JP2014182851A - 光ディスク駆動装置の位置調整装置 - Google Patents

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昭彦 野崎
Teiichi Sugimura
禎一 杉村
Haruo Niwa
治雄 丹羽
Shunsuke Kataoka
俊介 片岡
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Abstract

【課題】ディスクトレイの位置調整を行うときの作業性を向上させるとともに、光ディスク駆動装置の制振性を向上させる。
【解決手段】光ディスク駆動装置1の上方からアクセスしてディスクトレイ11の位置調整を行うので、そのときの作業性を向上させることができる。また、光ディスク駆動装置1の左右方向に作業用の空きスペースを設ける必要もないため、光ディスク再生/記録装置40の設計上の制約を低減させることが可能となる。さらに、光ディスク駆動装置1と光ディスク再生/記録装置40の筐体との間には、剛体である金属製の第1ベース部材21、第2ベース部材22及び第3ベース部材23が介在しているため、光ディスク駆動装置1全体の剛性が向上し、特に低音域に影響を及ぼす振動を抑制することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスク駆動装置の位置を調整する技術に関する。
光ディスク再生/記録装置においては、CDやDVDなどの各種光ディスクがディスクトレイに載置された状態で、光ディスク再生/記録装置の筐体に格納されたり、その筐体から排出されたりする。ディスクトレイが筐体に格納されると、スピンドルモータや光ピックアップを搭載した再生又は記録ユニットが上昇し、スピンドルモータの先端部に装着されたターンテーブルが光ディスクをディスクトレイからすくい上げて、光ディスクをターンテーブルとクランパとの間で挟み込む。この状態で、スピンドルモータが駆動して光ディスクを回転させ、光ピックアップで光ディスクに情報の記録を行い、又は光ディスクから情報の再生を行う(例えば特許文献1参照)。
特開2003−196910号公報
ここで、図7(a)は、従来の光ディスク駆動装置1aの一例を示す斜視図であり、(b)は光ディスク駆動装置1aを内蔵する光ディスク再生/記録装置を正面から見たときの外観を示す正面図である。光ディスク駆動装置1aは、おおよそ直方体の形状を成すフレーム10aと、矢印D方向(ローディング方向)に移動可能なディスクトレイ11aとを備えている。光ディスク駆動装置1aを内蔵する光ディスク再生/記録装置20aの筐体には、ディスクトレイ11aを出し入れするための開口部20bが形成されており、ディスクトレイ11aはこの開口部20bを通って、光ディスク再生/記録装置20aの筐体から外に露出したりその内部に格納されたりする。このため、光ディスク駆動装置1aにおけるディスクトレイ11aの位置と、光ディスク再生/記録装置20aの筐体に設けられた開口部20bの位置は、ディスクトレイ11aの移動を妨げない程度に一致している必要がある。なお、図7の説明において、「前後方向」とは、ディスクトレイ11aのローディング方向、「左右方向」とは、ディスクトレイ11aの光ディスク載置面に平行で且つディスクトレイ11aのローディング方向に直交する方向、「上下方向」とは、ディスクトレイ11aの光ディスク載置面に垂直な方向をそれぞれ指す。
光ディスク駆動装置1aの左右方向には、光ディスク再生/記録装置の筐体20aと一体になった板金フレーム20cが設けられており、光ディスク駆動装置1aはこの板金フレーム20cによって支持されている。また、フレーム10a底面の前側で且つ左右方向の端部には、光ディスク駆動装置1aにおけるディスクトレイ11aの位置(ここでは特に上下方向の位置、つまり高さ)を調整するための2つのカム11cがそれぞれ設けられている。このカム11cの回転軸11dは、上述した板金フレーム20cに回転可能な状態で支持されている。作業者がドライバ等の工具を用いてカム11cの回転軸11dを回転させることで、回転軸11dからフレーム10aの底部までの距離が変わり、この結果、光ディスク駆動装置1aにおけるディスクトレイ11aの上下方向の位置が変わる。作業者は2つのカム11cを適切な量だけ回転させて、光ディスク駆動装置1aにおけるディスクトレイ11aの位置と、光ディスク再生/記録装置20aの筐体に設けられた開口部20bの位置とを一致させる。
