JP2014173781A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】風向板を使って送風方向を偏向させながら気流制御を行う空気調和機において、送風方向に関わらず常に適切な風量を制御することができるようにする。
【解決手段】室内機に熱交換器を通過させた調和空気を送風するメインファンと、メインファンの両側の少なくとも一方に熱交換器を通過させない室内空気を送風するサイドファンとを有する空気調和機であって、メインファンの左右風向板を駆動して風向を左右に偏向させる左右風向板駆動源24と、サイドファンの左右風向板を駆動して風向を左右に偏向させる左右風向板駆動源2613、2623と、サイドファンの回転数を変えることで風量を制御するサイドファン制御部2131とを備え、サイドファン制御部2131は、左右風向板駆動源2613、2623によりサイドファンの風向が正面の時より左右いずれかに偏向させた時の方が、サイドファンの回転数を上げるように制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数の吹出口から吹き出される気流の制御を行う空気調和機に関する。
従来の空気調和機は、左右方向に長い熱交換器を通過した空気をクロスフローファンで送風し、その風向を上下、左右に変更するために、吹出口に上下風向板と左右風向板とが設けられている。
また、最近の空気調和機では、複数の吹出口を備えたものがある。例えば、空気調和機筐体部の外部に空気を吹き出す主排気口部と副排気口部とを備え、主排気口部に空調に適した空調気流を作る主気流制御手段を設け、副排気口部に空気中の塵埃を回収するための集塵気流を発生させる副気流制御手段を設けて、空調気流と集塵気流とを同時に発生させ、室温の調整と空気の清浄化とを同時に行うものが開示されているものがある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−164271号公報
特許文献1の空気調和機は、空調に適した空調気流と空気中の塵埃を回収するための集塵気流を発生させていて、空調気流と集塵気流はそれぞれ別の目的を達成する気流であり、集塵気流は、調和気流に影響を与えない方向に吹き出される。しかしながら、熱交換器を通過させた調和空気を送風する吹出口とその両側の少なくとも一方の吹出口からは熱交換器を通過させない室内空気を送風して室内空気を攪拌させて効率良く空調することが可能な空気調和機を考えると、熱交換器を通過させた調和空気を送風するメインユニットと、メインユニットの両側に熱交換器を通過させない室内空気を送風するサイドユニットとで構成する事が考えられる。このとき、メインユニットは従来の空気調和機と同じ構造とすれば、左右風向板の間隔は開いているため、左右風向板を左右に向けても吹出口を塞ぐことはない。それに対して、空気調和機の幅は設置上の制限や美観問題もあるため大きく取れず、サイドユニットおよび吹出口の幅を狭くせざるを得ないため左右風向板の間隔は狭くなる。このため、左右風向板を左右に向けた場合、吹出口を塞ぐ事となり、そのために吹出す風量が減少するという課題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、熱交換器を通過させた調和空気を送風する吹出口とその両側の少なくとも一方の吹出口からは熱交換器を通過させない室内空気を送風して室内空気を攪拌させて効率良く空調することが可能な空気調和機において、風向板を使って送風方向を偏向させながら気流制御を行う場合であっても、送風方向に関わらず常に適切な風量制御を行うことが可能な空気調和機を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の空気調和機は、室内機に熱交換器を通過させた調和空気を送風するメインファンと、該メインファンの両側の少なくとも一方に熱交換器を通過させない室内空気を送風するサイドファンとを有する空気調和機であって、前記メインファンの左右風向板を駆動して風向を左右に偏向させるメインファン左右風向板駆動手段と、前記サイドファンの左右風向板を駆動して風向を左右に偏向させるサイドファン左右風向板駆動手段と、前記サイドファンの回転数を変えることで風量を制御するサイドファン制御部と、を備え、前記サイドファン左右風向板駆動手段によって前記メインファンによる送風の左右方向の風向に合せて前記サイドファンによる送風の左右方向の風向を偏向させた時、前記サイドファン制御部は、前記サイドファンの回転数を風向が正面の時の回転数より上げるように制御することを特徴とする。
