JP2014187152A - エポキシ樹脂成形材料、モールドコイルの製造方法及びモールドコイル - Google Patents

エポキシ樹脂成形材料、モールドコイルの製造方法及びモールドコイル Download PDF

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Abstract

【課題】モールドコイルのコイルへの樹脂の含浸性を確保しつつ、成形時のバリの発生が抑えられ、インジェクション成形での連続成形を可能とするエポキシ樹脂成形材料を提供すること。
【解決手段】(A)エポキシ樹脂及び(B)無機充填材を含む樹脂組成物を混合及び/又は混練してなり、射出成形によりコイルを封入するにより最外部にケースを有しないモールドコイルを得ることができるエポキシ樹脂成形材料であって、金型温度160℃、注入圧力3MPa、加圧時間175秒、硬化時間180秒の条件下でトランスファー成形した際の、幅5mm、厚さ10μmの流路における流動長さが10mm以上であり、幅5mm、厚さ50μmの流路における流動長さが20mm以下であることを特徴とするエポキシ樹脂成形材料。
【選択図】なし

Description

本発明は、エポキシ樹脂成形材料、モールドコイルの製造方法及びモールドコイルに関するものである。
一般的に電気機器部品は、構成部品の保護及び絶縁性の担保を目的として、注型用樹脂組成物で注型封止されている。自動車電装部品のイグニッションコイルでは、注型用樹脂組成物のなかでも、絶縁性、機械特性に優れたエポキシ樹脂組成物が多く用いられているが、近年、小型化、高機能化及び低コスト化の要求が高まっている。こうした中、イグニッションコイル封止用の樹脂組成物には、小型化及び高機能化に対応した高含浸性、高絶縁性及び高信頼性などが求められている。
イグニッションコイルは、通常、ケースにコイルなどの部品を収納した後、注型用エポキシ樹脂組成物を流し込み硬化させることで、注型封止されている。しかしながら、注型用エポキシ樹脂を用いた注型封止では、ボイドが発生しやすいため、十分な信頼性が得られない場合があった。こうした点を改善するため、金型に真空注型してケースを具備せずにモールドコイルを得る方法が提案されている(例えば、「特許文献1、2」参照。)が、短時間硬化ではなおボイドが発生したすいため、低コスト化と高信頼性とを両立するという観点では課題を残していた。
特開2009−091471号公報 特開2010−100726号公報
ケースレスと成形サイクルの短縮による低コスト化、ならびに、加圧によるボイドレス化、コイルへの樹脂の含浸性向上及びとそれらに起因しての信頼性向上を可能とする樹脂封止方法として、インジェクション成形などの成形による封止が期待される。しかしながら、極めて低粘度のエポキシ樹脂組成物(エポキシ樹脂成形材料)を用いてのインジェクション成形などの成形による封止では、成形時にバリが発生し、バリの除去に大幅な時間と工数がかかることとなり、連続成形できなくなる問題が発生する場合があった。そこで、コイルへの樹脂の含浸性は確保しつつ、バリを発生させない成形材料が求められる。
本発明の目的は、モールドコイルのコイルへの樹脂の含浸性を確保しつつ、成形時のバリの発生が抑えられ、インジェクション成形での連続成形を可能とするエポキシ樹脂成形材料を提供することにある。また、本発明の別の目的は、高い信頼性を有するモールドコイルを低コストで製造することができるモールドコイルの製造方法を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明(1)〜(18)により達成される。
(1) (A)エポキシ樹脂及び(B)無機充填材を含む樹脂組成物を混合及び/又は混練してなり、射出成形によりコイルを封入するにより最外部にケースを有しないモールドコイルを得ることができるエポキシ樹脂成形材料であって、金型温度160℃、注入圧力3MPa、加圧時間175秒、硬化時間180秒の条件下でトランスファー成形した際
の、幅5mm、厚さ10μmの流路における流動長さが10mm以上であり、幅5mm、厚さ50μmの流路における流動長さが20mm以下であることを特徴とするエポキシ樹脂成形材料。
(2) レーザ回折式粒度分布測定装置により測定した前記(B)無機充填材の0〜10μmまでの累積粒度分布が20質量%以上、40質量%以下であり、0〜50μmまでの累積粒度分布が60質量%以上、80質量%以下であることを特徴とする(1)に記載のエポキシ樹脂成形材料。
(3) レーザ回折式粒度分布測定装置により測定した前記(B)無機充填材の粒度分布が、2つ以上の極大値を有することを特徴とする(1)又は(2)に記載のエポキシ樹脂成形材料。
(4) 前記2つ以上の極大値が、5μm以上、30μm以下の範囲及び30μm以上、100μm以下の範囲にそれぞれ少なくとも1つずつ存在することを特徴とする(3)に記載のエポキシ樹脂成形材料。