図7に示した従来の構成においては、作業者が光ディスク駆動装置1aの左右方向のそれぞれから、ドライバ等の工具をほぼ水平にした状態でその先端を回転軸11dに当ててこれを回転させなければならない。そのためには、光ディスク駆動装置1aの左右方向の側方にその工具が収まるだけの十分なスペースが必要になり、作業性が良いとはいえないことに加え、このスペース確保が光ディスク再生/記録装置20aの設計上の制約になるという問題がある。また、カム11cを回転させるときには、カム11cの回転軸11dからそのカム11cの外径(カム11cの外径においてフレーム10aに接する位置)までの距離を視認しながら作業する必要があるが、このとき、作業者は光ディスク駆動装置1aの側方からの視認になるので、光ディスク駆動装置1aの正面側にあるディスクトレイ11aの位置と光ディスク再生/記録装置20aの筐体に設けられた開口部20bの位置とを同時に確認することが困難である。よって、この点からも作業性が良いとはいえない。
また、光ディスク駆動装置1aは光ディスク再生/記録装置20aの筐体(板金フレーム)によって直接的に支持されているため、光ディスク駆動装置1a自身が発生させる振動や、光ディスク駆動装置1aの外部から筐体(板金フレーム)を経由して伝わってくる振動の影響を受けやすい。また、ディスクトレイ11aの位置調整後において、これらの振動によってカム11cがわずかに回転してしまうこともあり、ディスクトレイ11aの位置と光ディスク再生/記録装置20aの筐体に設けられた開口部20bの位置とがずれてしまう虞がある。
そこで、本発明は、図7に示すような従来構成に比べて、ディスクトレイの位置調整を行うときの作業性を向上させるとともに、光ディスク駆動装置の制振性を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、光ディスク再生/記録装置の筐体に内蔵される光ディスク駆動装置の位置を調整するための位置調整装置であって、前記筐体内に固定された第1のベース部材と、前記第1のベース部材と前記光ディスク駆動装置との間に配置され、前記光ディスク駆動装置が固定される第2のベース部材と、前記第1のベース部材と前記第2のベース部材との間の距離を調整する調整手段と、前記第1のベース部材と前記第2のベース部材とを固定する固定手段とを備えた光ディスク駆動装置の位置調整装置を提供する。
本発明の好ましい態様において、前記固定手段は、前記第1のベース部材及び前記第2のベース部材のうち一方のベース部材に設けられた孔に挿入されるとともに他方のベース部材に設けられたネジ孔に締め付けられるネジによって、前記第1のベース部材及び前記第2のベース部材を互いに固定し、前記調整手段は、前記一方のベース部材に設けられたネジ孔に挿入されるネジが前記孔から前記他方のベース部材に向かって突出する量によって、前記第1のベース部材と前記第2のベース部材との間の距離を調整することを特徴とする。
本発明の別の好ましい態様において、前記固定手段は前記光ディスク駆動装置の幅方向で外側に位置し、前記調整手段は当該幅方向で内側に位置し、当該固定手段と当該調整手段とが組で用いられることを特徴とする。また、前記第1のベース部材及び前記第2のベース部材は剛体であることが望ましい。
本発明によれば、ディスクトレイの位置調整を行うときの作業性を向上させるとともに、光ディスク駆動装置の制振性を向上させることができる。
(a)本発明の一実施形態に係る光ディスク駆動装置の外観を示す斜視図であり、(b)光ディスク駆動装置を内蔵する光ディスク再生/記録装置を正面から見たときの外観を示す正面図である。 (a)光ディスク駆動装置を側面からみたときの外観を示す側面図であり、(b)光ディスク駆動装置を正面からみたときの外観を示す正面図である。 (a)第1ベース部材の上面図、(b)第1ベース部材の側面図、(c)第1ベース部材のA−A断面図、(d)ピンの側面図である。 (a)第2ベース部材の上面図、(b)第2ベース部材の側面図である。 (a)第3ベース部材の上面図、(b)第3ベース部材の側面図である。 光ディスク駆動装置のベース機構の分解斜視図である。 (a)従来の光ディスク駆動装置の一例を示す斜視図であり、(b)従来の光ディスク駆動装置を内蔵する光ディスク再生/記録装置を正面から見たときの正面図である。
<実施形態>
