JP2012003023A - レンズ駆動装置及び撮像装置 - Google Patents

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和宏 松本
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Abstract

【課題】大型化、重量化及びコストを増大することなく、ボイスコイルモータの非通電状態で任意の位置に短時間でレンズユニットを保持可能なレンズ駆動装置及び撮像装置を提供すること。
【解決手段】レンズ駆動装置2では、ロック部材42は、第1の端部42Aを支点として、第2の端部42Bが第1の移動方向(A1)、及び、第2の移動方向(A2)に移動可能である。永久磁石47は、ボイスコイルモータ30の通電状態でロック部材42を第1の移動方向又は第2の移動方向に移動させる状態に、磁界を発生する。ロック動作時には、フォーカス駆動時より大きい電流BiIを、ロック部材42を第1の移動方向に移動させる方向にコイル31に流す。これにより、ロック部材42が第2の移動方向への弾性力に反して第1の移動方向に移動する。そして、ロック部材42の第2の端部42Bがスリーブ26と干渉し、レンズユニット20の位置がロックされる。
【選択図】図7

Description

本発明は、デジタルカメラ、携帯電話等の撮像装置のレンズを移動させるレンズ駆動装置、及び、このレンズ駆動装置を備える撮像装置に関する。
デジタルカメラ、携帯電話等の撮像装置は、レンズ及びレンズを保持するレンズ枠を備えるレンズユニットを光軸方向に移動させるレンズ駆動装置を備える。レンズ駆動装置では、レンズ枠は、シャフト等のガイド部材に光軸方向に移動可能に取り付けられている。そして、モータ等の駆動源によりレンズユニットが光軸方向に移動し、焦点距離調整、ピント調整等が行われる。近年、レンズ駆動装置の駆動音の静音化の必要性から、駆動源としてボイスコイルモータ(VCM)が用いられている。ボイスコイルモータは、コイルと、永久磁石とを備える。ボイスコイルモータでは、コイルに流れる電流及び永久磁石の磁界により、電磁力が発生する。そして、発生した電磁力によりレンズユニットが光軸方向に移動する。
しかし、ボイスコイルモータでは、コイルに電流が流れない非通電状態の際に、レンズユニットの位置を保持する力が発生しない。このため、非通電状態でユーザが撮像装置を傾けたり、振ったりした際には、レンズユニットの位置がずれてしまう。したがって、撮影時や撮影待機時等のレンズユニットを停止させて撮像装置を使用する際にも、レンズユニットの位置を保持するため、コイルに流れる電流の制御が必要となる。レンズユニットの位置を保持するための電流制御により、消費電力が増大してしまう。
特許文献1には、CCDと、CCDを保持するプレートとを備えるCCDユニットを、ブレ量に応じた移動量だけ、ボイスコイルモータにより移動させるブレ補正装置が開示されている。このブレ補正装置は、形状記憶ワイヤーを伸縮制御することによりロックピンを所定の方向に移動させる保持機構制御手段を備える。プレートには、保持機構制御手段により移動するロックピンと嵌合可能なピン受け孔が設けられている。ボイスコイルモータを非通電状態にしてCCDユニットを停止する際には、CCDユニットを特定の位置まで移動させる。そして、形状記憶ワイヤーを伸縮制御することにより、ロックピンをピン受け孔と嵌合する状態に移動する。これにより、CCDユニットが、特定の位置で保持される。特許文献1の保持機構制御手段は、ボイスコイルモータの非通電状態でレンズユニットの位置の保持するレンズ位置保持手段として用いることも可能である。
特開2008−233699号公報
上記特許文献1のブレ補正装置の保持機構制御手段をレンズ位置保持手段として用いた場合、レンズ位置保持手段には、形状記憶ワイヤーと、形状記憶ワイヤーを伸縮する加温手段とが設けられる。このため、レンズ駆動装置が大型化、重量化するとともに、コストが増大する。
また、形状記憶ワイヤーは、形状変化に時間を要する。このため、加温手段での加温により形状記憶ワイヤーの伸縮制御を開始してから、レンズユニットを停止するまで時間を要する。撮像装置の使用時には、レンズユニットの光軸方向への移動が頻繁に行われる。したがって、上記特許文献1の保持機構制御手段は、レンズ位置保持手段としては、適さない。また、レンズユニットを停止するまで時間を要するため、消費電力を削減する観点からも、上記特許文献1の保持機構制御手段はレンズ位置保持手段として適さない。
さらに、上記特許文献1のブレ補正装置では、CCDユニットを特定の位置まで移動した状態で、ロックピンがピン受け孔と嵌合する。すなわち、CCDユニットは所定の位置でのみ保持可能で、任意の位置で保持することができない。したがって、上記特許文献1の保持機構制御手段をレンズ位置保持手段として用いた場合も、レンズユニットを任意の位置で保持することができない。
本発明は上記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、大型化、重量化及びコストを増大することなく、ボイスコイルモータの非通電状態で任意の位置に短時間でレンズユニットを保持可能なレンズ駆動装置及び撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のレンズ駆動装置は、レンズと、前記レンズを保持するレンズ枠とを備えるレンズユニットと、光軸方向に延設され、前記レンズユニットが前記光軸方向に移動可能に連結されるガイド部材と、電流が流れるコイルと、前記コイルに前記電流が流れる通電状態の際に前記レンズユニットを光軸方向に移動させる状態に磁界を発生する第1の永久磁石とを備えるボイスコイルモータと、一端である第1の端部が前記レンズユニットに連結され、前記ボイスコイルモータの前記通電状態の際に、前記第1の端部を中心として他端である第2の端部が前記レンズユニットと前記ガイド部材との連結部に向かう方向である第1の移動方向、又は、前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部から離れる方向である第2の移動方向に移動するとともに、弾性力により前記第2の端部が前記第2の移動方向に付勢され、前記第2の端部が前記第2の移動方向への前記弾性力に反して前記第1の移動方向に移動し、前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と干渉した際に、前記レンズユニットの光軸方向についての位置をロックするロック部材と、前記ボイスコイルモータの前記通電状態の際に、前記ロック部材を前記第1の移動方向又は前記第2の移動方向に移動させる状態に、磁界を発生する第2の永久磁石と、を具備することを特徴とする。
また、このレンズ駆動装置は、前記レンズユニットの前記光軸方向の位置を調整するレンズ位置調整時に、前記ロック部材の前記第2の端部が前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と干渉しない状態に、前記ボイスコイルモータを流れる前記電流の大きさを制御し、かつ、前記レンズユニットの前記光軸方向の位置をロックするロック動作時に、前記第2の移動方向への前記弾性力に反して前記ロック部材の前記第2の端部が前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と干渉する状態に、前記ボイスコイルモータを流れる前記電流の大きさ及び向きを制御する電流制御部を具備することが好ましい。
