JP2014188633A - エンドエフェクターおよびロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークを把持する際に、例えばワークの形状や硬さ、その他姿勢等によらず、当該ワークを容易かつ確実に把持することができるエンドエフェクターおよびロボットを提供すること。
【解決手段】エンドエフェクター10は、ロボットアームの先端に設けられるものである。このエンドエフェクター10は、ワーク700を把持する第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bと、第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bを支持する支持体6とを備える。第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bは、それぞれ、可撓性を有する帯状体で構成され、ワーク700に当接するベルト51と、ベルト51の長手方向のたるみが可能なたるみ範囲と、たるみ範囲内でのベルト51の厚さ方向のたるみ量とのうちの少なくとも一方を調整するたるみ調整機構60とを有する。
【選択図】図9

Description

本発明は、エンドエフェクターおよびロボットに関する。
従来、把持対象物を把持する複数本のフィンガーを有するロボットハンドが知られている。このロボットハンドでは、各フィンガーは、それぞれ、屈曲または伸長可能な関節を複数有する多関節フィンガーである(例えば、特許文献1参照)。そして、ロボットハンドは、把持対象物を把持する際、各フィンガーができる限り把持対象物の外形形状に沿う(ならう)ように当該フィンガーの各関節を屈曲または伸長させる。
特開2004−188528号公報
しかしながら、特許文献1に記載のロボットハンドでは、各フィンガーがいくら多関節を有すものであっても、当該フィンガーが把持対象物の外形形状にならう(沿う)のには限界があった。このため、例えば把持対象物の形状や姿勢(載置状態)等によっては、当該把持対象物を把持しきれない、すなわち、十分に把持することができないという問題があった。この場合、把持対象物を搬送する途中で、当該把持対象物がエンドエフェクター(フィンガー)から脱落するという問題があった。また、多関節フィンガーでは、関節数が多くなればなるほど、構造や制御が複雑となるという問題もある。
本発明の目的は、ワークを把持する際に、例えばワークの形状や硬さ、その他姿勢等によらず、当該ワークを容易かつ確実に把持することができるエンドエフェクターおよびロボットを提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
(適用例1)
本発明のエンドエフェクターは、ロボットアームの先端に設けられるエンドエフェクターであって、
ワークを把持する複数のフィンガーと、
前記各フィンガーを支持する支持体と、を備え、
前記各フィンガーは、可撓性を有する帯状体で構成され、前記ワークに当接するベルトと、
前記ベルトの長手方向のたるみが可能なたるみ範囲と、前記たるみ範囲内での前記ベルトの厚さ方向のたるみ量とのうちの少なくとも一方を調整するたるみ調整機構と、を有することを特徴とする。
これにより、例えばワークの形状や硬さ、その他姿勢に応じて、当該ワークを容易かつ確実に把持することができるように、各フィンガーのベルトのたるみを調整することができる。これにより、ベルトのワークに対する接触圧や接触面積を適正な状態とすることができ、よって、ワークを把持する際に、例えばワークの形状や硬さ、その他姿勢等によらず、当該ワークを容易かつ確実に把持することができる。
(適用例2)
本発明のエンドエフェクターでは、前記たるみ調整機構は、前記ベルトの長手方向の一端を支持する支持部と、
前記ベルトの長手方向の他端を案内しつつ、前記ベルト上を摺動する案内部と、
前記挟持部を前記支持部に対して接近または離間可能に移動させる移動機構と、を有し、移動機構の作動によって前記挟持部が前記支持部に対して接近または離間することにより、前記たるみ範囲が調整されるのが好ましい。
これにより、挟持部を支持部に対して接近または離間させるという簡単な構成で、たるみ範囲を容易に調整することができる。挟持部が支持部に対して接近した場合には、たるみ範囲が減少し、挟持部が支持部に対して離間した場合には、たるみ範囲が増加する。
(適用例3)
本発明のエンドエフェクターでは、前記支持部は、板状をなす部材で構成され、
前記たるみ調整機構とは独立して作動可能であり、前記支持部をその端部または途中を回動中心として前記挟持部に対して回動させる回動機構をさらに備えるのが好ましい。
これにより、フィンガーにより把持されたワークを当該フィンガーから解放する際、ワークをフィンガーのベルトで支えつつ、その解放を行なうことができる。よって、ワークがフィンガーから落下するのが防止される。
(適用例4)
本発明のエンドエフェクターでは、前記回動機構は、前記複数のフィンガーにより把持された前記ワークを前記フィンガーから解放するときに作動するのが好ましい。
これにより、フィンガーにより把持されたワークを当該フィンガーから解放する際、ワークをフィンガーのベルトで支えつつ、その解放を行なうことができる。よって、ワークがフィンガーから落下するのが防止される。
(適用例5)
本発明のエンドエフェクターでは、前記挟持部は、前記複数のフィンガーにより把持された前記ワークを前記フィンガーから解放するときに、前記挟持部を下方に移動させ、下方に移動した前記挟持部により、前記ワークを下方に押圧できるのが好ましい。
これにより、解放作業を確実に行なうことができる。
(適用例6)
