JP2014184681A - 記録媒体 - Google Patents

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斉 永島
Hiroshi Asakawa
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Abstract

【課題】得られる画像の光沢性が高く、かつ、光沢ムラおよび写像性ムラが抑制された記録媒体を得ること。
【解決手段】基材とインク受容層とを有する記録媒体であって、インク受容層の表面の60度鏡面光沢度が60%以上であり、インク受容層の表面の幅2.0mmの光学くしを使用した時の60度写像性が35%以下であり、インク受容層の表面のJIS B 0601:2001で規定される中心線平均粗さ(Ra)が0.5μm以上0.8μm以下であることを特徴とする記録媒体。
【選択図】なし

Description

本発明は、記録媒体に関する。
近年、インクジェット技術の革新的な進歩により、インクジェット記録より出力される画像は高品位化しており、銀塩写真に匹敵する高画質の画像出力が可能となっている。そのため、インクジェット記録方式は、高速、低騒音、高画質などの特徴と相俟って、フルカラー画像の記録分野において広く普及している。また、最近では顔料インクを搭載したプリンタの登場により、アート分野にも急速に普及しつつあり、これに対応してアート紙、キャンバス紙、和紙などさまざまな面感を有する記録媒体が市販されはじめている。
しかしながら、顔料インクを搭載したプリンタは光沢紙のような写真用紙に印字した場合、白紙の光沢と印字部の光沢の違いによって光沢ムラが発生するなどの課題がある。この光沢ムラは顔料インク種やインク打ち込み量にも関係し、例えば低濃度部分では顔料インクがメディア表面に平滑に存在するため、顔料インクの有する光沢性のために高光沢となってしまう。また、高濃度部分では顔料インクのドットが重なり合い表面が凹凸となるため光沢性は低下する。
上記課題を解決するために、特許文献1、2に記載の記録媒体では表面の光沢度を落とすことにより鮮明性を低くしている。特許文献3に記載の記録媒体では表面に凹凸をつけることで、鮮鋭性を落としている。特許文献4に記載の記録媒体では光沢性を落とし、また写像性も落とすことにより、鮮明度と鮮鋭性を共に低くしている。また、上記特許文献5に記載の記録媒体では表面に高屈折率を有する材料を用いて、高光沢性の表面を作ることにより顔料インク印字部の光沢度差を無くし、高鮮明性を達成している。
特開2001−341409号公報 特開2001−347753号公報 特開2004−91629号公報 特開2002−321448号公報 特開2005−219224号公報
上記の特許文献1〜4においては、表面を凹凸にして光沢差を目立たなくする方法が用いられている。しかしながら表面を凹凸にして光沢性を落とした結果、光沢性自体が低くなっていた。また、上記の特許文献5においては、顔料インクを多く打ち込む高濃度部位でドットの重なりより凹凸が出来てしまい。写像性(鮮鋭性)において均一性にかける。
したがって、本発明の目的は、得られる画像の光沢性が高く、かつ、光沢ムラおよび写像性ムラが抑制される記録媒体を提供することにある。
本発明の上記目的は下記手段により達成される。即ち、基材と、インク受容層と、を有する記録媒体であって、
前記インク受容層の表面の60度鏡面光沢度が60%以上であり、
前記インク受容層の表面の幅2.0mmの光学くしを使用した時の60度写像性が35%以下であり、
前記インク受容層の表面のJIS B 0601:2001で規定される中心線平均粗さ(Ra)が0.5μm以上0.8μm以下であることを特徴とする記録媒体に関する。
得られる画像の光沢性が高く、かつ、光沢ムラおよび写像性ムラが抑制された記録媒体を得ることが可能となる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明者らは上記課題に対して、得られる画像の光沢性が高く、かつ、光沢ムラおよび写像性ムラが抑制されるような記録媒体を得るための構成について検討した。その結果、印字前の記録媒体のインク受容層表面を高光沢(高鮮明性)且つ低写像性(鮮鋭性)にすることが重要であるとの結論に至った。しかしながら本来、低写像性(鮮鋭性)にすると言う事は光沢も落ちていくことになり相反する技術である。そこで本発明者らは鋭意検討した結果、本発明の構成を採用することによって高光沢(高鮮明性)且つ低写像性(鮮鋭性)という、相反する性質を両立させることができることを見出し本発明に至った。
