JP2014187617A - 原稿読取装置及びその制御方法 - Google Patents

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Kenji Morita
健二 森田
Tetsushi Seki
哲志 関
Yohei Katto
洋平 甲藤
Akiko Sugano
明子 菅野
Hidenori Sunada
秀則 砂田
Asahiro Nakayoshi
朝弘 仲吉
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Abstract

【課題】裏面読み取りが不要な場合の待ち時間を短縮する。
【解決手段】表面用CCDラインセンサ58は、片面読み取りにおいて、表面読取位置Pfにて原稿の表面を読み取る。裏面読取ユニットUNTの裏面用CCDラインセンサ20は、両面読み取りにおいて、裏面読取位置Prを通過する原稿の裏面を読み取る。原稿の裏面の読み取りを必要とせず且つ、表面読取位置Pfを通過する原稿の表面の読み取りを行う片面読み取りのジョブが投入された場合は、CPU12は、裏面用CCDラインセンサ20の調整動作が完了しているか否かにかかわらず、ADF部112及び表面読取ユニット59の動作を許可して片面読み取りが行われるよう制御する。調整動作が完了していないときは、調整動作を中断して片面読み取りのジョブを実行し、ジョブの終了後に調整動作を再開する。
【選択図】図6

Description

本発明は、原稿の両面読み取りが可能な原稿読取装置及びその制御方法に関する。
従来、複写機等の画像形成装置には、画像形成部や画像読取部(原稿読取装置)等の一部の装置の電源をオフにできるように電源装置を構成したものがある。このような画像形成装置は、一定時間以上続けて装置が使用されなかった場合に電源を自動的にオフすることで、ユーザが装置を使用しない期間の消費電力を削減する、いわゆる省電力モードを備えている。
省電力モードとなっている状態で一部または全部の装置を使用したい場合には、ユーザが操作部等に設けられた特定のキーを押す。すると、省電力モードを解除して装置を使用可能な状態に戻すための復帰制御が行われ、復帰制御が完了すると装置が使用可能な状態に戻る。ところが、この復帰制御に長い時間を要すると利便性が損なわれる。特に画像形成装置に搭載される原稿読取装置は、スキャン、複写、ファクシミリ送信等、複数の機能に用いられ、通常、ユーザが最初に動作を欲する装置となるため、復帰制御の一層の時間短縮が求められる。
そこで、原稿読取装置内の自動原稿送り部(ADF)、光学読取部及び画像データ処理部等の複数の機能モジュールの復帰制御を、復帰要因によって切り替える方法が提案されている(特許文献1)。すなわち、ADFに原稿がセットされた場合の復帰制御では、ADF、光学読取部、画像データ処理部の順で復帰させることで、復帰時間の短縮化を図っている。
特開2011−71779号公報
ところで、オフィス文書を効率的に電子化するニーズが高まっており、ADF内に、表面用及び裏面用の2つの読取ユニットを備える両面同時読取方式が主流になってきている。両面同時読取方式のADFでは、裏面用の読み取りユニットがADFの原稿搬送パス側に搭載されるのが主流である。裏面用の読み取りユニットの復帰制御では、例えば図2(a)に示すように、基準白板61を読み取って裏面読取り用の裏面用CCDラインセンサ20のゲイン調整等の調整動作を行う。
基準白板61が、移動可能な移動ガラス22に張り付けられる構成では、調整動作を行う際に、裏面用CCDラインセンサ20の直下に基準白板61が見えるような位置に移動ガラス22を位置させる必要がある。
一方、原稿を搬送して移動ガラス22を介して裏面を読み取る際には、図2(b)に示す位置に移動ガラス22を位置させる必要がある。しかし、図2(a)のように、裏面用CCDラインセンサ20の調整動作中はADFの原稿搬送路が開いてしまうため、原稿搬送を行うことができず、表面読み取りもできない。
従って、仮に特許文献1のように、ADFの復帰、光学読取部の復帰を順に行うとした場合、裏面用の光学読取部の復帰が完了しなければ、ADFの機能を使用することができない。このように、1つの機能(例えば、搬送しながら一方の面または両面を読み取る機能)を実現するのに複数のユニットが関連する構成となっている原稿読取装置においては、全てのユニットの復帰完了を待つことになる。このことから、所望する処理の開始までの待ち時間が長くなって利便性が低下するという問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、裏面読み取りが不要な場合の待ち時間を短縮することにある。
