JP2014174692A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の周波数帯域におけるAC電流ノイズを低減する半導体装置を提供する。
【解決手段】動作電流に起因して電源線101および接地線102に供給されるAC電流を変調することで、電源線101および接地線102とCTSバッファ回路160との間に発生する電源ノイズの周波数を高周波側にシフトするノイズ周波数変更回路130を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体装置に関し、特に動作周波数に起因するAC電流ノイズ(EMIノイズ)の低減回路を含む半導体装置に関する。
LSIチップ内部又は外部要因により、LSIチップ内の容量成分とインダクタンス成分の共振が生じると、共振現象による電磁放射が発生する。この電磁放射がノイズを低減すべき通信帯域に重なってしまうと、通信に電磁干渉を引き起こし、通信のエラーや機器の不具合といった現象を生じさせる。このような電磁放射による不具合を解消するため、例えば共振周波数を変更し、ノイズを低減する方法が特開2011−9291において提案されている(特許文献1参照)。
図1は、特許文献1に記載の半導体集積回路の構成を示す図である。図1を参照して、特許文献1に記載の半導体集積回路は、半導体集積回路200は、電源線210と接地線220との間に接続された、コアロジック回路230、メモリ回路240、及びスイッチングキャパシタ部250を具備する。
コアロジック回路230やメモリ回路240は、機能ブロック回路として、半導体集積回路200の機能を発揮させるための回路であり、設計要求によって適宜搭載されるものである。
スイッチングキャパシタ部250は、電源線210と接地線220との間に直列接続されたスイッチ251と、デカップリングコンデンサ252とを備える。
半導体集積回路200における機能ブロック回路(例えばコアロジック回路230やメモリ回路240)に電流が流れた際、周囲の図示しないPCB(printed circuit board)との共振によって電磁放射が生じる。ここで発生した電磁放射の共振周波数を“fr”とする。
図2は、特許文献1に記載のEMI(Electro magnet Interference)対策のメカニズムを示す電界強度周波数特性の一例を示す図である。図2を参照して、半導体集積回路200の動作時に発生する電磁放射310の共振周波数“fr”が、干渉を避けたい通信帯域300“ft±Δft”に重なると、通信に影響を与えてしまう。このため、特許文献1に記載の半導体集積回路では、スイッチングキャパシタ250のスイッチ251をON/OFFさせて、電源線間にデカップリングコンデンサ252を挿入又は排除することにより電磁放射310の共振周波数“fr”を、“Δfr”だけシフトさせる。すなわち、電源線間に挿入される容量の大きさに応じて、共振周波数“fr”電磁放射310が、共振周波数“fr+Δfr”の電磁放射320にシフトする。
共振周波数“fr”のシフト量Δfrが適切な大きさであって、共振周波数が干渉を避けたい帯域の外に出るようにすれば、EMI対策を実現できる。
特開2011−9291
引用文献1に記載の半導体集積回路では、電磁放射の共振周波数“fr”に応じてノイズ低減できない場合がある。例えば、図3に示すように、電磁放射の共振周波数“fr”の近傍の周波数帯におけるノイズは、デカップリングの挿入による共振周波数シフトにより、低減できる。一方、周波数“fr”周辺以外のノイズ、例えば周波数“fr”よりも低い周波数“f”、“2f”、“4f”近傍の周波数帯のノイズは、デカップリングコンデンサの挿入による共振周波数シフトでは低減することができない。すなわち、共振周波数“fr”が通信帯域“ft±Δft”に重なっていない場合、共振周波数のシフトによるノイズ低減効果が期待できないことがある。従って、電磁放射の共振周波数以外の周波数帯域における電磁放射(ノイズ)を低減可能な技術が求められる。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本実施の形態における半導体装置は、動作電流に起因して電源線に供給されるAC電流を変調することで、電源線におけるノイズ周波数を高周波側にシフトするノイズ周波数変更回路を備える。
本実施の形態における半導体装置によれば、所望の周波数帯域におけるAC電流ノイズを低減することが可能となる。