通常、写像性を落とす場合には表面に凹凸をつける必要があり、凹凸が増えれば表面による光の散乱が増え光沢は落ちていく方向にある。それを表面粗さRaを0.5μm以上0.8μm以下にすれば、その平滑な面性の中で写像性として35%以下になるようにインク受容層表面を微細な凹凸に抑えることで、高光沢を保ちつつ低写像性にすることが可能であることを見出した。本発明の記録媒体の一実施形態では、低写像性と高光沢性を両立させるために、以下のような構成を有する。
(60度鏡面光沢度)
本実施形態の記録媒体のインク受容層における光沢度について説明をする。本実施形態の印字前のインク受容層表面の60度鏡面光沢度は60%以上である。この範囲することにより、顔料インクで印字した際の未印字部と印字部の光沢度のムラを抑えることが可能である。
(60度写像性)
本実施形態の記録媒体の写像性について説明をする。本実施形態の印字前のインク受容層の幅2.0mmの光学くしを使用した時の60度写像性が35%以下である。この範囲することにより、顔料インクで印字した際の印字部は白紙の凹凸により一定の写像性となり写像性にムラが生じることが無い。
(中心線表面粗さ)
次に、本実施形態の記録媒体の印字前のインク受容層における表面粗さについて説明をする。本実施形態では、光沢度は高く、写像性は低くすると言った通常の光沢特性からすると相反する技術を必要とする。しかしながら、インク受容層表面のJIS B 0601:2001で規定される中心線平均粗さ(Ra)を0.5μm以上0.8μm以下にすれば、その両立が可能であることを見出した。これは通常表面を凹凸にすれば光沢としては落ちていく所を表面粗さとしては0.8μm以下の平滑な面性を有し、その平滑な面性の中で写像性として35%以下になるように微細な荒れであれば、高光沢が可能であることを見出した。また、Raを0.5μm未満としてより平滑にしてしまうと、写像性を35%以下にすることが困難になる。
[記録媒体]
本実施形態の記録媒体は、基材とインク受容層とを有する。本実施形態においては、インクジェット記録方法に用いるインクジェット用記録媒体であることが好ましい。以下、本実施形態の記録媒体を構成する各成分について、それぞれ説明する。
<基材>
基材としては、基紙のみから構成されるものや、基紙と樹脂層を有するもの、即ち、基紙が樹脂で被覆されているものが挙げられる。本実施形態においては、基紙と樹脂層を有する基材を用いることが好ましい。これは、基紙が樹脂によって被覆されることで、基材にインク中の水分が浸透しにくく、コックリングが抑制されるためである。尚、樹脂層は、基紙の片面のみに設けられていてもよいが、両面に設けられていることが好ましい。また、基材のインク受容層側の面が、樹脂によって被覆されていることが好ましい。
基紙は、木材パルプを主原料とし、必要に応じてポリプロピレンなどの合成パルプや、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維を加えて抄紙される。木材パルプとしては広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、広葉樹晒サルファイトパルプ(LBSP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)、広葉樹溶解パルプ(LDP)、針葉樹溶解パルプ(NDP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)などが挙げられる。これらは、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。木材パルプの中でも短繊維成分の多いLBKP、NBSP、LBSP、NDP、LDPを用いることが好ましい。パルプとしては、不純物の少ない化学パルプ(硫酸塩パルプや亜硫酸塩パルプ)が好ましい。また、漂白処理を行って白色度を向上させたパルプも好ましい。紙基材中には、サイズ剤、白色顔料、紙力増強剤、蛍光増白剤、水分保持剤、分散剤、柔軟化剤などを適宜添加してもよい。
紙基材の坪量は50g/m2以上250g/m2以下が好ましく、更には、70g/m2以上200g/m2以下がより好ましい。紙基材の厚さは50μm以上210μm以下が好ましい。紙基材は抄紙段階や抄紙後にカレンダー処理して平滑性を高めてもよい。JIS P 8118で規定される紙密度は0.7g/cm3以上1.2g/cm3以下であることが好ましい。また、JIS P 8143で規定される原紙剛度は、20g以上200g以下であることが好ましい。JIS P 8113で規定される紙基材のpHは、5以上9以下であることが好ましい。
