JP2014185310A - 粘着テープ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、発泡体基材と粘着剤層とを有する両面粘着テープであって、前記発泡体の25%圧縮強度が400kPa以下であり、前記粘着剤層において、アクリル系共重合体を含有し、前記アクリル系共重合体を構成するモノマー成分中のアクリル酸の含有量が4質量%以下である粘着テープを提供するものである。
【選択図】なし
Description
しかし、溶剤系アクリル粘着剤に使用するアクリル樹脂を単に水性化した水性アクリル粘着剤では、粘着剤層を構成するアクリル樹脂粒子間に浸水経路を形成しやすいため、かかる粘着剤を用いて形成された粘着剤層は、溶剤系アクリル粘着剤を用いて形成された粘着剤層に匹敵するレベルの防水性を備えていない場合があった。
また、溶剤系アクリル粘着剤は、有機溶媒中で合成されるため、粘着剤を合成する際や、撹拌、塗工など粘着シートを生産する際の有機溶媒の揮発、そして、粘着製品が市場で使われた際の粘着剤中に残留した有機溶媒の揮発による人体への影響や環境影響が問題視されている。このため、上記の粘着テープにおいても有機溶剤の低減が求められている。
本発明に使用する発泡体基材は、25%圧縮強度が400kPa以下、好ましくは100〜350kPaの発泡体基材である。25%圧縮強度が当該範囲の発泡体基材を使用することにより、被着体との優れた密着性を有し、特に凹凸形状や粗面の発泡体基材に対しても好適に追従して優れた密着性を有する。また、当該圧縮強度の発泡体基材は、適度なクッション性を有するため、貼付の際の圧力が接合部に集中して接着界面に存在する空気を押し出しやすいため、剛体同士の接合においても、水が入り込む隙間を生じさせない優れた密着性を実現できる。
本発明に使用するアクリル系共重合体は、モノマー成分として、(メタ)アクリレートモノマー、アクリル酸を含有し、アクリル酸の含有量が、アクリル系共重合体を構成するモノマー成分中の4質量%以下である粘着剤組成物である。好ましくは、アクリル酸の含有量が、アクリル系共重合体を構成するモノマー成分中の3.5質量%以下とし、より好ましくは、アクリル酸の含有量が、アクリル系共重合体を構成するモノマー成分中の3質量%以下である。アクリル酸の含有量を当該範囲とすることで、粘着テープの好適な防水性を実現できる。前記アクリル酸の含有量の下限としては、防水性に優れた粘着テープを得るうえで0質量%以上であることが好ましく、前記防水性に優れ、かつ、接着力等の粘着物性に優れた粘着テープを得るうえで、0.1質量%以上であることがより好ましい。
本発明に使用するアクリル共重合体の重量平均分子量は50〜120万が好適であり、より好ましくは60〜100万である。当該範囲内とすることで、高い凝集力を保持したまま、中芯である不織布への含浸性が確保できるため、再剥離性が発現できる。前記重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)による標準ポリスチレン換算である。測定条件として、カラムはTSKgel GMHXL[東ソー製]を用い、カラム温度は40℃、溶離液はテトラヒドロフラン、流量は1.0mL/分とし、標準ポリスチレンはTSK標準ポリスチレンを用いた。
(粘着付与樹脂の種類)
本発明に使用する粘着付与樹脂としては、水分散型の粘着剤組成物に使用する観点から、エマルジョン型の粘着付与樹脂を好ましく使用できる。当該エマルジョン型の粘着付与樹脂としては、ロジン系、ロジンエステル系、変性ロジンエステル系、重合ロジン系、重合ロジンエステル系、ロジンフェノール系、安定化ロジンエステル系、不均化ロジンエステル系、テルペン系、テルペンフェノール系、石油樹脂系等が例示できる。
粘着剤層の凝集力を向上させる目的で、架橋剤を使用できる。架橋剤としては、公知のイソシアネート、エポキシ化合物、アジリジン化合物、多価金属塩、金属キレート、ケト・ヒドラジド化合物、オキサゾリン化合物、シラン化合物、グリシジル(アルコキシ)エポキシシラン化合物が使用できる。その中でも、重合終了後に添加し、架橋反応を進行させるタイプの架橋剤が好ましくい。例えば、イソシアネート系架橋剤や、エポキシ化合物、グリシジル(アルコキシ)エポキシシラン化合物等が挙げられる。具体的には、エポキシ化合物では、デナコール EX−832[ナガセ化成工業(株)製]、デナコール EX−841[ナガセ化成工業(株)製]、テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]、テトラッドX[三菱瓦斯化学(株)製]等が挙げられ、グリシジル(アルコキシ)エポキシシラン化合物では、2−(3,4−エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシラン[KBM−303;信越シリコーン(株)製]、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン[KBM−403;信越シリコーン(株)製]、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン[KBE−402;信越シリコーン(株)製]、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン[KBE−403;信越シリコーン(株)製]等が挙げられる。
また、添加剤として、必要に応じて本発明の所望の効果を阻害しない範囲で、可塑剤、軟化剤、酸化防止剤、ガラスやプラスチック製の繊維・バルーン・ビーズ・金属粉末等の充填剤、顔料・染料等の着色剤、pH調整剤、皮膜形成補助剤、レベリング剤、増粘剤、撥水剤、消泡剤等の公知のものを粘着剤組成物に任意で添加することができる。
また、本発明における水分散型アクリル系粘着剤組成物は、エマルジョン型の粘着剤を得る乳化重合法により製造できる。乳化重合においては、重合安定性を確保するため、陰イオン性や非イオン性の乳化剤、その他の分散安定剤が適量用いられる。特に乳化剤は制限されず、公知の乳化剤を用いることができる。陰イオン性乳化剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウム等が挙げられ、非イオン性乳化剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等が挙げられる。
本発明に使用する水分散型アクリル系粘着剤組成物において使用する水性媒体は、水の単独使用でもよく、あるいは水と水溶性溶剤の混合溶剤を用いてもよい。本発明で使用可能な前記の「水と水溶性溶剤の混合溶剤」とは、実質的に水を主体とした水溶性溶剤との混合溶剤であり、混合溶剤の全量に対して、水溶性溶剤の含有率が好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは5質量%である。前記水溶性溶剤とは、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、エチルカルビトール、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のアルコール類、あるいはN−メチルピロリドン等の極性溶剤が挙げられ、これらは単独で使用してもよく、2種類以上を併用してもよい。