図1は、特許文献1に記載の半導体集積回路の構成を示す図である。 図2は、特許文献1に記載のEMI対策のメカニズムを示すノイズ強度周波数分布図の一例である。 図3は、特許文献1に記載の半導体集積回路において、ノイズの低減が不能な周波数帯域の一例を示すノイズ強度周波数分布図である。 図4は、第1の実施の形態における半導体装置の構成の一例を示す図である。 図5は、第1の実施の形態におけるCTS回路及びノイズ周波数変更回路の構成の一例を示す図である。 図6は、実施の形態における半導体装置のノイズ低減動作の一例を示すタイミングチャートである。 図7は、第1の実施の形態における半導体装置のノイズ低減効果の一例を示すノイズ強度周波数分布図である。 図8は、実施の形態における半導体装置のノイズ低減周波数の変更例を示すタイミングチャートである。 図9は、第2の実施の形態における半導体装置の構成の一例を示す図である。 図10は、第2の実施の形態におけるCTS回路及びノイズ周波数変更回路の構成の一例を示す図である。 図11は、第3の実施の形態における半導体装置の構成の一例を示す図である。 図12は、第3の実施の形態における半導体装置のノイズ低減効果の一例を示すノイズ強度周波数分布図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。図面において同一、又は類似の参照符号は、同一、類似、又は等価な構成要素を示している。又、複数の構成のそれぞれを区別して参照する場合、符号に追番を付して説明する。
(概要)
本実施形態における半導体装置100では、前段のCTS(Clock Tree Synthesys)回路150からCTSバッファ回路160に供給される入力信号110(動作クロック)に基づいてノイズ周波数変更信号103が生成される。ノイズ周波数変更信号103は、入力信号110の信号レベルの遷移タイミング(立上り又は立下りのタイミング)を所定の期間シフトすることで生成される。ノイズ周波数変更信号103によって電源線101及び接地線102とCTSバッファ回路160との間の接続が制御される(抵抗の大きさが変更される)ことで、電源線101及び接地線102とCTSバッファ回路160との間に発生する電流ノイズのピーク周波数が高周波側にシフトする。これにより、所望の周波数におけるノイズを低減することができる。
1.第1の実施の形態
図4から図8を参照して、第1の実施の形態における半導体装置100を説明する。
(構成)
図4は、第1の実施の形態における半導体装置100の構成の一例を示す図である。図4を参照して、第1の実施の形態における半導体装置100は、電源線101、接地線102、抵抗制御回路121、122、ノイズ周波数変更回路130、CTS回路150、CTSバッファ回路160を具備する。
CTS回路150は、複数のCTSバッファ回路を備え、動作クロックであるメインクロック信号140に応じた入力信号110を次段のCTSバッファ回路160に供給する。CTSバッファ回路160は、入力信号110に応じた出力信号170を出力ノードOUTに出力するバッファ回路であり、インバータ接続されたPチャネル型トランジスタ107とNチャネル型トランジスタ108を備える。詳細には、Pチャネル型トランジスタ107のソースは、抵抗制御回路121を介して電源線101に接続され、ドレインはNチャネル型トランジスタ108のドレインとともに出力ノードOUTに共通接続される。Nチャネル型トランジスタ108のソースは、抵抗制御回路122を介して接地線102に接続される。Pチャネル型トランジスタ107及びNチャネル型トランジスタ108のゲートは、入力信号110が入力される入力ノードINに共通接続される。ここで、電源線101(第1電源線とも称す)には、電源電圧VDDが供給され、接地線102はGNDに接地される。尚、接地線102(第2電源線とも称す)は、接地される形態に限らず、電源電圧VDD(第1電源電圧)よりも低い電源電圧(第2電源電圧)が供給されてもよい。Pチャネル型トランジスタ107とNチャネル型トランジスタ108のそれぞれのソースに対して供給される電流は、Pチャネル型トランジスタ107とNチャネル型トランジスタ108のゲートに入力される入力信号110に応じて制御され、出力信号170に信号レベルが制御される。出力信号170は、半導体装置100における図示しない内部回路に出力され、当該内部回路は出力信号170に従って動作する。
抵抗制御回路121は、ノイズ周波数変更回路130から入力されるノイズ周波数変更信号103に応じて、電源線101とCTSバッファ回路160(Pチャネル型トランジスタ107)との間の接続(抵抗)を制御する。詳細には、抵抗制御回路121は電源線101とPチャネル型トランジスタ107のソースとの間に並列接続されたPチャネル型トランジスタ104、106を備える。Pチャネル型トランジスタ106のゲートは接地線102に接続されているためオンとなり、電源線101からPチャネル型トランジスタ107に対して電源電流を供給する定電流源として機能する。Pチャネル型トランジスタ104は、ゲートに入力されるノイズ周波数変更信号103に応じたオン・オフ動作により、電源線101とPチャネル型トランジスタ107との接続を制御する。これにより、電源線101とPチャネル型トランジスタ107との間を流れるVDD制御電流114の向きと大きさが制御される。すなわち、抵抗制御回路121は、ノイズ周波数変更信号103に応じて電源線101とCTSバッファ回路160との間に流れる電流を制御する電流制御回路として機能する。尚、Pチャネル型トランジスタ106は一例であり、電流を制限する目的であれば、例えば抵抗などに置き換えることも可能である。