本発明のエンドエフェクターでは、前記たるみ調整機構は、前記ベルトを引張りまたは弛緩する引張り機構を有し、前記引張り機構の作動によって前記ベルトでの張力が変化することにより、前記たるみ量が調整されるのが好ましい。
これにより、ベルトを引張りまたは弛緩するという簡単な操作で、たるみ量を容易に調整することができる。ベルトが引張られた場合には、たるみ量が減少し、ベルトが弛緩した場合には、たるみ量が増加する。
(適用例7)
本発明のエンドエフェクターでは、前記たるみ調整機構は、モーターを有し、
前記フィンガーの一部が前記ワークに接触した際、前記モーターに通電する電流値が変化したときに、前記フィンガーが前記ワークに接触したと判断されるのが好ましい。
これにより、フィンガーでワークを過剰に押し潰してしまうのを防止することができる。
(適用例8)
本発明のエンドエフェクターでは、前記支持体は、前記フィンガー同士を接近または離間可能に支持して、前記フィンガー同士の間隔を調整する間隔調整機構を有するのが好ましい。
これにより、ワークの大きさに応じて、フィンガー同士の間隔を調整することができ、よって、ワークをその両側から確実に挟持することができる。
(適用例9)
本発明のエンドエフェクターでは、前記ベルトは、金属材料または樹脂材料で構成されているのが好ましい。
これにより、たるみ調整機構を作動させても、ベルトが不本意に伸長したり、収縮したりするのを防止することができ、よって、例えばベルトが不本意に伸長した場合に生じ得るワークのベルトからの離脱を防止することができる。
(適用例10)
本発明のロボットは、本発明のエンドエフェクターと、
前記エンドエフェクターが先端に設けられるロボットアームと、備えることを特徴とする。
これにより、例えばワークの形状や硬さ、その他姿勢に応じて、当該ワークを容易かつ確実に把持することができるように、各フィンガーのベルトのたるみを調整することができる。これにより、ベルトのワークに対する接触圧や接触面積を適正な状態とすることができ、よって、ワークを把持する際に、例えばワークの形状や硬さ、その他姿勢等によらず、当該ワークを容易かつ確実に把持することができる。
本発明に係わるエンドエフェクター(第1実施形態)が装着されたロボットの稼働状態を鉛直上方から見た平面図である。 図1に示すロボットを正面側から見た斜視図である。 図1に示すロボットの概略図である。 図1に示すロボットの主要部のブロック図である。 図1に示すエンドエフェクターの作動状態(ワークを把持するまでの過程)を示す断面側面図である。 図1に示すエンドエフェクターの作動状態(ワークを把持するまでの過程)を示す断面側面図である。 図1に示すエンドエフェクターの作動状態(ワークを把持するまでの過程)を示す断面側面図である。 図1に示すエンドエフェクターの作動状態(ワークを把持するまでの過程)を示す断面側面図である。 図1に示すエンドエフェクターの作動状態(ワークを把持するまでの過程)を示す断面側面図である。 図1に示すエンドエフェクターの作動状態(把持したワークを解放するまでの過程)を示す断面側面図である。 図1に示すエンドエフェクターの作動状態(把持したワークを解放するまでの過程)を示す断面側面図である。 図1に示すエンドエフェクターの1つのフィンガーの斜視図である。 本発明に係わるロボット(第2実施形態)の正面図である。
以下、本発明のエンドエフェクターおよびロボットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明に係わるエンドエフェクター(第1実施形態)が装着されたロボットの稼働状態を鉛直上方から見た平面図、図2は、図1に示すロボットを正面側から見た斜視図、図3は、図1に示すロボットの概略図、図4は、図1に示すロボットの主要部のブロック図、図5〜図9は、それぞれ、図1に示すエンドエフェクターの作動状態(ワークを把持するまでの過程)を示す断面側面図、図10、図11は、それぞれ、図1に示すエンドエフェクターの作動状態(把持したワークを解放するまでの過程)を示す断面側面図、図12は、図1に示すエンドエフェクターの1つのフィンガーの斜視図である。なお、以下では、説明の都合上、図2、図3、図5〜図12中(図13についても同様)の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、ロボットにおける基台側を「基端」、その反対側を「先端」と言う。また、図6〜図12では、フィンガーを支持する支持体が省略されている。
図1に示すロボットシステム(ロボット)500は、ロボット(ロボットアーム)1と、ロボット1に装着されるエンドエフェクター(ロボットハンド)10とを備えている。
図2、図3に示すロボット1は、電力を供給する電源(図示せず)と電気的に接続されており、ワーク700を搬送する搬送工程で用いることができる。なお、ワーク700としては、特に限定されず、例えば、本実施形態では比較的柔軟な「ボール」を一例として挙げる。また、前記電源は、工業用の電源であり、例えば、200Vの交流電圧を印加することができる。
このロボット1は、基台11と、4本のアーム(リンク)12、13、14、15と、リスト(リンク)16とを備え、これらが順に連結された垂直多関節(6軸)ロボットアームである。なお、垂直多関節ロボットでは、基台11と、アーム12〜15と、リスト16とを総称して「アーム」と言うこともでき、基台11を「第1アーム」、アーム12を「第2アーム」、アーム13を「第3アーム」、アーム14を「第4アーム」、アーム15を「第5アーム」、リスト16を「第6アーム」と分けて言うことができる。
図3に示すように、アーム12〜15、リスト16は、それぞれ、基台11に対し独立して変位可能に支持されている。
