JP2014178661A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現像剤を担持し、表面移動して現像領域で感光体の表面上の潜像に現像剤を供給する現像ローラ8と、現像ローラ8に供給する現像剤を収容する循環搬送路V3内の現像剤に、回転することで搬送力を付与する循環スクリュ11と、循環搬送路V3内の空気を装置外部に排出し、現像装置4内の気圧が上昇することを抑制する圧抜き開口部21と、圧抜き開口部21から現像剤が排出されることを抑制する圧抜きフィルタ18と、を備える現像装置4において、循環スクリュ11が回転することによって跳ね上げられた現像剤が圧抜きフィルタ部材18に向かう移動経路を塞ぐ遮蔽部材19を備える。
【選択図】図1
Description
特許文献1〜4に記載の現像装置では、回転することによって現像剤担持体の回転軸に平行な方向に現像剤を搬送する複数の現像剤搬送部材を備える。そして、現像剤搬送部材を配置した現像剤収容部内で現像剤を循環させつつ、循環する現像剤の一部を現像剤担持体の表面に供給し、現像領域を通過した現像剤は現像剤担持体の表面から現像剤収容部内に回収し、他の現像剤とともに循環させる。
このような問題は、トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤を用いる現像装置に限るものではない。現像剤担持体に供給する現像剤収容部内の現像剤に対して、回転することで搬送力を付与する現像剤搬送部材を備える現像装置であれば、一成分の現像剤を用いる現像装置であっても生じ得る問題である。
また、各色のトナー像形成ユニット100は、感光体1、現像装置4、転写器5及び清掃装置6を一体的に支持したプロセスカートリッジを構成し、プリンタ500本体に対して着脱自在となっている。
また、図2中の右側の転写搬送支持ローラ123と二次転写対向ローラ116とは、中間転写ベルト7及び転写搬送ベルト124を挟んで当接している。この当接による中間転写ベルト7と転写搬送ベルト124との接触部分が、中間転写ベルト7上の画像を転写紙Pに転写する二次転写ニップとなる。
上述した二次転写装置122は、画像転写後の転写紙Pをこの定着装置125へと搬送するシート搬送機能も備えている。
プリンタ500で画像を形成するときには、不図示の回転駆動手段でベルト駆動ローラ114を回転駆動し、他の二つの支持ローラ(115及び116)を従動回転させ、中間転写ベルト7を無端移動させる。これと同時に、四つのトナー像形成ユニット100(k,y,m,c)のそれぞれの感光体1(k,y,m,c)を回転駆動させる。
レジストローラ49に突き当てて止めた後、中間転写ベルト7上に形成されたカラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、上述した二次転写ニップに向けて転写紙Pを送り込む。二次転写ニップにおける二次転写装置122側の転写搬送支持ローラ123と二次転写対向ローラ116との間に形成される転写電界によって中間転写ベルト7上のカラー画像を転写紙P上に転写し、転写紙P上にカラー画像を形成する。二次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト7上の転写残トナーは、不図示の中間転写体クリーニング装置が除去し、四つのトナー像形成ユニット100(k,y,m,c)による再度の画像形成に備える。
定着装置125を通過した転写紙Pは、排出ローラ対156により排出されて排紙トレイ57上にスタックされる。
現像ローラ8は、円筒形状を有し図中矢印方向に回転駆動可能な非磁性のスリーブと、そのスリーブ内に固定配置され所定位置にN磁極及びS磁極を有する磁石部材とを用いて構成されている。
現像ローラ8は、供給搬送路V1から供給された現像剤を表面に担持して、感光体1と対向する現像領域αまで搬送する。
また、循環搬送路V3の搬送方向上流側端部近傍には、現像装置4内に新たなトナーを補給するトナー補給口N4が設けられている。
供給スクリュ9は、自身の回転軸である供給回転軸16に沿って現像剤を攪拌搬送するとともに、現像ローラ8に現像剤を供給する。また、回収スクリュ10は、自身の回転軸である回収回転軸17に沿って現像剤を攪拌搬送するとともに、現像ローラ8から現像剤を回収する。さらに、循環スクリュ11は、自身の回転軸である循環回転軸13に沿って現像剤を搬送するとともに、トナー補給口N4から補給されたトナーと既存の現像剤とを攪拌する。
〔実施例1〕
