JP2014181487A - 土留め構造及び土留め方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、施工効率を向上させることが可能な土留め構造を提供する。
【解決手段】本発明に係る土留め構造は、柱列式連続壁によって形成された壁体を支保工で支持する構造である。上記柱列式連続壁を構成する改良体壁20は、地盤2の鉛直孔Hに挿入されたロッド61の下部で鉛直孔Hを拡径させると共に拡径させた部分に地盤硬化剤を噴射させながらロッド61を上方移動させることによって形成された柱状の地盤改良体21を水平方向に複数連続して並置させて成る。
【選択図】図7

Description

本発明は、柱列式連続壁を用いた土留め構造及び土留め方法に関する。
従来、このような分野の技術としては、特開平8−128037号公報がある。この公報には、SMW(Soil Mixing Wall)工法を用いて形成された土留め壁が開示されている。この土留め壁は、土壌に柱状の孔部が多数連結するように形成され、上記柱状の孔部にコンクリートが注入されることによって形成される。また、柱状の孔部の各々には芯材としてH形鋼が挿入されており、このH形鋼によって土留め壁の耐土圧性が高められている。
特開平8−128037号公報
しかしながら、上述した土留め壁にあっては、H形鋼を挿入するための鉛直孔をH形鋼の数だけ掘削しなければならないため、施工効率を上げられないという問題があった。また、掘削する地盤の中に埋設管等の障害物がある場合には、H形鋼を挿入するための鉛直孔を掘削できないことがある。よって、障害物がある箇所にはH形鋼を挿入できず、障害物を避けながらH形鋼を挿入していかなければならないので、このことも施工効率が上がらない原因となっていた。
本発明は、施工効率を向上させることが可能な土留め構造及び土留め方法を提供することを目的とする。
本発明の土留め構造は、柱列式連続壁によって形成された壁体を支保工で支持する土留め構造において、柱列式連続壁は、地盤の鉛直孔に挿入されたロッドの下部で鉛直孔を拡径させると共に拡径させた部分に地盤硬化剤を噴射させながらロッドを上方移動させることによって形成された柱状の地盤改良体を水平方向に複数連続して並置させて成ることを特徴とする。
上記の土留め構造を成す柱列式連続壁は、鉛直孔に挿入されたロッドの下部で鉛直孔を拡径させて、拡径させた部分に地盤硬化剤を噴射させてロッドを上方移動させることによって形成された柱状の地盤改良体が水平方向に複数連続して並置されて構成される。上記の地盤改良体は鉛直孔の拡径させた部分に地盤硬化剤が噴射されることによって形成されるので、従来のH形鋼を用いた場合と比較して、一回の鉛直孔の掘削でより大きな地盤改良体を形成できる。よって、一つの鉛直孔で大きな地盤改良体を形成できるので、柱列式連続壁を造るにあたって必要な鉛直孔の掘削回数をH形鋼を用いた場合よりも減らすことができる。従って、施工効率を上げることができる。また、本発明のように、ロッドの下部で鉛直孔の拡径及び地盤硬化剤の噴射を行えば、細いロッドを用いても大きな地盤改良体を形成できる。従って、本発明では、ロッドを挿入する鉛直孔の径を小さくできるので地盤中の障害物(例えば埋設管等)を容易に避けることができ、施工効率を向上させることができる。
また、支保工の地盤アンカーは、柱列式連続壁に挿入されると共に、先端部が柱列式連続壁又は柱列式連続壁の挿入方向側の地盤に固定されており、地盤アンカーは、固定された部分から挿入方向の逆方向に引っ張られた鋼線を柱列式連続壁の外で締結する鋼線締結具を備えており、鋼線締結具は、鋼線の挿入方向に向かって働く引張り力を柱列式連続壁に伝える平板構造体を成すベース部と、ベース部に固定され鋼線の端部が固定されるヘッド部と、を備えている。
