JP2014175385A - Ito粒子 - Google Patents

Ito粒子 Download PDF

Info

Publication number
JP2014175385A
JP2014175385A JP2013045022A JP2013045022A JP2014175385A JP 2014175385 A JP2014175385 A JP 2014175385A JP 2013045022 A JP2013045022 A JP 2013045022A JP 2013045022 A JP2013045022 A JP 2013045022A JP 2014175385 A JP2014175385 A JP 2014175385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ito
work function
ito particles
conductive film
solar cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013045022A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6201345B2 (ja
Inventor
Takehiro Yonezawa
岳洋 米澤
Kazuhiko Yamazaki
和彦 山崎
Ai Takenoshita
愛 竹之下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2013045022A priority Critical patent/JP6201345B2/ja
Priority to TW102143768A priority patent/TWI614216B/zh
Priority to CN201410053316.7A priority patent/CN104036843B/zh
Publication of JP2014175385A publication Critical patent/JP2014175385A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6201345B2 publication Critical patent/JP6201345B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】太陽電池の裏面電極に用いたときに、ITO粒子と発電層の界面でのエネルギー障壁を少なくし、これにより太陽電池の発電効率を向上させる。
【解決手段】本発明のITO粒子は、金を基準にして、ケルビン法で繰り返し測定した時に4.8〜5.3eVの範囲の仕事関数を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池、タッチパネル、液晶パネル等の異種材料を電気的に接合する必要のある電子デバイスへの使用に適するITO粒子に関するものである。本明細書において、ITOとはインジウム錫酸化物(Indium Tin Oxide)をいう。
従来、光電変換層上に裏面電極として透明導電膜と導電性反射膜とからなる複合膜が湿式塗工法により形成されたスーパーストレート型薄膜太陽電池が示される(例えば、特許文献1参照。)。この透明導電膜を形成するための組成物に含まれる導電性酸化物微粒子の1つとして、ITO粒子が示される。このITO粒子は、インジウム化合物と錫化合物の混合水溶液にアルカリ水溶液を混合して、インジウムと錫の共沈水酸化物を生成し、この沈殿物を水洗し、上記沈殿物の上澄み液を捨ててインジウム錫水酸化物粒子が分散したスラリーを調製し、このスラリーを乾燥した後、乾燥したインジウム水錫酸化物を焼成して製造される。
上記太陽電池の発電効率を考慮した場合、裏面電極の主成分であるITO粒子の仕事関数は極力低いものが望ましい。上記従来の方法で製造されたITO粒子の仕事関数はケルビン法で測定した場合、5.33eVである一方、アモルファスシリコンや多結晶シリコンからなる光電変換層、即ち発電層の仕事関数はケルビン法で測定した場合、4.8eVであり、ITO粒子の仕事関数との差は0.53eVであった。ケルビン法とは、試料と測定用の電極との接触電位差を測定し、仕事関数が既知の金属を参照電極で補正をすることで、目的試料の仕事関数を測定する方法である。参照電極には、仕事関数が既知であり、自然酸化膜を形成せず、表面が安定な金が一般的に用いられる。
特許文献2には、一般的にITOで形成される透明電極の仕事関数は4.5〜5.1eVであることが記載され、その実施例には、膜厚150nmのITOの片面に設けたITO付きガラス基板であることが記載されている。このガラス基板上に設けられるITO透明導電膜は通常、スパッタリング法で形成され、その仕事関数は、紫外線光電子分光法(UPS)で測定され、Siの仕事関数4.05eVとの差が0.45〜1.05eVあることから、ケルビン法で測定した場合、スパッタリング法で形成されたITO透明導電膜の仕事関数は5.25〜5.95eVになると推定される。
特開2009−088489号公報(要約、段落[0042]) 特開2006−351721号公報(段落[0024]、[0034])