以下に、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1(a)は、本発明の一実施形態に係る光ディスク駆動装置1の外観を示す斜視図であり、(b)は光ディスク駆動装置1を内蔵する光ディスク再生/記録装置を正面から見たときの外観を示す正面図である。また、図2(a)は、光ディスク駆動装置1を側面から(図1(a)の矢印S方向から)見たときの外観を示す側面図であり、(b)は、光ディスク駆動装置1を正面から(図1(a)の矢印F方向から)見たときの外観を示す正面図である。光ディスク駆動装置1は、光ディスク再生/記録装置40の筐体に内蔵される装置であり、おおよそ直方体の形状を成すフレーム10と、フレーム10に内蔵されてモータ駆動により矢印D方向(ローディング方向)に移動可能なディスクトレイ11とを備えている。ベース機構20は、フレーム10を支持して光ディスク再生/記録装置40の筐体に対して固定する手段であるとともに、光ディスク駆動装置1の位置を調整するための位置調整装置として機能する。フレーム10の前面側には、ディスクトレイ11を出し入れするための開口部111が形成されており、その下面側には回路基板(図示略)が装着され、その側面、上面および背面側には外装カバーが装着されている。
光ディスク再生/記録装置40の筐体には、ディスクトレイ11を出し入れする開口部41が形成されており、ディスクトレイ11はこの開口部41を通って、光ディスク再生/記録装置40の筐体から外に露出したりその内部に格納されたりする。従って、光ディスク駆動装置1におけるディスクトレイ11の位置と、光ディスク再生/記録装置40の筐体に設けられた開口部41の位置は、ディスクトレイ11の移動を妨げない程度に一致している必要がある。なお、本実施形態において、「前後方向」とは、ディスクトレイ11のローディング方向、「左右方向」とは、ディスクトレイ11の光ディスク載置面に平行であり且つディスクトレイ11のローディング方向に直交する方向、「上下方向」とは、ディスクトレイ11の光ディスク載置面に垂直な方向をそれぞれ指す。
フレーム10の内部には、スピンドルモータ(図示略)がモータ駆動によって昇降可能に取り付けられている。スピンドルモータの回転軸には、ターンテーブル(図示略)が装着されている。例えばCDやDVDなどの光ディスクがディスクトレイ11のディスク載置面に載置された状態で、ディスクトレイ11が光ディスク駆動装置1内に格納されると、スピンドルモータが上昇し、ターンテーブルにより光ディスクがディスクトレイ11からすくい上げられて、クランパとの間に挟み込まれる。この状態で、スピンドルモータの駆動により光ディスクが回転させられ、光ピックアップによる情報の記録又は情報の再生が行われる。なお、光ディスク再生/記録装置40は、光ディスクに対して、情報の記録及び情報の再生の両方を行う装置であってもよいし、情報の記録のみを行う装置であってもよいし、情報の再生のみを行う装置であってもよい。
図2(a)に示すように、フレーム10は、ベース機構20を介して、光ディスク再生/記録装置40の筐体内の底部30に固定される。ベース機構20は、それぞれ板状の第1ベース部材21、第2ベース部材22及び第3ベース部材23を備えている。第1ベース部材21及び第3ベース部材23が、光ディスク再生/記録装置40の筐体の底部30に固定され、第2ベース部材22が第1ベース部材21上にネジ201により固定される。そして、フレーム10が第2ベース部材22と第3ベース部材23の上にネジ203により固定される。これら第1ベース部材21、第2ベース部材22及び第3ベース部材23は、合金などの金属で形成されているため、曲げやねじりの力に対する変形の度合いが小さい、つまり剛性が大きい剛体である。このような剛体が光ディスク駆動装置1と一体になるようにしっかりと固定されているため、ベース機構20を含む光ディスク駆動装置1a全体の剛性が大きくなり、この結果、光ディスク駆動装置1aの制振性が向上する。
図2(b)に示すように、ベース機構20を正面から見たときに、左右方向の外側に2本のネジ201があり(以下、外側ネジ201という)、その内側に2本のネジがある(以下、内側ネジ202という)。これらの外側ネジ201及び内側ネジ202は、側方から見たときに同一直線上に位置している。外側ネジ201は、第1ベース部材21と第2ベース部材22とを相互に固定するため固定手段である。内側ネジ202は、第1ベース部材21と第2ベース部材22との間の距離を調整するための調整手段であり、より具体的には、内側ネジ202の締め込み量により、第2ベース部材22から第1ベース部材21の方向への内側ネジ202の先端部分の突出量、つまり第1ベース部材21と第2ベース部材22との間の距離が変わるようになっている。このように、固定手段としての外側ネジ201は光ディスク駆動装置1の幅方向(正面から見て左右方向)で外側に位置し、調整手段としての内側ネジ202は光ディスク駆動装置1の幅方向(正面から見て左右方向)で内側に位置しており、外側ネジ201(固定手段)と内側ネジ202(調整手段)とが組で用いられるようになっている。
