JP2014181481A - シート巻取装置及び端末部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】端末部材と回転支持部との間のがたつきを抑制すること。
【解決手段】シート巻取装置は、シート状部材と、シート状部材が外周部に取り付けられた長尺筒状の巻取シャフト20と、巻取シャフト20の長尺方向端部に固定され、筒状内周部が形成された端末部材30と、端末部材30の内側に挿入され、端末部材30を中心軸周りに相対回転可能に支持する柱状の回転支持部45aとを備えている。端末部材30及び回転支持部45aのいずれか一方の一部には、巻取シャフト20の内外方向において他方を押圧する押圧部34が形成されている。
【選択図】図14

Description

この発明は、自動車等の乗り物に搭載され、巻取シャフト、端末部材及び回転支持部を有するシート状部材を引出、収納可能に巻き取る技術に関する。
サイドドアウインドウ等のウインドウをスクリーンで遮るサンシェード装置は、スクリーンを引出収納するために巻取式の構造を採用している。すなわち、サンシェード装置は、巻取シャフトにスクリーンが取り付けられ、巻取シャフトの端部に固定された端末部材が回転支持部に回転可能に支持されて構成されている。そして、サンシェード装置は、スクリーンの引出時には巻取シャフトがスクリーンの引出方向に回転してスクリーンがウインドウを覆って日光を遮断し、収納時には巻取シャフトがスクリーンの収納方向に回転してスクリーンを巻き取る。
なお、特許文献1には、遮光膜が巻き付けられる筒体の内部に一対の円板部材が固着され、該円板部材がブッシュ軸受を介して一対の軸にそれぞれ回転自在に取り付けられた遮光装置が開示されている。
特開平5−113087
しかしながら、特許文献1の遮光装置等の巻取式のサンシェード装置では、端末部材と回転支持部との間に僅かな隙間が発生することがあり、車両の振動時等に端末部材と回転支持部との間のがたつきによって異音が生じる恐れがあった。
そこで、本発明は、端末部材と回転支持部との間のがたつきを抑制することを目的とする。
第1の態様は、シート巻取装置であって、シート状部材と、前記シート状部材が外周部に取り付けられた長尺筒状の巻取シャフトと、前記巻取シャフトの長尺方向における端部に固定された端末部材と、前記端末部材を、前記巻取シャフトの内外方向の一方側から前記巻取シャフトの中心軸周りに相対回転可能に支持する回転支持部とを備え、前記端末部材及び前記回転支持部のいずれか一方には、前記巻取シャフトの内外方向において他方を押圧する押圧部が、前記巻取シャフトの周方向において部分的に設けられている。
第2の態様は、第1の態様に係るシート巻取装置であって、前記端末部材は、円筒状内周面を含む軸受形状に形成され、前記回転支持部は、前記端末部材の内側に挿入される円柱状外周面を含む軸状に形成されている。
第3の態様は、第2の態様に係るシート巻取装置であって、前記押圧部は、前記端末部材に設けられている。
第4の態様は、第3の態様に係るシート巻取装置であって、前記端末部材は、前記巻取シャフトの端部に嵌入され、前記押圧部は、前記端末部材の内外方向に弾性変形可能な弾性変形部と、前記弾性変形部から外周側に突起する突起部とを含み、前記突起部が前記巻取シャフトの内周部に当接することによって前記弾性変形部が前記円筒状内周面より内周側に張り出す。
第5の態様は、第3の態様に係るシート巻取装置であって、前記押圧部は、前記端末部材の前記円筒状内周面より内周側に張り出す形状に形成され、前記回転支持部の前記円柱状外周面に当接して外周側に弾性変形される。
第6の態様は、第2の態様に係るシート巻取装置であって、前記押圧部は、前記回転支持部に設けられ、前記円柱状外周面より外周側に張り出す形状に形成され、前記端末部材の前記円筒状内周面に当接して内周側に弾性変形される。
第7の態様は、第1の態様に係るシート巻取装置であって、前記回転支持部は、円筒状内周面を含む軸受形状に形成され、前記端末部材には、前記回転支持部の内側に挿入される円柱状外周面を含む軸状の軸部が設けられている。
第8の態様は、第7の態様に係るシート巻取装置であって、前記押圧部は、前記端末部材に設けられ、前記軸部の前記円柱状外周面より外周側に張り出す形状に形成され、前記回転支持部の前記円筒状内周面に当接して内周側に弾性変形される。
第9の態様は、第7の態様に係るシート巻取装置であって、前記押圧部は、前記回転支持部に設けられ、前記円筒状内周面より内周側に張り出す形状に形成され、前記端末部材の前記軸部の前記円柱状外周面に当接して外周側に弾性変形される。
第10の態様は、第1から第9のいずれか一態様に係るシート巻取装置であって、前記端末部材及び前記回転支持部の周方向において、前記押圧部の少なくとも一側部には、前記端末部材及び前記回転支持部の中心軸方向に沿って延在するスリットが形成されている。
第11の態様は、第4の態様に係るシート巻取装置であって、前記端末部材のうちの周方向における前記押圧部の少なくとも一側部には、前記端末部材の中心軸方向に沿って延在するスリットが形成され、前記突起部は、前記スリットの延在方向中央からいずれか一端側に寄った位置に形成されている。
第12の態様は、第1から第9のいずれか一態様に係るシート巻取装置であって、前記端末部材及び前記回転支持部の中心軸方向において、前記押圧部の少なくとも一側部には、前記端末部材及び前記回転支持部の周方向に沿って延在するスリットが形成されている。
第13の態様は、第10から第12のいずれか一態様に係るシート巻取装置であって、前記スリットは、前記押圧部の両側部に形成されている。
第14の態様は、第13の態様に係るシート巻取装置であって、前記押圧部は、前記スリットの延在方向における一端部が自由端となる片持ち状に形成されている。
第15の態様は、第1から第14のいずれか一態様に係るシート巻取装置であって、前記押圧部は、前記端末部材及び前記回転支持部の周方向において、等間隔に3つ以上の複数形成されている。
第16の態様は、シート状部材を巻き取る長尺筒状の巻取シャフトの端部に固定され、回転支持部によって前記巻取シャフトの内外方向の一方側から前記巻取シャフトの前記中心軸周りに相対回転可能に支持される端末部材であって、前記巻取シャフトの端部に嵌入可能な本体部と、前記回転支持部を前記内外方向の前記一方側に押圧する押圧部とを備える。
第17の態様は、第16の態様に係る端末部材であって、円筒状内周面が形成され、円柱状外周面が形成された柱状の前記回転支持部を挿入可能な軸受形状に形成され、前記押圧部は、前記内外方向に弾性変形可能な弾性変形部と、前記弾性変形部から外周側に突起する突起部とを含み、前記突起部が前記巻取シャフトの内周部に当接することにより前記弾性変形部が内周側に張り出す。
第1の態様に係るシート巻取装置によると、回転支持部によって、巻取シャフトの端部に固定された端末部材が中心軸周りに相対回転可能に支持されているため、巻取シャフトが回転されることにより、その外周部に取り付けられたシート状部材を巻き取ることができる。また、端末部材及び端末部材を巻取シャフトの内外方向の一方側から支持する回転支持部のいずれか一方に設けられた押圧部によって、巻取シャフトの内外方向において他方を押圧するため、端末部材と回転支持部との間のがたつきを抑制することができる。
第2の態様に係るシート巻取装置によると、円筒状内周面を含む軸受形状に形成された端末部材の内側に、円柱状外周面を含む軸状に形成された回転支持部が挿入されるため、巻取シャフトの長尺方向におけるシート巻取装置の寸法をなるべく小さくすることができる。
