JP2014178116A - 放射線撮影装置、および放射線画像検出装置 - Google Patents

放射線撮影装置、および放射線画像検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のセンサパネルを繋ぎ合わせてX線検出器のセンサ部を構成する場合に、より画質が良好な画像を得る。
【解決手段】電子カセッテ14のX線検出器40は、センサ部41、シンチレータ46、および有機撮像素子47を順に積層してなる。センサ部41は、複数のセンサパネル42を繋ぎ合わせて構成される。有機撮像素子47は、センサ部41の複数のセンサパネル42の繋ぎ目である不感領域45にあたる部分に撮像領域48を有し、その部分の画像情報を得る。撮影制御装置11の画像処理部75は、センサ部41の画像Gcの不感領域45にあたる部分80を有機撮像素子47の画像Goで補間し、合成画像Gを出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は、放射線撮影装置、および放射線画像検出装置に関する。
最近、放射線撮影、例えばX線撮影の分野において、X線フイルムやイメージングプレート(IP)に代わり、フラットパネルディテクタ(FPD;flat panel detector)を検出器として用いたX線画像検出装置が普及している。FPDには、X線の入射量に応じた信号電荷を蓄積する画素がマトリックス状に配列されている。FPDは、画素毎に信号電荷を蓄積し、蓄積した信号電荷を信号処理回路で電圧信号に変換することで、被検体の画像情報を表すX線画像を検出し、これをデジタルな画像データとして出力する。
FPDを直方体形状の筐体に内蔵した電子カセッテ(可搬型のX線画像検出装置)も実用化されている。電子カセッテは、フイルムカセッテやIPカセッテ、CRカセッテ用の既存の撮影台や専用の撮影台に取り付けて使用される他、据え置き型では撮影困難な部位を撮影するためにベッド上に置いたり被検体自身に持たせたりして使用される。また、自宅療養中の高齢者や、事故、災害等による急病人を撮影するため、撮影台の設備がない病院外に持ち出して使用されることもある。
FPDには、アモルファスシリコンをベースとしたTFT型と単結晶シリコンをベースとしたCMOS型がある。CMOS型は単結晶シリコンベースであるため電子の移動度が高く、このためTFT型と比べて高速駆動が可能でフレームレートを高くすることができ、特に動画撮影に好適である。またCMOS型はトランジスタのオン抵抗が小さいので、オン抵抗が大きくTFTを大型化せざるを得ないTFT型と比べて画素開口率を大きくとることができ、画像の高精細化の点でも有利である。
上記のようにCMOS型のFPDは多くの利点を有しているが、CMOSイメージセンサのセンサパネル単位では大面積化が困難であるため、ある程度面積が必要な電子カセッテへの利用実績は捗々しくない。そこで、複数のセンサパネルを繋ぎ合わせて(タイリングして)CMOSイメージセンサを構成し、大面積にも対応可能な電子カセッテが提案されている(特許文献1参照)。各センサパネルの繋ぎ目は画素がない不感領域となるため、特許文献1では繋ぎ目にダミーデータを挿入して平滑化手法を用いて繋ぎ目補正を行っている。
なお、電子カセッテではなく複数の感光性チップを接合した接合センサアレイであるが、感光性チップの繋ぎ目に補助的感光性チップを設け、繋ぎ目の画像データを補助的感光性チップのデータで補間することが特許文献2に記載されている。
特開平10−201745号公報 特開2001−024846号公報
特許文献1では、各センサパネルの繋ぎ目の不感領域の画像データをダミーデータ挿入による演算で補間しているため、リアルに被検体像を撮像した画像と比べれば画質劣化は否めない。画質劣化が酷い場合は再度撮影を行わなければならず、被検体の被爆量がそれだけ増してしまうため、画質劣化はどうしても避けたい。
特許文献2は電子カセッテではなく、またエリアセンサでなくラインセンサであるため、CMOS型のFPDを複数のセンサパネルで構成したときに繋ぎ目の不感領域の画像を如何に取得して画質劣化を防ぐか、という課題に対する解決手段とはなり得ない。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、複数のCMOSイメージセンサのパネルを繋ぎ合わせてX線検出器のセンサ部を構成する場合に、より画質が良好な画像を得ることができる放射線撮影装置、および放射線画像検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の放射線撮影装置は、放射線画像検出装置と画像処理部とを備え、前記放射線画像検出装置は、第一の放射線画像を検出するための複数の画素がシリコン基板上にマトリクス状に配列されたCMOSイメージセンサのパネルを複数繋ぎ合わせて一画面分の撮像領域が形成されるセンサ部と、前記センサ部の撮像領域の全面と対面するように配置され、放射線源から照射された放射線を可視光に変換して前記センサ部の撮像領域に入射させるシンチレータと、前記シンチレータからの可視光を光電変換する有機光電変換膜を有し、前記センサ部を構成する複数のパネルの繋ぎ目の不感領域の画像情報を含む第二の放射線画像を得る有機撮像素子とを有し、前記画像処理部は、前記第一の放射線画像と前記第二の放射線画像の合成画像を生成することを特徴とする。