基台11とアーム12とは、関節(ジョイント)171を介して連結されている。そして、アーム12は、基台11に対し、鉛直方向と平行な回動軸O回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター401の駆動によりなされる。なお、モーター401の駆動は、モーター401とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー301により制御される(図4参照)。
アーム12とアーム13とは、関節(ジョイント)172を介して連結されている。そして、アーム13は、アーム12(基台11)に対し、水平方向と平行な回動軸O回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター402の駆動によりなされる。なお、モーター402の駆動は、モーター402とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー302により制御される(図4参照)。
アーム13とアーム14とは、関節(ジョイント)173を介して連結されている。そして、アーム14は、アーム13(基台11)に対し、水平方向と平行な回動軸O回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター403の駆動によりなされる。なお、モーター403の駆動は、モーター403とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー303により制御される(図4参照)。
アーム14とアーム15とは、関節(ジョイント)174を介して連結されている。そして、アーム15は、アーム14(基台11)に対し、アーム14の中心軸方向と平行な回動軸O回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター404の駆動によりなされる。なお、モーター404の駆動は、モーター404とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー304により制御される(図4参照)。
アーム15とリスト16とは、関節(ジョイント)175を介して連結されている。そして、リスト16は、アーム15(基台11)に対し、水平方向(y軸方向)と平行な回動軸O回りに回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター405の駆動によりなされる。なお、モーター405の駆動は、モーター405とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー305により制御される(図4参照)。また、リスト16は、関節(ジョイント)176を介して、回動軸Oと垂直な回動軸O回りにも回動可能となっている。この回動軸O回りの回動は、モーター406駆動によりなされる。なお、モーター406の駆動は、モーター406とケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されたモータードライバー306により制御される(図4参照)。
モーター401〜406としては、特に限定されず、例えば、サーボモーターを用いるのが好ましい。また、前記各ケーブルは、それぞれ、ロボット1を挿通している。
図4に示すように、ロボット1は、制御手段としての、CPU(Central Processing Unit)が内蔵されたパーソナルコンピューター(PC)20と電気的に接続されている。そして、パーソナルコンピューター20は、アーム12〜15、リスト16をそれぞれ独立して作動させることができる、すなわち、モータードライバー301〜306を介して、モーター401〜406をそれぞれ独立して制御することができる。この制御プログラムは、パーソナルコンピューター20に内蔵された記録媒体に予め記憶されている。
図2に示すように、基台11は、ロボット1が垂直多関節ロボットの場合、当該垂直多関節ロボットの最も下方に位置し、床101に固定される部分である。この固定方法としては、特に限定されず、例えば、図2に示す本実施形態では、複数本のボルト111による固定方法を用いている。
基台11は、中空の基台本体(ハウジング)112を有している。基台本体112は、円筒状をなす円筒状部113と、当該円筒状部113の外周部に一体的に形成された、箱状をなす箱状部(図示せず)とに分けることができる。そして、このような基台本体112には、例えば、モーター401やモータードライバー301〜306が収納されている。
アーム12〜15は、それぞれ、中空のアーム本体2と、駆動機構3と、封止手段4とを有しており、基台11に対する配置箇所、すなわち、ロボット1全体における配置箇所と、その他に外形形状が異なること以外は、ほぼ同じ構成である。なお、以下では、説明の都合上、アーム12が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2a」、「駆動機構3a」、「封止手段4a」と言い、アーム13が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2b」、「駆動機構3b」、「封止手段4b」と言い、アーム14が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2c」、「駆動機構3c」、「封止手段4c」と言い、アーム15が有するアーム本体2、駆動機構3、封止手段4をそれぞれ「アーム本体2d」、「駆動機構3d」、「封止手段4d」と言う。