第3の態様に係るシート巻取装置によると、押圧部が端末部材に設けられているため、より小さい構成の変更によって端末部材と回転支持部との間のがたつきを抑制することができる。
第4の態様に係るシート巻取装置によると、押圧部は、端末部材の内外方向に弾性変形可能な弾性変形部と、弾性変形部から外周側に突起する突起部とを含み、突起部が巻取シャフトの内周部に当接することによって弾性変形部が内周側に張り出す。このため、押圧部は端末部材に挿入されている回転支持部を内周側に向かって押圧する。これにより、より簡単な構成で、端末部材と回転支持部との間のがたつきを抑制することができる。
第5の態様に係るシート巻取装置によると、押圧部自身が、端末部材の円筒状内周面より内周側に張り出す形状に形成されているため、巻取シャフトの内周部と端末部材の外周部との間の寸法誤差に関わらず、より安定して端末部材と回転支持部との間のがたつきを抑制することができる。
第6の態様に係るシート巻取装置によると、回転支持部に設けられた押圧部が、端末部材の円筒状内周面に当接して内周側に弾性変形された状態で、円柱状外周面より外周側に張り出す元の形状に弾性復帰しようとする力により、端末部材を外周側に押圧する。これにより、端末部材と回転支持部との間のがたつきを抑制することができる。
第7の態様にかかるシート巻取装置によると、円筒状内周面を含む軸受形状に形成された回転支持部の内側に、端末部材の円柱状外周面を含む軸状の軸部が挿入されるため、端末部材の巻取シャフトに対する嵌入強度になるべく影響を与えずに、端末部材と回転支持部との間のがたつきを抑制することができる。
第8の態様に係るシート巻取装置によると、端末部材に設けられた押圧部が、回転支持部の円筒状内周面に当接して内周側に弾性変形された状態で、軸部の円柱状外周面より外周側に張り出す元の形状に弾性復帰しようとする力により、回転支持部を外周側に押圧する。これにより、端末部材と回転支持部との間のがたつきを抑制することができる。
第9の態様に係るシート巻取装置によると、回転支持部に設けられた押圧部が、端末部材の軸部の円柱状外周面に当接して外周側に弾性変形された状態で、回転支持部の円筒状内周面より内周側に張り出す元の形状に弾性復帰しようとする力により、端末部材の軸部を内周側に押圧する。これにより、端末部材と回転支持部との間のがたつきを抑制することができる。
第10の態様に係るシート巻取装置によると、押圧部の少なくとも一側部に、端末部材及び回転支持部の中心軸方向に沿って延在するスリットが形成されているため、押圧部が端末部材及び回転支持部の周方向に直交する方向に沿って延在している。これにより、押圧部の撓み方向が端末部材と回転支持部との組付け方向とが同一であるために組付け性が良く、端末部材と回転支持部との間のがたつきをより確実に抑制することができる。
第11の態様に係るシート巻取装置によると、押圧部の少なくとも一側部に、端末部材の中心軸方向に沿って延在するスリットが形成されているため、押圧部が内周側に撓みやすい。また、突起部がスリットの延在方向中央からいずれか一端側に寄った位置に形成されているため、最も撓み易い中央部分に外周側へ押戻し可能な余裕を持たせることができると共に、小さい突起寸法でも中央部分に該突起寸法より大きい撓みを与えることができる。
第12の態様に係るシート巻取装置によると、押圧部の少なくとも一側部に、端末部材及び回転支持部の周方向に沿って延在するスリットが形成されているため、押圧部が端末部材及び回転支持部の周方向に沿って延在している。これにより、端末部材又は回転支持部の中心軸方向の寸法を小さく設定することができる。
第13の態様に係るシート巻取装置によると、スリットが、押圧部の両側部に形成されているため、押圧部を回転支持部側に容易に撓ませることができる。
第14の態様に係るシート巻取装置によると、押圧部が、スリットの延在方向における一端部が自由端となる片持ち状に形成されているため、一端側部分を弾性変形させやすく、端末部材と回転支持部との間のがたつきをより確実に抑制することができる。
第15の態様に係るシート巻取装置によると、押圧部が端末部材及び回転支持部の周方向において等間隔に3つ以上形成されているため、回転支持部に支持される端末部材が固定された巻取シャフトの回転をスムーズにすることができる。
第16の態様に係る端末部材によると、押圧部が設けられているため、より小さい構成の変更によって端末部材と回転支持部との間のがたつきを抑制することができる。
第17の態様に係る端末部材によると、押圧部は、端末部材の内外方向に弾性変形可能な弾性変形部と、弾性変形部から外周側に突起する突起部とを含み、突起部が巻取シャフトの内周部に当接することによって弾性変形部が内周側に張り出す。このため、押圧部は円筒状内周面の内側に挿入される回転支持部を内周側に向かって押圧する。これにより、より簡単な構成で、端末部材と回転支持部との間のがたつきを抑制することができる。
シート状部材が引出状態であるシート巻取装置を示す図である。 シート状部材が収納状態であるシート巻取装置を示す図である。 シート巻取装置の分解斜視図である。 シート巻取装置の断面図である。 シート巻取装置の一方の端部の拡大断面図である。 端末部材の斜視図である。 端末部材の斜視図である。 端末部材の中心軸に直交する断面図である。 端末部材の中心軸に沿った断面図である。 端末部材を巻取シャフトに嵌入する動作を示す図である。 端末部材を巻取シャフトに嵌入した状態を示す図である。 図11のXII−XII線断面図である。 図11のXIII−XIII線断面図である。 端末部材に回転支持部を挿入した状態を示す図である。 図14のXV−XV線断面図である。 スリットが長い変形例に係る端末部材の斜視図である。 図16のXVII矢視図である。 図17のXVIII−XVIII線断面図である。 端末部材の側面図である。 図19のXX−XX線断面図である。 第1変形例に係る端末部材の斜視図である。 第1変形例に係る端末部材の側面図である。 第1変形例に係る端末部材の側断面図である。 図22のXXIV−XXIV線断面図である。 第2変形例に係る端末部材の斜視図である。 第2変形例に係る端末部材の側面図である。 図26のXXVII−XXVII線断面図である。 端末部材に回転支持部を挿入した状態を示す断面図である。 非貫通型に形成された第2変形例に係る端末部材を示す図である。 第3変形例に係る端末部材の斜視図である。 第3変形例に係る端末部材の側面図である。 図31のXXXII−XXXII線断面図である。 端末部材に回転支持部を挿入した状態を示す断面図である。 非貫通型に形成された第3変形例に係る端末部材を示す図である。 第4変形例に係る端末部材の斜視図である。 第4変形例に係る端末部材の平面図である。 図36のXXXVII−XXXVII線断面図である。 非貫通型に形成された第4変形例に係る端末部材を示す図である。 第2実施形態に係るシート巻取装置の回転支持部の斜視図である。 端末部材と回転支持部とを示す側断面図である。 端末部材に回転支持部が挿入された様子を示す側断面図である。 第3実施形態に係るシート巻取装置の端末部材の斜視図である。 端末部材を回転支持部に挿入した様子を示す側断面図である。 第4実施形態に係るシート巻取装置のサイドカバーを示す斜視図である。 端末部材を回転支持部に挿入した様子を示す側断面図である。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態に係るシート巻取装置10について説明する。シート巻取装置10は、シート状部材12を引出、収納可能に巻き取る装置である(図1、図2参照)。