基材が樹脂層を有する場合は、樹脂層の膜厚は、10μm以上40μm以下であることが好ましい。更には、20μm以上40μm以下であることがより好ましい。20μm以上とすることで、様々な面質の記録媒体を得るために、凹凸を有するロールで押し付ける際に、必要な凹凸を効果的に得ることができる。尚、樹脂層の膜厚は、以下の方法で算出する。まず、記録媒体の断面をマイクロトームで切り出し、その断面を走査型電子顕微鏡で観察する。そして、樹脂層の任意の100点以上の膜厚を測定し、その平均値を樹脂層の膜厚とする。尚、本実施形態におけるその他の層の膜厚も同様の方法で算出するものとする。
また、樹脂層に用いられる樹脂としては、熱可塑性樹脂が好ましい。熱可塑性樹脂としては、アクリル樹脂、アクリルシリコーン樹脂、ポリオレフィン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体などが挙げられる。これらの中でも、ポリオレフィン樹脂を用いることが好ましい。ポリオレフィン樹脂とは、モノマーとしてオレフィンを用いた重合体を意味する。具体的には、エチレン、プロピレン、イソブチレンなどの単重合体や共重合体が挙げられる。ポリオレフィン樹脂は、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、ポリエチレンを用いることが好ましい。ポリエチレンとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)や高密度ポリエチレン(HDPE)を用いることが好ましい。樹脂層は、不透明度や白色度や色相を調整するために、白色顔料や蛍光増白剤や群青などを含有してもよい。中でも、不透明度を向上することができるため、白色顔料を含有することが好ましい。白色顔料としては、ルチル型又はアナターゼ型の酸化チタンが挙げられる。
基材のJIS B 0601:2001で規定される算術平均粗さが1.2μm以上3.5μm以下であることが好ましい。基材の算術平均粗さが1.2μm以上3.5μm以下と大きいことで、インク受容層の厚さにムラが生じるため、収縮応力の歪みによって開口部が形成されやすい。
このとき、ポリオレフィン樹脂で被覆された基材の表面に押し付けるロールの形状は、形成するインク受容層の厚さなどに応じて選択する。すなわち、最終的に得られる記録媒体の表面の算術平均粗さが0.8μm以上となるように、適切なものを選択すればよい。具体的には、インク受容層が薄い場合には、ポリオレフィン樹脂で被覆された基材の表面の凹凸形状が記録媒体表面に反映されやすくなる。このため、ポリオレフィン樹脂で被覆された基材の表面の算術平均粗さが0.8μm以上となるようなロールで押し付ければよい。一方、インク受容層が厚い場合には、ポリオレフィン樹脂で被覆された基材の表面の凹凸形状が記録媒体表面に反映されにくいため、より凹凸が大きいロールで押し付ければよい。より具体的には、インク受容層の膜厚が、20μm以上50μm以下の場合には、算術平均粗さが1μm以上であるロールで押し付けることが好ましい。
<インク受容層>
インク受容層は基材の少なくとも一方の面に形成される。インク受容層は基材の両面に形成されてもよい。以下、インク受容層に含有することができる材料について、それぞれ説明する。
(無機粒子)
インク受容層は無機粒子を含有することが好ましい。無機粒子としては、平均一次粒子径が、1nm以上であることが好ましい。また、平均一次粒子径が1μm未満であることが好ましく、30nm以下であることがより好ましい。更には、平均一次粒子径が3nm以上10nm以下であることが好ましい。無機粒子の平均一次粒子径は、電子顕微鏡によって観察したときの無機粒子の一次粒子の投影面積と等しい面積を有する円の直径の数平均粒子径である。このとき、少なくとも100点以上で測定を行うことにより平均一次粒子径を決定する。
インク受容層中に占める、無機粒子の含有量(質量%)は、50質量%以上98質量%以下であることが好ましく、更には、70質量%以上96質量%以下であることがより好ましい。
インク受容層を形成する際に塗布する無機粒子の塗工量(g/m2)は、8g/m2以上45g/m2以下であることが好ましい。上記範囲とすることで、好ましいインク受容層の膜厚となりやすい。
インク受容層に用いる無機粒子としては、例えば、アルミナ水和物、アルミナ、シリカ、コロイダルシリカ、二酸化チタン、ゼオライト、カオリン、タルク、ハイドロタルサイト、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、酸化ジルコニウム、水酸化ジルコニウムなどが挙げられる。これらの無機粒子は、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。上記無機粒子の中でも、インクの吸収性が高い多孔質構造を形成することができるアルミナ水和物、アルミナ、シリカを用いることが好ましい。