前記従来の方法により、乾燥したインジウム水錫酸化物を焼成して製造されたITO粒子の仕事関数の範囲は5.3eVを超えて、5.4eV以下(ケルビン法測定値)と高く、このため太陽電池の裏面電極と発電層との間の仕事関数の差を生じ易く、この差によりITO粒子の界面にエネルギー障壁が形成され、このエネルギー障壁により太陽電池の発電効率を向上させることが困難であった。具体的には、異種材料を電気的に接合する場合、両材料間の仕事関数差が0.5eV以上になると、接合界面にポテンシャル障壁が形成される(ショットキーバリアと呼ばれる)。これが形成されると、電子が伝播する際に障壁となり、界面が高抵抗層となる。ITO粒子を太陽電池の裏面電極に用いたときで、ITOとSiの界面が高抵抗になった場合、太陽電池の発電効率が低下してしまう問題点があった。
本発明の目的は、ITO粒子を太陽電池の裏面電極に用いたときに、ITO粒子と発電層の界面でのエネルギー障壁を少なくし、これにより太陽電池の発電効率を向上させることができるITO粒子を提供することにある。また本発明の別の目的は、このITO粒子を含むITO導電膜塗料により形成された透明導電膜を有することにより、発電層とITO粒子を主成分とする裏面電極との間の仕事関数の差を低減させて太陽電池の発電効率を向上させることができる太陽電池の製造方法を提供することにある。
本発明の第1の観点は、金を基準にして、ケルビン法で繰り返し測定した時に4.8〜5.3eVの範囲の仕事関数を有することを特徴とするITO粒子である。
また本発明の第2の観点は、第1の観点のITO粒子を含むことを特徴とするITO導電膜塗料である。
また本発明の第3の観点は、第2の観点の方法で製造されたITO導電膜塗料を用いて透明導電膜を形成する方法である。
更に本発明の第4の観点は、第3の観点の方法で形成された透明導電膜を有する太陽電池の製造方法である。
本発明の第1の観点のITO粒子は、ケルビン法で測定したときに従来の5.33eVより低い4.8〜5.3eVの範囲の仕事関数を有するため、太陽電池の裏面電極に用いたときに、ITO粒子と発電層の界面でのエネルギー障壁を少なくし、これにより太陽電池の発電効率を向上させることができる。
本発明の第4の観点の太陽電池の製造方法は、ITO粒子を含むITO導電膜塗料により形成された透明導電膜を有することにより、発電層とITO粒子を主成分とする裏面電極との間の仕事関数の差を低減させて太陽電池の発電効率を向上させることができる。
実施例1〜6及び比較例1の各ITO粒子の仕事関数と各ITO粒子を裏面電極に用いて作製した薄膜太陽電池セルから算出された曲線因子との関係を示す図である。
次に本発明を実施するための形態を説明する。本発明は、ケルビン法で測定したときに従来の5.33eVより低い4.8〜5.3eVの範囲の仕事関数を有するITO粒子である。仕事関数が4.8eVは現在の技術で到達し得る最小値である。5.3eVを超えると、太陽電池の裏面電極に用いたときに、ITO粒子と発電層の界面でのエネルギー障壁が形成され易く、これにより太陽電池の発電効率を向上させることができない不具合がある。ITOとSiの界面では、ITOの仕事関数の方が、Siの仕事関数より大きいことから、ITOとSiの仕事関数差を小さくするためには、ITOの仕事関数を下げる必要がある。このITOの仕事関数を下げる方法として、第1にITOのキャリア濃度を上げる方法、第2にITO粒子を表面を改質する方法がある。このような考えに基づき、本発明者らは以下に示す仕事関数を下げる4つの製造方法を見出した。第1の製造方法は、生成直後の粒子内でInとSnが不均一に混合された状態の水酸化物に紫外線を照射することで、InとSnの固溶の均一化が促進されることによって、ITO粒子のキャリア濃度を増加させるとともに、ITO表面へのSnOが偏析するのを抑制することで、ITO粒子の仕事関数を下げることができる。第2の製造方法は、霧状にした水酸化物のスラリーを加熱した炉内へ流し、急速に加熱・熱分解を行うことで、ITO表面へのSnOが偏析するのを抑制するとともに、還元雰囲気での加熱により、ITO粒子のキャリア濃度を増加させることで、ITO粒子の仕事関数を下げることができる。第3の製造方法は、還元性の溶媒中でレーザーにより大きなエネルギーを与えることで、水酸化物の粒子に、急速な加熱・熱分解を行うことで、ITO表面へのSnOが偏析するのを抑制するとともに、ITO粒子のキャリア濃度を増加させることで、ITO粒子の仕事関数を下げることができる。第4の製造方法は、還元雰囲気での加熱により、ITO粒子のキャリア濃度を増加させることで、ITO粒子の仕事関数を下げることができる。
このITO粒子の仕事関数を下げるためのITO粒子の具体的な製造方法を次に述べる。しかし本発明のITO粒子の製造方法は、これら4つの方法に限定されるものではない。
(1)第1の製造方法
3価インジウム化合物と2価又は4価の錫化合物は溶液中においてアルカリの存在下で沈殿し、インジウムと錫の共沈水酸化物を生成する。このとき、溶液のpHを4.0〜9.3、好ましくはpH6.0〜8.0、液温を5℃以上、好ましくは液温10℃〜80℃に調整することによって、インジウム錫の共沈水酸化物を沈澱させることができる。反応時の液性をpH4.0〜9.3に調整するには、例えば、3塩化インジウム(InCl)と2塩化錫(SnCl・2HO)の混合水溶液を用い、この混合水溶液とアルカリ水溶液とを同時に水に滴下して上記pH範囲に調整することが好ましい。或いは、アルカリ水溶液に上記混合液を滴下する。アルカリ水溶液としてはアンモニア(NH)水、炭酸水素アンモニウム(NHHCO)水などが用いられる。