また、このレンズ駆動装置は、前記ロック動作時に前記ロック部材の前記第2の端部が前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と干渉した際に、前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と前記ロック部材の前記第2の端部との間に、前記レンズユニットの重力より大きい摩擦力を発生させる摩擦力発生部を具備することが好ましい。
また、前記ボイスコイルモータは、前記ロック動作時に、前記光軸方向について前記ロック部材の前記第2の端部が位置する方向に前記レンズユニットが移動する状態に、流れる前記電流の向き及び前記第1の永久磁石による磁界の向きが設定されるボイスコイルモータを含むことが好ましい。
また、前記ロック動作時に、前記ロック部材の加速度が前記レンズユニットの加速度より大きくなる状態に、前記ボイスコイルモータを流れる前記電流、前記第1の永久磁石による磁界、前記第2の永久磁石による磁界、前記レンズユニット及び前記ロック部材の質量、及び、前記ロック部材の前記弾性力が設定されていることが好ましい。
また、このレンズ駆動装置は、前記ロック動作時の前記レンズユニットの移動量を算出するレンズ移動量算出部と、前記ロック動作時の前に、前記レンズユニットを前記ロック動作時の移動方向と逆方向に前記ロック動作時の前記移動量だけ移動させ、前記レンズユニットの位置を補正するレンズ位置補正部と、を具備することが好ましい。
また、このレンズ駆動装置は、前記ロック動作時に、前記レンズユニットの前記レンズの合焦位置の変化を使用者が認知不可能な範囲で前記レンズユニットが移動する状態に、前記レンズユニットの移動量を制御するレンズ移動制御部を具備することが好ましい。
また、このレンズ駆動装置は、前記レンズユニットの前記光軸方向についての位置のロックを解除するロック解除動作時に、前記ロック部材が前記第2の移動方向に移動する状態に、前記ボイスコイルモータを流れる前記電流の向きを制御する電流制御部を具備することが好ましい。
また、前記ボイスコイルモータは、前記ロック解除動作時に、前記光軸方向について前記ロック部材の前記第2の端部が位置する側と反対方向に前記レンズユニットが移動する状態に、流れる前記電流の向き及び前記第1の永久磁石による磁界の向きが設定されるボイスコイルモータを含むことが好ましい。
また、このレンズ駆動装置は、前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部に設けられる第1の係合溝部を具備し、前記ロック部材は、前記第2の端部に設けられ、前記第2の端部が前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と干渉することにより、前記第1の係合溝部と係合し、前記レンズユニットの位置をロックする第1の係合突起部を備えてもよい。
さらに、このレンズ駆動装置は、前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部に、前記ガイド部材の軸を中心として前記第1の係合溝部に対称に設けられる第2の係合溝部を具備し、前記ロック部材は、前記第2の端部に設けられ、前記第2の端部が前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と干渉することにより、前記第2の係合溝部と係合し、前記レンズユニットの位置をロックする第2の係合突起部を備えることが好ましい。
また、本発明の撮像装置は、前述のレンズ駆動装置と、被写体像を撮像する撮像素子と、 前記撮像素子により撮像された前記被写体像の画像情報を処理する画像処理部と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、大型化、重量化及びコストを増大することなく、ボイスコイルモータの非通電状態で任意の位置に短時間でレンズユニットを保持可能なレンズ駆動装置及び撮像装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るデジタルカメラの外観を示す斜視図。 第1の実施形態に係るデジタルカメラの制御システムを示すブロック図。 第1の実施形態に係るレンズ駆動装置の構成を示す斜視図。 第1の実施形態に係るレンズ駆動装置の構成を示す平面図。 第1の実施形態に係るレンズ駆動装置の構成を示す正面図。 第1の実施形態に係るレンズ駆動装置の構成を示す側面図。 第1の実施形態に係るレンズ駆動装置のレンズ位置保持手段の構成を示す断面図。 第1の実施形態に係るレンズ位置保持手段を、ロック部材の第2の端部の近傍を拡大して示す断面図。 第1の実施形態に係るデジタルカメラの動作状態を示すフローチャート。 第1の実施形態に係るレンズ駆動装置のロック動作時の動作状態を示すフローチャート。 第1の実施形態に係るレンズ駆動装置のロック解除動作時の動作状態を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係るレンズ駆動装置のレンズ位置補正動作時の動作状態を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態に係るレンズ駆動装置のレンズ位置保持手段の構成を示す斜視図。
本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、本発明に係るレンズ駆動装置を備える撮像装置としてデジタルカメラを例に挙げて説明するが、撮像装置はデジタルビデオカメラ、携帯電話等のその他の製品でもよい。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1乃至図11を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ1の外観を示す図である。図2はデジタルカメラ1の制御システムを示す図である。図1に示すように、デジタルカメラ1の正面の中央部には、沈胴式のレンズ鏡筒11が設けられている。光軸方向についてレンズ鏡筒11の被写体側の端部には、開口部11Aが形成されている。開口部11Aはカバーガラス13により塞がれている。レンズ鏡筒11の内部には、被写体を撮像するための撮像素子5(図2参照)と、光軸方向に沿って撮像素子の被写体側に並設される複数のレンズ(図示しない)とが内蔵され、撮像光学系が構成されている。これらのレンズを光軸方向に移動させることにより、焦点距離調整、ピント調整等が行われる。
図2に示すように、撮像素子5には、画像処理部6が接続されている。撮像素子5により撮像された被写体像は、画像処理部6で画像処理される。画像処理部6には、記録部7及び表示部であるモニタ8が接続されている。画像処理部6で処理された被写体画像は、記録部7に保存され、モニタ8に表示される。また、画像処理部6及びモニタ8は、デジタルカメラ1の全体の制御を行うシステムコントローラ9に接続されている。
図1に示すように、デジタルカメラ1の上面には、シャッターボタン12が設けられている。また、デジタルカメラ1の背面には、電源ボタン14(図2参照)及びモード選択ボタン15(図2参照)が設けられている。モード選択ボタン15での操作により各種のカメラ設定をする。図2に示すように、シャッターボタン12、電源ボタン14及びモード選択ボタン15は、システムコントローラ9に接続されている。