上記目的を達成するために本発明は、搬送路に沿って原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されて前記搬送路における表面読取位置を通過する原稿の表面を読み取る第1の読取部と、基準白板を有して前記搬送路において移動可能な移動ガラスを有し、前記搬送手段により搬送されて前記搬送路における裏面読取位置を通過する原稿の裏面を、前記移動ガラスを介して読み取る第2の読取部と、前記搬送手段、前記第1の読取部及び前記第2の読取部を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、電源投入時、または省電力モードから動作モードへの復帰時には、前記第2の読取部の前記移動ガラスを第1の位置に位置させて前記基準白板を用いた読み取り準備を行う調整動作を開始させ、一方、前記裏面読取位置を通過する原稿の裏面を読み取る際には前記移動ガラスを第2の位置に位置させ、前記制御手段は、前記原稿の裏面の読み取りを必要とせず且つ、前記表面読取位置を通過する原稿の表面の読み取りを行うジョブが投入された場合は、前記第2の読取部の前記調整動作が完了しているか否かにかかわらず、前記搬送手段及び前記第1の読取部の動作を許可して前記表面読取位置を通過する原稿の表面の読み取りが行われるよう制御することを特徴とする。
本発明によれば、裏面読み取りが不要な場合の待ち時間を短縮することができる。
原稿読取装置の主要部の構成を示す断面図である。 移動ガラスが第1の位置(図(a))、第2の位置(図(b))にある、裏面読取ユニット及びその周辺の拡大図である。 原稿読取装置のブロック図である。 コントローラ部の操作表示部における表示例を示す図である。 電源投入時、または省電力モードから動作モードへの復帰時における、コントローラ部で実行される制御処理のフローチャートである。 動作モードへの復帰時における、画像読取部で実行される制御処理、ジョブ処理のフローチャートである。 電源投入時または省電力モード解除時の各復帰シーケンスを示す図である。 裏面読み取りユニット復帰シーケンスが完了していない状態で、片面読み取りのジョブが投入された場合の各復帰シーケンスを示す図である。 裏面読み取りユニット復帰シーケンスが完了していない状態で、圧板読み取りのジョブが投入された場合の各復帰シーケンスを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る原稿読取装置の主要部の構成を示す断面図である。この原稿読取装置は、単独として構成されてもよいが、画像形成装置に接続、または画像形成装置の一部として構成されてもよい。従って、本原稿読取装置は、印刷、複写、FAX送受信等の各種機能を有する複合機の一部であってもよい。
原稿読取装置は、図1に示すように、画像読取部100及びコントローラ部200(図3)から構成されている。画像読取部100は、下半部110と上半部111とからなる。
下半部110には主に、圧板ガラス52、流し読みガラス51、表面読取ユニット59、表面用CCDラインセンサ58等が備えられる。圧板ガラス52と流し読みガラス51との間には基準白板60が設けられる。上半部111には主に、原稿トレイ1、原稿トレイ1にセットされた原稿を搬送路Rに沿って原稿排紙トレイ25まで搬送する自動原稿送り部(以下、ADF部と記す)112、および裏面読取ユニットUNTが備えられる。裏面読取ユニットUNTは、搬送路Rの途中に配置される。
画像読取部100は、読取モードとして固定読みモード及び流し読みモードを有している。固定読みモードは、ユーザがADF部112の原稿トレイ1に原稿を載置(セット)せずに、後述のスタートキー304(図4)を押した場合、圧板ガラス52にセットされた原稿を表面用CCDラインセンサ58で読み取るモードである。この場合、圧板ガラス52に対向する原稿の下面が読み取られるので、ユーザは、読み取らせたい面を下側に向けて圧板ガラス52上に載置する。
固定読みモードでは、光学モータ40(図3)により表面読取ユニット59が圧板ガラス52に沿ってスライド移動させられる。そして、表面読取ユニット59が移動することにより表面用CCDラインセンサ58が原稿を読み取る(圧板読み取り)。この場合、ADF部112及び裏面読取ユニットUNTは使用されない。
流し読みモードは、表面読取ユニット59を固定し、原稿をADF部112で搬送しながら読み取るモードであり、片面読取モードと両面読取モードとがある。片面読取モードでは、表面読取位置Pfにて流し読みガラス51を介して表面用CCDラインセンサ58が搬送されている原稿の表面を読み取る(片面読み取り)。両面読取モードでは、片面読み取りと並行して裏面読取ユニットUNTの裏面用CCDラインセンサ20が搬送されている原稿の裏面を読み取る(両面読み取り)。
ADF部112において、原稿トレイ1は、少なくとも1枚以上のシート原稿からなる原稿束が載置される昇降可能なトレイである。原稿トレイ1には、原稿検知センサ7、サイズ検知センサ8が備えられる。原稿束の最上面の原稿は、ピックアップローラ2により画像読取部100の上半部111内に送り込まれる。
