JP2014183209A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エアギャップを形成した後の熱処理による変形を抑えられる半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】実施形態にかかる半導体装置は、半導体基板上に互いに間隔をあけて配列される複数のワードラインと、前記配列の端部に前記ワードラインとの間に間隔をあけて設けられる選択トランジスタとを備えるメモリセルと、前記ワードラインの前記配列方向における幅寸法よりも大きく構成され、前記ワードラインの端部と前記選択トランジスタとの間に設けられたダミーゲート電極と、前記ワードライン、前記ダミーゲート電極、及び前記選択トランジスタを含む領域の上方と、隣接する各ワードライン、前記ダミーゲート電極、及び前記選択トランジスタの間と、に設けられ、隣接する前記ワードライン間に空洞を有する層間絶縁膜と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関し、例えばNAND型フラッシュメモリに関するものである。
半導体装置において、互いに間隔をあけて設けられた複数のワードライン間を酸化膜または窒化膜により埋め込む不揮発性半導体記憶装置が知られている。この種の半導体装置では、素子の微細化に伴いワードライン間の距離が小さくなり、隣接するワードラインの浮遊ゲート電極間や浮遊ゲートと拡散層間に発生する寄生容量により書き込み速度が低下する。このため、ワードライン上及びワードライン間に埋め込み性の低い酸化膜を堆積し、隣接する浮遊ゲート電極間にエアギャップ(空洞)を設けることで寄生容量を抑える手法が提案されている。
特開2009−194305号公報
エアギャップを有する半導体装置は機械的強度が低下することにより、外力や各材料がもつ内部応力により変形しやすい。エアギャップを形成する埋め込み性の低い酸化膜は、熱処理により体積収縮する傾向があり、エアギャップ形成後の熱工程において、エアギャップ膜の体積収縮によりワードラインが変形する不良が発生している。ワードラインの変形不良は、隣接するワードライン間の距離が減少することによるワードライン間リークや、エアギャップ形状の変形に起因したクラック発生の原因となる。
実施形態にかかる半導体装置は、半導体基板上に互いに間隔をあけて配列される複数のワードラインと、前記配列の端部に前記ワードラインとの間に間隔をあけて設けられる選択トランジスタとを備えるメモリセルと、前記ワードラインの前記配列方向における幅寸法よりも大きく構成され、前記ワードラインの端部と前記選択トランジスタとの間に設けられたダミーゲート電極と、前記ワードライン、前記ダミーゲート電極、及び前記選択トランジスタを含む領域の上方と、隣接する各ワードライン、前記ダミーゲート電極、及び前記選択トランジスタの間と、に設けられ、隣接する前記ワードライン間に空洞を有する層間絶縁膜と、を備えることを特徴とする。
第1実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの一部を示す説明図。 同NAND型フラッシュメモリの製造方法を示す説明図。 同NAND型フラッシュメモリの層間絶縁膜の体積収縮率を示すグラフ。 同NAND型フラッシュメモリと比較例の体積収縮による変形を示す説明図。 ダミーゲート電極の数とワードラインの変形量との関係を示すグラフ。 ダミーゲート電極の幅とワードラインおよびダミーゲート電極の変形量との関係を示すグラフ。 第2実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの一部を示す説明図。
[第1実施形態]
以下、第1実施形態かかる半導体装置及び半導体装置の製造方法について、図1乃至図6を参照して説明する。各図において説明のため、適宜構成を拡大、縮小または省略して示している。
図1は半導体装置の一例としてのNAND型フラッシュメモリ1の一部を示す断面図であり、メモリセルアレイ領域を示している。NAND型フラッシュメモリ1は、メモリセルアレイ領域と、メモリセルアレイ領域に対して書き込み、読み出し、及び消去を行うための周辺回路が形成される周辺回路領域を備える。メモリセルアレイ領域は、複数のメモリセル10を有する。
なお、図1は並列するワードライン12から成るNANDストリングス、ワードライン12の並列の端部に設けられたダミーゲート電極14及び選択トランジスタ13、隣接する選択トランジスタ間に設けられたコンタクトホール36を示している。またメモリセル10は複数配列されている。
図1に示すように、NAND型フラッシュメモリ1のメモリセル10において、半導体基板11上には、所定間隔をあけて配列された複数のワードライン12と、配列の端部に設けられた選択トランジスタ13とが設けられている。
メモリセル10の両端部において、選択トランジスタ13と複数のワードライン12のうち端部のワードライン12との間には、ワードライン12よりも幅広で機械的強度の高いダミーゲート電極14がそれぞれ一本ずつ設けられている。
