JP2014182197A - 光量調節装置、及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光量調節装置の高速駆動性能を向上させることで、静止画撮影時のレリーズタイムラグを更に少なくし、連続撮影時の撮影間隔を更に短縮することが可能な仕組みを提供する。
【解決手段】光量調節装置は、第1係止手段7による第1回転部材1の係止を解除して、第1ばね部材5の付勢力により第1回転部材1を回転させて遮光部材10を絞り位置に移動させた後、第1係止手段7により第1回転部材1を係止する制御と、第2係止手段8による第2回転部材2の係止を解除して、第2ばね部材6の付勢力により第2回転部材2を回転させて遮光部材10を絞り位置から開放位置に移動させた後、第2係止手段8により第2回転部材2を係止する制御と、モータ4の駆動により第3回転部材3を回転させて第1ばね部材5及び第2ばね部材6の付勢力を蓄積した後、モータ4を停止する制御とを実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばデジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置に用いられる光量調節装置、及び光量調節装置を備える撮像装置に関する。
デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置には、撮像素子に結像される被写体の光量を調節するために、絞り開口径を制御する光量調節装置が設けられている。光量調節装置は、遮光部材として複数の絞り羽根を用い、モータを駆動源として絞り羽根を動作させて絞り開口径を変化させるものが主流となっている。
ところで、静止画を主として撮影する一眼レフカメラの場合、通常は絞り開口径を最大にしている状態(開放状態)からレリーズ信号に連動して被写界の輝度に応じた絞り値或いは任意に決められた絞り値になるよう絞り羽根を絞り込んで撮影が行われる。この場合、レリーズタイムラグをできる限り少なくし、かつ連続撮影の撮影間隔を短くするためにも、絞り羽根の絞り込み動作及び絞り羽根の絞り込み状態から開放状態へ戻る復帰動作の高速化が望まれる。
従来、静止画の連続撮影時の高速駆動性能を確保するために、ステッピングモータを用いて絞り羽根を駆動する電磁駆動絞り装置が開示されている(特許文献1)。
特開昭62−240942号公報
ところで、近年の撮像素子の高感度化及び画像処理・画像転送の高速化により、静止画撮影時のレリーズタイムラグを更に少なくし、連続撮影の撮影間隔を更に短くする高速駆動が強く要望されている。
しかし、上記特許文献1では、1つのステッピングモータにより光量調節装置を駆動するため、その加速、減速による時間短縮には限界があり、更なる高速駆動を達成することが難しい。
そこで、本発明は、光量調節装置の高速駆動性能を向上させることで、静止画撮影時のレリーズタイムラグを更に少なくし、連続撮影時の撮影間隔を更に短縮することが可能な仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の光量調節装置は、遮光部材と、前記遮光部材を絞り位置と開放位置との間で移動可能に支持する第1回転部材と、前記第1回転部材と同一の方向に回転可能とされ、前記遮光部材が移動する際に前記遮光部材を前記絞り位置と前記開放位置に案内する第2回転部材と、前記第1回転部材及び前記第2回転部材と同軸配置されて、同一方向に回転可能な第3回転部材と、前記第3回転部材を駆動するモータと、前記第1回転部材と前記第3回転部材との間に設けられ、前記第1回転部材を回転方向に付勢する第1ばね部材と、前記第2回転部材と前記第3回転部材との間に設けられ、前記第2回転部材を回転方向に付勢する第2ばね部材と、前記第1ばね部材の付勢力に抗して前記第1回転部材を係脱可能に係止する第1係止手段と、前記第2ばね部材の付勢力に抗して前記第2回転部材を係脱可能に係止する第2係止手段と、前記第1係止手段の前記係脱動作、前記第2係止手段の前記係脱動作、及び前記モータの駆動を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