上記のように、鋼線締結具のベース部は鋼線の引張り力を柱列式連続壁に伝える平板構造体を成しており、この平板構造体によってベース部の柱列式連続壁に対する接地面積を大きくしているので、柱列式連続壁に対する応力を低下させることができる。すなわち、鋼線の挿入方向に向かって働く引張り力は、平板構造体で分散されて柱列式連続壁に伝達されるので柱列式連続壁への応力を低下でき、柱列式連続壁にクラックが生じる事態を確実に回避できるので地盤の健全性の確保が可能となる。
また、ヘッド部には、ヘッド部の内部を通る鋼線を外部から切断可能とする開口部が設けられている。
地盤アンカーの鋼線を外部から切断可能とすることによって、壁体の形成後に鋼線を回収する除去式アンカー工法に本発明を応用できる。また、上記の開口部を設けることにより、地盤アンカーの鋼線を壁体の形成後に簡単に切断できるので、除去式アンカー工法を用いた場合における施工効率の向上を図ることができる。
また、鋼線締結具は、柱列式連続壁の凹部の底面に載置されている。
このように鋼線締結具が凹部の底面に載置されることにより、鋼線締結具の柱列式連続壁からの突出長を低減させることができる。鋼線締結具の柱列式連続壁からの突出長が低減すると、柱列式連続壁の手前側の空間で地下構造物等を造る際に地盤アンカーが邪魔になりにくくなる。
また、凹部の底面は、挿入方向に対して垂直な方向に延在している。
一般的に地盤アンカーの柱列式連続壁に対する挿入方向は、水平方向よりも若干下向きとなっている。よって、地盤アンカーの鋼線の引張り力も水平方向より若干下向きに働くこととなるので、地盤アンカーの鋼線締結具には、鋼線の引張り力の分力として鉛直方向下向きへの力が働くこととなる。鋼線締結具に鉛直方向下向きへの力が働くと鋼線締結具が下にずれてしまうので、従来の地盤アンカーでは鋼線締結具の下部に鋼線締結具を保持するブラケットが必要だった。しかしながら、本発明では、鋼線締結具が凹部の底面に載置されており、この凹部の底面は地盤アンカーの挿入方向に対して垂直な方向に延在しているので、従来の地盤アンカーと比較して鋼線締結具が下にずれにくくなっている。すなわち、鋼線締結具に対して鉛直方向下向きの力が働いても、鋼線の引張り力によって鋼線締結具と凹部底面との間に働く摩擦力が大きくなっているので、鋼線締結具が下にずれにくくなっている。また、仮に鋼線締結具が下にずれたとしても、下にずれた鋼線締結具は柱列式連続壁の凹部の壁面に当接するので、それ以上鋼線締結具が下にずれることはない。従って、上述した鋼線締結具を保持するブラケットが不要となる。
本発明の土留め方法は、柱列式連続壁によって形成された壁体を支保工で支持する土留め方法において、地盤の鉛直孔にロッドを挿入するロッド挿入工程と、ロッドの下部で鉛直孔を拡径させると共に拡径させた部分に地盤硬化剤を噴射させながらロッドを上方移動させることによって円柱状の地盤改良体を形成する地盤改良体形成工程と、平面視における地盤硬化剤が噴射された箇所に隣接する位置でロッド挿入工程と地盤改良体形成工程とを順次繰り返すことによって地盤改良体を水平方向に複数連続して並置することにより柱列式連続壁を形成する壁体形成工程と、を備えることを特徴とする。
この土留め方法では、地盤改良体形成工程で円柱状の地盤改良体が造られ、壁体形成工程で複数の地盤改良体が水平方向に複数連続して並置されることによって柱列式連続壁が形成される。地盤改良体形成工程では、鉛直孔の拡径された部分に地盤硬化剤が噴射されて地盤改良体が造られるので、従来のH形鋼を用いた場合と比較して一回の鉛直孔の掘削でより大型の地盤改良体を形成できる。よって、一度の鉛直孔の掘削で大きな地盤改良体を形成できるので、柱列式連続壁を造るにあたって必要な鉛直孔の掘削回数をH形鋼を用いた場合よりも減らせることとなり、施工効率を上げることができる。また、本発明のように、ロッドの下部で鉛直孔の拡径及び地盤硬化剤の噴射を行えば、細いロッドを用いても大きな地盤改良体を形成できる。従って、本発明では、ロッドを挿入する鉛直孔の径を小さくできるので地盤の障害物を容易に避けることができ、施工効率を向上させることができる。
