JP2014184784A - ブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】円筒状の内周面11と、当該内周面11よりも径方向外側に位置し、内周面11の軸線に対し直交する一対の側面13,14とを有する外輪10と、外輪10の径方向内側に配置されたブレーキ力発生部材(ブレーキカム20)および出力側回転部材30とを備える。外輪10は、一対の側面13,14の一方が、ブレーキ装置を支持するための板金部材(取付板85)に溶接されている。
【選択図】図2
Description
まず、ブレーキ装置3の構成について説明する。
外輪10は、所定肉厚のリングからなり、内周面11と、円筒状の外周面12と、内周面11と外周面12を繋ぐ一対の側面13,14とを有している。一対の側面13,14は、内周面11よりも外輪10の径方向外側に位置し、内周面11の軸線に対し直交する平面となっている。なお、本明細書において、径方向および周方向は、外輪10を基準とする。
そのため、溶接ビード85Lの除去が不要であり、もしくは、溶接ビード85Lの出っ張りを考慮して他の部品を遠ざける必要がない。
さらに、スプリング81は、その全長に渡って内周面11と接しており、これにより、内周面11に安定して支持されて、ブレーキ装置3の安定した動作を実現している。また、スプリング81は、支持面としての端面24A,24Bとカム面23の延長面(本実施形態では、カム面23そのもの)とが交差する位置27よりも、径方向外側に配置されている。これにより、スプリング81は、出力側回転部材30から離れた位置に配置されるので、スプリング81と出力側回転部材30などの回転軸周辺の部品との干渉を抑制することができる。
図2に示すように、出力リング40は、外輪10および出力側回転部材30などの軸周りに回転可能であり、ラチェット装置2の回転出力をブレーキ装置3のブレーキカム20に係合して伝達する部材である。出力リング40は、金属板の板金加工により製造されており、薄板状の受圧リング部41と、受圧リング部41から出力側に向けて突出した複数の係合脚42とを備えて構成されている。受圧リング部41の内周面41Aは、円形断面を有している。
支持孔64は、出力側回転部材30の支持軸部33と嵌合し、出力側回転部材30を軸支する部分である。
円弧孔65は、操作入力部材50のレバー係合部52に対応して設けられ、レバー係合部52よりも広い角度範囲で円弧状に形成されている。これにより、円弧孔65は、レバー係合部52を受け入れるとともに、レバー係合部52が円弧孔65の中において所定角度範囲で移動することが可能となっている。
まず、ラチェット装置2の動作について説明する。
図5に示す中立位置において、ローラ72は、出力リング40の内周面41Aと操作入力部材50のカム面55の間に位置するが、これらの間には僅かな隙間があり、これらに挟持されてはいない。ローラ72は、リターンスプリング73により規制部71Bに押し付けられている。レバーLVの操作により操作入力部材50を時計回り方向に少し揺動させると、カム面55が時計回りに回動してローラ72に接し、内周面41Aとカム面55の間でローラ72が挟持される。これにより、操作入力部材50と出力リング40は一体に回転できるようになる。
そのため、図8に示すように、操作入力部材50を時計回りに回していけば、出力リング40と操作入力部材50とが一体になったまま、時計回りに回動する。すなわち、操作入力部材50を回動させた入力トルクが出力リング40に伝達される。
図10に示すように、入力側回転部材としての出力リング40から時計回りの回転トルク(入力トルク)が入力された場合、出力リング40の係合脚42が回転力入力面25に当接し、回転力入力面25を押すことで、ブレーキカム20が時計回りに回転し始める。そして、各ブレーキカム20は、各カム面23が出力側回転部材30の当接部36Bに当接して、出力側回転部材30に時計回りの回転力を与える(矢印参照)。これにより、出力リング40を時計回りに回転させると、出力リング40、ブレーキカム20および出力側回転部材30が一体となって時計回りに回転する。
ブレーキ装置3において、スプリング81は、ブレーキカム20同士を離間させるように付勢するので、ブレーキカム20と外輪10の遊びが解消され、ブレーキカム20の配置のバランスがくずれにくい。これにより、ブレーキカム20と外輪10の内周面11との密着性が向上することで、ブレーキカム20と内周面11との間で効率的に摩擦力を発生し、効率的にブレーキ力を発生することができる。このため、ブレーキ装置3によれば、ブレーキ力を効率良く発生してブレーキ装置3の小型化・軽量化を図ることができる。さらに、ブレーキ装置3では、ブレーキカム20が3つ設けられることで、ブレーキカム20に回転トルクを与えたときに、ブレーキカム20のカム面23が、3方向から出力側回転部材30を掴むので、出力側回転部材30の軸心が安定し、安定した動作を行わせることができる。
