においては、モータジェネレータMG1をエンジン120により駆動される発電機として機能させ、モータジェネレータMG2を駆動輪160を駆動する電動機として機能させるものとする。
電流センサ26−1は、インバータ21−1とモータジェネレータMG1間の各相の電流値を検出し、HV−ECU33に出力する。電流センサ26−2も同様に、インバータ21−2とモータジェネレータMG2間の各相の電流値を検出し、HV−ECU33に出力する。なお、電流センサ26−1,26−2は、モータジェネレータMG1,MG2のすべての相の電流を検出しなくても、それぞれ3相のうちの2相を検出すれば足りる。
回転角センサ27−1,27−2は、モータジェネレータMG1,MG2の回転角θ1,θ2を検出し、HV−ECU33に出力する。HV−ECU33は、回転角θ1,θ2に基づき、モータジェネレータMG1,MG2の回転速度MRN1,MRN2および角速度ω1,ω2を算出する。回転角センサとしては、たとえばレゾルバなどが用いられる。なお、回転角センサ27−1,27−2については、回転角θ1,θ2をHV−ECU33にてモータ電圧や電流から直接演算することによって、配置を省略することもできる。
変速装置25は、駆動軸24および車輪28に接続され、HV−ECU33からのシフト切替信号SFTに従って駆動軸24と車輪28との変速比を変更可能に構成されている。
コンデンサCは、主正母線MPLと主負母線MNLとの間に接続され、主正母線MPLおよび主負母線MNLに含まれる電力変動成分を低減する。電圧センサ18は、主正母線MPLと主負母線MNLとの間の電圧VHを検出し、その検出値をHV−ECU33へ出力する。
車間制御部31は、前方車両との車間距離を検出するための車間センサ(図示しない)によって検出される車間距離信号DISと、車速センサ(図示しない)によって検出される自車両の車速VSを受ける。そして、前方車両との車間距離DISおよび前方車両の車速VFを算出して、HV−ECU33に出力する。車間センサとしては、たとえばカメラやミリ波レーダ、超音波センサなどを用いることができる。
ナビゲーションシステム40は、公知の進路誘導装置であり、GPS信号を受信して車両の現在位置を算出するとともに、記憶した道路地図情報から車両の前方および周囲の道路情報を検出して、その道路情報をHV−ECU33およびにブレーキ操作量データ記憶部32へ出力する。
表示ディスプレイ41は、後述するHV−ECU33によって判断されたガイダンス情報や種々の警報などを表示し、車両乗員に上記情報および警報の内容を通知する。表示ディスプレイとしては、たとえば、運転席フロントパネルの集合表示装置などが用いられる。または、上記のナビゲーションシステム40の表示部に表示することとしてもよい。さらに、表示ディスプレイ41を用いた視覚による表示とともに、または、表示に代えて、たとえば音声やブザーなどの聴覚によって通知する手法を採用してもよい。
ブレーキ操作量データ記憶部32は、ブレーキペダルの操作量BPおよびナビゲーションシステム40からの道路情報を入力として受け、現在位置におけるブレーキペダル操作量BPをデータベースとして保存する。このとき、過去の同一位置走行時におけるブレーキペダル操作量のデータがある場合には、現在のブレーキ操作量の実績データと過去の記憶データの平均値を算出して記憶する。
ECU30に含まれる車間制御部31、ブレーキ操作量データ記憶部32、HV−ECU33は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)と、記憶装置と、入出力バッファとを含む。そして、ECU30は、各センサおよび機器との信号の入出力を行なうとともに、車両100の駆動制御を行なう。なお、これらの制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で構築して処理することも可能である。
HV−ECU33は、電流センサ11からの電流IBの検出値と電圧センサ12からの電圧VBの検出値とに基づいて蓄電装置16の充電状態(以下「SOC(State of Charge)」とも称する。)を示す状態量などを算出する。
また、HV−ECU33は、車両の走行状況やアクセル開度、蓄電装置16のSOCなどに基づいて、駆動力発生部20に対する入出力電力およびモータジェネレータMG1,MG2に対するトルク指令値を生成する。そして、HV−ECU33は、その生成されたトルク指令値に基づいて、モータジェネレータMG1,MG2をそれぞれ駆動するための駆動信号PWI1,PWI2を生成し、その生成された駆動信号PWI1,PWI2をそれぞれインバータ21−1,21−2へ出力し制御を行なう。
