JP2014175235A - 電子部品の接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】異なるサイズの電子部品であっても、バスバに電子部品を組付けることができる電子部品の接続構造を提供する。
【解決手段】撓み可能な弾性片3を有する接続部5が設けられたバスバ7と、このバスバ7に組付けることにより弾性片3を撓ませ接続部5に接続される電子部品9とを備えた電子部品の接続構造1において、接続部5が、弾性片3の端部に設けられバスバ7に電子部品9を組付けることによって撓まされ電子部品9に接続される接触部11を有した。
【選択図】図15
【解決手段】撓み可能な弾性片3を有する接続部5が設けられたバスバ7と、このバスバ7に組付けることにより弾性片3を撓ませ接続部5に接続される電子部品9とを備えた電子部品の接続構造1において、接続部5が、弾性片3の端部に設けられバスバ7に電子部品9を組付けることによって撓まされ電子部品9に接続される接触部11を有した。
【選択図】図15
Description
本発明は、バスバの接続部に接続される電子部品の接続構造に関する。
従来、電子部品の接続構造としては、撓み可能な弾性片としての接触バネ片を有する接続部が設けられたバスバと、このバスバに組付けることにより接触バネ片を撓ませ接続部に接続される電子部品としての半導体発光素子とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この電子部品の接続構造では、接触バネ片の端部に三角形状の電気接触部が設けられ、バスバに半導体発光素子を組付けることにより、接触バネ片が半導体発光素子によって撓まされ、電気接触部が半導体発光素子に接触して半導体発光素子が接続部に接続される。
しかしながら、上記特許文献1のような電子部品の接続構造では、電子部品のサイズが変更される、例えば、電子部品の厚さ方向のサイズが大きくなると、弾性片の撓み代が足りず、バスバに電子部品を組付けることができなかった。
そこで、この発明は、異なるサイズの電子部品であっても、バスバに電子部品を組付けることができる電子部品の接続構造の提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、撓み可能な弾性片を有する接続部が設けられたバスバと、このバスバに組付けることにより前記弾性片を撓ませ前記接続部に接続される電子部品とを備えた電子部品の接続構造であって、前記接続部は、前記弾性片の端部に設けられ前記バスバに前記電子部品を組付けることによって撓まされ前記電子部品に接続される接触部を有することを特徴とする。
この電子部品の接続構造では、接続部が弾性片の端部に設けられバスバに電子部品を組付けることによって撓まされ電子部品に接続される接触部を有するので、弾性片の撓みに加えて接触部が撓むことにより、接続部における撓み代が増加され、厚さ方向のサイズが大きな電子部品をバスバに組付けることができる。
従って、このような電子部品の接続構造では、接触部の撓みによって接続部における撓み代を増加することができ、異なるサイズの電子部品であっても、バスバに電子部品を組付けることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子部品の接続構造であって、前記バスバは、ハウジングに収容され、前記ハウジングには、前記バスバに前記電子部品が組付けられたときに前記弾性片の撓みを規制する規制部が設けられていることを特徴とする。
この電子部品の接続構造では、ハウジングにバスバに電子部品が組付けられたときに弾性片の撓みを規制する規制部が設けられているので、厚さ方向のサイズが大きな電子部品がバスバに組付けられたときに、弾性片が撓み代以上に撓まされることがなく、弾性片の耐久性を向上することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の電子部品の接続構造であって、前記接触部は、前記弾性片の端部の中央部に設けられていることを特徴とする。
この電子部品の接続構造では、接触部が弾性片の端部の中央部に設けられているので、接触部が電子部品に偏って接触することを抑制でき、接続部と電子部品との接続信頼性を向上することができる。
本発明によれば、異なるサイズの電子部品であっても、バスバに電子部品を組付けることができる電子部品の接続構造を提供することができるという効果を奏する。
図1〜図16を用いて本発明の実施の形態に係る電子部品の接続構造について説明する。
本実施の形態に係る電子部品の接続構造1は、撓み可能な弾性片3を有する接続部5が設けられたバスバ7と、このバスバ7に組付けることにより弾性片3を撓ませ接続部5に接続される電子部品としてのLED素子9とを備えている。
そして、接続部5は、弾性片3の端部に設けられバスバ7にLED素子9を組付けることによって撓まされLED素子9に接続される接触部11を有する。
また、バスバ7は、ハウジング13に収容され、ハウジング13には、バスバ7にLED素子9が組付けられたときに弾性片3の撓みを規制する規制部15が設けられている。
さらに、接触部11は、弾性片3の端部の中央部に設けられている。
図1〜図16に示すように、電子部品の接続構造1は、バスバ7と、LED素子9と、ハウジング13と、カバー17と、電線ホルダ19などを備えたLEDユニット21に適用されている。
