JP2014177887A - スクリュー圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】雄雌ロータの噛み合い部のうち、圧縮流体の漏出現象が顕著な雄雌ロータの吐出側端面近傍における噛み合い部の隙間を密閉することができるスクリュー圧縮機を提供する。
【解決手段】互いに噛み合う雄ロータ2及び雌ロータ3と、雄ロータ2及び雌ロータ3を収納するケーシング4と、ケーシング4に設けられ、外部の液体供給源から液体が供給される給液路42とを備えたスクリュー圧縮機1であって、雄ロータ2及び雌ロータ3の少なくともいずれか一方の吐出側端面に設けられ、このロータ2の各歯底に連通する第1の溝50と、ケーシング4におけるロータ2の吐出側端面と対向する面に設けられ、第1の溝50と周期的に連通する第2の溝51と、ケーシング4に設けられ、給液路42を第2の溝51に連通する給液孔52とを備えた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スクリュー圧縮機に関する。
スクリュー圧縮機には、圧縮中の閉込み空間(作動室)に適正な位置で適切な時期に必要量の潤滑油を供給し、圧縮ガスの冷却及びロータ隙間の密閉を行うために、雌ロータの各歯底の吐出側に設けた潤滑油の噴射口と、その軸端近傍の外周に噴射口と対応して設けた潤滑油の導入口とを、軸内部に形成した貫通穴を介してそれぞれ連通させる一方、導入口を有する軸端近傍が回転可能に嵌合する貫通孔と、その貫通孔の内面に深さが周方向に一様でない凹所とを有する注入部材をケーシングに固定して設け、2以上の導入口が凹所を介して注入部材と連通するよう形成するとともに、最も多量の潤滑油を必要とする状態の閉込み空間に位置する噴射口と対応する導入口を凹所の最深部に対向させた潤滑油噴射装置を備えたものがある(特許文献1参照)。
特昭61−272488号公報
スクリュー圧縮機においては、ケーシングとロータ間及びロータ間には、複数の隙間が存在している。雄ロータの歯先と雌ロータの歯底との噛み合い部は、ロータの軸方向に螺旋形に形成されているが、1つの隙間を形成している。この噛み合い部の一方側には、低圧の圧縮流体を有する一方側の作動室が、また、他方側には、前述した低圧の圧縮流体よりも高圧の圧縮流体を有する他方側の作動室が存在する。このため、他方側の作動室内の高圧の圧縮流体が噛み合い部の隙間を通して一方側の作動室に漏出し、圧縮機効率を著しく低下させている。特に、吐出口側に近い雄雌ロータの噛み合い部では、上述した漏出現象が顕著であるので、その対策が望まれている。
上記した特許文献1に記載された発明には、吐出側端面近傍での雄雌ロータの噛み合い部の隙間を通して圧縮流体が低圧側に漏出することを防止する点について何ら配慮されていない。
本発明は、上記の問題点を解消するためになされたものであり、その目的は、雄雌ロータの噛み合い部のうち、圧縮流体の漏出現象が顕著な雄雌ロータの吐出側端面近傍における噛み合い部の隙間を密閉することができるスクリュー圧縮機を提供するものである。
上記課題を解決するため、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、互いに噛み合う雄ロータ及び雌ロータと、前記雄ロータ及び前記雌ロータを収納するケーシングと、前記ケーシングに設けられ、外部の液体供給源から液体が供給される給液路とを備えたスクリュー圧縮機であって、前記雄ロータ及び前記雌ロータの少なくともいずれか一方の吐出側端面に設けられ、このロータの各歯底に連通する第1の溝と、前記ケーシングにおける前記ロータの吐出側端面と対向する面に設けられ、前記第1の溝と周期的に連通する第2の溝と、前記ケーシングに設けられ、前記給液路を前記第2の溝に連通する給液孔とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、雄雌ロータの少なくとも一方の吐出側端面に各歯底と連通する第1の溝を設け、雄雌ロータの吐出側端面と対向するケーシングの面に第1の溝と周期的に連通する第2の溝を設けて、雄雌ロータの吐出側端面近傍の歯底に液体を供給可能としたので、圧縮流体の漏出現象が顕著な雄雌ロータの吐出側端面近傍における噛み合い部の隙間を密閉することができ、圧縮機効率が更に向上する。