乳化重合に際し用いられる重合開始剤は限定されず、公知の重合開始剤を用いることができる。具体的に、2,2’,−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)二硫酸塩、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス[N−(2−アルボキシエチル)−2−メチルプロピオンアミジン]水和物、2,2’−アゾビス(N,N’−ジメチレンイソブチルアミジン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]二塩酸塩等のアゾ系開始剤、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩系開始剤、ベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、過酸化水素等の過酸化物系開始剤、芳香族カルボニル化合物等のカルボニル系開始剤、過硫酸塩と亜硫酸水素ナトリウムとの組合せ、過酸化物とアスコルビン酸ナトリウムとの組合せ等のレドックス系開始剤などが挙げられる。
また、本発明に使用する水分散型アクリル系粘着剤組成物の固形分濃度は、特に制限されるものではないが、製造時のコストや輸送コストという観点、及び、乾燥して使用する際の乾燥性に優れるという観点から、固形分濃度が40〜70重量%であることが好ましい。
また、本発明に使用する水分散型アクリル系粘着剤組成物の平均粒子径は特に制限されるものではないが、50〜1000nmの範囲が好ましい。ここでの粒子の平均粒子径とは、エマルジョン粒子の体積基準での50%メジアン径をいい、数値は動的光散乱法により測定して得られる値に基づくものである。
本発明の粘着テープは、前記発泡体基材と上記粘着剤組成物からなる粘着剤層とを有する構成により、人体や環境への悪影響が少ない水分散型のアクリル系粘着剤組成物を使用しながらも、被着体との好適な密着性を示し、密着隙間からの水の侵入を効果的に防止できる。
本発明の粘着テープにおける粘着剤層は、上記エマルジョン型粘着剤から溶媒を除去して得られる層である。粘着剤層の好ましい厚さは、使用する態様によって適宜調整すればよいが、10〜200μmである。電子機器の部品固定用、特に小型、薄型の携帯電子機器の場合には、薄いテープ厚さが求められるため、10〜100μmがより好ましい。また、粘着剤層のゲル分率は、前記の通り15〜75質量%であることが好ましく、より好ましくは20〜60質量%、更に好ましくは25〜50質量%、特に好ましくは30〜45質量%の範囲であれば、接着性能、耐衝撃性及び防水性が良好となり好ましい。
発泡体基材に粘着剤層を形成するには、粘着剤溶液をロールコーターやダイコーター等で直接発泡体基材に塗布する方法や、セパレーター上にいったん粘着剤層を形成後、発泡体基材に転写する方法を用いる。好ましくは、転写する方法である。
本発明の粘着テープは、被着体との好適な密着性を示し、密着隙間からの水の侵入を効果的に防止でき、優れた防水機能を有する。このため、薄型化が進み、筐体内での容積制限が厳しく、別途の水封止手段を設けることが困難な携帯電子機器等においても効果的に防水機能を付与できる。具体的な使用態様としては、例えば、電子手帳、携帯電話、PHS、カメラ、音楽プレーヤー、タブレット型パソコンやノートパソコン、ゲーム機等の携帯電子機器において、情報表示部の保護パネルと筐体との貼り合わせ、筐体同士の貼り合わせ、筐体と装飾用シートとの貼り合わせ、その他各種部材やモジュールの固定等に好適に使用できる。
日機装(株)製マイクロトラックUPA型粒度分布測定装置にて測定した平均粒子径(体積基準での50%メジアン径)の値を求めた。
作製した粘着テープを50mm角に切り取り、これを試料とした。次に、予め上記試料のトルエン浸漬前の重量(G1)を測定しておき、トルエン溶液中に常温で24時間浸漬した後の試料のトルエン不溶解分を300メッシュ金網で濾過することにより分離し、110℃で1時間乾燥した後の残渣の重量(G2)を測定し、以下の式に従ってゲル分率を求めた。
ゲル分率(質量%)=(G2/G1)×100
1)作製した粘着テープを、外形65mm×45mm、幅2mmの額縁状に切り抜き、厚さ2mm、外形65mm×45mmのアクリル板に貼付した。(図1)。
2)次に、もう一枚の厚さ2mm、外形65mm×45mmのアクリル板の中央部に、厚さ30μm、幅5mm長さ45cmのポリエチレンテレフタレート基材の粘着テープ2枚を、縦方向に1cm間隔で平行に貼付して、段差付きのアクリル板を作成した(図2)。
3)23℃下で段差つきアクリル板の粘着テープ部分に両面粘着テープつきアクリル板をのせた後、端部から2kgローラーで1往復加圧した(図3)。
4)試験片を、23℃の水道水にて水深1mに30分静置(JISC0920のIPX7準拠)した後に、額縁内への浸水の有無を評価した。
試料の数を5つとし、以下の基準で評価した。
◎:すべての試料において、浸水が無かった。
○:3つ以上の試料において、浸水が無かった。
△:3つ以上の試料において、浸水が有った。
×:すべての試料において、浸水が有った。
23℃環境下で、アクリル樹脂板(長さ50mm、幅50mm、厚さ2mm)に、作製した粘着テープ(長さ5mm、幅40mm)を2か所貼り付けたのち、ABS樹脂板(長さ150mm、幅100mm、厚さ2mm)を貼り合わせ、2kgローラーで1往復加圧した後、23℃環境下で1時間静置し、これを試料とした。デュポン衝撃試験機(テスター産業株式会社製)の台座の上に、厚さ5mmのアルミ製の測定台(長さ150mm、幅100mm、高さ45mm)を設置し、その測定台上に試料を、アクリル樹脂板の面を下にして乗せた。直径25mm、質量300gのステンレス製の撃芯(先端径12.7mm)を、ABS樹脂板の面から高さ50cmの位置から10cm間隔で連続落下(1段階につき5回)させ、ABS樹脂板の中心部分に衝撃を加え、試験片にテープの剥がれや破壊が認められたときの高さを計測した。なお、100cmの距離においても、脱落剥離しなかった場合は、「100<」と表示した。
作製した粘着テープを25μmのPETフィルムで裏打ちし、長さ300mm、幅20mmのサイズに切断したのち、ステンレス板(SUS304鋼板)に貼付し、2kgローラーにて1往復の加圧圧着を行った後、23℃環境下で1時間静置し、これを試料とした。引張試験機(株式会社エーアンドデイ製、型式:RTM−100)にて、粘着テープをステンレス板から、180度方向に300mm/分の速さで引き剥がした際の粘着力を測定した。
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート237.5g、2−エチルヘキシルアクリレート237.5g、メチルメタクリレート15g、アクリル酸10g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
調製例1と同様にして調整した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(1)1000gに、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)を得た。
調製例1において使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121の添加量を、100gから300gに変更した以外は、調製例1と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(3)を調製した。
調製例1において使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121の添加量を、100gから500gに変更した以外は、調製例1と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(4)を調製した。