このように、第1ベース部材21と第2ベース部材22との間における、左右のそれぞれの距離d1、d2は、内側ネジ202により調整可能になっている。従って、作業者がフレーム10の上方からドライバ等の工具を用いて内側ネジ202を回転させて距離d1、d2を調整することで、光ディスク駆動装置1におけるディスクトレイと、光ディスク再生/記録装置40の筐体に設けられた開口部41との上下方向の位置を合わせることができる。一般に、光ディスク再生/記録装置40の筐体は、左右方向(光ディスクの載置面に平行な方向)のサイズよりも上下方向(光ディスクの載置面に垂直な方向)のサイズが小さい形状であり、光ディスク駆動装置1の左右方向には他の部品が配置されていることが多い。このため、左右方向から光ディスク駆動装置1へのアクセスは難しい一方、上方向から光ディスク駆動装置1へのアクセスは比較的容易である。また、作業者は、光ディスク駆動装置1の正面側から、第1ベース部材21と第2ベース部材22との間の距離を視認しながら、光ディスク駆動装置1の正面側にあるディスクトレイ11の位置と光ディスク再生/記録装置40の筐体に設けられた開口部41の位置との位置関係をも同時に視認することが可能になる。つまり、作業者は正面からディスクトレイ11の上下位置を見ながら外側ネジ202及び内側ネジ202を締めたり緩めたりすることができるので、ディスクトレイ11の上下位置と外側ネジ202及び内側ネジ202の締め付け具合を同時に確認することが可能となる。従って、本記実施形態では、図7に示すような従来の構成に比べると、ディスクトレイ11の位置調整を行うときの作業性が向上するし、また、光ディスク駆動装置1の左右方向に作業用の空きスペースを設ける必要もないため、光ディスク再生/記録装置40の設計上の制約を低減させることも可能となる。
次に、図3(a)は第1ベース部材21の上面図、(b)は第1ベース部材21の側面図、(c)は第1ベース部材21のA−A断面図、(d)はピン211の側面図である。2つの孔212には、光ディスク再生/記録装置40の筐体の底部30に設けられたネジ孔(図示略)に固定されるネジが挿入される。孔213には、円筒のピン211が挿入される。図3(c)に示すように、ピン211の頭頂部は第1ベース部材21の上面から所定の距離だけ突出する。このピン211の頭頂部、後述する第2ベース部材22の切り欠き部223に挿入され、これにより、第1ベース部材21と第2ベース部材との位置決めがなされる。
図4(a)は第2ベース部材22の上面図、(b)は第2ベース部材22の側面図である。孔221は、第1ベース部材21と第2ベース部材22とを固定するための外側ネジ201が挿入される孔である。ネジ孔222は、第1ベース部材21と第2ベース部材22との間の距離を調整するための内側ネジ202に噛み合うネジ孔である。切り欠き部223は、前述したように第1ベース部材21の上面から突出するピン211の頭頂部が挿入される。切り欠き部224は、フレーム10の左右両側に設けられた突起部(後述する図6(a)の突起部101b)が挿入される。ネジ孔226は、フレーム10と第2ベース部材22とを固定するためのネジ203と噛み合うネジ孔である。
図5(a)は第3ベース部材23の上面図、(b)は第3ベース部材23の側面図である。孔231は、光ディスク再生/記録装置40の筐体の底部30に設けられたネジ孔に噛み合うネジが挿入される。孔232は、フレーム10と第3ベース部材23とを固定するためのネジ242と噛み合うネジ孔である。第3ベース部材23を側方から見たとき傾斜している傾斜面234は、フレーム10の底面に設けられた回路基板から延びる通信線が通る空間を形成するためのものであり、フレーム10の底面に回路基板がなければ特に必須ではない。
図6(a)はベース機構20の正面側の分解斜視図であり、(b)はベース機構20の背面側の分解斜視図である。ベース機構20の正面側においては、まず、第1ベース部材21の孔212にネジ216が挿入され、光ディスク再生/記録装置40の筐体内の底部30に設けられたネジ孔(図示略)に締め付けられる。これにより、第1ベース部材21が光ディスク再生/記録装置40の筐体に固定される。
