JP2014185446A - 基礎、及び、基礎の構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】風荷重が上部構造物に作用した場合に基礎に働く引抜き力に対して周面摩擦力による引抜き抵抗力を得ることができる安価な基礎、及び、当該基礎の構築方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る基礎は、底面11が地下水レベル3より上方に位置され、引き抜き抵抗力が周面7と地盤8との周面摩擦力によって得られるように構成された。また、本発明に係る基礎の構築方法は、穴底面が地下水レベルより上方に位置する穴を地盤に形成するステップと、穴内に芯材(組立鉄筋51)を設置するステップと、芯材が設置された穴内にコンクリートを打設するステップとを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、周面摩擦によって引抜き抵抗力を確保する基礎、及び、当該基礎の構築方法に関する。
上部構造物の応力を地盤に伝えるための基礎としては、上部構造物からの荷重を直接地盤に伝える形式の直接基礎と、上部構造物からの荷重を杭を介して地盤に伝える形式の杭基礎とが知られている。
風荷重が上部構造物に作用した場合に基礎に働く引抜き力に対して、直接基礎の場合は直接基礎の重量によって抵抗するように構成され、杭基礎の場合は杭基礎と地盤との周面摩擦力によって抵抗するように構成される。
例えば、上部構造物としての太陽電池アレイ装置の基礎として、太陽電池アレイ装置に作用する風荷重に対して引抜き抵抗力となるカウンターウエイトとして作用する程度の自重を有した直接基礎を設けること(例えば特許文献1等参照)や、太陽電池アレイ装置に作用する風荷重に対する引抜き抵抗力を確保するために地中深くまで杭を到達させた杭基礎を設けること(例えば特許文献2等参照)が知られている。
特開2012−160764号公報 特開2012−122320号公報
上述したように従来の基礎の場合、直接基礎では、引抜き抵抗力を確保するために重量を重くし、杭基礎では、引抜き抵抗力となる杭の周面摩擦力を確保するために長さの長い杭を設けるようにしていたので、基礎の材料コスト、及び、構築コストが高くなる。
本発明は、風荷重が上部構造物に作用した場合に基礎に働く引抜き力に対して周面摩擦力による引抜き抵抗力を得ることができる安価な基礎、及び、当該基礎の構築方法を提供する。
本発明に係る基礎によれば、底面が地下水レベルより上方に位置され、引き抜き抵抗力が周面と地盤との周面摩擦力によって得られるように構成されたので、風荷重が上部構造物に作用した場合に基礎に働く引抜き力に対して周面摩擦力による引抜き抵抗力を得ることができる安価な基礎を提供できる。
基礎が太陽電池アレイ装置の架台と接続されたので、風荷重が太陽電池アレイ装置に作用した場合に基礎に働く引抜き力に対して周面摩擦力による引抜き抵抗力を得ることができる安価な基礎を提供できる。
穴底面が地下水レベルより上方に位置する穴を地盤に形成するステップと、穴内に芯材を設置するステップと、芯材が設置された穴内にコンクリートを打設するステップとを備えたので、風荷重が上部構造物に作用した場合に基礎に働く引抜き力に対して周面摩擦力による引抜き抵抗力を得ることができる安価な基礎を構築できる。
基礎を示す断面図。 図1のA−A断面図。 基礎の構築方法を示す図。 基礎に接続された太陽電池アレイ装置を示す斜視図。 太陽電池アレイ装置の架台と基礎との接続構造を示す斜視図。
図3に示すように、基礎1は、穴底面2が地下水レベル3より上方に位置するように地盤8に形成された穴4内に芯材の一例としての鉄筋5を設置して、当該鉄筋5が設置された穴4内にコンクリート(生コンクリートと呼ばれる流動性を有したコンクリート)6が打設されることによって、周面7と地盤8に形成された穴4の壁面9との摩擦力である周面摩擦力を期待できるように構成された柱状の鉄筋コンクリート製の基礎である。
図1に示すように、基礎1は、例えば、地面(GL)10から底面11までの長さaが700mm以上2000mm以下、地面10から上端面(頂面)12までの長さbが0mm以上500mm以下、径寸法cが300mm以上600mm以下、コンクリートかぶり厚さdが100mm以上の円柱状に形成された構成である。
