JPS6380152A - 空気調和機の制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は空気調和機の空気吹出グリルの制御方法に関す
るものである。

（従来の技術） 従来、空気調和機においては室内を隈無く冷暖房を行な
うようにしているが、在室者の位置や人数により無駄な
空間をも必要以上に冷暖房を行なっている問題がある。

このため、特開昭６０−２２１６４９号公報に提案され
るよう幅室内ユニットの前面に、在室者の位置を検出す
る人体検知センサを取り付け、その人体検知センサによ
る吹出グリルの角度を！ｉｌ！Ｉ整するようにしている
。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、在室者の人数はまちまちであり、また室
内での居場所も様々であり、吹出グリルの角度を制御す
ることは困難となりやすい。また在室者が一国所に集ま
った場合には、上述した他の空間を無駄に空調してしま
うのみならず、温度センサの位置によってはその在室者
の空間を最適に空調できない問題を残している。

本発明は上記事情を考慮してなされたもので、在室者の
位置に応じて最適な空調を行なえ、しかも無駄な空調を
行なうことがない空気調和機の吹出グリル制御方法を提
供することを目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するだめの手段及び作用）本発明は上記
目的を達成するために、空気調和機の室内ユニットの前
部に、在室者の位置を検出する人体検知センサを設け、
他方室内ユニットの空気吹出口に、吹出流の左右方向を
調整する吹出グリルを複数に分割して設けると共に、そ
の各グリルを夫々独立して駆動するグリル角度調整手段
を設けた空気調和機の吹出グリル制御方法において、上
記人体検知センサで在室者の位置を検出すると共にその
位置に応じた方向に上記各グリルを、そのグリル角ｒｆ
ｉ調整手段で制御し、かつ在室者が部屋の左右に片寄っ
ている際、室内の設定温度を冷房時は設定温度よりやや
高く、暖房時はやや低く設定して運転するもので、吹出
グリルを複数に分割することで、吹出流を在室者の居場
所に応じて部屋全体或いは一個所に集中させて吹き出す
ことができ、しかも部屋の左右に片寄った場合には冷房
運転であれば設定温度よりやや高めの設定で、暖房運転
であれば設定温度よりやや低めの設定で運転することで
、冷暖房の快適性を維持させながら空調の無駄を防止で
きるようにしたものである。

（実施例） 以下に本発明に係る空気調和機の吹出グリル制御方法の
好適一実施例を添付図面に基づいて説明する。

先ず、第３図により空気調和機の室内ユニット１を説明
する。

室内ユニット本体２内には、室内熱交換器３が設けられ
、またその後部に室内熱交換器３を通して室内空気を吸
い込み、本体２の前面下部に設けた空気吹出口４から熱
交換後の冷風又は温風を吹き出すための送風機５が設け
られる。

空気吹出口４内にはその吹出流の左右方向角度を調整す
る吹出グリル６が設けられ、また図には示していないが
上下方向の吹出角度をｌ！Ｊｍするグリルも設けられて
いる。

室内ユニット本体２の吸込側前面には室温Ｔａを検出す
るｖ温センサ７が設けられ、また室内ユニット本体２の
前部に、在室者の位置を検出する赤外線センサなどから
なる人体検知センサ８が設番プられる。

吹出グリル６は第１図に示すように左右方向で三分割さ
れ、各グリル５ａ　、５ｂ　、５ｃが夫々グリル角度調
整手段９ａ、９ｂ、９ｃで、その左右方向の吹田角度を
調整できるようになっている。

人体検知センサ８は、第２図に示すようにセン号ボック
ス１０の前面にフレネルレンズ１１が設けられ、そのフ
レネルレンズ１１の焦点位置にサーモバイル１２が設け
られ、サーモバイル１２で生じた起動力をＩＣ基板１３
で検出し、それを直流電圧回路１４を介して電流電圧出
力１５する。

さて第１図において、各グリル５ａ　、　５ｂ　。

６Ｃを駆動するグリル角度調整手段９ａ　、　９ｂ　。

９Ｃはサブマイコン１６にて作動され、そのグリル角度
調整手段９ｎ　、９ｂ　、９ｃに各グリル６ａ。

６ｂ、６ｃの角度を検出する角度検出センサ１７ａ　、
　１７ｂ　、　　１７ｃが夫々設けられルト共に、その
出力がサブマイコン１６に入力される。

人体検知センサ８は駆動装置１７により、左右動され、
その人体の検出信号及び位置信号が電流電圧出力１５と
してサブマイコン１６に入力きれる。

サブマイコン１６は、空気調和改を駆動制御する室内マ
イコン１８と接続され、室内マイコン１８からの運転情
報がサブマイコン１６に、またサブマイコン１６からの
各種情報が室内マイコン１８に入力される。

また室内ユニットには、ワイレレスリモコン（図示せず
）から送信される運転情報を受信する受信部１９が設け
られ、その受信信号が室内マイコン１８及びサブマイコ
ン１６に入力される。また室温センサ７の検出温度は室
内マイコン１８に入力され、その検出温度と上述のワイ
ヤレスリモコンで設定された設定温度とを室内マイコン
１８が比較し、圧縮ＩＮなどの機器をＩｌｌ郊し室温が
設定温度になるよう制御する。

また送風機５は室内マイコン１８よりサブマイコン１６
を介して制御される。

以上において人体検知センサ８は、サブマイコン１６よ
り駆動装置１７で左右動され、部内のどの位置に在室者
がいるかどうかを検知し、その検知信号と位置信号を電
流電圧出力１５としてサブマイコン１６に入力する。サ
ブマイコン１６はその在室者の位置に応じてグリル角度
調整手段９ａ　、９ｂ　、９ｃを駆動し、各グリル５ａ
　、　５ｂ　。