原稿の搬送開始前に、ピックアップローラ2が降下し、リフターモータ30(図3)が駆動されて原稿トレイ1が上昇する。原稿束の最上面の原稿が給送位置に到達すると、原稿束の最上面に当接しているピックアップローラ2に連動して回転する紙面検知フラグ9が、紙面検知センサ10を遮断する。そして、遮断された紙面検知センサ10から紙面を検知したことを示すオン信号が出力され、このオン信号に基づき原稿トレイ1の上昇が停止される。そして、給送動作が開始される。ピックアップローラ2によって給送された原稿はフィードローラ4とリタードローラ5から構成される分離ローラ対3の作用によって1枚に分離される。この分離は周知のリタード分離技術によって実現されている。
分離された原稿は、引抜ローラ対6、搬送ローラ対13により、分離後センサ11、レジ前センサ14を経て搬送され、レジストローラ対15に突き当てられ、搬送されている原稿の斜行が解消される。
斜行が解消された後、原稿はレジストローラ対15によってプラテン上流ローラ対16、さらにはプラテンローラ17へと送られる。このとき、プラテンローラ17は、流し読みガラス51に接触しており、プラテンローラ17を通過する原稿の表面は流し読みガラス51に押しつけられる。さらに、原稿の表面は表面読取ユニット59の光源ランプ53で照射される。そして、原稿の表面からの反射光は、ミラー54、55、56、レンズ57を経て表面用CCDラインセンサ58に受光され、原稿の表面の画像を示す画像信号が生成される。
プラテンローラ17により搬送された原稿は、プラテン下流ローラ対18を通過し、裏面読取ローラ19に送られる。裏面読取ローラ19は移動可能な移動ガラス22と接触しており、両面読取モードの場合には、裏面読取ローラ19を通過する原稿の裏面が光源ランプ21で照射される。そして、原稿の裏面からの反射光は裏面用CCDラインセンサ20に受光され、裏面の画像を示す画像信号が生成される。
裏面読取ローラ19により搬送された原稿は、排紙センサ23を経て排紙ローラ対24によって原稿排紙トレイ25に排出される。このほか、下半部110には表面読取ユニットHPセンサ42が設けられる。上半部111には裏面読取ガラスHPセンサ43が設けられる。
図2(a)、(b)は、裏面読取ユニットUNT及びその周辺の拡大図である。
移動ガラス22には、基準白板61が貼り付けられている。移動ガラス22は、ガラス移動モータ41によって駆動されて移動する。裏面読取ユニットUNTの裏面用CCDラインセンサ20は、搬送路Rに沿って裏面読取位置Prを通過する原稿の裏面を裏面読取位置Prにおいて読み取る。
特に、図2(a)に示す移動ガラス22の位置は、電源投入時、または省電力モードから動作モードへの復帰時において、基準白板61を用いた裏面用CCDラインセンサ20の調整動作が実行される際の位置である。この位置を「第1の位置」と称する。図2(b)に示す移動ガラス22の位置は、両面読取モードにおいて裏面用CCDラインセンサ20が原稿の裏面を読み取る際の位置で、これを「第2の位置」と称する。
移動ガラス22を駆動する前準備として、裏面読取ガラスHPセンサ43を用いて位置決めが行われる。移動ガラス22が第1の位置にあると、裏面用CCDラインセンサ20の裏面読取位置Prに基準白板61が位置する。後述する復帰シーケンスで各種調整を行う際には、移動ガラス22が第1の位置に位置して、基準白板61を裏面用CCDラインセンサ20が読み取る。
移動ガラス22が第2の位置にあるとき、移動ガラス22は搬送路Rの一部となり、原稿の搬送が可能になる。移動ガラス22が第2の位置にあると、移動ガラス22を介して原稿の裏面の読み取りが可能となる。両面読取モードでは、搬送路Rを搬送される原稿の裏面の画像を、裏面読取位置Prにて裏面用CCDラインセンサ20が読み取る。移動ガラス22は搬送路Rの一部を構成するため、裏面用CCDラインセンサ20を使用しない例えば片面読取モードの場合にも、移動ガラス22は第2の位置に位置させる必要がある。
図3は、原稿読取装置のブロック図である。
画像読取部100は、CPU12、ROM80、RAM90、光源ランプ21、光源ランプ53、画像処理部70、画像メモリ71のほか、各種センサ、各種モータを備える。各種モータには、前述したもののほか、リードモータ31、分離モータ37、搬送モータ38、ピックアップモータ39が含まれる。分離モータ37は、分離ローラ対3による分離動作の駆動源となる。搬送モータ38は、ADF部112における搬送路Rに沿う原稿の搬送のための駆動源となる。コントローラ部200は、CPU101、画像処理部102、画像メモリ103、操作表示部210を備える。
画像読取部100の全体が、制御手段としてのCPU12によって制御される。コントローラ部200の全体がCPU101によって制御される。画像読取部100とコントローラ部200とは電気的に接続され、CPU12とCPU101とはシリアル通信を介してコマンドを授受する。
画像読取部100が原稿の表面を読み取る際、表面用CCDラインセンサ58から、読取原稿の画像濃度に応じたアナログ電気信号が出力される。原稿の裏面を読み取る際は、裏面用CCDラインセンサ20から、読取原稿の画像濃度に応じたアナログ電気信号が出力される。これらのアナログ電信号は不図示のA/D変換回路を介してデジタル画像信号に変換され、画像処理部70に入力され、入力された画像データは画像メモリ71に一旦バッファされる。