インク受容層に用いるアルミナ水和物は、
一般式(X):Al23-n(OH)2n・mH2
(一般式(X)中、nは0、1、2、又は3であり、mは0以上10以下、好ましくは0以上5以下である。ただし、mとnは同時に0にはならない。)
により表されるものを好適に用いることができる。尚、mH2Oは、多くの場合、結晶格子の形成に関与しない脱離可能な水相を表すものであるため、mは整数でなくてもよい。また、アルミナ水和物を加熱するとmは0となり得る。
アルミナ水和物は、公知の方法で製造することができる。具体的には、アルミニウムアルコキシドを加水分解する方法、アルミン酸ナトリウムを加水分解する方法、アルミン酸ナトリウムの水溶液に、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウムの水溶液を加えて中和する方法などが挙げられる。
アルミナ水和物の結晶構造としては、熱処理する温度に応じて、非晶質、キブサイト型、ベーマイト型が知られており、これらのうち何れの結晶構造のものも使用可能である。これらの中でも、X線回折法による分析でベーマイト型又は非晶質を示すものが好ましい。具体例としては、下記のアルミナ水和物を挙げることができる。
特開平7−232473号公報、特開平8−132731号公報、特開平9−66664号公報、特開平9−76628号公報などに記載されたアルミナ水和物、
市販品として、Disperal HP14(サソール製)及びDisperal HP18(サソール製)など。
これらのアルミナ水和物は、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
また、アルミナ水和物のBET法で求められる比表面積は100m2/g以上200m2/g以下であることが好ましく、125m2/g以上175m2/g以下であることがより好ましい。ここでBET法とは、試料表面に大きさの分かっている分子やイオンを吸着させて、その吸着量から、試料の比表面積を測定する方法である。本実施形態においては、試料に吸着させる気体として、窒素ガスを用いる。
インク受容層に用いるアルミナとしては、γ−アルミナ、α−アルミナ、δ−アルミナ、θ−アルミナ、χ−アルミナなどを挙げることができる。これらの中でも、画像の光学濃度やインク吸収性の観点から、γ−アルミナを用いることが好ましい。具体例としては、AEROXIDE Alu C(EVONIK製)などを挙げることができる。
アルミナ水和物及びアルミナは、水分散液としてインク受容層用塗工液に混合することが好ましく、その分散剤として酸を使用することが好ましい。酸としては、
一般式(Y):R−SO3
(一般式(Y)中、Rは水素原子、炭素数1以上3以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のアルケニル基の何れかを表す。Rは、オキソ基、ハロゲン原子、アルコキシ基、及びアシル基で置換されていてもよい。)
で表されるスルホン酸を用いることが、画像の滲みを抑制する効果が得られるため好ましい。
インク受容層に用いるシリカは、通常その製造法により湿式法と乾式法(気相法)に大別される。湿式法としては、ケイ酸塩の酸分解により活性シリカを生成し、これを適度に重合させ凝集沈降させて含水シリカを得る方法が知られている。一方、乾式法(気相法)としては、ハロゲン化珪素の高温気相加水分解による方法(火炎加水分解法)や、ケイ砂とコークスとを電気炉中でアークによって加熱還元気化し、これを空気で酸化する方法(アーク法)が知られている。この方法では、無水シリカを得ることができる。乾式法(気相法)により得られるシリカ(以下、「気相法シリカ」ともいう)を用いることが好ましい。これは、気相法シリカは、比表面積が特に大きいので、インクの吸収性が特に高く、また、屈折率が低いので、インク受容層に透明性を付与でき、良好な発色性が得られるためである。具体的に、気相法シリカとしては、アエロジル(日本アエロジル製)、レオロシールQSタイプ(トクヤマ製)などが挙げられる。
気相法シリカのBET法による比表面積は50m2/g以上400m2/g以下であることが好ましく、200m2/g以上350m2/g以下であることがより好ましい。
気相法シリカは、分散剤によって分散されている状態で、インク受容層用の塗工液に用いられることが好ましい。分散状態での気相法シリカの粒子径は、50nm以上300nm以下であることがより好ましい。尚、分散状態での気相法シリカの粒子径は、動的光散乱法により測定することができる。
アルミナ水和物、アルミナ、シリカは混合して使用してもよい。具体的には、アルミナ水和物、アルミナ、シリカから選択される少なくとも2種を、粉体状態で混合、分散して分散液とする方法が挙げられる。