図3乃至図6は、レンズ鏡筒11に内蔵されるレンズ駆動装置2の構成を示す図である。なお、本実施形態では、ピント調整を行うフォーカス用のレンズユニット20を光軸方向に移動させるレンズ駆動装置2について説明するが、レンズ駆動装置2は例えば焦点距離調整を行うズーム用のレンズユニット(図示しない)等のその他のレンズユニットの光軸方向への移動させるレンズ位置調整に用いられてもよい。
図3乃至図6に示すように、レンズ駆動装置2は、フォーカス用のレンズユニット20を備える。レンズユニット20は、レンズ21と、レンズ21を保持するレンズ枠22とを備える。レンズ枠22には、スリーブ26が固定されている。レンズ枠22は、スリーブ26を介してガイド部材であるシャフト23Aに、レンズ21と一体に光軸方向に移動可能に連結されている。すなわち、レンズ21、レンズ枠22及びスリーブ26により、シャフト23Aに光軸方向に移動可能に連結されるレンズユニット20が構成されている。シャフト23Aは、光軸方向に延設されている。また、光軸回り方向についてシャフト23Aから略180°離れた位置には、回転規制部材であるシャフト23Bが設けられている。シャフト23Bには、レンズ枠22が光軸方向に移動可能に取り付けられている。シャフト23Bにより、レンズユニット20の光軸回り方向の移動が規制されている。レンズ鏡筒11の内部には、ホルダ25が固定状態で設けられている。シャフト23A,23Bは、光軸方向について被写体と反対側の端部で、ホルダ25に固定されている。なお、本実施形態では、レンズ枠22はスリーブ26を介してシャフト23Aに取り付けられている。しかし、スリーブ26は必ずしも設ける必要はなく、レンズ枠22が直接、シャフト23Aに取り付けられる構成であってもよい。
また、レンズ枠22には、光軸方向に貫通する2つのスロット部27A,27Bが設けられている。スロット部27A,27Bは、光軸回り方向について互いに略180°離れて、かつ、シャフト23A,23Bから光軸回り方向に略90°離れて設けられている。
レンズ駆動装置2は、レンズユニット20を光軸方向に移動させる駆動源であるボイスコイルモータ(VCM)30を備える。ボイスコイルモータ30は、レンズ枠22の光軸方向について被写体側の面に固定されるコイル31と、スロット部27A,27Bにそれぞれ設けられるヨーク32A,32Bと、ヨーク32A,32Bにそれぞれ固定される永久磁石(第1の永久磁石)33A,33Bとを備える。コイル31は、レンズ21の外周側に、光軸方向に沿って螺旋状に設けられている。それぞれのヨーク32A,32Bは、略U字状に形成され、内側平板部35Aと、外側平板部35Bと、内側平板部35Aと外側平板部35Bとの間に設けられる曲状部35Cとを備える。それぞれのヨーク32A,32Bは、曲状部35Cでホルダ25に固定されている。また、永久磁石33Aはヨーク32Aの内側平板部35Aの内側(コイル側)面に、永久磁石33Bはヨーク32Bの内側平板部35Aの内側(コイル側)面に固定されている。コイル31は光軸回りに1周するごとに、永久磁石33Aとヨーク32Aの外側平板部35Bとの間、及び、永久磁石33Bとヨーク32Bの外側平板部35Bとの間にそれぞれ1回ずつ挿通される。
図2に示すように、ボイスコイルモータ30のコイル31は、VCMドライバ36に接続されている。VCMドライバ36は、コイル31に流れる電流の制御を行う電流制御部であるVCMコントローラ37に接続されている。VCMコントローラ37には、レンズユニット20の光軸方向についての位置を検出するレンズ位置検出部であるレンズ位置センサ38が接続されている。また、VCMコントローラ37は、システムコントローラ9に接続されている。システムコントローラ9には、レンズユニット20の光軸方向への移動量を算出するレンズ移動量算出部39が接続されている。
レンズ移動量算出部39は、レンズユニット20を光軸方向に移動させるフォーカス駆動時に、シャッターボタン12の半押し操作を行うことにより、レンズ位置センサ38での検出結果及び画像処理部6の画像出力に基づいて、レンズユニット20の光軸方向への移動量を算出する。そして、VCMコントローラ37からコイル31に電流Iを流す。コイル31に電流Iを流すことにより、光軸方向に電磁力F1が発生する。電磁力F1により、レンズユニット20が光軸方向に一体に移動する。すなわち、永久磁石33A,33Bは、ボイスコイルモータ30の通電状態でレンズユニット20を光軸方向に移動させる状態に、磁界を発生する第1の永久磁石となっている。この際、レンズ移動量算出部39での算出結果に基づいて、レンズユニット20を移動する。また、コイル31の電流の向きを切り替えることにより、レンズユニット20の移動方向が切り替わる。以上のフォーカス駆動により、ピント調整が行われる。
レンズ駆動装置2は、ボイスコイルモータ30の非通電状態でレンズユニット20の位置を保持するレンズ位置保持手段40を備える。図7及び図8は、レンズ位置保持手段40の構成を示す図である。図7及び図8に示すように、レンズ位置保持手段40はシャフト23Aとスリーブ26との間、すなわちレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部に設けられる係合溝部41を備える。また、レンズ位置保持手段40は、一端部である第1の端部42Aがレンズ枠22に取付けられるロック部材42を備える。ロック部材42の他端部である第2の端部42Bには、係合溝部41と係合可能な係合突起部43が設けられている。レンズユニット20のフォーカス駆動等のレンズ位置調整前の初期状態では、係合突起部43は、先端が係合溝部41の底部から距離L2だけ離れて配置されている。すなわち、初期状態では、ロック部材42の第2の端部42Bが、レンズユニット20とシャフト23Aとの連結部から距離L2だけ離れて配置されている。
ロック部材42は、連結ネジ45を介してレンズユニット20のレンズ枠22に連結されている。ロック部材42は、連結ネジ45、すなわちレンズユニット20との連結部を支点として、係合突起部43が係合溝部41に向かう方向、及び、係合突起部43が係合溝部41から離れる方向に移動可能である。すなわち、ロック部材42は、レンズユニット20との連結部である第1の端部42Aを支点として、第1の端部42Aと反対側の第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部に向かう方向である第1の移動方向(図8の矢印A1の方向)、及び、第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部から離れる方向である第2の移動方向(図8の矢印A2の方向)に移動可能である。また、ロック部材42は弾性部材であり、弾性力により、第2の端部42Bが第2の移動方向に付勢されている。なお、本実施形態では、ロック部材42の係合突起部43はくさび状に形成され、係合溝部41は係合突起部43に対応する形状に形成されている。しかし、係合溝部41及び係合突起部43の構成は本実施形態に限るものではなく、係合溝部41に係合突起部43が係合可能な構成であればよい。