(5) 金型温度160℃、注入圧力3MPa、加圧時間175秒、硬化時間180秒の条件下でトランスファー成形した際の、幅5mm、厚さ10〜50μmの流路における流動長さが20mm以下の範囲内であることを特徴とする(1)から(4)のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
(6) E型粘度計を用いて、温度60℃、1rpmの条件で測定した際の粘度が1Pa・s以上、10Pa・sの範囲内であることを特徴とする(1)から(5)のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
(7) 150℃でのゲル化時間が60秒以上、150秒以下の範囲内であることを特徴とする(1)から(6)のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
(8) 前記(B)無機充填材が、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、タルク及びマイカからなる群より選ばれる少なくとも1種以上であることを特徴とする(1)から(7)のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
(9) 前記(B)無機充填材が、溶融球状シリカであることを特徴とする(1)から(8)のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
(10) 前記(B)無機充填材の配合量が、前記エポキシ樹脂成形材料全体の50質量%以上、75質量%以下であることを特徴とする(1)から(9)のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
(11) 前記(a)エポキシ樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂及び脂環式エポキシ樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種以上であることを特徴とする(1)から(10)のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
(12) さらに(C)硬化剤を含むことを特徴とする(1)から(11)のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
(13) 前記(C)硬化剤が、酸無水物であることを特徴とする(1)から(12)のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
(14) 前記酸無水物が、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルハイミック酸及びこれらの誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1種以上であることを特徴とする(1)から(13)のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
(15) (a)コイルを直接金型キャビティ内に設置する工程、(b)射出成形機を用いて、(1)から(14)のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料を前記金型キャビティ内に加圧注入して前記コイルを封入する工程、を有することを特徴とする最外部にケースを有しないモールドコイルの製造方法。
(16) (a)磁気コア、一次コイル及び二次コイルを備えたイグニッションコイルを直接金型キャビティ内に設置する工程、(b)射出成形機を用いて、(1)から(14)のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料を前記金型キャビティ内に加圧注入して前記イグニッションコイルを封入する工程、を有することを特徴とする最外部にケースを
有しないモールドコイルの製造方法。
(17) (15)に記載の方法により得られることを特徴とする最外部にケースを有しないモールドコイル。
(18) (16)に記載の方法により得られることを特徴とする最外部にケースを有しないモールドコイル。
本発明に従うと、モールドコイルのコイルへの樹脂の含浸性を確保しつつ、成形時のバリの発生が抑えられ、インジェクション成形での連続成形を可能とするエポキシ樹脂成形材料を得ることができる。また、本発明に従うと、高い信頼性を有するモールドコイルを低コストで製造することができるモールドコイルの製造方法を得ることができる。
