JP2014186662A - 流量モニタ付流量制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧力式流量制御部が備えた高い耐圧力変動特性を有効に利用して、ビルドダウン式流量モニタ部を圧力式流量制御部の上流側に組み合せすることにより、リアルタイムに近い流量モニタが行えると共に、モニタ流量を用いて圧力式流量制御部の設定流量を自動調整することができ、しかも装置の大幅な小型化及び低コスト化を可能にした流量モニタ付圧力式流量制御装置を提供する。
【解決手段】 上流側に設けたビルドダウン式流量モニタ部BDMと、その下流側に設けた圧力式流量制御部FCSと、ビルドダウン式流量モニタ部BDM と圧力式流量制御部FCSとを連結し、ビルドダウン式流量モニタ部BDMのモニタ流量Qを圧力式流量制御部FCSへ伝送する信号伝送回路CTと、圧力式流量制御部FCSに設けられ、前記ビルドダウン式流量モニタ部BDMからのモニタ流量Qにより圧力式流量制御部FCSの設定流量Qsを調整する流量設定値調整機構QSRとをから構成する。
【選択図】 図12

Description

本発明は、流量モニタ付流量制御装置の改良に関するものであり、耐圧力変動特性を備えた流量制御装置とビルドダウン式流量モニタとを有機的に組合せすることにより、流量制御装置による制御流量をリアルタイムでモニタできると共に、制御流量とモニタ流量間の差異が設定値を超えると、自動的に流量制御装置側の流量設定値を調整することができるようにした流量モニタ付流量制御装置に関するものである。
従前から、半導体制御装置用ガス供給装置に於いては、熱式流量制御装置MFCや圧力式流量制御装置FCSが広く利用されている。特に、後者の圧力式流量制御装置FCSは図19に示すように、コントロール弁CV、温度検出器T、圧力検出器P、オリフィスOR及び温度補正・流量演算回路CDaと比較回路CDbと入出力回路CDcと出力回路CDd等から成る演算制御部CD等から構成されており、一次側供給圧が大きく変動しても、安定した流量制御が行えるという優れた流量特性を具備している。
即ち、図19の圧力式流量制御装置FCSでは、圧力検出器P及び温度検出器Tからの検出値がディジタル値に変換され、そのあと温度補正・流量演算回路CDaへ入力される。ここで検出圧力の温度補正と流量演算が行われ、流量演算値Qtが比較回路CDbへ入力される。また、設定流量に対応する入力信号QSが端子Inから入力され、入出力回路CDcでディジタル値に変換されたあと比較回路CDbへ入力され、ここで前記温度補正・流量演算回路CDaからの流量演算値Qtと比較される。比較の結果、設定流量入力信号Qsが流量演算値Qtより大きい場合には、コントロール弁CVの駆動部へ制御信号Pdが出力される。これによりコントロール弁CVが閉鎖方向へ駆動され、設定流量入力信号Qsと演算流量値Qtとの差(Qs−Qt)が零となるまで閉弁方向へ駆動される。
当該圧力式流量制御装置FCSでは、オリフィスORの下流側圧力Pと上流側圧力Pとの間にP/P≧約2の所謂臨界膨張条件が保持されている場合には、オリフィスORを流通するガス流量QがQ=KP(但しKは定数)となり、圧力Pを制御することにより流量Qを高精度で制御できると共に、コントロール弁CVの上流側ガスGoの圧力が大きく変化しても、制御流量値が殆ど変化しないという優れた特性が備わっている。
尚、圧力式流量制御装置FCSそのものは公知であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
しかし、この種の圧力式流量制御装置FCSでは、微小な穴径のオリフィスORを使用しているため、オリフィスORの穴径の経年変化が不可避である。そして、穴径が変化すると、圧力式流量制御装置FCSの設定流量(即ち制御流量値)と、現実にオリフィスORを流通するガスGoの実流量値との間に差異を生ずることになる。また、この差異を検出するためには、所謂流量モニタを頻繁に行う必要があり、半導体製造装置の稼動性や製造した半導体の品質等に大きな影響を与えるという問題がある。
そのため、圧力式流量制御装置の分野に於いては、従来から、オリフィスORの穴径の変化を可能な限り早期に検出して、圧力式流量制御装置FCSによる制御流量値と、現実にオリフィスを流通するガスGoの実流量値との間の差異の発生を防止するための対策が採られており、この種のオリフィスORの穴径変化等の検出には、所謂ビルドアップ方式やビルドダウン方式を用いたガス流量測定方法が多く用いられている。
一方、前記ビルドアップ方式やビルドダウン方式のガス流量測定では、実ガスの供給を一時的に停止する必要があるため、ガス流量測定が半導体製造装置の稼動率の低下や製造した半導体の品質等に大きな影響を与えるという問題がある。
そのため、近年、この種の流量制御装置の分野に於いては、実ガスの供給を一時的に停止することなしに、供給ガスの流量制御が適正に行われているか否かをリアルタイムで簡単にモニタできるようにした流量モニタ付流量制御装置の開発が進められている。
例えば、図20はその一例を示すものであり、当該流量モニタ付流量制御装置20は、流路23と、入口側圧力を検出するの第1圧力センサ27aと、開閉制御弁24と、熱式質量流量センサ25と、第2圧力センサ27bと、絞り部(音速ノズル)26と、演算制御部28aと、入出力回路28b等から構成されている。
また、前記熱式質量流量センサ25は、整流体25aと、流路23から所定の割合F/Aの流量を分岐する分岐流路25bと、分岐流路25bに設けたセンサ本体25cとを有し、総流量Fを示す流量信号Sfを、演算制御部28aへ出力する。