６Ｃを夫々在室者のいる方向へ向くよう、その各グリル
６ａ　、６ｂ　、６ｃの角度を制御する。

すなわら、在室者が部屋全体に散らばっている場合、第
４図に示すように吹出流が部屋Ｒの全体に、図示の斜線
で囲った範囲Ｓ１に吹き出されるように各グリル６ａ　
、６ｂ　、６ｃの角度をｍｔｓする。

また在室者が部ｆｆ１Ｒの中央に集まっている場合には
第５図に示すように各グリル５ａ　、　５ｂ　。

６Ｃからの吹出流が図示の範囲Ｓ２に集中するよう調整
する。

さらに在室者が部Ｉｎの左右いずれかに片寄っている場
合には、第６図に示すように各グリル６ａ　、６ｂ　、
６ｃをその片寄っている方向に吹出流が図示の範囲Ｓ３
に集中するよう調整する。

このサブマイコン１６による各グリル６ａ。

５ｂ、５ｃの角度調整において、第４図、第５図に示す
ように吹出流が全体に又は中央に集中する場合には、室
内マイコン１８は室温センサ７で検出された室？ａ　Ｔ
　ａと設定温度ＳＴａとを比較し、室温Ｔａが設定温度
ＳＴａとなるよう空気調和機を運転制御する。

第７図は、この場合の冷暖房時の室ｍＴａの経時変化示
すもので、図示の点線は冷房運転時の空温Ｔａの経時変
化を、また実線は暖房運転時の室温Ｔａの経時変化を示
す。尚、冷房、暖房時の設定温度ＳＴａは図では便宜上
同じ温度としているが、同じ温度ではない。

このように在室者が部屋全体に散らばっている場合や部
屋の中央に集まっている場合は、室内でマイコン１８は
サブマイコン１６からの在室者の位置情報を受けて室温
Ｔａが設定温度ＳＴａとなるよう制御するが、第６図で
説明したように部屋Ｒの左右に片寄った場合、室内マイ
コン１８はサブマイコン１６からの在室者の位置情報を
受けて冷房時は室温Ｔａが設定温度３７ａ＋１℃となる
よう、また暖房時は室温Ｔａが設定温度ＳＴａ　−１℃
となるよう制御する。

この片寄った場合の冷暖房時の室温Ｔａの経時変化は第
８図に示したように、冷房時は室温ＴａがＳＴａ＋１℃
に制御され暖房時は空温が３Ｔａ−１℃に制御される。

このように、在室者が部屋の片側に集まった場合は、他
の空間はあまり空調する必要がないが、設定温度を変更
させることでその温度変更分省エネルギとなり、空調無
駄をなくすことができる。

すなわち、第６図に示すように部屋Ｒの左側のみをＩｌ
ｌ！房した場合、その在室者のいる空間部分の範囲Ｓ３
では快適な暖房が達成されるが、部屋Ｒの中央より右側
では左側より、当然２〜３℃低い温度となる。しかし室
温センサ８は室内ユニットの中央部に取り付けられた場
合、その部屋Ｒの平均温度を検出することになるため、
設定温度ＳＴａのままで運転すると在室者のいる範囲Ｓ
３が設定温度より高く暖房されることとなる。従って暖
房時は設定温度を５Ｔａ−１とすることで実際には在室
者のいる側では設定温度ＳＴａに近い温度で制御される
こととなり、これにより適正な快適暖房が行なえると共
にエネルギが１℃分少なくなるため省エネルギ化が図れ
る。

また逆に、冷房運転では設定温度ＳＴａより１℃高く室
温を設定すれば同様に快適冷房が行なえることとなる。

［発明の効果］ 以上詳述してきたことから明らかなように、本発明によ
れば次のごとき優れた効果を発揮する。

（１）　　吹出グリルを複数に分割し、在室者の位置に
応じてその各吹出グリルの角度をＷ４整することで快適
な冷暖房ができる。

（２）　　在室者が部屋の左右に片寄った場合、吹出グ
リルをその方向に向けると共に設定温度を冷房時やや高
めに、暖房時やや低めに設定することにより在室者のい
る空間を快適に冷暖房することができると共に他方の空
間は必要以上に空調する必要がなく省エネルギとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の空気調和機の吹出グリルの制御方法を
実施するためのブロック図、第２図は、　　第１図の人
体検知センサの詳細を示す図、第３図は本発明における
空気調和機の室内ユニットの断面図、第４図、第５図及
び第６図は本発明において、在室者の位置に応じた吹出
グリルの角度の調整状態を示す平面図、第７図、第８図
は本発明において、冷暖房時の室温の経時変化示す図で
ある。 図中、１は室内ユニット、５ａ、５ｂ、６ｃは吹出グリ
ル、８は人体検知センサ、８は室温センサ、９ａ、９ｂ
、９ｃはグリル角度調整手段である。 代理人弁理士　則　　近　　憲　　缶 周　　　　　　　渇　　　　山　　　　幸　　　失策１
図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 空気調和機の室内ユニットの前部に、在室者の位置を検
   出する人体検知センサを設け、他方室内ユニットの空気
   吹出口に、吹出流の左右方向を調整する吹出グリルを複
   数に分割して設けると共に、その各グリルを夫々独立し
   て駆動するグリル角度調整手段を設けた空気調和機の吹
   出グリル制御方法において、上記人体検知センサで在室
   者の位置を検出すると共にその位置に応じた方向に上記
   各グリルを、そのグリル角度調整手段で制御し、かつ在
   室者が部屋の左右に片寄つている際、室内の設定温度を
   冷房時は設定温度よりやや高く、暖房時はやや低く設定
   して運転することを特徴とする空気調和機の吹出グリル
   制御方法。