図1は、本発明の特徴部を備えた現像装置4の一つ目の例(以下、実施例1と呼ぶ)の断面図である。実施例1の現像装置4は、現像ケーシング22の循環搬送路V3を形成する部分の循環スクリュ11の上方に圧抜き開口部21を設け、この圧抜き開口部21を圧抜きフィルタ18を配置した構成である。そして、循環スクリュ11から圧抜きフィルタ18への直線的な現像剤の移動経路を塞ぐ板状の遮蔽部材19を備える。遮蔽部材19は、その自由端と現像ケーシング22の内壁面の一部との間に隙間を設け、循環搬送路V3内の空気が圧抜きフィルタ18を配置された圧抜き開口部21に向かう迂回路である流通路20を形成する。
実施例1の現像装置4では、現像剤収容部内の空気が通過可能な圧抜き開口部21に設けられた圧抜きフィルタ18に、短い期間で目詰りが生じることを抑制できる。
従来二成分現像方式による現像装置としては、水平に配置した二本乃至三本の現像剤搬送スクリュを並べ、そのうちの一本と現像ローラとを対向させ、現像ローラとスクリュ(供給スクリュ)との間で現像剤の供給と回収とを同時に進行させる方法が一般的であった。また、特許文献1及び特許文献2には、上下に二つのスクリュを配置し、現像ローラに対する現像剤の供給と回収とを別々に行うべく、断面構成上で現像剤を一方向に循環搬送させる方式が提案されている。このような方式の現像装置は、カラー化の進展に伴う連続的な高濃度画像の出力やハーフトーンの性能向上への要望を実現できる構成である。
一方、高耐久性を実現するためには、現像装置からのトナー飛散が課題となる。高速出力に対応するためには、現像装置内の現像剤の循環速度を上げる必要がある。現像剤の循環速度を上げると、現像装置内の気圧が上昇し、現像装置外にトナーとともに空気が漏れ出し、トナー飛散に繋がる。トナー飛散は、出力画像の汚れや、画像形成装置内の汚染による故障などの不具合の原因となるので、抑える必要がある。
これに対して、図1に示す実施例1の現像装置4では、循環スクリュ11と圧抜きフィルタ18との間に、圧抜きフィルタ18を覆う遮蔽部材19を設けることで、循環スクリュ11によって跳ね上げられた現像剤が圧抜きフィルタ18に触れることを抑制できる。同時に、空気が通過可能な流通路20を設けるため、現像装置4内の圧抜きも可能となる。その結果、圧抜きフィルタ18の寿命を延ばすことができる。
このような現像装置4を備えたプリンタ500は長期に渡って安定した画像形成を行うことができる。また、このような現像装置4を複数備えるプリンタ500は、長期に渡って安定したカラー画像の画像形成を行うことができる。
また、図4を用いて説明した現像装置4のように、循環スクリュ11が循環搬送路V3内の現像剤を斜め上方に搬送する構成の場合、循環搬送路V3の上流側ほど現像剤の上方にスペースがあり飛翔する現像剤の影響を受け難くなる。
図5は、本発明の特徴部を備えた現像装置4の二つ目の例(以下、実施例2と呼ぶ)の断面図である。実施例2の現像装置4は、現像ケーシング22の供給搬送路V1を形成する部分の供給スクリュ9の上方に、圧抜きフィルタ18を配置した圧抜き開口部21を設け、圧抜きフィルタ18と供給スクリュ9との間に、遮蔽部材19を設けた構成である。図5に示す現像装置4では、遮蔽部材19の自由端と現像ケーシング22の内壁面の一部との間に隙間を設け、流通路20を形成している。このような構成を備えるため、図1を用いて説明した現像装置4と同様に、現像剤収容部内の気圧が上昇することを抑制してトナー飛散の発生を抑制しつつ、短い期間で圧抜きフィルタ18に目詰りが生じることを抑制できる。
図6は、本発明の特徴部を備えた現像装置4の三つ目の例(以下、実施例3と呼ぶ)の断面図である。実施例3の現像装置4は、循環スクリュ11の回転軸である循環回転軸13を挟んで循環スクリュ11が現像剤を持ち上げる側とは反対側の上方に、迂回路である流通路20を形成する構成である。図6(a)は、循環スクリュ11の回転方向が図6中の反時計回り方向である場合の説明図であり、図6(b)は、循環スクリュ11の回転方向が図6中の時計回り方向である場合の説明図である。図6に示す現像装置4は、現像剤搬送部材である循環スクリュ11の上方に圧抜きフィルタ18が配置された圧抜き開口部21を備え、圧抜き開口部21と循環スクリュ11との間に遮蔽部材19を備える。
現像剤Gの剤面Fよりも下方に遮蔽部材19があると、流通路20が現像剤Gで埋まり、圧抜きフィルタ18が配置された圧抜き開口部21の圧抜き効果が低下する。現像剤Gの剤面Fよりも上方に遮蔽部材19を設けることで、流通路20が現像剤Gで埋まることなく、圧抜き開口部21での圧抜き効果を十分に機能させることができる。