アーム12は、基台11の上端部(先端部)に水平方向に対し傾斜した姿勢で連結されている。このアーム12では、駆動機構3aがモーター402を有しており、アーム本体2a内に収納されている。また、アーム本体2a内は、封止手段4aにより気密封止されている。
アーム13は、アーム12の先端部に連結されている。このアーム13では、駆動機構3bがモーター403を有しており、アーム本体2b内に収納されている。また、アーム本体2a内は、封止手段4bにより気密封止されている。
アーム14は、アーム13の先端部に連結されている。このアーム14では、駆動機構3cがモーター404を有しており、アーム本体2c内に収納されている。また、アーム本体2c内は、封止手段4cにより気密封止されている。
アーム15は、アーム14の先端部に、その中心軸方向と平行に連結されている。このアーム15では、駆動機構3dがモーター405、406を有しており、アーム本体2d内に収納されている。また、アーム本体2d内は、封止手段4dにより気密封止されている。
アーム15の先端部(基台11と反対側の端部)には、リスト16が連結されている。このリスト16には、エンドエフェクター10が着脱自在に装着される。そして、ロボット1は、リスト16に装着されたエンドエフェクター10でワーク700を把持したまま、アーム12〜15やリスト16等の動作を制御することにより、当該ワーク700を搬送することができる。
図2に示すように、リスト16は、円筒状をなす(外形形状が円柱状をなす)リスト本体(装着部)161と、リスト本体161と別体で構成され、当該リスト本体161の基端部に設けられ、リング状をなす支持リング162とを有している。
リスト本体161に、エンドエフェクター10が装着される。また、リスト本体161は、アーム15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター406の駆動により、回動軸O回りに回動する。
支持リング162は、アーム15の駆動機構3dに連結されており、当該駆動機構3dのモーター405の駆動により、リスト本体161ごと回動軸O回りに回動する。支持リング162は、円筒部品50a、50bの間で挟持されている。これにより、リスト16をアーム15に対して確実に回動可能に支持することができる。
なお、駆動機構3a〜3dは、それぞれ、モーターの他に、例えば、プーリーやタイミングベルトを有している。
また、封止手段4a〜4dは、それぞれ、例えば、板状のカバーやパッキンを有する構成のものとすることができる。
図1に示すように、エンドエフェクター10は、ロボット1のリスト16に装着された状態で使用される。以下、この状態を「装着状態」と言う。なお、この装着状態では、エンドエフェクター10は、図示しないコネクターが、ロボット1のリスト16の先端面163に設けられたコネクター165を介して前記電源と電気的に接続される。これにより、後述するモーター63等は、電力が供給されて、作動することができる。
図5(図6〜図11についても同様)に示すように、エンドエフェクター10は、第1フィンガー5aと、第2フィンガー5bと、支持体6とを備えている。以下、各部の構成について説明する。
第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとは、ワーク700を挟持し合うことにより、当該ワーク700を把持するものである。
また、支持体6は、第1フィンガー5aおよび第2フィンガー5bを支持するものである。図5に示すように、支持体6は、間隔調整機構61と、間隔調整機構61を収納する筐体(ハウジング)62とを有している。
間隔調整機構61は、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとを接近または離間可能に支持して、これらフィンガー同士の間隔を調整する機構である。この間隔調整機構61は、モーター63と、モーター63のシャフト631に固定されたピニオンギア64と、ピニオンギア64を介して対向配置されたラック65aおよび65bと、ラック65aと第1フィンガー5aの根元部(基端部)とを連結する連結部66aと、ラック65bと第2フィンガー5bの根元部(基端部)とを連結する連結部66bとを有している。
モーター63は、例えばサーボモーターで構成され、装着状態でリスト16の中心軸上に配置される。モーター63のシャフト631に固定されたピニオンギア64には、ラック65a、65bがそれぞれ噛み合っている。そして、モーター63が作動して、シャフト631が回転することにより、その回転力がラック65a、65bにそれぞれ伝達されて、ラック65aとラック65bとが互いに反対方向に平行に移動する。これにより、連結部66aを第1フィンガー5aごと移動させることができるとともに、連結部66bを第2フィンガー5bごと移動させることができる。この移動により、ワーク700の大きさに応じて、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとの間隔を調整することができ、よって、ワーク700をその両側から確実に挟持することができる。
次に、第1フィンガー5a、第2フィンガー5bについて説明する。第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとは、同じ構成であるため、第1フィンガー5aについて代表的に説明する。
図5、図12に示すように、第1フィンガー5aは、ベルト51と、たるみ調整機構60と、回動機構9とを有している。
