JP2014173230A - 収納付き仕切壁 - Google Patents

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Osamu Iida
理 飯田
Sayaka Yoshihara
早也佳 吉原
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Abstract

【課題】目立ちにくい収納空間を形成でき、物品を人目につかないように収納することが可能な収納付き仕切壁を提供することを目的とする。
【解決手段】収納付き仕切壁10は、互いに間隔をあけて配置される一対の側壁部11a,11bを有する壁本体11と、一対の側壁部11a,11b間に形成され、壁本体11の少なくとも幅方向一方の側端面側に開口する収納空間12と、壁本体11の側端面に、収納空間12の開口12aを開閉自在に取り付けられる端面化粧材13と、を備える。そして、端面化粧材13は、上下端部間の長さが壁本体11の側端面の上下端部間の長さと略等しく設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、収納付き仕切壁に関する。
従来、収納スペースを確保するために、例えば単に間仕切りや目隠し等を行う仕切壁に収納機能を付加する技術が知られている。特許文献1には、物品が収納されるバスケット本体を有するウォールストッカーが内部に設けられた収納空間付きの壁体を形成する技術が開示されている。
また、バスケット本体は壁体の端面開口から出し入れ可能とされており、その前面側には、壁体の端面開口を閉塞する蓋板が設けられている。
特開2004−81267号公報
ところで、物品によっては人目につきにくい場所に収納したいという要望があり、従来のような壁体内の収納空間に収納することが考えられる。ところが、従来の収納空間付きの壁体は、当該壁体の端面を構成する前板と、バスケット本体の表面側に設けられた蓋板との間に把手として利用される指先が入る程度の隙間が形成されたり、前板の面積よりも蓋板の面積が小さく、前板と蓋板の周囲との間に継目が見えたりするため、より目立ちにくくしたいという要望がある。
本発明の課題は、目立ちにくい収納空間を形成でき、物品を人目につかないように収納することが可能な収納付き仕切壁を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、収納付き仕切壁10(20)であって、例えば図1〜図6に示すように、互いに間隔をあけて配置される一対の側壁部11a,11b(21a,21b)を有する壁本体11(21)と、
前記一対の側壁部11a,11b(21a,21b)間に形成され、前記壁本体11(21)の少なくとも幅方向一方の側端面側に開口する収納空間12(22)と、
前記壁本体11(21)の前記側端面に、前記収納空間12(22)の開口12a(22a)を開閉自在に取り付けられる端面化粧材13(23)と、を備えており、
前記端面化粧材13(23)は、上下端部間の長さが前記側端面の上下端部間の長さと略等しく設定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記端面化粧材13(23)の上下端部間の長さが前記壁本体11(21)の側端面の上下端部間の長さと略等しく設定されているので、前記端面化粧材13(23)は、上下端部間の長さ方向にわたって継目が無い状態で形成される。すなわち、前記収納空間12(22)の開口12a(22a)を前記端面化粧材13(23)によって閉塞した時に、当該端面化粧材13(23)には継目が無いため、カムフラージュ効果が生じやすくなり、前記収納空間12(22)を目立ちにくくすることができる。これよって、前記収納空間12(22)に、物品を人目につかないように収納することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、例えば図1〜図6に示すように、請求項1に記載の収納付き仕切壁10(20)において、
前記端面化粧材13(23)は、当該端面化粧材13(23)の幅方向両端部に形成され、前記壁本体11(21)の前記側端面の幅方向両端部よりも外側に突出する突出縁部13c,13d(23c,23d)を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記端面化粧材13(23)は前記突出縁部13c,13d(23c,23d)を有するので、当該突出縁部13c,13d(23c,23d)を把手として利用することができ、前記端面化粧材13(23)を開閉操作しやすくなる。
さらに、把手等を付ける必要が無いので、さらにカムフラージュ効果を高めることができる。また、前記突出縁部13c,13d(23c,23d)は、前記幅方向両端部に形成されるので、幅方向一端部にのみ形成される場合に比して、カムフラージュ効果を高めやすい。
請求項3に記載の発明は、例えば図1〜図4に示すように、請求項1または2に記載の収納付き仕切壁10において、
前記端面化粧材13は、前記収納空間12の内部側に設けられる蝶番14を介して前記壁本体11の前記側端面に取り付けられており、