図9は、本発明の特徴部を備えた現像装置4の四つ目の例(以下、実施例4と呼ぶ)の断面図であり、図10は、図9中のX方向から見た実施例4の現像装置4の内部構成における現像剤搬送部材の位置関係を模式的に示す側面図である。なお、後述する気体通過開口部23と遮蔽部材19とについては、図10では、上方から見た形状を示している。実施例4の現像装置4は、回収循環隔壁15bに気体通過開口部23を設けた点で実施例1の現像装置4と異なる。
さらに、循環搬送路V3の上方の現像ケーシング22に圧抜きフィルタ18が配置された圧抜き開口部21を設けることで、現像装置4内の全体の圧力を低減でき、トナー飛散を抑制できる。
図11は拡散部材を備えた遮蔽部材19の説明図である。図11(a)は、遮蔽部材19の下面に複数の突起部材24を設けた構成であり、図11(b)は、遮蔽部材19の下面に複数の板部材25を設けた構成である。遮蔽部材19の下面に突起部材24や板部材25を設けることで、衝突した空気が拡散される。これにより、気体通過開口部23から勢いよく流入した空気が遮蔽部材19の下面に衝突したときに、勢いを弱めることができる。流入する空気の勢いを弱めることで、現像剤が圧抜きフィルタ18に触れるのを抑制できるので、圧抜きフィルタ18の目詰まりを抑えることができる。
図12は、本発明の特徴部を備えた現像装置4の五つ目の例(以下、実施例5と呼ぶ)の断面図である。実施例5の現像装置4は、気体通過開口部23を設けた回収循環隔壁15bの循環搬送路V3側の壁面に、現像剤が気体通過開口部23に進入することを防止する現像剤進入防止部材26を設けた点で実施例4の現像装置4と異なる。
図13は、本発明の特徴部を備えた現像装置4の六つ目の例(以下、実施例6と呼ぶ)の断面図である。実施例6の現像装置4は、現像剤進入防止部材26が、気体通過開口部23の循環搬送路V3側を覆い、上方に開口を備えた煙突形状である点で実施例5の現像装置4と異なる。
図13に示すように、気体通過開口部23を覆うような煙突形状の現像剤進入防止部材26を備えることで、循環スクリュ11の回転によって跳ね上げられた現像剤と、軸方向に移動する現像剤とが気体通過開口部23に到達することを防止することができる。これにより、循環搬送路V3内の現像剤が気体通過開口部23を通って回収搬送路V2に移動することを防止できる。
図14は、本発明の特徴部を備えた現像装置4の七つ目の例(以下、実施例7と呼ぶ)の断面図である。実施例7の現像装置4は、現像剤進入防止部材26が、循環スクリュ11を覆う形状である点で実施例5の現像装置4と異なる。
実施例7の現像装置4は、現像剤進入防止部材26によって、循環スクリュ11を覆うことで、循環スクリュ11によって跳ね上げられた現像剤が気体通過開口部23を通って回収搬送路V2に移動することを防止できる。
なお、実施例7のように、現像剤進入防止部材26によって循環スクリュ11を覆う構成の場合、現像装置4の長手方向において、気体通過開口部23を設けた位置のみ、または、その近傍のみに現像剤進入防止部材26を配置することが好ましい。
図15は、本発明の特徴部を備えた現像装置4の八つ目の例(以下、実施例8と呼ぶ)の説明図である。図15(a)は、循環搬送路V3の搬送方向上流側端部近傍の現像装置4の断面図であり、図15(b)は、循環搬送路V3の搬送方向下流側端部近傍の現像装置4の断面図である。
実施例8の現像装置4は、図4に示す現像装置4のように、循環回転軸13の循環スクリュ11の搬送方向における上流側の端部である循環回転軸上流端部13Aよりも、下流側の端部である循環回転軸下流端部13Bの方が高い位置となる配置である。すなわち、循環回転軸上流端部13Aよりも循環回転軸下流端部13Bの方が高い位置となるように、循環スクリュ11が傾斜している。そして、循環搬送路V3の底面も循環スクリュ11の搬送方向下流側ほど高くなるように傾斜している。一方、循環搬送路V3の天井部は循環スクリュ11の搬送方向の上流側から下流側にかけて同じ高さとなっている。
実施例1の現像装置4では、循環スクリュ11と圧抜きフィルタ18との間に、圧抜きフィルタ18を覆う遮蔽部材19を設けることで、循環スクリュ11によって跳ね上げられた現像剤が圧抜きフィルタ18に触れることを抑制できる。同時に、空気が通過可能な流通路20を設けるため、現像装置4内の圧抜きも可能となる。その結果、圧抜きフィルタ18の寿命を延ばすことができる。
上述したように実施例8の現像装置4では、循環搬送路V3に設けられた流通路20の幅が、循環搬送路V3内の現像剤の循環スクリュ11による搬送方向下流側ほど狭くなっている。このため、図15に示すように、下流側流通路20bは上流側流通路20aよりも狭くなっている。
図16は、本発明の特徴部を備えた現像装置4の九つ目の例(以下、実施例9と呼ぶ)の説明図である。図16(a)は、循環搬送路V3の搬送方向上流側端部近傍の現像装置4の断面図であり、図16(b)は、循環搬送路V3の搬送方向下流側端部近傍の現像装置4の断面図である。