ベルト51は、可撓性を有する帯状体で構成されている。このベルト51は、装着状態でリスト16の中心軸(図5〜図12中の上下方向)に沿って配置される。そして、ベルト51は、たるみ調整機構60の作動によって、外側にたるみ、そのたるみ部514の内側の面がワーク700に当接する当接面511となる。
なお、当接面511には、粗面加工により微小な凹凸が形成されていてもよい。これにより、ワーク700が当接面511から滑るのを防止することができ、よって、ワーク700を確実に把持することができる。
ベルト51自体は、実質的には伸縮しない、すなわち、弾性に乏しいものが好ましく、その構成材料としては、特に限定されず、例えば、ステンレス鋼等のような金属材料や、ポリエチレン等のような樹脂材料が挙げられる。これにより、たるみ調整機構60を作動させても、ベルト51が不本意に伸長したり、収縮したりするのを防止することができる。よって、例えばベルト51が不本意に伸長した場合に生じ得るワーク700のベルト51からの離脱を防止することができる。
図5に示すように、たるみ調整機構60は、ベルト51の長手方向(図中の上下方向)のたるみが可能なたるみ範囲uを調整する第1調整機構(たるみ範囲調整機構)7と、たるみ範囲u内でのベルト51の厚さ方向(図中の左右方向)のたるみ量uを調整する第2調整機構(たるみ量調整機構)8とに分けることができる。
第1調整機構7は、ベルト51の先端部(一端側の部分)512を支持する支持部71と、支持部71を支持体6の連結部66aと連結する連結部72と、ベルト51の基端部(他端側の部分)513を挟持して案内する案内部(挟持部)73と、案内部73を移動させる移動機構74とを有している。
図12に示すように、支持部71は、平坦な板部材で構成されている。この支持部71は、第2フィンガー5b側の端部でベルト51の先端部512を支持、固定している。
連結部72は、クランク状に屈曲した板部材で構成されている。この連結部72の先端部は、支持体6の途中(または第2フィンガー5b側の端部と反対側の端部)を回動可能に支持する回動支持部721となっている。また、連結部72の基端部は、支持体6の連結部66aに固定される固定部722となっている。
案内部73は、互いに対向配置された一対の挟持片731、732で構成され、挟持片731、732同士の間でベルト51の基端部513を挟持することができる。そして、この挟持状態のまま、挟持片731と挟持片732とは、移動機構74の作動により、ベルト51上を一括して摺動することができる(例えば図6、図8参照)。
このように、ベルト51は、先端部512が支持部71で変形が規制され、基端部513が案内部73で変形が規制されている。その結果、ベルト51は、支持部71と案内部73との間の残りの部分がたるみ可能なたるみ部514となる。
支持部71、連結部72、案内部73の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ステンレス鋼等のような金属材料を用いることができる。
図5に示すように、移動機構74は、支持体6の連結部66a内に配置され、案内部73を支持部71に対して接近または離間可能に移動させる機構である。移動機構74は、モーター75と、ボールねじ76と、リニアガイド77とを有している。
モーター75は、支持体6の連結部66aに対し固定されている。
ボールねじ76は、モーター75に連結されたねじ軸761と、ねじ軸761に螺合しているナット762とで構成されている。ねじ軸761は、モーター75の作動により回転することができる。ナット762は、ねじ軸761の回転に伴って、当該ねじ軸761上をその長手方向に沿って移動することができる。また、ナット762は、案内部73と連結されている。これにより、ナット762が案内部73とともに移動することができ、よって、案内部73を支持部71に対して接近または離間させることができる。このとき、案内部73がベルト51上を摺動することとなり、たるみ範囲uが調整される。案内部73が支持部71に対して接近した場合には(図7、図8)、たるみ範囲uが減少し、案内部73が支持部71に対して離間した場合には(図5、図6参照)、たるみ範囲uが増加する。
また、リニアガイド77は、支持体6の連結部66aに対し固定されている。このリニアガイド77は、ボールねじ76のナット762に連結され、ナット762が移動する際に、当該ナット762を案内することができる。これにより、ナット762が円滑に移動することができる。
第2調整機構8は、ベルト51を引張りまたは弛緩することにより、たるみ範囲u内でのベルト51のたるみ量uを調整する引張りまたは弛緩機構(引張り機構)である。図5に示すように、第2調整機構8は、支持体6の連結部66a内に配置されている。この第2調整機構8は、モーター81と、ボールねじ82と、リニアガイド83とを有している。
モーター81は、支持体6の連結部66aに対し固定されている。
ボールねじ82は、モーター81に連結されたねじ軸821と、ねじ軸821に螺合しているナット822とで構成されている。ねじ軸821は、モーター81の作動により回転することができる。ナット822は、ねじ軸821の回転に伴って、当該ねじ軸821上をその長手方向に沿って移動することができる。また、ナット822は、ベルト51の基端部513と連結されている。そして、移動するナット822により、ベルト51を引張りまたは弛緩することができる。これにより、ベルト51での張力が変化することとなり、よって、たるみ量uが調整される。ベルト51が引張られた場合には、たるみ量uが減少し、ベルト51が弛緩した場合には、たるみ量uが増加する。
また、リニアガイド83は、支持体6の連結部66aに対し固定されている。このリニアガイド83は、ボールねじ82のナット822に連結され、ナット822が移動する際に、当該ナット822を案内することができる。これにより、ナット822が円滑に移動することができる。