上記共沈インジウム錫水酸化物の生成後、この沈殿物を純水で洗浄し、上澄み液の抵抗率が5000Ω・cm以上、好ましくは50000Ω・cm以上になるまで洗浄する。上澄み液の抵抗率が5000Ω・cmより低いと塩素等の不純物が十分に除去されておらず、高純度のインジウム錫酸化物粉末を得ることができない。抵抗率が5000Ω・cm以上となった上記沈殿物の上澄み液を捨て、粘度の高いスラリー状にして、このスラリーを撹拌しながら、126〜365nmの範囲の紫外線を1〜50時間の範囲で照射する。紫外線の波長が下限値未満では汎用性のある紫外線照射装置を用いることができず、上限値を越えると上記沈殿物の紫外線吸収が乏しく、紫外線を照射する効果が得られなくなる。その照射時間が下限値未満では上記沈殿物の紫外線吸収が乏しく、紫外線を照射する効果が得られなくなり、その上限値を越えて紫外線を照射してもその効果が得られない。
紫外線を照射した後、スラリー状のインジウム錫水酸化物を大気中、好ましくは窒素やアルゴンなどの不活性ガス雰囲気下、100〜200℃の範囲で2〜24時間乾燥した後、大気中250〜800℃の範囲で0.5〜6時間焼成する。この焼成により形成された凝集体をハンマーミルやボールミルなどを用いて粉砕してほぐし、ITO粒子を得る。このITO粒子を50〜95質量部の無水エタノールと5〜50質量部の蒸留水を混合した液に入れて含浸させた後、ガラスシャーレに入れて窒素ガス雰囲気下、200〜400℃の範囲で0.5〜5時間加熱すると、本発明のITO粒子が得られる。このITO粒子の仕事関数は、上記紫外線の照射時間を変えることにより制御することができる。
(2)第2の製造方法
第1の製造方法で得られたインジウム錫共沈水酸化物である沈殿物の上澄み液を捨ててスラリー状のインジウム錫水酸化物を得た後、管の長手方向を鉛直にして配置した、250〜800℃の範囲に加熱した管状炉の内部にキャリアガスであるNガスを流通させている状態で、スラリー状のインジウム錫水酸化物を40kHz〜2MHzの超音波によりガス化して流通しているNガスに噴霧する。超音波の周波数が下限値未満では、霧化されたインジウム錫水酸化物を含む液滴が大きく、液滴中のインジウム錫水酸化物の含有量が多いため、熱分解する際に、ITOが焼結し粗大化してしまう不具合があり、上限値を越えると霧化する効率が悪くなる不具合がある。これによりインジウム錫水酸化物が管状炉内で熱分解して管状炉の排出口より本発明のITO粒子が得られる。このITO粒子の仕事関数は、上記ガスの流速と炉内温度を変更することにより制御することができる。
(3)第3の製造方法
第1の製造方法で得られたインジウム錫共沈水酸化物である沈殿物の上澄み液を捨ててスラリー状のインジウム錫水酸化物を得た後、このインジウム錫水酸化物を大気中、好ましくは窒素やアルゴンなどの不活性ガス雰囲気下、100〜200℃の範囲で2〜24時間乾燥してインジウム錫水酸化物粉末を得る。このインジウム錫水酸化物粉末の分散溶液にレーザー光を照射する。この方法で用いることのできるレーザーの種類は、高強度のパルス光を発生できるレーザーであればよく、例えば、Nd:YAGレーザー、エキシマレーザー、Tiサファイアレーザーを用いることができ、Nd:YAGレーザーが好ましい。レーザー光の照射強度は溶液中のインジウム錫水酸化物がレーザー光照射を受けてアブレーションができるのに十分に足りる強度があれば良く、1パルス当りの強度としては10mJ(10mJ/pulse)以上あれば十分であり、望ましくは50mJ/pulse〜500mJ/pulseである。また、レーザー光のパルス幅は限定されないが1nm〜20nsが好ましく、せん頭値(ピークパワー)は0.5〜500MWが好ましい。また、レーザーの発振周波数(パルス周期)は限定されないが、10〜60Hzが好ましく、平均パワーは、0.1〜30Wが好ましい。
この方法では溶液の溶媒として水或いはアルコールやヘキサンなどの有機溶媒を使用することができ、その溶媒はとくに制限されない。好ましくは、照射するレーザー光の波長に対して強い光吸収を有していない液体が望ましい。例えば、266〜1064nmの波長のNd:YAGレーザー光を用いる場合には、脱イオン水、エタノール、メタノール、ブタノール、イソプロピルアルコール、プロピルアルコールが好ましい。また、溶液中には各種の界面活性剤あるいは金属塩、酸、アルカリ等の物質を添加剤として加えることができるが、溶液中に完全に溶解されればその物質は制限されない。溶液と同様に照射するレーザー光の波長に対して強い光吸収が無い物質を添加剤として用いることが特に望ましい。例えば、266〜1064nmの波長のNd:YAGレーザー光を用いる場合には、両イオン性界面活性剤や陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤等の添加剤を用いることが好ましい。
レーザー光の波長は、溶液の溶媒として脱イオン水を使用した場合には特に限定されないが、266〜1064nmが好ましい。有機溶媒あるいは界面活性剤を用いた場合には、有機溶媒あるいは界面活性剤に対して強い吸収が無い波長が望ましく、355〜1064nmがさらに好ましい。例えば、脱イオン水、またはエタノール、メタノール、ブタノール、イソプロピルアルコール、プロピルアルコールなどのアルコールの場合、ナノ秒パルス幅を有するNd:YAGレーザーの基本波(波長:1064nm)、第二高調波(波長:532nm)、第三高調波(波長:355nm)、第四高調波(波長:266nm)などが利用できる。
また望ましくはレーザー光を、集光レンズを介して照射するが、レーザー光の強度が十分に強い場合は集光レンズを除外することも可能である。使用する集光レンズの焦点距離は50cm〜3cmが好ましく、更に好ましくは10cm〜5cmである。また、レーザー光の集光点は液体表面近傍、特に望ましくは液体中に存在すればよい。溶液に分散させるITO粒子の濃度は、10g/L以下が好ましく、望ましくは0.02g/L以下、特に望ましくは0.005g/L以上0.01g/L以下である。