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態を示す縦断面図である。 図1に示す本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態をII−II矢視から見た縦断面図である。 図2に示す本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態を構成する雄雌ロータをIII−III矢視から見た横断面図である。 本発明のスクリュー圧縮機の第2の実施の形態を示す縦断面図である。 図4に示す本発明のスクリュー圧縮機の第2の実施の形態を構成する雄雌ロータをV−V矢視から見た横断面図である。 本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態の変形例の一例を示す横断面図である。 本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態の変形例の他の例を示す横断面図である。 本発明のスクリュー圧縮機の第2の実施の形態の変形例の一例を示す横断面図である。 本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態の変形例の他の例を示す横断面図である。
以下、本発明のスクリュー圧縮機の実施の形態を図面を用いて説明する。本実施の形態では、空気を圧縮する給油式スクリュー圧縮機を例に説明する。
[第1の実施の形態]
図1乃至図3は本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態を示すもので、図1は本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態を示す縦断面図、図2は図1に示す本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態をII−II矢視から見た縦断面図、図3は図2に示す本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態を構成する雄雌ロータをIII−III矢視から見た横断面図である。図1及び図2中、左側がスクリュー圧縮機の吸込側、右側が吐出側である。
図1及び図2において、スクリュー圧縮機1は、互いに噛み合う雄ロータ2及び雌ロータ3と、雄雌両ロータ2、3を収納するケーシング4とを備えている。
ケーシング4は、主ケーシング5と、主ケーシング5の吐出側(図1、2の右側)の端面を覆うよう吐出側ケーシング6とを備えている。
主ケーシング5内には、ボアと呼ばれる一部重複する2つの円筒状の収納空間10が形成されている。この収納空間10に雄ロータ2及び雌ロータ3を収納することにより、雄雌両ロータ2、3の歯溝と主ケーシング5の内壁面と吐出側ケーシング6の端面とで複数の作動室が形成される。主ケーシング5の吸込側(図2の左側)には、収納空間10に連通する吸込口11が形成されている。主ケーシング5の吸込側の端部には、吸込側軸受30を保持する吸込側軸受室12が設けられている。吸込側軸受室12と収納空間10は、吸込側隔壁13により区画されている。吸込側軸受室12は、吸込側カバー7により覆われている。
吐出側ケーシング6には、主ケーシング5の収納空間10に連通し、吐出ポート14aを有する吐出通路14が設けられている。吐出側ケーシング6には、吐出側軸受31、32を保持する吐出側軸受室15が設けられている。吐出側軸受室15は、吐出側カバー8により覆われている。吐出側軸受室15と主ケーシング5の収納空間10は、吐出側ケーシング6の吐出側隔壁16により区画されている。吐出側隔壁16には、雄雌両ロータ2、3の吐出側の後述するシャフト部21、23が挿通する挿通孔16aがそれぞれ設けられている。
雄ロータ2は、螺旋状の雄歯を複数有するロータ部20と、中実のシャフト部21とで構成されている。雄ロータ2は、吸込側軸受30と、吐出側軸受31、32とにより回転自在に支持されている。雄ロータ2の吸込側のシャフト部21は、ケーシング4の外側に延出し、モータなどの回転駆動源(図示せず)に接続されている。このシャフト部21には、圧縮空気の漏出防止用のメカニカルシール33が設けられている。