更に、絞り部26は、その上流側と下流側における圧力差が所定値以上のとき(即ち、臨界条件下の流体流のとき)に、上流側圧力に比例した流量の流体を流す音速ノズルである。尚、図20に於いて、SPa、SPbは圧力信号、Pa、Pbは圧力、Fは総流量、Sfは流量信号、Cpは弁開度制御信号である。
前記演算制御部28aは、圧力センサ27a、27bからの圧力信号Spa、Spbおよび流量センサ25からの流量信号Sfをフィードバックして弁開度制御信号Cpを出力することで、開閉弁24をフィードバック制御する。即ち、演算制御部28aへは入出力回路28bから流量設定信号Fsが入力され、質量流量制御装置20に流れる流体の流量Fが流量設定信号Fsとなるように調整される。
具体的には、演算制御部28aが第2圧力センサ27bの出力(圧力信号Spb)を用いて開閉制御弁24の開閉をフィードバック制御することにより、音速ノズル26を流れる流体の流量Fを制御すると共に、このときの熱式流量センサ25の出力(流量信号Sf)を用いて、実際に流れている流量Fの測定を行い、質量流量制御装置20の動作を確認するものである。
上述のように、図20の流量モニタ付流量制御装置20に於いては、第2圧力センサ27bの圧力信号Spbを用いて開閉制御弁24の開度を調整する圧力式流量制御と、実流量の監視を行う熱式流量センサ25を用いた流量測定という二種の方式を演算制御部8aに組み込みしているため、設定流量Fsに対応する制御流量の流体が実際に流れているか否か、即ち制御流量と実流量と間に差があるか否かを簡単且つ確実にリアルタイムでモニタすることができ、高い実用的効用を奏するものである。
しかし、当該図20の流量モニタ付流量制御装置20にも解決すべき問題が多く残されている。
先ず、第1の問題は、モニタ流量値(実流量値)と制御流量値との間に差異が生じた場合に、差異の発生を警報等により感知することは可能であるものの、自動的に制御流量値の修正、即ち設定流量値Fsの調整ができない。そのため、もしも何等かの原因例えば運転要員の不在等で制御流量値の修正が遅れた場合には、設定流量値と異なった流量のガス(実流量ガス)の供給が継続されることになり、半導体製造上さまざまな不都合が生ずることになる。
第2の問題は、流量制御を行うための第2圧力センサ27bを用いた圧力式流量測定と、流量監視を行うための熱式流量センサ25を用いた流量測定という二種の異なる測定方式を組み込みしているため、流量モニタ付流量制御装置20の構造が複雑となり、装置の小型化及び製造コストの引下げが図れない点である。
第3の問題は、演算制御部28aが、第2圧力センサ27bの出力Spbと熱式流量センサ25の流量出力Sfの両信号を用いて開閉制御弁24を開閉制御すると共に、第1圧力センサ27aの出力Spaを用いて熱式流量センサ25の流量出力Sfを補正する構成としており、第1圧力センサ27a及び第2圧力センサ27bの二つの圧力信号と熱式流量センサ25からの流量信号との三つの信号を用いて、開閉制御弁24の開閉制御を行うようにしている。そのため、演算制御部28aの構成が複雑になるだけでなく、圧力式流量制御装置FCSとしての安定した流量制御特性や優れた高応答性が逆に低減されてしまうと云う問題がある。
特許第2635929号 特許第2982003号 特許第4308350号 特許第4137666号
本願発明は、a従前のビルドダウンやビルドアップ式の流量測定方法を用いた流量モニタ付流量制御装置の場合には、流量モニタに際して実ガスの供給を一時的に停止しなければならず、半導体製造装置の稼動率の低下や製造した半導体の品質変動等を生ずること、及び、b従前の図20のような熱式流量計と圧力式流量制御装置を組み合せ構造の流量モニタ付流量制御装置では、実流量の異常が判明しても自動的に制御流量の設定値の修正が行えず、流量修正の遅れによってさまざまな不都合が生じるうえ、流量制御装置自体の構造の簡素化及び装置の小型化が困難となり、加えて圧力式流量制御装置の有する優れた応答特性や安定した流量制御特性が減殺されること等の問題の解決を主たる発明の目的とするものであり、圧力式流量制御装置FCSとその上流側に設けたビルドダウン式の流量測定部とを一体に組合せし、流量制御装置の上流側圧力(入力側圧力)に許容される圧力変動範囲内で前記ビルドダウン式の流量測定部を作動させ、少なくとも1秒以内に1回(望ましくは、一秒間に複数回)ビルドダウン式流量測定部から流量モニタ信号を発信することにより、圧力式流量制御装置による流量制御と同時並行的にビルドダウン式流量測定部による実質的にリアルモニタに近い流量モニタが行えると共に、モニタ流量値と制御流量値の差異が所定流量値を越えた場合には、自動的に圧力式流量制御装置側の流量設定値を調整して、圧力式流量制御装置による流量制御値をビルドダウン式流量測定部による流量値に修正する様にした流量モニタ付圧力式流量制御装置を提供するものである。
即ち、入力側の圧力変動により流量制御特性が殆ど影響を受ないと云う圧力式流量制御装置の流量特性をフルに活用して、ビルドダウン式流量モニタ部による流量モニタを略リアルタイム(少なくとも1回/1秒)に近い状況下で行うことができ、しかも、演算制御部の簡素化、機器本体部の大幅な小型化、及び、ガス置換性の向上等を可能にしたビルドダウン式流量モニタ付圧力式流量制御装置を提供せんとするものである。
本願発明者等は、先ず、オリフィスを用いた圧力式流量制御装置FCSを用いて図1に示す如き試験装置を構成し、圧力式流量制御装置FCSと一次側開閉切換弁(上流側弁)AV間の圧力降下の傾きとから、流量算出を行うビルドダウン方式による流量測定に関する基礎的な各種試験を行った。