同様に、抵抗制御回路122は、ノイズ周波数変更回路130から入力されるノイズ周波数変更信号103に応じて、接地線102とCTSバッファ回路160(Nチャネル型トランジスタ108)との接続を制御する。詳細には、抵抗制御回路122は接地線102とNチャネル型トランジスタ108のソースとの間に並列接続されたNチャネル型トランジスタ105、109を備える。Nチャネル型トランジスタ109のゲートは電源線101に接続されているためオンとなり、Nチャネル型トランジスタ108から接地線102に対して電源電流を流す定電流源として機能する。Nチャネル型トランジスタ105は、ゲートに入力されるノイズ周波数変更信号103に応じたオン・オフ動作により、接地線102とNチャネル型トランジスタ108との接続を制御する。これにより、接地線102とNチャネル型トランジスタ108との間を流れるGND制御電流115の向きと大きさが制御される。すなわち、抵抗制御回路122は、ノイズ周波数変更信号103に応じて接地線102とCTSバッファ回路160との間に流れる電流を制御する電流制御回路として機能する。尚、Nチャネル型トランジスタ109は一例であり、電流を制限する目的であれば、例えば抵抗などに置き換えることも可能である。
CTS回路150は、メインクロック信号140に応じたクロック信号(第1信号111)を出力するとともに、第1信号111を遅延させた入力信号110を出力する。ノイズ周波数変更回路130は、第1信号111と入力信号110とに基づいてノイズ周波数変更信号103を生成する。詳細は後述するが、ノイズ周波数変更回路130は、入力信号110の立上りエッジや立下りエッジを所定のタイミングで遅延又は早めた信号をノイズ周波数変更信号103として出力する。これにより、抵抗制御回路121、122は、CTSバッファ回路160に対する電源電流の供給を維持しながら、電源線101及び接地線102からCTSバッファ回路160に流れるAC電流の向きや変動のタイミングをノイズ周波数変更信号103に応じて変更し、電源ノイズ(EMIノイズ)を高周波側にシフトする。
図5は、第1の実施の形態におけるCTS回路150及びノイズ周波数変更回路130の構成の一例を示す図である。図5を参照して、CTS回路150は、クロックツリーを構成する複数のCTSバッファ回路(インバータ回路)を備える。CTS回路150に入力されたメインクロック信号140は少なくとも1つのCTSバッファ回路を介して図示しない回路ブロックに対する入力信号(動作クロック信号)として出力される。図5に示す一例では、メインクロック信号140は、4つのCTSバッファ回路を介して入力信号110として出力される。
ノイズ周波数変更回路130は、入力信号110の遅延前の信号である第1信号111(CLK_M)と、入力信号110の遅延信号である第2信号112(CLK_P)との演算結果をノイズ周波数変更信号103として出力する論理演算回路132を備える。図5に示す一例では、ノイズ周波数変更回路130は、CTS回路150を構成するCTSバッファ回路151、131の出力信号に基づいた演算結果をノイズ周波数変更信号103として出力する。詳細には、CTSバッファ回路151の出力信号は、第1信号111(CLK_M)として論理演算回路132に入力されるとともに次段のCTSバッファ回路152に入力される。第1信号111を入力としたCTSバッファ回路152の出力信号は、入力信号110として出力されるとともにインバータ回路131を介して論理演算回路132に入力される。図5に示す論理演算回路132は、AND回路に例示され、入力信号110の遅延前の第1信号111(CLK_M)の信号レベルが示す論理値と、入力信号110の遅延信号である第2信号112(CLK_P)の信号レベルが示す論理値とのAND演算結果を示す信号レベルの信号を、ノイズ周波数変更信号103として出力する。
尚、第1信号111に対する入力信号110の遅延量はCTSバッファ回路151の遅延量に応じて決まるが、この遅延量やCTSバッファ回路151の数は任意に設定できる。同様に、入力信号110に対する第2信号112の遅延量は、インバータ回路131の遅延量に応じて決まるが、この遅延量やインバータ回路131の数は任意に設定できる。ただし、CTSバッファ回路151やインバータ回路131の数は、第1信号111や第2信号112が入力信号110の反転信号となるように決められる。又、インバータ回路131は、図5に示すように、ノイズ周波数変更回路130の構成の一部として搭載されてもよいし、CTS回路150を形成するCTSバッファ回路群の一部をインバータ回路131として利用してもよい。
(動作)
次に、図6を参照して、本実施の形態における半導体装置の動作について説明する。図6は、実施の形態における半導体装置のノイズ低減動作の一例を示すタイミングチャートである。
図6に示すAC電流成分400は、半導体装置100が動作したときの電源線101におけるAC電流波形である。ここでは、電源線101からCTSバッファ回路160にAC電流が流れる状態を下向きの波形、電源線101からCTSバッファ回路160にAC電流が流れにくくなる状態を上向きの波形で表す。