(バインダー)
インク受容層は更にバインダーを含有することが好ましい。バインダーとしては、無機粒子を結着し、被膜を形成することができる材料を意味する。
バインダーとしては例えば、下記の材料を挙げることができる。
酸化澱粉、エーテル化澱粉、リン酸エステル化澱粉などの澱粉誘導体;
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体;
カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白及びポリビニルアルコール(PVA)並びにその誘導体;
各種重合体として、ポリビニルピロリドン、無水マレイン酸樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体などの共役重合体ラテックス;
アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの重合体などのアクリル系重合体ラテックス;
エチレン−酢酸ビニル共重合体などのビニル系重合体ラテックス;
上記の各種重合体のカルボキシル基などの官能基含有単量体による官能基変性重合体ラテックス;
カチオン基を用いて上記各種重合体をカチオン化したもの;
カチオン性界面活性剤を用いて上記各種重合体の表面をカチオン化したもの;
カチオン性ポリビニルアルコール下で上記各種重合体を重合し、重合体の表面にポリビニルアルコールを分布させたもの;
カチオン性コロイド粒子の懸濁分散液中で上記各種重合体の重合を行い、重合体の表面にカチオン性コロイド粒子を分布させたもの;
メラミン樹脂、尿素樹脂などの熱硬化合成樹脂などの水性バインダー;
ポリメチルメタクリレートなどのメタクリル酸エステルやアクリル酸エステルの重合体及び共重合体樹脂;
ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂などの合成樹脂系バインダー。
これらのバインダーは、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。上記したバインダーの中でも、ポリビニルアルコールやポリビニルアルコール誘導体を用いることが好ましい。ポリビニルアルコール誘導体としては、カチオン変性ポリビニルアルコール、アニオン変性ポリビニルアルコール、シラノール変性ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタールなどが挙げられる。
ポリビニルアルコールは、例えば、ポリ酢酸ビニルをけん化して合成することができる。ポリビニルアルコールのけん化度としては、80mol%以上100mol%以下が好ましく、85mol%以上100mol%以下がより好ましい。尚、けん化度とは、ポリ酢酸ビニルをけん化してポリビニルアルコールを得た際の、けん化反応によって生じた水酸基のモル数の割合であり、JIS−K6726の方法で測定した値を用いるものとする。また、ポリビニルアルコールの平均重合度は、1,500以上5,000以下が好ましく、2,000以上5,000以下がより好ましい。尚、平均重合度は、JIS−K6726の方法で求めた粘度平均重合度を用いるものとする。
インク受容層用塗工液を調製する際は、ポリビニルアルコールやポリビニルアルコール誘導体を水溶液として使用することが好ましい。その際、水溶液中のポリビニルアルコール及びポリビニルアルコール誘導体の固形分の含有量は、3質量%以上20質量%以下が好ましい。
(架橋剤)
インク受容層は、更に架橋剤を含有することが好ましい。架橋剤としては、例えば、アルデヒド系化合物、メラミン系化合物、イソシアネート系化合物、ジルコニウム系化合物、アミド系化合物、アルミニウム系化合物、ホウ酸、及びホウ酸塩などが挙げられる。これらの架橋剤は、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。特にバインダーとしてPVAを用いる場合は、上記した架橋剤の中でも、ホウ酸及びホウ酸塩を用いることが好ましい。
ホウ酸としては、オルトホウ酸(H3BO3)、メタホウ酸、ジホウ酸などが挙げられる。ホウ酸塩としては、上記ホウ酸の水溶性の塩が好ましい。例えば、ホウ酸のナトリウム塩やカリウム塩などのホウ酸のアルカリ金属塩;ホウ酸のマグネシウム塩やカルシウム塩などのホウ酸のアルカリ土類金属塩;ホウ酸のアンモニウム塩などが挙げられる。これらの中でも、オルトホウ酸を用いることが、塗工液の経時安定性の観点から好ましい。
架橋剤の使用量は、製造条件などに応じて適宜選択することができる。架橋剤の添加量によって、記録媒体の表面の開口部の大きさや数を調整することができる。インク受容層中のバインダーの含有量に対して、0.2当量以上1.2当量以下の範囲で用いることが好ましい。尚、上記「当量」については、バインダーが有する架橋基(PVAの場合は、ヒドロキシル基)の量と理論上、完全に反応する架橋剤の量を1.0当量とする。