さらに、HV−ECU33は、上記の入出力電力に基づいて、コンバータ17をそれぞれ駆動するための駆動信号PWCを生成し、その生成された駆動信号PWCをコンバータ17へ出力し制御を行なう。
また、HV−ECU33は、車速センサ(図示しない)によって検出される自車両の車速VS、アクセルペダルの操作量ACCおよびブレーキペダルの操作量BPを入力として受ける。さらに、HV−ECU33は、ナビゲーションシステム40から入力される車両の現在位置の情報を受ける。そして、HV−ECU33は、これらの情報に基づいて、ブレーキ操作量データ記憶部32から、過去の同一位置走行時のブレーキ操作量のデータを取得する。
そして、HV−ECU33は、上記の入力情報に基づいて、後述する手法により最適な回生制動方法を選択する。さらに、HV−ECU33は、そのガイダンス情報を表示ディスプレイ41に表示することにより車両乗員に通知する。
図2には、本実施の形態による、回生制動方法のガイダンス通知処理を説明するためのフローチャートが示される。図2に示されるフローチャートは、ECU30に含まれる車間制御部31、ブレーキ操作量データ記憶部32およびHV−ECU33に予め格納されたプログラムを所定周期で実行し、メインルーチンから呼び出されて実行されることによって実現される。あるいは、一部のステップについては、専用のハードウェア(電子回路)を構築して処理を実現することも可能である。
図1および図2を参照して、HV−ECU33は、まずステップ(以下、ステップをSと略す。)100にて蓄電装置16の電圧VB、車間制御部31から入力される車間距離DIS、図示しない車速センサからの車速VSおよびモータジェネレータMG1,MG2の回転速度MRN1,MRN2を検出する。
次に、HV−ECU33は、S110にて、ナビゲーションシステム40から道路情報を取得する。道路情報としては、たとえば、走行中の道路が坂路であるか平坦路であるか、また坂路の場合はその道路傾斜角および坂路継続距離、そして道路が渋滞中であるか否かなどの情報が含まれる。
そして、HV−ECU33は、S120にて上記の道路傾斜角より、現在車両が下り坂を走行中であるか否かを判定する。
車両が下り坂走行中でない場合(S120にてNO)は、HV−ECU33は、車両乗員に対するガイダンス通知を行なわないので、電動(EV)走行を推奨するためのEV走行推奨フラグをオフとするとともに(S270)、フットブレーキによる回生制動を推奨するためのフットブレーキ回生推奨フラグおよび惰性走行による回生制動を推奨するための惰性回生推奨フラグの両者をオフとする(S280)。
その後、HV−ECU33は、S210にて上記のフラグに基づいて、表示ディスプレイ41にガイダンス情報を表示する。ただし、この場合は、いずれのフラグもオフであるのでガイダンス表示はされない。
そして、S220に処理が進められ、ブレーキ操作量データ記憶部32により、ブレーキペダル操作量のデータを更新する。そして、メインルーチンに処理が戻される。
一方、車両が下り坂を走行中の場合(S120にてYES)は、次にS130に処理が進められる。そして、HV−ECU33は、蓄電装置16の電圧VBが予め定められた所定の基準値VAより小さいか否かを判定する。
電圧VBが基準値VA以上の場合(S130にてNO)は、処理がS260に移され、HV−ECU33は、電動(EV)走行推奨フラグをオンとする。これは、蓄電装置16の電圧VBが高い、すなわちSOCが相対的に大きい場合には、回生発電による電力を十分に充電することができないため、予め車両乗員にEV走行を行なうように促し、蓄電装置16のSOCを減少させるために行なうものである。なお、S130の判定においては、HV−ECU33で算出したSOCに基づいて判定することとしてもよい。
その後、HV−ECU33は、S280,S210の処理を行い、表示ディスプレイ41にEV走行が推奨であることを示すガイダンス表示を行なう(S210)。そして、ブレーキ操作量データ記憶部32によりS220の処理がなされる。
一方、電圧VBが基準値VAより小さい場合(S130にてYES)には、次にS140に処理が移されて、HV−ECU33はEV走行推奨フラグをオフとする。そして、S150にて、HV−ECU33はナビゲーションシステム40から取得した現在位置の情報に基づいて、ブレーキ操作量データ記憶部32より現在位置における過去のブレーキ操作量データを検索する。