CTS回路150からは、メインクロック信号140(MAIN_CLK)を第1の値だけ遅延させた入力信号110が出力されるとともに、メインクロック信号140(MAIN_CLK)を第1の値よりも遅延量の少ない第2の値だけ遅延させて反転させた第1信号111(CLK_M)が出力される。又、インバータ回路131によって入力信号110を更に遅延させて反転させた第2信号112(CLK_P)が出力される。これにより、論理演算回路132には、入力信号110に対して所定の値(Δt)だけ早めて反転させた第1信号111(CLK_M)と、入力信号110に対して所定の値(Δt)だけ遅延させて反転させた第2信号112(CLK_P)とが入力されることとなる。本一例では、入力信号110に対する第1信号111の先行量(Δt)と第2信号112の遅延量(Δt)は同じ値を示すが、相違しても構わない。
論理演算回路132は、第1信号111及び第2信号112の信号レベルが示す論理値のAND演算結果をノイズ周波数変更信号103として出力する。すなわち、第1信号111及び第2信号112の両者がハイレベルを示すときのみ、ノイズ周波数変更信号103はハイレベルとなる。図6を参照して、入力信号110の立上り時刻T1に対してΔtだけ遅延した時刻T2において第2信号112(CLK_P)はハイレベルに遷移する。ノイズ周波数変更信号103は、この時刻T2における第2信号112(CLK_P)の立上りに応じて、ハイレベルに遷移する。又、入力信号110の立下り時刻T4に対してΔtだけ先行した時刻T3において第1信号111(CLK_M)はローレベルに遷移する。ノイズ周波数変更信号103は、この時刻T3における第1信号111(CLK_N)の立下がりに応じて、ローレベルに遷移する。
時刻T1では、ノイズ周波数変更信号103がローレベルの間に、入力信号110がローレベルに遷移する。すなわち、時刻T1では、Pチャネル型トランジスタ104がオン状態の間に、Pチャネル型トランジスタ107がオンに切り替わる。これにより、電源線101からCTSバッファ回路160にAC電流が流れるため、AC電流成分400は下向きのパルス波形となる。
時刻T2では、入力信号110がローレベルの間に、ノイズ周波数変更信号103がハイレベルに遷移する。すなわち、時刻T2では、Pチャネル型トランジスタ107がオン状態の間に、Pチャネル型トランジスタ104がオフに切り替わる。これにより、電源線101からCTSバッファ回路160にAC電流が流れにくくなるため、AC電流成分400は上向きのパルス波形となる。
時刻T3では、入力信号110がローレベルの間に、ノイズ周波数変更信号103がローレベルに遷移する。すなわち、時刻T3では、Pチャネル型トランジスタ107がオン状態の間に、Pチャネル型トランジスタ104がオンに切り替わる。これにより、電源線101からCTSバッファ回路160にAC電流が流れるため、AC電流成分400は下向きのパルス波形となる。
時刻T4では、ノイズ周波数変更信号103がローレベルの間に、入力信号110がハイレベルに遷移する。すなわち、時刻T4では、Pチャネル型トランジスタ104がオン状態の間に、Pチャネル型トランジスタ107がローに切り替わる。これにより、電源線101からCTSバッファ回路160にAC電流が流れにくくなるため、AC電流成分400は上向きのパルス波形となる。
上述と同様にして、ノイズ周波数変更信号103及び入力信号110の信号レベルの遷移に応じたNチャネル型トランジスタ105、109のオン・オフ動作により、CTSバッファ回路160から接地線102に対するAC電流は、時刻T1、T3において流れ、時刻T2、T4において流れにくくなる。
入力信号110とノイズ周波数変更信号103の信号レベルが変化することで、電源線101や接地線102において電流が断続的に発生する。このため、例えば、電源線101におけるAC電流波形は、図6に示すAC電流成分400のような波形になる。
電源線101におけるノイズのピークレベルを示す周波数(ピーク周波数)は、電源線101のAC電流に含まれる周波数成分と、動作周波数に起因している。本実施の形態に係るPチャネル型トランジスタ104及びNチャネル型トランジスタ105がない場合、ノイズのピーク周波数は、入力信号110に応じた動作周波数によって決まる。例えば、Pチャネル型トランジスタ104及びNチャネル型トランジスタ105がない場合、図6に示す時刻T1、T4において発生するAC電流成分によってノイズ周波数は決まる。すなわち、時刻T1と時刻T4との間の時間をΔtaとすると、ノイズ周波数は、“1/Δta”近傍となる。
一方、本実施の形態における半導体装置100では、時刻T1、T4において発生するAC電流成分に加えて、Δtだけ遅延又は先行した時刻T2、T3においてもAC電流成分が発生するため、ノイズ周波数のピークをシフトすることが出来る。本実施の形態では、入力信号110に対する第1信号111の先行量が“Δt”、入力信号110に対する第2信号112の遅延量が“Δt”であるため、ピーク周波数は、Δtの2倍の周期に応じた周波数“1/(2×Δt)近傍となる。