本発明によれば、施工効率を向上させることが可能な土留め構造及び土留め方法を提供することができる。
本発明に係る土留め構造の一実施形態を示す断面図である。 図1の土留め構造における地盤アンカーを示す平面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図3中のA部拡大図である。 図2のベース部のV−V線断面図である。 図2のベース部のVI−VI線断面図である。 本発明に係る土留め方法の一実施形態を示す工程図である。 土留め構造の第1の変形例を示す断面図である。 土留め構造の第2の変形例を示す断面図である。 土留め構造の第3の変形例を示す断面図である。 土留め構造の第4の変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る土留め構造及び土留め方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示されるように、地盤2を掘削して形成した空間Sに地下構造物を建設する際に、地盤2の土圧によって地盤2が崩れるのを防止する土留め構造1は、複数本のH形鋼3a及びソイルセメント3bで構成されるH形鋼壁3と、複数の円柱状の地盤改良体21(図7参照)から造られた柱列式連続壁の改良体壁20と、を備えている。H形鋼壁3及び改良体壁20には、支保工となる複数の地盤アンカー10が打ち込まれており、これらの地盤アンカー10でH形鋼壁3及び改良体壁20が保持されている。
H形鋼壁3の形成方法について以下で説明する。まず、地盤2に鉛直孔を連続するように複数形成し、形成した複数の鉛直孔に土、セメント及び水が混合されて成るソイルセメント3bを注入する。そして、鉛直孔に注入されたソイルセメント3bに対して等間隔でH形鋼3aを上から挿入し、ソイルセメント3bが硬化した後にソイルセメント3bの円弧状に膨出した部分の空間S側を削って平坦にすることによって、H形鋼壁3の空間S側を平らな壁面にする。
改良体壁20を保持する地盤アンカー10の端は、水平方向より10°下を向くように、改良体壁20の表面を削って形成した凹部20Aに挿入されている。そして、地盤アンカー10は、改良体壁20を貫通してその先の地盤2にまで達している。また、H形鋼壁3を保持する地盤アンカー10の端は、水平方向より10°下を向くように、H形鋼3a間のソイルセメント3bの表面を削って形成した凹部3cに挿入されている。この地盤アンカー10はソイルセメント3bを貫通して、その先の地盤2にまで達している。
なお、地盤アンカー10に関しては、H形鋼壁3に対する施工方法と改良体壁20に対する施工方法が同一であり、H形鋼壁3の凹部3cの形状と改良体壁20の凹部20Aの形状も同一である。よって、重複する説明を避けるため、以下では、地盤アンカー10の構成と、改良体壁20に対する地盤アンカー10の施工方法と、改良体壁20の凹部20Aの形状とについてのみ説明し、H形鋼壁3に対する地盤アンカー10の施工方法とH形鋼壁3の凹部3cの形状については説明を省略する。
地盤アンカー10で地盤2に達している部分は、モルタルによって地盤2中に固定された定着部11となっており、この定着部11からシース12とテンドン(鋼線)13が改良体壁20を貫通して延在している。テンドン13の腐食及び摩擦損失を防ぐためのシース12の一端は、モルタルの硬化によって定着部11に固定されている。なお、テンドン13は、空間S側の端部に位置する地盤アンカー10のアンカーヘッド31を介して改良体壁20に引張り力を付与する鋼線であり、シース12内部に通されたPC鋼より線である。