ロック部材42には、ヨーク46が固定されている。ヨーク46には、永久磁石(第2の永久磁石)47が固定されている。永久磁石47は、ロック部材42とボイスコイルモータ30のコイル31との間に配置されている。コイル31に電流が流れるボイスコイルモータ30の通電状態では、ロック部材42の第1の移動方向、又は、第2の移動方向に、電磁力が発生する。すなわち、永久磁石47は、ボイスコイルモータ30の通電状態でロック部材42を第1の移動方向又は第2の移動方向に移動させる状態に、磁界を発生する第2の永久磁石となっている。例えば、レンズユニット20のレンズ位置調整時であるフォーカス駆動時には、コイル31に電流Iが流れ、ロック部材42の第1の移動方向又は第2の移動方向に電磁力F2が発生する。第1の移動方向に電磁力F2が発生することによりロック部材42が第1の移動方向に移動し、第2の移動方向に電磁力F2が発生することによりロック部材42が第2の移動方向に移動する。また、コイル31の電流の向きを切り替えることにより、ロック部材42の移動方向が切り替わる。
また、フォーカス駆動時よりコイル31に大きな電流を流すと、発生する電磁力が大きくなり、ロック部材42の移動量も大きくなる。例えば、コイル31に流す電流をBi倍にすると、電磁力がBiF2となり、ロック部材42の移動量が大きくなる。ここで、ロック部材42の第1の移動方向(第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部に向かう方向)への移動量が大きくなると、ロック部材42の第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉する。これにより、ロック部材42の係合突起部43が係合溝部41と係合し、レンズユニット20の位置がロックされる。すなわち、ロック部材42は、第2の端部42Bが第2の移動方向への弾性力に反して第1の移動方向に移動し、レンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉した際に、レンズユニット20の光軸方向についての位置をロックする。
次に、本実施形態に係るレンズ駆動装置2及びデジタルカメラ1の作用について説明する。図9は、デジタルカメラ1の動作状態を示す図である。図9に示すように、デジタルカメラ1で被写体を撮影する際には、電源ボタン14を押して、電源をONにする(ステップS101)。そして、モード選択ボタン15によりモードの選択が行われる(ステップS102)。そして、シャッターボタン12を押すことにより(ステップS103)、レンズユニット20のフォーカス駆動により、ピントの調整が行われる(ステップS104〜ステップS108)。
レンズユニット20のフォーカス駆動時には、まずレンズ位置検出部であるレンズ位置センサ38により、レンズユニット20の光軸方向についての位置を検出する(ステップS104)。そして、レンズ移動量算出部39が、画像処理部6の画像出力、及び、レンズ位置センサ38での検出結果に基づいて、レンズユニット20の光軸方向への移動量を算出する(ステップS105)。そして、VCMコントローラ37からコイル31に電流Iを流す(ステップS106)。これにより、ボイスコイルモータ30が、通電状態になる。コイル31に電流を流すことにより、光軸方向に電磁力F1が発生する。電磁力F1により、レンズユニット20が光軸方向に移動する(ステップS107)。この際、レンズ移動量算出部39での算出結果に基づいて、レンズユニット20を移動する。また、コイル31の電流の向きを切り替えることにより、レンズユニット20の移動方向が切り替わる。そして、レンズユニット20がレンズ移動量算出部39で算出された移動量だけ移動した後に、レンズユニット20の移動を停止する(ステップS108)。
また、フォーカス駆動時には、コイル31に電流が流れるボイスコイルモータ30の通電状態であるため、ロック部材42の第1の移動方向又は第2の移動方向に電磁力F2が発生する。電磁力F2より、ロック部材42が第1の移動方向又は第2の移動方向に移動する。この際、ロック部材42は、第2の端部42Bがレンズユニット20のスリーブ26(レンズユニット20とシャフト23Aとの連結部)と干渉しない範囲で移動する。レンズユニット20のフォーカス駆動等のレンズ位置調整前の初期状態では、ロック部材42の第2の端部42Bが、レンズユニット20のスリーブ26から距離L2だけ離れて配置されている。また、ロック部材42は、弾性力により、第2の端部42Bが第2の移動方向に付勢されている。ここで、図7に示すように、ロック部材42の移動の支点であるロック部材42とレンズユニット20との連結部(第1の端部42A)からロック部材42に電磁力F2が作用する永久磁石47までのロック部材42に沿う距離をt1、ロック部材42の移動の支点からロック部材42に弾性力が作用する第2の端部42Bまでのロック部材42に沿う距離をt2とする。また、ロック部材42の弾性係数をkとする。以上のパラメータを用いると、フォーカス駆動時にはロック部材42の第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉しないための、ロック部材42の移動の支点回りのモーメントの関係式は、
Figure 2012003023
となる。電磁力F2は、ボイスコイルモータ30を流れる電流Iの大きさに比例する。このため、VCMコントローラ37により、式(1)が成り立つ状態に、ボイスコイルモータ30を流れる電流Iの大きさが制御される。すなわち、VCMコントローラ37は、フォーカス駆動時等のレンズユニット20の光軸方向の位置を調整するレンズ位置調整時に、ロック部材42の第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉しない状態に、ボイスコイルモータ30を流れる電流Iの大きさを制御する電流制御部となっている。これにより、フォーカス駆動時には、ロック部材42の第2の端部42Bがレンズユニット20のスリーブ26と干渉しないため、レンズユニット20の位置調整の妨げとならない。
ステップS108でレンズユニット20の移動を停止した後、ボイスコイルモータ30の非通電状態で、ロック部材42によりレンズユニット20の位置を保持するロック動作(ステップS109)が行われる。図10は、ロック動作時の動作状態を示すフローチャートである。図10に示すように、ロック動作を行う際は、まずレンズ位置調整時であるフォーカス駆動時に流れる電流IのBi倍の電流BiIを、VCMコントローラ37によりボイスコイルモータ30のコイル31に流す(ステップS121)。この際、電流BiIはロック部材42を第1の移動方向に移動させる方向に流れる(ステップS121)。ここで、Biはロック動作時にコイル31を流れる電流の、フォーカス駆動時にコイル31を流れる電流に対する倍率である。コイル31に電流BiIを流すことにより、ロック部材42が第1の移動方向に移動する(ステップS122)。また、ボイスコイルモータ30に電流BiIが流れるため、レンズユニット20は電磁力BiF1により光軸方向に移動する(ステップS123)。この際、レンズユニット20は、光軸方向についてロック部材42の第2の端部42Bが位置する方向に移動する(ステップS123)。これにより、ロック部材42の第2の端部42Bのレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部との干渉が、助長される。すなわち、ロック動作時に、光軸方向についてロック部材42の第2の端部42Bが位置する方向にレンズユニット20が移動する状態に、ボイスコイルモータ30を流れる電流の向き及び永久磁石33A,33Bによる磁界の向きが設定されている。