鉄筋5としては、例えば予め組み立てられた組立鉄筋51を用いる。当該組立鉄筋51は、例えば、仮想の円柱の中心軸周りを60度ずつ隔てた当該仮想の円柱の円周上に当該仮想の円柱の中心軸と平行に配置された6本の主筋52;52…と、これら6本の主筋52;52…の外面を囲んで形成される仮想の円柱の中心軸に沿って当該仮想の円柱の外周に螺旋状に巻きつけられたスパイラルフープ筋53とを備えた円柱状の鉄筋骨組により構成される(図2;図1参照)。
また、穴4内に設置された場合に地面10より上方に突出する組立鉄筋51の一端55側には、上部構造物20と基礎1とを接続するための接続手段の構成要素の一例としてのアンカーボルト56が設けられ(図3(b);(c)参照)、基礎1は、上端面12より突出するアンカーボルト56を備えた構成となる(図3(d);図1参照)。
従って、例えば図5に示すように、基礎1の上端面12より突出するアンカーボルト56が上部構造物20と基礎1とを接続するための接続部材としてのベース60の連結孔57に通され、ナット58がアンカーボルト56に締結されて構成される接続手段によって、ベース60が基礎1の上端面12に固定される。
例えば、図4;図5に示すように、基礎1の上端面12に固定されたベース60に上部構造物20の一例としての太陽電池アレイ装置21の架台22の支柱23を固定することにより、太陽電池アレイ装置21を地盤8に固定することができる。太陽電池アレイ装置21の架台22の支柱23は、例えばH形鋼のような形鋼により構成される。
太陽電池アレイ装置21の架台22の支柱23とベース60とが接続手段により接続される。当該接続手段は、例えば図5に示すように、ベース60の接続板61と、当該接続板61及び支柱23とに形成された図外の貫通孔と、これら貫通孔に貫通するボルト62と、ボルト62に締結される図外のナットとにより構成される。
このように当該基礎1に接続されて地盤8に設置された太陽電池アレイ装置21によれば、風荷重が太陽電池アレイ装置21に加わって基礎1に引抜き力が作用した場合、当該引抜き力に対抗するための引抜き抵抗力が、地盤8に形成された穴4の壁面9と基礎1の周面7との周面摩擦力によって得られる。従って、風荷重が太陽電池アレイ装置21に作用した場合に基礎1に働く引抜き力に対して基礎1の周面7と地盤8に形成された穴4の壁面9との摩擦力である周面摩擦力による引抜き抵抗力を得ることができ、しかも、基礎1の材料コスト、及び、構築コストを安価にできる。
次に、基礎1の構築方法について説明する。
基礎1の構築方法は、穴底面2が地下水レベル3より上方に位置する穴4を地盤8に形成する穴形成ステップと、穴4内に芯材の一例としての鉄筋5を設置する芯材設置ステップと、組立鉄筋51が設置された穴4内にコンクリート6を打設するコンクリート打設ステップと、養生ステップとを備える。
穴形成ステップでは、図3(a)に示すように、例えばオーガヘッド・スクリュー41で地盤8を掘削することにより円柱形状の穴4を形成する。この場合、まず、現場地盤の地下水レベル3を測定して、穴4の穴底面2が地下水レベル3より上方に位置するように穴4を形成する。
掘削した穴4の穴底面2にくり粉や崩れた土砂等があれば除去して穴4の出来形が設計値を満足していることを確認した後、芯材設置ステップでは、図3(b)に示すように、予め組み立てられた組立鉄筋51を穴4内の所定の位置に設置する。この場合、例えば100mm以上のコンクリートかぶり厚d(図1参照)を確保できるようにスペーサ42等の位置決め部材を用いて、例えば組立鉄筋51の中心軸と穴4の中心軸とが一致するように組立鉄筋51を設置し、図3(c)に示すように、組立鉄筋51の一端55側に当該一端55より上方に延長するようにアンカーカーボルト56を取付ける。
次に、コンクリート打設ステップでは、穴4から延長して地面10より上方に突出する突出部13(図3(d)参照)を形成するために、図3(c)に示すように、穴4と同軸状に位置されて穴4の開口縁43より立ち上がるような円筒状の型枠44を設置した後、組立鉄筋51が設置された穴4内、及び、型枠44内にコンクリート6(所謂生コン)を打設する。