1係止手段による前記第1回転部材の係止を解除して、前記第1ばね部材の付勢力により前記第1回転部材を回転させて前記遮光部材を前記絞り位置に移動させた後、前記第1係止手段により前記第1回転部材を係止する制御と、前記第2係止手段による前記第2回転部材の係止を解除して、前記第2ばね部材の付勢力により前記第2回転部材を回転させて前記遮光部材を前記絞り位置から前記開放位置に移動させた後、前記第2係止手段により前記第2回転部材を係止する制御と、前記モータの駆動により前記第3回転部材を回転させて前記第1ばね部材及び前記第2ばね部材の付勢力を蓄積した後、前記モータを停止する制御と、を実行することを特徴とする。
本発明によれば、光量調節装置の高速駆動性能を向上させることで、静止画撮影時のレリーズタイムラグを更に少なくし、連続撮影時の撮影間隔を更に短縮することが可能になる。
(a)は本発明の第1の実施形態である光量調節装置の分解斜視図、(b)は(a)に示す光量調節装置を下方から見た分解斜視図である。 (a)は図1に示す光量調節装置の組立体の平面図、(b)は(a)の矢印B方向から見た図である。 (a)は第1係止手段が第1ばね部材の付勢力に抗して第1回転部材に係止されている状態を示す図、(b)は第1係止手段による第1回転部材の係止が解除された状態を示す図、(c)は制御系のブロック図である。 (a)は光量調節装置が初期状態にあるときの平面図、(b)は(a)の分解斜視図である。 (a)は絞り羽根が所定の絞り位置まで到達した状態を示す平面図、(b)は(a)の分解斜視図である。 (a)は絞り羽根が絞り位置から開放位置に復帰した状態を示す平面図、(b)は(a)の分解斜視図である。 (a)は絞り羽根が開放位置に復帰した後に第1ばね部材及び第2ばね部材に付勢力が蓄積された状態を示す平面図、(b)は(a)の分解斜視図である。 第1係止手段、第2係止手段、検出手段及びモータの動作タイミング、並びにカメラの撮影動作タイミングを説明するタイミングチャート図である。 本発明の第2の実施形態である光量調節装置において、第1係止手段、第2係止手段、検出手段及びモータの動作タイミング、並びにカメラの撮影動作タイミングを説明するタイミングチャート図である。 図9に対するモータの動作タイミングの変形例を説明するタイミングチャート図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)は本発明の第1の実施形態である光量調節装置の分解斜視図、図1(b)は図1(a)に示す光量調節装置を下方から見た分解斜視図である。図2(a)は図1に示す光量調節装置の組立体の平面図、図2(b)は図2(a)の矢印B方向から見た図である。なお、図2では、図1の上カバー11及び下カバー12の図示は省略している。本実施形態では、デジタル一眼レフカメラ等の撮像装置のレンズ鏡筒に搭載される光量調節装置を例に採るが、これに限定されない。
本実施形態の光量調節装置は、図1及び図2に示すように、第1回転部材1、第2回転部材2、第3回転部材3、モータ4、第1ばね部材5、第2ばね部材6、第1係止手段7、第2係止手段8、検出手段9、及び上下のカバー11,12を備える。
第1回転部材1は、図1(a)の矢印A方向に回転可能とされ、第1回転部材1の中央開口部の周囲に形成された孔1eには、遮光部材の一例としての絞り羽根10の上側ボス10aが回転可能に嵌合される。これにより、第1回転部材1に対して絞り羽根10が絞り位置と開放位置との間で移動可能に支持される。また、第1回転部材1の外周部には、ギア部1cが形成されている。
第2回転部材2は、第1回転部材と同一方向に回転可能とされ、第1回転部材1に対して第3回転部材3を挟んで光軸方向に対向配置されている。第2回転部材2の中央開口部の周囲に形成されたカム溝2eには、絞り羽根10の下側ボス10bが係合する。絞り羽根10の回動動作時に下側ボス10bがカム溝2eに沿って移動することで、絞り羽根10が絞り位置と開放位置に案内される。また、第2回転部材2には、突起2aが形成され、第2回転部材2は、突起2aが第1回転部材1に形成された突起1aに回転方向に当接するまで図1(a)の矢印A方向に回転可能とされている。第2回転部材2の外周部には、ギア部2cが形成されている。ここで、突起2aは、本発明の当接部の一例に相当する。