即ち、図1に於いて、Nはガス供給源、RGは圧力調整器、ECVは電磁駆動部、AVは一次側開閉切換弁(上流側弁)、FCSは圧力式流量制御装置、VPは真空ポンプ、BCはビルドダウン容量、Tは温度センサ、Pは圧力式流量制御装置FCS内のコントロール弁の1次側に設けた圧力センサ、Pは圧力センサ出力、Eは電源部、Eは圧力式流量制御装置用電源、Eは演算制御部用電源、Eは一次側開閉切換弁(上流側弁)用電源、Sは信号発生器、CPは演算制御部、CPaは圧力式流量演算制御部、CPbはビルドダウンモニタ流量演算制御部、PCは演算表示部、NRはデータロガである。
前記ビルドダウン容量BCは、一次側開閉切換弁(上流側弁)AVの出口側と圧力式流量制御装置FCSのコントロール弁(図示省略)の入口側との間の管路空間容積に相当するものであり、配管路の長さや内径等の調整、或いは当該配管路に介設したビルドダウン用チャンバ(図示省略)の内容積の調整により、当該ビルドダウン容量BCの内容積Vは1.78ccと9.91cc、4.6〜11.6cc及び1.58cc〜15.31ccの各容積に切換え調整できるように構成されている。
尚、ビルドダウン用チャンバを用いた場合には、後述の実施例で説明するように、一次側開閉切換弁(上流側弁)AVの出口とコントロール弁CVの入口間の流路内径を1.8mmとし、且つビルドダウン容量BCの内養成Vを1.58cc〜15.31ccに選定している。
前記演算制御部CP内のビルドダウンモニタ流量演算制御CPbでは、後述するようにビルドダウン容量BCに於ける圧力降下率を用いてモニタ流量の演算が行われ、更に、圧力式流量演算制御部CPaでは、従前の圧力式流量制御装置FCSの制御演算部と同様に、オリフィス(図示省略)を流通する流量の演算及びコントロール弁(図示省略)の開閉制御等が行われる。
尚、圧力式流量制御装置FCS、一次側開閉切換弁(上流側弁)AV、圧力調整器RG及びその他の機器類は全て公知のものであるため、ここではその説明を省略する。
また、前記一次側開閉切換弁(上流側弁)AVは、開閉を短時間内で行う必要があるため、ピエゾ駆動式メタルダイヤフラム弁や直動型電磁弁が使用されるが、パイロット電磁弁を設けたエアー作動弁であっても良い。
ビルドダウン式の流量測定部が圧力式流量制御装置FCSの上流側に配置できるのは、前述の通りオリフィスを用いた圧力式流量制御装置FCSがガス供給圧変動の影響を受け難いからである。また、ビルドダウン方式により、高精度な流量測定が可能なことは公知のことである。
即ち、ビルドダウン方式に於いては、内容積V(l)のビルドダウン容量BC内を流通する流量Qは、下記の(1)式により算出することができる。
Figure 2014186662
ただし、ここでVはビルドダウン容量BCの内容積(l)、ΔP/Δtはビルドダウン容量Vに於ける圧力降下率、Tはガス温度(℃)である。
先ず、図1の試験装置を用いて、圧力式流量制御装置FCSの上流側圧力を400kPa abs、降下圧力(圧力差ΔP)を50kPa abs以上とすると共に、ビルドダウン容量BCの内容積Vを4.6〜11.6ccとし、ビルドダウン方式による流量測定を行った。図2は、この時の圧力降下状態を示すものであり、流量そのものは比較的精度よく測定できるものの、圧力回復時間(a)が必要なために測定流量の出力が不連続となり、且つ1サイクルに要する時間が数秒以上となることが判った。
即ち、一次側開閉切換弁(上流側弁)AVを開とし、圧力が規定値以上の圧力になるまでの時間を圧力回復時間(a)とし、また、一次側開閉切換弁(上流側弁)AVを閉として圧力が規定値以下にまで下降する時間を流量出力可能時間(b)とすると、上記(a)と(b)の割合によって、流量出力ができる時間の割合が決まることになる。また、この流量出力可能時間(b)は、FCSの制御流量、ビルドダウン容量の内容積V、圧力下降範囲ΔPによって決まるため、FCSの制御流量、ビルドダウン容量の内容積V及び圧力下降範囲ΔPをより厳密に検討して、夫々を適宜な値にしなければ、ビルドダウン方式による流量測定をリアルタイム流量モニタに近づけることができないことが判明した。
一方、リアルタイム流量モニタであるためには、理想的には連続的な流量出力が必須となるが、現実の半導体製造装置等の運転に於いては、1秒間に少なくとも1回以上の流量出力を得ることが出来れば、ほぼリアルタイムに近い流量モニタが可能となる。
そこで、本願発明者等は、ビルドダウン式による流量測定に於いて、1秒間に少なくとも1回以上の流量出力を得てリアルタイムに近い流量モニタを可能とするために、前記圧力差ΔP及びビルドダウン容量の内容積Vをより小さくしてガス再充填に必要な時間(圧力回復時間(a))を短くすることを着想し、また、当該着想に基づいて、ビルドダウン容量BCの内容積V及び流量測定時の圧力差ΔPの減少によってリアルタイム性の確保が可能か否かを検討すると共に、流量モニタ精度やその再現性等について各種の試験を行った。
[試験1]
先ず、図1の試験装置に於いて、圧力式流量制御装置FCSとして定格流量がF20、F200及びF600(sccm)の三種類のFCSを準備した。
また、ビルドダウン容量BCの内容積Vを約1.78ccと、約9.91ccの二種類に設定した。尚、9.91ccのビルドダウン容量BCは、配管長さ及び配管内径を調整することにより容量の調整を行った。
更に、流量出力の検出可能時間(b)は0.5sec(0.25ms×2000点)を目標とし、且つ試験環境温度は23℃±1℃とした。
次に、FCS上流側圧力を370kPa abs.とし、圧力差ΔP=20kPa abs、流量N=100sccmに設定(FCS側で設定)し、ビルドダウン流量測定の際の圧力回復特性(圧力回復時間(a))を測定した。
図3は圧力回復特性の測定結果を示すものであり、また、図4はその拡大図である。
