JP2014183714A - 放電制御装置、放電制御方法、およびプログラム - Google Patents

放電制御装置、放電制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】並列接続された複数の蓄電池の中にサイクル特性の異なる蓄電池が混在している場合でも、負荷が要求する電力をこの負荷に対して供給し続けること。
【解決手段】放電制御装置1は、電圧測定部10、記憶部20、制御部30、電圧調整部41、42、43、およびダイオードD1、D2、D3を備える。電圧測定部10は、蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧を測定する。記憶部20は、蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性および放電特性を記憶する。制御部30は、記憶部20に記憶されている蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、電圧測定部10により測定された蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、電圧調整部41〜43のそれぞれに制御信号を送信して、電圧調整部41〜43により蓄電池301〜303のそれぞれの放電を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、並列接続された複数の蓄電池の放電を制御する放電制御装置、放電制御方法、およびプログラムに関する。
従来、複数の蓄電池を並列接続し、これら蓄電池から負荷に対して電力を供給する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、並列接続された複数の蓄電池が特性ばらつきを有している場合に、これら蓄電池をフル充電しながら、パルス充電動作領域における充電時間を短縮するための技術が示されている。
特開2007−151261号公報
しかし、並列接続された複数の蓄電池の中にサイクル特性の異なる蓄電池が混在している場合でも、負荷が要求する電力をこの負荷に対して供給し続けるための技術は、提案されていなかった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、並列接続された複数の蓄電池の中にサイクル特性の異なる蓄電池が混在している場合でも、負荷が要求する電力をこの負荷に対して供給し続けることを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1) 本発明は、並列接続された複数の蓄電池(例えば、図1の蓄電池301〜303に相当)の放電を制御する放電制御装置(例えば、図1の放電制御装置1に相当)であって、前記複数の蓄電池のそれぞれのサイクル特性および放電特性、当該複数の蓄電池のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、当該複数の蓄電池のそれぞれの放電を制御する制御手段(例えば、図2の制御部30に相当)を備えることを特徴とする放電制御装置を提案している。
この発明によれば、蓄電池のサイクル特性と放電特性と電池電圧とを組み合わせて、各蓄電池の放電を制御することとした。このため、並列接続された複数の蓄電池の中にサイクル特性の異なる蓄電池が混在している場合であっても、各蓄電池の状態に合わせた制御を行うことができ、負荷が要求する電力をこの負荷に対して供給し続けることができる。
(2) 本発明は、(1)の放電制御装置について、前記蓄電池は、nの値が大きくなるに従ってサイクル特性が悪くなる、第1の蓄電池から第nの蓄電池までのn個存在しており(nは、n≧2を満たす整数)、前記制御手段は、pに1を代入する第1の手順(pは、1≦p≦nを満たす任意の整数)と、第pの蓄電池の電池電圧が第pの閾値電圧以上である期間において、当該第pの蓄電池の放電量を他の蓄電池の放電量よりも多くする第2の手順(例えば、図5のステップS3の処理に相当)と、前記第pの蓄電池の電池電圧が前記第pの閾値電圧未満であれば、pに1を加算する第3の手順と、前記第2の手順と前記第3の手順とを繰り返す第4の手順と、を行うことを特徴とする放電制御装置を提案している。
この発明によれば、(1)の放電制御装置において、電池電圧が閾値電圧以上であれば、サイクル特性の良い蓄電池から順番に放電させることとした。このため、サイクル特性の良い蓄電池を優先的に放電させることができる。
(3) 本発明は、(2)の放電制御装置について、前記第2の手順において、前記他の蓄電池のうち少なくとも1つの放電量をゼロより多くすることを特徴とする放電制御装置を提案している。
この発明によれば、(2)の放電制御装置において、ある蓄電池の放電量を他の蓄電池の放電量よりも多くする場合には、これら他の蓄電池のうち少なくとも1つの放電量をゼロより多くすることとした。このため、ある蓄電池の放電量が閾値電圧未満であったとしても、他の蓄電池の放電量が最も多い期間に、このある蓄電池から多少なりとも放電させることができる。したがって、各蓄電池に残っている電力を有効利用することができ、負荷に電力を供給できる時間を長くすることができる。
また、放電電圧が同一であっても内部抵抗が異なっていれば、内部抵抗の小さい蓄電池から、内部抵抗の大きい蓄電池よりも大きな電流が流れることになる。このため、従来の充電制御装置では、電力が残っているにもかかわらず放電できない蓄電池が存在してしまうおそれがあった。
そこで、この発明によれば、(2)の放電制御装置において、上述のように、ある蓄電池の放電量を他の蓄電池の放電量よりも多くする場合には、これら他の蓄電池のうち少なくとも1つの放電量をゼロより多くすることとした。このため、各蓄電池の電池電圧や閾値電圧に応じて、放電の優先順位を適宜切り替えることができ、電力が残っているにもかかわらず放電できない蓄電池が存在してしまうのを防止することができる。したがって、各蓄電池に残っている電力を有効利用することができ、負荷に電力を供給できる時間をさらに長くすることができる。
(4) 本発明は、(2)の放電制御装置について、前記制御手段は、前記第2の手順において、前記他の蓄電池のうちの少なくとも1つの放電量をゼロにするとともに、当該他の蓄電池のうち少なくとも1つの放電量をゼロより多くすることを特徴とする放電制御装置を提案している。
この発明によれば、(2)の放電制御装置において、ある蓄電池の電池電圧が閾値電圧以上である期間では、他の蓄電池のうち、少なくとも1つの放電量をゼロにするとともに、少なくとも1つの放電量をゼロより多くすることとした。このため、蓄電池の放電量を、ゼロより多くするだけでなく、ゼロにすることもできる。したがって、各蓄電池の状態に合わせて、各蓄電池の放電を多様に制御することができる。
(5) 本発明は、(2)の放電制御装置について、前記制御手段は、前記第2の手順において、前記他の蓄電池の全ての放電量をゼロにすることを特徴とする放電制御装置を提案している。
この発明によれば、(2)の放電制御装置において、ある蓄電池の放電量を他の蓄電池の放電量よりも多くする場合には、これら他の蓄電池の放電量をゼロにすることとした。このため、サイクル特性の良い蓄電池から順番に、1つずつ、放電させることができる。
