JP2014181462A - 鉄筋位置決め装置、及び、鉄筋位置決め装置を用いた曲面スラブ構築方法 - Google Patents

鉄筋位置決め装置、及び、鉄筋位置決め装置を用いた曲面スラブ構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】曲面スラブを構築するための型枠の型枠面を形成する曲面に沿った方向に間隔を隔てて複数の鉄筋を簡単かつ容易に位置決めできる鉄筋位置決め装置、及び、当該鉄筋位置決め装置を用いた曲面スラブ構築方法を提供する。
【解決手段】鉄筋位置決め装置1は、一端部4に鉄筋載台5を有した複数の鉄筋位置決め部材2;2…と、取付板3とを備え、複数の鉄筋位置決め部材2;2…が取付板3の平板面と直交して一方向に沿って間隔を隔てて並ぶように、複数の鉄筋位置決め部材2;2…の各他端部6:6…が取付板3に固定された構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、曲面スラブを形成するための型枠の型枠面を形成する曲面上に鉄筋を位置決めするための鉄筋位置決め装置、及び、当該鉄筋位置決め装置を用いた曲面スラブ構築方法に関する。
スラブを形成するため、水平な型枠面上にスラブ下筋を構成する複数の下側の鉄筋と複数の上側の鉄筋とを配筋する場合において、鉄筋載置部を有したスペーサが水平な型枠面上の所定の位置に複数個配置され、複数の下側の鉄筋が鉄筋載置部に載置されて型枠面と平行な水平面上において互いに平行に位置されるように配置され、かつ、これら複数の下側の鉄筋の上にこれら複数の下側の鉄筋と直交するように配置される複数の上側の鉄筋が型枠面と平行な水平面上において互いに平行に位置されるように配置されたことによってスラブ下筋が配筋されるスラブ下筋の配筋方法が知られている(例えば特許文献1等参照)。
また、曲面に形成された型枠面を有した型枠を用いて曲面スラブを構築する方法が知られている(例えば特許文献2等参照)。
特開2005−133466号公報 特開平5−179801号公報
曲面スラブを構築するための型枠の型枠面上において当該型枠面を形成する曲面と平行な曲面上にスラブ下筋を構成する複数の下側の鉄筋を配筋する際、例えば、型枠面の曲面が横にした円筒の下側部分の円弧面により構成されている場合、複数の下側の鉄筋が、上記円筒の中心軸に沿って平行に延長するとともに、円弧面の円周に沿った方向に等間隔を隔てて配置されるように配筋される。この場合、複数の下側の鉄筋の位置を型枠面に墨出しによって求め、例えば特許文献1に開示されたスペーサを用いて複数の下側の鉄筋の位置決めを行うことができる。
しかしながら、この場合、複数の下側の鉄筋の位置をそれぞれ墨出しによって求めなくてはならず、また、墨出しによって求めた位置に複数の下側の鉄筋を位置決めしていかなくてはならないので、複数の下側の鉄筋を型枠面上に位置決めする作業が煩雑となる。
本発明は、曲面スラブを構築するための型枠の型枠面を形成する曲面に沿った方向に間隔を隔てて複数の鉄筋を簡単かつ容易に位置決めできる鉄筋位置決め装置、及び、当該鉄筋位置決め装置を用いた曲面スラブ構築方法を提供する。
本発明に係る鉄筋位置決め装置は、一端部に鉄筋載台を有した複数の鉄筋位置決め部材と、取付板とを備え、複数の鉄筋位置決め部材が取付板の平板面と直交して一方向に沿って間隔を隔てて並ぶように、複数の鉄筋位置決め部材の各他端部が取付板に固定されたので、複数の鉄筋位置決め部材の一端を曲面に形成された型枠面を有した型枠の当該型枠面に設置することによって鉄筋位置決め装置の取付板の平板面が型枠面と平行な曲面に変形し、複数の鉄筋位置決め部材の一端部に設けられている各鉄筋載台が型枠面と平行な曲面上に位置するので、複数の鉄筋載台にそれぞれ鉄筋を載せることにより、曲面スラブを構築するための型枠の型枠面を形成する曲面に沿った方向に間隔を隔てて複数の鉄筋を簡単かつ容易に位置決めできるようになる。