更に、図5は、その時の圧力降下特性を示すものである。
図3は及び図4からも明らかなように、ビルドダウン容量BCの内容積Vを1.78cc及び圧力下降範囲ΔPを20kPa absと小さくすることにより、N流量100sccmに於いても再充填時間(圧力回復時間(a))を大幅に短くすることができ、図5に示すように、少なくとも1秒以内の間隔で測定流量出力を行えることが確認できた。
試験1に関連して、一次側開閉切換弁(上流側弁)AVの開閉速度が、圧力回復時間(a)を流量出力可能時間(b)に対して小さくする点で大きな影響を持つことが判明した。そのため、一次側開閉切換弁(上流側弁)AVとしては、ピエゾ駆動式メタルダイヤフラム弁や電磁直付型弁が望ましいことが判明した。
また、圧力下降範囲ΔP及びビルドダウン容量BCの内容積Vの減少による圧力回復時間(a)の短縮化は、圧力降下時間(流量出力可能時間(b))の短縮化を招くことになるため、測定流量とビルドダウン容量BCの内容積Vと圧力降下時間(b)の関係が、特に重要となることが判明した。
Figure 2014186662
表1は、ビルドダウン容量BCのない溶液Vを1.78ccとした場合の測定流量(sccm)と圧力降下時間(sec)との関係を示すものであり、ビルドダウン容量BCの内容積Vが1.78ccの場合には、50sccm以下の流量でないと1秒間以内に1回以上の流量出力を行うことが困難となり、リアルタイムに相当する流量モニタを行うことが困難となることが判る。
一方、流量出力可能時間(b)に於ける圧力降下特性は、直線性を有することが測定誤差の点から必要であり、流量算出が可能な範囲は、圧力降下率が一定(即ち、直線性を有する部分)の範囲に限定されることになる。
図6乃至図8は、試験1に於いて、測定流量が100,50及び10sccmに於ける圧力降下特性の形態を調査した結果を示すものであり、何れの場合に於いても、ビルドダウン直後には圧力降下特性が直線性を喪失したものとなる。尚、この場合のビルドダウン容量BCは1.78ccであり、流体はNガスである。
上記図6乃至図8に示されているビルドダウン直後に於ける直線性からのずれは、圧力変化に伴うガスの断熱膨張によるガス内部温度変化に起因して生ずるものと想定される。そして、測定流量が小さいほど、この直線性からのずれは大きくなる傾向にあり、これにより流量算出の可能な時間幅が狭められることが判る。
次に、圧力降下特性曲線の直線性からのずれによる流量測定誤差を、流量測定可能時間(b)が1秒以内の場合について、0.25秒毎に5点測定することにより計測した。
即ち、ビルドダウン容量BCの内容積Vを1.78cc及び9.91ccとし、圧力下降範囲ΔPを20kPa abs、一次側開閉切換弁(上流側弁)AVの閉からの流量安定までの時間を1秒として、0.25sec毎に流量を算出し、制御流量に対する算出流量の誤差を検討した。
図9及び図10は、その結果を示すものであり、何れの場合も一次側開閉切換弁(上流側弁)AVの閉鎖より0.25sec以上経過することにより、誤差が大幅に減少することが判った。即ち、圧力降下特性曲線が直線に近づくに従って、誤差が減少することが確認された。
尚、表2は、ビルドダウン容量BCの内容積Vと、測定流量と、圧力降下時間(b)の関係を示すものであり、ビルドダウン容量BCの内容積V=1.78ccの場合には、流量20〜50sccmの時に、約1秒以内の間隔で流量出力が行えることになる。
また、ビルドダウン容量BCの内容積V=9.91ccの場合には、流量100〜200sccmの時に約1秒以内の間隔で流量出力が可能であることが判る。
Figure 2014186662
更に、再現性の確認のため、図9に対応する測定を繰り返し行った場合の流量精度を調査した。
即ち、一次側開閉切換弁(上流側弁)AVを閉にしてから0.5〜1sec間で流量算出(3点)を行った。尚、降下時間が1sec未満の場合は最終点より0.5secまでのデータを、また、前記表2の50sccm(V=1.79cc)及び200sccm(V=9.91cc)については、0.25秒間のデータ(2点)を用いて流量演算を行っている。
図11は、繰り返し測定(10回)を行った場合の流量精度の測定データを示すものであり、圧力降下時間(b)が0.5秒以下の場合には、図7に示す如く圧力降下特性曲線の非直線領域内で流量演算が行われるため、流量誤差が図11の如くプラス方向に出現する傾向のあることが判る。
尚、ビルトダウン方式による流量Qは、前記(1)式からも明らかなように、Q=K×(ビルドダウン容量×圧力降下率×1/温度)の関係にある。その結果、圧力変化による断熱膨張により温度降下が生じても、圧力降下率が大になって演算流量Qは一定になると想定されるが、現実には演算流量が上昇することになる。その理由は、ガス温度の測定を圧力式流量制御装置FCSのボディ外表面で行っているため、温度計測値が室温に支配され易いうえ、ガス自体の熱容量が小さいにも拘わらず温度センサの熱容量が大であるため、ガス温度が正確に測定されていないからであると想定される。
本願発明は、上記各試験の結果を基礎にして創作されたものであり、請求項1の発明は、上流側に設けたビルドダウン式流量モニタ部BDMと、その下流側に設けた圧力式流量制御部FCSと、ビルドダウン式流量モニタ部BDM と圧力式流量制御部FCSとを連結し、ビルドダウン式流量モニタ部BDMのモニタ流量Qを圧力式流量制御部FCSへ伝送する信号伝送回路CTと、圧力式流量制御部FCSに設けられ、前記ビルドダウン式流量モニタ部BDMからのモニタ流量Qにより圧力式流量制御部FCSの設定流量Qsを調整する流量設定値調整機構QSRとから構成したことを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明に於いて、圧力式流量制御部FCSを、圧力センサを含む流量制御部としたものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明に於いて、流量設定値調整機構QSRを、モニタ流量Qと設定流量Qsとの比較器を備え、モニタ流量Qと設定流量Qsとの差異が設定値を超えると、設定流量Qsをモニタ流量Qに自動修正する構成の流量設定値調整機構としたものである。