バスバ7は、銅合金などからなる導電性の薄板材を打ち抜き加工と折り曲げ加工を施すことによって成形され、左右対称に成形された状態で並列に配置される。
このバスバ7には、二股状に形成され電線ホルダ19に保持された電線23を圧接し電気的に接続される圧接刃25と、電子部品としての光源となるLED素子9が電気的に接続される撓み可能な弾性片3を有する接続部5とが設けられている。
なお、バスバ7には、LED素子9が接続される接続部5の他に、電子部品としてのLED素子9を保護するツェナーダイオード27が電気的に接続される撓み可能な弾性接触片29を有する接続部と、電子部品としての複数(ここでは2つ)の抵抗31が電気的に接続される撓み可能な弾性接触片33を有する接続部とが設けられている。
このようなバスバ7は、並列に配置された状態で、ハウジング13に収容された後、切断部35,35を切断することによって2つのバスバ7,7に分離され、このバスバ7,7の接続部5,5にLED素子9が組付けられる。
LED素子9は、弾性片3が配置される側の面に接点部が設けられ、バスバ7,7に組付けられた状態で、バスバ7,7の接続部5,5に電気的に接続される。なお、ツェナーダイオード27と抵抗31にも、それぞれ弾性接触片29,33が配置される側の面に接点部が設けられ、バスバ7,7に組付けられた状態で、バスバ7,7の弾性接触片29,33に電気的に接続される。
このようなLED素子9とツェナーダイオード27と抵抗31とは、バスバ7がハウジング13に収容された状態で、ハウジング13の外部からバスバ7にそれぞれ組付けられる。
ハウジング13は、合成樹脂材料からなり、筐体状に形成され、内部にバスバ7が収容される収容部が設けられている。このハウジング13は、上下方向の一側面に設けられたバスバ7を収容するバスバ開口37と、上下方向の他側面のバスバ7の弾性接触片33に対応する位置に設けられた抵抗開口39,39と、前後方向の一側面のバスバ7の弾性接触片29に対応する位置に設けられたツェナー開口41と、前後方向の一側面のバスバ7の接続部5に対応する位置に設けられたLED開口43とを備えている。
このようなハウジング13には、バスバ開口37からバスバ7が収容された後、ツェナー開口41、LED開口43、抵抗開口39,39からそれぞれツェナーダイオード27、LED素子9、抵抗31,31が挿入され、バスバ7,7に組付けられる。なお、バスバ7,7の圧接刃25,25は、ハウジング13のバスバ開口37から外部に露出され、ハウジング13の前後方向の他側面に配置される。このバスバ7,7に各電子部品が組付けられたハウジング13は、カバー17に収容される。
カバー17は、合成樹脂材料からなり、筐体状に形成され、上下方向の一側面に導光性の合成樹脂材料からなるレンズ45が組付けられる。このカバー17の前後方向の一側面には、開口が設けられ、ハウジング13が収容されてロック部47で係止された後、電線ホルダ19が開口を閉塞するようにカバー17に収容される。
電線ホルダ19は、合成樹脂材料からなり、筐体状に形成され、外周面にコ字状の保持溝49が複数(ここでは2つ)設けられている。この保持溝49には、導体が絶縁被覆によって被覆された電線23がそれぞれコ字状に配置され、電線23の両端側が保持溝49から引き出されるように配置される。なお、電線23の両端には、例えば、端子が接続され、コネクタなどを介して電源や機器などに電気的に接続される。
この電線ホルダ19の保持溝49の底部側には、バスバ7に設けられた圧接刃25が挿入される挿入溝51がそれぞれ設けられている。この挿入溝51は、電線ホルダ19をカバー17に嵌合させることによって圧接刃25が挿入され、この挿入溝51に挿入される圧接刃25によって電線23の絶縁被覆が剥がされ、圧接刃25と電線23の導体とが接触して電線23とバスバ7とが電気的に接続される。
このような電線ホルダ19は、カバー17にハウジング13が収容された後、カバー17の開口を閉塞するように嵌合され、ロック部53で係止されて電線ホルダ19の抜け止めと、ハウジング13の抜け止めがなされる。このとき、電線ホルダ19に保持された電線23,23は、カバー17の開口側に配置されたバスバ7,7の圧接刃25,25に圧接され、両端側がカバー17の開口から外部に引き出された状態となる。
このように構成されたLEDユニット21の組付方法は、まず、ハウジング13のバスバ開口37からバスバ7をハウジング13に収容させる。次に、ハウジング13に収容されたバスバ7の切断部35,35を切断し、2つのバスバ7,7に分離させる。
次に、ハウジング13のツェナー開口41からツェナーダイオード27を挿入し、バスバ7の弾性接触片29にツェナーダイオード27を接続させる。次に、ハウジング13のLED開口43からLED素子9を挿入し、バスバ7の接続部5にLED素子9を接続させる。次に、ハウジング13の抵抗開口39,39から抵抗31,31を挿入し、バスバ7の弾性接触片33に抵抗31,31を接続させる。
次に、カバー17の上下方向の一側面に設けられた開口からレンズ45を挿入し、カバー17にレンズ45を組付ける。次に、カバー17の開口からハウジング13を挿入し、ロック部47を係止させ、カバー17にハウジング13を収容する。次に、電線ホルダ19の保持溝49,49に電線23,23を保持させる。