本発明のエポキシ樹脂成形材料は、(A)エポキシ樹脂及び(B)無機充填材を含む樹脂組成物を混合及び/又は混練してなり、射出成形によりコイルを封入するにより最外部にケースを有しないモールドコイルを得ることができるエポキシ樹脂成形材料であって、金型温度160℃、注入圧力3MPa、加圧時間175秒、硬化時間180秒の条件下でトランスファー成形した際の、幅5mm、厚さ10μmの流路における流動長さが10mm以上であり、幅5mm、厚さ50μmの流路における流動長さが20mm以下であることを特徴とする。これにより、モールドコイルのコイルへの樹脂の含浸性を確保しつつ、成形時のバリの発生が抑えられ、インジェクション成形での連続成形を可能とするエポキシ樹脂成形材料を得ることができる。また、本発明の最外部にケースを有しないモールドコイルの製造方法は、コイルを直接金型キャビティ内に設置する工程、(b)射出成形機を用いて、上述のエポキシ樹脂成形材料を金型キャビティ内に加圧注入してコイルを封入する工程、を有することを特徴とする。これにより、高い信頼性を有するモールドコイルを低コストで製造することができるモールドコイルの製造方法を得ることができる。さらに、本発明の最外部にケースを有しないモールドコイルは、上述の方法により得られることを特徴とする。これにより、高い信頼性を有するモールドコイルを得ることができる。以下、本発明を詳細に説明する。
先ず、本発明のエポキシ樹脂成形材料について説明する。本発明のエポキシ樹脂成形材料は、(A)エポキシ樹脂及び(B)無機充填材を含む樹脂組成物を混合及び/又は混練してなり、射出成形によりコイルを封入するにより最外部にケースを有しないモールドコイルを得ることができるエポキシ樹脂成形材料であって、金型温度160℃、注入圧力3MPa、加圧時間175秒、硬化時間180秒の条件下でトランスファー成形した際の、幅5mm、厚さ10μmの流路における流動長さが10mm以上であり、幅5mm、厚さ50μmの流路における流動長さが20mm以下となるものが好ましい。厚さ10μmの流路における流動長さを上記下限値以上とすることで、コイルへの樹脂の含浸性を良好なものとすることができる。また、厚さ50μmの流路における流動長さを上記下限値以上とすることで、成形時のバリの発生を抑制することができる。
また、本発明のエポキシ樹脂成形材料は、金型温度160℃、注入圧力3MPa、加圧時間175秒、硬化時間180秒の条件下でトランスファー成形した際の、幅5mm、厚さ10〜50μmの流路における流動長さが20mm以下の範囲内であることがより好ましい。これにより、インジェクション成形などの成形金型における分割面のクリアランスが変動したり、エアベントの厚さが任意に設定されたりした場合においても、成形時のバリの発生を効果的に抑制することができる。
また、本発明のエポキシ樹脂成形材料は、E型粘度計を用いて、温度60℃、1rpmの条件で測定した際の粘度が1Pa・s以上、10Pa・sの範囲内であることが好まし
く、3.0Pa・s以上、7.0Pa・sの範囲内であることがより好ましい。粘度を上記下限値以上とすることで、成形時のバリの発生を抑制する効果を得ることができる。また、粘度を上記上限値以下とすることで、成形時の粘度が適正な範囲となり、コイルへの樹脂の含浸性を向上させ、かつ良好な外観となる効果を得ることができる。
また、本発明のエポキシ樹脂成形材料は、150℃でのゲル化時間が60秒以上、150秒以下の範囲内であることが好ましく、65秒以上、90秒以下の範囲内であることがより好ましい。ゲル化時間を上記下限値以上とすることで、コイルへの樹脂の含浸性を向上させる効果を得ることができる。また、ゲル化時間を上記上限値以下とすることで、成形時のバリの発生を抑制する効果を得ることができる。
本発明のエポキシ樹脂成形材料は、(A)エポキシ樹脂及び(B)無機充填材を含む樹脂組成物を混合及び/又は混練してなり、射出成形によりコイルを封入するにより最外部にケースを有しないモールドコイルを得ることができるエポキシ樹脂成形材料であるが、特定厚さの流路における流動長さ、E型粘度計を用いて測定した粘度、及びゲル化時間が上述の範囲となるようにするため、用いられる(A)エポキシ樹脂及び(B)無機充填材の種類及び配合割合などを調整することが好ましい。特に、用いられる(A)エポキシ樹脂自身の粘度、(B)無機充填材の粒度分布の調整が重要である。
本発明のエポキシ樹脂成形材料に用いられる(A)エポキシ樹脂としては、1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物であれば良く、特に限定するものではないが、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂などが挙げられ、これらを単独又は2種以上を混合して使用することができる。E型粘度計を用いて測定した粘度を上述の範囲とする観点では、ビスフェノールA型エポキシ樹脂であることが好ましい。