(6) 本発明は、(2)〜(5)のいずれかの放電制御装置について、前記複数の蓄電池のそれぞれの放電量の総和を予め定められた値に保つことを特徴とする放電制御装置を提案している。
この発明によれば、(2)〜(5)のいずれかの放電制御装置において、複数の蓄電池のそれぞれの放電量の総和を予め定められた値に保つこととした。このため、負荷に供給される電力を一定に保つことができる。
(7) 本発明は、制御手段(例えば、図2の制御部30に相当)を備え、並列接続された複数の蓄電池(例えば、図1の蓄電池301〜303に相当)の放電を制御する放電制御装置(例えば、図1の放電制御装置1に相当)における放電制御方法であって、前記制御手段が、前記複数の蓄電池のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、当該複数の蓄電池のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、当該複数の蓄電池のそれぞれの放電を制御するステップ(例えば、図5のステップS3の処理に相当)を備えることを特徴とする放電制御方法を提案している。
この発明によれば、蓄電池のサイクル特性と放電特性と電池電圧とを組み合わせて、各蓄電池の放電を制御することとした。このため、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
(8) 本発明は、制御手段(例えば、図2の制御部30に相当)を備え、並列接続された複数の蓄電池(例えば、図1の蓄電池301〜303に相当)の放電を制御する放電制御装置(例えば、図1の放電制御装置1に相当)における放電制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記制御手段が、前記複数の蓄電池のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、当該複数の蓄電池のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、当該複数の蓄電池のそれぞれの放電を制御するステップ(例えば、図5のステップS3の処理に相当)を、コンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
この発明によれば、蓄電池のサイクル特性と放電特性と電池電圧とを組み合わせて、各蓄電池の放電を制御することとした。このため、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
本発明によれば、並列接続された複数の蓄電池の中にサイクル特性の異なる蓄電池が混在している場合であっても、各蓄電池の状態に合わせた制御を行うことができ、負荷が要求する電力をこの負荷に対して供給し続けることができる。
本発明の第1実施形態に係る放電制御装置を備える充放電システムのブロック図である。 前記実施形態に係る放電制御装置のブロック図である。 蓄電池のサイクル特性を示す図である。 前記実施形態に係る蓄電池の放電特性を示す図である。 前記実施形態に係る放電制御装置が行う第1の放電制御処理のフローチャートである。 前記実施形態に係る放電制御装置が行う第1の放電制御処理のフローチャートである。 前記実施形態に係る蓄電池の放電量の変化を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る放電制御装置が行う第2の放電制御処理のフローチャートである。 前記実施形態に係る蓄電池の放電量の変化を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る放電制御装置が行う第3の放電制御処理のフローチャートである。 前記実施形態に係る放電制御装置が行う第3の放電制御処理のフローチャートである。 前記実施形態に係る蓄電池の放電量の変化を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1実施形態>
[充放電システムAAの構成および動作]
図1は、本発明の第1実施形態に係る放電制御装置1を備える充放電システムAAのブロック図である。充放電システムAAは、端子P1〜P4の4つの端子を有しており、端子P1には、第1の蓄電池301が接続され、端子P2には、第2の蓄電池302が接続され、端子P3には、第3の蓄電池303が接続される。また、端子P4には、電力源100と負荷200とを接続する電源母線が接続される。
充放電システムAAは、電力源100から出力される電力により蓄電池301〜303を充電する充電制御と、蓄電池301〜303に蓄えられた電力を負荷200に放電する放電制御と、を行う。この充放電システムAAは、上述の放電制御を行う放電制御装置1と、上述の充電制御を行う充電制御装置2と、を備える。
[放電制御装置1の構成および動作]
図2は、放電制御装置1のブロック図である。放電制御装置1は、電圧測定部10、記憶部20、制御部30、電圧調整部41、42、43、およびダイオードD1、D2、D3を備える。
電圧測定部10は、端子P1〜P3のそれぞれに接続される。この電圧測定部10は、端子P1〜P3のそれぞれの電圧、すなわち蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧を測定する。
記憶部20は、図3に示す蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性と、図4に示す蓄電池301〜303のそれぞれの放電特性と、を記憶する。図3において、縦軸は放電容量を示し、横軸は充電回数を示す。また、図4において、縦軸は電圧を示し、横軸は放電容量を示す。また、Veは、負荷200が要求する電圧の下限を示し、VS1、VS2、VS3のそれぞれは、予め定められた閾値電圧を示す。
なお、記憶部20が記憶するサイクル特性および放電特性は、例えば、蓄電池301〜303のそれぞれについて予め定められたものであってもよいし、図示しない測定部により適宜測定されるものであってもよい。なお、本実施形態では、蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性のうち、第1の蓄電池301のサイクル特性が最も良く、第2の蓄電池302のサイクル特性が2番目に良く、第3の蓄電池303のサイクル特性が最も悪いものとする。
図2に戻って、制御部30は、記憶部20に記憶されている蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、電圧測定部10により測定された蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、電圧調整部41〜43のそれぞれに制御信号を送信して、蓄電池301〜303のそれぞれの放電を制御する。
電圧調整部41〜43のそれぞれは、制御部30から送信される制御信号に基づいて、蓄電池301〜303のそれぞれから放電される放電電圧を制御して、蓄電池301〜303のそれぞれの放電量を制御する。