このシート巻取装置10は、図1、図2に示すように自動車のウインドウ11を遮蔽するためのシート状部材12を引出、収納可能に巻き取るシェード装置の構成部品として用いられることもある。他にも、シート巻取装置10は、自動車の乗車空間と荷室とを区切るトノカバー装置の構成部品として用いられることもある。
<シート巻取装置>
まず、シート巻取装置10の概要について説明する。シート巻取装置10は、シート状部材12と、巻取シャフト20と、端末部材25、30と、ケーシング40と、回転付勢部50とを備えている(図3参照)。
シート状部材12は、布材、メッシュ状の布材、樹脂シート等を裁断、縫製等して形成される可撓性を有するシート状の部材である(図1参照)。このシート状部材12は、用途に応じた形状及び大きさ、ここでは、ウインドウ11を部分的又は全体的に遮蔽可能な形状及び大きさに形成されている。また、ここでは、シート状部材12は、収納側端部から引出側端部に向かうにつれて徐々に幅寸法が小さくなる形状に形成されている。また、シート状部材12の引出側端部には、引出操作用の棒状の引出部材29が設けられていてもよい。
巻取シャフト20は、シート状部材12を巻き取る部分であり、長尺筒状(ここでは円筒状)に形成されている(図3参照)。この巻取シャフト20は、シート状部材12の一端縁部が中心軸方向に沿って外周部に取り付けられている。また、巻取シャフト20の内周部は、中心軸方向に沿って延在する凹部と凸部とが周方向に交互に並んだ形状に形成されている。
巻取シャフト20の長尺方向端部には、端末部材30、25が固定されている(図4参照)。端末部材30、25は、巻取シャフト20の両端部に対してそれぞれ嵌入されている。ここでは、端末部材30、25は、円筒状内周面を含む軸受形状に形成されている。この端末部材30、25は、本体部31または26と、張出部38または28とを有している(図4、図5参照)。
本体部31、26は、巻取シャフト20の内側に嵌入される部分である。この本体部31の外周部は、巻取シャフト20の内周部に対応して、直線状に延在する平行な凸部と凹部とが周方向に交互に並んで形成された形状に形成されている。これにより、巻取シャフト20に嵌入された端末部材30、25は、巻取シャフト20に対して中心軸周りに相対回転不能に固定される。
また、張出部38、28は、本体部31、26の中心軸方向基端部で外周側に張り出す鍔状に形成されている。この張出部38、28は、本体部31、26が巻取シャフト20の内側に嵌入された状態で、巻取シャフト20の端部に対して中心軸方向から接触する(図5参照)。
なお、端末部材30、25については、さらに詳細な形状を後で詳述する。
ケーシング40は、ケーシング本体42と、サイドカバー44a、44bとを有している(図3参照)。ケーシング本体42は、内側にシート状部材12が巻き付けられた巻取シャフト20を収容可能な内部空間を有すると共に、該内部空間と外部とを連通させて巻取シャフト20に巻き付けられたシート状部材12を引出し可能にするスリットが形成されている。サイドカバー44a、44bは、ケーシング本体42の両端部の開口を塞ぐ部分である。そして、サイドカバー44a、44bは、それぞれ回転支持部45a、45bを有している。
回転支持部45a、45bは、それぞれ端末部材30、25を、巻取シャフト20の内外方向に一方側から巻取シャフト20の中心軸周りに相対回転可能に支持している(図4、図5参照)。ここでは、回転支持部45a、45bは、円柱状外周面を含む軸状に形成され、端末部材30、25の内側に挿入されている。ここで、回転支持部45a、45bの直径は、端末部材30、25の内径より小さく(ここでは僅かに小さく)設定されている。
回転付勢部50は、巻取シャフト20をケーシング40に対してシート状部材12を巻き取る向きに回転付勢する。ここでは、回転付勢部50は、コイルバネである。この回転付勢部50は、巻取シャフト20の内側に中心軸方向に沿って配設されている。また、回転付勢部50は、一端部がサイドカバー44bの回転支持部45bの先端部に固定されると共に、他端部が巻取シャフト20の内周部に対して固定されている。図3では、回転付勢部50の他端部は、巻取シャフト20の内周部に対して相対回転不能に固定された固定部24に対して固定されている。
回転付勢部50と巻取シャフト20との間には、遮音用の遮音チューブ55が配設されていてもよい。
<端末部材>
ここでは、一方の端末部材30に着目して説明する(図6参照)。この端末部材30には、回転支持部45aとの間のがたつきを抑制する構成が設けられている。すなわち、回転支持部45aは、端末部材30に嵌入された状態で該端末部材30を中心軸周りに相対回転可能に支持するため、端末部材30の内径より小さい直径となるように製造されている。このため、端末部材30と回転支持部45aとの組み合わせによっては、設計時に設定された誤差範囲で、両者間に隙間ができてがたつきが生じることがある。そこで、端末部材30及び回転支持部45aのいずれか一方には、巻取シャフト20の内外方向において他方を押圧する押圧部が、巻取シャフト20の周方向において部分的に設けられている。なお、端末部材30は、合成樹脂材料等を射出成型等することにより一体形成されているとよい。
ここでは、端末部材30に、巻取シャフト20の内外方向において回転支持部45aを押圧する押圧部34が形成されている。この押圧部34は、端末部材30の周方向において部分的に設けられている。また、押圧部34は、端末部材30の内外方向に弾性変形可能な弾性変形部36と、弾性変形部36の外周部から外周側に突起した突起部35とを含む。そして、突起部35は、端末部材30が巻取シャフト20に嵌入された状態で、巻取シャフト20の内周部に当接することにより弾性変形部36を内周側に弾性変形させる。すなわち、弾性変形部36が、本体部31の円筒状内周面より内周側に張り出す。これにより、押圧部34は、端末部材30の内側に挿入された回転支持部45aを押圧する。また、押圧部34は、端末部材30の周方向において等間隔に3つ以上の複数形成されているのが好ましく、ここでは3つ形成されている(図8参照)。
弾性変形部36は、本体部31の周方向一部分を占めている。ここでは、弾性変形部36は、本体部31の凸部の位置に設けられ、本体部31の外面及び内面と面一の外面及び内面を有する形状に形成されている。そして、弾性変形部36は、材質(端末部材30の材質)、厚さ等を設定することにより、端末部材30の内外方向に弾性変形可能に形成されている。
突起部35は、弾性変形部36の外周部から外周側に突起する形状に形成されている。また、突起部35のうち本体部31の中心軸方向における先端側の部分は、先端部から基端部に近付くにつれて徐々に外周側への突起寸法が大きくなる形状に形成されている。複数の突起部35の外周側端部を結ぶ仮想円は、巻取シャフト20の内径(複数の凹部を結ぶ仮想円の直径)より大きく(ここでは僅かに大きく)設定されている。
なお、本体部31には、突起部35とは別に、端末部材30の巻取シャフト20からの抜止めを担う抜止め部32が設けられている(図6、図7参照)。この抜止め部32は、凸部の外周側端部から外周側に突起する形状に形成されている。より具体的には、抜止め部32は、本体部31の中心軸方向に沿って本体部31の基端部から中心軸方向中途部に亘って形成されている。ここでは、抜止め部32は、周方向において、複数の凸部に対して1つおきに形成されている(図8参照)。この複数の抜止め部32の外周側端部を結ぶ仮想円は、巻取シャフト20の内径より大きく(ここでは僅かに大きく)設定されている。
突起部35と抜止め部32との関係では、突起部35は、外周側への突起寸法が抜止め部32より大きく設定されているとよい。なお、ここでは、突起部35は、周方向において、複数の凸部に対して3つおきで、複数の抜止め部32に対して1つおきに同じ凸部に設けられている。また、ここでは、突起部35は、本体部31の中心軸方向において、抜止め部32より先端側の位置に設けられている。