テンドン13は、定着部11でUターン状に折り返されている。その結果、図3に示されるように、テンドン13は、定着部11からテンドン13の一端にまで延在する第1のテンドン部13aと、定着部11からテンドン13の他端にまで延在する第2のテンドン部13bと、からなっている。このように、地盤アンカー10は、テンドン13がUターン状に折り返されたUターン除去式アンカーとなっている。なお、テンドン13の本数は、適宜増やすことが可能である。
また、テンドン13は、改良体壁20の前面側に位置する鋼線締結具30で締結されている。鋼線締結具30は、地盤アンカー10の挿入方向に向かって働くテンドン13の引張り力を改良体壁20に伝達させる受圧版として機能する。テンドン13は、定着部11に固定された状態でジャッキ(不図示)によって改良体壁20の前面側に引っ張られ、緊張した状態で鋼線締結具30のアンカーヘッド31に固定されている。
図4に示されるように、第1のテンドン部13a及び第2のテンドン部13bは円錐形状をなすくさび状部材32内に挿入されている。第1のテンドン部13a及び第2のテンドン部13bがジャッキによって改良体壁20の前面側に引っ張られている状態で第1のテンドン部13a及び第2のテンドン部13bのそれぞれを挿入させたくさび状部材32がアンカーヘッド31の孔部31aに嵌り込む。よって、第1のテンドン部13a及び第2のテンドン部13bは、それぞれくさび状部材32の挟持力によりアンカーヘッド31に強固に固定されると共に、緊張状態でアンカーヘッド31に固定されている。そして、第1のテンドン部13a及び第2のテンドン部13bの引張り力は、くさび状部材32及びアンカーヘッド31に伝達される。
図3に示されるように、鋼線締結具30は、上述したアンカーヘッド31と、くさび状部材32と、アンカーヘッド31を支持するヘッド部40と、ヘッド部40の改良体壁20側に設けられており改良体壁20にテンドン13の引張り力を伝達させるベース部50と、を備えている。
ヘッド部40は、アンカーヘッド31を支持すると共にテンドン13が通る孔部41aを有する円板状のアンカープレート41と、アンカープレート41の外周部が溶接され地盤アンカー10の張力発生方向に延在する円筒状の鋼管42と、鋼管42の下端側に溶接された円環状フランジ43と、鋼管42の外周側面42aと円環状フランジ43の上面43aに溶接された三角板形状のリブ部44とを備えている。図2に示されるように、8枚のリブ部44は、それぞれ鋼管42の外周側面42aから張り出すように設けられており、図3に示されるように、リブ部44は、円環状フランジ43の外端から鋼管42の上端に向かって傾斜している。
鋼管42の外周側面42aにはバーナーの挿入を可能にする開口部42bが設けられており、バーナーを開口部42bから鋼管42の内部に入れて鋼管42内部のテンドン13を切断することができる。ここで、上述したように地盤アンカー10はUターン除去式アンカーとなっている。よって、鋼管42の開口部42bから内部にバーナーを入れて第1のテンドン部13aと第2のテンドン部13bとのいずれか一方を切断すれば、テンドン13の緊張状態が解放され、アンカーヘッド31を外方に引っ張り上げるとテンドン13を簡単に回収することができる。なお、鋼管42に開口部42bが無くてもよく、この場合、鋼管42の高さを低くできるので、改良体壁20に対する鋼線締結具30の突出量を抑えることができる。
図2及び図3に示されるように、ベース部50は、ヘッド部40の円環状フランジ43に溶接された正方形状の補強プレート51と、補強プレート51に溶接された矩形の枠部52とを備えている。
枠部52は、第1〜第4のH形鋼52a,52b,52c,52dで構成されている。第1のH形鋼52aの一端と第2のH形鋼52bの一端は第3のH形鋼52cに溶接されており、第1のH形鋼52aの他端と第2のH形鋼52bの他端は第4のH形鋼52dに溶接されている。そして、第1のH形鋼52aと第2のH形鋼52bは互いに平行に延在し、第3のH形鋼52cと第4のH形鋼52dは互いに平行に延在している。