そして、遮蔽部材19と補助遮蔽部材190との隙間によって形成される流通路20の幅が、循環搬送路V3内の現像剤の循環スクリュ11による搬送方向下流側ほど狭くなっている。
上述したように実施例9の現像装置4では、循環搬送路V3に設けられた流通路20の幅が、循環搬送路V3内の現像剤の循環スクリュ11による搬送方向下流側ほど狭くなっている。このため、図16に示すように、下流側流通路20bは上流側流通路20aよりも狭くなっている。
このように流通路20の幅を下流側ほど狭く設定することで、実施例8と同様に、搬送方向下流側での循環スクリュ11と圧抜きフィルタ18との高さ方向の距離が近くなる構成であっても、圧抜きフィルタ18の寿命を延ばすことができる。
これにより、遮蔽部材19における流通路20側の端部が現像剤の剤面よりも高い位置にあれば、遮蔽部材19の根元側(図16中の右側)も現像剤の剤面よりも高い位置に設定することができる。
(態様A)
現像剤を表面上に担持し、表面移動して感光体1等の潜像担持体と対向する現像領域α等の現像領域で潜像担持体の表面上の潜像に現像剤を供給する現像ローラ8等の現像剤担持体と、現像剤担持体に供給する現像剤を収容する供給搬送路V1や循環搬送路V3等の現像剤収容部内の現像剤に、回転することで搬送力を付与する供給スクリュ9や循環スクリュ11等の現像剤搬送部材と、現像剤収容部内の空気等の気体を装置外部に排出し、現像剤収容部内の気圧が上昇することを抑制する圧抜き開口部21等の圧抜き開口部と、圧抜き開口部に設けられ、圧抜き開口部から現像剤が排出されることを抑制する圧抜きフィルタ18等のフィルタ部材と、を備える現像装置4等の現像装置において、現像剤搬送部材が回転することによって跳ね上げられた現像剤がフィルタ部材に向かう移動経路を塞ぐ遮蔽部材19等の現像剤移動経路遮蔽部材を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、現像剤搬送部材の回転によって跳ね上げられた現像剤がフィルタ部材に付着することを抑制し、短い期間でフィルタ部材に目詰りが生じることを抑制できる。このため、安価な手段にて、トナー飛散を防止した高耐久な現像装置を実現できる。
(態様B)
態様Aにおいて、遮蔽部材19等の現像剤移動経路遮蔽部材は、供給搬送路V1や循環搬送路V3等の現像剤収容部内の空気等の気体が圧抜きフィルタ18等のフィルタ部材を設けた圧抜き開口部21等の圧抜き開口部に向かう流通路20等の迂回路を形成する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、現像剤移動経路遮蔽部材が形成する迂回路によって、現像剤収容部内の気体を圧抜き開口部から外部に排出することができる。このため、現像剤収容部内の気圧が上昇することを抑制してトナー飛散の発生を抑制するという圧抜き開口部の機能を維持できる。
(態様C)
態様Bにおいて、供給スクリュ9や循環スクリュ11等の現像剤搬送部材の上方に圧抜き開口部21等の圧抜き開口部を備え、圧抜き開口部と現像剤搬送部材との間に遮蔽部材19等の現像剤移動経路遮蔽部材を備え、現像剤搬送部材の回転軸を挟んで現像剤搬送部材が現像剤を持ち上げる側とは反対側の上方に、流通路20等の迂回路を形成する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、現像剤が圧抜きフィルタ18等のフィルタ部材に触れることを効果的に防止できる。
(態様D)
態様Cにおいて、遮蔽部材19等の現像剤移動経路遮蔽部材は、流通路20等の迂回路側が低くなるように傾斜している。
これによれば、上記実施形態について説明したように、現像剤移動経路遮蔽部材の上面に現像剤が堆積することに起因して圧抜きフィルタ18等のフィルタ部材に目詰りが生じることを抑制できる。
(態様E)
態様Dにおいて、遮蔽部材19等の現像剤移動経路遮蔽部材の水平面に対する傾斜角を現像剤の安息角以上に設定する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、循環搬送路V3等の現像剤移動経路遮蔽部材を設けた現像剤収容部内における現像剤移動経路遮蔽部材の根元側の空間の圧抜き効果が得られなくなることを防止できる。
(態様F)