本発明のエポキシ樹脂成形材料に用いられる(B)無機充填材の粒度としては、レーザー回折式粒度分布測定装置により測定した粒度として、0〜10μmまでの累積粒度分布が20質量%以上、40質量%以下であり、0〜50μmまでの累積粒度分布が60質量%以上、80質量%以下であることが好ましく、0〜10μmまでの累積粒度分布が25質量%以上、35質量%以下であり、0〜50μmまでの累積粒度分布が65質量%以上、75質量%以下であることがより好ましい。上記数値範囲内の累積粒度分布とすることで、特定厚さの流路における流動長さを上述の範囲とすることが容易となり、結果として、成形時のバリの発生を抑制する効果を効果的に得ることができる。
(B)無機充填材の粒度分布の形状としては、2つ以上の極大値を有する粒度分布であることが好ましく、二つの極大値が5μm以上、30μm以下の範囲及び30μm以上、100μm以下の範囲に少なくとも1つずつ存在することがさらに好ましい。これにより、特定厚さの流路における流動長さを上述の範囲とすることがさらに容易となり、結果として、成形のバリを抑制する効果をより効果的に得ることができる。
(B)無機充填材の種類としては、特に限定するものではないが、例えば、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、タルク、マイカなどが挙げられ、これらを単独又は2種以上混合して使用できる。これらの中でも、成形材料の流動性の観点から、溶融球状シリカが特に好ましい。
(B)無機充填材の配合量としては、特に限定するものではないが、エポキシ樹脂成形材料全体の50質量%以上、75質量%以下であることが好ましく、55質量%以上、71質量%以下であることがより好ましい。上記下限値以上とすることで、特定厚さの流路における流動長さを上述の範囲とすることが容易となり、結果として、バリを抑制する効
果を得ることができる。また、上記上限値以下とすることで、材料の流動性が低下することなく、良好な充填性を得ることができる。
本発明のエポキシ樹脂成形材料には、上述の(A)エポキシ樹脂及び(B)無機充填材に加えて、さらに(C)硬化剤を用いることができる。本発明のエポキシ樹脂成形材料に用いることができる(C)硬化剤としては、特に限定するものではないが、上述の(A)エポキシ樹脂と反応し、硬化させ得るものであれば使用することができる。具体的には、例えば、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルハイミック酸及びこれらの誘導体などの酸無水物、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂などのノボラック型フェノール樹脂などが挙げられる。また、ジシアンジアミド、イミダゾール、ルイス酸のアミン錯体なども使用可能である。これらは、1種を単独で使用しても良く、2種を混合して使用しても良い。本発明では、なかでもコイルへの樹脂の含浸性が良好となるため、液状かつ低粘度である酸無水物が好ましく、特に、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルハイミック酸及びこれらの誘導体などの酸無水物の使用が好ましい。
さらに、本発明のエポキシ樹脂成形材料としては、以上の成分の他、必要に応じて硬化促進剤を配合してもよい。硬化促進剤としては、エポキシ樹脂と硬化剤との反応を促進する作用を有するものであれば使用することができる。具体的には、例えば、2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−ヒドロキシメチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、などのイミダゾール化合物;トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、ベンジルジメチルアミン、α−メチルベンジルジメチルアミン、トリエタノールアミン、ジメチルアミノエタノール、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、トリス(ジメチルアミノメチル)フェノールなどの3級アミン類、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−7(DBU)、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノネン−5などのジアザビシクロアルケンおよびその誘導体、トリエチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、ジフェニルホスフィンなどホスフィン類などが挙げられ、これらを単独又は2種以上を混合して使用することができる。
さらに、本発明のエポキシ樹脂成形材料には、発明を阻害しない範囲で必要に応じて、カップリング剤、沈降防止剤、カーボンブラックなどの着色剤、消泡剤などを配合することができる。
