JP2014182888A - 面状照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照明光の輝度の低下及び輝度分布の劣化等を生じさせることなく、出光部を薄型化することが可能な面状照明装置を提供する。
【解決手段】面状照明装置10は、LED11と、LED11から射出された光が入射する入光端面21、及び入光端面21から入射した光を射出する出光面22を有する導光板20と、入光端面21に設けられた回折光学素子4、5とを備え、導光板20は、入光端面21側に配置された傾斜部31を有し、傾斜部31には、入光端面21に向かうほど傾斜部31の厚みが漸増するように傾斜面25が設けられている。回折光学素子4、5は、入光端面21の短手方向に互いに間隔を置いて設けられた第1の回折光学素子4と第2の光学素子5とを含んでおり、これによって傾斜面25及び出光面22の傾斜面25近傍からの漏れ光が低減することができる。
【選択図】図1
【解決手段】面状照明装置10は、LED11と、LED11から射出された光が入射する入光端面21、及び入光端面21から入射した光を射出する出光面22を有する導光板20と、入光端面21に設けられた回折光学素子4、5とを備え、導光板20は、入光端面21側に配置された傾斜部31を有し、傾斜部31には、入光端面21に向かうほど傾斜部31の厚みが漸増するように傾斜面25が設けられている。回折光学素子4、5は、入光端面21の短手方向に互いに間隔を置いて設けられた第1の回折光学素子4と第2の光学素子5とを含んでおり、これによって傾斜面25及び出光面22の傾斜面25近傍からの漏れ光が低減することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、入光端面に光源を配置して出光面から面状の照明光を射出する導光板を備えたサイドライト方式の面状照明装置に関する。
液晶表示パネルの照明手段として、小型で環境適合性に優れたLEDを導光板の側端面に沿って配置してなるサイドライト方式の面状照明装置(バックライト)が、携帯電話等の小型携帯情報機器の分野を中心に広く採用されている。昨今では、小型携帯情報機器の更なる薄型化に対応するため、出光面を含む出光部の厚さをLEDが配置された入光端面よりも薄くするとともに、入光端面と出光部との間に、出光部側から入光端面側に向かうほど厚さが漸増する傾斜部を形成した導光板が使用されている。このような導光板を使用することにより、LEDの厚さによらず導光板の出光部を薄くすることができる(例えば、特許文献1及び2参照)。
しかしながら、液晶表示装置の薄型化に対する要求は厳しさを増すばかりであり、液晶表示装置のバックライトとして用いられる面状照明装置にも、さらなる薄型化が強く求められている。例えば、使用するLEDの厚さ及び傾斜部の導光方向の長さを所与の条件として、出光部を薄型化するためには、傾斜部を構成する傾斜面の傾斜を急峻にする必要がある。しかしながら、傾斜面の傾斜を急峻にすると、傾斜面、及び、出光面のうち通常は遮光されて有効出光領域としては利用されない傾斜面近傍の部分からの漏れ光が増大して、有効出光領域から出光される照明光の輝度が低下するとともに、照明光の輝度分布が劣化するという問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、照明光の輝度の低下及び輝度分布の劣化等を生じさせることなく、出光部を薄型化することが可能な面状照明装置を提供することを目的とする。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、さらに他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)光源と、前記光源から射出された光が入射する入光端面、及び該入光端面から入射した光を射出する出光面を有する導光板と、前記入光端面または前記光源と前記入光端面との間に設けられた回折光学素子と、を備え、前記導光板は、前記入光端面側に配置された傾斜部を有し、前記傾斜部には、前記入光端面に向かうほど前記傾斜部の厚みが漸増するように傾斜面が設けられており、前記回折光学素子は、前記入光端面の短手方向に互いに間隔を置いて設けられた第1の回折光学素子と第2の回折光学素子とを含んでいることを特徴とする面状照明装置(請求項1)。
本項に記載の面状照明装置によれば、光源と入光端面との間に設けられた回折光学素子を備えており、この回折光学素子は、入光端面の短手方向に互いに間隔を置いて設けられた第1の回折光学素子と第2の回折光学素子とを含むことにより、光源からの射出光の、入光端面の短手方向を含みかつ入光端面に垂直な仮想平面内における配光分布に関して、光源からその光軸方向に対して比較的広角に射出される光(以下、第2の射出光ともいう)を、第1の回折光学素子及び第2の回折光学素子を介して導光板に入射させ、かつ、上記配光分布に関して、光源からその光軸方向に対して比較的狭角に射出される光(以下、第1の射出光ともいう)を、回折光学素子を介することなく(言い換えれば、入光端面の第1の回折光学素子と第2の回折光学素子との間の領域を介して)、導光板に入射させることが可能となる。