更に、バインダーがポリビニルアルコールであり、架橋剤がホウ酸及びホウ酸塩から選択される少なくとも1種である場合には、インク受容層中の、ポリビニルアルコールの含有量に対する、ホウ酸及びホウ酸塩の合計の含有量が、2質量%以上7質量%以下であることが好ましい。
(その他の添加剤)
インク受容層は、これまで述べてきた材料以外のその他の材料を含有してもよい。その他の添加剤としては、pH調整剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、界面活性剤、離型剤、浸透剤、着色顔料、着色染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、耐水化剤、染料定着剤、硬化剤、耐候材料などが挙げられる。
[記録媒体の製造方法]
記録媒体を製造する方法は、特に限定されないが、インク受容層用の塗工液を調製する工程、及び、インク受容層用塗工液を基材に塗工する工程を有する記録媒体の製造方法が好ましい。以下、記録媒体の製造方法について説明する。
<基材の作製方法>
基紙の作製方法としては、一般的に用いられている抄紙方法を適用することができる。抄紙装置としては、例えば長網抄紙機、丸網抄紙機、円胴、ツインワイヤーなどが挙げられる。基紙の表面平滑性を高めるために、抄紙工程中又は抄紙工程後に、熱及び圧力を加えて表面処理をしてもよい。具体的な表面処理方法としては、マシンカレンダーやスーパーカレンダーといったカレンダー処理が挙げられる。
基紙の上に樹脂層を設ける方法、即ち、基紙を樹脂で被覆する方法としては、溶融押出法、ウェットラミネーション、ドライラミネーションなどが挙げられる。中でも、基紙の片面又は両面に溶融した樹脂を押し出しコーティングする溶融押出法が好ましい。例えば、搬送されてきた基紙と、押出ダイから押し出された樹脂を、ニップローラと冷却ローラとの間のニップ点において接触させ、ニップで圧着することで樹脂層を基紙上にラミネートする方法が広く採用されている。この方法は、押出コーティング方法ともいう。溶融押出法により、樹脂層を設ける際には、基紙と樹脂層の接着がより強固となるように、前処理を施してもよい。前処理としては、硫酸クロム酸混液による酸エッチング処理、ガス炎による火炎処理、紫外線照射処理、コロナ放電処理、グロー放電処理、アルキルチタネートなどのアンカーコート処理などが挙げられる。中でも、コロナ放電処理が好ましい。
尚、下引き層やバックコート層を形成する場合には、下引き層用塗工液やバックコート層用塗工液を事前に調製し、基材に、塗工すればよい。
<インク受容層の形成方法>
記録媒体において、基材にインク受容層を形成する方法としては、例えば以下の方法を挙げることができる。まず、インク受容層用塗工液を調製する。そして、基材に上記塗工液を塗工及び乾燥することで、記録媒体を得ることができる。塗工液の塗工方法としては、カーテンコーター、エクストルージョン方式を用いたコーター、スライドホッパー方式を用いたコーターなどを用いることができる。尚、塗工時に、塗工液を加温してもよい。また、塗工後の乾燥方法としては、直線トンネル乾燥機、アーチドライヤー、エアループドライヤー、サインカーブエアフロートドライヤーなどの熱風乾燥機を使用する方法を挙げられる。また、赤外線、加熱ドライヤー、マイクロ波などを利用した乾燥機を使用する方法などが挙げられる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明する。ただし、本発明の内容は実施例によって限定されるものではない。
まず、物性値の測定方法について、以下に説明する。
<中心線平均粗さ(Ra)>
測定には下記の装置を用いた。
株式会社東京精密製 SURFCOM 1500DX
また、以下のようにして測定を行った。作成した記録媒体を、測定に適した大きさに切り分け、JIS B 0601:2001に規定された方法で、マニュアルに従い測定を行った。なお、記録媒体は、インク受容層表面の中心線平均粗さRaを測定した。
<60度鏡面光沢度>
測定には下記の装置を用いた。
日本電色工業株式会社製 VG 2000
また、以下のようにして測定を行った。作成した記録媒体、印字物の角60度の鏡面光沢度をJIS P8142に規定された方法で、入射測定した。なお、記録媒体については、インク受容層表面の60度鏡面光沢度を測定した。
<60度写像性>
測定には下記の装置を用いた。
スガ試験機社製 写像性測定器ICM−1T