前記有機撮像素子の撮像領域は、前記センサ部の不感領域にあたる部分にのみ設けられている。
前記有機撮像素子の撮像領域は、前記センサ部の不感領域にあたる部分と撮像領域にあたる部分に設けられていてもよい。この場合、前記センサ部の撮像領域にあたる部分に設けられた前記有機撮像素子の撮像領域の画素を自動露出制御用のセンサとして用い、該画素の出力に基づき前記放射線源に放射線の照射停止を指示する自動露出制御部を備えることが好ましい。あるいは、前記センサ部の撮像領域にあたる部分に設けられた前記有機撮像素子の撮像領域の画素を放射線照射検出センサとして用い、該画素の出力に基づき前記センサ部および前記有機撮像素子の動作を制御してもよい。
また、前記第一の放射線画像と前記第二の放射線画像に映る特定被写体像を画像認識する画像認識部を備え、前記画像処理部は、前記画像認識部の認識結果に基づき、前記第一の放射線画像と前記第二の放射線画像の特定被写体像のずれを補正して各画像の被検体像が一致するよう前記合成画像を生成することが好ましい。なお、前記特定被写体像は被検体像またはマーカである。
前記放射線源および前記放射線画像検出装置の動作を統括的に制御する撮影制御装置を備え、前記画像処理部、前記自動露出制御部、および前記画像認識部は前記撮影制御装置に設けられている。
前記有機撮像素子は、前記シンチレータの放射線の入射面上に配されていても、前記センサ部の前記シンチレータからの可視光の入射面上に配されていてもよい。後者の場合、前記シンチレータの発光ピーク波長から外れた波長帯に吸収ピーク波長をもつ有機光電変換膜を前記有機撮像素子に用いることが好ましい。
前記放射線画像検出装置は、前記センサ部、前記シンチレータ、および前記有機撮像素子が可搬型の筐体に収納された電子カセッテであることが好ましい。
また、本発明の放射線画像検出装置は、第一の放射線画像を検出するための複数の画素がシリコン基板上にマトリクス状に配列されたCMOSイメージセンサのパネルを複数繋ぎ合わせて一画面分の撮像領域が形成されるセンサ部と、前記センサ部の撮像領域の全面と対面するように配置され、放射線源から照射された放射線を可視光に変換して前記センサ部の撮像領域に入射させるシンチレータと、前記シンチレータからの可視光を光電変換する有機光電変換膜を有し、前記センサ部を構成する複数のパネルの繋ぎ目の不感領域の画像情報を含む第二の放射線画像を得る有機撮像素子とを備え、前記第一の放射線画像と前記第二の放射線画像の合成画像が生成されることを特徴とする。
本発明によれば、センサ部を構成する複数のCMOSイメージセンサのパネルの繋ぎ目である不感領域にあたる部分に、有機撮像素子で得られた画像を合成するので、画像データの演算のみに基づく補間処理を施す場合と比較して、より画質が良好な画像を得ることができる。
X線撮影システムの構成を示す概略図である。 電子カセッテの構成を示す斜視図である。 電子カセッテの構成を示す断面図である。 X線検出器の構成を示す分解斜視図である。 X線撮影システムの電気的構成を示すブロック図である。 CMOSイメージセンサの画像と有機撮像素子の画像を合成して最終的に出力する画像を得る画像処理を模式的に示す図である。 別態様のX線検出器の構成を示す分解斜視図である。 撮影制御装置にAEC制御部を設けたX線撮影システムの例を示すブロック図である。 撮影制御装置に画像認識部を設けたX線撮影システムの例を示すブロック図である。 CMOSイメージセンサ上に有機撮像素子を設けたX線検出器を示す分解斜視図である。
図1において、X線撮影システム2は、病院の撮影室に設置される撮影装置10、および撮影室の隣の小部屋等に設置される撮影制御装置11、コンソール12(ともに図5参照)からなり、臥位と立位の両方の撮影が可能である。
撮影装置10は、X線源13、および電子カセッテ14を有する。X線源13は、撮影制御装置11に有線接続され、撮影制御装置11から電力が供給される。X線源13は立位、臥位撮影に兼用され、ドライバ71(高電圧発生器、図5参照)からの高電圧によりX線を発生するX線管15、およびX線管15が発生したX線の照射野を矩形状に規制する照射野限定器(コリメータ)16を有する。
X線管15は、熱電子を放出するフィラメントからなる陰極と、陰極から放出された熱電子が衝突してX線を放射する陽極(ターゲット)とからなる。ターゲットは円板形状をしており、回転により円周軌道上で焦点が移動して、熱電子が衝突する焦点の発熱が分散する回転陽極である。照射野限定器16は、X線を遮蔽する複数枚の鉛板を井桁状に配置し、X線を透過させる照射開口が中央に形成されたものであり、鉛板の位置を移動することで照射開口の大きさを変化させて、照射野を限定する。