第3回転部材3は、第1回転部材1及び第2回転部材2と略同軸配置されて、図1(a)の矢印A方向に回転可能とされている。第3回転部材3の外周部には、ギア部3aが形成されている。
モータ4は、後述する制御部20(図3(c))により駆動が制御され、上カバー11に取り付けられて、出力軸の先端に固定されたピニオン4aが回転部材3のギア部3aに噛合することで、第3回転部材3に回転を伝達する。
第1ばね部材5は、本実施形態では、引っ張りコイルばねで構成され、一端が第1回転部材1の掛止位置1bに掛止され、他端が第3回転部材3の掛止位置3bに掛止される。これにより、第1ばね部材5は、第3回転部材3に対して第1回転部材1を図1(a)の矢印A方向に回転させる付勢力を発生させる。
第2ばね部材6は、本実施形態では、引っ張りコイルばねで構成され、一端が第2回転部材2の掛止位置2bに掛止され、他端が第3回転部材3の掛止位置3cに掛止される。これにより、第2ばね部材6は、第3回転部材3に対して第2回転部材2を図1(a)の矢印A方向に回転させる付勢力を発生させる。
第1係止手段7は、第1ばね部材5の付勢力に抗して第1回転部材1に対して係脱可能に係止され、また、第2係止手段8は、第2ばね部材6の付勢力に抗して第2回転部材2に対して係脱可能に係止される。第1係止手段7及び第2係止手段の係脱動作は、後述する制御部20によって制御される。なお、第1係止手段7及び第2係止手段8の詳細については、図3を用いて後述する。
検出手段9は、本実施形態では、第1回転部材1に形成された遮蔽部位1dを検出することによって第1回転部材1の回転量を検出して、検出結果を後述する制御部20(図3(c))に出力する。
上カバー11には、第1回転部材1を回転方向に案内する円筒状の案内リブ11aが設けられている。下カバー12には、第2回転部材2を回転方向に案内する円筒状の案内リブ12a、及び第3回転部材3を回転方向に案内する円筒状の案内リブ12bがそれぞれ設けられている。
次に、図3を参照して、第1係止手段7及び第2係止手段8について説明する。図3(a)は第1係止手段7が第1ばね部材5の付勢力に抗して第1回転部材1に係止されている状態を示す図、図3(b)は第1係止手段7による第1回転部材1の係止が解除された状態を示す図、図3(c)は制御系のブロック図である。
図3(a)及び図3(b)に示すように、第1係止手段7は、ソレノイド7aと、第1回転部材1のギア部1cに噛合するピニオン7bで構成される。ソレノイド7aは、制御部20(図3(c))によって通電がなされることで駆動軸7dが軸方向に移動し、アマチュア部7cがピニオン7bに対して係止される状態(図3(a))から離脱する状態(図3(b))に回動する。
アマチュア部7cがピニオン7bに係止された状態(図3(a))では、アマチュア部7cは、第1回転部材1及びピニオン7bを介して第1ばね部材5の付勢力を受け止めている。これにより、第1係止手段7が第1ばね部材5の付勢力に抗して第1回転部材1に係止され、第1回転部材1の回転が規制される。
また、アマチュア部7cがピニオン7bから離脱した状態(図3(b))では、第1係止手段7による第1回転部材1の係止が解除され、第1回転部材1は、第1ばね部材5の付勢力により図1(a)の矢印A方向に回転する。なお、第2係止手段8については、第1係止手段7と基本的構成が同一であるため、第1係止手段7の7a〜7dに対応する符号8a〜8dを図3にかっこ書きで付してその説明を省略する。
次に、図4乃至図8を参照して、光量調節装置の動作例について説明する。なお、図4乃至7においては、上カバー11及び下カバー12の図示は省略している。
図4(a)は光量調節装置が初期状態にあるときの平面図、図4(b)は図4(a)の分解斜視図である。図5(a)は絞り羽根10が所定の絞り位置まで到達した状態を示す平面図、図5(b)は図5(a)の分解斜視図である。