そして、カバー17の開口に電線ホルダ19を挿入し、ロック部53を係止させ、カバー17に電線ホルダ19を組付ける。このとき、電線23,23をバスバ7,7の圧接刃25,25に圧接させ、LEDユニット21の組付を完了する。
このように構成されたLEDユニット21のバスバ7の接続部5とLED素子9との接続に適用される電子部品の接続構造1において、LED素子9は、厚さ方向のサイズが異なる様々なLED素子があり、弾性片3の撓み代だけでは異なるサイズのLED素子に対応することができなかった。そこで、接続部5は、弾性片3の端部に設けられバスバ7にLED素子9を組付けることによって撓まされLED素子9に接続される接触部11を有している。
接触部11は、弾性片3の端部の中央部を切欠加工されて撓み可能に設けられている。この接触部11は、LED素子9の厚さ方向のサイズが大きい場合、ハウジング13のLED開口43から挿入されるLED素子9によって、図15の左側の矢印で示すように、弾性片3が撓まされた後、LED素子9の余剰厚さを吸収するようにLED素子9によって、図15の右側の矢印で示すように、撓まされながらLED素子9の接点部に接触される。
このように段階的に接触部11が撓むことにより、接続部5における撓み代が増加され、厚さ方向のサイズが大きなLED素子9であっても、その余剰厚さを吸収することができ、様々なサイズのLED素子9をバスバ7に組付けることができる。
ここで、接触部11の撓み方向の下流側には、ハウジング13のツェナー開口41とLED開口43との間に設けられた規制部15が位置されている。この規制部15は、LED素子9によって撓まされた弾性片3の端部に当接し、弾性片3が撓み代以上に撓まされることを規制する。
なお、規制部15をハウジング13と別体で形成することにより、図16に示すように、LED素子9の厚さや弾性片3の撓み代に合わせて規制部15の配置位置を変更することができる。
このような規制部15により、弾性片3の撓みを規制することができ、弾性片3の耐久性を向上することができる。加えて、規制部15によって弾性片3の撓みを規制することにより、接続部5における弾性片3と接触部11との撓みをLED素子9のサイズに合わせて的確に段階的に行わせることができ、サイズの異なるLED素子9に対して接続部5による接触荷重を同等に設定させることができる。
このような電子部品の接続構造1では、接続部5が弾性片3の端部に設けられバスバ7にLED素子9を組付けることによって撓まされLED素子9に接続される接触部11を有するので、弾性片3の撓みに加えて接触部11が撓むことにより、接続部5における撓み代が増加され、厚さ方向のサイズが大きなLED素子9をバスバ7に組付けることができる。
従って、このような電子部品の接続構造1では、接触部11の撓みによって接続部5における撓み代を増加することができ、異なるサイズのLED素子9であっても、バスバ7にLED素子9を組付けることができる。
また、ハウジング13には、バスバ7にLED素子9が組付けられたときに弾性片3の撓みを規制する規制部15が設けられているので、厚さ方向のサイズが大きなLED素子9がバスバ7に組付けられたときに、弾性片3が撓み代以上に撓まされることがなく、弾性片3の耐久性を向上することができる。
さらに、接触部11は、弾性片3の端部の中央部に設けられているので、接触部11がLED素子9に偏って接触することを抑制でき、接続部5とLED素子9との接続信頼性を向上することができる。
なお、本発明の実施の形態に係る電子部品の接続構造では、LED素子が接続される接続のみに撓み可能な接触部を設けているが、これに限らず、ツェナーダイオードや抵抗が接続される接続部に撓み可能な接触部を設けてもよい。加えて、電子部品は、LED素子、ツェナーダイオード、抵抗に限らず、バスバに接続されるものであれば、どのような電子部品であってもよい。
1…接続構造
3…弾性片
5…接続部
7…バスバ
9…LED素子(電子部品)
11…接触部
13…ハウジング
15…規制部
3…弾性片
5…接続部
7…バスバ
9…LED素子(電子部品)
11…接触部
13…ハウジング
15…規制部
Claims (3)
- 撓み可能な弾性片を有する接続部が設けられたバスバと、このバスバに組付けることにより前記弾性片を撓ませ前記接続部に接続される電子部品とを備えた電子部品の接続構造であって、
前記接続部は、前記弾性片の端部に設けられ前記バスバに前記電子部品を組付けることによって撓まされ前記電子部品に接続される接触部を有することを特徴とする電子部品の接続構造。 - 請求項1記載の電子部品の接続構造であって、
前記バスバは、ハウジングに収容され、前記ハウジングには、前記バスバに前記電子部品が組付けられたときに前記弾性片の撓みを規制する規制部が設けられていることを特徴とする電子部品の接続構造。 - 請求項1又は2記載の電子部品の接続構造であって、
前記接触部は、前記弾性片の端部の中央部に設けられていることを特徴とする電子部品の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013048828A JP2014175235A (ja) | 2013-03-12 | 2013-03-12 | 電子部品の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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