X線源13は、Z軸(鉛直軸)および水平軸回りに所定角度回動可能なアーム(図示せず)を介して、Z軸方向に伸縮する支柱17の下端に取り付けられている。X線源13は、アームおよび支柱17によって、XY平面(水平面)およびZ軸方向の所望の位置に移動させることができる。
電子カセッテ14は、X線源13から照射されて被検体を透過したX線を受けてX線画像を出力する。電子カセッテ14は、略矩形状で偏平な形状を有し、平面サイズはフイルムカセッテやIPカセッテ、CRカセッテと略同様の大きさ(国際規格ISO4090:2001に準拠した大きさ)である。
電子カセッテ14は、筐体60(図2および図3参照)のサイズがフイルムカセッテやIPカセッテ、CRカセッテと略同様の大きさであるため、フイルムカセッテやIPカセッテ、CRカセッテ用の既存の撮影台にも取り付け可能である。電子カセッテ14は撮影室一部屋に複数台、例えば立位撮影台18a、臥位撮影台18b用に二台配備される。電子カセッテ14は、立位撮影台18aや臥位撮影台18bにセットするのではなく、被検体が仰臥するベッド上に置いたり被検体自身に持たせたりして単体で使用することも可能である。
電子カセッテ14は、撮像領域44(図3および図4参照)がX線源13と対向する姿勢で保持されるよう、立位撮影台18a、臥位撮影台18bの各ホルダ19a、19bに着脱自在にセットされる。X線源13は、撮影室の天井に敷設されたレール等からなる移動機構(図示せず)により支柱17毎撮影室内の所定範囲を移動可能であり、立位撮影台18aおよび臥位撮影台18bで共用される。
図2において、電子カセッテ14にはアンテナ30、およびバッテリ31が内蔵されており、撮影制御装置11との無線通信が可能である。バッテリ31は、電子カセッテ14の各部を動作させるための電力を供給する。バッテリ31は、薄型の電子カセッテ14内に収まるよう比較的小型のものが使用される。バッテリ31は、電子カセッテ14の一側面に設けられた蓋32を開けて外部に取り出すことができ、電子カセッテ14から外部に取り出して専用のクレードルにセットして充電することが可能である。アンテナ30は、無線通信のための電波を撮影制御装置11との間で送受信する。
電子カセッテ14には、アンテナ30に加えてソケット33が設けられている。ソケット33は、蓋32と反対側の電子カセッテ14の一側面に配置されている。ソケット33は撮影制御装置11と有線接続するために設けられており、ソケット33には撮影制御装置11に繋がれた複合ケーブル34のコネクタ35が差し込まれる。複合ケーブル34は、バッテリ31の残量不足等で電子カセッテ14と撮影制御装置11との無線通信が不可能になった場合に使用される。ソケット33にコネクタ35を挿して複合ケーブル34を使用した場合、撮影制御装置11との有線通信が可能になるとともに撮影制御装置11から電子カセッテ14に給電することが可能となる。
図3および図4に示すように、電子カセッテ14はX線検出器40を内蔵している。X線検出器40はセンサ部41を有する。センサ部41は、同形、同サイズの複数(本例では四枚)のCMOSイメージセンサのセンサパネル42を繋ぎ合わせて(タイリングして)一つの素子として構成される。各センサパネル42は光の入射量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素43を配列してなる撮像領域44を備えている。複数の画素43は、所定のピッチで二次元にn行×m列のマトリクス状に配列されている。
センサ部41は、周知の如く画素43毎に信号電荷を蓄積するフォトダイオードと信号電荷を電圧変換した撮像信号を読み出すためのトランジスタを有し、トランジスタに接続された垂直走査回路(シフトレジスタ)の駆動によりフォトダイオードに蓄積された信号電荷を撮像信号として行毎に順次読み出して水平走査回路に出力する。そして、水平走査回路から列毎に撮像信号を出力して増幅し、信号処理部66a(図5参照)のA/D変換器でA/D変換することで、デジタルな画像データが生成される。
各センサパネル42の繋ぎ目には画素43が形成されておらず、光が照射されても感応しない不感領域45となっている。この不感領域45の縦横幅は画素43の一個分の縦横幅と同一である。
各センサパネル42の不感領域45には、AEC(Automatic Exposure Control;自動露出制御)センサ51および照射検出センサ52が取り付けられている。これら各センサ51、52はともに入射光量に応じた電気信号を撮影制御装置11に出力する。
センサ部41上には、X線を可視光に変換するシンチレータ(蛍光体)46が設けられている。X線検出器40はシンチレータ46によって変換された可視光をセンサ部41の画素43で光電変換する間接変換型である。シンチレータ46は、CsI(ヨウ化セシウム)やGOS(ガドリウムオキシサルファイド)、具体的には発光スペクトルが420nm〜700nmで発光ピーク波長が565nmのCsI(Tl)からなり、センサ部41の撮像領域44の全面と対面するように配置されている。