また、本発明の空気調和機の前記サイドファン制御部は、前記サイドファンの左右風向板の偏向角度に応じて前記サイドファンの回転数を変更することを特徴とする。
本発明の空気調和機によれば、室内機に熱交換器を通過させた調和空気を送風するメインファンと、該メインファンの両側の少なくとも一方に熱交換器を通過させない室内空気を送風するサイドファンとを有する空気調和機であって、前記メインファンの左右風向板を駆動して風向を左右に偏向させるメインファン左右風向板駆動手段と、前記サイドファンの左右風向板を駆動して風向を左右に偏向させるサイドファン左右風向板駆動手段と、前記サイドファンの回転数を変えることで風量を制御するサイドファン制御部と、を備え、前記サイドファン左右風向板駆動手段によって前記メインファンによる送風の左右方向の風向に合せて前記サイドファンによる送風の左右方向の風向を偏向させた時、前記サイドファン制御部は、前記サイドファンの回転数を風向が正面の時の回転数より上げるように制御する。このため、空気調和機は、メインファンとサイドファンの気流を組み合わせて気流制御を行う際に、サイドファンの気流を左右風向板で偏向させる時の通風抵抗が大きくなって風量が減少することから、減少した分の風量を補うように、サイドファンの回転数を上げることで、サイドファンからの風量を常に一定に保つことができるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施例に係る空気調和機の室内機の外観斜視図である。 図2は、図1の室内機の中央吹出口の上下風向板の内側に設けられた左右風向板を示す外観斜視図である。 図3は、室内機および室外機における概略構成を示すブロック図である。 図4は、空気調和機の制御系を概略的に示すブロック図である。 図5は、暖房運転時にメインファンとサイドファンの気流を組み合わせた気流状態を示す室内機の斜視図である。 図6は、図5の気流におけるメインファン気流と左右サイドファン気流を正面方向に吹き出した時のそれぞれの送風する左右方向の角度を上から見た図である。 図7は、図5の気流におけるメインファン気流と左右サイドファン気流をやや右方向に吹き出した時のそれぞれの送風する左右方向の角度を上から見た図である。 図8は、図5の気流におけるメインファン気流と左右サイドファン気流を右方向に吹き出した時のそれぞれの送風する左右方向の角度を上から見た図である。 図9は、メインファン気流あるいはサイドファン気流を左右風向板で5つの方向に偏向させる場合の角度と名称例を示した図である。 図10は、暖房運転時にメインファンとサイドファンの気流を組み合わせたスイング気流モードにおける気流状態を示す室内機の斜視図である。 図11は、サイドファンの左右偏向方向とサイドファンの回転数を上げる場合の対応関係を示す図である。 図12は、サイドファンの回転数を上げてメインファンとサイドファンの風量バランスの制御動作を説明するフローチャートである。
以下に、本発明にかかる空気調和機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施例に係る空気調和機の室内機の外観斜視図であり、図2は、図1の室内機の中央吹出口の上下風向板の内側に設けられた左右風向板を示す外観斜視図であり、図3は、室内機および室外機における概略構成を示すブロック図であり、図4は、空気調和機の制御系を概略的に示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例に用いられる空気調和機の室内機20は、本体ユニット263とその両側に左ファンユニット261と右ファンユニット262とを備える。室内機20の本体ユニット263は、主筐体27を備える。主筐体27では、筐体本体28に外装パネル29が覆い被さる。筐体本体28には、中央吹出口30が形成される。外装パネル29の上部には、図示しない吸込口が形成される。中央吹出口30は、下向きに開口している。このような筐体本体28は、例えば室内の壁面に固定することができる。その際、中央吹出口30の前端30aは、後端30bと比べると上方の位置に配置される。その結果、中央吹出口30は、所定の傾斜角αで前上がりの姿勢に形成される。このような傾斜角αの働きで、気流は中央吹出口30から床面に向かって下向きに吹き出すことができるだけでなく、床面に対して平行(水平方向)に吹き出すこともできる。
