JP2014181124A - エレベータ運行制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータの乗降階に設けられる乗場ボタンが押されたときに、その呼び機能とリオープン機能の競合を効果的に調整することである。
【解決手段】エレベータ運行制御システム10は、建物12を上下方向に縦貫して設けられる昇降路14に沿って昇降するエレベータの乗りかご20と、エレベータの乗場階50に設けられる乗場ボタン52と、制御装置60とを備える。乗場ボタン52は、その乗場階50に乗りかご20を呼ぶ呼び機能と、その乗場階50に停止中の乗りかご20に関する乗降扉30が閉まりかけのときにその乗降扉30を再び開かせるリオープン機能とを有する。制御装置60は、乗降扉30の閉じ率が予め定めた所定閉じ率以上か否かによって乗場ボタン52の呼び機能とリオープン機能との間の競合を調整して、乗りかご20の昇降運行を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ運行制御システムに係り、特に、エレベータの乗場階に設けられる乗場ボタンが、その乗場階にエレベータを呼ぶ呼び機能と、その乗場階に停止中のエレベータの乗降扉が閉まりかけのときにその乗降扉を再び開かせるリオープン機能とを有するエレベータの運行制御システムに関する。
エレベータの乗場に設けられる乗場ボタンを押すと、エレベータの乗りかごがその乗場階に向かって昇降する。そして、エレベータの乗りかごが所定の階に到着し扉が開くと、乗降が行われ、所定時間後または乗りかごの中の戸閉ボタンが押されると扉が閉まり始める。このときに、乗場にいる他の乗客が乗場ボタンを押すと、閉まりかけた扉が再び開く。この動作機能は、リオープン機能と呼ばれる。すなわち、乗場ボタンは、その階に乗りかごを呼ぶ呼び機能と、リオープン機能とを有している。
上記の例で、複数のエレベータが設けられている場合、乗場にいる乗客が、現在扉が閉じかけている乗りかご内の混雑状況を見て、そのエレベータを利用せずに他のエレベータを利用しようとする場合に、乗場ボタンを押すことになる。このような場合、乗場ボタンについて、呼び機能とリオープン機能が競合することとなる。
特許文献1には、複数のエレベータが設けられている場合のエレベータ群管理システムにおいて、同じ乗場階における乗場ボタンについて呼び機能とリオープン機能が競合した場合の処理が述べられている。ここでは、各エレベータごとに設けられている乗場ボタンを区別することで、現在扉が閉まりかけているエレベータに対応する乗場ボタンが押されたときはリオープン機能を有効とし、呼び機能を無効とする。一方、まだその乗場に到着していないエレベータに対応する乗場ボタンが押されたときは、現在扉が閉まりかけているエレベータに対するリオープン機能を無効にし、他のエレベータに対する呼び機能を有効にする。
特開2009−234789号公報
乗場ボタンの呼び機能とリオープン機能の競合を効果的に調整することが望まれる。
本発明に係るエレベータ運行制御システムは、建物を上下方向に縦貫して設けられる昇降路に沿って昇降するエレベータの乗りかごと、エレベータの乗場階に設けられる乗場ボタンであって、その乗場階に乗りかごを呼ぶ呼び機能と、その乗場階に停止中のエレベータの乗降扉が閉まりかけのときにその乗降扉を再び開かせるリオープン機能とを有する乗場ボタンと、その乗場階に停止中の乗りかごの乗降扉が閉まりかけで乗場ボタンが押された場合に、乗降扉の閉じ状況が予め定めた所定閉じ率以上か否かによって乗場ボタンの呼び機能とリオープン機能との競合を調整して、乗りかごの昇降運行を制御する制御装置とを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るエレベータ運行制御システムにおいて、制御装置は、乗降扉の閉じ状況が所定閉じ率以上のときは、乗降扉を再び開かせるリオープン機能を無効として呼び機能を有効とし、乗降扉の閉じ状況が所定閉じ率未満のときは、乗降扉を通常の閉じ速度よりもゆっくりの閉じ速度で閉じることが好ましい。