請求項4の発明は、請求項1の発明に於いて、ビルドダウン式流量モニタ部BDMを、ガス供給源からのガスの流通を開閉する一次側開閉切換弁PV1と、一次側開閉切換弁PV1の出口側に接続した所定の内容積Vを有するビルドダウン容量BCと、当該ビルドダウン容量BCを流通するガスの温度を検出する温度センサと、前記ビルドダウン容量BCを流通するガスの圧力を検出する圧力センサPと、前記一次側開閉切換弁PV1の開閉制御を行うと共に、一次側開閉切換弁PV1の開放によりビルドダウン容量BC内のガス圧力を設定上限圧力値にしたあと、一次側開閉切換弁PV1の閉鎖により所定時間t秒後にガス圧力を設定下限圧力値まで下降させることにより、ビルドダウン式によりモニタ流量Qを演算して出力するモニタ流量演算制御部CPbとを備え、前記モニタ流量Qを
Figure 2014186662
(但し、Tはガス温度(℃)、Vはビルドダウン容量BCの内容積(l)、ΔPは圧力降下範囲(設定上限圧力値−設定下限圧力値)(Torr)、Δtは一次側開閉切換弁AVの閉鎖から開放までの時間(sec)である。)として演算する構成としたものである。
請求項5の発明は、請求項2の発明に於いて、圧力式流量制御部FCSを、コントロール弁CVとオリフィスOR又は臨界ノズルと圧力計P及び又は圧力計Pと流量演算制御装置CPaとから成る耐圧力変動性を備えた圧力式流量制御装置FCSとしたものである。
請求項6の発明は、請求項1又は請求項2の発明に於いて、ビルドダウン容量BCの内容積Vを0.5〜20ccとすると共に、設定上限圧力値を400~100kPa abs及び設定下限圧力値を350kPa abs〜50kPa absに、また、所定時間tを0.5〜5秒以内とするようにしたものである。
請求項7の発明は、請求項1又は請求項2の発明に於いて、一次側開閉切換弁AVをピエゾ駆動式メタルダイヤフラム弁又は電磁直動型電動弁とすると共に、弁の高速開閉により一次側開閉切換弁AVの開による設定下限圧力値から設定上限圧力値へのガス圧力の回復時間を、一次側開閉切換弁AVの閉による設定上限圧力値から設定下限圧力値までのガス圧力下降時間よりも大幅に短くするようにしたものである。
請求項8の発明は、請求項1又は請求項2の発明に於いて、圧力式流量制御部FCSの流量演算制御装置CPaとビルドダウン式流量モニタ部BDM演算制御装置CPbとを一体に形成する構成としたものである。
請求項9の発明は、請求項1又は請求項2の発明に於いて、ビルドダウン容量BCをチャンバとすると共に、当該チャンバを内筒と外筒を同心状に配設固定した構造とすると共に、チャンバを形成する内・外筒間の間隙をガス流通路とし、当該チャンバに圧力センサPを設ける構成としたものである。
本願発明に於いては、流量モニタ付圧力式流量制御装置を、上流側に設けたビルドダウン式流量モニタ部BDMと、その下流側に設けた圧力式流量制御部FCSと、ビルドダウン式流量モニタ部BDM と圧力式流量制御部FCSとを連結し、ビルドダウン式流量モニタ部BDMのモニタ流量Qを圧力式流量制御部FCSへ伝送する信号伝送回路CTと、圧力式流量制御部FCSに設けられ、前記ビルドダウン式流量モニタ部BDMからのモニタ流量Qにより圧力式流量制御部FCSの設定流量Qsを調整する流量設定値調整機構QSRとから構成し、ビルドダウン式流量モニタ部BDMのモニタ流量により圧力式流量制御部FCSの設定流量値を自動的に調整するようにしている。
その結果、モニタ流量値(オリフィスを流通する実流量値)と、圧力式流量制御部FCSの設定流量値(制御流量値)とが大きく異なった状態が長期に亘って継続されるようなことが皆無となり、半導体製品の品質向上等の点で多くの効用が得られる。
また、圧力式流量制御部FCSの上流側にビルドダウン式流量モニタ部BDMを設け、圧力式流量制御装部の入力側圧力変動に対する高応答性を活用して、圧力式流量制御部FCSの入力側圧力変動が許容される範囲内のガス圧力差に対応する圧力降下ΔPを、前記ビルドダウン容量BC内に1秒間に1回以上の割合で起生させ、当該圧力降下率ΔP/Δtとビルドダウン容量BCの内容積Vとガス温度Kとから、1秒間に少なくとも1回以上のモニタ流量を演算して出力できるように、上記圧力降下値(圧力差ΔP)、圧力降下時間(Δt)及びビルドダウン容量BCの内容量Vを設定する構成としている。
その結果、前記圧力降下値(圧力差)ΔPを略20〜30kPa absに、圧力降下時間Δtを0.5〜0.8secに、及びビルドダウン容量BCの内容積Vを1.8〜18ccに設定することにより、少なくとも1秒間当りに1回以上の割合でモニタ流量を高精度で演算し、出力することが可能となり、ビルドダウン方式の利用にも拘わらず略リアルタイムに近い高精度な流量モニタが可能となる。
また、従前の熱式流量センサを組合せる方式に比較して、流量モニタ付圧力式流量制御装置の大幅な構造の簡素化、小型化と製造費の引下げが可能となり、流量モニタ付流量制御装置の付加価値が著しく向上する。