しかるに、入光端面側に配置され、出光面側から入光端面側に向かうほど厚みが漸増するように傾斜面が設けられた傾斜部を有する面状照明装置において、傾斜面、及び出光面のうち通常は遮光されて有効出光領域としては利用されない傾斜面近傍の部分(以下、単に出光面の傾斜面近傍という)からの漏れ光の主な要因は第2の射出光であり、第1の射出光は、典型的には、導光板に入射後、漏れ光となることなく導光板中を導光されるものである。
したがって、本項に記載の面状照明装置によれば、漏れ光の要因となる可能性の低い第1の射出光の進行方向を不要に偏向することなく、漏れ光の要因となる可能性の高い第2の射出光の進行方向のみを、第1の回折光学素子と第2の回折光学素子によって所望の方向に制御することが可能となり、これによって、傾斜面及び出光面の傾斜面近傍からの漏れ光を低減し、ひいては、傾斜部を有する面状照明装置において、出光面の有効出射領域から出光される照明光の輝度及び輝度分布の均一性を向上させることが可能となる。
また、本項に記載の面状照明装置は、傾斜面及び出光面の傾斜面近傍からの漏れ光を要因とする照明光の輝度の低下及び輝度分布の均一性の劣化を生じさせることなく、傾斜部における傾斜面の傾斜を急峻にすることが可能であるため、面状照明装置の出光部のさらなる薄型化に寄与するものである。
また、本項に記載の面状照明装置は、傾斜面及び出光面の傾斜面近傍からの漏れ光を要因とする照明光の輝度の低下及び輝度分布の均一性の劣化を生じさせることなく、傾斜部における傾斜面の傾斜を急峻にすることが可能であるため、面状照明装置の出光部のさらなる薄型化に寄与するものである。
(2)(1)項に記載の面状照明装置において、前記回折光学素子は、前記光源から射出された光を、前記入光端面の短手方向を含みかつ前記入光端面に垂直な仮想平面内で、光軸方向に偏向させるように構成されていることを特徴とする面状照明装置(請求項2)。
本項に記載の面状照明装置によれば、第1の回折光学素子及び第2の回折光学素子により、第2の射出光の進行方向を、傾斜面及び出光面の傾斜面近傍から漏れる可能性の低い方向(傾斜面及び出光面への入射角度が大きくなる方向)に偏向させ、このような漏れ光を効果的に低減させることができる。
(3)(1)または(2)項に記載の面状照明装置において、前記回折光学素子は、前記入光端面の長手方向に延びるリッジ状の凸部を有する回折格子であることを特徴とする面状照明装置(請求項3)。
本項に記載の面状照明装置によれば、光源から射出されて前記回折光学素子に入射した光を、入光端面の短手方向を含みかつ入光端面に垂直な仮想平面内で、光軸方向に向かうように偏向させる回折光学素子を、容易かつ安価に形成することが可能となる。
(4)(3)項に記載の面状照明装置において、前記第1の回折光学素子と前記第2の回折光学素子とは、前記凸部の断面形状が、並進対称の関係にないことを特徴とする面状照明装置(請求項4)。
本項に記載の面状照明装置によれば、入光端面の長手方向に延びるリッジ状の凸部を有する回折格子により、光源から射出された光を、入光端面の短手方向を含みかつ前記入光端面に垂直な仮想平面内で、光軸方向に偏向させる第1の回折光学素子と第2の回折光学素子を、容易かつ安価に形成することが可能となる。
(5)(4)項に記載の面状照明装置において、前記第1の回折光学素子と前記第2の回折光学素子とは、前記凸部の断面形状が、前記入光端面の長手方向を含みかつ前記入光端面に垂直な仮想平面に対して、鏡映対称の関係にあることを特徴とする面状照明装置(請求項5)。
本項に記載の面状照明装置によれば、入光端面の長手方向に延びるリッジ状の凸部を有する回折格子により、光源から射出された光を、入光端面の短手方向を含みかつ前記入光端面に垂直な仮想平面内で、光軸方向に偏向させる第1の回折光学素子と第2の回折光学素子を、さらに容易かつ安価に形成することが可能となる。
(6)(1)から(5)のいずれか1項に記載の面状照明装置において、前記入光端面には、前記入光端面の長手方向に互いに離間して配列された複数のプリズムが設けられており、前記回折光学素子は、前記入光端面の隣り合うプリズムの間の面に設けられていることを特徴とする面状照明装置(請求項6)。
本項に記載の面状照明装置によれば、光源から射出されて導光板に入射する光に対して、回折光学素子による光路制御(縦方向(厚み方向)の光路制御)と複数のプリズムによる光路制御(縦方向と直交する横方向の光路制御)との複合的な光路制御を効果的に実行することが可能となる。
(7)(1)から(6)のいずれか1項に記載の面状照明装置において、前記傾斜面は、前記出光面側に設けられていることを特徴とする面状照明装置(請求項7)。