インジウム錫水酸化物がレーザーアブレーションにより溶液中に原子、イオン、クラスターとして解離したのち溶液中で反応し、レーザー照射前のインジウム錫水酸化物よりも平均粒径が小さくなるとともに、熱分解が起こり、ITOナノ粉末が形成される。溶液中で、アブレーションができたことは、例えば、アブレーションプラズマからの発光により確認することができる。
ITO粒子分散液が満たされる容器は、公知の容器の材質、形状などから適宜選択して用いることができる。また、レーザー光照射中は容器内の底部に設置した、撹拌手段を用いてITO粒子分散溶液を撹拌することが好ましい。撹拌手段としては、公知のものを用いることができ、例えばマグネチックスターラーを介して設けられたテフロン(登録商標)製回転子などが挙げられる。撹拌速度は特に限定はないが50〜500rpmが好ましい。またレーザー光を照射する直前のITO粒子分散液の温度は20〜35℃が好ましい。またレーザー光照射中の溶液の温度は25〜40℃が好ましい。
上記条件でのレーザー光照射後、ITOナノ粉末を透過電子顕微鏡により観察するとレーザー照射後のITOナノ粉末分散溶液中の粉末の平均粒径は、好ましくは1nm以上30nm以下であり、より好ましくは2nm以上15nm以下である。また、レーザー照射後のITOナノ粉末の結晶性を電子線回折によって評価すると、レーザー照射条件によっては非晶質化したITOナノ粉末が得られる場合もある。このようにレーザー照射後に得られるITOナノ粉末が分散した溶液を固液分離し、乾燥すると、本発明のITO粒子が得られる。このITO粒子の仕事関数は、上記インジウム錫水酸化物粉末の分散溶液を変更したり、又は微量添加物を加えたりすることにより制御することができる。
(4)第4の製造方法
第1の方法で得られたインジウム錫共沈水酸化物である沈殿物の上澄み液を捨ててスラリー状のインジウム錫水酸化物を得た後、このインジウム錫水酸化物を大気中、好ましくは窒素やアルゴンなどの不活性ガス雰囲気下、100〜200℃の範囲で2〜24時間乾燥した後、大気中250〜800℃の範囲で0.5〜6時間焼成する。この焼成により形成された凝集体をハンマーミルやボールミルなどを用いて粉砕してほぐし、ITO粒子を得る。このITO粒子をジェットミルを用いて、粉砕処理を行い、平均粒径を5〜15nmの範囲にする。以下、第1の方法と同様に、このITO粒子を無水エタノールと蒸留水とを混合した液に入れて含浸させた後、ガラスシャーレに入れて窒素ガス雰囲気下、加熱すると、本発明のITO粒子が得られる。このITO粒子の仕事関数は、上記処理の時間や温度を変更することにより制御することができる。
なお、本明細書におけるITO粒子の平均粒径とは、個数分布に基づく平均粒径をいう。また本発明においては、200個の平均径である。
次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく説明する。
<実施例1>
先ず、In金属18gを含有する塩化インジウム(InCl)水溶液50mLと、二塩化錫(SnCl・2HO)0.36gとを混合し、この混合水溶液とアンモニア(NH3)水溶液を水500mLに同時に滴下し、pH7に調整した。液温を30℃にした状態で30分間反応させた。生成したインジウム錫共沈水酸化物である沈殿物をイオン交換水によって繰り返し傾斜洗浄を行った。上澄み液の抵抗率が50000Ω・cm以上になったところで、上記沈殿物の上澄み液を捨て、粘度の高いスラリー状にして、このスラリーを撹拌しながら、紫外線照射装置(ウシオ電機製 スポットキュア SP−9)を用いて、DeepUVタイプを選択し、照射液面の中心照度が50mW/cm以上になるようにして、紫外線を5時間照射した。その後、スラリー状のインジウム錫水酸化物を大気中、110℃で一晩乾燥した後、大気中550℃で3時間焼成し、凝集体を粉砕してほぐし、ITO粉末約25gを得た。このITO粉末25gを無水エタノールと蒸留水を混合した液(混合比率はエタノール95質量部に対して蒸留水5質量部)に入れて含浸させた後、ガラスシャーレに入れて窒素ガス雰囲気下、330℃にて2時間加熱して本発明のITO粒子を得た。
<実施例2>
実施例1の、インジウム錫共沈水酸化物スラリーに紫外線を照射するときの集光ミラーを、標準タイプに設定した以外、実施例1と同様の方法で行って本発明のITO粒子を得た。
<実施例3>
In金属18gを含有する塩化インジウム(InCl)水溶液50mLと、二塩化錫(SnCl・2HO)0.6gとを混合し、この混合水溶液とアンモニア(NH)水溶液を水500mLに同時に滴下し、pH7に調整した。液温を30℃にした状態で30分間反応させた。生成したインジウム錫共沈水酸化物である沈殿物をイオン交換水によって繰り返し傾斜洗浄を行った。上澄み液の抵抗率が50000Ω・cm以上になったところで、沈殿物の上澄み液を捨ててスラリー状のインジウム錫水酸化物を得た。このスラリーを、固形分が1.0%となるように無水エタノールで希釈し、管の長手方向を鉛直にして配置した、管状炉内を窒素で十分に置換した後、600℃に加熱し、管状炉の内部にキャリアガスであるNガスを流通させている状態で、スラリー状のインジウム錫水酸化物を100kHzの超音波により霧化して流通しているNガスに噴霧した。このときの流通ガスの流速は0.5m/sとした。これによりインジウム錫水酸化物が管状炉内で熱分解して管状炉の排出口より本発明のITO粒子を得た。
<実施例4>