回動機構9は、第1調整機構7の支持部71を回動支持部721を回動中心として案内部73に対して回動させる機構である(図10参照)。この回動機構9は、たるみ調整機構60とは独立して作動可能であり、その作動タイミングは、第1フィンガー5a、第2フィンガー5bにより把持されたワーク700を、第1フィンガー5a、第2フィンガー5bから解放するときである。
図5に示すように、回動機構9は、支持体6の連結部66aに配置されている。この回動機構9は、モーター91と、ボールねじ92と、リニアガイド93と、連結部94とを有している。
モーター91は、支持体6の連結部66aに対し固定されている。
ボールねじ92は、モーター91に連結されたねじ軸921と、ねじ軸921に螺合しているナット922とで構成されている。ねじ軸921は、モーター91の作動により回転することができる。ナット922は、ねじ軸921の回転に伴って、当該ねじ軸921上をその長手方向に沿って移動することができる。また、ナット922は、連結部94を介して、支持部71と連結されている。
連結部94は、板部材で構成されている。この連結部94の先端部は、支持体6の第2フィンガー5b側の端部と反対側の端部を回動可能に支持する回動支持部941となっている。また、連結部94の基端部は、ナット922に固定される固定部942となっている。
そして、この連結部94は、支持部71と連結部72とともに、全体としてリンク機構を構成する。このリンク機構により、モーター91が作動すると、支持部71が回動支持部941を中心として回動することができる。これにより、第1フィンガー5a、第2フィンガー5bにより把持されたワーク700を、第1フィンガー5a、第2フィンガー5bから解放する際、当該ワーク700を両フィンガーのベルト51で支えつつ、その解放を行なうことができる。よって、ワーク700が第1フィンガー5a、第2フィンガー5bから落下するのが防止される(図10参照)。
また、リニアガイド93は、支持体6の連結部66aに対し固定されている。このリニアガイド93は、ボールねじ92のナット922に連結され、ナット922が移動する際に、当該ナット922を案内することができる。これにより、ナット922が円滑に移動することができる。
次に、エンドエフェクター10がワーク700を把持するまでの作動状態(図5〜図9参照)と、把持したワーク700を解放するまでの作動状態(図10、図11参照)について説明する。
まず、エンドエフェクター10がワーク700を把持するまでの作動状態について説明する。
図5に示すように、ステージ800上には、ワーク700が載置されている。ワーク700に対して、ロボット1を作動させて、エンドエフェクター10を当該ワーク700の上方に位置させる。
また、エンドエフェクター10では、間隔調整機構61を作動させて、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとの間隔を調整する。このときの間隔は、第1フィンガー5aのベルト51の先端部512と、第2フィンガー5bのベルト51の先端部512との間隔がワーク700の水平方向の長さよりも若干大きい程度とされる。
次に、図5に示す状態から、図6に示すように、たるみ調整機構60の第1調整機構7を作動させて、たるみ範囲uが最大となるように調整する。また、第2調整機構も作動させて、たるみ量uが最大となるように調整する。
次に、図6に示す状態から、ロボット1を作動させて、図7に示すように、エンドエフェクター10を下降させる。これにより、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとの間にワーク700が位置する。この状態から間隔調整機構61を作動させて、第1フィンガー5aと第2フィンガー5bとを徐々に接近させる。このときの接近は、第1フィンガー5aのベルト51のたるみ部514と、第2フィンガー5bのベルト51のたるみ部514とは、ワーク700には接触しないが、これらのたるみ部514同士の間でワーク700が囲まれる程度とされる。
次に、図7に示す状態から、図8に示すように、第1フィンガー5aの案内部73(挟持片732)の先端がワーク700に接触するまで、当該第1フィンガー5aの第1調整機構7を作動させる、すなわち、案内部73を下降させる(下方に移動させる)。これにより、第1フィンガー5aでのたるみ範囲uが前記最大の状態から減少して、当該たるみ範囲uがワーク700に対して適した大きさとなる。
これと同様に、第2フィンガー5bの案内部73(挟持片732)の先端がワーク700に接触するまで、当該第2フィンガー5bの第1調整機構7を作動させる、すなわち、案内部73を下降させる。これにより、第2フィンガー5bでのたるみ範囲uが前記最大の状態から減少して、当該たるみ範囲uがワーク700に対して適した大きさとなる。
なお、第1フィンガー5aの案内部73や、第2フィンガー5bの案内部73がワーク700に接触したか否かの判断は、次のようにして行われる。
第1フィンガー5a(第2フィンガー5b)の案内部73がワーク700に接触すると、フィンガーの一部がワークに接触した際、モーター81に通電する電流値が増加する(変化する)。この変化をロボット1の制御部が検出して、第1フィンガー5aの案内部73がワーク700に接触したと判断する。これにより、下降する案内部73でワーク700を過剰に押し潰してしまうのを防止することができる。
また、ワーク700に接触したか否かの判断は、このような電流値の変化に基づいた方法に限定されず、例えば、センサ(例えば触覚センサ)やカメラ(例えばCCD(Charge Coupled Device)カメラ)を用いる方法であってもよい。