本発明によれば、照明光の輝度の低下及び輝度分布の劣化等を生じさせることなく、出光部を薄型化することが可能な面状照明装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る面状照明装置を図面を参照して説明する。なお、添付の各図面において、各構成要素の形状、寸法等は、本発明の理解を容易にするため適宜誇張して示されている。また、添付の各図面において、二つの構成要素が空間を介して隣接するように図示されている場合、その空間は、本発明の理解を容易にするために挿入されるか、または誇張して示されたものであり、本発明の構成は、隣接する構成要素間の空間の有無、または、存在する場合には、その寸法によるものではない。
本発明の第1の実施形態である面状照明装置10は、図1に示すように、光源としてのLED11と、LED11が発光した光を面状に射出させるための導光板20とを備えている。導光板20は、透明材料(例えば、ポリカーボネート樹脂)を用いて上面視矩形状に形成されており、その外表面に、LED11から射出された光が入射する端面である入光端面21を有している。導光板20において、入光端面21の長手方向(図1において、紙面に直交する方向)の二端辺21c、21dのうちの一方21cに連接する面には、入光端面21から入射した光を射出する出光面22と、後述する傾斜面25とが含まれている。以下、導光板20の出光面22を含む方の面を表面23、表面23に対向する面を裏面24ともいう。
また、本発明において、LED11の射出光の配光部分の中心軸を光軸qといい、この光軸qは、典型的には、LED11(または、LED11の発光領域)の幾何学的中心軸に一致する。
ここで、本発明において、入光端面21から、入光端面21と対向する端面(図示は省略する)に向かう方向(図1の紙面左方向)を「前方」(その反対方向を「後方」)という。このように定義された「前方」は、入光端面21から導光板20に入光した光が、全体として、導光板20内を導光される方向でもあり、この意味で、上記定義による前後方向を、「導光方向」ともいう。
また、裏面24が表面23を向く方向(図1の紙面上方向)を「上方」(その反対方向を「下方」)と定義し、この定義による上下方向を、「厚み方向」ともいう。さらに、前後方向及び上下方向と直交する方向(図1の紙面に直交する方向)を(必要な場合、前方に向かって「右方」及び「左方」を定義して)左右方向ともいう。左右方向は、言い換えれば、入光端面21の長手方向である。また、特に明示して断らない限り、「長さ」、「厚さ(厚み)」、及び「幅」は、それぞれ前後方向、上下方向、及び左右方向の寸法をいう。
また、裏面24が表面23を向く方向(図1の紙面上方向)を「上方」(その反対方向を「下方」)と定義し、この定義による上下方向を、「厚み方向」ともいう。さらに、前後方向及び上下方向と直交する方向(図1の紙面に直交する方向)を(必要な場合、前方に向かって「右方」及び「左方」を定義して)左右方向ともいう。左右方向は、言い換えれば、入光端面21の長手方向である。また、特に明示して断らない限り、「長さ」、「厚さ(厚み)」、及び「幅」は、それぞれ前後方向、上下方向、及び左右方向の寸法をいう。
面状照明装置10において、導光板20は、入光端面21側から前方に向かって、傾斜面25が設けられた傾斜部31、次いで、出光面22が設けられた出光部32が配置された構成を備えており、出光部32の厚さは、入光端面21の厚さよりも薄く形成されている。そして、導光板20の裏面24は、傾斜部31と出光部32とを通じて一つの平坦面となるように形成され、一方、傾斜部31の傾斜面25は、出光部32側から後方に向かって上方に傾斜するように形成されており、これによって、傾斜部31は、入光端面21に向かうほど厚みが漸増するように設けられている。出光面22は、入光端面21に略直交する平坦面として、傾斜面25の前方の端辺26と連接して形成され、裏面24は、出光面22と略平行に対向する。
面状照明装置10において、導光板20の入光端面21には、第1の回折光学素子4と第2の回折光学素子5が設けられている。第1の回折光学素子4と第2の回折光学素子5とは、入光端面21の短手方向に互いに間隔を置いて設けられており、第1の回折光学素子4と第2の回折光学素子5との間の領域6は、平坦面から構成される(以下、この間の領域6を平坦領域6という)。面状照明装置10では、光軸qと入光端面21との仮想交点(図示は省略する)は平坦領域6に含まれており、平坦領域6を挟んで、入光端面21の上部側(端辺21c側)に第1の回折光学素子4が、入光端面21の下部側(端辺21d側)に第2の回折光学素子5が、それぞれ設けられている。
第1及び第2の回折光学素子4、5は、後述するように、LED11から射出された光を、入光端面21の短手方向を含みかつ入光端面21に垂直な仮想平面(図示は省略する)内で(仮想平面に投影して見た場合に)、光軸q方向に向かうように偏向させるものである。尚、面状照明装置10において、入光端面21の短手方向を含みかつ入光端面21に垂直な仮想平面は、入光端面21及び出光面22に垂直な仮想平面と同一であり、以下、この仮想平面を縦断面ともいう。