図4に示す光量調節装置の初期状態では、絞り羽根10は、開放位置にある。この状態では、第1係止手段7が第1ばね部材5の付勢力に抗して第1回転部材1に係止されて、第1回転部材1の回転が規制されると共に、第2係止手段8が第2ばね部材6の付勢力に抗して第2回転部材2に係止されて、第2回転部材2の回転が規制されている。このとき、第1ばね部材5と第2ばね部材6は、付勢力が蓄勢された状態にあり、その付勢力は、第1回転部材1と第2回転部材2を図の矢印示A方向に回転させる方向に作用する。
そして、不図示のカメラ本体からの絞り動作の開始信号により、制御部20は、ソレノイド7aを制御して第1係止手段7のみの係止を解除する。これにより、第1ばね部材5の付勢力により第1回転部材1のみが図の矢印A方向に回転する。このとき、絞り羽根10は、第2回転部材2のカム溝2eに沿って下側ボス10bが移動しつつ第1回転部材1の孔1e嵌合された上側ボス10aを中心に絞り方向に回動する。
そして、第1回転部材1に形成された遮蔽部位1dを検出手段9が検出すると、制御部20は、開放位置から所定の絞り位置まで絞り羽根10が到達したと判断し、ソレノイド7aを制御して第1係止手段7により第1回転部材1を係止する。これにより、図5に示すように、絞り羽根10が所定の絞り位置で停止し、その後、所定の絞り値を維持した状態で撮影動作が行われる。
図6(a)は絞り羽根10が絞り位置から開放位置に復帰した状態を示す平面図、図6(b)は図6(a)の分解斜視図である。図7(a)は絞り羽根10が開放位置に復帰した後に第1ばね部材5及び第2ばね部材6に付勢力が蓄積された状態を示す平面図、図7(b)は図7(a)の分解斜視図である。
図5に示す状態で撮影動作が終了すると、絞り羽根10の開放位置への復帰開始信号により、制御部20は、ソレノイド8aを制御して第2係止手段8のみの係止を解除する。これにより、第2ばね部材6の付勢力により第2回転部材2のみが図の矢印A方向に回転する。このとき、絞り羽根10は、第2回転部材2のカム溝2eに沿って下側ボス10bが移動しつつ第1回転部材1の孔1e嵌合された上側ボス10aを中心に開放方向に回動する。
そして、制御部20は、第1回転部材1の突起1aに第2回転部材2の突起2aが当接して第2回転部材2が停止すると、再度ソレノイド8aを制御して第2係止手段8によって第2回転部材2を係止し、絞り羽根10の開放位置を維持する(図6参照)。図6の状態において、第1回転部材1、第2回転部材2及び絞り羽根10の相対的な位置関係は、図4と同じである。
なお、第1回転部材1の突起1aに第2回転部材2の突起2aが当接したことを制御部20により判定する方法は、特に限定されないが、例えば所定の時間が経過したことをもって判定することができる。また、図示は省略するが、第2回転部材2に遮蔽部位を形成してセンサ等で第2回転部材2の回転が停止したことを検出することで判定してもよい。
絞り羽根10が図6に示す開放位置に復帰した後においては、次回の絞り動作に備え、第1ばね部材5と第2ばね部材6に付勢力を蓄積する必要がある。図6の状態では、第1回転部材1及び第2回転部材2は、それぞれ第1係止手段7及び第2係止手段により係止されている。
従って、制御部20は、モータ4の駆動を制御して第1ばね部材5及び第2ばね部材6の付勢力を蓄積する方向に第3回転部材3を所定の回転量だけ回転させる。これにより、図7に示すように、第1ばね部材5及び第2ばね部材6に十分な付勢力が蓄積される。図7の状態では、第1回転部材1、回転部材2及び絞り羽根10に加え、第3回転部材3、第1ばね部材5及び第2ばね部材6の相対的な位置関係は、図4と同じである。
なお、第1ばね部材5及び第2ばね部材6に十分な付勢力が蓄積されたことを制御部20で判定する方法は、特に限定されないが、例えば所定の時間が経過したことをもって判定することができる。また、図示は省略するが、第3回転部材3に遮蔽部位を形成してセンサ等で第3回転部材3が所定量回転したことを検出することで判定してもよい。
図8は、第1係止手段7、第2係止手段8、検出手段9及びモータ4の動作タイミング、並びにカメラの撮影動作タイミングを説明するタイミングチャート図である。図8の各動作は、制御部20が第1係止手段7の係脱動作、第2係止手段8の係脱動作、及びモータ4の駆動を制御することにより実行される。