次に、第1ベース部材21のピン211の頭頂部が第2ベース部材22の切り欠き部223に挿入されて、これらのベース部材21,22のお互いの位置が決められる。この状態で、外側ネジ201が、第2ベース部材22の孔221に挿入され、第1ベース部材21のネジ孔214の途中まで(つまり第1ベース部材21と第2ベース部材とが或る距離だけ離れられるようにして)締め付けられる。そして、内側ネジ202が第2ベース部材22のネジ孔214に挿入され、その内側ネジ202の先端が第1ベース部材21の上面に接するまで締め付けられる。これにより、第1ベース部材21と第2ベース部材22との間の距離は、第2ベース部材22から第1ベース部材21の方向への内側ネジ202の先端部分の突出量と同じ長さになる。
フレーム10においては、左右方向にそれぞれ突出した2つのリブ部101が設けられており、さらにそのリブ部101の端部からそれぞれ下方に突出した突出部101bが設けられている。これら2つの突出部101bがそれぞれ第2ベース部材22の切り欠き部224に挿入されるようにして、フレーム10が第2ベース部材22の上に置かれる。そして、ネジ203がリブ部101に設けられた孔101aに挿入され、第2ベース部材22のネジ孔226に締め付けられる。
一方、ベース機構20の背面側においては、まず、第3ベース部材23の孔231にネジ241が挿入され、光ディスク再生/記録装置40の筐体内の底部30に設けられたネジ孔(図示略)に締め付けられる。これにより、第3ベース部材23が光ディスク再生/記録装置40の筐体に固定される。次に、フレーム10の背面側に設けられた孔101cにネジ242が挿入され、第3ベース部材23のネジ孔232に締め付けられる。
以上のようにして、第1ベース部材21と第2ベース部材22とが或る距離を隔てた状態で、光ディスク再生/記録装置40の筐体内の底部30に対して、第1ベース部材21、第2ベース部材22、第3ベース部材23及びフレーム10が仮止めされる。
このように各部品が仮止めされた状態で、光ディスク駆動装置1におけるディスクトレイ11の位置と、光ディスク再生/記録装置40の筐体に設けられた開口部41の位置を一致させる作業が行われる。具体的には、作業者は、外側ネジ201及び内側ネジ202を適宜締めたり緩めたりすることによって、光ディスク駆動装置1におけるディスクトレイ11を上下させ(つまり距離d1、d2を変えていき)、ディスクトレイ11の上下方向の位置と光ディスク再生/記録装置40の筐体側の開口部41の上下方向の位置とを、ディスクトレイ11の移動を妨げない程度に一致させる。なお、第2ベース部材22において外側ネジ201が挿入される孔221と、第3ベース部材23においてネジ242が挿入される孔101cを、それぞれのネジ201,242の径に比べて余裕をもたせ、より大きい径としてもよい。このように構成した場合、孔201,242の径の大きさの範囲で、光ディスク駆動装置1の位置を前後又は左右に微調整することが可能となる。
上記実施形態によれば、光ディスク駆動装置1の上方からアクセスしてディスクトレイ11の位置調整を行うことができるし、また、光ディスク駆動装置1の正面側から第1ベース部材21と第2ベース部材22との間の距離を視認しながら、ディスクトレイ11の位置と光ディスク再生/記録装置40の開口部41の位置との位置関係をも視認することが可能になる。よって、ディスクトレイ11の位置調整時の作業性を向上させることができる。そして、光ディスク駆動装置1の左右方向に作業用の空きスペースを設ける必要もない。
さらに、図7に示すような従来の構成においては、光ディスク駆動装置1aを支持する板金フレーム、その支持のための付属部品、カム及びその回転軸などが必要になるが、このような多数の部品について一定の寸法精度が求められる。これに対し、上記実施形態によれば、ベース機構20として基本的に複数の板状のベース部材と複数のネジがあれば足りるので、従来の構成に求められるような厳密な寸法精度が不要である。従って、上記実施形態によれば、光ディスク再生/記録装置40の設計上の制約を低減させることが可能となる。
さらに、光ディスク駆動装置1と光ディスク再生/記録装置40の筐体との間には、剛体である金属製の第1ベース部材21、第2ベース部材22及び第3ベース部材23が介在しているため、光ディスク駆動装置1a全体の剛性が向上し、特に低音域に影響を及ぼす振動を抑制することが可能となる。
<変形例>
<変形例1>
ベース機構20の構成は実施形態で例示したものに限定されない。
例えば実施形態では、第1ベース部材21、第2ベース部材22及び第3ベース部材23という3つのベース部材によってベース機構を構成していたが、ベース部材の数はこれに限定されない。例えば、第1ベース部材21、第2ベース部材22及び第3ベース部材23がそれぞれ、左右1枚ずつの2枚の板状部材によって構成されていてもよいし、さらに3枚状の板状部材によって構成されていてもよい。