端末部材30の周方向において、本体部31のうちの押圧部34の少なくとも一側部には、端末部材30の中心軸方向に沿って延在するスリット33が形成されている。ここでは、スリット33は、端末部材30の周方向において、押圧部34の両側部に形成されている。すなわち、突起部35は、端末部材30の中心軸方向において、スリット33の延在範囲内に形成され、周方向において一対のスリット33の間に位置する。このスリット33は、本体部31の凹部に形成されている。
また、突起部35とスリット33との関係では、突起部35は、端末部材30の中心軸方向においてスリット33の中央からいずれか一端側に寄った位置に形成されている。ここでは、突起部35は、本体部31の中心軸方向において、スリット33の中央より本体部31の中心軸方向先端側の位置に設けられている。端末部材30が巻取シャフト20に嵌入されると、弾性変形部36のうちの突起部35より基端側の部位(スリット33の延在方向中央の部位)がより大きく内周側に弾性変形可能なため、突起部35は、傾斜部が巻取シャフト20の内周部に沿う姿勢で接触する。すなわち、突起部35は、弾性変形部36と巻取シャフト20との間にクサビ状に介在している。そして、傾斜部のほぼ全体で、内周側に弾性変形した弾性変形部36が元の形状に弾性復帰しようとする力を受けている。
<組付け>
次に、端末部材30の組付けについて説明する。端末部材30は、本体部31が巻取シャフト20の内側に挿入される際に、各突起部35の傾斜部が巻取シャフト20の端部の内周縁部に当接する(図10参照)。さらに端末部材30が挿入されると、突起部35の傾斜部が巻取シャフト20の内周部に摺接しつつ内周側に押し込まれ、弾性変形部36が弾性変形することにより各押圧部34が内周側に張り出す(図11〜図13参照)。この際、突起部35が本体部31の中心軸方向においてスリット33の中央より先端側の位置に形成されているため、突起部35が内周側に押し込まれると、弾性変形部36のうちのより大きく弾性変形し易いスリット33の延在方向中央付近の部位が、突起部35の突起寸法より大きく内周側に弾性変形する。このように、押圧部34は、本体部31の円筒状内周面より内周側に張り出す。
端末部材30は、張出部38が巻取シャフト20の端部に当接する位置まで挿入されると、抜止め部32が巻取シャフト20の端部の内側に押し込まれる。これにより、端末部材30は、巻取シャフト20からの抜け出しを抑制されている。また、突起部35は、押圧部34が元の形状に弾性復帰しようとする力により、巻取シャフト20の内周部に押し付けられている。これにより、端末部材30が巻取シャフト20に嵌入された状態をより確実に維持することができる。
次に、巻取シャフト20の端部に嵌入された端末部材30の内側に回転支持部45aを挿入する。回転支持部45aが端末部材30の内側に挿入される際に、回転支持部45aは、本体部31の内周側に張り出した各押圧部34(弾性変形部36)に当接する。さらに回転支持部45aが挿入されると、押圧部34は回転支持部45aによって外周側に撓む(図14参照)。換言すると、回転支持部45aは、内周側に撓んだ押圧部34を、外周側に押し戻す。この状態で、各押圧部34は、内周側に撓んだ形状を維持する力により、回転支持部45aを内周側に押圧する。
上述したように、押圧部34は、本体部31の中心軸方向においてスリット33の中央の部分が突起部35の突起寸法より大きく内周側に撓んでいるため、この中央部分で外周側により撓み易い。すなわち、押圧部34は、突起部35を押し潰すように弾性変形させて回転支持部45aを端末部材30に挿入した場合より弱い力で回転支持部45aを押圧する。このため、回転支持部45aに対する端末部材30の中心軸周りの回転動作がよりスムーズになる。また、押圧部34は、回転支持部45aの直径の誤差があっても、その誤差を吸収して撓む。
また、この状態で、回転支持部45aは、周方向に等間隔に設けられた複数の押圧部34によって内周側に押圧されることにより、中心軸が巻取シャフト20の中心軸により近付いた状態で巻取シャフト20を支持する(図15参照)。
これまで一方の端末部材30に着目して説明してきたが、端末部材25についても、回転支持部45bとの間のがたつきを抑制する観点から、押圧部が形成された構成であることが好ましい。もっとも、押圧部は、端末部材30、25のいずれか一方だけに形成されていてもよい。
なお、回転支持部45aは先端部が略半球状に形成されており、これに対応して、端末部材30は中心軸方向先端部がドーム形状(略半球状)の非貫通型に形成されている。そして、回転支持部45aは、端末部材30の円筒状内周面の内側に挿入されている。一方、回転支持部45bには巻取シャフト20の内周部に対して固定される回転付勢部50の一端部が固定されるため、端末部材25は、該回転支持部45bを挿通可能な中心軸方向に貫通する貫通型に形成されている。そして、回転支持部45bは、端末部材25の円筒状内周面の内側を挿通されている。
<効果>
上記実施形態に係るシート巻取装置10及び端末部材30によると、回転支持部45aによって、巻取シャフト20の端部に固定された端末部材30が、巻取シャフト20を中心軸周りに相対回転可能なように支持されているため、巻取シャフト20が回転されることにより、その外周部に取り付けられたシート状部材12を巻き取ることができる。また、円筒状内周面が形成された端末部材30の一部に形成された押圧部34によって、巻取シャフト20の内外方向において回転支持部45aを押圧するため、端末部材30と回転支持部45aとの間のがたつきを抑制することができる。
また、押圧部34が端末部材30に形成されているため、より小さい構成の変更によって端末部材30と回転支持部45aとの間のがたつきを抑制することができる。
また、端末部材30の周方向において部分的に設けられた押圧部34は、端末部材30の内外方向に弾性変形可能な弾性変形部36と、弾性変形部36から外周側に突起して巻取シャフト20の内周部に当接することにより弾性変形部36を内周側に弾性変形させる突起部35が形成されている。このため、突起部35が巻取シャフト20の内周部に当接した押圧部34が、内周側に撓んで端末部材30に挿入されている回転支持部45aを押圧する。これにより、より簡単な構成で、端末部材30と回転支持部45aとの間のがたつきを抑制することができる。
また、押圧部34の少なくとも一側方に、端末部材30の中心軸方向に沿って延在するスリット33が形成されているため、押圧部34が内周側に撓みやすい。
また、スリット33が、端末部材30の周方向において押圧部34の両側方に形成されているため、押圧部34を回転支持部45a側により容易に撓ませることができる。また、押圧部34だけを集中的に撓ませることができるため、より大きな撓み量を確保できると共に、他の部位の内周側への撓みを最小限に抑えて端末部材30の巻取シャフト20に対する嵌入状態をより確実に維持することができる。
また、突起部35には、本体部31の先端側部分に先端側から基端側に向けて徐々に突起寸法が大きくなる傾斜部が形成されているため、端末部材30の巻取シャフト20に対する嵌入作業をよりスムーズに行うことができる。
また、突起部35がスリット33の延在方向において中央からいずれか一端側に寄った位置に形成されているため、最も撓み易い中央部分に外周側へ押戻し可能な余裕を持たせることができると共に、小さい突起寸法でも中央部分に該突起寸法より大きい撓みを与えることができる。これにより、巻取シャフト20と端末部材30の本体部31との隙間に柔軟に対応して回転支持部45aによって端末部材30を支持することができる。