本発明のエポキシ樹脂成形材料は、主剤成分と硬化剤成分からなるエポキシ樹脂組成物を混合及び/又は混練して得ることができる。例えば、主剤成分は(A)エポキシ樹脂に、(B)無機充填材の一部、及び必要に応じて配合される各種成分を混合して製造することができ、硬化剤成分は(C)硬化剤に、(B)無機充填材の残余、硬化促進剤、及び必要に応じて配合される各種成分を混合して製造することができる。主剤成分、及び硬化剤成分はミキサーなどの混合機、及び/又は、ニーダ、ロールなどの混練機により混合及び/又は混練することによりエポキシ樹脂成形材料を得ることができる。
次に、本発明のモールドコイルの製造方法について説明する。本発明の最外部にケースを有しないモールドコイルは、(a)磁気コア、一次コイル及び二次コイルを組み立てたイグニッションコイルなどのコイルを直接金型キャビティ内に設置する工程、(b)射出成形機を用いて、上述のエポキシ樹脂成形材料を金型キャビティ内に加圧注入してイグニ
ッションコイルなどのコイルを封入する工程を経て、製造することができる。エポキシ樹脂成形材料を金型キャビティに加圧注入する際の射出圧力については、特に限定されるものではないが、コイルへの樹脂の含浸性とバリ発生の抑制の観点から、0.5MPa以上、10MPa以下の範囲とすることが好ましく、1MPa以上、5MPa以下の範囲とすることがより好ましい。また、射出成形機を用いて本発明のエポキシ樹脂成形材料で成形封止する本発明のモールドコイルの製造方法では、金型キャビティの形状及び封入されるコイルの形状などによって変動はあるものの、およそ、180秒〜360秒という短時間の生産サイクルでの連続生産が可能となり、240分〜600分という長時間の生産サイクルでしか生産ができなかった従来の注入封止に対して、大幅な生産性向上が図れることとなる。このように、射出成形機を用いて本発明のエポキシ樹脂成形材料で成形封止する本発明の製造方法によりモールドコイルを製造することで、高い信頼性を有するモールドコイルを低コストで製造することができるものである。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例および比較例において用いた各原材料は以下のとおりである。
(1)液状エポキシ樹脂1:ビスフェノールA型エポキシ樹脂(ダウケミカル日本社製、DER−331J)
(2)液状エポキシ樹脂2:ビスフェノールF型エポキシ樹脂(三菱化学社製、jER−807)
(3)液状エポキシ樹脂3:脂環式エポキシ樹脂(ダイセル工業社製、セロキサイド2021P)
(4)無機充填材1:溶融球状シリカ混合物1(電気化学工業社製のFB−8S及びFB−40Rを3.5対6.5の重量割合で混合した混合物。レーザ回折式粒度分布測定装置により測定した0〜10μmまでの累積粒度分布:28質量%、0〜50μmまでの累積粒度分布:71質量%、極大値の数:2、極大値:9μm及び42μm)
(5)無機充填材2:溶融球状シリカ混合物2(電気化学工業社製のFB−8S及びFB−40Rを3対7の重量割合で混合した混合物。レーザ回折式粒度分布測定装置により測定した0〜10μmまでの累積粒度分布:20質量%、0〜50μmまでの累積粒度分布:65質量%、極大値の数:2、極大値:9μm及び43μm)
(6)無機充填材3:溶融球状シリカ混合物3(電気化学工業社製のFB−8SとFB−40Rとを4対6の重量割合で混合した混合物。レーザ回折式粒度分布測定装置により測定した0〜10μmまでの累積粒度分布:33質量%、0〜50μmまでの累積粒度分布:80質量%、極大値の数:2、極大値:8μm及び42μm)
(7)無機充填材4:溶融球状シリカ混合物4(電気化学工業社製のFB−8S、FB−20D及びFB−40Rを3対2対5の重量割合で混合した混合物。レーザ回折式粒度分布測定装置により測定した0〜10μmまでの累積粒度分布:28質量%、0〜50μmまでの累積粒度分布:78質量%、極大値の数:1、極大値:28μm)
(8)無機充填材5:アルミナ混合物1(電気化学工業社製のDAM−07及びDAM−45を4対6の重量割合で混合した混合物。レーザ回折式粒度分布測定装置により測定した0〜10μmまでの累積粒度分布:32質量%、0〜50μmまでの累積粒度分布:75質量%、極大値の数:2、極大値:9μm及び45μm)
(9)無機充填材6:溶融球状シリカ混合物5(電気化学工業社製のFB−8S及びFB−40Rを2対8の重量割合で混合した混合物。レーザ回折式粒度分布測定装置により測定した0〜10μmまでの累積粒度分布:18質量%、0〜50μmまでの累積粒度分布:55質量%、極大値の数:2、極大値:9μm及び43μm)
(10)無機充填材7:溶融球状シリカ1(電気化学工業社製、FB−8S。レーザ回折式粒度分布測定装置により測定した0〜10μmまでの累積粒度分布:65質量%、0