電圧調整部41により放電量が制御された第1の蓄電池301の電力は、逆流を防止するダイオードD1を介して、端子P4に供給される。電圧調整部42により放電量が制御された第2の蓄電池302の電力は、逆流を防止するダイオードD2を介して、端子P4に供給される。電圧調整部43により放電量が制御された第3の蓄電池303の電力は、逆流を防止するダイオードD3を介して、端子P4に供給される。このため、蓄電池301〜303のそれぞれから放電された電力を加算したものが、端子P4を介して負荷200に供給されることになる。
以上の構成を備える放電制御装置1は、図5および図6を用いて後述する第1の放電制御処理を行って、蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性と放電特性と電池電圧とに基づいて、蓄電池301〜303のそれぞれの放電量を制御する。
図5、6は、放電制御装置1が行う第1の放電制御処理のフローチャートである。
ステップS1において、放電制御装置1は、電圧測定部10により、第1の蓄電池301の電池電圧V301BATと、第2の蓄電池302の電池電圧V302BATと、第3の蓄電池303の電池電圧V303BATと、を測定し、ステップS2に処理を移す。
ステップS2において、放電制御装置1は、制御部30により、記憶部20に記憶されている蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、ステップS1において測定した蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、蓄電池301〜303のうちサイクル特性が最も良いものの電池電圧が閾値電圧VS1(図4参照)以上であるか否かを判別する。
具体的には、本実施形態では、サイクル特性が最も良いのは、上述のように第1の蓄電池301である。このため、放電制御装置1は、制御部30により、第1の蓄電池301の電池電圧V301BATが閾値電圧VS1以上であるか否かを判別する。電池電圧V301BATが閾値電圧VS1以上であると判別した場合には、ステップS3に処理を移し、電池電圧V301BATが閾値電圧VS1未満であると判別した場合には、ステップS4に処理を移す。
ステップS3において、放電制御装置1は、電圧調整部41〜43により、蓄電池301〜303のうちサイクル特性が良いものほど、放電電圧を高く制御して、ステップS1に処理を戻す。
具体的には、本実施形態では、上述のように、第1の蓄電池301、第2の蓄電池302、第3の蓄電池303の順にサイクル特性が良い。このため、放電制御装置1は、電圧調整部41〜43により、第1の蓄電池301の放電電圧V301DISと、第2の蓄電池302の放電電圧V302DISと、第3の蓄電池303の放電電圧V303DISと、を以下の数式(1)を満たすように制御する。
Figure 2014183714
ステップS4において、放電制御装置1は、電圧調整部41〜43により、蓄電池301〜303のうち、2番目にサイクル特性の良いものの放電電圧を最も高く制御し、3番目にサイクル特性が良いものの放電電圧を2番目に高く制御し、最もサイクル特性が良いものの放電電圧を3番目に高く制御して、ステップS5に処理を移す。
具体的には、本実施形態では、放電制御装置1は、電圧調整部41〜43により、放電電圧V301DIS、放電電圧V302DIS、および放電電圧V303DISを以下の数式(2)を満たすように制御する。
Figure 2014183714
ステップS5において、放電制御装置1は、電圧測定部10により、蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧を測定し、ステップS6に処理を移す。
ステップS6において、放電制御装置1は、制御部30により、記憶部20に記憶されている蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、ステップS5において測定した蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、蓄電池301〜303のうちサイクル特性が2番目に良いものの電池電圧が閾値電圧VS2(図4参照)以上であるか否かを判別する。
具体的には、本実施形態では、サイクル特性が2番目に良いのは、上述のように第2の蓄電池302である。このため、放電制御装置1は、制御部30により、第2の蓄電池302の電池電圧V302BATが閾値電圧VS2以上であるか否かを判別する。電池電圧V302BATが閾値電圧VS2以上であると判別した場合には、ステップS5に処理を戻し、電池電圧V302BATが閾値電圧VS2未満であると判別した場合には、図6のステップS7に処理を移す。
ステップS7において、放電制御装置1は、電圧調整部41〜43により、蓄電池301〜303のうち、3番目にサイクル特性が良いものの放電電圧を最も高く制御し、2番目にサイクル特性が良いものの放電電圧を2番目に高く制御し、最もサイクル特性が良いものの放電電圧を3番目に高く制御して、ステップS8に処理を移す。
具体的には、本実施形態では、放電制御装置1は、電圧調整部41〜43により、放電電圧V301DIS、放電電圧V302DIS、および放電電圧V303DISを以下の数式(3)を満たすように制御する。
Figure 2014183714
ステップS8において、放電制御装置1は、電圧測定部10により、蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧を測定し、ステップS9に処理を移す。
ステップS9において、放電制御装置1は、制御部30により、記憶部20に記憶されている蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、ステップS8において測定した蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、蓄電池301〜303のうちサイクル特性が3番目に良いものの電池電圧が閾値電圧VS3(図4参照)以上であるか否かを判別する。
具体的には、本実施形態では、サイクル特性が3番目に良いのは、上述のように第3の蓄電池303である。このため、放電制御装置1は、制御部30により、第3の蓄電池303の電池電圧V303BATが閾値電圧VS3以上であるか否かを判別する。電池電圧V303BATが閾値電圧VS3以上であると判別した場合には、ステップS8に処理を戻し、電池電圧V303BATが閾値電圧VS3未満であると判別した場合には、ステップS10に処理を移す。
ステップS10において、放電制御装置1は、電圧調整部41〜43により、蓄電池301〜303のうち、3番目にサイクル特性が良いものの放電電圧を2番目にサイクル特性が良いものの放電電圧以上に制御し、2番目にサイクル特性が良いものの放電電圧を最もサイクル特性が良いものの放電電圧以上に制御して、ステップS11に処理を移す。
具体的には、本実施形態では、放電制御装置1は、電圧調整部41〜43により、放電電圧V301DIS、放電電圧V302DIS、および放電電圧V303DISを以下の数式(4)を満たすように制御する。
Figure 2014183714
ステップS11において、放電制御装置1は、電圧測定部10により、蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧を測定し、ステップS12に処理を移す。