図8において、絞り動作の開始信号により、第1係止手段7による第1回転部材1の係止が解除される(T1:図4に相当)。次に、検出手段9によって第1回転部材1の所定の回転量が検出されると、第1係止手段7により第1回転部材1が係止され(T2:図5に相当)、その後、カメラの撮影動作が開始される。カメラの撮影動作は、第1回転部材1の回転動作の終了後から第2回転部材2の回動動作の開始前に行われる。
カメラの撮影動作が終了すると、絞り羽根10の開放位置への復帰動作の開始信号により、第2係止手段8による第2回転部材2の係止が解除される(T3)。次に、第1回転部材1の突起1aに第2回転部材2の突起2aが当接した後、第2係止手段8により第2回転部材2が係止される(T4:図6に相当)。
その後、モータ4による第3回転部材3の回転が開始される(T5)。第3回転部材3が所定の回転量回転して第1ばね部材5及び第2ばね部材6の付勢力の蓄積が終了するとモータ4が停止する(T6:図7に相当)。
以上説明したように、本実施形態では、絞り羽根10の開放位置から絞り位置への絞り動作、及び絞り位置から開放位置への復帰動作は、いずれもばね部材5,6に蓄積された付勢力を用いて行われる。このため、モータの駆動力で絞り羽根の絞り動作及び復帰動作を行う場合に比べて、電気的時間遅れや機械的時間遅れが少なく、絞り羽根10の回動速度が最高速へ到達するまでの時間が短くなる。
また、本実施形態では、第1回転部材1及び第2回転部材2は、それぞれ第1係止手段7及び第2係止手段8により係止されることで、機械的に拘束されて回転が規制される。また、第1回転部材1の突起1aに第2回転部材2の突起2aを当接させることで、第2回転部材2の回転動作を停止させる。このため、モータの制動力で第1回転部材1及び第2回転部材2の回転を停止させる場合に比べて、短い制動時間で停止させることができ、また、停止時の振動減衰までの時間が短くなる。
これにより、光量調節装置の高速駆動性能を向上させることができ、従来に比べて、静止画撮影時のレリーズタイムラグを更に少なくし、連続撮影時の撮影間隔を更に短縮することが可能になる。
(第2の実施形態)
次に、図9及び図10を参照して、本発明の第2の実施形態である光量調節装置について説明する。図9は、本実施形態における第1係止手段7、第2係止手段8、検出手段9及びモータ4の動作タイミング、並びにカメラの撮影動作タイミングを説明するタイミングチャート図である。なお、本実施形態では、上記第1の実施形態(図8)に対してモータ4の駆動タイミング(T5)及び停止タイミング(T6)が相違するだけであるため、相違点についてのみ説明する。
まず、図9を参照して、モータ4により第3回転部材3を回転させて第1ばね部材5及び第2ばね部材6の付勢力を蓄積する動作(T5〜T6)を「蓄積動作」と定義する。
ここで、本実施形態では、蓄積動作は、第1係止手段7による第1回転部材1の係止解除による絞り羽根10の絞り動作、第2係止手段8による第2回転部材2の係止解除による絞り羽根10の復帰動作、及び撮影動作と時間的に重複して実行される。また、制御部20による蓄積動作の完了タイミング(T6)は、上記第1の実施形態(図8のT6)より時間的に早くなるように制御される。
これにより、上記第1の実施形態に比べて、連続撮影時の撮影間隔を更に短縮することが可能となる。
また、上述したように、蓄積動作が時間的に長くなっても、連続撮影時の撮影間隔に影響を与えないので、図10に示すように、図9に比べて蓄積動作は更に長くすることができる。絞り羽根10の絞り動作と復帰動作に必要な第1ばね部材5及び第2ばね部材6の付勢力は一定であるため、蓄積時間を長くすると、モータ4に必要なトルクは時間に反比例して低下する。このため、より低トルクのモータであっても、上記第1の実施形態に比べて、連続撮影時の撮影間隔を更に短縮することが可能となる。その他の構成、及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
なお、本発明の構成は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 第1回転部材
2 第2回転部材
3 第3回転部材
4 モータ
5 第1ばね部材
6 第2ばね部材
7 第1係止手段