〜50μmまでの累積粒度分布:97質量%、極大値の数:1、極大値:9μm)
(11)酸無水物系硬化剤1:メチルヘキサヒドロ無水フタル酸(日立化成工業社製、HN−5500)
(12)酸無水物系硬化剤2:メチルテトラヒドロ無水フタル酸(日立化成工業社製、HN−2200)
(13)硬化促進剤1:N、N−ジメチルベンジルアミン(花王社製、カオライザーNO.20)
(14)カップリング剤1:エポキシシランカップリング剤(日本ユニカー社製、A187)
(15)消泡剤1:シリコーン消泡剤(信越化学工業社製、KS−603)
(16)チキソ付与材1:有機化クレイ(エレメンティス社製、ベントンSD−2)
(実施例1〜10、比較例1、2)
液状エポキシ樹脂1〜3、無機充填材1〜7、酸無水物系硬化剤1、2、硬化促進剤1、カップリング剤1、消泡剤1、チキソ付与材1を、表1に示す配合割合で、スリーワン
モーター(新東科学社製、BL1200Ft)を用いて、室温(25℃)で10分間均一に混合し、エポキシ樹脂成形材料を得た。
(エポキシ樹脂成形材料としての流動硬化特性評価)
実施例1〜10、比較例1、2において作製したエポキシ樹脂成形材料としての流動長さ、粘度、硬化性を以下に示す方法で評価した。評価結果を表1に示した。
(流動長さ)
流動長さとして、キャビ部(φ30mm×厚さ4mm)から幅5mmで厚さ10μm、20μm、30μm、50μmの溝(流路)が放射状に作製されているトランスファー金型を準備した。金型温度160℃、注入圧力3MPa、加圧時間175秒、硬化時間180秒の条件下でエポキシ樹脂成形材料を移送し、各厚みで流れた材料の長さを流動長さとして測定した。
(粘度)
エポキシ樹脂成形材料の粘度として、E型粘度計(東機産業製)を用い、ロータの型式は1.34度コーンを用い、粘度測定温度は60℃、コーンの回転数は1rpmとして、測定した。
(硬化性)
エポキシ樹脂成形材料の硬化性を示すパラメーターとして、「JIS C 2105 電気絶縁用無溶剤液状レジン試験方法」に記載された「ゲル化時間」を用い、150℃の熱板上でのゲル化時間を測定した。
(コイル封止における成形性評価)
実施例1〜10、比較例1、2において作製したエポキシ樹脂成形材料を用いて、者k出成形機を用いて、連続でコイルを封止成形した際の成形性について、以下に示す方法で評価した。評価結果を表1に示した。
(コイルの注型)
コイル(巻線径45μm、巻数4000)を射出成形用金型のキャビティ内(40mm×40mm×高さ30mm)に配置し、減圧した金型キャビティ内にエポキシ樹脂成形材料を射出圧力3.5MPaで射出成形した。150℃、5分間硬化させた後、金型から取出した。
(ボイド発生の有無)
注型した成形品の外観、コイルの切断面を目視観察することにより評価した。
(コイルへの樹脂の含浸性)
成形品のコイル切断面を研磨し、コイルの最深部に樹脂が含浸しているかを顕微鏡で観察することで、評価した。
(連続成形性)
連続して射出成形を実施することで、連続成形性を評価した。問題なく連続で成形できたものを「良好」、金型の分割面にバリが発生し、そのバリの除去のために10分以上を要したものを「NG」と判定した。
実施例1〜10で作製したエポキシ樹脂成形材料は、本発明のエポキシ樹脂成形材料であり、そのコイル含浸性は良好であり、連続成形性も良好でなった。比較例1のエポキシ樹脂成形材料では、厚さ50μmの溝(流路)における流動長さは20mm以下であるが、厚さ10μmの溝(流路)における流動長さが10mm未満のため、連続成形性は良好であるが、コイル含浸性はNGとなった。比較例2のエポキシ樹脂成形材料では、厚さ10μmの溝(流路)における流動長さは10mm以上であるが、厚さ50μmの溝(流路)における流動長さが20mmを超えるため、コイル含浸性は良好であるが、連続成形性はNGとなった。したがって、本発明のエポキシ樹脂成形材料を用いることで、コイル含
浸性と連続成形性を両立できることを確認できた。
本発明に従うと、モールドコイルのコイルへの樹脂の含浸性とインジェクション成形での連続成形性を両立させることが可能となるエポキシ樹脂成形材料、及びその成形品を得ることができるため、例えば自動車用のイグニッションコイルの製造に有用である。

Claims (18)

  1. (A)エポキシ樹脂及び(B)無機充填材を含む樹脂組成物を混合及び/又は混練してなり、射出成形によりコイルを封入するにより最外部にケースを有しないモールドコイルを得ることができるエポキシ樹脂成形材料であって、
    金型温度160℃、注入圧力3MPa、加圧時間175秒、硬化時間180秒の条件下でトランスファー成形した際の、幅5mm、厚さ10μmの流路における流動長さが10mm以上であり、幅5mm、厚さ50μmの流路における流動長さが20mm以下であることを特徴とするエポキシ樹脂成形材料。