さらに、ここでは、突起部35が端末部材30の中心軸方向においてスリット33の中央より先端側の位置に形成されているため、先端側から基端側に向けて徐々に突起寸法が大きくなる突起部35の傾斜部が巻取シャフト20の内周部に対して全体的に接触する。これにより、突起部35の傾斜部全体で、内周側に弾性変形した弾性変形部36の元の形状に弾性復帰しようとする力を受け止めて、押圧部34が撓んだ状態を安定して維持することができる。
また、押圧部34が端末部材30の周方向において等間隔に3つ以上形成されているため、回転支持部45aに支持される端末部材30が固定された巻取シャフト20の回転をスムーズにすることができる。また、ここでは、押圧部34が3つ形成されているため、より少ない押圧部34で安定した軸支状態を維持でき、端末部材30の製造工程をより簡単にすることができる。
<変形例>
これまで、端末部材30の周方向において、押圧部34が等間隔に3つ設けられている例で説明してきたが、押圧部34は、4つ以上の複数設けられてもよいし、それぞれ異なる間隔で設けられてもよい。もっとも、回転支持部45aによって端末部材30をスムーズに回転可能に支持する観点から言うと、回転支持部45aと端末部材30との中心軸をなるべく近付ける(より好ましくは一致する)とよい。すなわち、押圧部34は、端末部材30を周方向に3等分した3領域に少なくとも1つずつ設けられていることが好ましい。なお、押圧部34が1つ又は2つしか設けられていなくても端末部材30と回転支持部45aとの間のがたつきを抑制する効果は得られる。
また、突起部35が、端末部材30の中心軸方向においてスリット33の中央より先端側に寄った位置に形成されている例で説明してきたが、突起部35は、スリット33の中央より基端側に寄った位置に形成されていてもよい。
また、これまで、押圧部34の両側部にスリット33が形成されている例で説明してきたが、スリット33は、押圧部34の一側部のみに形成されていてもよいし、省略されてもよい。もっとも、押圧部34の撓み易さの観点から言うと、スリット33が形成されていることが好ましい。また、スリット33が押圧部34の一側部に形成される場合や省略される場合には、本体部31と連続する弾性変形部36が弾性変形可能なように材質及び厚さ等を設定するとよい。
また、これまで、弾性変形部36が端末部材の中心軸方向に沿って延在している例で説明してきたが、弾性変形部は、周方向に沿って延在するように形成されていてもよい。この場合、スリットは、端末部材の中心軸方向において、押圧部の少なくとも一側部(好ましくは両側部)に、端末部材の周方向に沿って延在するように形成されるとよい。
この構成によると、回転支持部45aの外周面に接触する弾性変形部が。端末部材30と回転支持部45aとの相対回転方向と同方向の本体部31の周方向に延在しているため、回転支持部45aに対する巻取シャフト20の回転をよりスムーズにすることができる。
また、図16〜図20に示す端末部材130のように、スリット133が本体部131の基端部まで延在し、張出部138を貫通する形状に形成されていてもよい。そして、端末部材130の中心軸方向における基端部は、張出部138によって接続されている。すなわち、押圧部134は、本体部131の中心軸方向においてより長尺に形成され、内外方向に弾性変形し易い弾性変形部136を有している。
そして、端末部材130は、巻取シャフト20の端部に嵌入されると、突起部35が巻取シャフト20の内周部に当接することにより、弾性変形部136が内周側に弾性変形する。ここでは、特に弾性変形部136のうちの本体部131の中心軸方向における中央付近の部位が大きく内周側に弾性変形する。この端末部材130に回転支持部45aが挿入されると、内周側に張り出した押圧部134は外周側に押し戻される。この状態で、押圧部134は、内周側に張り出そうとする力により、回転支持部45aを内周側に押圧する。
この構成に係る端末部材130によると、スリット133を本体部131の中心軸方向においてより長くすることができるため、押圧部134をより柔軟に撓みやすくすることができると共に回転支持部45aに対する接触面積を大きくすることができる。これにより、端末部材130と回転支持部45aとの間のがたつきを抑制してよりスムーズに巻取シャフト20を回転させることができる。
なお、図16では、スリット133が押圧部134の両側部に形成されている例を示しているが、この場合に限らず、それぞれ押圧部134の一側部に形成されていてもよい。また、図16では、非貫通型の端末部材130を示しているが、端末部材は貫通型に形成されていてもよい。
<第1変形例>
次に、第1変形例に係る端末部材230について説明する(図21〜図24参照)。第1変形例に係る端末部材230のうちの第1実施形態に係る端末部材30と異なる部分は、押圧部234に関する部分である。端末部材30と同様の構成については同符号を付して説明を省略する。
押圧部234は、スリット233の延在方向における一端部(本体部231の中心軸方向における基端側の部分)が自由端となった片持ち状に形成されている。ここでは、スリット233が、本体部231の中心軸方向における基端部まで延在している。また、押圧部234を挟んで隣り合う一対のスリット233は、本体部231の中心軸方向における基端側部分で周方向に連通している。これにより、押圧部234の弾性変形部236は、本体部231の中心軸方向における先端側の部分(弾性変形部236の基端部)で支持され、本体部231の基端側の部分(弾性変形部236の先端部)が自由端となっている。また、突起部35は、弾性変形部236のうちの延在方向における中間より基端側の部位に形成されている。すなわち、押圧部234は、弾性変形部236の先端部が自由端となると共に突起部35が弾性変形部236の基端側の部位に形成されることにより、先端側部分が本体部231の内外方向により大きく撓みやすくなっている。
そして、端末部材230は、巻取シャフト20の端部に嵌入されると、突起部35が巻取シャフト20の内周部に当接することにより、弾性変形部236が内周側に弾性変形する。より具体的には、押圧部234は、弾性変形部236の先端部が自由端となっているため、先端部ほど内周側に張り出す。この端末部材230に回転支持部45aが挿入されると、主に弾性変形部236のうちの突起部35より先端側の部分が外周側に押し戻される。この状態で、押圧部234は、弾性変形部236が本体部231の内周側に張り出した形状に弾性復帰しようとする力により、回転支持部45aを内周側に押圧する。より具体的には、弾性変形部236は、内周側に弾性復帰しようとする力によって、延在方向中央付近の部位だけでなく、突起部35から先端側の部分が全体的に回転支持部45aの円柱状外周面に接触して延在する。
第1変形例に係る端末部材230によると、押圧部234の先端側部分をより撓みやすくすることができると共に、回転支持部45aに対する接触面積を大きくすることができる。これにより、端末部材230と回転支持部45aとの間のがたつきをより有効に抑制してよりスムーズに巻取シャフト20を回転させることができる。
図21では、非貫通型の端末部材230の例を示しているが、端末部材は貫通型に形成されていてもよい。
<第2変形例>
次に、第2変形例に係る端末部材330について説明する(図25〜図28参照)。ここでは、貫通型の端末部材330を例に説明する。第2変形例に係る端末部材330は、自身が本体部331の円筒状内周面より内周側に張り出す押圧部334を有している。なお、端末部材30と同様の構成については同符号を付して説明を省略する。