複数のワードライン12、選択トランジスタ13、及びダミーゲート電極14は、何れも、半導体基板11に形成された積層ゲート構造15を備えている。積層ゲート構造15は、半導体基板11上に、シリコン酸化膜からなるトンネル酸化膜21(第1の絶縁膜)、ポリシリコン膜からなる浮遊ゲート電極22、インターポリ絶縁膜23(第2の絶縁膜)、及び制御ゲート電極24、ワードライン12をドライエッチングにより形成する際にマスクとして使用されるマスク層25が順に積層されて構成されている。
制御ゲート電極24は、ポリシリコン24aと導電性材料24bの積層構造から成り、導電性材料として、W、Ni、Ti、Co、Pt、Pd、Ta、Moなどの金属およびこれらの窒化膜、シリサイド膜、あるいはそれらの積層構造を用いることができる。
マスク層25として、シリコン、Al、Tiなどの窒化膜、酸化膜、あるいはそれらの積層膜を用いることができる。
複数のワードライン12、選択トランジスタ13、及びダミーゲート電極14の積層ゲート構造15を含むメモリセル10の上方及び隣接する積層ゲート構造15間には、シリコン酸化膜からなる層間絶縁膜31が堆積されている。
シリコン酸化膜は例えば埋め込み性の低い堆積方法であるプラズマCVD法により形成されるため、隣接する複数のワードライン12、選択トランジスタ13、ダミーゲート電極14の間にはエアギャップ31a(空洞)が形成されている。このエアギャップ31aにより隣接するワードライン12の浮遊ゲート電極22間の絶縁が確保される。なお、エアギャップ31aは層間絶縁膜31に完全に囲まれていない場合も含まれる。また、選択トランジスタ13とダミーゲート電極14の間にはエアギャップ31aが形成されない場合もある。
選択トランジスタ13の側壁部にはシリコン酸化膜からなるスペーサ酸化膜33が形成されている。さらに層間絶縁膜31上およびスペーサ酸化膜33上を覆うようにシリコン窒化膜からなるライナ層34が堆積形成されている。
隣接する選択トランジスタ13間にはコンタクトホール36が設けられている。ライナ層34上にはシリコン酸化膜から成る第2の層間絶縁膜35が堆積形成され、層間絶縁膜35内にコンタクトホール36と接続する配線溝37が設けられている。コンタクトホール36および配線溝37内には導電性材料38が成膜されている。導電性材料38としては、W、Ni、Ti、Co、Pt、Pd、Ta、Moなどの金属およびこれらの窒化膜、シリサイド膜、あるいはそれらの積層構造を用いることができる。
図1に示すように、ワードライン12の並列方向における幅寸法をW1とすると、ダミーゲート電極14の幅寸法W2は、各ワードライン12の幅寸法W1よりも大きく、選択トランジスタ13の幅寸法W3よりも小さく設定されている。ダミーゲート電極14の幅寸法W2はワードライン12の配列のピッチP1以上であって、選択トランジスタ13の幅寸法W3の1/2以下に設定される。ダミーゲート電極14と選択トランジスタ13との間の間隔d2は、ワードライン12の配列のピッチP1以下である。
以下、半導体装置1の製造方法について図2を参照して説明する。図2は図1の左半分のみを示した。まず、図2の<ST1>に示すようにワードライン12を形成する。ワードライン12の加工工程は、まず一般的なNAND型フラッシュメモリ1の製造工程により半導体基板11上にシリコン酸化膜からなるトンネル酸化膜21、ポリシリコン膜からなる浮遊ゲート電極22を形成する。図2の方向とは垂直な方向(ビット線方向)に沿って所定間隔を空けて浮遊ゲート電極22、トンネル酸化膜21、及び半導体基板11を除去して溝を形成する。この溝にシリコン酸化膜を所定の高さまで埋め込んで素子分離領域(図示せず)を形成する。浮遊ゲート電極22及び素子分離領域を覆うようにインターポリ絶縁膜23を形成し、インターポリ絶縁膜23上に制御ゲート電極24、およびマスク層25を積層する。RIE(反応性イオンエッチング)処理によって所定のピッチP1で並列する所定幅W1のワードライン12と、ワードライン12の端部に隣接してダミーゲート電極14と選択トランジスタ13が形成される領域A1を残す。以上により所定間隔で並列する複数のワードライン12が形成及び加工される。
次に図2の<ST2>に示すように、RIE(反応性イオンエッチング)処理によって、端部のワードライン12の隣に所定間隔d1をあけて配される所定幅W2のダミーゲート電極14と、このダミーゲート電極14の隣に所定間隔d2をあけて配される所定幅W3の選択トランジスタ13を残して、領域A1の一部を除去することで、ダミーゲート電極14と選択トランジスタ13を加工する。すなわち、ワードライン12を加工した後、選択トランジスタ13の加工と同時にダミーゲート電極14を形成する。
なお、上記<ST1>、<ST2>の手順に代えて、ワードライン12を加工する際のエッチング処理で、端部のワードライン12とダミーゲート電極14との間の部分及びダミーゲート電極14と選択トランジスタ13の間の部分を除去することで、ワードライン12の加工と同時にダミーゲート電極14を形成することも可能である。すなわち、ワードライン12の加工と同時にダミーゲート電極14を形成した後、選択トランジスタ13を加工する。あるいは、ワードライン12、ダミーゲート電極14、及び選択トランジスタ13を同時に形成してもよい。