ステップS12において、放電制御装置1は、制御部30により、記憶部20に記憶されている蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、ステップS11において測定した蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、蓄電池301〜303のうちサイクル特性が最も良いものの電池電圧が、負荷200が要求する電圧の下限Ve(図4参照)より高いか否かを判別する。
具体的には、本実施形態では、サイクル特性が最も良いのは、上述のように第1の蓄電池301である。このため、放電制御装置1は、制御部30により、第1の蓄電池301の電池電圧V301BATが下限電圧Veより高いか否かを判別する。電池電圧V301BATが下限電圧Veより高いと判別した場合には、ステップS11に処理を戻し、電池電圧V301BATが下限電圧Ve以下であると判別した場合には、図5および図6に示した第1の放電制御処理を終了する。
なお、ステップS3、S4、S7、S10のそれぞれにおける蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の制御は、ステップS3の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電量の総和と、ステップS4の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電量の総和と、ステップS7の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電量の総和と、ステップS10の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電量の総和と、が等しくなるように行われる。このため、図7に示すように、蓄電池301〜303のそれぞれの放電量を変化させても、負荷200に供給される電力を一定に保つことができる。
図7は、放電制御装置1が第1の放電制御処理を行った場合の一例を示す図である。図7において、縦軸は電力を示し、横軸は時刻を示す。
時刻t1〜t2の期間は、第1の蓄電池301の電池電圧V301BATが閾値電圧VS1以上である期間を示している。この期間では、上述のステップS3の処理により、上述の数式(1)が成立し、第1の蓄電池301、第2の蓄電池302、第3の蓄電池303の順に放電量が少なくなる。そして、時間が経過するに従って、蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧が放電量に応じて低下する。
時刻t2は、第1の蓄電池301の電池電圧V301BATが閾値電圧VS1未満になったタイミングを示している。このため、時刻t2において、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の制御が、上述のステップS3からステップS4に遷移し、時間が経過するに従って、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧が変化する。
時刻t3は、時刻t2において開始された上述のステップS4の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の変化が、完了したタイミングを示している。
時刻t3〜t4の期間は、時刻t3において上述の変化が完了した後において、第2の蓄電池302の電池電圧V302BATが閾値電圧VS2以上である期間を示している。この期間では、上述のステップS4の処理により、上述の数式(2)が成立し、第2の蓄電池302、第3の蓄電池303、第1の蓄電池301の順に放電量が少なくなる。そして、時間が経過するに従って、蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧が放電量に応じて低下する。
時刻t4は、第2の蓄電池302の電池電圧V302BATが閾値電圧VS2未満になったタイミングを示している。このため、時刻t4において、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の制御が、上述のステップS4からステップS7に遷移し、時間が経過するに従って、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧が変化する。
時刻t5は、時刻t4において開始された上述のステップS7の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の変化が、完了したタイミングを示している。
時刻t5以降の期間は、時刻t5において上述の変化が完了した後において、第3の蓄電池303の電池電圧V303BATが閾値電圧VS3以上である期間を示している。この期間では、上述のステップS7の処理により、上述の数式(3)が成立し、第3の蓄電池303、第2の蓄電池302、第1の蓄電池301の順に放電量が少なくなる。そして、時間が経過するに従って、蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧が放電量に応じて低下する。
以上の放電制御装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
放電制御装置1は、蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性と放電特性と電池電圧とを組み合わせて、蓄電池301〜303のそれぞれの放電を制御する。このため、並列接続された蓄電池301〜303の中にサイクル特性の異なる蓄電池が混在している場合であっても、蓄電池301〜303のそれぞれの状態に合わせた制御を行うことができ、負荷200が要求する電力を負荷200に対して供給し続けることができる。
また、放電制御装置1は、電池電圧が閾値電圧以上であれば、サイクル特性の良い蓄電池から順番に放電させる。このため、サイクル特性の良い蓄電池を優先的に放電させることができる。
また、放電制御装置1は、ある蓄電池の電池電圧が閾値電圧以上である期間では、他の蓄電池のうち少なくとも1つの放電量をゼロより多くする。このため、ある蓄電池の放電量が閾値電圧未満であったとしても、他の蓄電池の放電量が最も多い期間に、このある蓄電池から多少なりとも放電させることができる。したがって、各蓄電池に残っている電力を有効利用することができ、負荷200に電力を供給できる時間を長くすることができる。
また、放電電圧が同一であっても内部抵抗が異なっていれば、内部抵抗の小さい蓄電池から、内部抵抗の大きい蓄電池よりも大きな電流が流れることになる。このため、従来の充電制御装置では、電力が残っているにもかかわらず放電できない蓄電池が存在してしまうおそれがある。
そこで、放電制御装置1は、ある蓄電池の電池電圧が閾値電圧以上である期間では、他の蓄電池のうち少なくとも1つの放電量をゼロより多くする。このため、各蓄電池の電池電圧や閾値電圧に応じて、放電の優先順位を適宜切り替えることができ、電力が残っているにもかかわらず放電できない蓄電池が存在してしまうのを防止することができる。したがって、各蓄電池に残っている電力を有効利用することができ、負荷200に電力を供給できる時間をさらに長くすることができる。