また、本発明に係るエレベータ運行制御システムにおいて、乗場階に人がいることを感知する人感センサを備え、制御装置は、乗降扉を通常の閉じ速度よりもゆっくりの閉じ速度で閉じるときに、人感センサが乗場階の人を感知していない場合はリオープン機能を無効として呼び機能を有効とし、人感センサが乗場階の人を感知している場合はリオープン機能を有効として呼び機能を無効とすることが好ましい。
また、本発明に係るエレベータ運行制御システムにおいて、乗場ボタンが押されてかつ人感センサが乗場階の人を感知している場合にリオープン機能を有効とするのは1回限りとすることが好ましい。
本発明によれば、乗場ボタンの呼び機能とリオープン機能の競合を効果的に調整することができる。
本発明に係る実施の形態におけるエレベータ運行制御システムの構成図である。 本発明に係る実施の形態におけるエレベータ運行制御システムの乗場階の状況を示す図である。 本発明に係る実施の形態におけるエレベータ運行制御システムの運行制御手順を示すフローチャートである。 図3のAの手順の詳細図である。 図3のBの手順の詳細図である。 図3のCの手順の詳細図である。 図3のDの手順の詳細図である。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。以下では、7階の建物における1台のエレベータの運行制御について述べるが、建物の階数、エレベータの台数は説明のための例示であって、これ以外の階数の建物であってもよく、エレベータの台数も複数であって構わない。
以下では、全ての図面において対応する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、エレベータ運行制御システム10の構成図である。エレベータ運行制御システム10は、建物12を上下方向に縦貫して設けられる昇降路14に沿って昇降するエレベータの乗りかご20の運行を制御装置60によって制御するシステムである。
特にここでは、エレベータの乗場階50に設けられる乗場ボタン52の呼び機能とリオープン機能が競合する場合にその競合を調整して運行を制御する。乗場ボタン52の呼び機能とは、その乗場階50に乗りかご20を呼ぶ機能で、リオープン機能とは、その乗場階50に停止中の乗りかご20の乗降扉30が閉まりかけのときにその乗降扉30を再び開かせる機能である。なお、リオープン機能は、乗りかご20に設けられる扉開ボタン42も有するが、以下では、主に、乗場ボタン52についての呼び機能とリオープン機能との間の競合調整について述べる。
なお、図1では、エレベータ運行制御システム10の構成要素ではないが、エレベータを利用する乗客70や乗場階50にいる人72が示されている。
建物12は、ここでは7階建で、昇降路14は建物12の上下方向に貫通し、その最上階の上部に機械室16が設けられ、昇降路14の最下部にはピット18が設けられる。なお、機械室16を設けずに、ピット18に機械室16の機能を持たせることもでき、そのような構成は、機械室レスエレベータシステムと呼ばれる。以下では、機械室16が建物12の最上階の上部に設けられるものとする。
乗りかご20は、昇降路14の中に乗客を乗せて昇降する移動かごで、重り22と主ロープ24によって結ばれることでバランスがとられる。主ロープ24は、機械室16に設けられる制御装置60を介して昇降機構26によって駆動され、これによって乗りかご20が所望の乗場階50に向かって昇降することができる。
乗場階50には、乗場扉32が設けられ、乗りかご20には乗りかご扉34が設けられる。乗りかご20が乗場階50にあるときは、乗場扉32と乗りかご扉34は連動して開閉する。以下では、乗場階50において、連動して開閉する乗場扉32と乗りかご扉34を合わせて乗降扉30と呼ぶ。