態様B乃至Eの何れかの態様において、現像剤収容部を、内部の現像剤を現像ローラ8等の現像剤担持体の表面に供給しつつ、長手方向等の現像剤担持体の幅方向に沿って搬送する供給搬送路V1等の供給搬送路と、現像剤担持体に担持され、現像領域α等の現像領域を通過した現像剤を現像剤担持体表面から回収しつつ、内部の現像剤を現像剤担持体の幅方向に沿って搬送する回収搬送路V2等の回収搬送路と、回収搬送路の搬送方向下流側端部に到達した現像剤を、供給搬送路の搬送方向上流側端部まで搬送する循環搬送路V3等の循環搬送路とに仕切る隔壁15等の仕切り部材を備え、回収搬送路は供給搬送路よりも低い位置に形成され、回収搬送路の搬送方向下流側端部の位置から供給搬送路の搬送方向上流側端部の位置まで現像剤を搬送するように、循環搬送路は搬送方向下流側ほど高くなるように傾斜した形状であり、循環搬送路の上部に圧抜きフィルタ18等のフィルタ部材が配置された圧抜き開口部21等の圧抜き開口部を備え、流通路20等の迂回路は、循環搬送路における搬送方向上流側よりも搬送方向下流側の方が狭くなっている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、循環搬送路内の搬送方向下流側での循環スクリュ等の現像剤搬送部材とフィルタ部材との高さ方向の距離が近くなる構成であっても、フィルタ部材の寿命を延ばすことができる。
(態様G)
態様A乃至Fの何れかの態様において、遮蔽部材19等の現像剤移動経路遮蔽部材は、供給搬送路V1や循環搬送路V3等の現像剤収容部内の現像剤の剤面よりも上方に配置されている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、流通路20等の迂回路が現像剤で埋まることなく、圧抜きフィルタ18等のフィルタ部材が配置された圧抜き開口部21等の圧抜き開口部での圧抜き効果を十分に機能させることができる。
(態様H)
態様A乃至Gの何れかにおいて、現像剤収容部を、内部の現像剤を現像ローラ8等の現像剤担持体の表面に供給しつつ、長手方向等の現像剤担持体の幅方向に沿って搬送する供給搬送路V1等の供給搬送路と、現像剤担持体に担持され、現像領域α等の現像領域を通過した現像剤を現像剤担持体表面から回収しつつ、内部の現像剤を現像剤担持体の幅方向に沿って搬送する回収搬送路V2等の回収搬送路と、回収搬送路の搬送方向下流側端部に到達した現像剤を、供給搬送路の搬送方向上流側端部まで搬送する循環搬送路V3等の循環搬送路とに仕切る隔壁15等の仕切り部材を備え、仕切り部材の回収搬送路と循環搬送路とを仕切る部分(回収循環隔壁15b等)の回収搬送路と循環搬送路とに存在する現像剤の剤面よりも高い位置に、回収搬送路と循環搬送路とを連通し、空気等の気体が通過することができる気体通過開口部23等の気体通過開口部を備え、循環搬送路における気体通過開口部の上方に、圧抜きフィルタ18等のフィルタ部材が配置された圧抜き開口部21等の圧抜き開口部を備え、遮蔽部材等の現像剤移動経路遮蔽部材を気体通過開口部とフィルタ部材との間に配置する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、気体通過開口部から循環搬送路に流入した気体とこの気体の気流に乗った現像剤がフィルタ部材に接触することを抑制できる。よって、現像装置内の圧力バランスを維持しつつ、フィルタ部材の寿命を延ばすことができる。
(態様I)
態様Hにおいて、遮蔽部材19等の現像剤移動経路遮蔽部材を、仕切り部材の気体通過開口部23等の気体通過開口部が設けられた部分(回収循環隔壁15b等)の壁面から突き出すように設ける。
これによれば、上記実施形態について説明したように、気体通過開口部から流入した気体及び現像剤が現像剤移動経路遮蔽部材に当たらずに、直接に圧抜きフィルタ18等のフィルタ部材に向かうことを防止でき、フィルタ部材の目詰まりを抑えることができる。
(態様J)
態様Iにおいて、遮蔽部材19等の現像剤移動経路遮蔽部材は、循環搬送路V3等の循環搬送路内における現像剤搬送方向下流側ほど突き出し量が減少する形状である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、気体通過開口部から流入した気体及び現像剤が圧抜きフィルタ18等のフィルタ部材に触れることを抑制すると共に、フィルタ部材を備えた圧抜き開口部の圧力を抜く効果が下がることを抑制できる。
(態様K)
態様H乃至Jの何れかの態様において、隔壁15等の仕切り部材の気体通過開口部23等の気体通過開口部を設けた部分の循環搬送路V3等の循環搬送路側の壁面に、循環搬送路側の現像剤が気体通過開口部に進入することを防止する現像剤進入防止部材26等の現像剤進入防止部材を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、現像剤進入防止部材によって、循環搬送路内で循環スクリュ11等の現像剤搬送部材の回転によって跳ね上げられた現像剤が、気体通過開口部を通じて回収搬送路へと移動することを防止できる。よって、循環搬送路内の現像剤が回収搬送路内に移動することに起因する画像濃度ムラの発生を防止することができる。