ロック動作時にはフォーカス駆動時よりも大きい電流BiIを流すため、フォーカス駆動時より大きい電磁力BiF2が発生する。このため、ロック部材42の第1の移動方向への移動量がフォーカス駆動時より大きくなる。したがって、ロック部材42が第1の移動方向に移動した際には、第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉する(ステップS124)。この際、
Figure 2012003023
の関係式が成り立つ。電磁力BiF2は、ボイスコイルモータ30を流れる電流BiIの大きさに比例する。このため、VCMコントローラ37により、式(2)が成り立つ状態に、ボイスコイルモータ30を流れる電流BiIの大きさが制御される。すなわち、VCMコントローラ37は、ロック動作時に、第2の移動方向への弾性力に反してロック部材42の第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉する状態に、ボイスコイルモータ30を流れる電流BiIの大きさ及び向きを制御する電流制御部となっている。第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉することにより、係合突起部43が係合溝部41と係合し、レンズユニット20の位置がロックされる(ステップS125)。また、ロック動作時には、光軸方向についてロック部材42の第2の端部42Bが位置する方向にレンズユニット20が移動し、第2の端部42Bのレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部との干渉が、助長される。このため、係合突起部43が係合溝部41と強固に係合し、レンズユニット20の位置が確実にロックされる。
また、ロック動作時には、レンズユニット20が光軸方向に移動してしまう。レンズユニット20の移動量が大きい場合、フォーカス駆動(ステップS104〜ステップS108)により調整されたピントがずれてしまう。このため、レンズユニット20の加速度をα1、ロック部材42の加速度をα2とすると、ロック動作時には、加速度α2を加速度α1より大きくする。すなわち、
Figure 2012003023
となる。ここで、レンズユニット20の質量をW1、ロック部材42の質量をW2とすると、ロック動作時の運動方程式は、
Figure 2012003023
となる。式(4.1)、式(4.2)を式(3)に代入して、
Figure 2012003023
の関係式が成り立つ。ここで、電磁力F1,F2は、コイル31を流れる電流BiI、永久磁石33A,33Bによる磁界、永久磁石47による磁界により、定義される。すなわち、ロック動作時にロック部材42の加速度α2がレンズユニット20の加速度α1より大きくなる状態に、ボイスコイルモータ30を流れる電流、永久磁石33A,33Bによる磁界、永久磁石47による磁界、レンズユニット20及びロック部材42の質量、及び、ロック部材42の弾性力が設定されている。
さらに、係合突起部43が係合溝部41に係合した状態(ロック部材42の第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉した状態)でボイスコイルモータ30への通電を続行する際には、係合突起部43の移動方向に力Bi(F1+F2)が作用する。このため、スリーブ26(レンズユニット20とシャフト23Aとの連結部)と係合突起部43との間に、垂直抗力FNが発生する。ここで、くさび状の係合突起部43のくさびの角度をθとする(図8参照)と、
Figure 2012003023
となる。垂直抗力FNにより、係合溝部41に係合突起部43が係合した状態では、スリーブ26(レンズユニット20とシャフト23Aとの連結部)と係合突起部43(第2の端部42B)との間に摩擦力が発生する。この際、スリーブ26と係合突起部43との間の摩擦力は、レンズユニット20の重力より大きくなる。ここで、静止摩擦係数をμ、重力加速度をgとすると、式(6)を用いて、
Figure 2012003023
となる。すなわち、システムコントローラ9、VCMコントローラ37、永久磁石33A,33B、永久磁石47及び係合突起部43が、ロック動作時に係合突起部43が係合溝部41に係合した際(ロック部材42の第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉した際)に、レンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と係合突起部43(ロック部材42の第2の端部42B)との間に、レンズユニット20の重力より大きい摩擦力を発生させる摩擦力発生部となっている。レンズユニット20の重力よりスリーブ26(レンズユニット20とシャフト23Aとの連結部)と係合突起部43との間の摩擦力を大きくすることにより、係合突起部43が係合溝部41により強固に係合する。すなわち、ロック部材42によりレンズユニット20の位置がより強固にロックされる。これにより、ボイスコイルモータ30を非通電状態にした後も、係合溝部41に係合突起部43が係合した状態が保持され、レンズユニット20の位置がロックされた状態が保持される。
そして、レンズユニット20の位置がロックされた状態で、ボイスコイルモータ30を非通電状態にして、撮影を行う(ステップS110)。この際、前述のように係合突起部43が係合溝部41に強固に係合するため、ボイスコイルモータ30を非通電状態にした後も、係合溝部41に係合突起部43が係合した状態が保持される。したがって、レンズユニット20の位置がロックされた状態が保持される。
そして、レンズユニット20の光軸方向についての位置のロックを解除するロック解除動作が行われる(ステップS111)。図11は、ロック解除動作時の動作状態を示すフローチャートである。図11に示すように、ロック解除動作を行う際は、まずロック動作時と逆方向に電流Iを、VCMコントローラ37によりボイスコイルモータ30のコイル31に流す。電流Iは、ロック部材42を第2の移動方向に移動させる方向にコイル31を流れる(ステップS131)。すなわち、VCMコントローラ37は、ロック部材42が第2の移動方向に移動する状態に、ボイスコイルモータ30を流れる電流の向きを制御する電流制御部となっている。コイル31に電流Iを流すことにより、ロック部材42が第2の移動方向に移動する(ステップS132)。また、ボイスコイルモータ30に電流Iが流れるため、レンズユニット20は電磁力F1により光軸方向に移動する(ステップS133)。この際、レンズユニット20は、光軸方向についてロック部材42の第2の端部42Bが位置する側と反対方向に移動する(ステップS133)。これにより、ロック部材42によるレンズユニット20の位置のロックの解除が助長される。すなわち、ロック解除動作時に、光軸方向についてロック部材42の第2の端部42Bが位置する側と反対方向にレンズユニット20が移動する状態に、ボイスコイルモータ30を流れる電流Iの向き及び永久磁石33A,33Bによる磁界の向きが設定されている。ロック部材42及びレンズユニット20の移動により、係合突起部43と係合溝部41との係合が解除され、レンズユニット20の位置のロックが解除される(ステップS134)。