図1では、乗りかご20が建物12の3階の乗場階50に到着して停止している状態が示される。図2は、その詳細な状況を示す図である。
乗りかご20の内部に設けられる扉閉ボタン40は、乗りかご20内の乗客70によって操作される操作ボタンで、これを押すことで、まだ開いた状態の乗降扉30を強制的に閉じさせることができる。また、乗りかご20の内部に設けられる扉開ボタン42も、乗りかご20内の乗客70によって操作される操作ボタンで、これを押すことで、閉まりかけた乗降扉30を強制的に開いて、全開状態とさせることができる。これは、乗りかご20の扉開ボタン42によるリオープン機能である。扉閉ボタン40と扉開ボタン42は、適当な信号線を用いて、制御装置60に接続される。
乗場階50に設けられる乗場ボタン52は、乗場階50にいる人72によって操作される操作ボタンで、2つの機能を有する。1つ目の機能は、その乗場階50に乗りかご20がいないときに、その乗場階50に乗りかご20を呼ぶ呼び機能である。もう1つは、その乗場階50に停止中の乗りかご20についての乗降扉30が閉まりかけのときにその乗降扉30を再び開かせるリオープン機能である。乗場ボタン52は、各階の乗場階50にそれぞれ設けられる。各階の乗場ボタン52は、適当な信号線を用いて、制御装置60に接続される。
呼び機能によって乗りかご20がその階に向かって呼ばれる処理が制御装置60によって行われるときは、乗場ボタン52が点灯し、呼び機能が制御装置60によって処理中であることを乗場階50にいる人72,74に知らされる。
乗場階50に設けられる運行表示盤58は、適当な信号線を用いて制御装置60に接続され、制御装置60の制御の下で、乗りかご20の位置を最寄りの乗場階50の階数で示す表示装置である。図2の場合は、乗りかご20が3階に停止中であるので「3」と表示される。仮に、乗りかご20が3階に向かって昇降中で、最寄りの乗場階50が6階であると「6」と表示される。
乗場階50に設けられる人感センサ54は、その乗場階50のセンサ感知エリア56に人74がいるときに、それを感知する非接触センサである。人感センサ54は、各階の乗場階50の乗降扉30の前の領域にそれぞれ設けられる。乗降扉30のすぐ前にいる人74は、乗降扉30が開いているときに乗りかご20に乗り込みたいと考える人の可能性が高い。つまり、人感センサ54は、乗降扉30が開いているときに乗りかご20に乗り込もうとする人がいるかいないかを感知するセンサである。人感センサ54は、適当な信号線を用いて、制御装置60に接続される。
図2では、乗降扉30が閉じかけている状態が示される。図2でFOとして示されるものが、乗降扉30が全開のときの乗降開口の開き度で、乗降扉30の閉じ状況を閉じ率S%で示すと、閉じかけの乗降扉30の乗降開口の開き度=FO×(100−閉じ率S)%である。例えば、乗降扉30がFOの70%で開いている状態は、開き度=FO×70%=(100−S)%であるので、開き度70%=(100−閉じ率S)%で、閉じ率=30%である。
乗場階50には、図示されていないが、乗降扉30の開閉状態を検出する扉開閉検出センサが設けられる。扉開閉センサの検出値は適当な信号線を用いて制御装置60に伝送される。制御装置60は、伝送されてきた扉開閉センサの検出値に基づいて、閉じ率Sを算出する。
図1に示される制御装置60は、乗りかご20の運行を制御する装置である。かかる制御装置は、適当なコンピュータで構成することができる。また、以下で説明する各機能は、エレベータ運行制御プログラムを制御装置60が実行することで実現できる。
制御装置60は、信号線で接続される乗りかご20内の扉閉ボタン40、扉開ボタン42、各階の乗場階50の乗場ボタン52、人感センサ54から伝送されてくる情報に基づいて、乗場ボタン52が押されたときの2つの機能である呼び機能とリオープン機能の競合を調整する。