例えば、図12に示すように、スプリング81は、隣接するブレーキカム20の2つのカム面23の一方を第1支持面とし、他方を第2支持面として利用してもよい。この場合、隣接するカム面23は、径方向内側に行くほど互いに離れているので、スプリング81の付勢力によりスプリング81自身が径方向内側に移動し、出力側回転部材30に接触して安定する。すなわち、スプリング81は、2つのカム面23と出力側回転部材30の3箇所で囲まれるようにして支持され、その位置を安定させることができる。この場合にも、ブレーキカム20にスプリング81を支持するための突起などを設ける必要が無く、簡単な構成とすることができる。
また、外輪10とカバー部材60の溶接は断続的ではあるが、規制部71Bと嵌合穴66が嵌合している部分は、径方向で見て、カバー部材60と外輪10とを溶接した部分である溶接ビード60Lと重なっている。これにより、規制部71Bと嵌合穴66が嵌合している部分と溶接ビード60Lとを近づけて、規制部材71の支持剛性を向上させている。
前記実施形態において、付勢部材の一例としてスプリング81はコイルバネにより構成されていたが、板バネやスポンジ状の部材であってもよい。また、各ブレーキカム20の間に付勢部材を設ける場合に、それらを一体に繋いで、一部品として構成することもできる。
2 ラチェット装置
3 ブレーキ装置
10 外輪
11 内周面
12 外周面
13 側面
14 側面
20 ブレーキカム
20A 本体部
20B 突出部
21 ブレーキ面
23 カム面
24(24A,24B) 端面
25 回転力入力面
30 出力側回転部材
31 作用部
31A 外周面
34 対向面
35 出力ギヤ
36A 当接部
36B 当接部
40 出力リング
41 受圧リング部
41A 内周面
42 係合脚
50 操作入力部材
51 カム板部
52 レバー係合部
55 カム面
60 カバー部材
60L 溶接ビード
61 側壁部
63 フランジ
66 嵌合穴
71 規制部材
71A 側壁部
71B 規制部
72 ローラ
73 リターンスプリング
81 スプリング
82 フリクションリング
82A リング部
82B 摩擦発生アーム
85 取付板
85L 溶接ビード
90 サイドフレーム
100 ハウジング
S 車両用シート
Claims (11)
- 円筒状の内周面と、当該内周面よりも径方向外側に位置し、前記内周面の軸線に対し直交する一対の側面とを有する外輪と、
前記外輪の径方向内側に配置されたブレーキ力発生部材および出力側回転部材とを備え、前記内周面と前記ブレーキ力発生部材との間で働く摩擦力により、前記出力側回転部材に回転トルクを与えても、少なくとも一方の回転方向については、前記ブレーキ力発生部材が回転しないように構成されたブレーキ装置であって、
前記外輪は、前記一対の側面の一方が、前記ブレーキ装置を支持するための板金部材に溶接されていることを特徴とするブレーキ装置。 - 前記側面と前記板金部材とは、レーザ溶接されていることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ装置。
- 前記側面と前記板金部材とは、環状の前記側面の全周に渡って連続して溶接されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブレーキ装置。
- 前記側面と前記板金部材とは、環状の前記側面において断続的に溶接されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブレーキ装置。
- 前記側面と前記板金部材とは、環状の前記側面における最外周部分に沿って溶接されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のブレーキ装置。
- 前記側面と前記板金部材とは、前記板金部材の前記外輪が配置された側において溶接されていることを特徴とする請求項5に記載のブレーキ装置。
- 前記外輪は、前記板金部材に溶接されていない他方の側面が、内周および外周の縁に、成形時に形成されたダレ形状を有し、前記板金部材に溶接されている前記一方の側面が前記ダレ形状を有しないことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のブレーキ装置。
- 前記外輪は、前記一対の側面の他方が、カバー部材と溶接されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のブレーキ装置。
- 前記ブレーキ力発生部材は、前記外輪の前記内周面と、前記板金部材の両方に対して摺動可能に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のブレーキ装置。
- 前記板金部材は、乗物用シートの着座部フレームにおけるサイドフレームであることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のブレーキ装置。
- 前記板金部材は、他の部材にブレーキ装置を取り付けるための取付部が設けられた取付板であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のブレーキ装置。
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