取付板がばね板であり、取付板の平板面が型枠面と平行な曲面に弾性変形するので、弾性変形領域内で使用する限りにおいては、何度でも使用できる鉄筋位置決め装置を提供できる。
複数の鉄筋位置決め部材は、取付板の平板面から一端までの長さが同じになるように各他端部が取付板に固定され、かつ、鉄筋載台から鉄筋位置決め部材の一端までの長さが同じになるように鉄筋載台を有したので、各鉄筋載台上に位置決めされた各鉄筋と型枠面との間の距離を等しくでき、曲面スラブのコンクリートかぶり厚を均等にできる。
本発明に係る曲面スラブ構築方法は、上記鉄筋位置決め装置を用い、複数の鉄筋位置決め部材の一端を曲面に形成された型枠面を有した型枠の当該型枠面に設置することによって鉄筋位置決め装置の取付板の平板面を型枠面と平行な曲面に変形させて複数の鉄筋位置決め部材の一端部に設けられている各鉄筋載台を型枠面と平行な曲面上に位置させるステップと、型枠面と平行な曲面上に位置された複数の鉄筋載台にそれぞれ鉄筋を載せるステップと、複数の鉄筋載台に載せられた複数の鉄筋の上にこれら複数の鉄筋と交差するようにさらに複数の鉄筋を配筋して、これら上下の鉄筋を結束してスラブ下筋を形成するステップと、スラブ下筋を鉄筋支持具を用いて型枠面に支持させるステップと、スラブ下筋を鉄筋支持具で型枠面に支持させた状態で鉄筋位置決め装置を型枠面から撤去するステップと、スラブ下筋の上方にスラブ上筋を配筋するステップと、配筋終了後に型枠上にコンクリートを打設するステップと、打設されたコンクリートの硬化後に型枠を撤去することにより型枠面に接していたコンクリートの面が曲面に形成された曲面スラブを構築するステップとを備えたので、曲面スラブを簡単かつ容易に構築することができる。
また、コンクリートよりも単位体積重量の軽い材料により形成されたボイドの下端部がスラブ下筋を構成する上下の鉄筋で囲まれた四角形の枠内にはまり込むように当該ボイドをスラブ下筋上に設置するステップを備えたので、ボイドを型枠面上に正確に設置できるようになり、ボイドにより軽量化が図られた曲面スラブを簡単かつ容易に構築できる。
鉄筋位置決め装置が曲面に形成された型枠面上に設置され、鉄筋が鉄筋載台に載せられた状態を示す側面図。 (a)は鉄筋位置決め部材が取付板に取付けられた状態を示す斜視図、(b)は鉄筋位置決め装置の分解斜視図。 鉄筋位置決め装置が曲面に形成された型枠面上に設置され、鉄筋が鉄筋載台に載せられた状態を示す斜視図。 曲面の型枠面上に配筋された鉄筋上にボイドが配置された状態を示す図。
図1に示すように、鉄筋位置決め装置1は、複数の鉄筋位置決め部材2;2…と、複数の鉄筋位置決め部材2;2…が取付けられた1つの取付板3とを備えた構成である。
取付板3は、弾性限界が大きい板、例えば、一方向Xに長い長方形状の平板面を有した金属製のばね板により構成される。
鉄筋位置決め部材2は、一端部4に鉄筋載台5を備え、他端部6に取付板3への取付部7を備えた構成である。
言い換えれば、鉄筋位置決め部材2は、棒材10と、棒材10の一端部4に設けられた鉄筋載台取付部11と、棒材10の他端部6に設けられた取付板3への取付部7と、鉄筋載台取付部11によって棒材10の一端部4に取付けられた鉄筋載台5とを備えた構成である。
図2に示すように、棒材10は、他端部6に雄ねじ部15が形成された構成である。
鉄筋載台5は、例えば長方形状の平板面に鉄筋が入り込む凹部等の鉄筋載せ部16を有した平板等により形成される。
取付板3は棒材10の他端部6に形成された雄ねじ部15が貫通する貫通孔17を備え、鉄筋載台5は棒材10の一端部4が貫通する貫通孔18を備える。