次に、<ST3>に示すように、例えばプラズマCVD法によりワードライン12、ダミーゲート電極14、及び選択トランジスタ13を含む領域上にシリコン酸化膜を堆積して層間絶縁膜31を形成する。層間絶縁膜31はワードライン12、ダミーゲート電極14、及び選択トランジスタ13の上部を覆うとともに、隣接する各ワードライン12、ダミーゲート電極14、選択トランジスタ13の積層ゲート構造15の間に埋め込まれる。なお、プラズマCVD法は埋め込み性が良くない堆積方法であるため、一部の領域が埋め込まれない。このため、その部分がエアギャップ31aとなり、隣接する積層ゲート構造15間にエアギャップ31aが形成されることとなる。
続いて<ST4>に示すように、隣接するメモリセル10の選択トランジスタ13間の層間絶縁膜31の1部をRIE処理によって除去しスペーサ絶縁膜33を形成する。さらに、例えばプラズマCVD法によりライナ層34および第2の層間絶縁膜35を順次成膜する。
<ST5>に示すように、RIE処理により第2の層間絶縁膜35内にコンタクトホール36および配線溝37を形成する。コンタクトホール36および配線溝37内に導電性材料38を成膜し、CMP(Chemical Mechanical Polish)により配線溝37以外の第2の層間絶縁膜35上の導電性材料38を除去することによって図1の構造を形成する。
上記半導体装置の製造工程において複数の熱処理工程が存在する。例えば、ライナ層34成膜後には注入した不純物の活性化と拡散、注入に伴うウエハ結晶構造の損傷修復の目的でアニール処理を行う。このとき、層間絶縁膜31は例えば950℃程度の高温となる。
図3に層間絶縁膜31を構成するシリコン酸化膜の、温度と体積収縮率との関係を示す。図3に示すように、アニール処理時には950°程度の高温になることにより層間絶縁膜31は熱の影響で約3%体積収縮する。
図4は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1と、比較例としてダミーゲート電極14を形成しない構造のNAND型フラッシュメモリ100について、ライナ層34成膜後のアニール工程における変形の様子を示す説明図である。図4に示すように、層間絶縁膜31が体積収縮すると、矢印で示すようにワードライン12の配列の端部においてはメモリセル10の中央に向かう力が作用する。微細なワードライン12は幅寸法が小さく、ワードライン12間にエアギャップ31aが形成された構造では、機械的強度が低いため、この体積収縮に伴う力によって変形しやすい。ダミーゲート電極14を形成しない構造のNAND型フラッシュメモリ100においては、選択ゲート13と隣接する端部のワードライン12は、NANDストリングス中央付近のワードライン12と比べ、構造の非対称性が大きいため応力集中しやすく、層間絶縁膜31の体積収縮に伴う変形量が大きい。したがって、熱処理時の体積収縮の影響でワードライン12がメモリセル10の中央にむかってよれるように変形することになる。本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1においては、ワードライン12と選択ゲート13の間に、ワードライン12の幅よりも大きく選択ゲート13の幅よりも小さい幅を持つダミーゲート電極14を形成することにより、構造の非対称性が低下し、応力集中が緩和されることによって、ワードライン12の変形が抑制されることになる。
図5はダミーゲート電極14を形成した本実施形態と、比較例としてダミーゲート電極14を形成しない構造のNAND型フラッシュメモリ100と、他の実施形態としてダミーゲート電極14を2本並列配置した構造のNAND型フラッシュメモリ2におけるワードライン12の変形量を示す。図5に示すように、ダミーゲート電極14が設けられたNAND型フラッシュメモリ1、2は、ダミーゲート電極14を設けない構造のNAND型フラッシュメモリ100と比べてワードライン12の変形量を低減することができる。
本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1と、ダミーゲート電極14を形成しない構造のNAND型フラッシュメモリ100について、CMPにより配線溝37以外の第2の層間絶縁膜35上の導電性材料38を除去する工程後の断面形状を、走査型電子顕微鏡を用いて観察した結果、ダミーゲート電極14を形成しない構造のNAND型フラッシュメモリ100においては、変形したエアギャップ31a上にCMPによる外力が加わることにより、エアギャップ31aの先端から上層に向かってクラックの発生が観察された。一方、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリ1においては、エアギャップ31aの先端を起点とするクラックの発生は観察されなかった。