ビルドダウン式流量モニタ付圧力式流量制御装置の流量モニタ特性を測定するための試験装置の概要構成図である。 ビルドダウン式流量モニタの圧力降下状態の説明図である。 ビルドダウン流量測定時の圧力回復特性曲線の一例を示すものである。 図4の部分拡大図である。 試験1に於ける圧力回復特性曲線を示すものである。 圧力降下特性の形態を示すものである(制御流量=100sccm)。 圧力降下特性の形態を示すものである(制御流量=50sccm)。 圧力降下特性の形態を示すものである(制御流量=10sccm)。 一次側開閉切換弁(上流側弁)AVの閉鎖からの経過時間と流量安定性との関係を示す線図である(ビルドダウン容量BC=1.78cc)。 一次側開閉切換弁(上流側弁)弁AVの閉鎖からの経過時間と流量安定性との関係を示す線図である(ビルドダウン容量BC=9.91cc)。 10回繰り返し測定に於ける流量精度を示すものである。 本発明に係る流量モニタ付圧力式流量制御装置の基本構成を示す系統図である。 本発明に係るビルドダウン式の流量モニタ付圧力式流量制御装置の縦断面概要図である。 実施例で使用した各チャンバA〜Eに於いて、測定可能時間を1秒以下とした場合のガス流量sccmと圧力降下の傾きkPa/secとの関係を示す線図である。 本実施例で使用した各チャンバA〜Eの圧力降下の傾きが20kPa/secに於ける圧力降下特性の形態を示すものである。 本実施例で使用した各チャンバA〜Eの一次側開閉切換弁(上流側弁)AVの閉鎖からの経過時間と流量安定性との関係を示す線図である。 本実施形態で使用したチャンバA及びチャンバBの繰り返し測定に於ける流量精度%S.P.と流量sccmの関係を示す線図である。 本実施形態で使用したチャンバA及びチャンバBの繰り返し測定に於ける流量精度%S.P.と圧力降下の傾きkPa/secとの関係を示す線図である。 従前の圧力式流量制御装置の基本構成図である。 従前の流量モニタ付圧力式流量制御装置の基本構成図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図12は、本発明に係る流量モニタ付圧力式流量制御装置の基本構成を示す系統図であり、当該流量モニタ付圧力式流量制御装置は、ビルドダウン部BDMと圧力式流量制御部FCSと両者間を連結する信号伝送回路(デジタル通信回路)CTとから構成されている。
尚、図12に於いて、PVは入口側切換弁、PVは出口側切換弁、BCはビルドダウン容量、P3は差圧検出用圧力センサ、CPbはモニタ流量演算制御部、VB1はモニタ入口側ブロック、VBはモニタ出口側ブロックである。
また、図12に於いて、CVはコントロール弁、CPaは流量演算制御部、ORは小径オリフィス、ORは大径オリフィス、P1は第1圧力センサ、Pは第2圧力センサ、VB3は流量制御部入口側ブロック、VBは流量制御部出口側ブロック、VBは連結用ブロック、SKは連結部のガスケットである。
更に、圧力式流量制御部FCSには設定流量調整機構QSRが設けられており、予め設定された流量値Qsが信号伝送回路CTを介して入力されたビルドダウン流量Qと比較器(図示省略)により比較され、両者の差異が規定以上の流量値になると、自動的に設定流量値QsがQs’に修正され、圧力式流量制御部FCSの流量制御値がビルドダウン流量Qに合致するように調整される。即ち、実流量がビルドダウン流量Qに合致するように調整される。
尚、図12においては、温度検出センサT, フィルタF等は省略されており、また、圧力式流量制御部FCSは如何なる形式のもの、例えばオリフィスが1基のものであっても良いことは勿論であり、更に、圧力式流量制御部FCSやビルドダウン式流量モニタ部BDMの基本構成そのものは公知であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
図12を参照して、ガス入口1からビルドダウン式流量モニタ部BDMへ流入した圧力500〜320kPa absのガスは、入口側ピエゾ切換弁PV1、チャンバ式のビルドダウン容量BC、 出口側ピエゾ切換弁PVの順に流通し、モニタ流量演算制御部CPbでモニタ流量Qが演算され、これが圧力式流量制御部FCSの設定流量調整機構QSRへ入力される。
また、ビルドダウン式流量モニタ部BDMから流出したガスは、コントロール弁CV、小径オリフィスOR 1及び又は大径オリフィスORを通り、ガス出口2から流出する。その間に、前記流量演算制御部CPaがオリフィス流通ガス流量を演算すると共に、コントロール弁CVの開閉制御やオリフィス切換弁OR Vの開閉制御をする。
更に、前記流量演算制御部CPaの設定流量調整機構QSRでは、ビルドダウン式流量モニタ部BDMからのモニタ流量Qとオリフィス流通流量(即ち、流量演算制御部CPaでの制御流量)とが比較され、両者の差異が予め定めた設定値を超えると、圧力式流量制御部FCSの制御流量を前記モニタ流量Qに合致させるよう設定流量Qsの方を調整し、これをQs’に自動修正する。
即ち、本発明の要部を形成するビルドダウン式流量モニタ制御部CPbは、入口側(上流側)ピエゾ切換弁PVの開閉制御や、差圧検出圧力センサP、温度検出センサT(図12では省略)及び両切換弁PV、PV間のビルドアップ容量BCの容積V等から、ビルドダウン流量Qを演算し、これを流量演算制御部CPaへ出力する。
上述の如く、本発明に係る流量モニタ付圧力式流量制御装置では、ビルドダウン式流量モニタ部BDMで圧力降下率ΔP/Δtの測定やモニタ流量Qの演算が行なわれ、モニタ流量演算制御部CPbへ外部入出力回路PIOを介して指令信号及び又は設定信号を入力することにより、モニタ流量が少なくとも1秒間に1回の割合でモニタ表示されると共に、上記圧力式流量制御部FCSの制御流量値の修正、補正が自動的に行われる。