ロック解除動作が行われると、再び撮影を行うか、撮影を終了するか判断する(ステップS112)。再び撮影を行う場合は(ステップS112−Yes)、ステップS102に戻り、もう一度ステップS102〜S111の操作を行う。すべての撮影が終了した場合は(ステップS112−No)、電源ボタン14を押して、電源をOFFにする(ステップS113)。そして、デジタルカメラ1の非使用時の位置に、レンズユニット20が格納される(ステップS114)。
そこで、上記構成のレンズ駆動装置2及びデジタルカメラ1では、以下の効果を奏する。すなわち、本実施形態のレンズ駆動装置2では、ロック部材42は、第1の端部42Aを支点として、第2の端部42Bが第1の移動方向、及び、第2の移動方向に移動可能である。ロック部材42は、弾性力により、第2の端部42Bが第2の移動方向に付勢されている。また、永久磁石47は、ボイスコイルモータ30の通電状態でロック部材42を第1の移動方向又は第2の移動方向に移動させる状態に、磁界を発生する。ロック動作時には、フォーカス駆動時より大きい電流BiIを、ロック部材42を第1の移動方向に移動させる方向にコイル31に流す。コイル31に電流BiIを流すことにより、ロック部材42が第2の移動方向への弾性力に反して第1の移動方向に移動する。そして、ロック部材42の第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉することにより、係合突起部43が係合溝部41と係合する。これにより、レンズユニット20の位置がロックされる。以上のようにレンズユニット20の位置でロックされるため、大型化、重量化及びコストを増大することなく、任意の位置に短時間でレンズユニット20を保持することができる。
また、レンズ駆動装置2では、ロック動作時に係合突起部43が係合溝部41に係合した際(ロック部材42の第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉した際)に、レンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と係合突起部43(ロック部材42の第2の端部42B)との間に、レンズユニット20の重力より大きい摩擦力が発生する。レンズユニット20の重力よりスリーブ26(レンズユニット20とシャフト23Aとの連結部)と係合突起部43との間の摩擦力を大きくすることにより、係合突起部43が係合溝部41により強固に係合する。これにより、ボイスコイルモータ30を非通電状態にした後も、係合溝部41に係合突起部43が係合した状態が保持され、レンズユニット20の位置がロックされた状態を保持することができる。
また、レンズ駆動装置2では、フォーカス駆動時(レンズ位置調整時)に、ロック部材42の第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉しない状態に、VCMコントローラ37がボイスコイルモータ30を流れる電流Iの大きさを制御する。また、ロック動作時に、第2の移動方向への弾性力に反してロック部材42の第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉する状態に、VCMコントローラ37がボイスコイルモータ30を流れる電流BiIの大きさを制御する。したがって、フォーカス駆動時には、ロック部材42の第2の端部42Bがレンズユニット20のスリーブ26と干渉しないため、ロック部材42により妨げられることなくレンズユニット20の位置調整を行うことができる。また、フォーカス駆動時より大きい電流BiIをボイスコイルモータ30に流すことによりロック動作が行われるため、ロック動作を容易に行うことができる。
また、レンズ駆動装置2では、ロック解除動作を行う際に、ロック動作時と逆方向(ロック部材42を第2の移動方向に移動させる方向)に電流Iを、ボイスコイルモータ30のコイル31に流す。コイル31に電流Iを流すことにより、ロック部材42が第2の移動方向に移動する。これにより、係合突起部43と係合溝部41との係合が解除され、レンズユニット20の位置のロックが解除される。すなわち、コイル31にロック部材42を第2の移動方向に移動させる方向に電流Iを流すことにより、容易にレンズユニット20の位置のロックの解除を行うことができる。
また、レンズ駆動装置2では、ロック動作時に、光軸方向についてロック部材42の第2の端部42Bが位置する方向にレンズユニット20が移動する状態に、ボイスコイルモータ30を流れる電流の向き及び永久磁石33A,33Bによる磁界の向きが設定されている。これにより、ロック部材42の第2の端部42Bのレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部との干渉が、助長される。このため、係合突起部43が係合溝部41と強固に係合し、レンズユニット20の位置を確実にロックすることができる。また、ロック解除動作時に、光軸方向についてロック部材42の第2の端部42Bが位置する側と反対方向にレンズユニット20が移動する状態に、ボイスコイルモータ30を流れる電流の向き及び永久磁石33A,33Bによる磁界の向きが設定されている。これにより、ロック部材42によるレンズユニット20の位置のロックの解除が、助長される。このため、より確実にレンズユニット20の位置のロックの解除を行うことができる。
さらに、レンズ駆動装置2では、ロック動作時に、ロック部材42の加速度α2が、レンズユニット20の加速度α1より大きくなる状態に、ボイスコイルモータ30を流れる電流、永久磁石33A,33Bによる磁界、永久磁石47による磁界、レンズユニット20及びロック部材42の質量、及び、ロック部材42の弾性力が設定されている。このため、ロック動作時に、レンズユニット20が光軸方向に移動が小さくなる。レンズユニット20が光軸方向に移動することにより、フォーカス駆動により調整されたピントがずれる。ロック動作時のレンズユニット20の移動量を小さくすることにより、ピントのずれを小さくすることができる。
なお、上述の実施形態では、撮影時にロック動作が行われる場合について説明したが、撮影時に限らず、例えば電源を入れてデジタルカメラ1を構える際、電源を入れたままデジタルカメラ1を持ち歩く際、台等の上にデジタルカメラ1を置いた際等にロック動作が行われてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図12を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の部分及び同一の機能を有する部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
第1の実施形態では、ロック動作時にレンズユニット20が光軸方向に移動するため、フォーカス駆動時に調整された位置からレンズユニット20が移動してしまう。このため、フォーカス駆動(ステップS104〜ステップS108)により調整されたピントがずれてしまう可能性がある。そこで、本実施形態のレンズ駆動装置2では、ロック動作時のレンズユニット20の移動量L1だけ、レンズユニット20をロック動作時の移動方向と逆方向に移動させるレンズ位置補正動作が行われる。レンズ位置補正動作は、フォーカス駆動を行った後で、かつ、ロック動作の前(図9のステップS108とステップS109との間)に行われる。