実施例2で得られたインジウム錫共沈水酸化物である沈殿物の上澄み液を捨ててスラリー状のインジウム錫水酸化物を得た後、このインジウム錫水酸化物を大気中、好ましくは窒素やアルゴンなどの不活性ガス雰囲気下、100〜200℃の範囲で15時間乾燥したインジウム錫水酸化物粉末を得た。このインジウム錫水酸化物粉末をエタノール中に固形分1.0%で超音波分散した分散溶液を石英ガラス製の容器にいれ、マグネチックスターラーで拡販しながら、Nd:YAGレーザーにより発振した266nmのレーザー光を照射した。レーザー光は、1パルス当りの強度としては100mJ(100mJ/pulse)、レーザー光のパルス幅は20ns、せん頭値(ピークパワー)は100MW、レーザーの発振周波数(パルス周期)は30Hzとした。このレーザー照射後に得られたITOナノ粉末が分散した溶液を固液分離し、乾燥することにより、本発明のITO粒子を得た。
<実施例5>
実施例2で得られたインジウム錫共沈水酸化物である沈殿物の上澄み液を捨ててスラリー状のインジウム錫水酸化物を得た後、このインジウム錫水酸化物を大気中、110℃で15時間乾燥した後、大気中600℃で3時間焼成した。この焼成により形成された凝集体をハンマーミルやボールミルなどを用いて粉砕してほぐし、ITO粒子を得た。このITO粒子をジェットミルを用いて、粉砕処理を行い、平均粒径を5〜15nmの範囲にする。以下、第1の方法と同様に、このITO粒子を無水エタノールと蒸留水とを混合した液に入れて含浸させた後、ガラスシャーレに入れて窒素ガス雰囲気下、400℃で、5時間加熱して本発明のITO粒子を得た。
<実施例6>
実施例5の製造方法のうち、加熱条件を250℃で1時間とした以外、実施例5と同様の方法で行って本発明のITO粒子を得た。
<比較例1>
Inメタル:200gを、600cmの12N−HClに加えて完全に溶解させ、塩化インジウム溶液を調製した。この塩化インジウム溶液に、33gのSnClの60質量%水溶液を加えて、InCl−SnCl(Sn/In比:0.05)混合溶液を調製した。次に、550gの炭酸アンモニウムをイオン交換水に溶解し、液量:4.5dm3、温度:30℃に調製した。この炭酸アンモニア水溶液に、InCl−SnCl液の全量を、約20分間攪拌しながら滴下して、共沈物を生成させ、更にそのまま30分間攪拌した。このとき反応液の最終pHは4.5であった。共沈物を回収し、遠心分離機で脱水した後にイオン交換水を加えて洗浄しながら遠心濾過を行い、濾液の比抵抗が5000Ω・cm以上に達したところで遠心濾過を終了した。次いで、この共沈物を、次いでこの沈殿物を100℃で一晩乾燥した後、600℃で3時間加熱分解し、粉砕して、比較例1の酸化インジウム錫粉末:213gを得た。
〔ITO粒子の仕事関数の測定〕
実施例1〜4及び比較例1で得られた各ITO粒子の仕事関数は、次の方法により測定した。先ずITO粒子を直径10mmで深さ1mmの平皿状のステンレス製の粒子ホルダに入れた後、ITO粒子が崩れないようにスライドグラスを使用してITO粒子を圧縮し、充填密度2〜3g/cmになるように、粒子ホルダに充填した。これを60℃の乾燥機内で1時間以上乾燥しITO粒子から吸着した水分を除いた。水分率は0.8%であった。粒子ホルダからITO粒子の圧縮体を取り出し、5分間室温で放冷し、5分以内に接触電位差を測定した。測定にはケルビンプローブ(KP Technology社製;形式SKP 020)により、金めっきされたチップを用いて行い、50回積算する測定を3回繰り返し、そのチップにめっきした金との接触電位差の平均値を求め、この接触電位差の平均値と金の仕事関数(5.10eV)との和をITO粒子の仕事関数とした。その結果を次の表1に示す。
〔ITO透明導電膜の製造〕
実施例1〜4及び比較例1で得られた各ITO粒子20gを、蒸留水(0.020g)、トリエチレングリコール−ジ−2−エチルヘキサノエート[3G](23.8g)、無水エタノール(2.1g)、リン酸ポリエステル(1.0g)、2−エチルヘキサン酸(2.0g)、2,4−ペンタンジオン(0.5g)の混合液に入れて分散させた。調製した分散液を無水エタノールで固形分であるITO粒子の含有量が10質量%になるまで希釈した。この希釈した分散液をスピンコーティングにより石英ガラス板に塗布して成膜し、厚さ0.2μmのITO透明導電膜を得た。
〔導電膜塗料、透明導電膜及び太陽電池の製造〕
実施例1〜6及び比較例1で得られた各ITO粒子からITO導電膜塗料を調製し、この塗料を湿式塗工法によりスーパーストレート型薄膜太陽電池の光電変換層、即ち発電層上に塗布して透明導電膜を形成した。この太陽電池は透明なガラス基板上にFTO(フッ素ドープSnO)からなる別の透明導電膜、光電変換層(発電層)、上記透明導電膜及び導電性反射膜により構成した。上に裏面電極として形成した。
導電膜塗料は、次の方法により調製された。即ち、実施例1〜6及び比較例1で得られた各ITO粒子を1.0質量%、バインダとしてエチルシリケートを加水分解したシロキサンポリマーを0.2質量%、カップリング剤として次の式(1)に示す有機カップリング剤を0.01質量%添加し、更に分散媒としてエタノールを加えることにより全体を100質量%とした。この混合物をダイノーミル(横型ビーズミル)により、0.3mm径のジルコニアビーズを使用して、このミルを2時間稼働させて混合物中にITO粒子を分散させることにより導電膜塗料を調製した。
Figure 2014175385
次に、成膜された発電層上にスピンコーティング法により焼成後の膜厚が80nmとなるように上記導電膜塗料を塗布し、塗膜を200℃で30分間焼き付けて裏面側の透明導電膜を形成した。焼成後の膜厚は、断面をSEMにより撮影した写真により測定した。焼成して得られた裏面側の透明導電膜におけるITO粒子とバインダの割合は、ITO粒子/バインダの比が2/1であった。なお、焼成温度は10cm角のガラス基板の角部の4点の温度を測定し、平均値が設定温度(200℃)の±5℃に入る条件とした。