コントローラ部200からの指令により、バッファされた画像データは画像処理部70を介してコントローラ部200の画像処理部102に転送され、画像メモリ103に蓄積される。蓄積された画像データは、その後、複写機能やFAX送信機能等、各種機能に適宜に使用される。また、コントローラ部200からの指令により、画像読取部100の電源のオン、オフを制御することができる。
図4(a)〜(c)は、コントローラ部200の操作表示部210における表示例を示す図である。操作表示部210は、タッチパネルの機能を有した液晶表示部を備え、画面上には、両面読取モードボタン302等のソフトキーが作成可能となっている。操作表示部210の画面上において、ユーザは原稿の両面読取モード等の読取モードに関する設定・指定を入力することができる。
操作表示部210の画面の近傍にはスタートキー304及びLED303が配置される。操作表示部210のメッセージエリア301には、画像読取部100の状態に応じたメッセージが表示される。また、画像読取部100の状態によって、LED303の点灯・消灯が切り替わる。LED303は、点灯/消灯されることにより、スタートキー304が使用可能/使用不可であることを知らせる。
図4(a)では、原稿読取装置の起動開始直後の操作表示部210の状態が示されている。この状態では、メッセージエリア301に、装置の操作を待つ旨が表示される。さらに、両面読取モードボタン302はグレーアウトされて使用不可となり、LED303は消灯状態でスタートキー304が使用不可であることが示される。すなわち、図4(a)の状態は、装置の全ての機能が使用不可であることが示される。
図4(b)では、装置の起動途中の状態が示されている。メッセージエリア301に、操作が可能である旨が表示される。さらに、両面読取モードボタン302は使用不可であるが、LED303は点灯状態となっていてスタートキー304が使用可能であることが示されている。すなわち、この状態では、両面読取モード以外の読取モードは動作可能であることが示される。つまり、固定読みモードまたは片面読取モードの動作は可能である。
図4(c)では、装置の起動完了後の状態が示されている。メッセージエリア301には、ユーザに装置の操作が可能である旨が表示される。さらに、両面読取モードボタン302も使用可能であり、LED303は点灯状態となっていてスタートキー304も使用可能であることが示されている。すなわち、全ての動作が可能であることが示されている。従って、固定読みモード、片面読取モードおよび両面読取モードの動作が可能である。
図5は、電源投入時、または省電力モードから動作モードへの復帰時における、コントローラ部200で実行される制御処理のフローチャートである。
この処理は、ユーザが、原稿読取装置の電源スイッチ(図示せず)をONするか、または省電力モード中に復帰ボタン(図示せず)を押した時に開始される。まず、CPU101は、画像読取部100への通電を行うと共にCPU12へシリアル通信で復帰コマンドを送ることで復帰通知を行う(ステップS201)。
次にCPU101は、画像読取部100から復帰応答が到来しているか否かを判別する(ステップS202)。この復帰応答は、後述する図6(a)のステップS317、S327、S332で通知されるものである。その判別の結果、復帰応答が到来していない場合は、CPU101は、LED303が点灯している状態でスタートキー304が押されたか否かを判別する(ステップS203)。その判別の結果、CPU101は、LED303が点灯している状態でスタートキー304が押された場合は、選択されている読取モードで読み取りを行わせるべく、読取ジョブを画像読取部100に対して投入する(ステップS204)。その後、処理はステップS202に戻る。
一方、「LED303が点灯している状態でスタートキー304が押された場合」に該当しないときは、CPU101は、装置の電源のON、ボタン操作、ジョブの終了のうち最新のイベントから所定時間が経過したか否かを判別する(ステップS211)。その判別の結果、上記最新のイベントから所定時間が経過していない場合は、CPU101は、処理をステップS202に戻す。しかし上記最新のイベントから所定時間が経過した場合は、CPU101は、画像読取部100の電源を落として省電力モードへ移行するよう画像読取部100に指令を送る(ステップS212)。これにより、装置は省電力モードとなる。
一方、ステップS202の判別の結果、画像読取部100から復帰応答が到来した場合は、CPU101は、その復帰応答の詳細をチェックする。復帰応答には、圧板読取可、ADF片面読取可、ADF両面読取可が有り得る。圧板読取可という応答は、固定読みモード(圧板読み取り)が可能であることを示す。ADF片面読取可という応答は、片面読取モード(片面読み取り)が可能であることを示す。ADF両面読取可という応答は、両面読取モード(両面読み取り)が可能であることを示す。