図12は、レンズ位置補正動作時の動作状態を示すフローチャートである。図12に示すように、レンズ位置補正動作時には、まずレンズ移動量算出部39により、ロック動作時のレンズユニット20の移動量L1を算出する(ステップS141)ロック動作時のレンズユニット20の移動量L1は、以下のようにして求まる。ロック動作時のレンズユニット20の移動量L1、加速度α1と、ロック部材42の移動量L2、加速度α2との関係は、
Figure 2012003023
となる。したがって、
Figure 2012003023
となる。ここで、ロック動作時の運動方程式である式(4.1)、式(4.2)を式 (9)に代入して、
Figure 2012003023
となり、ロック動作時のレンズユニット20の移動量L1が求まる。
そして、ロック動作時と逆方向に電流Iを流す(ステップS142)。そして、ロック動作時のレンズユニット20の移動量L1だけレンズユニット20をロック動作時の移動方向と逆方向に移動させ、レンズユニット20の位置を補正する(ステップS143)。すなわち、システムコントローラ9及びVCMコントローラ37が、ロック動作の前に、レンズユニット20をロック動作時の移動方向と逆方向にロック動作時の移動量L1だけ移動させ、レンズユニット20の位置を補正するレンズ位置補正部となっている。
そこで、上記構成のレンズ駆動装置2及びデジタルカメラ1では、以下の効果を奏する。すなわち、本実施形態のレンズ駆動装置では、ロック動作の前のレンズ位置補正動作時に、レンズ移動量算出部39がロック動作時のレンズユニット20の移動量L1を算出する。そして、ロック動作時と逆方向に電流Iを流し、ロック動作時のレンズユニット20の移動量L1だけレンズユニット20をロック動作時の移動方向と逆方向に移動することにより、レンズユニット20の位置を補正する。これにより、フォーカス駆動時に調整された状態からのピントのずれを防止することができる。
(第2の実施形態の変形例)
なお、第2の実施形態では、レンズ位置補正動作時にロック動作時のレンズユニット20の移動量L1だけレンズユニット20をロック動作時の移動方向と逆方向に移動させているが、変形例として、ロック動作時に、使用者がピントのずれを認知不可能な範囲でレンズユニット20を移動させる構成にしてもよい。本変形例では、システムコントローラ9及びVCMコントローラ37が、ロック動作時に、レンズユニット20のレンズ21の合焦位置の変化を使用者が認知不可能な範囲でレンズユニット20が移動する状態に、レンズユニット20の移動量を制御するレンズ移動制御部となっている。ここで、使用者が認知可能な焦点深度をDfとする。撮像素子5でレンズ21の合焦位置が焦点深度Dfより大きい移動量だけ移動した場合には、使用者によりピントのずれが認知される。逆に、撮像素子5でレンズ21の合焦位置が焦点深度Dfより小さい移動量だけ移動した場合には、使用者によりピントのずれが認知されない。したがって、レンズユニット20の移動量に対する合焦位置の移動量の倍率をBfとすると、
Figure 2012003023
の関係式が成り立つ。式(11)が成立する場合、ロック動作時に、使用者によりピントのずれが認知されない。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について図13を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の部分及び同一の機能を有する部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図13は、本実施形態のレンズ位置保持手段40Aの構成を示す図である。図13に示すように、レンズ位置保持手段40Aは、シャフト23Aとスリーブ26との間、すなわちレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部に設けられる2つの係合溝部51A,51Bを備える。係合溝部51A,51Bはシャフト23Aの軸を中心として互いに対称に設けられている。すなわち、一方の係合溝部(第1の係合溝部)51Aは、シャフト23Aの軸を中心として他方の係合溝部(第2の係合溝部)51Bに対称に設けられている。また、ロック部材42の第2の端部42Bには、2つの係合突起部53A,53Bが設けられている。係合突起部(第1の係合突起部)53Aは係合溝部(第1の係合溝部)51Aに、係合突起部(第2の係合突起部)53Bには係合溝部(第2の係合溝部)51Bに係合可能である。
ロック動作時には、ロック部材42が第1の移動方向に移動し、ロック部材42の第2の端部42Bがレンズユニット20とシャフト23Aとの連結部と干渉する。これにより、ロック部材42の係合突起部53Aが係合溝部51Aと、係合突起部53Bが係合溝部51Bと係合し、レンズユニット20の位置がロックされる。ここで、ロック部材42の移動は、係合突起部53A,53Bがシャフト23Aと干渉しない状態で行われることが好ましい。この場合、係合突起部53A,53Bが係合溝部51A,51Bと係合する際には、係合突起部53A,53Bがスリーブ26(レンズユニット20)と干渉し、係合突起部53A,53Bがシャフト23Aに向かって撓む。これにより、係合突起部53A,53Bが係合溝部51A,51Bと係合し、レンズユニット20の位置がロックされる。
そこで、上記構成のレンズ駆動装置2及びデジタルカメラ1では、以下の効果を奏する。すなわち、本実施形態のレンズ駆動装置2では、ロック部材42の係合突起部53Aが係合溝部51Aと、係合突起部53Bが係合溝部51Bと係合し、レンズユニット20の位置がロックされる。すなわち、係合溝部51A,51B及び係合突起部53A,53Bを2つ設け、軸を中心として互いに対称な2箇所でレンズユニット20の位置をロックしている。これにより、レンズユニット20の位置をロックした際に、レンズユニット20の片寄せ、ガタツキを防止することができる。
(その他の変形例)
上述の実施形態では、係合突起部43(53A,53B)が係合溝部41(51A,51B)と係合することにより、レンズユニット20の位置がロックされるが、レンズユニット20の位置をロックする構成はこれに限るものではない。例えば、ロック部材42の第2の端部42Bに固定ピンを設け、レンズユニット20とシャフト23Aとの連結部に固定穴部を設ける。そして、固定ピンが固定穴部に挿入されることにより、レンズユニット20の位置がロックされてもよい。すなわち、ロック部材42の第2の端部42Bが第2の移動方向への弾性力に反して第1の移動方向に移動し、レンズユニット20とガイド部材であるシャフト23Aとの連結部と干渉した際に、レンズユニット20の光軸方向についての位置がロックされる構成であればよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形ができることは勿論である。
1…デジタルカメラ、2…レンズ駆動装置、9…システムコントローラ、20…レンズユニット、21…レンズ、22…レンズ枠、23A,23B…シャフト、26…スリーブ、30…ボイスコイルモータ、36…VCMドライバ、37…VCMコントローラ、40,40A…レンズ位置保持手段、41,51A,51B…係合溝部、42…ロック部材、42A…第1の端部、42B…第2の端部、43,53A,53B…係合突起部、47…永久磁石。