端末部材330の押圧部334は、元の形態で、本体部331の円筒状内周面より内周側に張り出す形状に形成されている。そして、押圧部334は、回転支持部45aが挿入された状態で、回転支持部45aの円柱状外周面に当接して外周側に弾性変形される。
この押圧部334は、本体部331の内外方向に弾性変形可能な弾性変形部336と、弾性変形部336から本体部331の内周側に向けて突出する突起部335を有している。より具体的には、押圧部334は、本体部331の内周面に沿って延在する弾性変形部336の内面から、突起部335が本体部331の内周面より内周側に向けて突出している。また、弾性変形部336は、外周側端部が本体部331の外周部より内周側に位置するように形成されている。すなわち、弾性変形部336は、端末部材330が巻取シャフト20に嵌入された状態でも、外周側に弾性変形可能である(図27、図28参照)。
また、本体部331の中心軸方向において、押圧部334の少なくとも一側部(ここでは両側部)には、周方向に沿って延在するスリット333が形成されている。ここでは、弾性変形部336は、周方向に沿って延在し、片持ち状に形成されている。より具体的には、スリット333は、本体部331の周方向における一端部で、本体部331の中心軸方向に連通している。すなわち、弾性変形部336は、本体部331の周方向における一端部(弾性変形部336の先端部)が自由端となり、他端部(弾性変形部336の基端部)で支持されている。また、突起部335は、弾性変形部336のうち延在方向における中間部より先端側の部分に形成されている。好ましくは、突起部335は、弾性変形部336のうちのより弾性変形しやすい先端部に形成されているとよい。また、ここでは、突起部335は、半球凸状に形成されている。
そして、端末部材330が巻取シャフト20の端部に嵌入された状態で内側に回転支持部45aを挿入されると、突起部335が回転支持部45aの円柱状外周面に当接して外周側に押動されることによって弾性変形部336が外周側に弾性変形される(図28参照)。これにより、弾性変形部336が元の形状に弾性復帰しようとする力によって、突起部335が回転支持部45aの円柱状外周面に押し当てられる。すなわち、押圧部334は、回転支持部45aを内周側に押圧する。
第2変形例に係る端末部材330によると、押圧部334自身が、元の形態で、本体部331の円筒状内周面より内周側に張り出しているため、回転支持部45aを内周側に押圧して端末部材330と回転支持部45aとの間のがたつきを抑制することができる。
ここでは、貫通型の端末部材330について説明してきたが、図29に示す端末部材330aのように本体部331aが非貫通型に形成されていてもよい。
また、押圧部が元の形態で本体部の円筒状内周面より内周側に張り出す形状に形成されている例として、図30〜図33に示すような端末部材330bが採用されてもよい。この端末部材330bは、自身が本体部331bの円筒状内周面より内周側に張り出す押圧部334bを有している。押圧部334bは、本体部331bの周方向に延在している。本体部331bのうちの中心軸方向における押圧部334bの少なくとも一側方(ここでは両側方)には、本体部331bの周方向に沿ったスリット333が形成されている。
押圧部334bは、本体部331bの内外方向に弾性変形可能に形成されている。より具体的には、押圧部334bは、本体部331bの内周面より内周側に張り出す形状に形成されている。また、押圧部334bは、外周側端部が本体部331bの外周部より内周側に位置するように形成されている。すなわち、押圧部334bは、端末部材330bが巻取シャフト20に嵌入された状態でも、外周側に弾性変形可能である(図32参照)。
そして、端末部材330bが巻取シャフト20の端部に嵌入された状態で内側に回転支持部45aを挿入されると、押圧部334bが回転支持部45aの外周面に当接して外周側に押動され、外周側に弾性変形される(図33参照)。これにより、押圧部334bは、元の形状に弾性復帰しようとする力によって、回転支持部45aを内周側に押圧する。
この構成に係る端末部材330bによると、周方向に延在する弾性変形可能な押圧部334bが回転支持部45aの円柱状外周面に摺接するため、端末部材330bと回転支持部45aとの間のがたつきを抑制しつつ、巻取シャフト20の回転動作をよりスムーズにすることができる。
ここでは、貫通型の端末部材330bについて説明してきたが、図34に示す端末部材330cのように本体部331cが非貫通型に形成されていてもよい。
また、押圧部が元の形態で本体部の円筒状内周面より内周側に張り出す形状に形成されている例として、図35〜図37に示すような端末部材330dが採用されてもよい。この端末部材330dは、自身が本体部331dの円筒状内周面より内周側に張り出す押圧部334dを有している。押圧部334dは、本体部331dの中心軸方向に延在している。本体部331dのうちの周方向における押圧部334dの少なくとも一側部(ここでは両側部)には、本体部331dの中心軸方向に沿ったスリット333dが形成されている。
より具体的には、押圧部334dは、片持ち状に形成され、本体部331dの内外方向に弾性変形可能となっている。すなわち、スリット333dは、本体部331dの基端部から先端部に亘って形成され、先端側でも開口されている。換言すると、押圧部334dは、本体部331dの中心軸方向における基端部で支持され、先端部が自由端となっている。また、押圧部334dは、本体部331dの円筒状内周面より内周側に張り出す形状に形成されている。ここでは、押圧部334dは、自由端である先端部ほど本体部331dの内周側に張り出すように形成されている。さらに、押圧部334dは、外周側端部が本体部331dの外周部より内周側に位置するように形成されている。すなわち、押圧部334dは、端末部材330dが巻取シャフト20に嵌入された状態でも、外周側に弾性変形可能である(図37参照)。
そして、端末部材330dが巻取シャフト20の端部に嵌入された状態で内側に回転支持部45aを挿入されると、押圧部334dが回転支持部45aの円柱状外周面に当接して外周側に押動され、外周側に弾性変形される。これにより、押圧部334dは、元の形状に弾性復帰しようとする力によって、回転支持部45aを内周側に押圧する。
この構成に係る端末部材330dによると、押圧部334dが本体部331dの中心軸方向における基端部で支持されて先端部で自由端となっているため、金型成型をより簡単にすることができ、生産性を向上させることができる。
ここでは、貫通型の端末部材330dについて説明してきたが、図38に示す端末部材330eのように本体部331eが非貫通型に形成されていてもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係るシート巻取装置410について説明する(図41参照)。このシート巻取装置410では、巻取シャフト20に嵌入される端末部材430を支持するサイドカバー444aの回転支持部445aに押圧部446が形成されている。
端末部材430は、第1実施形態に係る端末部材30から押圧部34が省略された軸受形状に形成されている。すなわち、端末部材430は、円筒状内周面を有すると共に中心軸方向先端部がドーム型に形成された非貫通型の本体部431と、本体部431の中心軸方向基端部から外周側に張り出す鍔状の張出部38とを備えている。
回転支持部445aは、円柱状外周面を有する軸状に形成されている。ここでは、回転支持部445aは、円筒状に延出し、中心軸方向先端部がドーム型に形成されている(図40参照)。回転支持部445aには、円柱状外周面より外周側に張り出す形状に形成された押圧部446が設けられている。