X線検出器40はさらに、シンチレータ46の基板49の蒸着面49aに形成された有機撮像素子47を有している。有機撮像素子47の撮像領域48はセンサ部41の不感領域45にあたり、有機光電変換膜(OPC;Organic Photoelectric Conversion Layer)を一対の電極で挟んで間に電子または正孔ブロッキング膜等を介在させ、さらに信号電荷を外部に出力する信号出力部を設けた構成である。撮像領域48にはセンサ部41の画素43と同サイズ、同ピッチの画素50が形成されており、画素50はシンチレータ46によって変換された可視光の入射量に応じた信号電荷を蓄積する。一方の撮像領域48以外の基板49の蒸着面49aはセンサ部41の撮像領域44にあたり、アルミ薄膜等の反射膜が形成されている。なお、基板49はX線がシンチレータ46に入射する妨げとならないよう、X線が透過する材料、例えばポリイミド(PI)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等で形成されており、蒸着面49aに電極を形成して該電極上に有機光電変換膜を塗布する等の工程を経て有機撮像素子47が蒸着面49aに作製される。
有機光電変換膜としては、シンチレータ46で発光した光を最も効率良く吸収するために、その吸収ピーク波長がシンチレータ46の発光ピーク波長と近いことが好ましく、例えばキナクリドン系有機化合物やフタロシアニン系有機化合物が挙げられる。特にキナクリドンの吸収ピーク波長は560nmであるため、有機光電変換膜にキナクリドンを用い、シンチレータ46に発光ピーク波長が565nmのCsI(Tl)を用いれば、それぞれのピーク波長の差を5nm以内にすることが可能となり、シンチレータ46からの光を略余すところなく信号電荷に変換することができる。
筐体60は、センサ部41、シンチレータ46、および有機撮像素子47からなるX線検出器40を、X線を照射する前側から覆う前カバー61と、反対側の背面から覆う背面カバー62とからなる。各カバー61、62は導電性樹脂からなる。前カバー61には矩形状の開口が形成されており、開口には透過板63が取り付けられている。透過板63は、軽量で剛性が高く、かつX線透過性が高いカーボン材料で形成されている。各カバー61、62、および透過板63は、電子カセッテ14への電磁ノイズの侵入、および電子カセッテ14から外部への電磁ノイズの放射を防止する電磁シールドとして機能する。
X線検出器40の背面側には、ベース板64、および複数の回路基板65が順に配置される。ベース板64は例えばステンレス製であり、前側にセンサ部41が、背面側に回路基板65がそれぞれ取り付けられる。回路基板65には、画素43、画素50を駆動して信号電荷の読み出しを制御する走査回路や、画素43、画素50から読み出された信号電荷をデジタルデータに変換して出力するA/D変換器、これらの動作を制御する制御回路等を備えた信号処理部66a、66b(図5参照)を構成する回路素子が形成されている。回路基板65は、図示しないフレキシブルケーブル等でセンサ部41および有機撮像素子47と接続される。
図5において、撮影制御装置11のX線源制御部70は、ドライバ71を介してX線源13が照射するX線のエネルギースペクトルを決める管電圧、および単位時間当たりの照射量を決める管電流を制御し、指定された撮影条件および動作タイミングにてX線管18を動作させる。管電圧、管電流、あるいは被検体の性別、年齢、体型、撮影部位といった撮影条件は、撮影制御装置11の操作パネルを通じて放射線技師により設定される。ドライバ71は、トランスによって入力電圧を昇圧して高圧の管電圧を発生し、高電圧ケーブルを通じてX線源13に駆動電力を供給する。
カセッテ制御部72は、電子カセッテ14の各部の動作を統括的に制御する。カセッテ制御部72は、ドライバ73a、73bを介してセンサ部41、有機撮像素子47の動作をそれぞれ制御し、指定された動作タイミングにてこれらを動作させる。カセッテ制御部72は、放射線技師によって照射スイッチ74が操作され、照射検出センサ52の出力からX線源13によるX線の照射が開始されたことを検出したときに、電子カセッテ11の同期制御を行う。
具体的には、X線の照射開始を検出した場合、カセッテ制御部72は、ドライバ73a、73bを介してセンサ部41、有機撮像素子47に信号電荷の蓄積動作を開始させ、所定時間が経過したら信号電荷の読み出し動作に移行させる。X線の照射時間は、撮影条件に応じて変化するが、静止画撮影の場合には、X線の最大照射時間が約500msec〜約2s程度の範囲に定められている場合が多く、照射時間はこの最大照射時間を上限として設定される。