前記蝶番14は、一片が前記一対の側壁部11a,11bのうち一方の側壁部11aの内側面に固定され、他片が前記端面化粧材13の裏面に固定されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記壁本体11の前記側端面と前記端面化粧材13との間に介在する前記蝶番14は、前記収納空間12の内部側に設けられるため、外部に露出しない状態となる。すなわち、前記収納空間12の開口12aを前記端面化粧材13によって閉塞した時に、外部から前記蝶番14が見えないため、カムフラージュ効果が生じやすくなり、前記収納空間12をより目立ちにくくすることができる。
また、前記蝶番14は、一片が前記一対の側壁部11a,11bのうち一方の側壁部11aの内側面に固定され、他片が前記端面化粧材13の裏面に固定されているので、前記端面化粧材13を片開き形式(横方向、上方向、下方向に回転移動させる形式)で前記壁本体11の前記側端面に取り付けることができる。さらに、前記蝶番14を、前記収納空間12の内部に確実に収めることができる。
請求項4に記載の発明は、例えば図3,図4に示すように、請求項3に記載の収納付き仕切壁10において、
前記一方の側壁部11aは、前記他方の側壁部11bよりも厚さが厚く形成されるとともに前記蝶番14の一片が取り付けられており、
前記端面化粧材13は、表面側に配置される表面化粧部13aと、
前記表面化粧部13aの裏面に、前記収納空間12側に突出して設けられるとともに前記蝶番14の他片が取り付けられる下地部13bと、を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、前記一方の側壁部11aが前記他方の側壁部11bよりも厚く形成されているので、前記蝶番14を、例えば前記他方の側壁部11bに固定する場合に比して強固に固定できる。また、前記端面化粧材13が、表面側の部材と裏面側の部材とに分けて構成されるので、前記蝶番14を、表面に露出しない部材である前記下地部13bに対して確実に取り付けできる。さらに、前記表面に露出する部材である前記表面化粧部13aによって前記収納空間12を確実に遮蔽できる。
請求項5に記載の発明は、例えば図5,図6に示すように、請求項1または2に記載の収納付き仕切壁20において、
前記端面化粧材23は、前記収納空間22の内部側に設けられる接続部材24を介して前記壁本体21の前記側端面に取り付けられるとともに、当該接続部材24によって前記側端面に対して着脱自在とされていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、前記壁本体21の前記側端面と前記端面化粧材23との間に介在する前記接続部材24は、前記収納空間22の内部側に設けられるため、外部に露出しない状態となる。すなわち、前記収納空間22の開口22aを前記端面化粧材23によって閉塞した時に、外部から前記接続部材24が見えないため、カムフラージュ効果が生じやすくなり、前記収納空間22をより目立ちにくくすることができる。
さらに、前記端面化粧材23は、前記接続部材24によって前記側端面に対して着脱自在とされているので、前記収納空間22の開口22aを開放させる際に、前記端面化粧材23を前記側端面から取り外せる。このため、前記収納空間22の開口22aをできるだけ広くかつ容易に開け放つことができる。
請求項6に記載の発明は、例えば図3,図5に示すように、請求項1〜5のいずれか一項に記載の収納付き仕切壁10(20)において、
前記壁本体11(21)の厚みは、周囲に設けられる他の壁1,2(3)の厚みと略等しくなるように設定されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、前記壁本体11(21)の厚みは、周囲に設けられる他の壁1,2(3)の厚みと略等しくなるように設定されているので、他の壁1,2(3)との区別がつきにくくなり、よりカムフラージュ効果を高めることができる。
本発明によれば、端面化粧材によって目立ちにくい収納空間を形成でき、物品を人目につかないように収納することが可能となる。
閉塞時の収納付き仕切壁を示す斜視図である。 開放時の収納付き仕切壁を示す斜視図である。 収納付き仕切壁の断面図である。 蝶番によって端面化粧材が回転移動する際の軌跡を説明する概略図である。 他の収納付き仕切壁を示す断面図である。 開放時の他の収納付き仕切壁を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態において、建物は、壁や床、屋根といった建物の構成要素を予め工場でパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てて構築するパネル工法で構築されるが、これに限られるものではなく、従来の軸組工法、壁式工法、ツーバイフォー工法等で構築されるものとしてもよい。
<第1の実施の形態>
図1において符号10は、収納付き仕切壁を示す。この収納付き仕切壁10は、住宅等の建物内に組み込まれており、当該収納付き仕切壁10を境界とする建物内の一方の空間と他方の空間とを間仕切るために設けられている。
また、収納付き仕切壁10は、図1および図2に示すように、他の壁1,2と組み合わされ、これら他の壁1,2と一体的な壁として建物内に組み込まれる。さらに、この収納付き仕切壁10は、上端部が部屋の天井5と一体的に設けられたり、下端部が部屋の床4と一体的に設けられたりする。
なお、本実施の形態においては、前記他の壁1は、前記床4上に立設され、床4から天井5までの高さの半分程度の高さ(例えば900mm程度)に設定された、いわゆる腰壁である。さらに、端面には、当該端面を化粧する化粧材1aが取り付けられている。
また、前記他の壁2は床4から天井5までの高さに設定された壁である。さらに、図3に示すように、当該他の壁2の両側面には石膏ボード2a,2aが貼り付けられている。