また、以下のようにして測定を行った。作成した記録媒体、印字物の入射角60度、くし幅2mmの写像性を、JIS H8686に規定された方法で、測定した。なお、記録媒体については、インク受容層表面の60度写像性を測定した。
(基材の作成例)
軽質炭酸カルシウム20質量部を、広葉樹晒クラフトパルプ100質量部のスラリー中に添加し、カチオン澱粉2質量部、無水アルケニルコハク酸系中性サイズ剤0.3質量部を添加し、十分に混合して抄紙原料とした。長網多筒式抄紙機を用いて、抄紙原料の水分を10質量%まで乾燥させ、サイズプレスで酸化澱粉の7質量%溶液を両面で4g/m2 塗布、乾燥し、水分7質量%まで乾燥させて坪量120g/m2 の基材を作成した。その基材の裏面に低密度ポリエチレン70質量部と低密度ポリエチレン20質量部からなる、樹脂組成物を20g/m2の塗工量となるように溶融押し出しを行った。次に、塗布直後に、表面に種々の不規則の形状の凹凸を有するクーリングロールを使用して、冷却しながらポリエチレン表面に3種類の型付け処理を行った。型付けの違いは密度及び凹凸の高さを調整することで行った。坪量160g/m2の基材A、B、Cを作成した。各基材の中心線平均粗さRaはAが1.21(μm)、Bが0.45(μm)、Cが1.82(μm)であった。
(インク受容層用塗工液の作成例1)
イオン交換水中314.7質量部に、無水酢酸2.0質量部を添加し、十分攪拌したのち、無機微粒子としてアルミナ水和物(Disperal HP14:SASOL製)を100質量部添加し、十分攪拌し、コロイダルゾルを得た。得られたコロイダルゾルをアルミナ水和物が22質量%となるように適宜、希釈してコロイダルゾルAを得た。
一方、ポリビニルアルコール(PVA235クラレ(株)製、重合度:3500、ケン化度:88%)をイオン交換水中に溶解させて、固形分8.0質量%のPVA水溶液を得た。そして、上記で調製したコロイダルゾルAに前記作成したPVA溶液を、アルミナ水和物の固形分に対して、PVA固形分換算((ポリビニルアルコール)/(アルミナ水和物)×100)が10%となるように混合した。次に、3.0質量%ホウ酸水溶液を、アルミナ水和物の固形分に対してホウ酸固形分換算で1.5質量%となるように混合して、インク受容層用の塗工液1を得た。
(インク受容層用塗工液の作成例2)
シリカ(A300 日本アエロジル製)100質量部、カチオンポリマー(シャロールDC902P)4質量部を、濃度が18質量%となるように水に分散し、高圧ホモジナイザーで分散してシリカ分散液Aを得た。
一方、ポリビニルアルコール(PVA235クラレ(株)製、重合度:3500、ケン化度:88%)をイオン交換水中に溶解させて、固形分8.0質量%のPVA水溶液を得た。そして、上記で調製したシリカ分散液Aに前記作成したPVA溶液を、シリカの固形分に対して、PVA固形分換算((ポリビニルアルコール)/(アルミナ水和物)×100)が15%となるように混合した。次に、3.0質量%ホウ酸水溶液を、シリカの固形分に対してホウ酸固形分換算で2.3質量%となるように混合して、インク受容層用の塗工液2を得た。
(インク受容層用塗工液の作成例3)
シリカ粉体(X−37 トクヤマ(株)製)100質量部、カチオンポリマー(シャロールDC902P)2質量部を、濃度が21質量%となるように水に分散し、高圧ホモジナイザーで分散してシリカ分散液Bを得た。
コロイダルゾルA及びシリカ分散液Bを各液の無機顔料固形分比で75:25となるように混合した。混合したゾルにポリビニルアルコールPVA235水溶液(8質量% クラレ(株)製)を混合ゾルの無機顔料固形分100質量部に対して、PVA固形分換算で10質量部となるよう混合した。
次に、3.0質量%のホウ酸水溶液を、無機顔料固形分100質量部に対して、ホウ酸固形分換算で1.8質量部となるように混合して、インク受容層用の塗工液3を得た。
(インク受容層用塗工液の作成例4)
イオン交換水中314.7質量部に、無水酢酸2.0質量部を添加し、十分攪拌したのち、無機微粒子としてアルミナ水和物(Disperal HP18:SASOL製)を100質量部添加し、十分攪拌し、コロイダルゾルを得た。得られたコロイダルゾルをアルミナ水和物が22質量%となるように適宜、希釈してコロイダルゾルBを得た。
一方、ポリビニルアルコール(PVA235クラレ(株)製、重合度:3500、ケン化度:88%)をイオン交換水中に溶解させて、固形分8.0質量%のPVA水溶液を得た。そして、上記で調製したコロイダルゾルBに前記作成したPVA溶液を、アルミナ水和物の固形分に対して、PVA固形分換算((ポリビニルアルコール)/(アルミナ水和物)×100)が70%となるように混合した。次に、3.0質量%ホウ酸水溶液を、アルミナ水和物の固形分に対してホウ酸固形分換算で7.0質量%となるように混合して、インク受容層用の塗工液4を得た。