図2を参照して、第1及び第2の回折光学素子4、5の構成について詳述すれば、次の通りである。第1の回折光学素子4と第2の回折光学素子5のそれぞれは、入光端面21の長手方向に延びるリッジ状の凸部42、52を有し、このような凸部42、52を、入光端面21の短手方向に複数配列してなる回折格子として構成される。面状照明装置10において、これらの凸部42、52は、入光端面21と一体に、側面視三角形状に形成されている。また、凸部42、52は、入光端面21の平坦領域6に連続する仮想平面(同様に、符号21を付す)に対して後方に突出するように設けられており、凸部42、52において、三角形の仮想平面21側の一辺を底辺としたときの頂点43、53を連ねた稜線が、入光端面の21の長手方向に延びるものである。
また、面状照明装置10において、凸部42、52は、入光端面21の長手方向に沿って一定の形状を有しており、したがって、図2に示す凸部42、52の側面視形状は、入光端面21の長手方向に沿った任意の位置における縦断面の形状と同一である。本願発明では、特に明示して断らない限り、この縦断面の形状を単に断面形状という。
ここで、第1及び第2の回折光学素子4、5は、入光端面21の長手方向に沿って、その全幅にわたって延在するように設けられるものであってもよい。あるいは、例えば、複数のLED11が、入光端面21の長手方向に沿って散在するように配置されている場合には、複数のLED11の配置位置に応じて、入光端面21のうち、少なくとも各LED11からの射出光が到達するそれぞれの範囲わたって延在するように、入光端面21の長手方向に沿って散在させて設けられるものであってもよい。
第1の回折光学素子4が有する凸部42において、断面形状を構成する三角形の仮想平面21側の一辺を底辺としたとき、この底辺の、入光端面21の短手方向の長さp1は、凸部42を複数配列してなる回折格子の格子間隔(ピッチ)に相当する。また、三角形の3つの内角は、頂角α1と2つの底角β1、γ1からなり、2つの底角β1、γ1のうち、上側(端辺21c側)を傾き角β1という。
同様に、第2の回折光学素子5が有する凸部52において、断面形状を構成する三角形の仮想平面21側の一辺を底辺としたとき、この底辺の、入光端面21の短手方向の長さp2は、凸部52を複数配列してなる回折格子の格子間隔(ピッチ)に相当する。また、三角形の3つの内角は、頂角α2と2つの底角β2、γ2からなり、2つの底角β2、γ2のうち、上側(端辺21c側)を傾き角β2という。
同様に、第2の回折光学素子5が有する凸部52において、断面形状を構成する三角形の仮想平面21側の一辺を底辺としたとき、この底辺の、入光端面21の短手方向の長さp2は、凸部52を複数配列してなる回折格子の格子間隔(ピッチ)に相当する。また、三角形の3つの内角は、頂角α2と2つの底角β2、γ2からなり、2つの底角β2、γ2のうち、上側(端辺21c側)を傾き角β2という。
そして、面状照明装置10において、第1及び第2の回折光学素子4、5の凸部42、52は、凸部42のピッチp1と凸部52のピッチp2、及び凸部42の頂角α1と凸部52の頂角α2がそれぞれ等しく(p1=p2、α1=α2)、かつ、凸部42の傾き角β1と凸部52の下方側(短辺21d側)の底角γ2が等しく(β1=γ2)、したがって、凸部42の下方側の底角γ1と凸部52の傾き角β2が等しい(γ1=β2)ように形成されている。
このように、第1の回折光学素子4の凸部42と、第2の回折光学素子5の凸部52とは、互いに合同な断面形状を備えながら、それらの断面形状が、並進対称の関係を有しない(すなわち、平行移動によって互いに重なり合うことがない)ように形成されている。但し、凸部42の断面形状と凸部52の断面形状とは、入光端面21の長手方向を含みかつ入光端面21に垂直な仮想平面(図示は省略する)に対して、鏡映対称の関係にあるものである。
尚、面状照明装置10において、入光端面21の長手方向を含みかつ入光端面21に垂直な仮想平面は、入光端面21に垂直かつ出光面22に平行な仮想平面である。
尚、面状照明装置10において、入光端面21の長手方向を含みかつ入光端面21に垂直な仮想平面は、入光端面21に垂直かつ出光面22に平行な仮想平面である。
面状照明装置10において、凸部42、52は、例えば、各ピッチP1、P2を1.0〜1.5μm程度の等しい値とし、各頂角α1、α2を40°として、さらに、凸部42の傾き角β1を60°(したがって、下方側の底角γ1は80°)、凸部52の傾き角β2を80°(したがって、下方側の底角γ2は60°)とするものであってもよい。
ここで、面状照明装置10では、第1及び第2の回折光学素子4、5は、入光端面21と一体に形成されるものとした。但し、面状照明装置10において、第1及び第2の回折光学素子4、5は、入光端面21とは別体に構成された第1及び第2の回折光学素子4、5を、入光端面21に固着させてなるものであってもよく、あるいは、別体に構成された第1及び第2の回折光学素子4、5を、光源11と入光端面21との間に配設するものであってもよい。また、第1及び第2の回折光学素子4、5を、光源11と入光端面21との間に配設する場合には、第1及び第2の回折光学素子4、5は、入光端面21に対して離間させて設けるものであってもよい。