乗場ボタン52の呼び機能とリオープン機能の競合の調整は、その乗場階50に停止中の乗りかご20に関する乗降扉30が閉まりかけで乗場ボタン52が押された場合に、乗降扉30の閉じ状況である閉じ率Sが予め定めた所定閉じ率S0以上か否かによって処理される。
制御装置60は、乗りかご20の呼び処理を実行する乗りかご呼び処理部62、乗場階50における乗降扉30の全開時の処理を実行する乗降扉の全開時処理部64、乗降扉30の閉開始後の処理を実行する乗降扉の閉開始後処理部66と、乗降扉30の全閉となった後の処理を実行する乗降扉の全閉後処理部68を含んで構成される。乗場ボタン52の呼び機能とリオープン機能の競合の調整は、主として、乗降扉の閉開始後処理部66において実行される。
上記構成の作用、特に制御装置60の各機能について、図3から図7を用いてさらに詳細に説明する。図3から図7は、エレベータの運行制御の手順を示すフローチャートである。各手順は、エレベータ運行制御プログラムの各処理手順に対応する。
図3は、エレベータ運行制御の主たる手順を示すフローチャートである。最初に、乗りかご呼び処理が行われる(S10)。この処理手順は、制御装置60の乗りかご呼び処理部62の機能によって実行される。この処理手順の内容はA処理として、図4で詳細に説明する。
次に、乗降扉30の全開時処理が行われる(S12)。この処理手順は、制御装置60の乗降扉の全開時処理部64の機能によって実行される。この処理手順の内容はB処理として、図5で詳細に説明する。
その次に、乗降扉30の閉開始後処理が行われる(S14)。この処理手順は、制御装置60の乗降扉の閉開始後処理部66の機能によって実行される。この処理手順の内容はC処理として、図6で詳細に説明する。
その次は、乗降扉30の全閉後処理が行われる(S16)。この処理手順は、制御装置60の乗降扉の全閉後処理部68の機能によって実行される。この処理手順の内容はD処理として、図7で詳細に説明する。その後は、再びS10に戻る。
図4は、A処理の詳細な手順を示すフローチャートである。まず、乗場ボタン52が押されたか否かが判断される(S20)。S20の判断が肯定されると、乗場ボタン52が押された乗場階50である呼び階に乗りかご20がいないか否かが判断される(S22)。
S22の判断が否定されると、乗りかご20が呼び階にいるので、後述するB処理からD処理の中に該当する処理が実行される。
S22の判断が肯定されると、乗場ボタン52による呼びが制御装置60によって受け取られ呼び登録がされたことを示すために、乗場ボタン52が点灯する。また呼びが登録されたと同時に、運行表示盤58付近に設けられた上方向又は下方向(エレベータの進行方向に合わせて)の予告灯52aを点滅又は点灯させる。これによって、間もなく乗りかご20がその乗場階50に到着することが分かるので、該当エレベータの前に乗客が集まる。
そして、呼び階に乗りかご20が移動し(S26)、呼び階に到着し(S28)、乗降扉30が全開となる(S30)。
図5は、A処理に引き続き実行されるB処理の詳細な手順を示すフローチャートである。乗降扉30が全開となる(S30)と、次に乗りかご20の内部の扉閉ボタン40が押されたか否かが判断される(S32)。
S32の判断が肯定されると、直ちに乗降扉30の閉動作が開始する(S38)。判断が否定されると、次に乗場ボタン52が押されたか否かが判断される(S34)。
もっとも、乗降扉30が全開のときは、リオープン処理を望む可能性は低いとして、次発のエレベータを早く呼ぶことを望むと解釈して、呼び登録処理をするものとしてもよい。建物12に複数のエレベータが設置されている場合には、このように呼び登録処理を行うものとすることが望ましい。
次は、乗降扉30の全開からの経過時間tが予め定めた所定時間t0以上経過したか否かが判断される(S36)。所定時間t0は、乗降扉30が自動的に閉動作を開始するまでの時間である。一例を挙げると、t0=4sとすることができる。S36の判断が肯定されると、乗降扉30の閉動作が開始する(S38)。