雌ロータ3は、螺旋状の雌歯を複数有するロータ部22と、中実のシャフト部23とで構成されている。雌ロータ3は、雄ロータ2と同様に、吸込側軸受30と、吐出側軸受31、32とにより回転自在に支持されている。
回転駆動源(図示せず)によって駆動された雄ロータ2は、雌ロータ3を回転駆動する。これにより、雄雌両ロータ2、3の歯溝とそれを囲むケーシング4の内壁とで形成される作動室が膨張および収縮して、吸込口11から流入した空気は作動室に吸入された後に圧縮される。圧縮空気は、吐出通路14から外部の圧縮空気消費機器(図示せず)に供給される。
次に、本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態における潤滑油の給排経路の構成を図2を用いて説明する。図2において、図1に示す符号と同符合のものは、同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図2において、吸込側カバー7には、吸込側軸受30及びメカニカルシール33用の吸込側給油路40が設けられている。
主ケーシング5には、吸込側軸受30及びメカニカルシール33用の吸込側排油路41が設けられている。吸込側排油路41は、吸込側軸受室12と主ケーシング5の低圧側の底部とに連通している。また、主ケーシング5には、作動室内に潤滑油を供給するための給油路44が設けられている。給油路44は、外部の潤滑油供給源(図示せず)と作動室の圧力差により潤滑油が作動室内に流入可能となる位置に設けられている。
吐出側ケーシング6には、吐出側軸受31、32用の吐出側給油路42及び吐出側排油路43が設けられている。吐出側給油路42は、吐出側ケーシング6の挿通孔16aを介して吐出側軸受室15に連通している。吐出側排油路43は、吐出側軸受室15と主ケーシング5の低圧側の底部とに連通している。
雄雌両ロータ2、3の回転中には、潤滑油供給源から吸込側給油路40を介して吸込側軸受30及びメカニカルシール33に潤滑油が供給され、吸込側排油路43を介して主ケーシング5内の低圧側の底部に回収される。主ケーシング5内の低圧側の底部に潤滑油を回収することにより、吸込側軸受室12と主ケーシング5の収納空間10との圧力差を確保でき、潤滑油の回収が円滑に行われる。このため、吸込側軸受30には余分な潤滑油の滞留がなく、この軸受30の撹拌損失動力を抑制できる。
吸込側軸受30と同様に、吐出側軸受31、32にも、吐出側給油路42を介して潤滑油が供給され、吐出側排油路43を介して主ケーシング5の低圧の底部に回収される。吐出側給油路42に供給された潤滑油は、吐出側ケーシング6の挿通孔16aに流入し、雄ロータ2のシャフト部21に沿って吐出側軸受室15に流入する。この潤滑油により、雄ロータ2のシャフト部21と挿通孔16aとの間の隙間が密閉され、作動室内の圧縮空気の吐出側軸受室15への漏出が防止される。
また、潤滑油供給源から主ケーシング5の給油路44を介して作動室内に潤滑油が供給される。この潤滑油により、圧縮過程の空気が冷却されると共に雄雌両ロータ2、3の歯先と主ケーシング5の内壁との隙間が密閉される。このため、この隙間を介した圧縮過程にある作動室間の圧縮空気の漏出が抑制される。
次に、本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態における潤滑油の給油路の特徴部分の構成を図2及び図3を用いて説明する。図2及び図3において、図1に示す符号と同符合のものは、同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。図3中、矢印は雄雌ロータの回転方向を示している。破線は、吐出側ケーシングにおける雄雌ロータの吐出側端面に対向する面に形成された溝及び孔を示している。
図2及び図3において、雄ロータ2のロータ部20の吐出側端面には、各歯底に連通する第1の溝50が設けられている。第1の溝50は、例えば、雄ロータ2の軸線を中心として径方向に延びている。