  2. レーザ回折式粒度分布測定装置により測定した前記(B)無機充填材の0〜10μmまでの累積粒度分布が20質量%以上、40質量%以下であり、0〜50μmまでの累積粒度分布が60質量%以上、80質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載のエポキシ樹脂成形材料。
  3. レーザ回折式粒度分布測定装置により測定した前記(B)無機充填材の粒度分布が、2つ以上の極大値を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のエポキシ樹脂成形材料。
  4. 前記2つ以上の極大値が、5μm以上、30μm以下の範囲及び30μm以上、100μm以下の範囲にそれぞれ少なくとも1つずつ存在することを特徴とする請求項3に記載のエポキシ樹脂成形材料。
  5. 金型温度160℃、注入圧力3MPa、加圧時間175秒、硬化時間180秒の条件下でトランスファー成形した際の、幅5mm、厚さ10〜50μmの流路における流動長さが20mm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
  6. E型粘度計を用いて、温度60℃、1rpmの条件で測定した際の粘度が1Pa・s以上、10Pa・sの範囲内であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
  7. 150℃でのゲル化時間が60秒以上、150秒以下の範囲内であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
  8. 前記(B)無機充填材が、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、タルク及びマイカからなる群より選ばれる少なくとも1種以上であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
  9. 前記(B)無機充填材が、溶融球状シリカであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
  10. 前記(B)無機充填材の配合量が、前記エポキシ樹脂成形材料全体の50質量%以上、75質量%以下であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
  11. 前記(a)エポキシ樹脂が、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂及び脂環式エポキシ樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種以上であることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
  12. さらに(C)硬化剤を含むことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
  13. 前記(C)硬化剤が、酸無水物であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
  14. 前記酸無水物が、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルハイミック酸及びこれらの誘導体からなる群より選ばれる少なくとも1種以上であることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料。
  15. (a)コイルを直接金型キャビティ内に設置する工程、
    (b)射出成形機を用いて、請求項1から14のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料を前記金型キャビティ内に加圧注入して前記コイルを封入する工程、
    を有することを特徴とする最外部にケースを有しないモールドコイルの製造方法。
  16. (a)磁気コア、一次コイル及び二次コイルを備えたイグニッションコイルを直接金型キャビティ内に設置する工程、
    (b)射出成形機を用いて、請求項1から14のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂成形材料を前記金型キャビティ内に加圧注入して前記イグニッションコイルを封入する工程、
    を有することを特徴とする最外部にケースを有しないモールドコイルの製造方法。
  17. 請求項15に記載の方法により得られることを特徴とする最外部にケースを有しないモールドコイル。
  18. 請求項16に記載の方法により得られることを特徴とする最外部にケースを有しないモールドコイル。
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