図6は、B処理に引き続き実行されるC処理の詳細な手順を示すフローチャートである。乗降扉30の閉動作が開始する(S38)と、乗りかご20内の扉開ボタン42が押されたか否かが判断される(S40)。
S40の判断が肯定されると、乗降扉30がリオープンされる(S42)。すなわち、閉じかけていた乗降扉30が再び全開状態とされる。これが乗りかご20内の扉開ボタン42のリオープン機能である。S42の後は、乗りかご20内の扉開ボタン42が押し続けられているか否かが判断され(S44)、押し続けが止むと、乗降扉30の閉動作が開始する(S46)。S46の後は、S60に進む。
S40の判断が否定されるときは、次に乗場ボタン52が押されたか否かが判断される(S48)。
S48の判断が否定のときは、乗場ボタン52が押されていないので、乗降扉30の閉状態を継続する(S71)。
S48の判断が肯定されると、乗場ボタン52の呼び機能とリオープン機能の競合の調整が以下のように行われる。すなわち、乗降扉30の閉じ率Sが予め定めた閾値閉じ率S0以上か否かが判断される(S50)。閾値閉じ率S0は、閉じかけている乗降扉30の状態に無理して乗り込むと、乗降扉30が当たって衝撃を受ける閉じ率に設定される。閾値閉じ率S0の一例を挙げると、50%である。乗りかご20の大きさに応じて、これ以外の値を閾値閉じ率S0としてもよい。
S50の判断が肯定される場合は、S≧S0で(S52)、乗降扉30がかなり閉じている状態であるので、リオープン機能を無効とし、呼び機能を有効として、次発の乗りかご20の呼び登録が行われる(S54)。
S50の判断が否定される場合は、S<S0で(S56)、乗降扉30がまだ十分に閉じていない状態であるので、乗降扉30の閉じ速度をゆっくりとする処理を行う(S58)。これによって、乗降扉30が閉じかけのときに乗りかご20に乗り込みたいと考える人に対し、閉じかけの乗降扉30による衝撃を与える可能性を少なくすることができる。
S58の次は、乗場階50の人感センサ54が人を感知したか否かが判断される(S60)。なお、S40の判断が肯定されたときの処理の一連の流れの最後のS46において乗降扉30の閉動作が開始した時も、S60の判断が行われる。
S60の判断が否定されるときは、乗場階50のエレベータの乗降扉30のすぐ前にいる人を感知しない状態である(S62)ので、乗降扉30の閉じかけのときに乗りかご20に乗り込みたいと考える人がいないと想定される。したがって、乗降扉30をリオープンせず、次発のエレベータを呼ぶ呼び登録が行われる(S54)。ここでは、乗場ボタン52が押されたが、そのリオープン機能を無効とし、呼び機能を有効とした。
S60の判断が肯定されるときは、乗場階50のエレベータの乗降扉30のすぐ前にいる人を感知している状態である(S64)ので、乗降扉30の閉じかけのときに乗りかご20に乗り込みたいと考える人がいると想定される。したがって、乗降扉30をリオープンする(S66)。ここでは、乗場ボタン52が押されたが、その呼び機能を無効とし、リオープン機能を有効とした。
この場合、乗場ボタン52が押されて人感センサ54が感知状態であるときのS66のリオープン処理は、1回限りである。すなわち、S66のリオープン処理の後で乗降扉30が再び閉動作を開始すると、そのときに乗場ボタン52が押されて人感センサ54が感知状態であっても、リオープン処理は実行されない(S68)。このようにすることで、乗降扉30が頻繁にリオープンされることを抑制し、乗りかご20の乗客70のイライラ感をなくすことができる。なお、乗りかご20内の扉開ボタン42が押されるときのリオープン処理のときもS60の判断が行われるが、このときは、乗場ボタン52が押されていず、人感センサ54の感知のみで2度目のリオープンが行われる(S66)。このときのS66のリオープン処理も1回限りである。すなわち、S66のリオープン処理の後で乗降扉30が再び閉動作を開始すると、そのときに乗場ボタン52が押されて人感センサ54が感知状態であっても、リオープン処理は実行されない(S68)。