鉄筋載台取付部11は、例えば、棒材10の一端部4に棒材10の中心軸を回転中心として鉄筋載台5を回転可能に取付ける構成である。例えば、鉄筋載台5の貫通孔18を貫通した棒材10の一端部4に鉄筋載台5を挟むように設けられた一対の緩衝材20;20と、当該棒材10の一端部4に当該一対の緩衝材20;20及び鉄筋載台5を挟むように設けられた一対の緩衝材ストッパー21;21とを備えた構成である。緩衝材20は、例えば、弾性体、合成樹脂、金属等により形成されて棒材10の一端部4が貫通する貫通孔23を有した円環状板により形成される。緩衝材ストッパー21は、棒材10の一端部4に雄ねじ部4a(図2参照)が形成されている構成においては棒材10の一端部4に螺着されるナットにより構成され、棒材10の一端部4に雄ねじ部が形成されていない構成においては当該棒材10の一端部4が貫通する貫通孔を有した円環状体により形成され、棒材10の一端部4が当該円環状体の貫通孔に通された状態で当該円環状体が当該一端部4に溶接や接着等の固定手段で固定される構成とすればよい。
取付板3への取付部7は、取付板3の貫通孔17を貫通した棒材10の他端部6の雄ねじ部15に取付板3を挟むように螺着された一対のナット25;25により構成され、一対のナット25;25を締結して一対のナット25;25で取付板3を挟み付けて固定する構成である。
複数の鉄筋位置決め部材2;2…は、1つの取付板3の平板面と直交して1つの取付板3の一方向Xに沿って例えば等しい間隔を隔てて一直線上又はほぼ一直線上に並ぶように、かつ、型枠面31と対面する側の面となる取付板3の一方の平板面3aから一端4tまでの長さが例えば同じ長さになるように、取付部7によって1つの取付板3に取付けられる。さらに、鉄筋載台5から鉄筋位置決め部材2の一端4tまでの長さが例えば同じになるように各鉄筋載台5;5…が各鉄筋載台取付部11;11…によって各鉄筋位置決め部材2;2…に取付けられる。
このように、複数の鉄筋位置決め部材2;2…が、取付板3の平板面から一端4tまでの長さが同じになるように各他端部6;6…が取付板3に固定され、かつ、各鉄筋載台5;5…から各鉄筋位置決め部材2;2…の一端4t;4t…までの長さがそれぞれ同じになるように各鉄筋載台5;5…を有した構成の鉄筋位置決め装置1を用いるようにすれば、各鉄筋載台5;5…上に位置決めされた各鉄筋35;35…と型枠面31との間の距離を等しくでき、曲面スラブを構築した場合、曲面スラブのコンクリートかぶり厚を均等にできるようになる。
また、複数の鉄筋位置決め部材2;2…が、取付板3の平板面と直交して一方向に沿って等しい間隔を隔てて並ぶように、さらに、取付板3の平板面から一端4tまでの長さが同じになるように各他端部6;6…が取付板3に固定され、かつ、各鉄筋載台5;5…から各鉄筋位置決め部材2;2…の一端4t;4t…までの長さがそれぞれ同じになるように各鉄筋載台5;5…を備えた構成の鉄筋位置決め装置1を用いることにより、型枠面31を形成する曲面に沿った方向に等しい間隔を隔てて複数の鉄筋35;35…を簡単かつ容易に位置決めできるようになる。
即ち、鉄筋位置決め装置1は、複数の鉄筋位置決め部材2;2…の各一端4t:4tが曲面スラブを構築するための型枠30の型枠面31を形成する曲面に設置されるとともに取付板3の平板面が型枠面31の曲面と平行な曲面(型枠面31の曲面の曲率と同じ曲率の曲面)に弾性変形することにより、複数の鉄筋位置決め部材2;2…の一端部4;4…に設けられた複数の鉄筋載台5;5…が型枠面31の曲面と平行な曲面上に位置されるように構成され、複数の鉄筋載台5;5…にそれぞれ載置された複数の下側の鉄筋35;35…を、型枠30の型枠面31の曲面と平行な曲面上(型枠面31の曲面と曲率の同じ曲面上)の位置に位置決めする装置である。
以上のように構成された鉄筋位置決め装置1を用いて、型枠30の曲面に形成された型枠面31上に鉄筋を位置決めする方法、及び、曲面スラブを構築する方法を図3に基いて説明する。
例えば円筒の外周面の一部を形成する円弧面のように、下方に突出する円弧線が円筒の中心軸に沿った方向に連続することで形成されるような円弧面を有した曲面スラブを構築する場合を例にして説明する。
まず、構築しようとする曲面スラブの円弧面と同じ円弧面の型枠面31を形成する型枠30を構築する。