(実施例1)
基材A上に、塗工液1を乾燥後の塗工量が35g/m2になるように塗布し、60℃で乾燥を行い、インク受容層を設けた。ポリウレタンエマルジョン(スーパーフレックス600 第一工業製薬製)を0.1質量%になるようにイオン交換水で希釈した。得られた希釈溶液をインク受容層上に乾燥後の塗工量が0.05g/m2になるように塗布した。60℃で乾燥を行い、記録媒体1を得た。
(実施例2)
基材A上に、塗工液2を乾燥後の塗工量が30g/m2になるように塗布し、60℃で乾燥を行い、インク受容層を設けた。ポリウレタンエマルジョン(スーパーフレックス600 第一工業製薬製)を0.1質量%になるようにイオン交換水で希釈した。得られた希釈溶液をインク受容層上に乾燥後の塗工量が0.05g/m2になるように塗布した。60℃で乾燥を行い、記録媒体2を得た。
(実施例3)
基材B上に、塗工液3を乾燥後の塗工量が30g/m2になるように塗布し、60℃で乾燥を行い、インク受容層を設けた。インク受容層上にさらに塗工液4を乾燥後の塗工量が2.0g/m2になるように塗布した。60℃で乾燥を行い、記録媒体3を得た。
(実施例4)
基材N−パールデラックス(三菱製紙製高級白板紙 坪量320g/m2)上に、塗工液1を乾燥後の塗工量が35g/m2になるように塗布し、110℃で乾燥を行い、インク受容層を設けた。ポリウレタンエマルジョン(スーパーフレックス600 第一工業製薬製)を0.1質量%になるようにイオン交換水で希釈した。得られた希釈溶液をインク受容層上に乾燥後の塗工量が0.05g/m2になるように塗布した。60℃で乾燥を行い、記録媒体4を得た。
(比較例1)
基材B上に、塗工液1を乾燥後の塗工量が35g/m2になるように塗布し、60℃で乾燥を行い、記録媒体5を得た。
(比較例2)
基材N−パールデラックス(三菱製紙製高級白板紙 坪量320g/m2)上に、塗工液1を乾燥後の塗工量が35g/m2になるように塗布し、110℃で乾燥を行い、記録媒体6を得た。
(比較例3)
基材C上に、塗工液1を乾燥後の塗工量が35g/m2になるように塗布し、60℃で乾燥を行い、記録媒体7を得た。
(比較例4)
基材C上に、塗工液1を乾燥後の塗工量が35g/m2になるように塗布し、60℃で乾燥を行いインク受容層を設けた。ポリウレタンエマルジョン(スーパーフレックス600 第一工業製薬製)を0.1質量%になるようにイオン交換水で希釈した。得られた希釈溶液をインク受容層上に乾燥後の塗工量が0.05g/m2になるように塗布した。60℃で乾燥を行い、記録媒体9を得た。
上記実施例1〜4および比較例1〜4で得られた記録媒体に対して、以下の評価を行った。
記録媒体の片面(インク受容層側)に、インクジェットプリンター(PIXUS Pro 9500 キヤノン製)を用いて、キヤノン写真用紙光沢ゴールドモードでモノクロ印刷にチェックを入れ下記画像を印刷した。
黒ベタ1:10cm×10cmの領域を、PhotoShop7.0のRGBモードで、(R,G,B)=(0,0,0)で塗りつぶした画像
黒ベタ2:10cm×10cmの領域を、PhotoShop7.0のRGBモードで、(R,G,B)=(128,128,128)で塗りつぶした画像。
印字後、一晩、23℃、60%RHの環境下で乾燥し、その後、それぞれの印字面を画像1と画像2が重なるように重ね合わせ24時間、保管した。24時間保管後、白紙部分、印字部分(黒ベタ1及び黒ベタ2)の差を光沢度、写像性及び目視で評価した。効果の評価基準を下記に示す。
鮮明性
3:白紙部、印字部の60度鏡面光沢度の差が20%以下であり、光沢度が60%以上、
2:白紙部、印字部の60度鏡面光沢度の差が20%以下であり、光沢度が60%より下、
1:白紙部、印字部の60度鏡面光沢度の差が20%より上、
鮮鋭性
2:白紙部、印字部の60度写像性の差が20%以下、
1:白紙部、印字部の60度写像性の差が20%より上、
白紙面感
2:光沢性に優れ、印画紙に近い面感を有する、
1:光沢性に劣り、印画紙にとは言えないレベル、
評価結果を表1に示す。
Figure 2014184681

Claims (1)

  1. 基材と、インク受容層と、を有する記録媒体であって、
    前記インク受容層の表面の60度鏡面光沢度が60%以上であり、
    前記インク受容層の表面の幅2.0mmの光学くしを使用した時の60度写像性が35%以下であり、
    前記インク受容層の表面のJIS B 0601:2001で規定される中心線平均粗さ(Ra)が0.5μm以上0.8μm以下であることを特徴とする記録媒体。
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