そして、中央吹出口30には、前後一対の上下風向板31a、31bが配置される。上下風向板31a、31bは、それぞれ水平軸線32a、32b回りで回転することができる。回転に応じて上下風向板31a、31bは、中央吹出口30を開閉することができる。
また、筐体本体28の両側面には、個別に左ファンユニット261と右ファンユニット262が配置される。つまり、左ファンユニット261と右ファンユニット262は、筐体本体28の側壁の外側に配置される。左ファンユニット261は、左サイドファン筐体331を備えており、左吹出口341が形成され、サイドファンの風向を左右に変える左右風向板341aが配置されている。右ファンユニット262は、右サイドファン筐体332を備えており、右吹出口342が形成され、左右風向板342aが配置されている。この左吹出口341と右吹出口342は、不図示の駆動機構によって水平軸線35回りでそれぞれ回転させることで、サイドファンの風向を上下に変えられる。上記した水平軸線32a、32bと水平軸線35とは、図1に示すように、相互に平行に延びている。筐体331と筐体332の側面には、サイドパネル36が覆い被さる。このサイドパネル36には、側面吸込口37が形成される。側面吸込口37は、図1に示すように、例えばメッシュ状の小開口を集合させて形成する。
本実施例にかかる空気調和機は、上記した室内機20との間で無線による双方向通信により遠隔から運転操作が行えるリモコン10を備えている。
また、図2に示すように、図1の室内機20の上下風向板31a、31bを取り外した状態を下側から見ると、中央吹出口30から吹き出すメインファンの風向を左右に偏向させる複数のフィンからなる左右風向板38が設置されている。この左右風向板38を構成する複数のフィンは、左右方向に可動なバーに端部がそれぞれ連結され、バーを左右方向にスライドさせることで、複数の左右風向板38を同じ角度に傾斜させることができるため、左右風向板38の傾斜角度に応じてメインファン気流301の風向を偏向させることができる。
本実施例にかかる空気調和機の室内機および室外機は、図3に示すように構成されている。上記した室内機20の本体ユニット263内には、室内熱交換器264およびメインファン265が組み込まれる。メインファン265はクロスフローファンであって、回転によって気流を生成する。本体ユニット263には、メインファン265の働きにより室内空気が吸い込まれる。吸い込まれた室内空気は室内熱交換器264を通過することで冷媒と熱交換され、冷気または暖気が生成される。この室内熱交換器264を通り抜けた後の冷気または暖気の気流は、本体ユニット263の中央吹出口30から吹き出され、メインファン気流301となる。また、室内熱交換器264を通り抜けた気流の流量は、クロスフローファンの回転数によって調整される。
室外機40の冷凍回路41は、図3に示すように、四方弁42、圧縮機43、室外熱交換器44、膨張弁45、室外ファン46、および冷媒管50などで構成されている。例えば、冷凍回路41で冷房運転が設定されると、四方弁42は、第2口42bおよび第3口42cを相互に接続し、第1口42aおよび第4口42dを相互に接続する。これにより、圧縮機43の吐出管43bから高温高圧の冷媒が室外熱交換器44に供給される。冷媒は、室外熱交換器44、膨張弁45および室内熱交換器264を順番に流通する。室外熱交換器44では、冷媒の熱エネルギーが外気に放出される。冷媒は、膨張弁45で低圧まで減圧され、室内熱交換器264において周囲の空気から吸熱する。これにより生成された冷気は、メインファン265の働きで室内空間に吹き出される。室内熱交換器264で吸熱した冷媒は、四方弁42を介して圧縮機43に戻される。