そして、型枠面31を形成する円弧面の円周に沿った方向に複数の鉄筋位置決め部材2;2…が並ぶように型枠面31上に鉄筋位置決め装置1を設置する。すると、取付板3が型枠面31の円弧面の中心軸と中心軸を同じとする円弧面を形成するように撓んで、複数の鉄筋位置決め部材2;2…の一端4t;4t…がそれぞれ型枠面31に接触する。これにより、複数の鉄筋位置決め部材2;2…の一端4t;4t…に設けられた各鉄筋載台5;5…も型枠面31の円弧面の中心軸と中心軸を同じとする円弧面(型枠面31の円弧面と曲率の同じ円弧面)上に位置されることになる。
尚、この場合、図1に示すように、各鉄筋位置決め部材2;2…の各棒材10;10…から突出するように設けられる各鉄筋載台5;5…の突出方向が、型枠面31を形成する円弧面の最下位置となる部分を通過する垂直面30Sを基準として当該垂直面30Sより離れる方向に決められていることにより、各鉄筋載台5;5…に載せられた各鉄筋35;35…が垂直面30Sの方向に移動して棒材10;10…に係止するので、各鉄筋35;35…が各鉄筋載台5;5…から落下するのを防止できるとともに、各鉄筋35;35…を棒材10;10…を基準とした位置に正確に位置決めできるようになる。
さらに、鉄筋位置決め装置1が設置された型枠面31上の位置から型枠面31の円弧面の中心軸に沿った方向に間隔を隔てた位置の型枠面31上に上記と同じように別の鉄筋位置決め装置1を設置する。即ち、型枠面31の円弧面の中心軸に沿った方向に間隔を隔てて複数の鉄筋位置決め装置1;1…を設置する。
そして、スラブ下筋37(図4参照)を構成する下側の鉄筋35が、型枠面31の円弧面の中心軸に沿った直線上に位置する一方の鉄筋位置決め装置1の鉄筋載台5と他方の鉄筋位置決め装置1の鉄筋載台5とに掛け渡されて設置される。即ち、型枠面31の円弧面の中心軸に沿った直線上に位置する一方の鉄筋位置決め装置1の鉄筋載台5と他方の鉄筋位置決め装置1の鉄筋載台5とで構成される一対の鉄筋載台5;5が複数組構成され、各一対の鉄筋載台5;5にそれぞれ鉄筋35が1本ずつ掛け渡されるように設置される。これにより、型枠面31の円弧面の中心軸と平行でかつ互いに平行に並ぶように配置されたスラブ下筋37の複数の下側の鉄筋35;35…が、型枠面31の円弧面の中心軸と中心軸を同じとする円弧面上において円弧面の円弧に沿った方向に等しい間隔を隔てた位置に位置決めされることになる。
そして、図4に示す通り、型枠面31の円弧面の中心軸と中心軸を同じとする円弧面上において当該円弧面の円弧に沿った方向に間隔を隔てて設置された複数の下側の鉄筋35;35…の上に、これら複数の下側の鉄筋35;35…と直交するように複数の上側の鉄筋36;36…を型枠面31の円弧面の中心軸に沿った方向に間隔を隔てて配置し、上下に位置された各鉄筋35;36が交差する部分を図外の結束線等で結び付けることにより、複数の上側の鉄筋36;36が配筋され、複数の下側の鉄筋35;35…と複数の上側の鉄筋36;36…とで構成されたスラブ下筋37が型枠面31上に位置決めされることになる。
その後、配筋されたスラブ下筋37を図外のスペーサのような鉄筋支持具を用いて型枠面31に支持させる。
そして、棒材10を回転中心として鉄筋載台5を回転させて鉄筋載台5を鉄筋35の下位置から外した後に鉄筋位置決め装置1を上方に移動させるようにして当該鉄筋位置決め装置1を型枠面31上から撤去することで、スラブ下筋37が型枠面31上に設置されることになる。
次に、図4に示すように、曲面スラブの軽量化のために、例えばポリスチレンフォーム等の軽量な材料により形成されたボイドをスラブ下筋37の上に設置する。例えば、両端が円弧面状に形成された円柱状のボイド40(図4参照)又は図外の球状のボイドを曲面スラブ内に埋め込む場合、型枠面31を形成する円弧面の円周に沿った方向で隣り合うことになるボイド40;40の中心軸41;41間の間隔はボイド40の上端部となる上円弧面部42を連結するワイヤーメッシュ等の連結材45の長さによって決まる。この際、ボイド40の下端部となる下円弧面部43がスラブ下筋37の配筋によって形成される鉄筋35;36で囲まれた正四角形の枠内に入り込むように、スラブ下筋37を構成する下側の鉄筋35の位置を決めることが望ましい。