まず、CPU101は、復帰応答のパラメータが、圧板読取可であったか否かを判別し(ステップS205)、圧板読取可でなければ処理をステップS206に進める一方、圧板読取可であれば、処理をステップS208に進める。圧板読取可であれば、少なくとも圧板読み取り(圧板スキャン)は可能であるため、CPU101は、ステップS208で、LED303を点灯する(図4(a))。これにより、少なくとも固定読みモードの実行が可能になる。
ステップS206では、CPU101は、復帰応答のパラメータが、ADF片面読取可であったか否かを判別し、ADF片面読取可でなければ処理をステップS207に進める一方、ADF片面読取可であれば、処理をステップS209に進める。CPU101は、ステップS209で、操作表示部210において、ADF部112の使用を必要とする片面読取モード等のモードないし機能のみを選択可能な状態にする。例えば固定読みモードでは読み取れないような長い原稿を読み取る読取モード等が選択可能になる。
ステップS207では、CPU101は、復帰応答のパラメータが、ADF両面読取可であったか否かを判別し、ADF両面読取可でなければ処理をステップS202に戻す一方、ADF両面読取可であれば、処理をステップS210に進める。CPU101は、ステップS210で、両面読取モードを選択可能にするために、両面読取モードボタン302を使用可能な状態にする(図4(c))。
従って、少なくとも、圧板読取可という復帰応答パラメータの到来によって、スタートキー304を押して読取ジョブを実行することが可能になる。このようにして、起動中に使える操作ボタンのみ段階的に有効にしていくことができる。ステップS208、S209の処理後は、CPU12は、処理をステップS202に戻す。
このように、ステップS208、S209、S210では、実行可能なモードないし機能だけが選択可能な状態とされる。従って、後述する図6(a)のステップS332、S317、S327での通知内容によって、ユーザが選択・指示できる読取ジョブの内容が異なることになる。つまりユーザは、動作可能な読取ジョブしか投入することができない。
図6(a)は、電源投入時、または省電力モードから動作モードへの復帰時における、画像読取部100で実行される制御処理のフローチャートである。
ユーザが、原稿読取装置の電源スイッチ(図示せず)をONするか、または省電力モード中に復帰ボタン(図示せず)を押すと、コントローラ部200によって画像読取部100が通電され、本処理が開始される。
まず、CPU12は、コントローラ部200のCPU101からの復帰コマンドの到来を待つ(ステップS301)。この復帰コマンドは、図5のステップS201で通知されるものである。そして、復帰コマンドが到来したら、CPU12は、図7で後述する3つの復帰シーケンスを同時に開始し、これらを並行して処理する(ステップS310、S320、S330)。
3つの復帰シーケンスには、まず、表面用CCDラインセンサ58の高画質化のための表面読取ユニット59の復帰シーケンス(以下、表面読取ユニット復帰シーケンスと称する)がある(ステップS310)。また、裏面用CCDラインセンサ20の高画質化のための裏面読取ユニットUNTの復帰シーケンス(以下、裏面読取ユニット復帰シーケンスと称する)がある(ステップS320)。さらに、ADF部112の復帰シーケンス(以下、ADF復帰シーケンスと称する)がある(ステップS330)。
後述する各復帰シーケンスの処理(図7)を経て、表面読取ユニット復帰シーケンスが完了すると、CPU12は、圧板読取可という復帰応答パラメータをコントローラ部200に通知する(ステップS317)。裏面読取ユニット復帰シーケンスが完了すると、CPU12は、ADF両面読取可という復帰応答パラメータをコントローラ部200に通知する(ステップS327)。ADF復帰シーケンスが完了すると、CPU12は、ADF片面読取可という復帰応答パラメータをコントローラ部200に通知する(ステップS332)。ステップS317、S327、S332の処理後は、CPU12は、図6(a)の処理を終了させる。
図7は、電源投入時または省電力モード解除時の各復帰シーケンスを示す図である。
各復帰シーケンスでは、読み取り時の画像読取条件の調整を行う。これは読み取り準備を行う調整動作であって、シェーディング補正を含むものであり、主にオフセット調整、読取ゲインの調整、光量調整からなる。
図7の上段に示す表面読み取りユニット復帰シーケンス(ステップS310)では、CPU12は、圧板読み取り時または片面読み取り時の画像読取条件の調整を行う。
すなわち、CPU12は、光学モータ40(図3)を駆動して表面読取ユニット59を図1の右方向へスライド移動させ、表面読取ユニットHPセンサ42(図1、図3)の変化タイミングで位置出しを行う(ステップS311)。そしてCPU12は、そのタイミングから、所定距離分の駆動を継続し、基準白板60(図1)の下方の位置で表面読取ユニット59を停止させる(ステップS312)。
次にCPU12は、表面用CCDラインセンサ58を駆動し(ステップS313)、光源ランプ53を消灯した状態で表面用CCDラインセンサ58が出力する濃度のうち、最も暗い値を読み取るオフセット調整を行う(ステップS314)。