尚、圧力式流量制御装置FCSやビルドダウン式流量モニタ部BDMそのものは公知であるため、ここではその詳細な説明は省略する。
また、モニタ流量出力Q(モニタ流量演算制御部CPbからの流量出力)と圧力式流量制御部FCSの流量出力(圧力式流量演算制御部CPaからの流量出力)との間に設定値以上の差異が生じた場合に、流量異常の警報を発信、或いは必要な場合には、所謂圧力式流量制御装置FCSの流量自己診断を実施して流量異常の原因やその発生場所を特定することも可能であり、更に、設定値以上の流量差異が生じた場合には、圧力式流量制御部FCS自体の零点調整等を自動的に実施すること等も可能である。
尚、本実施形態に於いては、入口(上流)側切換弁等をピエゾ駆動式弁としているが、これらを直動型の電磁駆動弁としてもよい。また、ビルドダウン容量BCの内容積Vは1.78〜9.91ccの範囲に選定している。更に、圧力降下範囲ΔPは20kPa abs(350〜320kPa abs)に選定されており、少なくとも1秒間に1回以上のモニタ流量を出力する構成としている。加えて、前記温度検出センサT(図示省略)は外面貼付型の測温抵抗式温度センサとしているが、モニタブロックVB1又はVB1の内部へ挿入するサーモスタット型温度計を用いることも可能である。
また、本実施形態では、ビルドダウン容量BCとして後述するように圧力センサ付チャンバを用いているが、当該ビルドダウン容量BCをガス流路の内容積でもって形成し、ガス流路の内径及び流路長さを適宜に選定することにより、所望の内容積Vのビルドダウン容量BCを得る構成としても良い。
[実施例]
図13は、本発明の実施例に係るビルドダウン式流量モニタ付圧力式流量制御装置の従断面概要図である。当該実施例では、ビルドダウン容量BCとして圧力センサ付チャンバCHを用い、ビルドダウン式流量モニタ部BDMの各ガス通路L11、L、Lの内径を1.8mmの細径としている。また、オリフィスOR 1、OR 2の下流側に第2圧力センサPを別途に設けている。更に、チャンバCHに差圧検出用圧力センサPを設けている。
即ち、当該実施例に於いては、入口側切換弁PVと出口側切換弁PVの間に小型の圧力チャンバCHを設け、この圧力チャンバCHの内容積を調整することにより、前記ビルドダウン容量BCの内容積Vを調整する構成としている。また、両切換弁PV、PVの開閉速度を上げるために、ピエゾ駆動メタルダイヤフラム型ノーマルクローズ弁を利用している。尚、ピエゾ駆動メタルダイヤフラム型ノーマルクローズ弁そのものは公知であるため、説明は省略する。
前記圧力チャンバCHは外筒CHaと内筒CHbとの2重筒に形成されており、且つ内外筒CHa、CHb間のギャップGが本実施形態に於いては1.8mmに選定されている。そして、圧力チャンバCHの内容積は1.3〜12cc程度に選定されており、これに差圧検出用圧力センサPを付設した構成としている。
尚、当該実施例に於いては、圧力チャンバCHの容積を自由に選定できると共に、ガス流通路L、L2、L等を全て同一の細径(例えば1.8mmΦ)に揃えることができ、ビルドダウン容量BCの内容積 を正確且つ容易に所定の容積値に設定することができる。
具体的には、供試用のチャンバCHとして、前記ギャップGを1.8mm及び3.6mmとした表3の如きサイズの5種のチャンバを作成し、これ等を図1の試験装置に適用してガス流量(sccm)と圧力降下の傾き(kPa/sec)と圧力降下時間(sec)等との関係等を調査した。
尚、図1の試験装置を用いた調査に於いて、流量センサTはチャンバCHの外表面に貼付け固定した。また、チャンバCH以外のガス流路L、Lの容積は0.226ccである。
Figure 2014186662
図14は、図2に於ける圧力降下時間(b)を1秒以内とした場合のガス流量(sccm)と圧力降下の傾き(kPa/sec)の関係を、各チャンバA〜Eについて測定した結果を示すものであり、試験装置に組付けした状態に於ける現実の各ビルドアップ容量は2.31cc〜15.45ccであった。
図14からも明らかなように、圧力降下範囲ΔPを20kPa/secとした時には、チャンバAの場合には25.2sccm、チャンバBで106.6sccm、チャンバEで169.0sccmの各流量測定の可能なことが判る。
図15は、図1の試験装置に於いて、圧力降下の傾きが20kPa/secとなるようにガス流量を調整した場合の圧力降下の直線性を示すものであり、前記図6〜図8と同様の線図である。尚、測定データは、図1のデータロガNRにより取得したものである。
図15からも明らかなように、ビルドダウン容量BCの内容積Vが小さなチャンバCHの場合(即ち、チャンバA、B等)ほど、圧力降下特性の直線性が良好になることが判る。
また、図16は、前記図9及び図10の場合と同様に、圧力降下特性曲線の直線性からのずれによる流量測定誤差を、1秒以内の流量測定可能時間(b)内に0.25秒毎に5点測定することに求めたものであり、ビルドアップ容量BCの小さなチャンバA、Bほど、圧力降下開始後から早期に流量誤差が少なくなることが判る(即ち、圧力降下特性の直線性に優れていると云える)。
図17は、チャンバA及びチャンバBについて、流量測定精度の再現性を調査した結果を示すものであり、前記図11の場合と同趣旨で行ったものである。
尚、この流量測定精度の再現性試験に於いては、圧力降下の傾きを安定させるために、一次側切換開閉弁(上流側弁)AVを閉にしてから所定の待ち時間をおいて測定を行い、且つ再現性を得るために長い時間に亘って測定を行っているが、流量出力時間は何れも1秒以内としている。
図17からも明らかなように再現性の点から、チャンバAの場合には流量3〜50sccmが適用可能範囲であり、また、チャンバBの場合には30〜300sccmが適用範囲であることが判る。