(態様L)
態様Kにおいて、現像剤進入防止部材26等の現像剤進入防止部材は、気体通過開口部23等の気体通過開口部の循環搬送路V3等の循環搬送路側を覆い、上方に開口を備えた形状である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、循環スクリュ11等の現像剤搬送部材の回転によって跳ね上げられた現像剤と、軸方向に移動する現像剤とが気体通過開口部に到達することを防止することができる。
(態様M)
態様Kにおいて、循環搬送路V3等の循環搬送路内の現像剤に搬送力を付与する現像剤搬送部材として循環スクリュ11等の循環搬送部材を備え、現像剤進入防止部材26等の現像剤進入防止部材は、循環搬送部材を覆う形状である。
これによれば、上記実施形態について説明したように、現像剤進入防止部材によって、循環搬送部材を覆うことで、循環搬送部材によって跳ね上げられた現像剤が気体通過開口部を通って回収搬送路に移動することを防止できる。
(態様N)
態様A乃至Mにおいて、遮蔽部材19等の現像剤移動経路遮蔽部材の下面に気体を拡散する突起部材24や板部材25等の拡散部材を設ける。
これによれば、上記実施形態について説明したように、気体通過開口部23等の気体通過開口部から勢いよく流入した空気等の気体が現像剤移動経路遮蔽部材の下面に衝突したときに、勢いを弱めることができる。流入する気体の勢いを弱めることで、現像剤が圧抜きフィルタ18等のフィルタ部材に触れるのを抑制でき、フィルタ部材の目詰まりを抑えることができる。また、気体通過開口部を備えない構成であっても、現像剤移動経路遮蔽部材の下面に拡散部材を設け、衝突する気体の勢いを弱める構成であれば、現像剤搬送部材の回転によって跳ね上げられた現像剤の勢いも弱めることができる。これにより、跳ね上げられた現像剤がフィルタ部材に触れるのを抑制でき、フィルタ部材の目詰まりを抑えることができる。
(態様O)
感光体1等の潜像担持体、潜像担持体を帯電する帯電器2等の帯電手段、及び、潜像担持体をクリーニングする清掃装置6等のクリーニング手段より選ばれる少なくとも一つと、該潜像担持体上に形成された静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段とが一体的に支持され、プリンタ500等の画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、現像手段として、態様A乃至Nの何れかの態様の現像装置4等の現像装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、プロセスカートリッジが備える現像装置として安価な手段にて、トナー飛散を防止した高耐久な現像装置を実現することができる。
(態様P)
感光体1等の潜像担持体と、潜像担持体に潜像を形成する走査光学装置3等の潜像形成手段と、潜像担持体に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、潜像担持体に担持されたトナー像を被転写体に転写する転写器5及び二次転写装置122等の転写手段と、を備えたプリンタ500等の画像形成装置において、現像手段として、態様A乃至Nの何れかの態様の現像装置4等の現像装置を用いる。
これによれば、上記実施形態について説明したように、トナー飛散を抑えた高耐久な現像装置を備えた画像形成装置であるため、長期に渡って安定した画像形成を行うことができる。
(態様Q)
態様Pにおいて、現像装置4等の現像装置を複数備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、トナー飛散を抑えた高耐久な現像装置を複数備えた画像形成装置であるため、長期に渡って安定したカラー画像の画像形成を行うことができる。
(態様R)
感光体1等の潜像担持体、潜像担持体を帯電する帯電器2等の帯電手段、及び、潜像担持体をクリーニングする清掃装置6等のクリーニング手段により選ばれる少なくとも一つと、潜像担持体に形成した潜像を現像してトナー像を形成する現像装置4等の現像手段とが一体に支持され、プリンタ500等の画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジと、潜像担持体に担持されたトナー像を転写紙P等の被転写体に転写する転写器5及び二次転写装置122等の転写手段と、を備えた画像形成装置において、プロセスカートリッジとして、態様Oのプロセスカートリッジを複数備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、トナー飛散を抑えた高耐久な現像装置を有するプロセスカートリッジを複数備えた画像形成装置であるため、長期に渡って安定したカラー画像の画像形成を行うことができる。