図7は、第1の実施の形態における半導体装置100のノイズ低減効果の一例を示すノイズ強度周波数分布図である。図7を参照して、本実施の形態における半導体装置100における電流ノイズ周波数分布のSPICEシミュレーション値をノイズ500で表し、ノイズ周波数変更信号103をローレベルに固定したときの半導体装置100の電流ノイズ周波数分布のSPICEシミュレーション値をノイズ600で表している。ここでは、ノイズ周波数変更信号103をローレベルに固定することで、ノイズ周波数変更回路130、抵抗制御回路121、122を搭載しない半導体装置のノイズレベルを再現している。例えば、ノイズ周波数変更信号103をローレベルに固定し、Δtaが20nSである場合、ノイズ600のピーク周波数は50MHz近傍となる。一方、本実施の形態における半導体装置100では、Δtを例えば0.5nSに設定することで、ノイズ500のピーク周波数を1GHzにシフトすることができる。これにより、50MHzにおけるノイズレベルをノイズ600の55dBからノイズ500の47dBまで約8dBも低減することができる。換言すると、Δtを0.5nSに設定し、ノイズピークの周波数を高周波側の1GHzにシフトすることで、所望の周波数“50MHz”付近のノイズレベルを低減することが可能となる。
本実施の形態における半導体装置100は、入力信号110に対する第1信号111の進行量(Δt)や第2信号112の遅延量(Δt)を変更することで、ノイズ周波数の変調量を変更し、ノイズレベルを低減可能な周波数帯域を変更することができる。換言すると、入力信号110に対するノイズ周波数変更信号103の立上りタイミングや立下りタイミングを変更することで、ノイズレベルを低減可能な周波数帯域を変更することができる。
図8は、実施の形態における半導体装置100のノイズ低減周波数の変更例を示すタイミングチャートである。ここでは、一例として、入力信号110に対する第1信号111の進行量(Δt)や第2信号112の遅延量(Δt)が同じ値であり、それぞれΔt1(図8a)、Δt2(図8b)、Δt3(図8c)に設定したときの動作を示す。
一例として、ΔT1=0.5nS、ΔT2=1.0nS、ΔT3=1.5nSの場合、AC電流成分401は1GHz、AC電流成分402は500MHz、AC電流成分403は333MHzの周波数に変調された信号となる。これにより、AC電流成分401は1GHz、AC電流成分402は500MHz、AC電流成分403は333MHzに電流ノイズのピーク周波数を持つことになる。
以上のように、本実施の形態における半導体装置100では、入力信号110の立上りタイミング及び立下りタイミングを遅延又は早めたノイズ周波数変更信号103によって電源線101又は接地線102とCTSバッファ回路160との間の電流を制御している。これにより、動作周波数に応じたAC電流ノイズが高周波側に変調され、所定の周波数帯におけるノイズレベルが低減される。この際、ノイズ周波数変更信号103の立上りタイミングや立下りタイミングを任意に設定することで、電流ノイズを低減する周波数帯を任意に変更することが可能となる。又、ノイズ周波数変更信号103は、CTS回路150におけるバッファ回路を利用しているため、ノイズ低減のために追加する回路による面積増加を抑制することができる。特に、回路面積が大きいでカップリングコンデンサを用いずに、ノイズを大幅に低減することができる。
2.第2の実施の形態
第1の実施の形態では、1種類の周波数帯をノイズ低減のターゲットとした形態を説明したが、ノイズ周波数変更回路130、抵抗制御回路121、122を複数用意することで、複数の周波数帯のノイズを低減することも可能である。例えば、図9に示すように、複数のマクロ回路501、502のそれぞれに、第1の実施の形態と同様な構成を配置することで、マクロ毎に異なる周波数帯域の電流ノイズを低減することが可能となる。
図9は、第2の実施の形態における半導体装置100の構成の一例を示す図である。図9を参照して、第2の実施の形態における半導体装置100は、CTS回路150に接続された2つのCTSバッファ回路160−1、160−2、CTSバッファ回路160−1、160−2のそれぞれに接続された抵抗制御回路121−1、122−1、121−2、122−2、ノイズ周波数変更回路130−1、130−2、マクロ回路501、502を具備する。
詳細には、CTS回路150からの入力信号110−1は、CTSバッファ回路160−1に入力され、第1信号111−1及び第2信号112−1は、ノイズ周波数変更回路130−1に入力される。ノイズ周波数変更回路130−1は、第1信号111−1及び第2信号112−1の演算結果をノイズ周波数変更信号103−1として抵抗制御回路121−1、122−1に出力する。抵抗制御回路121−1、122−1は、ノイズ周波数変更信号103−1に応じて、電源線101及び接地線102とCTSバッファ回路160−1との間の電流を制御する。CTSバッファ回路160−1は、入力信号110−1に応じた出力信号170−1を内部回路であるマクロ回路501に出力する。マクロ回路501は、出力信号170−1に応じて動作する。