Claims (12)

  1. レンズと、前記レンズを保持するレンズ枠とを備えるレンズユニットと、
    光軸方向に延設され、前記レンズユニットが前記光軸方向に移動可能に連結されるガイド部材と、
    電流が流れるコイルと、前記コイルに前記電流が流れる通電状態の際に前記レンズユニットを光軸方向に移動させる状態に磁界を発生する第1の永久磁石とを備えるボイスコイルモータと、
    一端である第1の端部が前記レンズユニットに連結され、前記ボイスコイルモータの前記通電状態の際に、前記第1の端部を中心として他端である第2の端部が前記レンズユニットと前記ガイド部材との連結部に向かう方向である第1の移動方向、又は、前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部から離れる方向である第2の移動方向に移動するとともに、弾性力により前記第2の端部が前記第2の移動方向に付勢され、前記第2の端部が前記第2の移動方向への前記弾性力に反して前記第1の移動方向に移動し、前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と干渉した際に、前記レンズユニットの光軸方向についての位置をロックするロック部材と、
    前記ボイスコイルモータの前記通電状態の際に、前記ロック部材を前記第1の移動方向又は前記第2の移動方向に移動させる状態に、磁界を発生する第2の永久磁石と、
    を具備することを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. さらに、前記レンズユニットの前記光軸方向の位置を調整するレンズ位置調整時に、前記ロック部材の前記第2の端部が前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と干渉しない状態に、前記ボイスコイルモータを流れる前記電流の大きさを制御し、かつ、前記レンズユニットの前記光軸方向の位置をロックするロック動作時に、前記第2の移動方向への前記弾性力に反して前記ロック部材の前記第2の端部が前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と干渉する状態に、前記ボイスコイルモータを流れる前記電流の大きさ及び向きを制御する電流制御部を具備することを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. さらに、前記ロック動作時に前記ロック部材の前記第2の端部が前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と干渉した際に、前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と前記ロック部材の前記第2の端部との間に、前記レンズユニットの重力より大きい摩擦力を発生させる摩擦力発生部を具備することを特徴とする請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記ボイスコイルモータは、前記ロック動作時に、前記光軸方向について前記ロック部材の前記第2の端部が位置する方向に前記レンズユニットが移動する状態に、流れる前記電流の向き及び前記第1の永久磁石による磁界の向きが設定されるボイスコイルモータを含むことを特徴とする請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  5. さらに、前記ロック動作時に、前記ロック部材の加速度が前記レンズユニットの加速度より大きくなる状態に、前記ボイスコイルモータを流れる前記電流、前記第1の永久磁石による磁界、前記第2の永久磁石による磁界、前記レンズユニット及び前記ロック部材の質量、及び、前記ロック部材の前記弾性力が設定されていることを特徴とする請求項4に記載のレンズ駆動装置。
  6. さらに、前記ロック動作時の前記レンズユニットの移動量を算出するレンズ移動量算出部と、
    前記ロック動作時の前に、前記レンズユニットを前記ロック動作時の移動方向と逆方向に前記ロック動作時の前記移動量だけ移動させ、前記レンズユニットの位置を補正するレンズ位置補正部と、
    を具備することを特徴とする請求項4に記載のレンズ駆動装置。
  7. さらに、前記ロック動作時に、前記レンズユニットの前記レンズの合焦位置の変化を使用者が認知不可能な範囲で前記レンズユニットが移動する状態に、前記レンズユニットの移動量を制御するレンズ移動制御部を具備することを特徴とする請求項4に記載のレンズ駆動装置。
  8. さらに、前記レンズユニットの前記光軸方向についての位置のロックを解除するロック解除動作時に、前記ロック部材が前記第2の移動方向に移動する状態に、前記ボイスコイルモータを流れる前記電流の向きを制御する電流制御部を具備することを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  9. 前記ボイスコイルモータは、前記ロック解除動作時に、前記光軸方向について前記ロック部材の前記第2の端部が位置する側と反対方向に前記レンズユニットが移動する状態に、流れる前記電流の向き及び前記第1の永久磁石による磁界の向きが設定されるボイスコイルモータを含むことを特徴とする請求項8に記載のレンズ駆動装置。
  10. さらに、前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部に設けられる第1の係合溝部を具備し、
    前記ロック部材は、前記第2の端部に設けられ、前記第2の端部が前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と干渉することにより、前記第1の係合溝部と係合し、前記レンズユニットの位置をロックする第1の係合突起部を備えることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  11. さらに、前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部に、前記ガイド部材の軸を中心として前記第1の係合溝部に対称に設けられる第2の係合溝部を具備し、
    前記ロック部材は、前記第2の端部に設けられ、前記第2の端部が前記レンズユニットと前記ガイド部材との前記連結部と干渉することにより、前記第2の係合溝部と係合し、前記レンズユニットの位置をロックする第2の係合突起部を備えることを特徴とする請求項10に記載のレンズ駆動装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載のレンズ駆動装置と、
    被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子により撮像された前記被写体像の画像情報を処理する画像処理部と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
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