2 帯電器
3 走査光学装置
4 現像装置
5 転写器
6 清掃装置
7 中間転写ベルト
8 現像ローラ
9 供給スクリュ
10 回収スクリュ
11 循環スクリュ
12 規制ブレード
13 循環回転軸
13A 循環回転軸上流端部
13B 循環回転軸下流端部
15 隔壁
15a 供給回収隔壁
15b 回収循環隔壁
15c 循環供給隔壁
16 供給回転軸
17 回収回転軸
18 圧抜きフィルタ
19 遮蔽部材
19a 遮蔽部材上面
19b 遮蔽部材下面
19c 遮蔽部材端面
19d 段部
20 流通路
20a 上流側流通路
20b 下流側流通路
21 圧抜き開口部
22 現像ケーシング
23 気体通過開口部
24 突起部材
25 板部材
26 現像剤進入防止部材
49 レジストローラ
57 排紙トレイ
100 トナー像形成ユニット
114 ベルト駆動ローラ
116 二次転写対向ローラ
122 二次転写装置
123 転写搬送支持ローラ
124 転写搬送ベルト
125 定着装置
126 加熱ローラ
127 加圧ローラ
142 給紙ローラ
144 給紙カセット
145 分離ローラ
146 給紙路
147 搬送ローラ
156 排出ローラ対
190 補助遮蔽部材
190a 補助遮蔽部材上面
190b 補助遮蔽部材下面
195 補強リブ
220 攪拌搬送路上部ケーシング
220a ケーシング上面
500 プリンタ
F 剤面
G 現像剤
N1 回収下流端開口部
N2 循環下流端開口部
N3 供給下流端開口部
N4 トナー補給口
P 転写紙
V1 供給搬送路
V2 回収搬送路
V3 循環搬送路
α 現像領域
Claims (18)
- 現像剤を表面上に担持し、表面移動して潜像担持体と対向する現像領域で該潜像担持体の表面上の潜像に現像剤を供給する現像剤担持体と、
該現像剤担持体に供給する現像剤を収容する現像剤収容部内の現像剤に、回転することで搬送力を付与する現像剤搬送部材と、
該現像剤収容部内の気体を装置外部に排出し、該現像剤収容部内の気圧が上昇することを抑制する圧抜き開口部と、
該圧抜き開口部に設けられ、該圧抜き開口部から現像剤が排出されることを抑制するフィルタ部材と、を備える現像装置において、
上記現像剤搬送部材が回転することによって跳ね上げられた現像剤が上記フィルタ部材に向かう移動経路を塞ぐ現像剤移動経路遮蔽部材を備えることを特徴とする現像装置。 - 請求項1の現像装置において、
上記現像剤移動経路遮蔽部材は、上記現像剤収容部内の気体がフィルタ部材を設けた上記圧抜き開口部に向かう迂回路を形成することを特徴とする現像装置。 - 請求項2の現像装置において、
上記現像剤搬送部材の上方に上記圧抜き開口部を備え、該圧抜き開口部と該現像剤搬送部材との間に上記現像剤移動経路遮蔽部材を備え、
該現像剤搬送部材の回転軸を挟んで該現像剤搬送部材が現像剤を持ち上げる側とは反対側の上方に、上記迂回路を形成することを特徴とする現像装置。 - 請求項3の現像装置において、
上記現像剤移動経路遮蔽部材は、上記迂回路側が低くなるように傾斜していることを特徴とする現像装置。 - 請求項4の現像装置において、
上記現像剤移動経路遮蔽部材の水平面に対する傾斜角を現像剤の安息角以上に設定することを特徴とする現像装置。 - 請求項2乃至5の何れかに記載の現像装置において、
上記現像剤収容部を、内部の現像剤を上記現像剤担持体の表面に供給しつつ、該現像剤担持体の幅方向に沿って搬送する供給搬送路と、
該現像剤担持体に担持され、現像領域を通過した現像剤を現像剤担持体表面から回収しつつ、内部の現像剤を該現像剤担持体の幅方向に沿って搬送する回収搬送路と、
該回収搬送路の搬送方向下流側端部に到達した現像剤を、該供給搬送路の搬送方向上流側端部まで搬送する循環搬送路とに仕切る仕切り部材を備え、
上記回収搬送路は上記供給搬送路よりも低い位置に形成され、該回収搬送路の搬送方向下流側端部の位置から該供給搬送路の搬送方向上流側端部の位置まで現像剤を搬送するように、上記循環搬送路は搬送方向下流側ほど高くなるように傾斜した形状であり、
該循環搬送路の上部に上記フィルタ部材が配置された上記圧抜き開口部を備え、
上記迂回路は、該循環搬送路における搬送方向上流側よりも搬送方向下流側の方が狭いことを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至6の何れかに記載の現像装置において、
上記現像剤移動経路遮蔽部材は、上記現像剤収容部内の現像剤の剤面よりも上方に配置されていることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至7の何れかに記載の現像装置において、