次に、図3を参照して、面状照明装置10の作用効果について説明する。図3は、LED11から射出される光の典型的な光路を模式的に示す図であり、(a)は従来の面状照明装置100の場合、(b)は、本実施形態における面状照明装置10の場合を示す図である。尚、従来の面状照明装置100について、本実施形態における面状照明装置10の構成要素と対応する構成要素には同一の符号を付して参照する。
図3(a)に示すように、従来、傾斜部31を有する面状照明装置100において、LED11からの射出光の縦断面内における配光分布に関して、光源11からその光軸q(図1参照)方向に対して比較的狭角に射出される光(その代表的な例をL1で示す。以下、このような光を第1の射出光ともいう)の多くは、入光端面21を介して導光板20に入射した後、傾斜面25に入射することなく、あるいは、傾斜面25に入射した場合でもそこで内部全反射されて、傾斜面25及び出光面22の傾斜面25近傍からの漏れ光となることなく、導光板20内を前方へと導光される。
一方、LED11からの射出光の縦断面内における配光分布に関して、光源11からその光軸q(図1参照)方向に対して比較的広角に射出される光(その代表的な例をL2、L3で示す。以下、このような光を第2の射出光ともいう)は、第1の射出光と比べて傾斜面25に入射する際の入射角が小さくなるため、傾斜面25、及び、出光面22のうち通常は遮光されて有効出光領域としては利用されない傾斜面25近傍の部分(以下、単に出光面22の傾斜面25近傍という)から射出されて、漏れ光となる可能性が高い。このような漏れ光が発生することによって、出光面22の有効出射領域から出光される照明光の輝度が低下するとともに、出光面22の傾斜面25近傍からの漏れ光により、照明光の輝度分布の均一性が劣化するものである。
特に、第2の射出光のうち、光軸q方向に対して上方に出射される光L2については、導光板20に入射後、入光端面21付近で一度傾斜面25に入射した後、傾斜面25で反射され、次いで、導光板20の裏面24で反射された後、再び傾斜面25に入射する(あるいは、図示は省略するが、出光面22の傾斜面25近傍に入射する)成分L21が発生し、この入射光の傾斜面25(または、出光面22)に対する入射角は、最初に傾斜面25に入射する際の入射角(あるいは、傾斜面25での反射を経ずに出光面22の傾斜面25近傍に入射する光の入射角)よりもさらに小さくなるため、傾斜面22及び出光面22の傾斜面25近傍からの漏れ光は、このような光路の存在によってさらに増大する。
これに対して、本実施形態における面状照明装置10では、上述したような第1及び第2の回折光学素子4、5を備えているため、図3(b)に示すように、光源から射出される第2の射出光のうち、光軸q方向に対して上方側に射出される光L2は、主として第1の回折光学素子4を介して導光板20に入射し、光軸q方向に対して下方側に射出される光L3は、主として第2の回折光学素子5を介して導光板20に入射することになる。
そして、このように第1及び第2の回折光学素子4、5を介して導光板20に入射した光は、入射後の進行方向が、光軸q方向に向かうように偏向される(すなわち、光L2の進行方向は、第1の回折光学素子4によって斜め下方に偏向され、光L3の進行方向は、第2の回折光学素子5によって斜め上方に偏向される)ものである。
そして、このように第1及び第2の回折光学素子4、5を介して導光板20に入射した光は、入射後の進行方向が、光軸q方向に向かうように偏向される(すなわち、光L2の進行方向は、第1の回折光学素子4によって斜め下方に偏向され、光L3の進行方向は、第2の回折光学素子5によって斜め上方に偏向される)ものである。
これによって、第1及び第2の回折光学素子4、5を介して導光板20に入射した第2の出射光L2、L3が、導光板20に入射した後、傾斜面25及び出光面22の傾斜面25近傍に入射した場合でも、その入射角は、従来の面状照明装置100における入射角よりも大きくなり、その結果、傾斜面25及び出光面22の傾斜面25近傍からの漏れ光を低減することが可能となる。
一方、面状照明装置10において、LED11から射出される第1の射出光L1は、主として平坦領域6を介して導光板20に入射するため、従来の面状照明装置100と同様の光路に沿って、導光板20内部を導光されるものである。すなわち、面状照明装置10において、元来漏れ光となる可能性の低い第1の射出光L1の進行方向に対して、第1及び第2の回折光学素子4、5が影響を及ぼすことはない。
このように、面状照明装置10によれば、LED11からの射出光のうち、漏れ光の要因となる可能性の低い第1の射出光L1の進行方向を不要に偏向することなく、漏れ光の要因となる可能性の高い第2の射出光L2、L3の進行方向のみを、第1の回折光学素子4と第2の回折光学素子5により光軸q方向に向かうように偏向することによって、傾斜部31及び出光面22の傾斜面25近傍からの漏れ光を低減し、ひいては、傾斜部31を有する面状照明装置10において、その照明光の輝度及び輝度分布の均一性を向上させることが可能となる。