押圧部446は、回転支持部445aが巻取シャフト20に嵌入された端末部材430に挿入された状態で、端末部材430の円筒状内周面に当接して内周側に弾性変形されるように形成されている。すなわち、押圧部446は、元の形状に弾性復帰しようとする力により、端末部材430を外周側に押圧する。より具体的には、押圧部446は、回転支持部445aの内外方向に弾性変形可能な弾性変形部448と、弾性変形部448の外周部から外周側に突起する突起部447とを備えている(図39参照)。
弾性変形部448は、回転支持部445aの中心軸方向に沿って延在している。より具体的には、弾性変形部448は、回転支持部445の円筒状部分の周方向一部分を占めている。また、突起部447は、弾性変形部448のうちのより大きく弾性変形しやすい延在方向中央の部位から外周側に突起している。ここでは、突起部447は、半球凸状に形成されている。この押圧部446は、回転支持部445aの周方向において、等間隔に複数(ここでは3つ)設けられている。
そして、端末部材430が巻取シャフト20の端部に嵌入された状態で内側に回転支持部445aを挿入されると、押圧部446の突起部448が端末部材430の円筒状内周面に当接する。すると、突起部448が内周側に押動されて、弾性変形部447が内周側に弾性変形する。これにより、押圧部446は、弾性変形部447が弾性復帰しようとする力によって端末部材430を外周側に押圧する。
第2実施形態に係るシート巻取装置410によると、端末部材430に回転支持部445aが挿入された状態で、回転支持部445aに設けられた押圧部446が端末部材430の円筒状内周面を外周側に押圧するため、端末部材430と回転支持部445aとの間のがたつきを抑制することができる。
押圧部の弾性変形部は、片持ち状に形成されていてもよいし、周方向に沿って延在するように形成されていてもよい。また、押圧部は、突起部が省略され、弾性変形部自身が外周側に張り出す形状に形成されていてもよい。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係るシート巻取装置510について説明する(図43参照)。このシート巻取装置510では、端末部材530が軸部537を有すると共に、サイドカバー544aが軸受形状の回転支持部545aを有している。
端末部材530は、本体部531と、軸部537と、張出部538とを備えている(図42参照)。本体部531は、巻取シャフト20の端部に嵌入可能な柱状に形成されている。軸部537は、円柱状外周面を有する軸状(ここでは筒状)に形成され、本体部531の中心軸方向基端部に中心軸を一致させる形態で連結されている。張出部538は、本体部531と軸部537との境界部分から外周側に張り出す鍔状に形成されている。
回転支持部545aは、端末部材530の軸部537を中心軸周りに相対回転可能に支持可能に形成されている。より具体的には、回転支持部545aは円筒状内周面を有する軸受形状に形成されている。すなわち、回転支持部545aは、端部部材530を内外方向における外周側から相対回転可能に支持している。この回転支持部545aは、軸部537の直径より大きく(ここでは僅かに大きく)設定されている。
軸部537には、回転支持部545aの円筒状内周面を外周側に向けて押圧する押圧部534が設けられている。押圧部534は、軸部537の円柱状外周面より外周側に張り出す形状に形成されている。また、押圧部534は、軸部537の中心軸方向に沿って延在している。そして、軸部537の周方向における押圧部534の少なくとも一側部(ここでは両側部)には、軸部537の中心軸方向に沿ったスリット533が形成されている。より具体的には、スリット533は、軸部537の中心軸方向において、中途部から先端部に亘って形成され、軸部537の先端部で開口している。この押圧部534は、弾性変形部536と、突起部535とを有している。
弾性変形部536は、軸部537の内外方向に弾性変形可能に形成されている。この弾性変形部536は、軸部537の周方向一部分、すなわち一対のスリット533の間の部分を占めている。また、弾性変形部536は、軸部537の中心軸方向において、基端部が支持されると共に先端部が自由端となった片持ち状に形成されている。これにより、弾性変形部536は、先端部ほど軸部537の内外方向に弾性変形しやすくなっている。突起部535は、軸部537の円柱状外周面より外周側に突起している。また、突起部535は、弾性変形部536の延在方向中途部の部位に設けられている。
また、押圧部534は、軸部537の周方向において複数(ここでは3つ)形成されている。好ましくは、押圧部534は、軸部537の周方向において、等間隔に3つ以上形成されているとよい。
そして、端末部材530の軸部537をサイドカバー544aの回転支持部545aの内側に挿入すると、突起部535が回転支持部545aの円筒状内周面に当接する。この状態で、弾性変形部536は軸部537の内周側に弾性変形し、元の形状に弾性復帰しようとする力によって回転支持部545aを外周側に押圧する(図43参照)。
第3実施形態に係るシート巻取装置510によると、端末部材530に軸部537が形成され、回転支持部545aが軸受形状に形成されている。また、回転支持部545aを外周側に押圧する押圧部534が軸部537に設けられているため、端末部材530と回転支持部545aとの間のがたつきを抑制することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態に係るシート巻取装置610について説明する(図45参照)。このシート巻取装置610のうちの第3実施形態に係るシート巻取装置510と異なる部分は、押圧部646が回転支持部645aに形成されている点であり、同様の構成については同符号を付し、説明を省略する。
端末部材630は、本体部531と、軸部637と、張出部538とを備えている。軸部637は、筒状に形成さていると共に円柱状外周面を有し、本体部531の中心軸方向基端部に中心軸を一致させる形態で連結されている。
回転支持部645aは、端末部材630の軸部637を中心軸周りに相対回転可能に支持可能に形成されている。より具体的には、回転支持部645aは、円筒状内周面を有する軸受形状に形成されている。この回転支持部645aは、軸部637の直径より大きく(ここでは僅かに大きく)設定されている。
回転支持部645aには、軸部637の円柱状外周面を内周側に向けて押圧する押圧部646が設けられている(図44参照)。押圧部646は、円筒状内周面より内周側に張り出す形状に形成されている。そして、押圧部646は、端末部材630の軸部637の円柱状外周面に当接して外周側に弾性変形される。また、押圧部646は、回転支持部645aの中心軸方向に沿って延在している。また、回転支持部645aの周方向における押圧部646の少なくとも一側部(ここでは両側部)には、回転支持部645aの中心軸方向に沿ったスリット649が形成されている。より具体的には、スリット649は、回転支持部645aの中心軸方向において、円筒状内周面の中途部から先端部に亘って形成され、該先端部で開口している。この押圧部646は、弾性変形部648と、突起部647とを有している。
弾性変形部648は、回転支持部645aの内外方向に弾性変形可能に形成されている。この弾性変形部648は、回転支持部645aの周方向一部分、すなわち一対のスリット649の間の部分を占めている。より具体的には、弾性変形部648は、回転支持部645aの中心軸方向において、基端部が支持されると共に先端部が自由端となる片持ち状に形成されている。これにより、弾性変形部648は、先端部ほど回転支持部645aの内外方向に弾性変形しやすくなっている。突起部647は、弾性変形部648の内周部から、回転支持部645aの円筒状内周面より内周側に突起している。また、突起部647は、弾性変形部648の延在方向中途部の部位に設けられている。