また、冷凍回路41で暖房運転が設定されると、四方弁42は、第2口42bおよび第4口42dを相互に接続し、第1口42aおよび第3口42cを相互に接続する。これにより、圧縮機43の吐出管43aから高温高圧の冷媒が室内熱交換器264に供給される。冷媒は、室内熱交換器264、膨張弁45および室外熱交換器44を順番に流通する。室内熱交換器264では、冷媒の熱エネルギーが周囲の空気に放出され、暖気が生成される。暖気は、メインファン265の働きで室内空間に吹き出される。冷媒は、膨張弁45で低圧まで減圧され、室外熱交換器44において周囲の空気から吸熱する。その後、冷媒は圧縮機43に戻される。
また、本実施例にかかる空気調和機の左ファンユニット261および右ファンユニット262は、本体ユニット263とは独立して設けられる。左ファンユニット261および右ファンユニット262は、ファンユニットの内部に遠心送風機からなるサイドファン266と(図1参照)、サイドファン266から送出される気流を吹き出す左吹出口341および右吹出口342をそれぞれ備え、図1で説明した駆動機構により水平軸線35回りに回転させると共に、左吹出口341および右吹出口342の左右風向板341a、342aにより各吹出口から吹き出される空気の風向・風量を個別に制御することが可能となる。中央吹出口30から吹き出される空気は、室内熱交換器264を通り抜けた冷気または暖気からなるメインファン気流301である。左吹出口341および右吹出口342から吹き出される左サイドファン気流3411と右サイドファン気流3421は、それぞれの側面吸込口37から吸い込んだ室内空気をそのまま吹き出した気流である。
続いて、図4を用いて、本実施例の空気調和機の制御系について説明する。制御ユニット21は、冷暖房確立部211を備える。冷暖房確立部211は、図3に示す冷凍回路41の動作を制御する。冷暖房確立部211の制御に応じて冷凍回路41では冷房運転の動作または暖房運転の動作が選択的に確立される。冷暖房確立部211には室外機40が接続される。冷暖房確立部211は、図3の圧縮機43や膨張弁45、四方弁42の動作を制御する。こうした制御にあたって冷暖房確立部211は圧縮機43や膨張弁45、四方弁42に制御信号を供給する。例えば四方弁42では制御信号の働きにより弁の位置が切り替えられる。
また、制御ユニット21は、本体ユニット制御ブロック212およびファンユニット制御ブロック213を備える。本体ユニット制御ブロック212は、図3の本体ユニット263の動作を制御する。本体ユニット制御ブロック212は、メインファン制御部2121、上下風向板制御部2122および左右風向板制御部2123を有する。メインファン制御部2121には、メインファン駆動源22の動作を制御する。メインファン制御部2121によって制御されたメインファン駆動源22は、メインファン265の始動や停止、回転数の制御を実行する。上下風向板制御部2122には、本体ユニット263の上下風向板駆動源23の動作を制御する。上下風向板制御部2122によって制御された上下風向板駆動源23は、上下風向板31a、31bの向きを制御する。左右風向板制御部2123は、左右風向板駆動源24の動作を制御する。左右風向板制御部2123によって制御された左右風向板駆動源24は、図2の左右風向板の向きを制御する。
また、ファンユニット制御ブロック213は、左ファンユニット261と右ファンユニット262の動作を制御する。ファンユニット制御ブロック213は、サイドファン制御部2131、筐体姿勢制御部2132および左右風向板制御部2133を有する。サイドファン制御部2131は、左サイドファン駆動源2611と右サイドファン駆動源2621の動作を個別に制御する。サイドファン制御部2131によって制御された左サイドファン駆動源2611と右サイドファン駆動源2621は、サイドファン266の始動や停止、回転数の制御を実行する。筐体姿勢制御部2132は、左ファンユニット261と右ファンユニット262のファン筐体駆動源2612、2622の動作を制御する。筐体姿勢制御部2132によって制御されたファン筐体駆動源2612は、左サイドファン筐体331の向きを制御し、ファン筐体駆動源2622は、右サイドファン筐体332の向きを制御する。左右風向板制御部2133は、左右風向板駆動源2613、2623の動作を制御する。左右風向板制御部2133によって制御された左右風向板駆動源2613、2623は、左右風向板341a、342aの向きを制御する。