また、放電制御装置1は、ステップS3、S4、S7、S10のそれぞれにおける蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の制御を、これらステップごとの蓄電池301〜303のそれぞれの放電量の総和が等しくなるように行う。このため、蓄電池301〜303のそれぞれの放電量を変化させても、負荷200に供給される電力を一定に保つことができる。
<第2実施形態>
[放電制御装置1Aの構成および動作]
本発明の第2実施形態に係る放電制御装置1Aについて、以下に説明する。図1に示した充放電システムAAは、放電制御装置1の代わりに放電制御装置1Aを用いることができる。この放電制御装置1Aは、図2に示した放電制御装置1と同一の構成要件を有するが、放電制御装置1が図5、6に示した第1の放電制御処理を行うのに対して、放電制御装置1Aは、図8に示す第2の放電制御処理を行う。なお、放電制御装置1Aにおいて、放電制御装置1と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図8は、放電制御装置1Aが行う第2の放電制御処理のフローチャートである。なお、本実施形態でも、蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性のうち、蓄電池301のサイクル特性が最も良く、蓄電池302のサイクル特性が2番目に良く、蓄電池303のサイクル特性が最も悪いものとする。
ステップS21において、放電制御装置1Aは、電圧測定部10により、第1の蓄電池301の電池電圧V301BATと、第2の蓄電池302の電池電圧V302BATと、第3の蓄電池303の電池電圧V303BATと、を測定し、ステップS22に処理を移す。
ステップS22において、放電制御装置1Aは、制御部30により、記憶部20に記憶されている蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、ステップS21において測定した蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、蓄電池301〜303のうちサイクル特性が最も良いものの電池電圧が閾値電圧VS3以上であるか否かを判別する。
具体的には、本実施形態では、サイクル特性が最も良いのは、上述のように第1の蓄電池301である。このため、放電制御装置1Aは、制御部30により、第1の蓄電池301の電池電圧V301BATが閾値電圧VS3以上であるか否かを判別する。電池電圧V301BATが閾値電圧VS3以上であると判別した場合には、ステップS23に処理を移し、電池電圧V301BATが閾値電圧VS3未満であると判別した場合には、ステップS24に処理を移す。
ステップS23において、放電制御装置1Aは、電圧調整部41〜43により、第1の蓄電池301の放電電圧V301DISを予め定められた規定値にするとともに、第2の蓄電池302の放電電圧V302DISと、第3の蓄電池303の放電電圧V303DISと、をゼロにし、ステップS21に処理を戻す。
ステップS24において、放電制御装置1Aは、電圧調整部41〜43により、第2の蓄電池302の放電電圧V302DISを予め定められた規定値にするとともに、第3の蓄電池303の放電電圧V303DISと、第1の蓄電池301の放電電圧V301DISと、をゼロにし、ステップS25に処理を移す。
ステップS25において、放電制御装置1Aは、蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧を測定し、ステップS26に処理を移す。
ステップS26において、放電制御装置1Aは、制御部30により、記憶部20に記憶されている蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、ステップS25において測定した蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、蓄電池301〜303のうちサイクル特性が2番目に良いものの電池電圧が閾値電圧VS3以上であるか否かを判別する。
具体的には、本実施形態では、サイクル特性が2番目に良いのは、上述のように第2の蓄電池302である。このため、放電制御装置1Aは、制御部30により、第2の蓄電池302の電池電圧V302BATが閾値電圧VS3以上であるか否かを判別する。電池電圧V302BATが閾値電圧VS3以上であると判別した場合には、ステップS25に処理を戻し、電池電圧V302BATが閾値電圧VS3未満であると判別した場合には、ステップS27に処理を移す。
ステップS27において、放電制御装置1Aは、電圧調整部41〜43により、第3の蓄電池303の放電電圧V303DISを予め定められた規定値にするとともに、第1の蓄電池301の放電電圧V301DISと、第2の蓄電池302の放電電圧V302DISと、をゼロにし、ステップS28に処理を移す。
ステップS28において、放電制御装置1Aは、蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧を測定し、ステップS29に処理を移す。
ステップS29において、放電制御装置1Aは、制御部30により、記憶部20に記憶されている蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、ステップS28において測定した蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、蓄電池301〜303のうちサイクル特性が3番目に良いものの電池電圧が、負荷200が要求する電圧の下限Veより高いか否かを判別する。
具体的には、本実施形態では、サイクル特性が3番目に良いのは、上述のように第3の蓄電池303である。このため、放電制御装置1Aは、制御部30により、第3の蓄電池303の電池電圧V303BATが下限電圧Veより高いか否かを判別する。電池電圧V303BATが下限電圧Veより高いと判別した場合には、ステップS28に処理を戻し、電池電圧V303BATが下限電圧Ve以下であると判別した場合には、図8に示した第2の放電制御処理を終了する。
なお、ステップS23、S24、S27のそれぞれにおける上述の予め定められた規定値は、ステップS23の処理による第1の蓄電池301の放電量と、ステップS24の処理による第2の蓄電池302の放電量と、ステップS27の処理による第3の蓄電池303の放電量と、が等しくなるように設定される。このため、図9に示すように、蓄電池301〜303のそれぞれの放電量を変化させても、負荷200に供給される電力を一定に保つことができる。
図9は、放電制御装置1Aが第2の放電制御処理を行った場合の一例を示す図である。図9において、縦軸は電力を示し、横軸は時刻を示す。
時刻t11〜t12の期間は、第1の蓄電池301の電池電圧V301BATが閾値電圧VS3以上である期間を示している。この期間では、上述のステップS23の処理により、第1の蓄電池301からのみ放電がなされ、第2の蓄電池302および第3の蓄電池303からは放電されなくなる。そして、時間が経過するに従って、第1の蓄電池301のみ電池電圧が低下する。