次に、図8に示す状態から、図9に示すように、第1フィンガー5aのたるみ調整機構60の第2調整機構8を作動させて、たるみ量uを前記最大の状態から減少させる。これにより、第1フィンガー5aのベルト51では、たるみ部514のほぼ全体がワーク700に当接することができる、すなわち、第1フィンガー5aのベルト51のたるみ部514とワーク700との接触面積をできる限り大きく確保することができる。また、このベルト51は、可撓性を有しているため、たるみ部514がワーク700の外形形状に沿う。
また、これと同様に、第2フィンガー5bのたるみ調整機構60の第2調整機構8を作動させて、たるみ量uを前記最大の状態から減少させる。これにより、第2フィンガー5bのベルト51では、たるみ部514のほぼ全体がワーク700に当接することができる、すなわち、第2フィンガー5bのベルト51のたるみ部514とワーク700との接触面積をできる限り大きく確保することができる。また、このベルト51も、可撓性を有しているため、たるみ部514がワーク700の外形形状に沿う。
そして、図9に示す状態でロボット1を作動させると、エンドエフェクター10でワーク700を確実に把持したまま、当該ワーク700を搬送することができる。そして、この搬送の間、ワーク700は、エンドエフェクター10から落下したり、エンドエフェクター10の把持力(挟持力)で損傷を受けるのが確実に防止される。
このようにエンドエフェクター10では、例えばワーク700の形状や硬さ、その他姿勢に応じて、当該ワーク700を容易かつ確実に把持することができるように、簡単な構造や制御により、第1フィンガー5a、第2フィンガー5bのベルト51のたるみ(たるみ範囲u、たるみ量u)を調整することができる。これにより、ベルト51のワーク700に対する接触圧や接触面積を適正な状態とすることができ、よって、ワーク700を把持する際に、例えばワーク700の形状や硬さ、その他姿勢等によらず、当該ワーク700を容易かつ確実に把持することができる。
また、種々のワーク700に対応して、適度なたるみ範囲uやたるみ量uが、例えば検量線(グラフや表を含む)として、ロボット1の制御部の記憶部に記憶されている。そして、ワーク700を把持するごとに、ワーク700に対応したたるみ範囲u、たるみ量uが前記記憶部から呼び出される。
次に、エンドエフェクター10が把持したワーク700を解放するまでの作動状態について説明する。
エンドエフェクター10が把持したワーク700を解放して、ステージ801上に載置するには、まず、ロボット1を作動させて、エンドエフェクター10をステージ801の直上に位置させ、この状態で図10に示すように、第1フィンガー5aの回動機構9を作動させるとともに、第2フィンガー5bの回動機構9を作動させる。これにより、第1フィンガー5aの支持部71が図10中の時計回りに回転するとともに、第1フィンガー5aの支持部71が図10中の反時計回りに回転する。このとき、ワーク700は、第1フィンガー5aのたるみ部514と第2フィンガー5bのたるみ部514との間で挟持されて摺動しつつ、下方の向かって緩やかに落下する。この落下したワーク700は、損傷を受けず、ステージ801上に載置されることとなる。
なお、例えばワーク700の材質によっては、当該ワーク700とベルト51との間にブロッキング(ワーク700とベルト51とのくっつき)が生じて、図10に示す動作でワーク700がベルト51から落下しない場合がある。この場合は、図10に示す状態から、第1フィンガー5aの第1調整機構7を作動させて、案内部73を下方に移動させるとともに、第2フィンガー5bの第1調整機構7を作動させて、案内部73を下方に移動させる。この下方に移動した各案内部73により、ワーク700は、同方向に押圧されて確実に落下することとなる。
<第2実施形態>
図13は、本発明に係わるロボット(第2実施形態)の正面図である。
以下、この図を参照して本発明のエンドエフェクターおよびロボットの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、ロボットアームの本数が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図13に示すように、本実施形態では、ロボット1は、胴部18と、胴部18の両側部に支持された2本のアーム(ロボットアーム)19とを備えている。
各アーム19は、それぞれ、多関節アームであり、その先端部にエンドエフェクター10を着脱自在に装着することができる。これにより、2つのエンドエフェクター10による作業を行なうことができ、よって、その作業効率が向上する。
以上、本発明のエンドエフェクターおよびロボットを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、エンドエフェクターおよびロボットを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のエンドエフェクターおよびロボットは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
また、ロボットが備えるロボットアームの本数は、前記第1実施形態では1本であり、前記第2実施形態では2本であるが、これに限定されず、例えば、3本以上であってもよい。
また、フィンガーの設置数は、前記各実施形態では2本であるが、これに限定されず、例えば、3本以上であってもよい。フィンガーの設置数が3本以上の場合、ワークを安定して把持することができる。