図6に、ダミーゲート電極14を配置したNAND型フラッシュメモリに1おけるワードライン12およびダミーゲート電極14の変形量のダミーゲート電極14の幅依存性を示した。ダミーゲート電極14の幅が細い場合には、ダミーゲート電極14と選択ゲート13との構造の非対称性が大きいため、ダミーゲート電極14自身が大きく変形する。この場合もダミーゲート電極14の変形によりワードライン12との距離が減少することによるワードライン間リークや、エアギャップの変形に起因したクラック発生の原因となる。一方、ダミーゲート電極14の幅が太くなり、選択ゲート13の幅に近づくと、ワードライン12とダミーゲート電極14との構造の非対称性が大きくなり、ダミーゲート電極14が構造の非対称性を抑制する効果が低減し、ワードライン12の変形量が増加する。図6に一例を示したように、ダミーゲート電極14の幅は、ワードライン12の配列のピッチP1以上であって、選択トランジスタ13の幅寸法W3の1/2以下に設定されるのが望ましい。
本実施形態にかかる半導体装置1及び半導体装置1の製造方法によれば、メモリセル領域の端部に幅広のダミーゲート電極14を設けることによって、メモリセル10の端部における機械的強度を向上し、エアギャップ31a形成後の熱工程における体積収縮に起因する変形が抑えられる。すなわち、本実施形態ではメモリセル10端部において中央に向かう力を幅広で機械的強度の高いダミーゲート電極14で受けることができるため、体積収縮によるワードライン12の変形を抑えることが可能となる。
また、ダミーゲート電極14はワードライン12や選択トランジスタ13と同様に構成された積層構造であるため、ワードライン12や選択トランジスタ13の加工処理の際に同時に形成でき、製造工程が単純である。
なお、上記実施形態ではメモリセル10の両端部において、選択トランジスタ13とワードライン12との間に一本のダミーゲート電極14を配した例を示したが、これに限られるものではなく、両端部にそれぞれ複数のダミーゲート電極14を形成してもよい。
例えば他の実施形態として図7に示すNAND型フラッシュメモリ2では、メモリセル10の端部において選択トランジスタ13とワードライン12との間に2本のダミーゲート電極14が設けられている。この実施形態によれば、図5に示すように、ワードライン12のよれ等の変形をより小さく抑えられる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、2…NAND型フラッシュメモリ、10…メモリセル、11…半導体基板、12…ワードライン、13…選択トランジスタ、14…ダミーゲート電極、15…積層ゲート構造、21…トンネル絶縁膜(第1の絶縁膜)、22…浮遊ゲート電極、23…インターポリ絶縁膜(第2の絶縁膜)、24…制御ゲート電極、25…マスク層、31…層間絶縁膜、31a…エアギャップ、33…スペーサ酸化膜、34…ライナ層、35…第2の層間絶縁膜、36…コンタクトホール、37…配線溝、38…導電体材料。

Claims (5)

  1. 半導体基板上に互いに間隔をあけて配列される複数のワードラインと、前記配列の端部に前記ワードラインとの間に間隔をあけて設けられる選択トランジスタとを備えるメモリセルと、
    前記ワードラインの前記配列方向における幅寸法よりも大きく構成され、前記ワードラインの端部と前記選択トランジスタとの間に設けられたダミーゲート電極と、
    前記ワードライン、前記ダミーゲート電極、及び前記選択トランジスタを含む領域の上方と、隣接する各ワードライン、前記ダミーゲート電極、及び前記選択トランジスタの間と、に設けられ、隣接する前記ワードライン間に空洞を有する層間絶縁膜と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記ダミーゲート電極の幅寸法は前記選択トランジスタの幅寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記ダミーゲート電極の幅寸法は前記ワードラインの前記配列方向におけるピッチ以上で、且つ前記選択トランジスタの幅寸法の1/2以下であることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 複数の前記ワードライン、前記選択トランジスタ、及び前記ダミーゲート電極は、第1の絶縁膜と、浮遊ゲート電極と、第2の絶縁膜と、制御電極とを積層してそれぞれ備え、
    前記ワードラインまたは前記選択トランジスタを加工するエッチング処理によって前記ダミーゲート電極が加工されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の半導体装置。
  5. 半導体基板上に、第1の絶縁膜と、浮遊電極層と、第2の絶縁膜と、制御電極層を積層して備える積層ゲート構造を形成すること、
    前記積層ゲート構造のエッチング処理によって、半導体基板上に互いに間隔をあけて配列される複数のワードラインを加工すること、
    前記積層ゲート構造のエッチング処理によって、前記配列の端部に設けられる選択トランジスタを加工すること、
    前記ワードラインまたは前記選択トランジスタの加工時に、前記配列の端部の前記ワードラインと前記選択トランジスタとの間に、前記ワードラインの前記配列方向における幅寸法よりも大きく構成されたダミーゲート電極を形成すること、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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