同様に、CTS回路150からの入力信号110−2は、CTSバッファ回路160−2及びノイズ周波数変更回路130−2に入力され、第1信号111−2は、ノイズ周波数変更回路130−2に入力される。ノイズ周波数変更回路130−2は、入力信号110−2及び第1信号111−2の演算結果をノイズ周波数変更信号103−2として抵抗制御回路121−2、122−2に出力する。抵抗制御回路121−2、122−2は、ノイズ周波数変更信号103−2に応じて、電源線101及び接地線102とCTSバッファ回路160−2との間の電流を制御する。CTSバッファ回路160−2は、入力信号110−2に応じた出力信号170−2を内部回路であるマクロ回路502に出力する。マクロ回路502は、出力信号170−2に応じて動作する。
入力信号110−1に対する第1信号111−1の先行量及び第2信号111−1の遅延量と、入力信号110−2に対する第1信号111−2の先行量及び第2信号111−2の遅延量は、それぞれ個別に設定できる。これにより、ノイズ周波数変更回路130−1、130−2によるノイズ変調量は、マクロ回路501、502のそれぞれの動作周波数に応じた値に設定することができる。又、ノイズのピーク周波数を分散することができるため、所定の周波数に対するノイズの集中を回避することができる。
図10は、第2の実施の形態におけるCTS回路150及びノイズ周波数変更回路130−1、130−2の構成の一例を示す図である。第2の実施の形態では、CTS回路150におけるCTSバッファ回路が第1信号111−1、111−2や第2信号112−1、112−2の生成に利用される。このため、ノイズ周波数変更回路130−1、130−2は、それぞれ論理演算回路132−1、132−2のみを備えればよい。
第2の実施の形態におけるCTS回路150は、メインクロック信号140に応じた第1信号111−1、111−2、第2信号112−1、112−2を出力するとともに、第1信号111−1、111−2を遅延させた入力信号110−1、110−2を出力する。ノイズ周波数変更回路130−1は、CTS回路150から出力された第1信号111−1と第2信号112−1を演算しノイズ周波数変更信号103−1として出力する論理演算回路132−1(例示:AND回路)を備える。ノイズ周波数変更回路130−2は、CTS回路150から出力された第1信号111−2と第2信号112−2を演算しノイズ周波数変更信号103−2として出力する論理演算回路132−2(例示:AND回路)を備える。
詳細には、CTS回路150に入力されたメインクロック信号140は少なくとも1つのCTSバッファ回路を介しマクロ回路501、502に対する入力信号(動作クロック信号)として出力される。図10に示す一例では、メインクロック信号140は、6つのCTSバッファ回路を介して入力信号110−1、110−2として出力される。
ノイズ周波数変更回路130−1(論理演算回路132−1)は、CTS回路150を構成するCTSバッファ回路151−1からの第1信号111−1と、CTSバッファ回路151−1の後段に接続されたCTSバッファ回路151−1、131−11、131−12、131−13を介して出力される第2信号112−1とのAND演算結果をノイズ周波数変更信号103−1として出力する。第1信号111−1はCTSバッファ回路152−1を介して入力信号110−1として出力され、更にCTSバッファ回路131−11、131−12、131−13を介して第2信号112−1として出力される。すなわち、入力信号110−1は、1つのCTSバッファ回路151−1による遅延量だけ第1信号111−1に対して遅延し、第2信号112−1は、3つのCTSバッファ回路131−11、131−12、131−13による遅延量だけ入力信号110−1に対して遅延する。
ノイズ周波数変更回路130−2(論理演算回路132−2)は、CTS回路150を構成するCTSバッファ回路151−2からの第1信号111−2と、CTSバッファ回路151−2の後段に接続されたCTSバッファ回路151−2、131−2を介して出力される第2信号112−2とのAND演算結果をノイズ周波数変更信号103−2として出力する。第1信号111−2はCTSバッファ回路152−2を介して入力信号110−2として出力され、更にCTSバッファ回路131−2を介して第2信号112−2として出力される。すなわち、入力信号110−2は、1つのCTSバッファ回路151−2による遅延量だけ第1信号111−2に対して遅延し、第2信号112−2は、1つのCTSバッファ回路131−2による遅延量だけ入力信号110−2に対して遅延する。
このように本実施の形態における第2信号112−1、112−2の入力信号110−1、110−2に対する遅延量は異なる値を示すため、生成されたノイズ周波数変更信号103−1、103−2のそれぞれの立上りタイミングは異なる値を示す。図10に示す一例では、第1信号111−1、111−2に対する入力信号110−1、110−2の遅延量や、メインクロック信号140に対する入力信号110−1、110−2の遅延量は等しい値を示すが、異なる値であってもよい。