更に、形成した裏面側の透明導電膜の上にスピンコーティング法により焼成後の膜厚が200nmとなるように平均粒子径が0.03μmのAgコロイドがエタノール溶媒に分散させたAgナノインクを塗布し、塗膜を200℃で30分間焼き付けて裏面側の反射電極膜を形成した。これにより評価用の多接合型薄膜シリコン太陽電池を得た。
〔太陽電池の最適動作点と曲線因子の算出〕
上述した方法で得られた評価用の多接合型薄膜シリコン太陽電池の太陽電池セルのライン加工後の基板にリード線を配線し、ソーラシミュレータとデジタルソースメータを用いて、AM:1.5、100mW/cmの光を照射したときのI−V(電流−電圧)曲線を得た。この曲線における最適動作点における電圧をV、電流をIとして最大電力V×Iを求める一方、この曲線の電圧の最大値である開放電圧VOCと電流の最大値である短絡電流ISCを求め、(V×I)/(VOC×ISC)から曲線因子を算出した。この曲線因子を表1及び図1に示す。
〔太陽電池の発電層の変換効率の算出〕
更に得られたI−V(電流−電圧)曲線における電流値(I)を薄膜太陽電池セルの表面積で除することによりJ−V(電流密度−電圧)曲線を求めた。このJ−V曲線において、電圧の軸と電流密度の軸を2辺とし、原点とJ−V曲線上の点を結んで描かれた長方形の面積が最大となったときの面積での出力を最高出力密度(mW/cm)とし、[最高出力密度(mW/cm)]/[100(mW/cm)]×100を発電層の変換効率とした。実施例1〜6及び比較例1のITO粒子を含む透明導電膜に用いた太陽電池の発電層の変換効率を表1に示す。
Figure 2014175385
<評価>
表1から明らかなように、比較例1のITO粒子では、ITO粒子の仕事関数が5.33eVであったのに対して、実施例1〜6のITO粒子では、ITO粒子の仕事関数を4.80〜5.30の範囲に制御することができた。また太陽電池としての性能は、表1及び図1から明らかなように、比較例1に比べて実施例1〜6の曲線因子は高く、変換効率に優れていることが判った。

Claims (4)

  1. 金を基準にして、ケルビン法で繰り返し測定した時に4.8〜5.3eVの範囲の仕事関数を有することを特徴とするITO粒子。
  2. 請求項1記載のITO粒子を含むことを特徴とするITO導電膜塗料。
  3. 請求項2記載の方法で製造されたITO導電膜塗料を用いて透明導電膜を形成する方法。
  4. 請求項3記載の方法で形成された透明導電膜を有する太陽電池の製造方法。
JP2013045022A 2013-03-07 2013-03-07 Ito粒子を製造する方法 Active JP6201345B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045022A JP6201345B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 Ito粒子を製造する方法
TW102143768A TWI614216B (zh) 2013-03-07 2013-11-29 製造ito粒子之方法
CN201410053316.7A CN104036843B (zh) 2013-03-07 2014-02-17 Ito颗粒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013045022A JP6201345B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 Ito粒子を製造する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014175385A true JP2014175385A (ja) 2014-09-22
JP6201345B2 JP6201345B2 (ja) 2017-09-27

Family

ID=51467582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013045022A Active JP6201345B2 (ja) 2013-03-07 2013-03-07 Ito粒子を製造する方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6201345B2 (ja)
CN (1) CN104036843B (ja)
TW (1) TWI614216B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111769166B (zh) * 2020-07-10 2022-02-08 浩物电子科技(苏州)有限公司 一种电极及其制备方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08102227A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Mitsubishi Materials Corp 透明導電膜およびその形成方法
JP2004111085A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 有機エレクトロルミネッセント素子
JP2007017433A (ja) * 2005-06-10 2007-01-25 Osaka Gas Co Ltd 腐食環境の数値解析方法