補強プレート51は、ヘッド部40の円環状フランジ43に当接し、地盤アンカー10の張力発生方向に対して垂直な方向に広がる正方形状となっており、この補強プレート51と枠部52とでテンドン13の引張り力を分散して改良体壁20に伝えている。また、補強プレート51の中央部にはテンドン13を通すための孔部51aが設けられている。
また、図5に示されるように、枠部52をなす各H形鋼52a,52b,52c,52dのウェブの内側で補強プレート51と改良体壁20の凹部20Aの底面20aとの間にはモルタル53が充填されている。このように、モルタル53を補強プレート51と枠部52との間に充填させることでベース部50の強度が高められている。また、各H形鋼52a,52b,52c,52dのウェブには、図6に示されるような空気抜き穴52eが設けられているので、この空気抜き穴52eによってモルタル53からの空気が外部に抜け易くなっている。
また、図3に示されるように、枠部52と改良体壁20の凹部20Aの底面20aとの間には、セメントで構成される不陸調整材60が介装される。ベース部50を施工する前に、ペースト状の不陸調整材60は、改良体壁20の凹部20Aの底面20aで、枠部52に対面する位置に塗り込まれ、この不陸調整材60に外側から枠部52を載せる。
定着部11で固定されたテンドン13がヘッド部40の内側からアンカーヘッド31の孔部31aに挿通された状態で、補強プレート51にヘッド部40を溶接し、その後アンカーヘッド31から外側に出たテンドン13をジャッキで引っ張り上げる。このようにアンカーヘッド31から引っ張り上げたテンドン13の根元をくさび状部材32で挟み込んでくさび状部材32を孔部31aに嵌め込むと、テンドン13は引張り力でアンカーヘッド31に固定される。
よって、テンドン13は、引張り力を働かせた状態で鋼線締結具30に締結され、このテンドン13の引張り力は、ヘッド部40及びベース部50を介して改良体壁20に伝達される。ここで、補強プレート51と枠部52とでヘッド部40に対して広げられた平板構造体が構成されているので、テンドン13の引張り力は平板構造体で分散されて改良体壁20に伝達される。
また、鋼線締結具30は、改良体壁20の凹部20Aの底面20aに載置されているので、改良体壁20に対する鋼線締結具30の突出量が低減されている。このように、改良体壁20に対する鋼線締結具30の突出量が低減すると、改良体壁20の前面側の空間Sで地下構造物等を造る際に地盤アンカー10が邪魔になりにくくなる。また、図3に示されるように、改良体壁20の凹部20Aの底面20aは、地盤アンカー10の張力発生方向に対して垂直な方向に延在している。すなわち、地盤アンカー10は水平方向より10°下を向くように改良体壁20に挿入されているが、凹部20Aの底面20aが延在する方向は鉛直面に対して上側が10°だけ改良体壁20の内側に傾いている。
従って、テンドン13の引張り力の分力として鋼線締結具30に鉛直方向下向きの力が働いた場合でも、テンドン13の引張り力によって鋼線締結具30と凹部20Aの底面20aとの間に働く摩擦力が大きくなっているので、鋼線締結具30は下にずれにくくなっている。また、仮に鋼線締結具30が下にずれたとしても、鋼線締結具30は凹部20Aの壁面に当接するので、それ以上鋼線締結具30が下にずれることはない。よって、鋼線締結具30を下方で保持するためのブラケットが不要となる。
次に、地盤アンカー10が挿入される改良体壁20を造る方法について図7を参照しながら説明する。まず、地盤2に対してロッド61を挿入するための鉛直孔Hを地盤2中の埋設管Bを避けて掘削する。このロッド61の下部には、超高圧の水を水平方向外側に噴射するノズルと、セメント系の地盤硬化剤を注出するノズルと、注出された地盤硬化剤を撹拌する攪拌羽根とが設けられている。