抵抗制御回路121−1、122−1、121−2、122−2は、第1の実施の形態と同様に動作し、それぞれが接続するCTSバッファ回路160−1、160−2と電源線101、接地線102との間の電流を制御する。これにより、第1の実施の形態と同様に、動作周波数に応じたAC電流ノイズのノイズ周波数をCTSバッファ回路160−1、160−2毎に異なる大きさで変調し、それぞれに対して異なる周波数におけるノイズを低減することが可能となる。又、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、既存のCTS回路150を利用して生成したノイズ周波数変更信号130−1、130−2によってノイズの低減を実現している。このため、ノイズ低減のために追加する回路による面積増加を抑制することができる。特に、回路面積が大きいデカップリングコンデンサを用いずに、ノイズを大幅に低減することができる。
尚、ノイズ周波数を変調するための構成(ノイズ周波数変更回路130、抵抗制御回路121、122)の数はこれに限らない。又、ノイズ周波数を変調するための構成(ノイズ周波数変更回路130、抵抗制御回路121、122)は、図9に示すように複数のCTSバッファ回路160(又はマクロ回路)のそれぞれに一致対応して設けられてもよいし、複数のCTSバッファ回路160(又はマクロ回路)に共通して設けられてもよい。
3.第3の実施の形態
第1、第2の実施の形態における半導体装置100は、ノイズ低減のためのデカップリングコンデンサを搭載しない形態を説明したが、これに限らず、ノイズの更なる低減や広帯域におけるノイズの低減を目的としてデカップリングコンデンサを搭載しても構わない。
図11は、第3の実施の形態における半導体装置100の構成の一例を示す図である。図11を参照して、半導体装置100は、電源線101と接地線102との間に接続されたノイズ低減用容量180を備え、その他の構成は、図5に示す第1の実施の形態における半導体装置と同様の構成である。
ノイズ低減用容量180は、電荷を貯蓄、放出することで、電源線101の急激な電流変化を抑えるデカップリングコンデンサ(バイパスコンデンサとも称す)として機能する。ノイズ低減用容量180のインピーダンスは1/(2πfc)であることから、高周波領域でのインピーダンスは小さくなり、ノイズ低減効果は高周波領域で2πfcに比例し大きくなる。尚、fcはカットオフ周波数である。
高周波領域では容量のノイズ低減効果が大きい。このため、本実施の形態における半導体装置100では、ノイズ周波数変更回路130によって低周波領域のノイズを高周波側にシフトさせることに加え、ノイズ低減用容量180を配置することにより、高周波領域にシフトしたノイズを効果的に低減でき、容量面積の削減が可能となる。
図12は、第3の実施の形態における半導体装置100のノイズ低減効果の一例を示すノイズ強度周波数分布図である。図12を参照して、本実施の形態における半導体装置100における電流ノイズ周波数分布のSPICEシミュレーション値をノイズ500で表し、ノイズ周波数変更信号103をローレベルに固定したときの半導体装置100の電流ノイズ周波数分布のSPICEシミュレーション値をノイズ600で表している。ここでは、ノイズ周波数変更信号103をローレベルに固定することで、ノイズ周波数変更回路130、抵抗制御回路121、122を搭載しない半導体装置のノイズレベルを再現している。例えば、ノイズ周波数変更信号103をローレベルに固定し、Δtaが20nSである場合、ノイズ600のピーク周波数は50MHz近傍となる。一方、本実施の形態における半導体装置100では、Δtを例えば0.5nSに設定することで、ノイズ500のピーク周波数を1GHzにシフトすることができる。更に、本実施の形態では、ノイズ低減用容量180の効果により、高周波領域(例えば1GHz付近)のノイズ低減効果が大きくなる。これにより、50MHz付近のノイズのみならず、高周波側も含めて全ての周波数領域で、ノイズレベルを小さくすることが可能となる。
図12を参照して、100MHzと1GHzにおけるノイズ600とノイズ500を比較する。100MHzにおけるノイズ600の強度は44dBであり、ノイズ500の強度はこれよりも約10dB低減された34dBとなる。一方、1GHzのノイズ600の強度は54dBであり、ノイズ500の強度はこれよりもが約14dB低減された40dBとなる。このように、ノイズ低減用容量180によるノイズ低減効果は、高周波領域において大きいことがわかる。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。図11の一例では、第1の実施の形態における半導体装置100にノイズ低減用容量180を搭載した形態を説明したが、第2の実施の形態における半導体装置100にも適用できることは言うまでもない。又、上述の実施の形態では、入力信号110に対する第2信号112の遅延量を変更することでノイズ周波数の変調量を変更しているが、これに限らず、第1信号111に対する入力信号110の遅延量を変更することによりノイズ周波数の変調量を変更してもよい。更に、ノイズ周波数変更信号103を生成するための論理演算を論理積として説明したが、これに限らず第1信号111及び第2信号112の遅延量や反転又は非反転を適切に設定することで、他の論理演算によってノイズ周波数変更信号103を生成することができる。