また、面状照明装置10では、傾斜面25及び出光面22の傾斜面25近傍からの漏れ光を要因とする照明光の輝度の低下及び輝度分布の均一性の劣化を生じさせることなく、傾斜部31の傾斜面25の傾斜を急峻にすることが可能であるため、出光部32のさらなる薄型化に寄与するものである。
このような面状照明装置10の作用効果について、図4及び図5を参照してさらに詳細に説明すれば、次の通りである。図4は、本実施形態における面状照明装置10の効果を解析するために、面状照明装置の入光端面の一部の領域に回折光学素子を設けた場合の漏れ効率を解析した結果を示す図であり、(a)は、解析に使用した面状照明装置の条件を示す模式図である。また、(b)は、入光端面21の上部側の領域のみに回折光学素子41を形成した場合について、その回折光学素子41が形成される領域の入光端面21の短手方向の長さ(回折格子領域)D1と、漏れ効率との関係を示すグラフであり、また、(c)は、入光端面21の下部側の領域のみに回折光学素子51を形成した場合について、その回折光学素子が形成される領域の入光端面21の短手方向の長さ(回折格子領域)D2と、漏れ効率との関係を示すグラフである。
ここで、図4(b)において、回折光学素子41の回折格子領域D1は、入光端面21の上側の端辺21cを基準として下方へ向かう距離、図4(c)において、回折光学素子42の回折格子領域D2は、入光端面21の下側の端辺21cを基準として上方に向かう距離である。また、図4(b)、(c)いずれの場合についても、漏れ効率は、それぞれの回折格子領域D1、D2の設定における漏れ光量を、入光端面21を回折光学素子を備えない平坦面とした場合(回折格子領域D1、D2が、それぞれ0mmの場合)の漏れ光量を100%とする相対値で示したものである。尚、この解析における漏れ光には、傾斜面25からの漏れ光と出光面22の傾斜面25近傍からの漏れ光の両方が含まれる。
本解析では、面状照明装置の出光部32の厚さT1を0.25mm、入光端面21の厚さT2を0.4mm、傾斜面25の傾斜角θを約12°に設定した。また、この解析において、回折光学素子41は、図2(a)に示す凸部42を有する回折格子であり、回折光学素子42は、図2(b)に示す凸部52を有する回折格子である。その際、凸部42、52は、各ピッチP1、P2を1.0μm、各頂角α1、α2を40°として、凸部42の傾き角β1を60°、凸部52の傾き角β2を80°としたものである。
図4(b)から、面状照明装置10の漏れ効率は、回折光学素子41の回折格子領域D1を0.07mmとしたときの値を最小値として、回折格子領域D1が0.07mmよりも小さい場合には、回折格子領域D1を増大させる程減少し、一方、回折格子領域D1を0.07mmよりも大きくすると、回折格子領域D1を増大させる程増大することが分かる。したがって、入光端面21の上部側の回折光学素子41は、回折格子領域D1が0.07mmのときに、最も効率良く漏れ光を低減させるものである。
また、図4(c)から、面状照明装置10の漏れ効率は、回折光学素子51の回折格子領域D2を0.06mmとしたときの値を最小値として、回折格子領域D2が0.06mmよりも小さい場合には、回折格子領域D2を増大させる程減少し、一方、回折格子領域D2を0.06mmよりも大きくすると、回折格子領域D2を増大させる程増大することが分かる。したがって、入光端面21の下部側の回折光学素子51は、回折格子領域D2が0.06mmのときに、最も効率良く漏れ光を低減させるものである。
この解析によって、入光端面21の上部側の回折光学素子41と下部側の回折光学素子52のいずれの場合についても、その回折格子領域D1、D2には、漏れ光を最も効果的に低減させる所定の範囲があることが確認された。そして、この解析におけるそれぞれの所定の範囲(0.07mm、及び、0.06mm)の和(0.13mm)は、解析に用いた面状照明装置の入光端面21の厚さT2(0.4mm)よりも小さい。
この結果は、面状照明装置の傾斜面25及び出光面22の傾斜面25近傍からの漏れ光を抑制する上で、本実施形態における面状照明装置10のように、入光端面21に回折光学素子4、5を設け、さらに、その回折光学素子4、5を、入光端面21の短手方向に互いに間隔(平坦領域6)を置いて設けられた第1の回折光学素子4と第2の回折光学素子5とした構成が、非常に効果的であることを示すものである。
このような面状照明装置10の効果を確認した解析結果を図5に示す。図5は、面状照明装置10の漏れ効率を、比較例とともに示した表である。表中、サンプルNo.1〜4は、比較例であり、サンプルNo.5が、本実施形態における面状照明装置10である。尚、以下では、比較例についても、本実施形態における面状照明装置10の構成要素と対応する構成要素には、同一の符号を付して参照する。