時刻t12は、第1の蓄電池301の電池電圧V301BATが閾値電圧VS3未満になったタイミングを示している。このため、時刻t12において、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の制御が、上述のステップS23からステップS24に遷移し、時間が経過するに従って、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧が変化する。
時刻t13は、時刻t12において開始された上述のステップS24の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の変化が、完了したタイミングを示している。
時刻t13〜t14の期間は、時刻t13において上述の変化が完了した後において、第2の蓄電池302の電池電圧V302BATが閾値電圧VS3以上である期間を示している。この期間では、上述のステップS24の処理により、第2の蓄電池302からのみ放電がなされ、第3の蓄電池303および第1の蓄電池301からは放電されなくなる。そして、時間が経過するに従って、第2の蓄電池302のみ電池電圧が低下する。
時刻t14は、第2の蓄電池302の電池電圧V302BATが閾値電圧VS3未満になったタイミングを示している。このため、時刻t14において、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の制御が、上述のステップS24からステップS27に遷移し、時間が経過するに従って、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧が変化する。
時刻t15は、時刻t14において開始された上述のステップS27の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の変化が、完了したタイミングを示している。
時刻t15以降の期間は、時刻t15において上述の変化が完了した後において、第3の蓄電池303の電池電圧V303BATが下限電圧Veより高い期間を示している。この期間では、上述のステップS27の処理により、第3の蓄電池303からのみ放電がなされ、第1の蓄電池301および第2の蓄電池302からは放電されなくなる。そして、時間が経過するに従って、第3の蓄電池303のみ電池電圧が低下する。
以上の放電制御装置1Aによれば、以下の効果を奏することができる。
放電制御装置1Aは、蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性と放電特性と電池電圧とを組み合わせて、蓄電池301〜303のそれぞれの放電を制御する。このため、並列接続された蓄電池301〜303の中にサイクル特性の異なる蓄電池が混在している場合であっても、蓄電池301〜303のそれぞれの状態に合わせた制御を行うことができ、負荷200が要求する電力を負荷200に対して供給し続けることができる。
また、放電制御装置1Aは、電池電圧が閾値電圧以上であれば、サイクル特性の良い蓄電池から順番に放電させる。このため、サイクル特性の良い蓄電池を優先的に放電させることができる。
また、放電制御装置1Aは、ある蓄電池の放電量を他の蓄電池の放電量よりも多くする場合には、これら他の蓄電池の放電量を全てゼロにする。このため、サイクル特性の良い蓄電池から順番に、1つずつ、放電させることができる。
また、放電制御装置1Aは、ステップS23、S24、S27のそれぞれにおける上述の予め定められた規定値を、これらステップごとの蓄電池301〜303のそれぞれの放電量の総和が等しくなるように設定する。このため、蓄電池301〜303のそれぞれの放電量を変化させても、負荷200に供給される電力を一定に保つことができる。
<第3実施形態>
[放電制御装置1Bの構成および動作]
本発明の第3実施形態に係る放電制御装置1Bについて、以下に説明する。図1に示した充放電システムAAは、放電制御装置1の代わりに放電制御装置1Bを用いることができる。この放電制御装置1Bは、図2に示した放電制御装置1と同一の構成要件を有するが、放電制御装置1が図5、6に示した第1の放電制御処理を行うのに対して、放電制御装置1Bは、図10、11に示す第3の放電制御処理を行う。なお、放電制御装置1Bにおいて、放電制御装置1と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図10、11は、放電制御装置1Bが行う第3の放電制御処理のフローチャートである。なお、本実施形態でも、蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性のうち、蓄電池301のサイクル特性が最も良く、蓄電池302のサイクル特性が2番目に良く、蓄電池303のサイクル特性が最も悪いものとする。
ステップS31において、放電制御装置1Bは、蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧を測定し、ステップS32に処理を移す。
ステップS32において、放電制御装置1Bは、制御部30により、記憶部20に記憶されている蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、ステップS31において測定した蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、蓄電池301〜303のうちサイクル特性が最も良いものの電池電圧が閾値電圧VS1以上であるか否かを判別する。
具体的には、本実施形態では、サイクル特性が最も良いのは、上述のように第1の蓄電池301である。このため、放電制御装置1Bは、制御部30により、第1の蓄電池301の電池電圧V301BATが閾値電圧VS1以上であるか否かを判別する。電池電圧V301BATが閾値電圧VS1以上であると判別した場合には、ステップS33に処理を移し、電池電圧V301BATが閾値電圧VS1未満であると判別した場合には、ステップS34に処理を移す。
ステップS33において、放電制御装置1Bは、電圧調整部41〜43により、第1の蓄電池301の放電電圧V301DISを第2の蓄電池302の放電電圧V302DISより高くするとともに、第3の蓄電池303の放電電圧V303DISをゼロにし、ステップS31に処理を戻す。
ステップS34において、放電制御装置1Bは、電圧調整部41〜43により、第2の蓄電池302の放電電圧V302DISを第3の蓄電池303の放電電圧V303DISより高くするとともに、第1の蓄電池301の放電電圧V301DISをゼロにし、ステップS35に処理を移す。
ステップS35において、放電制御装置1Bは、蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧を測定し、ステップS36に処理を移す。
ステップS36において、放電制御装置1Bは、制御部30により、記憶部20に記憶されている蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性と、ステップS35において測定した蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、蓄電池301〜303のうちサイクル特性が2番目に良いものの電池電圧が閾値電圧VS2以上であるか否かを判別する。