次に、CPU12は、光源ランプ53を点灯し、光源ランプ53の発光量を徐々に上げながら、表面用CCDラインセンサ58が出力する濃度のうち、最も明るい値が所定値に到達する発光量を探索する。そしてCPU12は、表面用CCDラインセンサ58の読取ゲインを調整する(ステップS315)。さらにCPU12は、光量調整時の値を用いて、最も明るい値が所定値に到達するゲイン値を探索して光量調整を行う(ステップS316)。
表面読取ユニット復帰シーケンスは以上で完了である。表面読取ユニット復帰シーケンスの開始から完了までの所要時間は約2.7秒である。
図7の中段に示す裏面読み取りユニット復帰シーケンス(ステップS320)では、CPU12は、裏面読み取り時の画像読取条件の調整を行う。
すなわち、CPU12は、ガラス移動モータ41(図3)を駆動して移動ガラス22をスライド移動させ、裏面読取ガラスHPセンサ43(図1)の変化タイミングで位置出しを行う(ステップS321)。CPU12は、そのタイミングから、所定距離分の駆動を継続し、裏面用CCDラインセンサ20に基準白板61が対向するように(裏面読取位置Prに位置するように)に移動ガラス22を停止させる(図2(a))(ステップS322)。
次にCPU12は、裏面用CCDラインセンサ20を駆動し(ステップS323)、光源ランプ21を消灯した状態で裏面用CCDラインセンサ20が出力する濃度のうち、最も暗い値を読み取るオフセット調整を行う(ステップS324)。
次にCPU12は、光源ランプ21を点灯し、光源ランプ21の発光量を徐々に上げながら、裏面用CCDラインセンサ20が出力する濃度のうち、最も明るい値が所定値に到達する発光量を探索する。そしてCPU12は、裏面用CCDラインセンサ20の読取ゲインを調整する(ステップS325)。さらにCPU12は、光量調整時の値を用いて、最も明るい値が所定値に到達するゲイン値を探索して光量調整を行う(ステップS326)。
裏面読取ユニット復帰シーケンスは以上で完了である。裏面読取ユニット復帰シーケンスの開始から完了までの所要時間は約4.1秒である。
図7の下段に示すADF復帰シーケンス(ステップS330)では、CPU12は、ADF部112の初期化を行う。
すなわち、ピックアップローラ2が下がっているとユーザが原稿を原稿トレイ1にセットできない。そこでCPU12は、それを回避するために、ピックアップモータ39(図3)を用いてピックアップローラ2の位置出し(ホームポジションHP出し)を行う(ステップS331)。
ADF復帰シーケンスは以上で完了である。ADF復帰シーケンスの開始から完了までの所要時間は約0.7秒である。
上記した各復帰シーケンスの所要時間の差と、図5のステップS208、S209、S210とからわかるように、復帰コマンドの到来後、一番最初に固定読みモードの実行が可能になる。
ステップS317で、圧板読取可という復帰応答パラメータを通知した時点では、各復帰シーケンスの所要時間の差から考えると、ADF復帰シーケンスは完了しているが裏面読取ユニット復帰シーケンスは完了しているとは限らない。
図6(b)は、画像読取部100で実行されるジョブ処理のフローチャートである。この処理は、図6(a)の処理と並行して実行されている。
CPU12は、コントローラ部200からの読取ジョブの投入を待つ(ステップS340)。この読取ジョブは、図5のステップS204で投入されるものである。なお、ステップS204で読取ジョブの投入が可能になるためには、図5のステップS208、S209、S210のいずれかを経て、モードないし機能の選択や指示が許可されている状態となっている必要がある。
読取ジョブが投入されたら、CPU12は、裏面読取ユニット復帰シーケンスが完了しているか否かを判別する(ステップS341)。その判別の結果、裏面読取ユニット復帰シーケンスが完了している場合は、3つの復帰シーケンスがいずれも完了していると判断できるので、CPU12は、投入された読取ジョブの実行へ移行する(ステップS345)。この場合、今回投入されている読取ジョブは、片面読み取り、圧板読み取りまたは両面読み取りのジョブのいずれでもあり得る。
一方、裏面読取ユニット復帰シーケンスが完了していない場合は、CPU12は、投入された読取ジョブが、ADF部112の使用を必要とし且つ原稿の表面だけを読み取る、片面読み取りのジョブであるか否かを判別する(ステップS342)。ここで、裏面読取ユニット復帰シーケンスは完了していない状態であるので、上述したように、両面読取モードの選択が可能となっていない(図5のステップS207)。従って、今回投入されている読取ジョブは、両面読み取りではなく、片面読み取りもしくは圧板読み取りのジョブということになる。
片面読み取りのジョブは、流し読みにおいてADF部112及び表面読取ユニット59の使用を必要とするが、裏面読取ユニットUNTの使用は必要としない。