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート475g、メチルメタクリレート15g、アクリル酸10g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
調製例5と同様にして調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(2)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製;軟化点125℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(6)を得た。
調製例6で使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121の添加量を、100gから200gに変更した以外は、調製例6と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(7)を調製した。
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、2−エチルヘキシルアクリレート475g、メチルメタクリレート15g、アクリル酸10g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
調製例8と同様にして調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(3)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製;軟化点125℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(9)を得た。
調製例8で使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121の添加量を、100gから200gに変更した以外は、調製例8と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(10)を調製した。
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート234g、2−エチルヘキシルアクリレート234g、メチルメタクリレート15g、N−ビニルピロリドン7g、アクリル酸10g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
調製例11で調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(4)1000gに、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(12)を得た。
調製例11で使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121 100gを、石油樹脂系粘着付与樹脂エマルジョンAM−1000−NT[荒川化学工業(株)製;軟化点100℃、固形分率50質量%]100gに変更した以外は、調製例11と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(13)を調製した。
調製例11で使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121 100gを、石油樹脂系粘着付与樹脂エマルジョンAP−1100−NT[荒川化学工業(株)製;軟化点120℃、固形分率50質量%]100gに変更した以外は、調製例11と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(14)を調製した。
調製例11で使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121 100gを、エマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−100H[荒川化学工業(株)製;軟化点100℃、固形分率50質量%]100gに変更した以外は、調製例11と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(15)を調製した。
調製例11で使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121 100gを、エマルジョン型ロジンフェノール系粘着付与樹脂タマノルE−200NT[荒川化学工業(株)製;軟化点140℃、固形分率53質量%]94.34gに変更した以外は、調製例11と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(16)を調製した。
調製例11で使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121 100gを、エマルジョン型重合ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルE−865−NT[荒川化学工業(株)製;軟化点160℃、固形分率50質量%]100gに変更した以外は、調製例11と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(17)を調製した。
調製例11で調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(4)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンフェノール系粘着付与樹脂タマノルE−200−NT[荒川化学工業(株)製;軟化点140℃、固形分率53質量%]94.34gとエマルジョン型重合ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルE−865−NT[荒川化学工業(株)製;軟化点160℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(18)を得た。
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート227g、2−エチルヘキシルアクリレート227g、メチルメタクリレート25g、N−ビニルピロリドン7g、アクリル酸2g、メタクリル酸12g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート227g、2−エチルヘキシルアクリレート227g、メチルメタクリレート25g、N−ビニルピロリドン7g、アクリル酸4g、メタクリル酸10g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート235g、2−エチルヘキシルアクリレート235g、メチルメタクリレート15g、アクリル酸10g、4−ヒドロキシブチルアクリレート5g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート235g、2−エチルヘキシルアクリレート235g、メチルメタクリレート15g、アクリル酸15g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液622.7gを得た。