雌ロータ3のロータ部22の吐出側端面には、各歯底に連通する第1の溝55が設けられている。第1の溝55は、雌ロータ3の軸線を中心として径方向に延びている。
吐出側ケーシング6の吐出側隔壁16における雄雌ロータ2、3の吐出側端面に対向する面には、雄ロータ2の回転に伴い移動する各第1の溝50と周期的に連通する第2の溝51、及び雌ロータ3の回転に伴い移動する各第1の溝55と周期的に連通する第2の溝56が設けられている。第2の溝51、56は、例えば、それぞれ雄雌ロータ2、3の軸線を中心に円弧状に形成され、第1の溝50、55の連通する歯溝内の圧力が潤滑油供給源の圧力より高いときには、第1の溝50、55に連通せず、第1の溝50、55の連通する歯溝内の圧力が潤滑油供給源の圧力より低いときに、第1の溝50、55と連通するように形成されている。
吐出側ケーシング6には、吐出側給油路42を第2の溝51に連通する給油孔52及び吐出側給油路42を第2の溝56に連通する給油孔57が設けられている。
次に、本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態の作用を図2及び図3を用いて説明する。
図3に示すように、雄雌両ロータ2、3の各第1の溝50、55は、これらロータ2、3の回転に伴い移動し、第1の溝50、55の連通する歯溝内の圧力が潤滑油供給源の圧力より低いときに、吐出側ケーシング6の第2の溝51、56にそれぞれ連通する。すなわち、複数の第1の溝50、55のうち、潤滑油供給源の圧力より低い圧力の歯溝に連通する第1の溝50、55が常に第2の溝51、56に連通した状態となる。
このため、図2及び図3に示すように、外部の液体供給源から液体が供給される給液路としての吐出側給油路42に流入した潤滑油(液体)の一部は、給液孔としての給油孔52、57を介して吐出側ケーシング6の第2の溝51、56に流入する。この潤滑油は、第2の溝51、56に連通した雄雌ロータ2、3の第1の溝50、55に流入する。
この潤滑油は、第1の溝50、55の連通する歯溝と潤滑油供給源との圧力差及び雄雌ロータ2、3の回転による遠心力によって、その歯溝内に流入して、雄雌ロータ2、3の吐出側端面近傍の歯底表面に付着する。歯底表面に付着した潤滑油の一部は、雄雌ロータ2、3の回転による遠心力により移動して歯先表面に付着する。
このとき、第1の溝50、55の連通する歯溝内の圧力は、潤滑油供給源の圧力より低いので、歯溝内の圧縮空気が第1の溝50、5及び5第2の溝51、56を介して吐出側給油路42に漏出することはない。
その後、雄雌ロータ2、3の回転に伴い、歯底及び歯先に潤滑油が付着した歯溝は、その圧力が吐出圧力となる位置まで移動し、雄ロータ2の吐出側端面近傍の歯底(歯先)と雌ロータ3の吐出側端面近傍の歯先(歯底)とが噛み合う状態になる。この噛み合った歯底及び歯先には潤滑油が付着しているので、雄雌ロータ2、3の吐出側端面近傍における雄ロータ2の歯先と雌ロータ3の歯底との噛み合い部の隙間Sが潤滑油で密閉される。このため、この噛み合い部の一方側(図3の下側)にある吐出圧の作動室内の圧縮空気がこの隙間Sを通して他方側(図3の上側)にある吸入圧の作動室に漏出することを防止できる。
このとき、第1の溝50、55は、第2の溝51、56に連通していないので、その大部分が潤滑油で満たされ、閉じた空間になっている。このため、第1の溝50、55の開口部により、この噛み合い部の隙間Sは拡大せず、圧縮空気の漏出が促進されることはない。
また、第1の溝50、55から歯溝内に流入した潤滑油は、吐出側端面近傍の歯底から歯先に移動するので、雄雌両ロータ2、3の吐出側端面とその吐出側端面に対向する吐出側隔壁16との隙間を密閉する。このため、この隙間を介した作動室間の圧縮空気の漏出も抑制することができる。
ところで、雄雌ロータ2、3は、各作動室の圧力差によって吐出側から吸込側に力を受けているため、そのシャフト部21、23が常に撓んでいる。このため、従来技術のように、中空のシャフト部の孔を介してロータの歯底に潤滑油を供給する構造では、この孔に潤滑油を注入する部材に撓んだシャフト部が接触し、摺動抵抗の増加や焼き付きが生じる場合がある。