次に、HV−ECU33は、S160にて、S150で検索した過去のブレーキ操作量データがあるか否かを判定する。
過去のブレーキ操作量データがある場合(S160にてYES)は、S170に処理が進められる。そして、S170にて、HV−ECU33は、S150で検索した過去のブレーキ操作量データ、S100にて検出した車速VSおよびモータジェネレータMG1,MG2の回転速度MRN1,MRN2、そしてS110で取得した坂路(下り坂)継続距離などの情報に基づいて、ブレーキペダル操作によるフットブレーキ回生電力PFBを予測する。フットブレーキ回生電力PFBの予測については、たとえば上記の情報をパラメータとする予め定められたマップを検索することにより算出してもよいし、所定の演算式によって算出してもよい。
次に、HV−ECU33は、S180にて、上記の車速VS、下り坂継続距離、モータジェネレータMG1,MG2の回転速度MRN1,MRN2および変速装置25の各ギアの変速段における変速比に基づいて、アクセルペダルおよびブレーキペダルの両者をオフとした惰性走行状態における、各変速比に対応して発生する惰性回生電力PINを予測する。
そして、S190において、HV−ECU33は、フットブレーキ回生電力PFBが惰性回生電力PINより大きいか否かを判定する。このとき、惰性回生電力PINについては、変速装置25を現状の変速段から他の各変速段へ変更した場合の、それぞれの惰性走行による回生電力について比較を行なう。
なお、フットブレーキ回生電力PFBと惰性回生電力PINとの比較の際には、現状の変速段の状態によっては、変速可能な他の変速段が制限される場合がある。たとえば、トップギアの状態からローギアに一気に変速するような場合である。このような場合では、大きな制動力および回生電力が得られる。しかし、エンジン23やモータジェネレータMG1の回転速度が急上昇して過回転となったり、車輪28がロックしてスリップが発生したり、さらには急制動によるドライバビリティの悪化となるおそれがあるため、このような変速段の選択がなされないように制限される。また、下り坂終了時点における車速が所定の目標車速となるか否かにより、変速段を制限してもよい。このように、現状の変速段の状態、走行状態および周囲の状況を考慮して、変速可能な変速段の範囲内で上記の回生電力の比較が行なわれる。
フットブレーキ回生電力PFBが、変速可能な変速段の範囲内でのいずれの変速段における惰性回生電力PINよりも大きい場合(S190にてYES)は、HV−ECU33は、フットブレーキによる回生制動を推奨するように判断し、フットブレーキ回生推奨フラグをオンとするとともに、惰性回生推奨フラグをオフとする(S200)。
一方、フットブレーキ回生電力PFBが、変速可能な変速段の範囲内でのいずれかの変速段における惰性回生電力PIN以下の場合(S190にてNO)は、S230に処理が移される。
S230では、HV−ECU33は、車速VSおよび前方車両との車間距離DISに基づいて、惰性走行による回生制動を制限するか否かを判定する。これは、車間距離DISが小さい(すなわち、前方車両に接近している)場合や、自車両の車速VSが相対的に速い場合には、衝突等の危険を事前に回避することを優先し、回生電力の大小にかかわらずフットブレーキによる回生制動を選択するように通知する。
S230にてNO、すなわち車間距離DISが所定の基準値BA以下で非常に接近しているような場合、または/および車速VSが所定の基準値CA以上であり減速開始から停止までの時間が長いような場合には、前方車両に衝突する可能性があるため、HV−ECU33は、危険回避を優先すべく、処理をS200に進めてフットブレーキ回生推奨フラグをオンとする(S200)。
一方、車間距離DISが所定の基準値BAより大きく、かつ車速VSが所定の基準値CAより小さい場合(S230にてYES)は、前方車両に衝突する危険性が低いため、惰性走行による回生制動を推奨するように判断し、惰性回生推奨フラグをオンとするとともに、フットブレーキ回生推奨フラグをオフとする(S240)。
そして、次にS250に処理が移され、HV−ECU33は、上記変速可能な変速段の範囲内のうちで、惰性回生電力PINが最大となる変速段を、惰性走行を行なう際の最適な変速段として選択する。