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート467.5g、メチルメタクリレート15g、アクリル酸17.5g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート236.5g、2−エチルヘキシルアクリレート236.5g、メチルメタクリレート15g、メタクリル酸12g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、2−エチルヘキシルアクリレート473g、メチルメタクリレート15g、メタクリル酸12g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
容器に脱イオン水75gと界面活性剤アクアロンKH−1025[第一工業製薬(株)製;有効成分25質量%]20gと界面活性剤ラテムルPD−104[花王(株)製;有効成分20質量%]37.5gを入れ、均一に溶解した。そこに、n−ブチルアクリレート462.5g、メチルメタクリレート15g、アクリル酸22.5g、連鎖移動剤ラウリルメルカプタン0.2gを加えて乳化し、乳化液632.7gを得た。
比較調製例1で調製した水分散型アクリル系共重合体の水分散液(H1)1000gに、粘着付与樹脂としてエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121[荒川化学工業(株)製;軟化点125℃、固形分率50質量%]100g、レベリング剤としてサーフィノールPSA−336[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5g、消泡剤としてサーフィノールDF−110D[エアー・プロダクツ・ジャパン(株)製]2.5gを添加した。均一に撹拌した後、架橋剤としてエポキシ化合物テトラッドC[三菱瓦斯化学(株)製]の10質量%エタノール溶液を2g配合し、1時間撹拌した。これを200メッシュ金網で濾過し、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H2)を得た。
比較調製例1で使用したエマルジョン型ロジンエステル系粘着付与樹脂スーパーエステルNS−121の添加量を、100gから300gに変更した以外は、比較例3と同様の方法で、水分散型アクリル系粘着剤組成物(H3)を調製した。
調製例1で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が42.9質量%であった。
実施例1において使用したポリエチレン系黒色発泡体(1)を、ポリエチレン系黒色発泡体(2)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度270kPa、厚み100μm、密度0.5g/cm3、流れ方向の平均気泡径94μm、幅方向の平均気泡径369μm、厚さ方向の平均気泡径31μm]に変更した以外は、実施例1と同様の方法で、両面粘着テープを調製した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が42.9質量%であった。
実施例1において使用したポリエチレン系黒色発泡体(1)を、ポリエチレン系黒色発泡体(3)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度346kPa、厚み170μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径90μm、幅方向の平均気泡径100μm、厚さ方向の平均気泡径21μm]に変更した以外は、実施例1と同様の方法で、両面粘着テープを調製した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が42.9質量%であった。
調製例2で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(2)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が43.5質量%であった。
調製例3で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(3)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が42.4質量%であった。
調製例4で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(4)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が41.3質量%であった。
調製例5で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(5)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が36.4質量%であった。
調製例6で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(6)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が34.9質量%であった。
調製例7で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(7)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が33.6質量%であった。
調製例8で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(8)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が36.9質量%であった。
調製例9で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(9)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が35.5質量%であった。
調製例10で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(10)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が32.3質量%であった。
調製例11で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(11)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が42.1質量%であった。
調製例12で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(12)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が42.9質量%であった。
調製例13で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(13)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が40.1質量%であった。
調製例14で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(14)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が46.2質量%であった。