AEC制御部76は、AECセンサ51の出力に基づいてX線の照射を停止させる。AEC制御部76は、被検体の性別、年齢、体型、撮影部位等の撮影条件に適応した透過X線量(被検体を透過してX線検出器40に照射されるX線量)を自動的に算出する。
AEC制御部76は、照射スイッチ74が操作されて照射開始信号が発せられたときにAECセンサ51の出力のモニタリングを開始する。そして、AECセンサ51の出力に基づく透過X線量の実測値と、撮影条件から割り出した透過X線量の設定値とを比較する。引き続きX線源13からX線が照射され、透過X線量の実測値が設定値に達したとき、AEC制御部76はX線の照射を停止させる旨の照射停止信号をX線源制御部70に送信する。X線源制御部70は、照射停止信号に応じてドライバ71の駆動を制御し、X線管15への電力供給を止めさせ、X線の照射を停止させる。また、カセッテ制御部72は、照射停止信号に応じてセンサ部41、有機撮像素子47に読み出し動作を開始させる。
画像処理部75は、信号処理部66a、66bからセンサ部41と有機撮像素子47で得た二つの画像Gc(第一の放射線画像)、Go(第二の放射線画像)のデータを受け取り、各種画像処理を施す。図6に模式的に示すように、CMOSイメージセンサの画像Gcは、センサ部41の不感領域45にあたる部分80に画像情報がない、十字状にスジが入ったものとなる。一方、有機撮像素子47の画像Goは、センサ部41の不感領域45にあたる部分80の画像情報を有する。画像処理部75は、センサ部41の画像Gcに有機撮像素子47の画像Goを加えて、センサ部41の不感領域45にあたる部分80の画像情報を補間し、最終的に出力する合成画像Gとする。
センサ部41の画素43と有機撮像素子47の画素50は同サイズ、同ピッチであるため、画像Gcの不感領域にあたる部分80を画像Goで補間するに際しては、これらの画像Gc、Goを合成する以外に周囲の画素値の平均値で補間するといった他の補間処理は必要ない。但し、センサ部41の画素43と有機撮像素子47の画素50は感度(同じ強さの光を当てたときに発生する信号電荷の量)やダイナミックレンジ等の性能が異なる。このため、画像処理部75は、画像Goに対して補正を施し、画像Goの画素値を画像Gcの画素値に換算してから画像Gc、Goを合成する。換算式は予めセンサ部41と有機撮像素子47の性能の違いを元に求め、画像処理部75のメモリ等に与えておく。
コンソール12は、撮影制御装置11に対して撮影条件を送信するとともに、撮影制御装置11から送信されるX線画像のデータに対してオフセット補正やゲイン補正等の各種画像処理を施す。画像処理済みのX線画像はコンソール12のディスプレイに表示される他、そのデータがコンソール12内のハードディスクやメモリ、あるいはコンソール12とネットワーク接続された画像蓄積サーバといったデータストレージデバイスに格納される。
コンソール12は、患者の性別、年齢、撮影部位、撮影目的といった情報が含まれる検査オーダの入力を受け付けて、検査オーダをディスプレイに表示する。検査オーダは、HIS(病院情報システム)やRIS(放射線情報システム)といった患者情報や放射線検査に係る検査情報を管理する外部システムから入力されるか、放射線技師により手動入力される。放射線技師は、検査オーダの内容をディスプレイで確認し、その内容に応じた撮影条件をコンソール12の操作画面を通じて入力する。
以下、上記構成による作用について説明する。X線撮影システム2で撮影を行う場合には、まず、立位または臥位のいずれかの撮影台18にセットされた電子カセッテ14の高さを調節して、被検体の撮影部位と位置を合わせる。また、電子カセッテ14の高さおよび撮影部位の大きさに応じて、X線源13の高さや照射野の大きさを調整する。次いで電子カセッテ14の電源を投入する。さらにコンソール12から撮影条件を入力し、撮影制御装置11に撮影条件を設定する。
撮影準備が完了すると、放射線技師によって照射スイッチ74が押されて照射開始信号が送信され、X線の照射が開始される。また、照射検出センサ52によりX線の照射開始が検出されると、カセッテ制御部72の制御の下、センサ部41および有機撮像素子47は蓄積動作に移行される。X線源制御部70は、AEC制御部76から照射停止信号を受けるとX線の照射を停止する。また、センサ部41および有機撮像素子47も蓄積動作を終了して、読み出し動作へ移行する。読み出し動作では、画素43および画素50に蓄積された信号電荷が各々読み出され、信号処理部66a、66bで各種信号処理が施されて画像Gc、Goが生成される。
画像Gc、Goのデータは信号処理部66a、66bから画像処理部75に送信される。画像処理部75では画像Gc、Goの合成が行われ、画像Gcのセンサ部41の不感領域45にあたる部分80の画像情報が画像Goで補間される。これにより得られた合成画像Gのデータはコンソール12でオフセット補正、ゲイン補正等の各種画像処理を施された後、コンソール12のディスプレイに表示されたりデータストレージデバイスに格納される。