さらに、制御ユニット21には、例えばリモコン送受信部61が接続される。リモコン送受信部61には、例えばリモコン10から無線で指令信号が供給される。この指令信号は、例えば空気調和機の動作モードや設定室温を特定する。指令信号には、リモコン10の操作に応じて動作モードや設定室温が記述される。動作モードには例えば「冷房運転」「暖房運転」「除湿運転」「送風運転」などが挙げられる。リモコン送受信部61は、受信した指令信号を出力する。指令信号は冷暖房確立部211、本体ユニット制御ブロック212およびファンユニット制御ブロック213にそれぞれ供給される。冷暖房確立部211、本体ユニット制御ブロック212およびファンユニット制御ブロック213は、指令信号で特定される動作モードや設定室温に応じて動作する。
また、制御ユニット21には、室内機20のメインファン用の吸込口38に取り付けられた室温センサ62が接続され、室温センサ62で検出された温度が、ユーザが設定した温度になるように本体ユニット制御ブロック212によって空調制御を行う。
また、制御ユニット21には、室内機20に取り付けられた人感センサ63が接続される。人感センサ63は、在室者の存在や在室者の位置を検知する。検知結果に応じて人感センサ63は、検知信号を出力する。検知信号で在室者の有無や位置は特定される。検知信号は、制御ユニット21に供給される。冷暖房確立部211、本体ユニット制御ブロック212およびファンユニット制御ブロック213は、制御の実行にあたって、検知信号で特定される在室者の有無や位置を参照することができる。
なお、制御ユニット21は、例えばマイクロプロセッサユニット(MPU)といった演算処理回路で構成しても良い。演算処理回路には、例えば不揮発性の記憶装置を内蔵、あるいは、図4に示すように、記憶部64として外付けすることができる。記憶部64には、所定の制御プログラムや各種パラメータなどを格納することができ、演算処理回路が制御プログラムを実行することにより制御ユニット21として機能させることができる。また、記憶部64には、本実施例のサイドファンの左右偏向方向に対応させたサイドファンの回転数データを記憶したテーブルが格納されている(図11参照)。
本実施例に係る空気調和機の特徴は、サイドファン気流である左サイドファン気流3411および右サイドファン気流3421の風向を、左右風向板341a、342aで左右に偏向させると、通風抵抗により風量が減少するため、メインファン気流と組み合わせた場合でもサブファンにからの風量を常に一定に保つ点にある。つまり、風向板による通風抵抗は、風向板が正面を向いている時は無く、左右方向に偏向させた時のみ生じるため、図9、図11で示すようにサイドファンの風向を偏向させない場合は風量を変更せず、左(「やや左」と「左」を含む)あるいは右(「やや右」と「右」を含む)に風向を偏向させる場合は、サイドファンの回転数を上げるように制御する。具体的には、本実施例の空気調和機は、風向板による通風抵抗によって減少した分だけ風量を補うように、サイドファンの回転数を上げる。また、気流制御の種類によっては、サイドファンと共にメインファンの風向も左右に偏向させるスイング気流モードがあるが、正面以外の左右に偏向させた場合に、サイドファンの回転数を上げて減少した風量を補うことで、サイドファンからの風量を常に一定に保つことができるように制御する。
図5は、暖房運転時にメインファンとサイドファンの気流を組み合わせた気流状態を示す室内機の斜視図であり、図6は、図5の気流におけるメインファン気流と左右サイドファン気流を正面方向に吹き出した時のそれぞれの送風する左右方向の角度を上から見た図であり、図7は、図5の気流におけるメインファン気流と左右サイドファン気流をやや右方向に吹き出した時のそれぞれの送風する左右方向の角度を上から見た図であり、図8は、図5の気流におけるメインファン気流と左右サイドファン気流を右方向に吹き出した時のそれぞれの送風する左右方向の角度を上から見た図であり、図9は、メインファン気流あるいはサイドファン気流を左右風向板で5つの方向に偏向させる場合の角度と名称例を示した図である。以下、図5〜図9を用いて各気流状態を説明する。
(暖房運転時の気流)