具体的には、本実施形態では、サイクル特性が2番目に良いのは、上述のように第2の蓄電池302である。このため、放電制御装置1Bは、制御部30により、第2の蓄電池302の電池電圧V302BATが閾値電圧VS2以上であるか否かを判別する。電池電圧V302BATが閾値電圧VS2以上であると判別した場合には、ステップS35に処理を戻し、電池電圧V302BATが閾値電圧VS2未満であると判別した場合には、図11のステップS37に処理を移す。
ステップS37において、放電制御装置1Bは、電圧調整部41〜43により、第3の蓄電池303の放電電圧V303DISを第1の蓄電池301の放電電圧V301DISより高くするとともに、第2の蓄電池302の放電電圧V302DISをゼロにし、ステップS38に処理を移す。
ステップS38において、放電制御装置1Bは、蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧を測定し、ステップS39に処理を移す。
ステップS39において、放電制御装置1Bは、制御部30により、記憶部20に記憶されている蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、ステップS38において測定した蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、蓄電池301〜303のうちサイクル特性が3番目に良いものの電池電圧が閾値電圧VS3以上であるか否かを判別する。
具体的には、本実施形態では、サイクル特性が3番目に良いのは、上述のように第3の蓄電池303である。このため、放電制御装置1Bは、制御部30により、第3の蓄電池303の電池電圧V303BATが閾値電圧VS3以上であるか否かを判別する。電池電圧V303BATが閾値電圧VS3以上であると判別した場合には、ステップS38に処理を戻し、電池電圧V303BATが閾値電圧VS3未満であると判別した場合には、ステップS40に処理を移す。
ステップS40において、放電制御装置1Bは、電圧調整部41〜43により、蓄電池301〜303のうち、3番目にサイクル特性が良いものの放電電圧を2番目にサイクル特性が良いものの放電電圧以上に制御し、2番目にサイクル特性が良いものの放電電圧を最もサイクル特性が良いものの放電電圧以上に制御して、ステップS41に処理を移す。
具体的には、本実施形態では、放電制御装置1Bは、電圧調整部41〜43により、第1の蓄電池301の放電電圧V301DISと、第2の蓄電池302の放電電圧V302DISと、第3の蓄電池303の放電電圧V303DISと、を以下の数式(5)を満たすように制御する。
Figure 2014183714
ステップS41において、放電制御装置1Bは、蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧を測定し、ステップS42に処理を移す。
ステップS42において、放電制御装置1Bは、制御部30により、記憶部20に記憶されている蓄電池301〜303のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、ステップS41において測定した蓄電池301〜303のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、蓄電池301〜303のうちサイクル特性が3番目に良いものの電池電圧が、負荷200が要求する電圧の下限Veより高いか否かを判別する。
具体的には、本実施形態では、サイクル特性が3番目に良いのは、上述のように第3の蓄電池303である。このため、放電制御装置1Bは、制御部30により、第3の蓄電池303の電池電圧V303BATが下限電圧Veより高いか否かを判別する。電池電圧V303BATが下限電圧Veより高いと判別した場合には、ステップS41に処理を戻し、電池電圧V303BATが下限電圧Ve以下であると判別した場合には、図10、11に示した第3の放電制御処理を終了する。
なお、ステップS33、S34、S37、S40のそれぞれにおける蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の制御は、ステップS33の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電量の総和と、ステップS34の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電量の総和と、ステップS37の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電量の総和と、ステップS40の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電量の総和と、が等しくなるように行われる。このため、図12に示すように、蓄電池301〜303のそれぞれの放電量を変化させても、負荷200に供給される電力を一定に保つことができる。
図12は、放電制御装置1Bが第3の放電制御処理を行った場合の一例を示す図である。図12において、縦軸は電力を示し、横軸は時刻を示す。
時刻t21〜t22の期間は、第1の蓄電池301の電池電圧V301BATが閾値電圧VS1以上である期間を示している。この期間では、上述のステップS33の処理により、第1の蓄電池301の放電量が第2の蓄電池302の放電量よりも多くなるとともに、第3の蓄電池303からは放電されなくなる。そして、時間が経過するに従って、第1の蓄電池301および第2の蓄電池302のみ電池電圧が低下する。
時刻t22は、第1の蓄電池301の電池電圧V301BATが閾値電圧VS1未満になったタイミングを示している。このため、時刻t22において、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の制御が、上述のステップS33からステップS34に遷移し、時間が経過するに従って、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧が変化する。
時刻t23は、時刻t22において開始された上述のステップS34の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の変化が、完了したタイミングを示している。
時刻t23〜t24の期間は、時刻t23において上述の変化が完了した後において、第2の蓄電池302の電池電圧V302BATが閾値電圧VS2以上である期間を示している。この期間では、上述のステップS34の処理により、第2の蓄電池302の放電量が第3の蓄電池303の放電量よりも多くなるとともに、第1の蓄電池301からは放電されなくなる。そして、時間が経過するに従って、第2の蓄電池302および第3の蓄電池303のみ電池電圧が低下する。
時刻t24は、第2の蓄電池302の電池電圧V302BATが閾値電圧VS2未満になったタイミングを示している。このため、時刻t24において、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の制御が、上述のステップS34からステップS37に遷移し、時間が経過するに従って、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧が変化する。