そして、養生ステップでは、図3(d)に示すように、型枠44を除去した後、突出部13に図外のシートを被せる等して養生を行う。
以上により、底面11が地下水レベル3より上方に位置されて、周面7と穴4の壁面9との摩擦力である周面摩擦力を期待できるように構成され、かつ、地面10より上方に突出する突出部13を備えた基礎1であって、上部構造物20との接続のための接続手段の構成要素の一例としてのアンカーボルト56が突出部13の上端面12より上方に突出するように設けられた柱状の鉄筋コンクリート製の基礎1が構築される。
実施形態の基礎1によれば、地下水レベル3より上方において周面摩擦力を得るようにしたので、基礎1の高さを短くできて、基礎1の材料コスト、及び、構築コストを抑えることができ、基礎に働く荷重が主に風荷重等による引抜き力や滑動となる比較的軽量な上部構造物20の基礎として用いることができて、周面摩擦力による引抜き抵抗力を確保できる安価な基礎1を得ることができる。
すなわち、基礎に働く荷重が主に風荷重等による引抜き力や滑動となる比較的軽量な上部構造物20の基礎としては、従来のような、引抜き抵抗力を確保するために重量を重くしなければならない直接基礎や、引抜き抵抗力となる杭の周面摩擦力を確保するために杭長を長くしなければならない杭基礎と比べて安価であり、かつ、必要な引抜き抵抗力も確保できる基礎1となる。
つまり、従来、基礎に働く荷重が主に風荷重等による引抜き力や滑動となる比較的軽量な上部構造物20の一例として、例えば基礎に働く荷重が風荷重による引抜き力となる太陽電池アレイ装置21の基礎を設計する場合において、直接基礎を採用する場合は、主として基礎の重量によって引抜き力に抵抗するようにしていたので、比較的重くて大きな独立基礎を構築するようにし、また、杭基礎を採用する場合は、地下水レベルより下方の地中深くまで延長するような杭長の長い杭を用いて当該杭の周面と地盤との周面摩擦力によって引抜き力に抵抗するようにしていたので、基礎の規模が大きくなり、基礎の材料コスト及び構築コストが高くなってしまって、基礎に働く荷重が主に風荷重等による引抜き力や滑動となる比較的軽量な上部構造物20の基礎として採用するには経済的ではないという面があった。
実施形態では、周面摩擦力によって引抜き抵抗力を確保できるようにするため、地盤8に穴4を形成して穴4内に鉄筋5等の芯材を設置した後に芯材が設置された穴4内にコンクリート6を打設する場所打ち杭の構築方法を考慮しながら、場所打ち杭の構築方法のようにケーシングや安定液などで穴壁を保護しなくても、地下水の影響を受けずに、必要な引抜き抵抗力を確保するための周面摩擦力を期待できるように、地下水レベル3より上方において周面摩擦力を得る構成の基礎1としたので、基礎に働く荷重が主に風荷重等による引抜き力や滑動となる比較的軽量な上部構造物20の基礎として、引抜き抵抗力を確保でき、かつ、安価な基礎を提供できるようになる。
尚、芯材としては、鉄骨を用いてもよい。また、穴4から延長して地面10より上方に突出する突出部13を備えない構成としてもよい。
1 基礎、2 穴底面、3 地下水レベル、4 穴、5 鉄筋(芯材)、
6 コンクリート、7 周面、8 地盤、11 基礎の底面、
21 太陽電池アレイ装置、22 架台。

Claims (3)

  1. 底面が地下水レベルより上方に位置され、引き抜き抵抗力が周面と地盤との周面摩擦力によって得られるように構成されたことを特徴とする基礎。
  2. 太陽電池アレイ装置の架台と接続されたことを特徴とする請求項1に記載の基礎。
  3. 穴底面が地下水レベルより上方に位置する穴を地盤に形成するステップと、穴内に芯材を設置するステップと、芯材が設置された穴内にコンクリートを打設するステップとを備えたことを特徴とする基礎の構築方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105019470A (zh) * 2015-08-03 2015-11-04 共享钢构有限责任公司 一种预埋大型群组地脚螺栓的方法
JP2017145623A (ja) * 2016-02-17 2017-08-24 株式会社サンエイ工務店 配列調整用枠および独立基礎施工方法

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