調製例15で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(15)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が41.4質量%であった。
調製例16で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(16)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が44.0質量%であった。
調製例17で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(17)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が43.9質量%であった。
調製例18で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(18)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が41.4質量%であった。
調製例19で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(19)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が34.6質量%であった。
調製例20で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(20)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が35.0質量%であった。
調製例21で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(21)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が39.2質量%であった。
調製例22で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(22)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が44.3質量%であった。
調製例23で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(23)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が45.5質量%であった。
中芯基材となるポリエチレン系発泡体(1)を、ポリエチレン系黒色発泡体(4)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度70kPa、厚み100μm、密度0.33g/cm3、流れ方向の平均気泡径189μm、幅方向の平均気泡径189μm、厚さ方向の平均気泡径27μm]に変更した以外は、実施例1と同様の方法で、両面粘着テープを調製した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が42.9質量%であった。
調製例1で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(1)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが35μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が42.9質量%であった。
調製例24で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(24)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が30.8質量%であった。
調製例25で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(25)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が42.9質量%であった。
実施例1において使用したポリエチレン系黒色発泡体(1)を、ポリエチレン系黒色発泡体(H1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度450kPa、厚み200μm、密度0.45g/cm3、流れ方向の平均気泡径80μm、幅方向の平均気泡径87μm、厚さ方向の平均気泡径27μm]に変更した以外は、実施例1と同様の方法で、両面粘着テープを調製した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が42.9質量%であった。
比較調製例1で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(H1)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が46.2質量%であった。
比較調製例2で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(H2)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が42.8質量%であった。
比較調製例3で調製した水分散型アクリル系粘着剤組成物(H3)を、剥離処理した厚さ75μmのポリエステルフィルム上に、乾燥後の厚さが25μmになるように塗工して、100℃で5分間乾燥し粘着シートを得た。次に、ポリエチレン系黒色発泡体(1)[積水化学工業(株)製;25%圧縮強度130kPa、厚み140μm、密度0.4g/cm3、流れ方向の平均気泡径147μm、幅方向の平均気泡径174μm、厚さ方向の平均気泡径33μm]の表面をコロナ処理でぬれ指数52mN/mとし、中芯基材を得た。前記で得られた粘着シートを中芯基材の両面に転写し、両面粘着テープを得た。尚、該両面粘着テープは40℃3日エージング後に、試験に使用した。得られた両面粘着テープは、40℃3日エージング後のゲル分率が38.9質量%であった。
2、3 アクリル板
4 段差形成用片面テープ
Claims (5)
- 発泡体基材と粘着剤層とを有する粘着テープであって、
前記発泡体基材の25%圧縮強度が400kPa以下であり、
前記粘着剤層が、アクリル系共重合体を含有する水分散型アクリル系粘着剤組成物からなり、前記アクリル系共重合体を構成するモノマー成分中のアクリル酸の含有量が4質量%以下であることを特徴とする粘着テープ。 - 前記アクリル系共重合体を構成するモノマー成分中のカルボキシル基含有モノマーの含有量が0.1〜10質量%である請求項1に記載の粘着テープ。
- 前記発泡体基材の25%圧縮強度が100〜350kPaである請求項1又は2に記載の粘着テープ。
- 前記水分散型アクリル系粘着剤組成物が粘着付与樹脂を含有し、水分散型アクリル系粘着剤組成物中のアクリル系共重合体100質量部に対する粘着付与樹脂の含有量が50質量部以下である請求項1〜3のいずれかに記載の粘着テープ。
- 前記アクリル系共重合体が、炭素数が4〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリレートを主たるモノマー成分とする請求項1〜4のいずれかに記載の粘着テープ。
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