その後、S210にて、上記の回生推奨フラグおよび選択された変速段の情報に基づいて、表示ディスプレイ41に推奨制動方法表示および惰性走行による減速の場合には推奨変速段について表示を行い、車両乗員にガイダンスを与える。
一方、過去のブレーキ操作量データがない場合(S160にてNO)は、フットブレーキ回生電力PFBの予測ができないため、S280に処理が進められる。以降のS280,S210,S220の処理については、上記の説明と同様である。
以上のように、図2に示すフローチャートに従って、上記のような処理を実行することにより、車両の走行状態および運転状態に応じて、回生電力が大きくなるような最適な制動方法の選択についてのガイダンスが可能となり、このガイダンスに従って運転者が制動操作を行なうことにより、エネルギ効率を向上させることができる。
なお、フットブレーキによる回生制動および惰性走行による回生制動は、本発明における「第1の減速モード」および「第2の減速モード」にそれぞれ対応する。また、フットブレーキ回生電力PFBおよび惰性走行回生電力PINは、本発明における「第1の回生電力」および「第2の回生電力」にそれぞれ対応する。モータジェネレータMG1,MG2は、本発明における「電動機」に対応する。さらに、ECU30は、本発明における「制御装置」に対応する。
なお、上述したフローチャートについては、記載したすべての機能ブロックおよびステップを備えることは必須ではなく、必要に応じて一部のステップを省略することが可能であることを、確認的に述べておく。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 直流電源部、11,26−1,26−2 電流センサ、12,18 電圧センサ、16 蓄電装置、17 コンバータ、20 駆動力発生部、21−1,21−2 インバータ、22 動力分割機構、23 エンジン、24 駆動軸、25 変速装置、27−1,27−2 回転角センサ、28 車輪、30 ECU、31 車間制御部、32 ブレーキ操作量データ記憶部、33 ECU、40 ナビゲーションシステム、41 表示ディスプレイ、100 車両、C コンデンサ、MG1,MG2 モータジェネレータ、MNL 主負母線、MPL 主正母線、NL 負極線、PL 正極線。

Claims (4)

  1. 減速モードとして、ブレーキペダルの操作により減速する第1の減速モードと、アクセルペダルおよび前記ブレーキペダルの両者をオフにした惰性走行状態により減速する第2の減速モードとを有する車両であって、
    車輪との間で回転力が相互に伝達可能であり、回生動作時に回生電力を発生するように構成された回転電機と、
    前記回生電力を蓄えるように構成された蓄電装置と、
    前記車両の運転状態および走行状態に基づいて、前記第1の減速モードにおける第1の回生電力と、前記第2の減速モードにおける第2の回生電力とを予測するとともに、前記第1および第2の回生電力の比較に基づいて、前記第1および第2の減速モードのいずれか一方の選択を促すように車両乗員に通知するための制御装置とを備える、車両。
  2. 前方車両との車間距離を検出するように構成された車間検出部をさらに備え、
    前記制御装置は、前記車両の車速が基準速度より大きい場合および前記車間距離が基準距離より近い場合の少なくともいずれか一方の場合には、前記第1および第2の回生電力の比較結果にかかわらず、前記第1の減速モードの選択を促すように車両乗員に通知する、請求項1に記載の車両。
  3. 前記回転電機と前記車輪との変速比を変更可能に構成された変速装置をさらに備え、
    前記制御装置は、前記第2の減速モードが選択された場合に、前記第2の回生電力が最大となるような前記変速装置の変速比の選択を促すように車両乗員に通知する、請求項1または請求項2に記載の車両。
  4. エンジンをさらに備え、
    前記車両は、前記回転電機の駆動力のみにより走行する電動走行と、前記回転電機および前記エンジンの駆動力の併用により走行するハイブリッド走行とが可能であり、
    前記制御装置は、前記蓄電装置の電圧が基準電圧よりも高いときには、前記電動走行の選択を促すように車両乗員に通知する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両。
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