ワイヤーメッシュ等の連結材45で連結された複数のボイド40;40…をスラブ下筋37の上に設置した場合、複数のボイド40;40…を連結した連結材45が型枠面31の曲面に対応して撓むので、隣り合うボイド40;40の中心軸41;41上の上端間の距離と下端間の距離とが異なるようになる。
従って、ボイド40;40の中心軸41;41間の間隔、及び、ボイド40の横幅寸法に合わせて、スラブ下筋37を構成する複数の下側の鉄筋35;35間の間隔を決め、当該間隔を型枠30の型枠面31の曲面に墨出しして、当該墨出しした位置に合わせて下側の鉄筋35;35を位置決めした場合、図4の白丸で示した鉄筋35のように、実際に設置されるボイド40の下円弧面部43の両側(型枠面31の曲面に沿った方向の両側)の位置とは異なる位置に位置決めされることになる。
このように、一対の鉄筋35;35が実際に設置されるボイド40の下円弧面部43の両側の位置とは異なる位置に位置決めされた場合、ボイド40の下端部となる下円弧面部43がスラブ下筋37の配筋によって形成される鉄筋35;36で囲まれた正四角形の枠内に入り込まなくなる。この場合、ボイド40の下円弧面部43が鉄筋35の上に載ってボイド40の位置が上方にずれてしまうことにより、スラブ上筋37Aを設計通りに配筋できなくなったり、設計通りにコンクリートかぶり厚さを確保できなくなる可能性がある。
一方、実施形態のように、複数の鉄筋位置決め部材2;2…が、1つの取付板3の平板面と直交して1つの取付板3の一方向Xに沿って間隔a(図1参照)を隔てて並ぶように、かつ、型枠面31と対面する側の面となる取付板3の一方の平板面3aから一端4tまでの長さが同じ長さで、かつ、当該長さが連結材45で連結された複数のボイド40;40…を型枠面31上に設置した場合の設計上の連結材45から型枠面31までの長さと同じになるように、取付部7によって1つの取付板3に取付けられ、さらに、鉄筋載台5から鉄筋位置決め部材2の一端4tまでの長さが同じになるように各鉄筋載台5;5…を有した構成の鉄筋位置決め装置1を用い、上記間隔aをスラブ上筋37Aを構成する複数の上側の鉄筋39;39…の設置間隔b1;b2(図4参照、尚、b1とb2は同じ長さ又は異なる長さに設定される)に合わせて決めることによって、図4の黒丸で示した鉄筋35のように、実際に設置されるボイド40の下円弧面部43の両側(型枠面31の曲面に沿った方向の両側)に位置されるように、対の鉄筋35;35をそれぞれのボイド40;40…の中心軸41;41…から等しい距離の位置に位置決めできるようになる。
尚、ボイド40の上円弧面部42を貫通する連結材45の長さc2(即ち、ボイド40の下円弧面部43を入りこませるための隣り合う鉄筋35;35の間の間隔)もスラブ上筋37Aを構成する上側の鉄筋39;39…の設置間隔b2に合わせて決める。
従って、実施形態の鉄筋位置決め装置1を用いるボイド40の下円弧面部43を入り込ませるための鉄筋35;36で囲まれた正四角形の枠を正確に形成できるようになり、ボイド40を型枠面31上に正確に設置できるようになるので、ボイド40により軽量化が図られた曲面スラブを簡単かつ容易に設計通りに構築できるようになる。
そして、連結材45で連結された複数のボイド40;40…をスラブ下筋37の上に設置した後、複数のボイド40;40…の上部にスラブ上筋37Aを構成する下側の鉄筋38及び上側の鉄筋39を配筋する。
当該配筋作業の終了後、型枠面31上に流動性を有した生コンクリートと呼ばれるコンクリートをコンクリートかぶり厚さを確保できる所定のレベルまで打設する。
そして、打設されたコンクリートが固まった後に型枠30を撤去する。これにより、型枠面31と接触していたコンクリート面が型枠面31の曲面と対応した曲面に形成された曲面スラブが構築される。