時刻t25は、時刻t24において開始された上述のステップS37の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の変化が、完了したタイミングを示している。
時刻t25〜t26の期間は、時刻t25において上述の変化が完了した後において、第3の蓄電池303の電池電圧V303BATが閾値電圧VS3以上である期間を示している。この期間では、上述のステップS37の処理により、第3の蓄電池303の放電量が第1の蓄電池301の放電量よりも多くなるとともに、第2の蓄電池302からは放電されなくなる。そして、時間が経過するに従って、第3の蓄電池303および第1の蓄電池301のみ電池電圧が低下する。
時刻t26は、第3の蓄電池303の電池電圧V303BATが閾値電圧VS3未満になったタイミングを示している。このため、時刻t26において、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の制御が、上述のステップS37からステップS40に遷移し、時間が経過するに従って、蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧が変化する。
時刻t27は、時刻t26において開始された上述のステップS40の処理による蓄電池301〜303のそれぞれの放電電圧の変化が、完了したタイミングを示している。
以上の放電制御装置1Bによれば、放電制御装置1が奏することのできる上述の効果に加えて、以下の効果を奏することができる。
放電制御装置1Bは、ある蓄電池の電池電圧が閾値電圧以上である期間では、他の蓄電池のうち、少なくとも1つの放電量をゼロにするとともに、少なくとも1つの放電量をゼロより多くすることができる。このため、蓄電池の放電量を、ゼロより多くするだけでなく、ゼロにすることもできる。したがって、蓄電池301〜303のそれぞれの状態に合わせて、蓄電池301〜303のそれぞれの放電を多様に制御することができる。
なお、本発明の放電制御装置1、1A、1Bの処理を、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを放電制御装置1、1A、1Bに読み込ませ、実行することによって、本発明を実現できる。
ここで、上述の記録媒体には、例えば、EPROMやフラッシュメモリといった不揮発性のメモリ、ハードディスクといった磁気ディスク、CD−ROMなどを適用できる。また、この記録媒体に記録されたプログラムの読み込みおよび実行は、放電制御装置1、1A、1Bに設けられたプロセッサによって行われる。
また、上述のプログラムは、このプログラムを記憶装置などに格納した放電制御装置1、1A、1Bから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネットなどのネットワーク(通信網)や電話回線などの通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上述のプログラムは、上述の機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述の機能を放電制御装置1、1A、1Bにすでに記録されているプログラムとの組み合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計なども含まれる。
例えば、上述の各実施形態では、蓄電池は3つであるものとしたが、これに限らず、2つ以上であればよい。
AA・・・充放電システム
1、1A、1B・・・放電制御装置
2・・・充電制御装置
10・・・電圧測定部
20・・・記憶部
30・・・制御部
41、42、43・・・電圧調整部
100・・・電力源
200・・・負荷
301・・・第1の蓄電池
302・・・第2の蓄電池
303・・・第3の蓄電池

Claims (8)

  1. 並列接続された複数の蓄電池の放電を制御する放電制御装置であって、
    前記複数の蓄電池のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、当該複数の蓄電池のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、当該複数の蓄電池のそれぞれの放電を制御する制御手段を備えることを特徴とする放電制御装置。
  2. 前記蓄電池は、nの値が大きくなるに従ってサイクル特性が悪くなる、第1の蓄電池から第nの蓄電池までのn個存在しており(nは、n≧2を満たす整数)、
    前記制御手段は、
    pに1を代入する第1の手順(pは、1≦p≦nを満たす任意の整数)と、
    第pの蓄電池の電池電圧が第pの閾値電圧以上である期間において、当該第pの蓄電池の放電量を他の蓄電池の放電量よりも多くする第2の手順と、
    前記第pの蓄電池の電池電圧が前記第pの閾値電圧未満であれば、pに1を加算する第3の手順と、
    前記第2の手順と前記第3の手順とを繰り返す第4の手順と、を行うことを特徴とする請求項1に記載の放電制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2の手順において、前記他の蓄電池のうち少なくとも1つの放電量をゼロより多くすることを特徴とする請求項2に記載の放電制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記第2の手順において、前記他の蓄電池のうちの少なくとも1つの放電量をゼロにするとともに、当該他の蓄電池のうち少なくとも1つの放電量をゼロより多くすることを特徴とする請求項2に記載の放電制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記第2の手順において、前記他の蓄電池の全ての放電量をゼロにすることを特徴とする請求項2に記載の放電制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記複数の蓄電池のそれぞれの放電量の総和を予め定められた値に保つことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の放電制御装置。
  7. 制御手段を備え、並列接続された複数の蓄電池の放電を制御する放電制御装置における放電制御方法であって、
    前記制御手段が、前記複数の蓄電池のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、当該複数の蓄電池のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、当該複数の蓄電池のそれぞれの放電を制御するステップを備えることを特徴とする放電制御方法。
  8. 制御手段を備え、並列接続された複数の蓄電池の放電を制御する放電制御装置における放電制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記制御手段が、前記複数の蓄電池のそれぞれのサイクル特性および放電特性と、当該複数の蓄電池のそれぞれの電池電圧と、に基づいて、当該複数の蓄電池のそれぞれの放電を制御するステップを、コンピュータに実行させるためのプログラム。
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