JP2008116607A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Konica Minolta Business Technologies Inc トナー供給ローラ
US20080223430A1 (en) * 2007-03-14 2008-09-18 Guardian Industries Corp. Buffer layer for front electrode structure in photovoltaic device or the like
JP2011111351A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Idemitsu Kosan Co Ltd 高導電性インジウム錫酸化物微粒子の製造方法
JP2011222953A (ja) * 2010-03-26 2011-11-04 Mitsubishi Materials Corp 透明導電膜形成用組成物及び太陽電池用の複合膜の形成方法並びに該方法により形成された複合膜
WO2012001424A1 (en) * 2010-06-30 2012-01-05 University Of Warwick Transparent electrodes for semiconductor thin film devices
JP2012094284A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Central Japan Railway Co 透明導電膜の製膜方法
WO2012122034A1 (en) * 2011-03-04 2012-09-13 Cambrios Technologies Corporation Method of tuning work function of metal nanostructure-based transparent conductor
US20140183736A1 (en) * 2011-03-10 2014-07-03 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Graphene electrodes for electronic devices

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102201274A (zh) * 2010-03-26 2011-09-28 三菱综合材料株式会社 导电膜形成用组成物、太阳能电池用复合膜及其形成方法
CN102211786A (zh) * 2011-03-02 2011-10-12 北京冶科纳米科技有限公司 一种纳米级氧化铟锡粉末的制备方法
CN102786080B (zh) * 2012-07-18 2017-10-03 中国科学院福建物质结构研究所 氧化铟锡化合物及其制备方法与光催化应用

Patent Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08102227A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Mitsubishi Materials Corp 透明導電膜およびその形成方法
JP2004111085A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 有機エレクトロルミネッセント素子
JP2007017433A (ja) * 2005-06-10 2007-01-25 Osaka Gas Co Ltd 腐食環境の数値解析方法
JP2008116607A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Konica Minolta Business Technologies Inc トナー供給ローラ
US20080223430A1 (en) * 2007-03-14 2008-09-18 Guardian Industries Corp. Buffer layer for front electrode structure in photovoltaic device or the like
JP2011111351A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Idemitsu Kosan Co Ltd 高導電性インジウム錫酸化物微粒子の製造方法
JP2011222953A (ja) * 2010-03-26 2011-11-04 Mitsubishi Materials Corp 透明導電膜形成用組成物及び太陽電池用の複合膜の形成方法並びに該方法により形成された複合膜
WO2012001424A1 (en) * 2010-06-30 2012-01-05 University Of Warwick Transparent electrodes for semiconductor thin film devices
JP2013531382A (ja) * 2010-06-30 2013-08-01 ユニバーシティ オブ ワーウィック 半導体薄膜デバイス用の透明電極
JP2012094284A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Central Japan Railway Co 透明導電膜の製膜方法