以上説明したように、本発明によれば、センサ部41のセンサパネル42の繋ぎ目である不感領域45と相対する位置に有機撮像素子47の撮像領域48を配し、撮像領域48の画素50で得られた画像Goでセンサ部41の画像Gcの不感領域45にあたる部分80を補間するので、不感領域45にあたる部分80が欠けた画像や不感領域45にあたる部分80を演算による補間で埋めた画像といった画質が劣化した画像が診断に供されることがなく、不感領域45があることを感じさせない診断に適した画像を提供することができる。
有機撮像素子47は、構造が簡単で製造も容易であることから、比較的容易にセンサ部41の不感領域45を模した形状(本例では十字状)とすることができる。また、有機撮像素子47は薄型であるため、積層しても電子カセッテ14が従来と比べて極端に厚くなるということはない。
上記実施形態では、有機撮像素子をセンサ部の不感領域にあたる部分のみに形成しているが、図7に示すX線検出器85のように、全面を撮像領域87とした有機撮像素子86を用いてもよい。この場合も上記実施形態と同様に、センサ部41の画像Gcの不感領域45にあたる部分80の補間には、センサ部41の不感領域45にあたる有機撮像素子86の画素50の画像情報を用いる。センサ部41の撮像領域44にあたる有機撮像素子86の画素50の画像情報は、以下に説明する二つの変形例のように利用することができる。
第一の変形例では、全面を撮像領域87とした有機撮像素子86のうち、センサ部41の撮像領域44にあたる部分の画素50をAECセンサとして用いる。例えば、撮影時に被検体が対面し、関心領域となる可能性が高い撮像領域87の中央部分や、撮像領域87を等分した複数の区域の中央部分の画素50をAECセンサとし、該画素50で発生した信号電荷を積算して電圧出力に変換する積分アンプを設けて、その電圧出力を一定時間間隔でモニタリングする。
この場合、図8に示す撮影制御装置90のように、AECセンサとした画素50の出力に基づいてX線の照射を停止させるAEC制御部91を設ける。また、撮影条件として照射時間は設定せず、例えば被検体の性別、年齢、体型、撮影部位等の条件をコンソール12から入力し、入力された撮影条件に適応した透過X線量(被検体を透過してX線検出器85に照射されるX線量)をAEC制御部91で自動的に算出する。なお、符号92は、X線検出器85を搭載した電子カセッテを示し、符号93bは積分アンプを設けた信号処理部を示す。
AEC制御部91は、照射スイッチ74が操作されて照射開始信号が発せられたときに積分アンプの電圧出力のモニタリングを開始する。そして、積分アンプの電圧出力に基づく透過X線量の実測値と、撮影条件から割り出した透過X線量の設定値とを比較する。引き続きX線源13からX線が照射され、透過X線量の実測値が設定値に達したとき、AEC制御部91はX線の照射を停止させる旨の照射停止信号をX線源制御部70に送信する。X線源制御部70は、照射停止信号に応じてドライバ71の駆動を制御し、X線管15への電力供給を止めさせ、X線の照射を停止させる。
上記実施形態のようにAECセンサを別に設けることなく、自動露出制御とセンサ部41の不感領域45にあたる部分80の補間とを行うことができる。なお、撮影条件や積分アンプの電圧出力の測定結果に応じてAECセンサとする画素50を選択してもよい。
また、センサ部41の撮像領域44にあたる部分の画素50を照射検出センサとして用いてもよい。この場合も上述のAECセンサとして代用する場合と同様に、画素50からの透過X線量の実測値と予め設定された閾値とを比較し、実測値が閾値を上回ったらX線の照射が開始されたと判断する。同様にX線の照射開始だけでなく終了を画素50で検出してもよい。
第二の変形例では、全面を撮像領域87とした有機撮像素子86で得られた画像Go’の画像情報を、センサ部41の画像Gcと画像Go’を合成する際の位置合わせに用いる。
上記実施形態では、X線源13と撮像領域44が対向する位置に電子カセッテ14を配しているため、シンチレータ46を隔てて同じ位置にあるセンサ部41の不感領域45と有機撮像素子47の撮像領域48への透過X線像は略同じ投影像となる。
しかしながら、長尺の電子カセッテで撮影する場合や、X線源を移動させながら異なる角度から被検体にX線を照射し、得られた画像を加算して所望の断層面を強調した断層画像を得るトモシンセシス撮影を行う場合等、必ずしもX線源と撮像領域が対向する位置に電子カセッテが配置されない場合は、CMOSイメージセンサと有機撮像素子がシンチレータの厚み分離れているため、センサ部の不感領域とこれにあたる有機撮像素子の撮像領域への透過X線像がずれるおそれがある。この場合は上記実施形態のように単純に画像Gcと画像Go’を合成したのでは、センサ部の不感領域にあたる部分に不自然な段差ができてしまい、画像の連続性が損なわれる。