図5において、サンプルNo.1は、導光板20の入光端面21を回折光学素子を備えない平坦面とした従来の構成であり、サンプルNo.2〜4の漏れ効率は、各サンプルの漏れ光量を、サンプルNo.1の面状照明装置の漏れ光量を100%とする相対値で示した値である。また、サンプルNo.2は、導光板20の入光端面21の短手方向に関して上側の端辺21cから下側の端辺21dにわたる全領域に、回折光学素子を設けた構成である。この回折光学素子は、図2(a)に示す凸部42を有する回折格子であり、その頂角α1、傾き角β1、及びピッチp1は、それぞれ40°、60°、1.0μmである。
また、サンプルNo.3は、導光板20の入光端面21の上部側の領域のみに回折光学素子を設けた構成である。この回折光学素子は、図2(a)に示す凸部42を有する回折格子であり、その頂角α1、傾き角β1、及びピッチp1は、それぞれ40°、60°、1.5μmである。サンプルNo.3の構成は、図4(b)を参照して上述した面状照明装置において、回折光学素子41の回折格子領域D1を最適な値に設定した場合に相当する。
また、サンプルNo.4は、導光板20の入光端面21の下部側の領域のみに回折光学素子を設けた構成である。この回折光学素子は、図2(b)に示す凸部52を有する回折格子であり、その頂角α1、傾き角β1、及びピッチp1は、それぞれ40°、80°、1.0μmである。サンプルNo.4の構成は、図4(c)を参照して上述した面状照明装置において、回折光学素子51の回折格子領域D2を最適な値に設定した場合に相当する。
また、本実施形態における面状照明装置10に相当するサンプルNo.5において、第1の回折光学素子4は、図2(a)に示す凸部42を有する回折格子であり、その頂角α1、傾き角β1、及びピッチp1は、それぞれ40°、60°、1.5μmである。また、第2の回折光学素子5は、図2(b)に示す凸部52を有する回折格子であり、その頂角α2、傾き角β2、及びピッチp1は、それぞれ40°、80°、1.5μmである。
図5から、導光板20の入光端面21の上側の端辺21cから下側の端辺21dにわたる全領域に回折光学素子を設けたサンプルNo.2の構成では、従来の構成であるサンプルNo.1の構成と比較して、漏れ効率が増大してしまうのに対して、回折光学素子を、入光端面21の短手方向に関して所定の範囲のみに設けたサンプルNo.3〜5の構成では、サンプルNo.1の構成と比較して、漏れ効率が減少する(漏れ光量が低減する)ことが分かる。
さらに、本実施形態における面状照明装置10に相当するサンプルNo.5の漏れ効率は、入光端面21の上部側の領域のみに回折光学素子を設けたサンプルNo.2と、入光端面21の下部側の領域のみに回折光学素子を設けたサンプルNo.3の、いずれの構成の漏れ効率よりも低く、しかも、その低減の効果は、サンプルNo.2とサンプルNo.3の低減の効果の総和とほぼ同等であることが分かる。
この結果は、入光端面21の上部側の所定の範囲に設けた回折光学素子と、入光端面21の下部側の所定の範囲に設けた回折光学素子とを共存させた場合でも、各回折光学素子は、その漏れ光低減作用に互いに影響を及ぼすことなく、それぞれを単独で設けた場合と同等に作用することを示すものである。これによって、面状照明装置の傾斜面25及び出光面22の傾斜面25近傍からの漏れ光を抑制する上で、本実施形態における面状照明装置10のように、入光端面21に回折光学素子4、5を設け、さらに、その回折光学素子4、5を、入光端面21の短手方向に互いに間隔(平坦領域6)を置いて設けられた第1の回折光学素子4と第2の回折光学素子5とした構成が、非常に効果的であることが確認された。
ここで、本発明に係る面状照明装置において、導光板20の入光端面21に、入光端面21の長手方向に互いに離間して配列された複数のプリズム(出光面22に平行な横方向に対する光の広がりを制御する、いわゆる入光プリズム)が設けられている場合には、第1及び第2の回折光学素子4、5を、入光端面21の隣り合うプリズムの間の面に設けるものであってもよい。例えば、このような複数のプリズムは、入光端面21の短手方向に延びる凸部または凹部として構成されるプリズムを、入光端面21の長手方向に互いに離間して配列したものであり、その際、隣り合うプリズムの間の面は平坦面として構成されるものである。
これによって、複数のプリズムによる光路制御により得られる所定の効果と、第1及び第2の回折光学素子4、5により得られる上述したような漏れ光低減効果とが互いに影響を及ぼすことなく、複合的な光路制御を効果的に実行することが可能となる。
これによって、複数のプリズムによる光路制御により得られる所定の効果と、第1及び第2の回折光学素子4、5により得られる上述したような漏れ光低減効果とが互いに影響を及ぼすことなく、複合的な光路制御を効果的に実行することが可能となる。
また、本発明にかかる面状照明装置において、傾斜部31が備える傾斜面25は、導光板20の裏面24側に設けられるものであってもよく、あるいは、導光板20の表面23側(出光面22側)と裏面24側の両方に設けられるものであってもよい。
さらに、第1及び第2の回折光学素子4、5の構成は、図1及び図2を参照して上述した構成に限定されるものではない。