また、図7(a)に示されるようにロッド61を鉛直孔Hに上から挿入し、その後、図7(b)に示されるように、ロッド61を回転させながら超高圧の水を鉛直孔Hの内壁に噴射させ、鉛直孔Hの内壁を掘削しながら地盤硬化剤を拡径された部分Pに注出する。このとき、注出された地盤硬化剤はロッド61の撹拌羽根で撹拌される。なお、鉛直孔H内の掘削された部分Pの土はロッド61内部を上方移動して鉛直孔Hから排出される。
そして、ロッド61が鉛直孔Hを拡径すると共に地盤硬化剤を注出しながら図7(c)に示されるように上方移動すると、拡径されて地盤硬化剤が注出された領域が上方に拡大していき、円柱状の地盤改良体21が下方から徐々に形成されていく。このように、鉛直孔H内の拡径、地盤硬化剤の噴射、及びロッド61の上方移動を行っていくことにより、図7(d)に示されるように地盤改良体21の高さが高くなっていき、所望の高さとなった地盤改良体21が完成する。
その後は、図7(e)に示されるように、平面視における地盤改良体21が形成された箇所に隣接する位置でロッド61の挿入を行い、上記同様の手法で地盤改良体21を所定方向Dに連続するように複数形成していく。ここで、改良体壁20の厚さを確保するために、隣の地盤改良体21とある程度重なるように各地盤改良体21を形成していく必要がある。
図7(e)に示されるように、地盤改良体21を水平方向に複数連続するように並置して全ての地盤改良体21を硬化させた後は、図7(g)に示されるように地盤改良体21の上部及び地盤改良体21に隣接する部分の地盤2を掘削して空間Sを形成する。そして、図7(f)に示されるように各地盤改良体21で円弧状に膨出している部分の空間S側を削っていく。なお、空間Sを構成する側面となる部分であって改良体壁20が形成されていない箇所には、上述した方法でH形鋼壁3を形成しておく。
このように改良体壁20及びH形鋼壁3を形成した後は、改良体壁20の側面に凹部20Aを形成して、改良体壁20の凹部20Aに対して地盤アンカー10を施工する。そして、H形鋼壁3のソイルセメント3bに凹部3cを形成し、ソイルセメント3bの凹部3cに対して地盤アンカー10を施工していくことにより土留め構造1が完成する。
以上のような土留め構造1をなす改良体壁20は、図7に示されるように、鉛直孔Hに挿入されたロッド61の下部で鉛直孔Hを拡径させて、拡径させた部分Pに地盤硬化剤を噴射させてロッド61を上方移動させることによって形成された柱状の地盤改良体21が水平方向に複数連続するように並置されて構成される。すなわち、改良体壁20を形成する土留め方法は、地盤2の鉛直孔Hにロッド61を挿入するロッド挿入工程と、ロッド61の下部で鉛直孔Hを拡径させると共に拡径させた部分Pに地盤硬化剤を噴射させながらロッド61を上方移動させて円柱状の地盤改良体21を形成する地盤改良体形成工程と、ロッド挿入工程と地盤改良体形成工程とを順次繰り返すことによって地盤改良体21を水平方向に連続するように並置して改良体壁20を形成する壁体形成工程とを備えている。
ここで、上記の地盤改良体21は、鉛直孔Hの拡径させた部分Pに地盤硬化剤が噴射されることによって形成されるので、従来のSMW工法のようにH形鋼を用いた場合と比較して、一回鉛直孔Hを掘削するだけでより大きな地盤改良体21を形成できる。よって、改良体壁20を造るにあたって必要な鉛直孔Hの掘削回数をH形鋼を用いた場合よりも減らすことができる。従って、施工効率を上げることができる。