即ち、実施形態に係る曲面スラブ構築方法は、鉄筋位置決め装置1を用いて複数の鉄筋位置決め部材2:2…の一端を曲面に形成された型枠面31を有した型枠30の当該型枠面31に設置することによって鉄筋位置決め装置1の取付板3の平板面を型枠面31と平行な曲面に変形させて複数の鉄筋位置決め部材2;2…の一端部4;4…に設けられている各鉄筋載台5;5…を型枠面31と平行な曲面上に位置させるステップと、型枠面31と平行な曲面上に位置された複数の鉄筋載台5;5…にそれぞれ鉄筋35;35…を載せるステップと、複数の鉄筋載台5;5…に載せられた複数の鉄筋35;35…の上にこれら複数の鉄筋35;35…と交差するようにさらに複数の鉄筋36;36…を配筋して、これら上下の鉄筋35;36…を結束してスラブ下筋37を形成するステップと、スラブ下筋37を図外の鉄筋支持具を用いて型枠面31に支持させるステップと、スラブ下筋37を鉄筋支持具で型枠面31に支持させた状態で鉄筋位置決め装置1を型枠面31から撤去するステップと、曲面スラブを形成するためのコンクリートよりも単位体積重量の軽い材料により形成されたボイド40の下端部である下円弧面部43がスラブ下筋37を構成する上下の鉄筋35;36…で囲まれた四角形の枠内にはまり込んで当該四角形の枠を貫通するように当該ボイド40をスラブ下筋37上に設置するステップと、複数のボイド40;40…の上部にスラブ上筋37Aを構成する下側の鉄筋38及び上側の鉄筋39を配筋するステップと、配筋終了後に型枠面31上にコンクリートを打設するステップと、打設されたコンクリートの硬化後に型枠30を撤去することにより型枠30の型枠面31に接していたコンクリートの面が曲面に形成された曲面スラブを構築するステップとを備えたので、曲面スラブを構築するための型枠30の型枠面31を形成する曲面に沿った方向に間隔を隔ててスラブ下筋37を構成する複数の下側の鉄筋35を簡単かつ容易に位置決めできるようになり、かつ、ボイド40を型枠面31上に正確に設置できるようになるので、ボイド40により軽量化が図られた曲面スラブを簡単に構築できるようになる。
また、実施形態の鉄筋位置決め装置1によれば、複数の鉄筋位置決め部材2;2…が取付板3の平板面と直交して一方向に沿って間隔を隔てて並ぶように、複数の鉄筋位置決め部材2;2…の各他端部6が取付板3に固定されたので、複数の鉄筋位置決め部材の一端を型枠面31に設置することによって鉄筋位置決め装置1の取付板3の平板面が型枠面31と平行な曲面に変形し、複数の鉄筋位置決め部材2;2…の一端部4;4…に設けられている各鉄筋載台5;5…が型枠面31と平行な曲面上に位置するので、複数の鉄筋載台5;5…にそれぞれ鉄筋35;35…を載せることにより、曲面スラブを構築するための型枠30の型枠面31を形成する曲面に沿った方向に間隔を隔てて複数の鉄筋35;35…を簡単かつ容易に位置決めできるようになる。
また、取付板3としてばね板を用いたので、取付板3の平板面が型枠面31と平行な曲面に弾性変形し、弾性変形領域内で使用する限りにおいては、何度でも使用できる鉄筋位置決め装置1となる。尚、取付板3は、型枠面31と平行な曲面に変形可能な構成であれば、ばね板でなくてもよい。
さらに、複数の鉄筋位置決め部材2;2…は、取付板3の平板面から一端4tまでの長さが同じになるように各他端部6;6…が取付板3に固定され、かつ、各鉄筋載台5;5…から各鉄筋位置決め部材2;2…の一端4t;4t…までの長さがそれぞれ同じになるように各鉄筋載台5;5…を有したので、各鉄筋載台5;5…上に位置決めされた各鉄筋35;35…と型枠面31との間の距離を等しくでき、曲面スラブのコンクリートかぶり厚を均等にできる。
また、ボイド40の下円弧面部43を入り込ませるための鉄筋35;36で囲まれた正四角形の枠を正確に形成できるようになり、ボイド40を型枠面31上に正確に設置できるようになるので、ボイド40により軽量化が図られた曲面スラブを簡単かつ容易に設計通りに構築できるようになる。