図5は、空気調和機の暖房運転モードにおいて、室内熱交換器を通過した暖気は、上下風向板31a、31bを下に向けてメインファン気流301を吹き出すと同時に、室内熱交換器を通過しない室内空気を左ファンユニット261および右ファンユニット262によって水平方向から下向きに45°程度回動させ、メインファン気流301に対して左サイドファン気流3411と右サイドファン気流3421とを左右方向から10°ずつ内側に向けて(図6参照)、メインファン気流301の上から押さえ付けるように吹き出している。図6に示すように、メインファン気流301の風向は「正面」で、サイドファン気流3411、3421各々の風向を少し内側に偏向されているが、この状態を「正面」とする。
しかし、図7に示すように、メインファン気流301と左右サイドファン気流3411、3421の風向を図6で示す風向より各々20°右に傾けた「やや右」、あるいは、図8に示すように、メインファン気流301と左右サイドファン気流3411、3421の風向を各々40°右に傾けた「右」の場合のように、左右風向板で偏向させる場合は、「正面」と比較すると通風抵抗により風量が減少する。このため、本実施例では、「正面」とそれ以外の「やや右」、「右」に分けて、サイドファンの回転数を制御することで風量を一定に保つ。上記実施例は、偏向方向を「正面」と「やや右」と「右」と3段階に分けた説明をしているが、左右風向板の偏向角度をもっと細分してサイドファンの回転数を変えるようにしてもよい。
上記した図6〜図8では、暖房運転時の気流モードにおける「正面」、「やや右」、「右」の気流の3パターンを示しているが、左右の偏向方向には、図9に示す「やや左」と「左」がさらに加わる。この「やや左」と「左」の気流パターンは、図7、図8に示す右方向の気流を左方向に変えたものであるため、図示を省略する。
(暖房運転時のスイング気流モード)
図10は、空気調和機の暖房運転モードにおいて、メインファン気流301の上下方向の風向は、床面71に暖気を供給するように、下向きに吹き出す。メインファン気流301の左右方向の風向は、左右風向板38によって左右方向にスイングさせる。また、左サイドファン気流3411と右サイドファン気流3421は、スイングするメインファン気流301に対して左右方向で10°ずつ内側を向くように吹き出される。図10に示すように、暖気であるメインファン気流301を下向きに吹き出し、メインファン気流301を上から抑え込むように、左ファンユニット261および右ファンユニット262を水平方向から下向きに45°程度回動させることで、左サイドファン気流3411と右サイドファン気流3421を下向きかつメインファン気流301よりも少し上に吹き出している。つまり、このスイング気流モードは、左サイドファン気流3411と右サイドファン気流3421がメインファン気流301に対して10°ずつ内側に向いた状態を維持したまま、メインファン気流301、左サイドファン気流3411、右サイドファン気流3421が連動して左右方向にスイングするものである。このように、図10に示すスイング気流モードでは、メインファン気流301を下向きに吹き出し、左サイドファン気流3411と右サイドファン気流3421とがメインファン気流301に対して左右方向で10°ずつ内側を向き、メインファン気流301よりも温度の低い空気を上から抑え込むように吹き出しながら連動してスイングさせるため、暖気が上昇するのを抑えつつ、広範囲に暖気を広げて床面71付近を温め、暖気を対流させることで部屋全体を温めることができる。または、図9に示した5箇所の定位置で30秒ずつ停止させてスイングさせてもよい。
この図10に示すスイング気流モードの場合は、図5〜図8で説明した気流と同様に、「正面」とそれ以外(「やや右」、「右」、「やや左」、「左」)とに分けて、サイドファンの回転数を制御する。
(サイドファンの回転数を上げる実施例)
図11は、サイドファンの左右偏向方向とサイドファンの回転数との対応関係を示す図である。図11に示すように、サイドファンの風向を左右に偏向させた場合に、「正面」の時の回転数を基準にして、偏向方向が「やや右」、「右」、または、「やや左」、「左」に対してサイドファンの回転数を10%ずつ上げるように制御する。
この制御動作を図12のフローチャートを用いて説明する。空気調和機が運転を開始されると、制御ユニット21のサイドファン制御部2131は、サイドファンの左右風向が変更があったか否かを判断し(ステップS100)、サイドファンの左右風向に変更があった場合は(ステップS100でYes)、図11で示すようにサイドファンの偏向方向に応じてサイドファンの回転数を変える。その後、運転停止か否かを判断し(ステップS102)、運転停止でなければ(ステップS102でNo)、ステップS100に戻って上記処理が繰り返され、運転停止と判断される(ステップS102でYes)と運転が終了する。