これに対して、本実施の形態においては、雄雌ロータ2、3に第1の溝50、55を、吐出側ケーシング6に第2の溝51、56を、吐出側ケーシング6に給油孔52、57を設けることより、歯底に潤滑油を供給するので、歯底への給油のための専用部材を別途必要としない。このため、本実施の形態の給油構造により撓んだシャフト部21、23が影響を受けることがない。
上述したように、本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態によれば、雄雌ロータ2、3の少なくとも一方の吐出側端面に歯底と連通する第1の溝50、55を設け、雄雌ロータ2、3の吐出側端面と対向するケーシング4の面に第1の溝50、55と周期的に連通する第2の溝51、56を設けて、雄雌ロータ2、3の吐出側端面近傍の歯底に液体を供給可能としたので、圧縮流体の漏出現象が顕著な雄雌ロータ2、3の吐出側端面近傍における噛み合い部の隙間Sを密閉することができ、圧縮機効率が更に向上する。
また、本実施の形態によれば、雄雌ロータ2、3の第1の溝50、55から歯溝内に流入した潤滑油は、雄雌ロータ2の吐出側端面とその吐出側端面と対向する吐出側隔壁16の面との隙間を密閉するので、この隙間を介した作動室間の圧縮空気の漏出を抑制することができ、圧縮機効率の更なる向上を図ることができる。
さらに、本実施の形態によれば、雄雌両ロータ2、3の吐出側端面に第1の溝50、55を、吐出側ケーシング6に第2の溝51、56を、吐出側ケーシング6に給油孔52、57を設けることにより、雄雌両ロータ2、3の歯底に潤滑油を供給する構成なので、部品点数を増加させることなく、簡素な構成で圧縮機効率の向上を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、第1の溝50、55、第2の溝51、56、及び、給油孔52、57を設けるだけなので、加工が容易である。
さらに、本実施の形態によれば、第1の溝50、55を、雄雌ロータ2、3の軸線を中心として径方向に延びるように設けたので、第1の溝50、55内の潤滑油の受ける遠心力の方向と第1の溝50、55の延びる方向とが一致し、第1の溝50、55による潤滑油の圧力損失が少なくなる。
また、本実施の形態によれば、第2の溝51、56を雄雌ロータ2、3の軸線を中心として円弧状に設けたので、加工が容易である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明のスクリュー圧縮機の第2の実施の形態を図4及び図5を用いて説明する。
図4及び図5は本発明のスクリュー圧縮機の第2の実施の形態を示すもので、図4は本発明のスクリュー圧縮機の第2の実施の形態を示す縦断面図、図5は図4に示す本発明のスクリュー圧縮機の第2の実施の形態を構成する雄雌ロータをV−V矢視から見た横断面図である。なお、図4及び図5において、図1乃至図3に示す符号と同符合のものは、同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。図5中、矢印は雄雌ロータの回転方向を示している。破線は、吐出側ケーシングにおける雄雌ロータの吐出側端面に対向する面に形成された溝及び孔を示している。
図4及び図5に示す本発明のスクリュー圧縮機の第2の実施の形態は、大略第1の実施の形態と同様に形成されるが、雄雌ロータ2、3の第1の溝及び吐出側ケーシング6の第2の溝の形状、第1の溝と第2の溝と吐出側ケーシング6の給油孔との連通関係が異なる。
具体的には、雄ロータ2の吐出側端面には、そのロータ2の軸線を中心とする環状の第1の溝60が設けられている。雌ロータ3の吐出側端面には、そのロータ3の軸線を中心とする環状の第1の溝65が設けられている。
吐出側ケーシング6の吐出側隔壁16における雄雌ロータ2、3の吐出側端面と対向する面には、第1の溝60、65に常に連通すると共に雄雌ロータ2、3の回転に伴い移動する歯溝と周期的に連通する第2の溝61、66が複数設けられている。すなわち、第2の溝61、66は、第1の溝60、65と雄雌ロータ2、3の歯溝とを連通している。第2の溝61、66は、例えば、雄雌ロータ2、3の軸線を中心として径方向へ延び、その外側端部が雄雌ロータ2、3の歯底近傍に位置している。第2の溝61、66は、潤滑油供給源の圧力より低い圧力の歯溝に連通するように配置されている。