表4は、上記図17に示した流量測定精度の再現性を示す線図の作成に用いた基礎データであり、チャンバA(ビルドダウン容量BCの内容積V=2.31cc)及びチャンバB(ビルドダウン容量BCの内容積V=9.47cc)を試験対象としたものである。
Figure 2014186662
また、図18は、上記表4のデータからチャンバA及びチャンバBの圧力降下の傾きkPa/secと誤差%S.P.との関係を調査したものであり、圧力降下の傾きが2〜60kPa/secの範囲内であれば、流量測定誤差%S.P.が±1%の範囲内に納まることが判る。
本発明は半導体製造装置用ガス供給設備のみならず、オリフィス又は臨界ノズルを用いた圧力式流量制御装置であれば、化学品製造装置用ガス供給設備へも広く適用できるものである。
BDM ビルドダウン式流量モニタ部
FCS 圧力式流量制御部(圧力式流量制御装置)
AV 一次側開閉切換弁(上流側弁)
BC ビルドダウン容量
V ビルドダウン容量の内容積
RG 圧力調整器
供給源
T 温度センサ(測温抵抗体)
、P 圧力センサ
差圧検出用圧力センサ
CV コントロール弁
OR オリフィス
OR 小口径オリフィス
OR 大口径オリフィス
OIP 外部入出力回路
ORV オリフィス切換弁
VBモニタ入口側ブロック
VB モニタ出口側ブロック
VB 流量制御部入口側ブロック
VB 流量制御部出口側ブロック
VB 連結部ガスケット
CT 信号伝送回路(ディジタル通信回路)
CP 演算制御部
CPa 流量演算制御部
CPb モニタ流量演算制御部
圧力式流量制御装置用電源
演算制御部用電源
電磁弁用電源
ECV 電気駆動部
NR データロガ
S 信号発生器
PC 演算表示部
PV入口側切換弁(入口側ピエゾ切換弁)
PV出口側切換弁(出口側ピエゾ切換弁)
入口側ピエゾ切換弁のガス入口側通路
入口側ピエゾ切換弁のガス出口側通路
出口側ピエゾ切換弁のガス入口側通路
出口側ピエゾ切換弁のガス出口側通路
Cu 銅棒片
Q モニタ流量(ビルドダウン流量)
CH チャンバ
CHa 外筒
CHb 内筒
R 流量設定値調整機構
設定流量
‘ 調整流量
1 ガス入口
2 ガス出口

Claims (9)

  1. 上流側に設けたビルドダウン式流量モニタ部と、その下流側に設けた流量制御部と、ビルドダウン式流量モニタ部と流量制御部とを連結し、ビルドダウン式流量モニタ部のモニタ流量を流量制御部へ伝送する信号伝送回路と、流量制御部に設けられ、前記ビルドダウン式流量モニタ部からのモニタ流量により流量制御部の設定流量を調整する流量設定値調整機構とをから構成した流量モニタ付流量制御装置。
  2. 流量制御部は、圧力センサを含む流量制御部とした請求項1に記載の流量モニタ付流量制御装置。
  3. 流量設定値調整機構を、モニタ流量と設定流量との比較器を備え、モニタ流量と設定流量との差異が設定値を超えると、設定流量をモニタ流量に自動修正する構成の流量設定値調整機構とした請求項1に記載の流量モニタ付流量制御装置。
  4. ビルドダウン式流量モニタ部を、ガス供給源からのガスの流通を開閉する一次側開閉切換弁と、一次側開閉切換弁の出口側に接続した所定の内容積を有するビルドダウン容量と、当該ビルドダウン容量を流通するガスの温度を検出する温度センサと、前記ビルドダウン容量を流通するガスの圧力を検出する圧力センサと、前記一次側開閉切換弁の開閉制御を行うと共に、一次側開閉切換弁の開放によりビルドダウン容量内のガス圧力を設定上限圧力値にしたあと、一次側開閉切換弁の閉鎖により所定時間t秒後にガス圧力を設定下限圧力値まで下降させることにより、ビルドダウン式によりモニタ流量を演算して出力するモニタ流量演算制御部とを備え、前記モニタ流量を
    Figure 2014186662
    (但し、Tはガス温度(℃)、Vはビルドダウン容量BCの内容積(l)、ΔPは圧力降下範囲(設定上限圧力値−設定下限圧力値)(Torr)、Δtは一次側開閉切換弁弁AVの閉鎖から開放までの時間(sec)である。)により演算する構成とした請求項1に記載の流量モニタ付量制御装置。
  5. 流量制御部を、コントロール弁とオリフィス又は臨界ノズルと圧力計及び又は圧力計と流量演算制御装置とから成る耐圧力変動性を備えた流量制御装置とした請求項2に記載の流量モニタ付流量制御装置。
  6. ビルドダウン容量の内容積を0.5〜20ccとすると共に、設定上限圧力値を400~100kPa abs及び設定下限圧力値を350kPa abs〜50kPa absに、また、所定時間tを0.5〜5秒以内とするようにした請求項1又は請求項2に記載の流量モニタ付流量制御装置。
  7. 一次側開閉切換弁をピエゾ駆動式メタルダイヤフラム弁又は電磁直動型電動弁とすると共に、弁の高速開閉により一次側開閉切換弁の開による設定下限圧力値から設定上限圧力値へのガス圧力の回復時間を、一次側開閉切換弁の閉による設定上限圧力値から設定下限圧力値までのガス圧力下降時間よりも大幅に短くするようにした請求項1又は請求項2に記載の流量モニタ付流量制御装置。
  8. 流量制御部の流量演算制御装置とビルドダウン式流量モニタ部演算制御装置とを一体に形成する構成とした請求項1又は請求項2に記載の流量モニタ付流量制御装置。
  9. ビルドダウン容量をチャンバとすると共に、当該チャンバを内筒と外筒を同心状に配設固定した構造とすると共に、チャンバを形成する内・外筒間の間隙をガス流通路とし、当該チャンバに圧力センサを設ける構成とした請求項1又は請求項2に記載の流量モニタ付流量制御装置。
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