例えば、第1及び第2の回折光学素子4、5を、入光端面21の長手方向に延びるリッジ状の凸部を有する回折光学素子として形成する場合、その断面形状は三角形に限定されるものではない。また、第1の回折光学素子4が有する凸部と第2の回折光学素子5が有する凸部は、その断面形状自体が異なるものであってもよく、入光端面21の長手方向を含みかつ入光端面21に垂直な仮想平面(図示は省略する)に対して、鏡映対称の関係にないものであってもよい。
また、第1及び第2の回折光学素子4、5は、そのいずれか一方または両方を、上述したような凸部を有する回折格子ではなく、ホログラフィック光学素子等の他の回折光学素子を用いて構成するものであってもよい。
例えば、第1及び第2の回折光学素子4、5を、入光端面21の長手方向に延びるリッジ状の凸部を有する回折光学素子として形成する場合、その断面形状は三角形に限定されるものではない。また、第1の回折光学素子4が有する凸部と第2の回折光学素子5が有する凸部は、その断面形状自体が異なるものであってもよく、入光端面21の長手方向を含みかつ入光端面21に垂直な仮想平面(図示は省略する)に対して、鏡映対称の関係にないものであってもよい。
また、第1及び第2の回折光学素子4、5は、そのいずれか一方または両方を、上述したような凸部を有する回折格子ではなく、ホログラフィック光学素子等の他の回折光学素子を用いて構成するものであってもよい。
また、第1の回折光学素子4の形成領域は、その上端側と、入光端面21の上側の端辺21cとの間に入光端面21の短手方向に一定の間隔を設けるものであってもよく、同様に、第2の回折光学素子5の形成領域は、その下端側と、入光端面21の下側の端辺21dとの間に一定の間隔を設けるものであってもよい。このような間隔は、例えば、第1及び第2の回折光学素子4、5を、導光板20と一体に成形する場合に、その成形工程を良好に実施するために有効なものである。
また、第1の回折光学素子4及び第2の回折光学素子5のいずれか一方または両方は、光学特性の異なる複数の回折光学素子で構成されるものであってもよい。この場合、回折光学素子構成の最適化を図ることによって、より一層の漏れ光低減効果を得ることができる。
4:第1の回折光学素子、5:第2の回折光学素子、6:平坦領域、10,100:面状照明装置、11:LED、20:導光板、21:入光端面、21c:入光端面の上側の端辺、21d:入光端面の下側の端辺、22:出光面、23:表面、24:裏面、25:傾斜面、31:傾斜部、32:出光部、q:光軸
Claims (7)
- 光源と、前記光源から射出された光が入射する入光端面、及び該入光端面から入射した光を射出する出光面を有する導光板と、前記入光端面または前記光源と前記入光端面との間に設けられた回折光学素子と、を備え、前記導光板は、前記入光端面側に配置された傾斜部を有し、前記傾斜部には、前記入光端面に向かうほど前記傾斜部の厚みが漸増するように傾斜面が設けられており、前記回折光学素子は、前記入光端面の短手方向に互いに間隔を置いて設けられた第1の回折光学素子と第2の回折光学素子とを含んでいることを特徴とする面状照明装置。
- 前記回折光学素子は、前記光源から射出された光を、前記入光端面の短手方向を含みかつ前記入光端面に垂直な仮想平面内で、光軸方向に偏向させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の面状照明装置。
- 前記回折光学素子は、前記入光端面の長手方向に延びるリッジ状の凸部を有する回折格子であることを特徴とする請求項1または2に記載の面状照明装置。
- 前記第1の回折光学素子と前記第2の回折光学素子とは、前記凸部の断面形状が、並進対称の関係にないことを特徴とする請求項3に記載の面状照明装置。
- 前記第1の回折光学素子と前記第2の回折光学素子とは、前記凸部の断面形状が、前記入光端面の長手方向を含みかつ前記入光端面に垂直な仮想平面に対して、鏡映対称の関係にあることを特徴とする請求項4に記載の面状照明装置。
- 前記入光端面には、前記入光端面の長手方向に互いに離間して配列された複数のプリズムが設けられており、前記回折光学素子は、前記入光端面の隣り合うプリズムの間の面に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の面状照明装置。
- 前記傾斜面は、前記出光面側に設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の面状照明装置。
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WO2022202232A1 (ja) * | 2021-03-22 | 2022-09-29 | 日本板硝子株式会社 | 導光体、照明装置、イメージセンサおよび読取装置 |
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- 2013-03-18 JP JP2013055172A patent/JP2014182888A/ja active Pending
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