吐出側ケーシング6には、雄ロータ2の吐出側端面に設けた第1の溝60に吐出側給油路42を連通する給油孔62及び雌ロータ3の吐出側端面に設けた第1の溝65に吐出側給油路42を連通する給油孔62が設けられている。
次に、本発明のスクリュー圧縮機の第2の実施の形態の作用を図4乃至図5を用いて説明する。
図5において、雄雌両ロータ2、3の回転に伴い歯溝が移動し、潤滑油供給源の圧力より低い圧力の歯溝と第2の溝61、66とが周期的に連通する。
このため、図4及び図5に示すように、外部の潤滑油供給源から吐出側給油路42に流入した潤滑油の一部は、給油孔62、67を介して、雄雌ロータ2、3の第1の溝60、65に流入する。この潤滑油は、吐出側ケーシング6の第2の溝61、66に流入して周期的に歯溝に供給される。
歯溝に供給された潤滑油の大部分は、第2の溝61、66と歯溝との連通部分が歯底付近にあるので、歯底表面に付着する。歯底表面に付着した潤滑油の一部は、雄雌ロータ2、3の回転の遠心力により移動して歯先表面に付着する。
その後、雄雌ロータ2、3の回転に伴い、潤滑油が付着した雄ロータ2の吐出側端面近傍の歯底(歯先)と雌ロータ3の吐出側端面近傍の歯先(歯底)とが噛み合う状態になる。このため、雄雌ロータ2、3の吐出側端面近傍における雄ロータ2の歯先と雌ロータ3の歯底との噛み合い部の隙間Sが潤滑油で密閉され、この噛み合い部の隙間Sを通して、一方側(図5の下側)にある吐出圧の作動室内の圧縮空気が他方側(図5の上側)にある吸入圧の作動室に漏出することを防止できる。
また、環状の第1の溝60、65内の潤滑油により、雄雌ロータ2、3の吐出側端面とこの吐出側端面に対向する吐出側隔壁16との隙間が密閉される。このため、この隙間を介した歯溝から吐出側軸受室15への圧縮空気の漏出が抑制される。
上述したように、本発明のスクリュー圧縮機の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、環状の第1の溝60、65内の潤滑油により、雄雌ロータ2、3の吐出側端面とこの吐出側端面に対向する吐出側隔壁16との隙間が密閉されるため、この隙間を介した歯溝から吐出側軸受室15への圧縮空気の漏出を抑制することができ、圧縮機効率の更なる向上を図ることができる。
さらに、本実施の形態によれば、第2の溝61、66を雄雌ロータ2、3の軸線を中心として径方向へ延びるように設けたので、第2の溝61、66の長さを短くでき、第1の溝50、55による潤滑油の圧力損失を少なくすることができる。
また、本実施の形態によれば、第2の溝61、66の外側端部を雄雌ロータ2、3の歯底近傍に位置するように設けたので、雄雌ロータ2、3の吐出側端面近傍の歯底に潤滑油を確実に付着させることができる。
[その他]
なお、上述した第1の実施の形態においては、雄雌ロータ2、3のそれぞれに第1の溝50、55を、吐出側ケーシング6に第2の溝51、56を、吐出側ケーシング6に給油孔52、57を設けた例を示したが、図6に示すように、雄ロータ2にのみ第1の溝50を、それに対応した吐出側ケーシング6の部分に第2の溝51を、それに対応した吐出側ケーシング6の部分に給油孔52を設けることもできる。また、図7に示すように、雌ロータ3にのみ第1の溝55を、それに対応した吐出側ケーシング6の部分に第2の溝56を、それに対応した吐出側ケーシング6の部分に給油孔57を設けることもできる。
図6は本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態の変形例の一例を示す横断面図、図7は本発明のスクリュー圧縮機の第1の実施の形態の変形例の他の例を示す横断面図である。図6及び図7において、図1乃至図5に示す符号と同符合のものは、同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
なお、上述した第2の実施の形態においては、雄雌ロータ2、3のそれぞれに第1の溝60、65を、吐出側ケーシング6に第2の溝61、66を、吐出側ケーシング6に第2の溝61、66設けた例を示したが、図8に示すように、雄ロータ2にのみ第1の溝60を、それに対応した吐出側ケーシング6の部分に第2の溝61を、それに対応した吐出側ケーシング6の部分に給油孔62を設けることもできる。また、図9に示すように、雌ロータ3にのみ第1の溝65を、それに対応した吐出側ケーシング6の部分に第2の溝66を、それに対応した吐出側ケーシング6の部分に給油孔67を設けることもできる。