WO2012122034A1 (en) * 2011-03-04 2012-09-13 Cambrios Technologies Corporation Method of tuning work function of metal nanostructure-based transparent conductor
JP2014511551A (ja) * 2011-03-04 2014-05-15 カンブリオス テクノロジーズ コーポレイション 金属ナノ構造を基にした透明な導体の仕事関数を調整する方法
US20140183736A1 (en) * 2011-03-10 2014-07-03 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Graphene electrodes for electronic devices

Also Published As

Publication number Publication date
CN104036843A (zh) 2014-09-10
TW201434754A (zh) 2014-09-16
JP6201345B2 (ja) 2017-09-27
TWI614216B (zh) 2018-02-11
CN104036843B (zh) 2017-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Sabet et al. Using different chemical methods for deposition of CdS on TiO2 surface and investigation of their influences on the dye-sensitized solar cell performance
Kim et al. Synthesis and photovoltaic property of fine and uniform Zn 2 SnO 4 nanoparticles
Mali et al. CdS-sensitized TiO 2 nanocorals: hydrothermal synthesis, characterization, application
CN100539205C (zh) 二氧化钛纳米棒染料敏化太阳能电池及其制备方法
JP6111538B2 (ja) Ito膜の製造に用いられるito粉末の製造方法
Park et al. Enhancement of dye-sensitized solar cells using Zr/N-doped TiO 2 composites as photoelectrodes
TW201016596A (en) Method of manufacturing zinc oxide nanoparticles and zinc oxide nanoparticles
JP2007179766A (ja) 色素増感太陽電池
CN108531939A (zh) Pt修饰Fe2O3包裹CuFeO2光阴极及制备方法
JP2014175385A (ja) Ito粒子
Han et al. Texture, morphology and photovoltaic characteristics of nanoporous F: SnO 2 films
EP2614513A2 (en) Methods of manufacturing photovoltaic electrodes for dye-sensitized solar cells
CN105140041B (zh) 液体太阳能电池及其制备方法
CN106865617A (zh) 一种多孔网状结构的钨酸铋薄膜及其制备方法和应用
CN105070790B (zh) 纳米链太阳能电池的制备方法
KR101365144B1 (ko) 금속 나노입자를 부착하여 효율을 향상시킨 염료감응형 태양전지용 활성전극 페이스트 제조방법
CN105174212B (zh) 铁电纳米链的制备方法
KR101365143B1 (ko) 유무기 하이브리드 기법을 적용한 염료감응형 태양전지용 활성전극 페이스트 제조방법
JP2019054294A (ja) 多孔質半導体層、多孔質半導体層用ペースト、及び色素増感型太陽電池
Yao et al. Preparation of zinc-doped titanium dioxide nanorod arrays and their application in dye sensitized solar cells
JP2014093175A (ja) 色素増感太陽電池用分散体
CN113015701B (zh) 二氧化钛糊、多孔半导体电极基板、光电极以及染料敏化型太阳能电池
KR101328177B1 (ko) 염료감응형 태양전지용 저온 소결 활성전극 페이스트의 제조방법
JP2017175019A (ja) 太陽電池、及び、太陽電池の製造方法
Manseki et al. Controlled microstructures of porous TiO 2 films with sintering process using multi-TiO 2 particles-based nanofluids

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170814

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6201345

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150