8 第2係止手段
9 検出手段
10 絞り羽根
20 制御部

Claims (6)

  1. 遮光部材と、
    前記遮光部材を絞り位置と開放位置との間で移動可能に支持する第1回転部材と、
    前記第1回転部材と同一の方向に回転可能とされ、前記遮光部材が移動する際に前記遮光部材を前記絞り位置と前記開放位置に案内する第2回転部材と、
    前記第1回転部材及び前記第2回転部材と同軸配置されて、同一方向に回転可能な第3回転部材と、
    前記第3回転部材を駆動するモータと、
    前記第1回転部材と前記第3回転部材との間に設けられ、前記第1回転部材を回転方向に付勢する第1ばね部材と、
    前記第2回転部材と前記第3回転部材との間に設けられ、前記第2回転部材を回転方向に付勢する第2ばね部材と、
    前記第1ばね部材の付勢力に抗して前記第1回転部材を係脱可能に係止する第1係止手段と、
    前記第2ばね部材の付勢力に抗して前記第2回転部材を係脱可能に係止する第2係止手段と、
    前記第1係止手段の前記係脱動作、前記第2係止手段の前記係脱動作、及び前記モータの駆動を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1係止手段による前記第1回転部材の係止を解除して、前記第1ばね部材の付勢力により前記第1回転部材を回転させて前記遮光部材を前記絞り位置に移動させた後、前記第1係止手段により前記第1回転部材を係止する制御と、
    前記第2係止手段による前記第2回転部材の係止を解除して、前記第2ばね部材の付勢力により前記第2回転部材を回転させて前記遮光部材を前記絞り位置から前記開放位置に移動させた後、前記第2係止手段により前記第2回転部材を係止する制御と、
    前記モータの駆動により前記第3回転部材を回転させて前記第1ばね部材及び前記第2ばね部材の付勢力を蓄積した後、前記モータを停止する制御と、を実行することを特徴とする光量調節装置。
  2. 前記遮光部材が前記絞り位置まで到達したときの前記第1回転部材の回転量を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段による検出結果に基づいて前記第1係止手段を制御して前記第1回転部材を係止することを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  3. 前記第2回転部材は、前記遮光部材が前記開放位置に到達したときに前記第1回転部材に当接する当接部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光量調節装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1回転部材の回転動作、及び前記第2回転部材の回転動作の少なくとも一方の回転動作と前記第3回転部材の回転動作とが時間的に重複するように前記モータの駆動を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光量調節装置。
  5. 光量調節装置を備える撮像装置であって、
    前記光量調節装置として、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光量調節装置を備えることを特徴とする撮像装置。
  6. 前記第1回転部材の回転動作の終了後から前記第2回転部材の回転動作の開始前に撮影動作が行われることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
JP2013055168A 2013-03-18 2013-03-18 光量調節装置、及び撮像装置 Pending JP2014182197A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105807536A (zh) * 2015-01-20 2016-07-27 佳能株式会社 光阑装置以及具有光阑装置的镜头装置和图像拾取装置

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