尚、複数の鉄筋位置決め部材2;2…の先端4t;4t…に型枠面31に面接触する接触面積を大きくした図外の設置部材を設けて、鉄筋位置決め装置1が型枠面31上で自立できるように構成すれば、鉄筋位置決め装置1の設置作業を容易にできる。
また、鉄筋位置決め部材2は、鉄筋載台5が棒材10に回転不能に固定された構成、又は、棒材10と鉄筋載台5とが一体に形成された構成であってもよい。この場合、棒材10を棒材10の中心軸を回転中心として回転させることによって鉄筋載台5を鉄筋35の下位置より外して鉄筋位置決め装置1を型枠面31から撤去すればよい。
本発明の鉄筋位置決め装置1は、1つの円弧面を有した型枠面31だけでなく、あらゆる方向に自由に延長するような複数の異なる曲率を有した複数の曲面が組み合わされたような複合曲面を有した型枠面に対して使用することにより、当該複合曲面に沿った方向に間隔を隔てて複数の鉄筋を簡単かつ容易に位置決めできるようになる。即ち、本発明の鉄筋位置決め装置1を用いれば、あらゆる方向に入り組んだ複雑な複合曲面を有した型枠面上に複数の鉄筋を簡単かつ容易に位置決めできるようになり、複雑に入り組んだ曲面スラブも簡単に構築できるようになる。
また、本発明の鉄筋位置決め装置1は、壁、天井、シェル構造物の曲面スラブを構築する場合にも適用可能である。
1 鉄筋位置決め装置、2 鉄筋位置決め部材、3 取付板、4 一端部、
5 鉄筋載台、6 他端部、30 型枠、31 型枠面、35 鉄筋。

Claims (5)

  1. 一端部に鉄筋載台を有した複数の鉄筋位置決め部材と、取付板とを備え、
    複数の鉄筋位置決め部材が取付板の平板面と直交して一方向に沿って間隔を隔てて並ぶように、複数の鉄筋位置決め部材の各他端部が取付板に固定されたことを特徴とする鉄筋位置決め装置。
  2. 取付板がばね板であることを特徴とする請求項1に記載の鉄筋位置決め装置。
  3. 複数の鉄筋位置決め部材は、取付板の平板面から一端までの長さが同じになるように各他端部が取付板に固定され、かつ、鉄筋載台から鉄筋位置決め部材の一端までの長さが同じになるように鉄筋載台を有したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の鉄筋位置決め装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された鉄筋位置決め装置を用い、
    複数の鉄筋位置決め部材の一端を曲面に形成された型枠面を有した型枠の当該型枠面に設置することによって鉄筋位置決め装置の取付板の平板面を型枠面と平行な曲面に変形させて複数の鉄筋位置決め部材の一端部に設けられている各鉄筋載台を型枠面と平行な曲面上に位置させるステップと、
    型枠面と平行な曲面上に位置された複数の鉄筋載台にそれぞれ鉄筋を載せるステップと、
    複数の鉄筋載台に載せられた複数の鉄筋の上にこれら複数の鉄筋と交差するようにさらに複数の鉄筋を配筋して、これら上下の鉄筋を結束してスラブ下筋を形成するステップと、
    スラブ下筋を鉄筋支持具を用いて型枠面に支持させるステップと、
    スラブ下筋を鉄筋支持具で型枠面に支持させた状態で鉄筋位置決め装置を型枠面から撤去するステップと、
    スラブ下筋の上方にスラブ上筋を配筋するステップと、
    配筋終了後に型枠上にコンクリートを打設するステップと、
    打設されたコンクリートの硬化後に型枠を撤去することにより型枠面に接していたコンクリートの面が曲面に形成された曲面スラブを構築するステップとを備えたことを特徴とする曲面スラブ構築方法。
  5. コンクリートよりも単位体積重量の軽い材料により形成されたボイドの下端部がスラブ下筋を構成する上下の鉄筋で囲まれた四角形の枠内にはまり込むように当該ボイドをスラブ下筋上に設置するステップを備えたことを特徴とする請求項4に記載の曲面スラブ構築方法。
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