そこで、図9に示す撮影制御装置100のように、周知の形状認識技術を用いて画像Gcと画像Go’に映る被検体像の輪郭を画像認識する画像認識部101を設け、画像認識部101の認識結果に基づき、画像処理部75で画像Gcと画像Go’の被写体像の輪郭を一致させたときの各画像Gc、Go’間の縦横のずれ量を求め、このずれ量分画像Gcまたは画像Go’をシフトさせて画像Gcと画像Go’の合成処理を行うことが好ましい。センサ部の不感領域とこれにあたる有機撮像素子の撮像領域への透過X線像がずれる場合であっても、連続性を保った高画質なX線画像を提供することができる。
なお、センサ部41の撮像領域44と有機撮像素子86の撮像領域87の素抜け部分にX線を吸収する材料からなるマーカを配し、このマーカの像を画像認識した結果を元に上記の位置合わせを行ってもよい。
また、図9では、第一の変形例のAEC制御部91や信号処理部93bを設けて、第一、第二の変形例を複合して実施可能に構成している。勿論、各変形例を個別に実施してもよい。
第一の変形例を単独で実施する場合は、センサ部41の不感領域45にあたる部分とAECセンサとする部分のみを撮像領域とすればよい。第二の変形例においても、各画像Gc、Go’間のずれ量を算出するに十分なサイズ、例えばセンサ部41の撮像領域44の半分程度を撮像領域とすればよく、有機撮像素子の全面を撮像領域とせず、必要十分な領域のみを撮像領域とすればよい。例えば診断で必要な領域は中央部分となることが多いので、中央部分のみを有機撮像素子の撮像領域とし、端の部分は有機撮像素子の画素50の撮像信号で補間せずにそのままとする。こうすることで画像の合成に掛かる画像処理時間を短縮することができ、CMOSイメージセンサの使用による処理高速化の効果を十分に発揮することができる。なお、全面を撮像領域とする場合、有機撮像素子をX線が透過する材料から構成することは言う迄もない。
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない限り種々の構成を採り得ることはもちろんである。
センサ部を構成するCMOSイメージセンサのセンサパネルの形状、個数や、不感領域の縦横幅等は、上記実施形態で示した例に限定されない。
上記実施形態では、シンチレータ46からの可視光に感応する有機光電変換膜を用いているが、有機光電変換膜をX線に感応する材料で形成し、透過板63から入射するX線を直接電荷に変換してもよい。
また、上記実施形態では、X線の入射方向からみて有機撮像素子、シンチレータ、CMOSイメージセンサの順となるようX線検出器を構成しているが、図10に示すX線検出器110のように、シンチレータ46とセンサ部41の間(センサ部41上)に有機撮像素子47を形成してもよい。
図10では、センサ部41の不感領域45のみに有機撮像素子47を配した図4に示す例の変形例を示したが、図7の全面に撮像領域87を配した有機撮像素子86を同様にセンサ部41上に設けてもよい。但しこの場合は、有機撮像素子の介在によってCMOSイメージセンサに入射するシンチレータからの可視光が減光することがないよう、上記実施形態とは逆に、シンチレータの発光ピーク波長から外れた波長帯に吸収ピーク波長を有する有機光電変換膜を用いることが好ましい。シンチレータ46に発光ピーク波長が565nmのCsI(Tl)を用いた場合は、例えば特開2009−218599号公報に記載のルブレンを含むp型物質層とフラーレンまたは高次フラーレンを含むn型物質層を有する、青色波長帯域の400nm付近に吸収ピーク波長をもつ有機光電変換膜を用いる。なお、CMOSイメージセンサ上に有機撮像素子を形成した場合も上記実施形態と同様に、有機撮像素子の画素をAECセンサや照射検出センサとして用いたり、有機撮像素子の出力を画像間の位置合わせに利用してもよい。
X線撮影システム2は病院の撮影室に据え置かれるタイプに限らず、回診車に搭載されるタイプや、X線源、電子カセッテ、撮影制御装置等を事故、災害等の緊急医療対応が必要な現場や在宅診療を受ける患者の自宅に持ち運んでX線撮影を行うことが可能な可搬型のシステムに適用してもよい。また、可搬型のX線画像検出装置である電子カセッテに限らず、撮影台に据え付けるタイプのX線画像検出装置に適用してもよい。さらに、撮影部位は特に限定されず、胸部、腹部、あるいは乳房を撮影対象とするシステム等、如何なるものでもよく、撮影方法も静止画、動画撮影のいずれでもよい。
上記実施形態では、電子カセッテと撮影制御装置を別体で構成した例で説明したが、撮影制御装置の機能を電子カセッテの制御回路に内蔵する等、電子カセッテと撮影制御装置を一体化してもよい。また、コンソールで画像処理を行うとしているが、撮影制御装置で行ってもよい。さらに、コンソールに撮影制御装置の機能をもたせて一体化してもよい。
本発明は、X線に限らず、γ線等の他の放射線を使用する撮影システムにも適用することができる。
2 X線撮影システム
10 撮影装置
11、90、100 撮影制御装置
12 コンソール
13 X線源
14、92 電子カセッテ
40、85、110 X線検出器
41 センサ部
42 センサパネル
43、50 画素