そこでCPU12は、投入された読取ジョブが片面読み取りのジョブである場合、裏面読取ユニット復帰シーケンスが実行中(未完了)であればそれを一旦中断して(ステップS343)、投入された読取ジョブを実行する(ステップS345)。従って、裏面読取ユニット復帰シーケンスが未完了であるか否かにかかわらず片面読み取りの実行は速やかに開始される。これにより、無駄な待ち時間の発生が回避される。
ステップS342の判別の結果、投入された読取ジョブが片面読み取りのジョブでない場合は、圧板読み取りのジョブである。その場合は、CPU12は、裏面読取ユニット復帰シーケンスが実行中ならばそれを中断することなく継続し(ステップS344)、ステップS345に処理を進める。すなわち、圧板読み取りのジョブであるなら、裏面読取ユニットUNTの使用を必要としないから、ステップS345で、圧板読み取りの実行は速やかに開始される。
なお、ステップS341→S345と処理が移行し、且つ投入されている読取ジョブが両面読み取りのジョブである場合は、裏面読取ユニットUNTの使用を必要とする。しかし裏面読取ユニット復帰シーケンスは既に完了しているから、両面読み取りのジョブの処理は速やかに開始されることになる。
ステップS345の処理後、CPU12は、裏面読取ユニット復帰シーケンスが完了しているか否かを改めて判別する(ステップS346)。その判別の結果、裏面読取ユニット復帰シーケンスが完了していない場合は、裏面読取ユニット復帰シーケンスを再開する。例えば、ステップS343で裏面読取ユニット復帰シーケンスを一旦中断したような場合に再開をすることになる。裏面読取ユニット復帰シーケンスが中断を介していない場合には、継続という形態となる。中断後の再開の場合は、シーケンスの最初からやり直す必要は無く、中断した制御単位で再開すればよく、従って、図7のステップS321〜S326のうち中断した処理ステップからやり直せばよい。
図8は、裏面読み取りユニット復帰シーケンスが完了していない状態で、片面読み取りのジョブが投入された場合の各復帰シーケンスを示す図である。図8に示す例には、図7の処理でいえば、ステップS342→S343→S345と遷移した場合が該当する。
図8に示すように、一例としてゲイン調整(ステップS325)の最中に片面読み取りのジョブが投入されると、CPU12は、ゲイン調整を一旦中断して、片面読み取りの動作(ステップS345a)を行うよう制御する。その際、移動ガラス22については図2(b)に示す位置に位置させてから片面読み取りを行う。
電源投入後の裏面読取センサの時間的な特性変化は小さいため、復帰シーケンスを再開するに際し、中断したゲイン調整からやり直せばよい。そこでCPU12は、片面読み取りが終了すると、裏面用CCDラインセンサ20に基準白板61が対向するように移動ガラス22を再び移動させ(ステップS322−2)、中断したゲイン調整を再開する(ステップS325−2)。
従来は、片面読み取りを行いたい場合であっても、裏面読み取りユニット復帰シーケンスの完了を待っていたが、本実施の形態では、片面読み取りが可能な状況であれば直ちにそれを行える。それにより、待ち時間が短縮される。裏面読み取りユニット復帰シーケンスの完了を待ってから片面読み取りをする従来構成に比べて、最大で、4.1−2.7=約1.4秒の短縮が可能となる。
図9は、裏面読み取りユニット復帰シーケンスが完了していない状態で、圧板読み取り(圧板スキャン)のジョブが投入された場合の各復帰シーケンスを示す図である。図9に示す例には、図7の処理でいえば、ステップS342→S344→S345と遷移した場合が該当する。
読取ジョブとしての圧板読み取り(ステップS345b)は、表面読取ユニット復帰シーケンスの完了後に開始される。その際、裏面読み取りユニット復帰シーケンスが中断されることはないため、裏面読み取りユニット復帰シーケンスは、開始から4.1秒で完了する。仮に、裏面読み取りユニット復帰シーケンスの完了を待ってから圧板読み取りを開始するのに比べると、最大で、4.1−2.7=約1.4秒の短縮が可能となる。
また、通常、圧板スキャン完了時には裏面読み取りユニットUNTの復帰シーケンスが完了しているので、次の読取ジョブでは直ちに両面読取モードを選択・実行することが可能である。
このように、表面用及び裏面用の2つの読取ユニットを備える両面同時読取方式の原稿読取装置において、省電力モードからの復帰時には、裏面用の読取ユニットの復帰が完了しなくても、ADF部112の使用が可能である。
本実施の形態によれば、片面読み取りを行うジョブが投入された場合は、裏面用CCDラインセンサ20の調整動作が完了しているか否かにかかわらず、ADF部112及び表面読取ユニット59の動作が許可されて片面読み取りが行われる。よって、裏面読み取りが不要な場合の待ち時間を短縮することができ、高画質化とユーザの利便性を両立することができる。
また、圧板読み取りを行うジョブが投入された場合は、裏面用CCDラインセンサ20の調整動作が完了しているか否かにかかわらず、表面読取ユニット59の動作が許可されて圧板読み取りが行われる。従って、圧板読み取りにおいても、待ち時間を短縮して利便性を高めることができる。