また、ロッド61の下部で鉛直孔Hを拡径すると共に地盤硬化剤を噴射すれば、細いロッド61を用いても大きな地盤改良体21を形成できる。よって、ロッド61を挿入する鉛直孔Hの径を小さくできるので地盤2中における埋設管B等のような障害物を容易に避けることができ、施工効率を向上させることができる。また、地盤改良体21は地盤2中の任意の深度に任意の高さで形成できるので、土留め計算によって得られた地盤2の土圧に応じて種々の高さの地盤改良体21を種々の高さ位置に形成できる。
また、地盤アンカー10については、図3に示されるように、鋼線締結具30のベース部50がテンドン13の引張り力を改良体壁20に伝える平板構造体を成しており、この平板構造体によって改良体壁20に対するベース部50の接地面積を大きくしている。よって、改良体壁20に対する地盤アンカー10の応力を低下させることができる。すなわち、テンドン13の引張り力は、ベース部50で分散されて改良体壁20に伝達されるので、改良体壁20に対する応力を低下でき改良体壁20にクラックが生じる事態を確実に回避できるので地盤の健全性を確保することが可能となる。
また、地盤アンカー10については、ヘッド部40の鋼管42が、鋼管42内部を通るテンドン13を外部から切断可能とする開口部42bを備えている。このように開口部42bを備えテンドン13を外部から切断可能とすることによって、改良体壁20を形成した後にテンドン13を簡単に切断できるので、除去式アンカー工法を用いた場合における施工効率の向上を図ることができる。なお、上記のUターン除去式アンカーである地盤アンカー10は、改良体壁20又はH形鋼壁3以外の壁体に対しても応用可能である。
本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
図1に示されるように、上段にH形鋼壁3を備え下段に改良体壁20を備えた二段の土留め構造1に代えて、図8に示されるような一段の土留め構造101を形成してもよい。この土留め構造101では、地盤改良体21から造られた改良体壁120の上端の高さが地盤2の上端の高さと同一になっている。
図9に示されるように、地盤アンカー10等の支保工を有しない改良体壁220を備えた土留め構造201を形成してもよい。この土留め構造201の改良体壁220は、上下に並んで位置する障害物E及び障害物Fの下方に形成されている。この改良体壁220のように高さが抑えられた改良体壁であれば、改良体壁を保持する支保工が不要となる。ここで、改良体壁に対して支保工が必要か否かの判断は、土留め計算によって算出された地盤2の土圧によって決定される。
図10に示されるように、平面視で縦横に組まれた第1〜第3の鉄骨梁311,312,313でH形鋼壁3及び改良体壁120を保持する土留め構造301を形成してもよい。ここで、改良体壁120に沿って水平方向に延在する第2の鉄骨梁312は改良体壁120にコンクリートで固定され、H形鋼壁3に沿って水平方向に延在する第3の鉄骨梁313はH形鋼壁3にコンクリートで固定されている。また、第2の鉄骨梁312及び第3の鉄骨梁313に架け渡された第1の鉄骨梁311は、一端が第2の鉄骨梁312にボルト固定され他端が第3の鉄骨梁313にボルト固定されている。このように、第1〜第3の鉄骨梁311,312,313を用いた切梁式で改良体壁120及びH形鋼壁3を保持することも可能である。更に、図11に示されるように、アンカー式と切梁式の両方で改良体壁120を保持した土留め構造401であってもよい。
図1に示されるように、H形鋼壁3を地盤アンカー10で保持したが、地盤アンカー10以外でH形鋼壁3を保持してもよく、例えば、H形鋼3aの間で架設された腹起し材でH形鋼壁3を保持してもよい。
図7に示されるように、ロッド61が水を水平方向外側に高圧噴射して鉛直孔Hを拡径させたが、鉛直孔Hを拡径させる方法は上記に限られず、例えばロッド61の下部に拡径掘削用バケットを配置して、この拡径掘削用バケットで鉛直孔Hを拡径させてもよい。