また、押圧部646は、回転支持部645aの周方向において複数(ここでは3つ)形成されている。好ましくは、押圧部646は、回転支持部645aの周方向において、等間隔に3つ以上形成されているとよい。
そして、サイドカバー644aの回転支持部645aに端末部材630の軸部637を挿入すると、突起部647が軸部637の円柱状外周面に当接する。この状態で、弾性変形部648は回転支持部645aの外周側に弾性変形し、元の形状に弾性復帰しようとする力によって軸部637を内周側に押圧する。
第4実施形態に係るシート巻取装置610によると、軸部637を内周側に押圧する押圧部646が回転支持部645aに設けられているため、端末部材630と回転支持部645aとの間のがたつきを抑制することができる。
以上のように、この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、全ての局面において例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。また、上述した各種変形例は、相互に矛盾しない限り組み合わせて適用可能である。そして、例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10、410、510、610 シート巻取装置
12 シート状部材
20 巻取シャフト
25、30、130、230、330、330a、330b、330c、330d、330e、430、530、630 端末部材
33、133、233、333、333d、533 スリット
34、134、234、334、334b、334d、534 押圧部
35、335、447、535、647 突起部
36、136、236、336、448、536、648 弾性変形部
45a、445a、545a、645a、45b 回転支持部
449、649 スリット
446、646 押圧部
537、637 軸部

Claims (17)

  1. シート状部材と、
    前記シート状部材が外周部に取り付けられた長尺筒状の巻取シャフトと、
    前記巻取シャフトの長尺方向における端部に固定された端末部材と、
    前記端末部材を、前記巻取シャフトの内外方向の一方側から前記巻取シャフトの中心軸周りに相対回転可能に支持する回転支持部と、
    を備え、
    前記端末部材及び前記回転支持部のいずれか一方には、前記巻取シャフトの内外方向において他方を押圧する押圧部が、前記巻取シャフトの周方向において部分的に設けられている、シート巻取装置。
  2. 請求項1に記載のシート巻取装置であって、
    前記端末部材は、円筒状内周面を含む軸受形状に形成され、
    前記回転支持部は、前記端末部材の内側に挿入される円柱状外周面を含む軸状に形成されている、シート巻取装置。
  3. 請求項2に記載のシート巻取装置であって、
    前記押圧部は、前記端末部材に設けられている、シート巻取装置。
  4. 請求項3に記載のシート巻取装置であって、
    前記端末部材は、前記巻取シャフトの端部に嵌入され、
    前記押圧部は、前記端末部材の内外方向に弾性変形可能な弾性変形部と、前記弾性変形部から外周側に突起する突起部とを含み、前記突起部が前記巻取シャフトの内周部に当接することによって前記弾性変形部が前記円筒状内周面より内周側に張り出す、シート巻取装置。
  5. 請求項3に記載のシート巻取装置であって、
    前記押圧部は、前記端末部材の前記円筒状内周面より内周側に張り出す形状に形成され、前記回転支持部の前記円柱状外周面に当接して外周側に弾性変形される、シート巻取装置。
  6. 請求項2に記載のシート巻取装置であって、
    前記押圧部は、前記回転支持部に設けられ、前記円柱状外周面より外周側に張り出す形状に形成され、前記端末部材の前記円筒状内周面に当接して内周側に弾性変形される、シート巻取装置。
  7. 請求項1に記載のシート巻取装置であって、
    前記回転支持部は、円筒状内周面を含む軸受形状に形成され、
    前記端末部材には、前記回転支持部の内側に挿入される円柱状外周面を含む軸状の軸部が設けられている、シート巻取装置。
  8. 請求項7に記載のシート巻取装置であって、
    前記押圧部は、前記端末部材に設けられ、前記軸部の前記円柱状外周面より外周側に張り出す形状に形成され、前記回転支持部の前記円筒状内周面に当接して内周側に弾性変形される、シート巻取装置。
  9. 請求項7に記載のシート巻取装置であって、
    前記押圧部は、前記回転支持部に設けられ、前記円筒状内周面より内周側に張り出す形状に形成され、前記端末部材の前記軸部の前記円柱状外周面に当接して外周側に弾性変形される、シート巻取装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のシート巻取装置であって、
    前記端末部材及び前記回転支持部の周方向において、前記押圧部の少なくとも一側部には、前記端末部材及び前記回転支持部の中心軸方向に沿って延在するスリットが形成されている、シート巻取装置。
  11. 請求項4に記載のシート巻取装置であって、
    前記端末部材のうちの周方向における前記押圧部の少なくとも一側部には、前記端末部材の中心軸方向に沿って延在するスリットが形成され、
    前記突起部は、前記スリットの延在方向中央からいずれか一端側に寄った位置に形成されている、シート巻取装置。
  12. 請求項1から9のいずれか一項に記載のシート巻取装置であって、
    前記端末部材及び前記回転支持部の中心軸方向において、前記押圧部の少なくとも一側部には、前記端末部材及び前記回転支持部の周方向に沿って延在するスリットが形成されている、シート巻取装置。
  13. 請求項10から12のいずれか一項に記載のシート巻取装置であって、
    前記スリットは、前記押圧部の両側部に形成されている、シート巻取装置。
  14. 請求項13に記載のシート巻取装置であって、
    前記押圧部は、前記スリットの延在方向における一端部が自由端となる片持ち状に形成されている、シート巻取装置。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載のシート巻取装置であって、
    前記押圧部は、前記端末部材及び前記回転支持部の周方向において、等間隔に3つ以上の複数形成されている、シート巻取装置。
  16. シート状部材を巻き取る長尺筒状の巻取シャフトの端部に固定され、回転支持部によって前記巻取シャフトの内外方向の一方側から前記巻取シャフトの前記中心軸周りに相対回転可能に支持される端末部材であって、
    前記巻取シャフトの端部に嵌入可能な本体部と、
    前記回転支持部を前記内外方向の前記一方側に押圧する押圧部と、
    を備える、端末部材。
  17. 請求項16に記載の端末部材であって、
    円筒状内周面が形成され、円柱状外周面が形成された柱状の前記回転支持部を挿入可能な軸受形状に形成され、
    前記押圧部は、前記内外方向に弾性変形可能な弾性変形部と、前記弾性変形部から外周側に突起する突起部とを含み、前記突起部が前記巻取シャフトの内周部に当接することにより前記弾性変形部が内周側に張り出す、端末部材。
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