半導体装置100に複数のCTSバッファ回路160が搭載されている場合、全てのCTSバッファ回路160にノイズ周波数変更回路130及び抵抗制御回路121、122が搭載されていなくてもよい。例えば、駆動能力の大きいCTSバッファ回路160についてのみ、上述の実施の形態で説明した構成のノイズ周波数変更回路130及び抵抗制御回路121、122が接続され、他のCTSバッファ(図示なし)には当該構成は接続されていなくてもよい。
100 :半導体装置
101 :電源線
102 :接地線
103 :ノイズ周波数変更信号
104 :Pチャネル型トランジスタ
105 :Nチャネル型トランジスタ
106 :Pチャネル型トランジスタ
107 :Pチャネル型トランジスタ
108 :Nチャネル型トランジスタ
109 :Nチャネル型トランジスタ
110 :入力信号
111 :第1信号
112 :第2信号
113 :ノイズ周波数変更信号
114 :VDD制御電流
115 :GND制御電流
121、122 :抵抗制御回路
130 :ノイズ周波数変更回路
131 :インバータ回路
132 :演算回路
140 :メインクロック信号
150 :CTS回路
160 :CTSバッファ回路
170 :出力信号
180 :ノイズ低減用容量
501、502 :マクロ回路

Claims (10)

  1. 動作クロック信号である入力信号に基づいた出力信号を内部回路に出力するバッファ回路と、
    前記入力信号の信号レベルの遷移タイミングを所定の期間シフトさせたノイズ周波数変更信号を出力するノイズ周波数変更回路と、
    前記ノイズ周波数変更信号に応じて、第1電源線と前記バッファ回路との間の抵抗値を変更する抵抗制御回路と
    を具備する
    半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    少なくとも1つのバッファ回路を介してメインクロック信号を遅延して第1信号を生成するとともに、前記第1信号を遅延して前記入力信号を生成するCTS回路を更に具備し、
    前記ノイズ周波数変更回路は、前記第1信号が示す論理値と、前記入力信号の遅延信号である第2信号が示す論理値との論理演算結果を前記ノイズ周波数変更信号として出力する論理演算回路を備える
    半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記CTS回路は、前記第1信号を反転して前記入力信号を出力する第1バッファ回路と、前記入力信号を反転して前記第2信号を出力する第2バッファ回路を備え、
    前記論理演算回路は、前記第1信号と前記第2信号のAND演算結果を前記ノイズ周波数変更信号として出力する
    半導体装置。
  4. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記CTS回路は、前記第1信号を反転して前記入力信号を出力する第1バッファ回路を備え、
    前記ノイズ周波数変更回路は、前記入力信号を反転して前記第2信号を出力する第2バッファ回路を備え、
    前記論理演算回路は、前記第1信号と前記第2信号のAND演算結果を前記ノイズ周波数変更信号として出力する
    半導体装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記抵抗制御回路は、前記ノイズ周波数変更信号に応じて前記第1電源線と前記バッファ回路との間の抵抗値を変更する可変抵抗回路と、前記第1電源線と前記バッファ回路との間に接続される定電流源とを備える。
    半導体装置。
  6. 請求項5に記載の半導体装置において、
    前記可変抵抗回路は、前記第1電源線にソースが接続され、前記バッファ回路にドレインが接続され、ゲートに前記ノイズ周波数変更信号が供給される第1トランジスタを備え、
    前記定電流源は、前記第1電源線にソースが接続され、前記バッファ回路にドレインが接続され、ゲートに第2電源線が接続される第2トランジスタを備える
    半導体装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記ノイズ周波数変更回路及び前記抵抗制御回路は、複数の入力信号のそれぞれに対応して複数設けられる
    半導体装置。
  8. 請求項7に記載の半導体装置において、
    前記複数の入力信号のそれぞれに対する第2信号の遅延量は、前記複数のノイズ周波数変更回路に対応して異なる値に設定される
    半導体装置。
  9. 請求項1から6のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記ノイズ周波数変更回路及び前記抵抗制御回路は、複数の内部回路のそれぞれに対応して複数設けられる
    半導体装置。
  10. 請求項9に記載の半導体装置において、
    前記複数の内部回路のそれぞれに対する第2信号の遅延量は、前記複数のノイズ周波数変更回路に対応して異なる値に設定される
    半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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