上記現像剤収容部を、内部の現像剤を上記現像剤担持体の表面に供給しつつ、該現像剤担持体の幅方向に沿って搬送する供給搬送路と、
該現像剤担持体に担持され、現像領域を通過した現像剤を現像剤担持体表面から回収しつつ、内部の現像剤を該現像剤担持体の幅方向に沿って搬送する回収搬送路と、
該回収搬送路の搬送方向下流側端部に到達した現像剤を、該供給搬送路の搬送方向上流側端部まで搬送する循環搬送路とに仕切る仕切り部材を備え、
該仕切り部材の該回収搬送路と該循環搬送路とを仕切る部分の該回収搬送路と該循環搬送路とに存在する現像剤の剤面よりも高い位置に、該回収搬送路と該循環搬送路とを連通し、気体が通過することができる気体通過開口部を備え、
該循環搬送路における該気体通過開口部の上方に、上記フィルタ部材が配置された上記圧抜き開口部を備え、
上記現像剤移動経路遮蔽部材を該気体通過開口部と該フィルタ部材との間に配置することを特徴とする現像装置。 - 請求項8の現像装置において、
上記現像剤移動経路遮蔽部材を上記仕切り部材の上記気体通過開口部が設けられた部分の壁面から突き出すように設けることを特徴とする現像装置。 - 請求項9の現像装置において、
上記現像剤移動経路遮蔽部材は、上記循環搬送路内における現像剤搬送方向下流側ほど突き出し量が減少する形状であることを特徴とする現像装置。 - 請求項8乃至10の何れかに記載の現像装置において、
上記仕切り部材の上記気体通過開口部を設けた部分の上記循環搬送路側の壁面に、該循環搬送路側の現像剤が該気体通過開口部に進入することを防止する現像剤進入防止部材を備えることを特徴とする現像装置。 - 請求項11の現像装置において、
上記現像剤進入防止部材は、上記気体通過開口部の上記循環搬送路側を覆い、上方に開口を備えた形状であることを特徴とする現像装置。 - 請求項11の現像装置において、
上記循環搬送路内の現像剤に搬送力を付与する上記現像剤搬送部材として循環搬送部材を備え、
上記現像剤進入防止部材は、該循環搬送部材を覆う形状であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至13の何れかに記載の現像装置において、
上記現像剤移動経路遮蔽部材の下面に気体を拡散する拡散部材を設けることを特徴とする現像装置。 - 潜像担持体、該潜像担持体を帯電する帯電手段、及び、該潜像担持体をクリーニングするクリーニング手段より選ばれる少なくとも一つと、
該該潜像担持体上に形成された静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段とが一体的に支持され、画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、
上記現像手段として、請求項1乃至14の何れかに記載の現像装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 潜像担持体と、該潜像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像担持体に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像手段と、該潜像担持体に担持されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、を備えた画像形成装置において、
上記現像手段として、請求項1乃至14の何れかに記載の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項16の画像形成装置において、
上記現像装置を複数備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 潜像担持体、該潜像担持体を帯電する帯電手段及び該潜像担持体をクリーニングするクリーニング手段により選ばれる少なくとも一つと、該潜像担持体に形成した潜像を現像してトナー像を形成する現像手段とが一体に支持され、画像形成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジと、該潜像担持体に担持されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、を備えた画像形成装置において、
上記プロセスカートリッジとして、請求項15のプロセスカートリッジを複数備えたことを特徴とする画像形成装置。
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