引張り力を改良体壁20に付与するテンドン13がPC鋼より線であったが、PC鋼線又はPC鋼棒であってもよい。
地盤アンカー10が改良体壁20に水平方向より10°下を向くように挿入され、地盤アンカー10がH形鋼壁3に水平方向より10°下を向くように挿入されたが、改良体壁20に対する地盤アンカー10の挿入角度、及びH形鋼壁3に対する地盤アンカー10の挿入角度は、適宜変更可能である。
定着部11はモルタルで地盤アンカー10を地盤2中に固定していたが、コンクリートで地盤アンカー10を固定してもよい。また、枠部52をなす各H形鋼52a,52b,52c,52dのウェブの内側にモルタル53を充填したが、モルタル53に代えてコンクリートを充填してもよい。また、ベース部50の強度があまり必要でない場合は、枠部52やモルタル53を省略してもよい。
1,101,201,301,401…土留め構造、2…地盤、10…地盤アンカー(支保工)、13…テンドン(鋼線)、20,120,220…改良体壁(壁体)、20A…凹部、20a…底面、21…地盤改良体、30…鋼線締結具、40…ヘッド部、42…鋼管、42b…開口部、50…ベース部、51…補強プレート(平板構造体)、52…枠部(平板構造体)、61…ロッド、311,312,313…鉄骨梁(支保工)、B,E,F…障害物、H…鉛直孔。

Claims (6)

  1. 柱列式連続壁によって形成された壁体を支保工で支持する土留め構造において、
    前記柱列式連続壁は、地盤の鉛直孔に挿入されたロッドの下部で前記鉛直孔を拡径させると共に前記拡径させた部分に地盤硬化剤を噴射させながら前記ロッドを上方移動させることによって形成された柱状の地盤改良体を水平方向に複数連続して並置させて成ることを特徴とする土留め構造。
  2. 前記支保工の地盤アンカーは、前記柱列式連続壁に挿入されると共に、先端部が前記柱列式連続壁又は前記柱列式連続壁の前記挿入方向側の地盤に固定されており、
    前記地盤アンカーは、前記固定された部分から前記挿入方向の逆方向に引っ張られた鋼線を前記柱列式連続壁の外で締結する鋼線締結具を備えており、
    前記鋼線締結具は、前記鋼線の前記挿入方向に向かって働く引張り力を前記柱列式連続壁に伝える平板構造体を成すベース部と、前記ベース部に固定され前記鋼線の端部が固定されるヘッド部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の土留め構造。
  3. 前記ヘッド部には、前記ヘッド部の内部を通る前記鋼線を外部から切断可能とする開口部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の土留め構造。
  4. 前記鋼線締結具は、前記柱列式連続壁の凹部の底面に載置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の土留め構造。
  5. 前記凹部の底面は、前記挿入方向に対して垂直な方向に延在していることを特徴とする請求項4に記載の土留め構造。
  6. 柱列式連続壁によって形成された壁体を支保工で支持する土留め方法において、
    地盤の鉛直孔にロッドを挿入するロッド挿入工程と、
    前記ロッドの下部で前記鉛直孔を拡径させると共に前記拡径させた部分に地盤硬化剤を噴射させながら前記ロッドを上方移動させることによって円柱状の地盤改良体を形成する地盤改良体形成工程と、
    平面視における前記地盤硬化剤が噴射された箇所に隣接する位置で前記ロッド挿入工程と前記地盤改良体形成工程とを順次繰り返すことによって前記地盤改良体を水平方向に複数連続して並置することにより前記柱列式連続壁を形成する壁体形成工程と、
    を備えることを特徴とする土留め方法。
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