また、上記ステップS100において、サイドファンの左右風向に変更がない場合(ステップS100でNo)、サイドファンの回転数を変更しない(ステップS103)。その後、ステップS102に進んで運転停止か否かを判断し、上記で説明した通りである。
このように、本実施例に係る空気調和機にあっては、サイドファン気流である左サイドファン気流3411および右サイドファン気流3421の風向が正面の時よりも、左右いずれかに偏向させた時の方が左右風向板による通風抵抗が大きくなって風量が減少することから、減少した分の風量を補うように、サイドファンの回転数を上げることで、サイドファンからの風量を常に一定に保つことができる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、空気調和機の室内機に複数の吹出口が配置され、各吹出口から吹き出される気流の風量と風向とを個別に調節可能な空気調和機に有用であり、サイドファンの風向の偏向状態に応じて風量制御を行うことにより気流制御の風量バランスを保つことができる空気調和機を実現することができる。
10 リモコン
20 室内機
21 制御ユニット
211 冷暖房確立部
212 本体ユニット制御ブロック
2121 メインファン制御部
2122 上下風向板制御部
2123 左右風向板制御部
213 ファンユニット制御ブロック
2131 サイドファン制御部
2132 筐体姿勢制御部
2133 左右風向板制御部
22 メインファン駆動源
23 上下風向板駆動源
24 左右風向板駆動源
27 主筐体
28 筐体本体
29 外装パネル
30 中央吹出口
301 メインファン気流
30a 前端
30b 後端
31a、31b 上下風向板
32a、32b、35 水平軸線
36 サイドパネル
37 側面吸込口
38 左右風向板
40 室外機
41 冷凍回路
42 四方弁
42a 第1口
42b 第2口
42c 第3口
42d 第4口
43 圧縮機
43a、43b 吐出管
44 室外熱交換器
45 膨張弁
46 室外ファン
50 冷媒管
61 リモコン送受信部
62 室温センサ
63 人感センサ
64 記憶部
70 壁面
71 床面
72 人
261 左ファンユニット
2611 左サイドファン駆動源
2612 ファン筐体駆動源
2613 左右風向板駆動源
262 右ファンユニット
2621 右サイドファン駆動源
2622 ファン筐体駆動源
2623 左右風向板駆動源
263 本体ユニット
264 室内熱交換器
265 メインファン
266 サイドファン
331 左サイドファン筐体
332 右サイドファン筐体
341 左吹出口
341a 左右風向板
3411 左サイドファン気流
342 右吹出口
342a 左右風向板
3421 右サイドファン気流

Claims (2)

  1. 室内機に熱交換器を通過させた調和空気を送風するメインファンと、該メインファンの両側の少なくとも一方に熱交換器を通過させない室内空気を送風するサイドファンとを有する空気調和機であって、
    前記メインファンの左右風向板を駆動して風向を左右に偏向させるメインファン左右風向板駆動手段と、
    前記サイドファンの左右風向板を駆動して風向を左右に偏向させるサイドファン左右風向板駆動手段と、
    前記サイドファンの回転数を変えることで風量を制御するサイドファン制御部と、
    を備え、
    前記サイドファン左右風向板駆動手段によって前記メインファンによる送風の左右方向の風向に合せて前記サイドファンによる送風の左右方向の風向を偏向させた時、前記サイドファン制御部は、前記サイドファンの回転数を風向が正面の時の回転数より上げるように制御することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記サイドファン制御部は、前記サイドファンの左右風向板の偏向角度に応じて前記サイドファンの回転数を変更することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
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