また、第1ベース部材21及び第2ベース部材22によって、光ディスク駆動装置1の正面側の上下方向の位置を調整していたのと同じように、これに加えて、第3ベース部材23の上に上下の位置を変更可能な第4ベース部材を配置し、光ディスク駆動装置1の背面側の上下方向の位置も併せて調整するようにしてもよい。
また、実施形態では、第1ベース部材21、第2ベース部材22及び第3ベース部材23の長手方向がいずれも光ディスク駆動装置1の左右方向に一致するように配置していたが、これを例えば、第1ベース部材21及び第2ベース部材22の長手方向が光ディスク駆動装置1の前後方向に一致するようにして、光ディスク駆動装置1の右方向端部の下方に配置するとともに、第3ベース部材23及び前述した第4ベース部材の長手方向が光ディスク駆動装置1の前後方向に一致するようにして、光ディスク駆動装置1の左方向端部の下方に配置するようにしてもよい。このようにすれば、第1ベース部材21と第2ベース部材22との間の距離を変えることで、図2(b)に示した距離d1を調整し、第3ベース部材23と前述した第4ベース部材との間の距離を変えることで、図2(b)に示した距離d2を調整することができる。
なお、光ディスク駆動装置1の位置調整は主に第1ベース部材21及び第2ベース部材22によって行われるから、第3ベース部材23は必ずしも必須ではない。
<変形例2>
実施形態では、光ディスクの載置面が水平の状態でディスクトレイ11が水平方向に移動する例で説明したが、これ以外にも、例えば光ディスクの載置面が垂直でディスクトレイが水平方向に移動したり、また、例えば光ディスクの載置面が垂直でディスクトレイが垂直方向に移動したりする場合についても本発明を適用することが可能である。いずれの場合においても、内側ネジ202のような調整手段は光ディスクの載置面に垂直な方向から操作される。既述のとおり、一般に、光ディスク再生/記録装置の筐体は、左右方向(光ディスクの載置面に平行な方向)のサイズよりも上下方向(光ディスクの載置面に垂直な方向)のサイズが小さい形状であるから、光ディスクの載置面に水平な方向よりも光ディスクの載置面に垂直な方向から調整手段にアクセスするほうが容易である。
1,1a…光ディスク駆動装置、10…フレーム、11,11a…ディスクトレイ、21…第1ベース部材、22…第2ベース部材、23…第3ベース部材、101…リブ部、101a,101c…孔、101b…突出部、201,202,203,216,241,242…ネジ、211…ピン、212,213,215,221,223,231,232.233…孔、214,222,226…ネジ孔、223,224…切り欠き部、20a,40…光ディスク再生/記録装置、41…開口部。

Claims (4)

  1. 光ディスク再生/記録装置の筐体に内蔵される光ディスク駆動装置の位置を調整するための位置調整装置であって、
    前記筐体内に固定された第1のベース部材と、
    前記第1のベース部材と前記光ディスク駆動装置との間に配置され、前記光ディスク駆動装置が固定される第2のベース部材と、
    前記第1のベース部材と前記第2のベース部材との間の距離を調整する調整手段と、
    前記第1のベース部材と前記第2のベース部材とを固定する固定手段と
    を備えた光ディスク駆動装置の位置調整装置。
  2. 前記固定手段は、前記第1のベース部材及び前記第2のベース部材のうち一方のベース部材に設けられた孔に挿入されるとともに他方のベース部材に設けられたネジ孔に締め付けられるネジによって、前記第1のベース部材及び前記第2のベース部材を互いに固定し、
    前記調整手段は、前記一方のベース部材に設けられたネジ孔に挿入されるネジが前記孔から前記他方のベース部材に向かって突出する量によって、前記第1のベース部材と前記第2のベース部材との間の距離を調整する
    ことを特徴とする請求項1記載の光ディスク駆動装置の位置調整装置。
  3. 前記固定手段は前記光ディスク駆動装置の幅方向で外側に位置し、前記調整手段は当該幅方向で内側に位置し、
    当該固定手段と当該調整手段とが組で用いられる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ディスク駆動装置の位置調整装置。
  4. 前記第1のベース部材及び前記第2のベース部材は剛体である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ディスク駆動装置の位置調整装置。
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