44、48、87 撮像領域
45 不感領域
46 シンチレータ
47 有機撮像素子
51 AECセンサ
52 照射検出センサ
75 画像処理部
76、91 AEC制御部
101 画像認識部

Claims (13)

  1. 放射線画像検出装置と画像処理部とを備え、
    前記放射線画像検出装置は、第一の放射線画像を検出するための複数の画素がシリコン基板上にマトリクス状に配列されたCMOSイメージセンサのパネルを複数繋ぎ合わせて一画面分の撮像領域が形成されるセンサ部と、
    前記センサ部の撮像領域の全面と対面するように配置され、放射線源から照射された放射線を可視光に変換して前記センサ部の撮像領域に入射させるシンチレータと、
    前記シンチレータからの可視光を光電変換する有機光電変換膜を有し、前記センサ部を構成する複数のパネルの繋ぎ目の不感領域の画像情報を含む第二の放射線画像を得る有機撮像素子とを有し、
    前記画像処理部は、前記第一の放射線画像と前記第二の放射線画像の合成画像を生成することを特徴とする放射線撮影装置。
  2. 前記有機撮像素子の撮像領域は、前記センサ部の不感領域にあたる部分にのみ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  3. 前記有機撮像素子の撮像領域は、前記センサ部の不感領域にあたる部分と撮像領域にあたる部分に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記センサ部の撮像領域にあたる部分に設けられた前記有機撮像素子の撮像領域の画素を自動露出制御用のセンサとして用い、
    該画素の出力に基づき前記放射線源に放射線の照射停止を指示する自動露出制御部を備えることを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影装置。
  5. 前記センサ部の撮像領域にあたる部分に設けられた前記有機撮像素子の撮像領域の画素を放射線照射検出センサとして用い、
    該画素の出力に基づき前記センサ部および前記有機撮像素子の動作を制御することを特徴とする請求項3または4に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記第一の放射線画像と前記第二の放射線画像に映る特定被写体像を画像認識する画像認識部を備え、
    前記画像処理部は、前記画像認識部の認識結果に基づき、前記第一の放射線画像と前記第二の放射線画像の特定被写体像のずれを補正して各画像の被検体像が一致するよう前記合成画像を生成することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  7. 前記特定被写体像は被検体像またはマーカであることを特徴とする請求項6に記載の放射線撮影装置。
  8. 前記放射線源および前記放射線画像検出装置の動作を統括的に制御する撮影制御装置を備え、
    前記画像処理部、前記自動露出制御部、および前記画像認識部は前記撮影制御装置に設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  9. 前記有機撮像素子は、前記シンチレータの放射線の入射面上に配されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  10. 前記有機撮像素子は、前記センサ部の前記シンチレータからの可視光の入射面上に配されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  11. 前記有機撮像素子は、前記シンチレータの発光ピーク波長から外れた波長帯に吸収ピーク波長をもつ有機光電変換膜を有することを特徴とする請求項10に記載の放射線撮影装置。
  12. 前記放射線画像検出装置は、前記センサ部、前記シンチレータ、および前記有機撮像素子が可搬型の筐体に収納された電子カセッテであることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の放射線撮影装置。
  13. 第一の放射線画像を検出するための複数の画素がシリコン基板上にマトリクス状に配列されたCMOSイメージセンサのパネルを複数繋ぎ合わせて一画面分の撮像領域が形成されるセンサ部と、
    前記センサ部の撮像領域の全面と対面するように配置され、放射線源から照射された放射線を可視光に変換して前記センサ部の撮像領域に入射させるシンチレータと、
    前記シンチレータからの可視光を光電変換する有機光電変換膜を有し、前記センサ部を構成する複数のパネルの繋ぎ目の不感領域の画像情報を含む第二の放射線画像を得る有機撮像素子とを備え、
    前記第一の放射線画像と前記第二の放射線画像の合成画像が生成されることを特徴とする放射線画像検出装置。
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