図8は本発明のスクリュー圧縮機の第2の実施の形態の変形例の一例を示す横断面図、図9は本発明のスクリュー圧縮機の第2の実施の形態の変形例の他の例を示す横断面図である。図8及び図9において、図1乃至図7に示す符号と同符合のものは、同一部分であるので、その詳細な説明は省略する。
なお、上述した第2の実施の形態においては、第2の溝61、66を複数設けた例を示したが、第2の溝61、66を1つだけ設けることもできる。
なお、本実施の形態においては、空気を圧縮するスクリュー圧縮機1を例に説明したが、空気以外の冷媒を圧縮するスクリュー圧縮機に適用することができる。また、給油式スクリュー圧縮機1を例に説明したが、水潤滑式スクリュー圧縮機など、水等の液体が外部から供給されるスクリュー圧縮機にも適用することができる。
なお、本発明は本実施の形態に限られるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記した実施形態は本発明をわかり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、ある実施形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
1 スクリュー圧縮機
2 雄ロータ
3 雌ロータ
4 ケーシング
6 吐出側ケーシング
42 吐出側給油路(給液路)
50、60 第1の溝
51、61 第2の溝
52、62 給油孔(給液孔)
55、65 第1の溝
56、66 第2の溝
57、67 給油孔(給液孔)

Claims (6)

  1. 互いに噛み合う雄ロータ及び雌ロータと、前記雄ロータ及び前記雌ロータを収納するケーシングと、前記ケーシングに設けられ、外部の液体供給源から液体が供給される給液路とを備えたスクリュー圧縮機であって、
    前記雄ロータ及び前記雌ロータの少なくともいずれか一方の吐出側端面に設けられ、このロータの各歯底に連通する第1の溝と、
    前記ケーシングにおける前記ロータの吐出側端面と対向する面に設けられ、前記第1の溝と周期的に連通する第2の溝と、
    前記ケーシングに設けられ、前記給液路を前記第2の溝に連通する給液孔とを備えた
    ことを特徴とするスクリュー圧縮機。
  2. 請求項1に記載のスクリュー圧縮機において、
    前記第1の溝は、前記ロータの軸線を中心として径方向へ延びるように設けられた
    ことを特徴とするスクリュー圧縮機。
  3. 請求項1又は2に記載のスクリュー圧縮機において、
    前記第2の溝は、前記ロータの軸線を中心として円弧状に設けられた
    ことを特徴とするスクリュー圧縮機。
  4. 互いに噛み合う雄ロータ及び雌ロータと、前記雄ロータ及び前記雌ロータを収納するケーシングと、前記ケーシングに設けられ、外部の液体供給源から液体が供給される給液路とを備えたスクリュー圧縮機であって、
    前記雄ロータ及び前記雌ロータの少なくともいずれか一方の吐出側端面に設けられ、このロータの軸線を中心とする環状の第1の溝と、
    前記ケーシングにおける前記ロータの吐出側端面と対向する面に設けられ、前記第1の溝と前記ロータの歯溝とを連通する第2の溝と
    前記ケーシングに設けられ、前記給液路を前記第1の溝に連通する給液孔とを備えた
    ことを特徴とするスクリュー圧縮機。
  5. 請求項4に記載のスクリュー圧縮機において、
    前記第2の溝は、前記ロータの軸線を中心として径方向へ延びるように設けられた
    ことを特徴とするスクリュー圧縮機。
  6. 請求項4又は5に記載のスクリュー圧縮機において、
    前記第2の溝は、その外側端部が前記ロータの歯底近傍に位置するように設けられた
    ことを特徴とするスクリュー圧縮機。
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