このように、乗場階50に停止中の乗りかご20に関する乗降扉30が閉まりかけで乗場ボタン52が押された場合に、乗降扉30の閉じ率Sが閾値閉じ率S0以上か否かによって乗場ボタン52の呼び機能とリオープン機能との間の競合を調整して、乗りかご20の昇降運行が制御される。
S66の処理の後は、S48の判断が否定された場合と同様に、S70の処理に移行する。すなわち、乗りかご20内の扉閉ボタン40が押されたか否かが判断され(S70)、その判断が肯定されると直ちに乗降扉30の閉動作が全閉に向けて進行する(S74)。S70の判断が否定されるときは、乗降扉30の全開からの経過時間tが予め定めた所定時間t0以上経過したか否かが判断される(S72)。この処理の内容は、S36と同じである。したがって、tがt0=4s経過すると、S74に進み、乗降扉30の閉動作が全閉に向けて進行する。
図7は、C処理に引き続き実行されるD処理の詳細な手順を示すフローチャートである。乗降扉30の閉動作が開始(S74)し、乗降扉30が全閉状態となり(S76)、その状態で乗場ボタン52が押される(S78)と、リオープン機能は働かず、次発エレベータを呼ぶ呼び登録が行われる(S80)。
このようにして、乗場ボタン52の呼び機能とリオープン機能の競合が効果的に調整される。
10 エレベータ運行制御システム、12 建物、14 昇降路、16 機械室、18ピット、20 乗りかご、22 重り、24 主ロープ、26 昇降機構、30 乗降扉、32 乗場扉、34 乗りかご扉、40 扉閉ボタン、42 扉開ボタン、50 乗場階、52 乗場ボタン、54 人感センサ、56 センサ感知エリア、58 運行表示盤、60 制御装置、62 乗りかご呼び処理部、64 乗降扉の全開時処理部、66 乗降扉の閉開始後処理部、68 乗降扉の全閉後処理部、70 乗客、72,74 人。

Claims (4)

  1. 建物を上下方向に縦貫して設けられる昇降路に沿って昇降するエレベータの乗りかごと、
    エレベータの乗場階に設けられる乗場ボタンであって、その乗場階に乗りかごを呼ぶ呼び機能と、その乗場階に停止中のエレベータの乗降扉が閉まりかけのときにその乗降扉を再び開かせるリオープン機能とを有する乗場ボタンと、
    その乗場階に停止中の乗りかごの乗降扉が閉まりかけで乗場ボタンが押された場合に、乗降扉の閉じ状況が予め定めた所定閉じ率以上か否かによって乗場ボタンの呼び機能とリオープン機能との競合を調整して、乗りかごの昇降運行を制御する制御装置と、
    を備えることを特徴とするエレベータ運行制御システム。
  2. 請求項1に記載のエレベータ運行制御システムにおいて、
    制御装置は、
    乗降扉の閉じ状況が所定閉じ率以上のときは、乗降扉を再び開かせるリオープン機能を無効として呼び機能を有効とし、
    乗降扉の閉じ状況が所定閉じ率未満のときは、乗降扉を通常の閉じ速度よりもゆっくりの閉じ速度で閉じることを特徴とするエレベータ運行制御システム。
  3. 請求項2に記載のエレベータ運行制御システムにおいて、
    乗場階に人がいることを感知する人感センサを備え、
    制御装置は、
    乗降扉を通常の閉じ速度よりもゆっくりの閉じ速度で閉じるときに、人感センサが乗場階の人を検知していない場合はリオープン機能を無効として呼び機能を有効とし、人感センサが乗場階の人を感知している場合はリオープン機能を有効として呼び機能を無効とすることを特徴とするエレベータ運行制御システム。
  4. 請求項3に記載のエレベータ運行制御システムにおいて、
    乗場ボタンが押されてかつ人感センサが乗場階の人を感知している場合にリオープン機能を有効とするのは1回限りとすることを特徴とするエレベータ運行制御システム。
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