また、たるみ調整機構は、前記各実施形態ではベルトの長手方向のたるみが可能なたるみ範囲を調整する第1調整機構(たるみ範囲調整機構)と、たるみ範囲内でのベルトの厚さ方向のたるみ量を調整する第2調整機構(たるみ量調整機構)とを有する機構であるが、これに限定されず、例えば、第1調整機構および第2調整機構のうちの一方を省略することができる。
また、たるみ調整機構、回動機構は、ボールねじとリニアガイドとを有する構成に限定されず、それらに代えて、ラックとピニオンギアとを有する構成であってもよい。
1……ロボット(ロボットアーム) 11……基台 111……ボルト 112……基台本体(ハウジング) 113……円筒状部 12、13、14、15……アーム(リンク) 16……リスト(リンク) 161……リスト本体(装着部) 162……支持リング 163……先端面 165……コネクター 171、172、173、174、175、176……関節(ジョイント) 2、2a、2b、2c、2d……アーム本体 3、3a、3b、3c、3d……駆動機構 4、4a、4b、4c、4d……封止手段 5a……第1フィンガー 5b……第2フィンガー 51……ベルト 511……当接面 512……先端部(一端側の部分) 513……基端部(他端側の部分) 514……たるみ部 6……支持体 61……間隔調整機構 62……筐体(ハウジング) 63……モーター 631……シャフト 64……ピニオンギア 65a、65b……ラック 66a、66b……連結部 7……第1調整機構(たるみ範囲調整機構) 71……支持部 72……連結部 721……回動支持部 722……固定部 73……案内部 731、732……挟持片 74……移動機構 75……モーター 76……ボールねじ 761……ねじ軸 762……ナット 77……リニアガイド 8……第2調整機構(たるみ量調整機構) 81……モーター 82……ボールねじ 821……ねじ軸 822……ナット 83……リニアガイド 9……回動機構 91……モーター 92……ボールねじ 921……ねじ軸 922……ナット 93……リニアガイド 94……連結部 941……回動支持部 942……固定部 10……エンドエフェクター(ロボットハンド) 18……胴部 19……アーム(ロボットアーム) 20……パーソナルコンピューター(PC) 301、302、303、304、305、306……モータードライバー 401、402、403、404、405、406……モーター 50a、50b……円筒部品 60……たるみ調整機構 101……床 500……ロボットシステム(ロボット) 700……ワーク 800、801……ステージ O、O、O、O、O、O……回動軸 u……たるみ範囲 u……たるみ量

Claims (10)

  1. ロボットアームの先端に設けられるエンドエフェクターであって、
    ワークを把持する複数のフィンガーと、
    前記各フィンガーを支持する支持体と、を備え、
    前記各フィンガーは、可撓性を有する帯状体で構成され、前記ワークに当接するベルトと、
    前記ベルトの長手方向のたるみが可能なたるみ範囲と、前記たるみ範囲内での前記ベルトの厚さ方向のたるみ量とのうちの少なくとも一方を調整するたるみ調整機構と、を有することを特徴とするエンドエフェクター。
  2. 前記たるみ調整機構は、前記ベルトの長手方向の一端を支持する支持部と、
    前記ベルトの長手方向の他端を案内しつつ、前記ベルト上を摺動する案内部と、
    前記挟持部を前記支持部に対して接近または離間可能に移動させる移動機構と、を有し、移動機構の作動によって前記挟持部が前記支持部に対して接近または離間することにより、前記たるみ範囲が調整される請求項1に記載のエンドエフェクター。
  3. 前記支持部は、板状をなす部材で構成され、
    前記たるみ調整機構とは独立して作動可能であり、前記支持部をその端部または途中を回動中心として前記挟持部に対して回動させる回動機構をさらに備える請求項2に記載のエンドエフェクター。
  4. 前記回動機構は、前記複数のフィンガーにより把持された前記ワークを前記フィンガーから解放するときに作動する請求項3に記載のエンドエフェクター。
  5. 前記挟持部は、前記複数のフィンガーにより把持された前記ワークを前記フィンガーから解放するときに、前記挟持部を下方に移動させ、下方に移動した前記挟持部により、前記ワークを下方に押圧できる請求項4に記載のエンドエフェクター。
  6. 前記たるみ調整機構は、前記ベルトを引張りまたは弛緩する引張り機構を有し、前記引張り機構の作動によって前記ベルトでの張力が変化することにより、前記たるみ量が調整される請求項1ないし5のいずれか1項に記載のエンドエフェクター。
  7. 前記たるみ調整機構は、モーターを有し、
    前記フィンガーの一部が前記ワークに接触した際、前記モーターに通電する電流値が変化したときに、前記フィンガーが前記ワークに接触したと判断される請求項1ないし6のいずれか1項に記載のエンドエフェクター。
  8. 前記支持体は、前記フィンガー同士を接近または離間可能に支持して、前記フィンガー同士の間隔を調整する間隔調整機構を有する請求項1ないし7のいずれか1項に記載のエンドエフェクター。
  9. 前記ベルトは、金属材料または樹脂材料で構成されている請求項1ないし8のいずれか1項に記載のエンドエフェクター。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のエンドエフェクターと、
    前記エンドエフェクターが先端に設けられるロボットアームと、備えることを特徴とするロボット。
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