また、裏面用CCDラインセンサ20の調整動作が中断された場合、読取ジョブの処理の終了後に調整動作が直ちに再開されるので、調整動作を不必要に遅延させることがない。さらに、圧板読み取りを行うジョブが投入された場合に、裏面用CCDラインセンサ20の調整動作が完了していないときはそれが中断されることなく、圧板読み取りが行われるのと並行して調整動作が継続されるので、調整動作を遅延させることがない。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
12 CPU
UNT 裏面読取ユニット
20 裏面用CCDラインセンサ
22 移動ガラス
58 表面用CCDラインセンサ
59 表面読取ユニット
61 基準白板
100 画像読取部
112 自動原稿送り部(ADF部)

Claims (5)

  1. 搬送路に沿って原稿を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送されて前記搬送路における表面読取位置を通過する原稿の表面を読み取る第1の読取部と、
    基準白板を有して前記搬送路において移動可能な移動ガラスを有し、前記搬送手段により搬送されて前記搬送路における裏面読取位置を通過する原稿の裏面を、前記移動ガラスを介して読み取る第2の読取部と、
    前記搬送手段、前記第1の読取部及び前記第2の読取部を制御する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、電源投入時、または省電力モードから動作モードへの復帰時には、前記第2の読取部の前記移動ガラスを第1の位置に位置させて前記基準白板を用いた読み取り準備を行う調整動作を開始させ、一方、前記裏面読取位置を通過する原稿の裏面を読み取る際には前記移動ガラスを第2の位置に位置させ、
    前記制御手段は、前記原稿の裏面の読み取りを必要とせず且つ、前記表面読取位置を通過する原稿の表面の読み取りを行うジョブが投入された場合は、前記第2の読取部の前記調整動作が完了しているか否かにかかわらず、前記搬送手段及び前記第1の読取部の動作を許可して前記表面読取位置を通過する原稿の表面の読み取りが行われるよう制御することを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記原稿の裏面の読み取りを必要とせず且つ、前記表面読取位置を通過する原稿の表面の読み取りを行うジョブが投入された場合に、前記調整動作が完了していないときは、前記調整動作を中断し、該中断した調整動作を前記ジョブの処理の終了後に再開するよう制御することを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
  3. 前記第1の読取部は、圧板ガラスに載置された原稿の表面を、前記搬送手段を用いることなく読み取る圧板読み取りが可能であり、
    前記制御手段は、圧板読み取りを行うジョブが投入された場合は、前記調整動作が完了しているか否かにかかわらず、前記第1の読取部の動作を許可して前記圧板読み取りが行われるよう制御することを特徴とする請求項1または2記載の原稿読取装置。
  4. 前記制御手段は、前記圧板読み取りを行うジョブが投入された場合に、前記調整動作が完了していないときは、前記調整動作を中断することなく前記圧板読み取りが行われるのと並行して前記調整動作が継続されるよう制御することを特徴とする請求項3記載の原稿読取装置。
  5. 搬送路に沿って原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されて前記搬送路における表面読取位置を通過する原稿の表面を読み取る第1の読取部と、基準白板を有して前記搬送路において移動可能な移動ガラスを有し、前記搬送手段により搬送されて前記搬送路における裏面読取位置を通過する原稿の裏面を、前記移動ガラスを介して読み取る第2の読取部とを有する原稿読取装置の制御方法であって、
    電源投入時、または省電力モードから動作モードへの復帰時には、前記第2の読取部の前記移動ガラスを第1の位置に位置させて前記基準白板を用いた読み取り準備を行う調整動作を開始させ、一方、前記裏面読取位置を通過する原稿の裏面を読み取る際には前記移動ガラスを第2の位置に位置させるよう制御すると共に、
    前記原稿の裏面の読み取りを必要とせず且つ、前記表面読取位置を通過する原稿の表面の読み取りを行うジョブが投入された場合は、前記第2の読取部の前記調整動作が完了しているか否かにかかわらず、前記搬送手段及び前記第1の読取部の動作を許可して前記表面読取位置を通過する原稿の表面の読み取りが行われるよう制御することを特徴とする原稿読取装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016225843A (ja) * 2015-05-29 2016-12-28 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置および画像形成装置

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