なお、前記他の壁1,2の下端部には、当該壁1,2と前記床4との境目となる巾木6が取り付けられている。
前記収納付き仕切壁10は、腰壁である前記他の壁1の上端部から前記天井5までの高さに設定されるとともに当該他の壁1に一体的に取り付けられている。そして、これら二つの壁1,10によって略L字状の壁が形成されている。さらに、当該L字状の壁は前記他の壁2と直交するようにして配置されている。また、前記収納付き仕切壁10と前記他の壁1の表面にはクロス等の仕上げ材によって極力継目が表れないように仕上げが施されている。
以上のような収納付き仕切壁10は、壁本体11と、収納空間12と、端面化粧材13と、蝶番14と、棚板15と、を備える。
前記壁本体11は、図2,図3に示すように、一対の側壁部11a,11bと、天板部11cと、底板部11dと、側端壁部11eと、を有する。
一対の側壁部11a,11bは、互いに間隔をあけて、かつ対向して配置されることによって前記壁本体11の表裏の広い面を形成するものである。
天板部11cは、前記一対の側壁部11a,11bの上端部間に設けられ、前記天井5に固定されるものである。
底板部11dは、前記一対の側壁部11a,11bの下端部間に設けられ、前記他の壁1の上端部に固定されるものである。
前記側端壁部11eは、前記壁本体11の幅方向両側端面のうち収納空間12の奥行き方向後方に設けられるものであり、前記一対の側壁部11a,11bの端部と、前記天板部11cの端部と、前記底板部11dの端部に固定されている。
また、前記壁本体11の厚みは、周囲に設けられる他の壁1,2の厚みと略等しくなるように設定されている。
すなわち、壁そのものの厚みが、前記収納付き仕切壁10も前記他の壁1,2も略等しくなるように設定されている。さらに、壁に付属する化粧材等を含めた寸法もできるだけ等しくなるようにすることが好ましい。例えば前記他の壁1の前記化粧材1aと、端面化粧材13の幅寸法は略等しくなるように設定されている。
前記収納空間12は、前記一対の側壁部11a,11b間に形成され、前記壁本体11の少なくとも幅方向一方の側端面側に開口するものである(以下、開口12a)。
すなわち、この収納空間12は、前記一対の側壁部11a,11b間だけでなく、これら一対の側壁部11a,11bと、前記天板部11cと、前記底板部11dと、前記側端壁部11eとで囲まれる空間を指している。なお、この収納空間12における奥行き方向は、前記壁本体11の幅方向と同義である。
そして、前記壁本体11の幅方向両側端面のうち、前記側端壁部11eを含んで形成される側端面とは反対の側端面が、上述のように開口している。なお、本実施の形態においては、前記壁本体11の幅方向両側端面のうち、前記開口12aが設けられる側を一方の側端面と称し、前記側端壁部11eが設けられる側を他方の側端面と称する。
前記一方の側端面は、前記一対の側壁部11a,11bの端面、前記天板部11cの端面、前記底板部11dの端面で形成されている。また、前記他方の側端面は、前記側端壁部11eも含んで形成されている。
前記端面化粧材13は、前記壁本体11の前記一方の側端面に、前記収納空間12の開口12aを開閉自在に取り付けられるものである。そして、この端面化粧材13は、上下端部間の長さが前記側端面の上下端部間の長さと略等しく設定されている。
すなわち、この端面化粧材13は、前記他の壁1の上端部から前記天井5までの高さに設定されている。さらに、換言すれば、この端面化粧材13は、壁本体11自体の高さ方向寸法と略等しい高さに設定されている。
また、この端面化粧材13は、図2〜図4に示すように、前記収納空間12の内部側に設けられる前記蝶番14を介して前記壁本体11の前記一方の側端面に取り付けられている。
また、前記端面化粧材13は、図2〜図4に示すように、表面化粧部13aと、下地部13bと、突出縁部13c,13dと、を有する。
前記表面化粧部13aは、端面化粧材13の表面側に配置されるものである。
前記下地部13bは、前記表面化粧部13aの裏面に、前記収納空間12側に突出して設けられるものである。この下地部13bは合板等からなる板材である。
前記突出縁部13c,13dは、端面化粧材13の幅方向両端部に形成されるものであり、より詳細には、前記表面化粧部13aの幅方向両端部に一体形成されるものである。そして、これら突出縁部13c,13dは、前記壁本体11の前記一方の側端面の幅方向両端部よりも外側に突出している。
また、これら突出縁部13c,13dは、前記表面化粧部13aと共に押出成形される樹脂成形品であり、木粉等を混入させて木質様成形品としてもよい。
前記蝶番14は、一片が前記一対の側壁部11a,11bのうち一方の側壁部11aの内側面に固定され、他片が前記端面化粧材13の裏面に固定されている。なお、蝶番14は、図2に示すように、前記端面化粧材13の上部と下部に複数設けられている。
すなわち、この蝶番14は、前記一方の側壁部11aの内側面に固定される固定片14aと、前記端面化粧材13の裏面に固定される固定片14bと、複数のリンクが採用されることによって前記端面化粧材13を動作可能とする蝶番本体14cと、を有する。
前記蝶番本体14cは、図2に示すように、前記端面化粧材13を動作させて前記収納空間12の開口12aを開放する際に、前記固定片14bを、前記固定片14aに対して収納空間12の外部側に持ち送り可能に構成されている。
前記一方の側壁部11aは前記固定片14aが固定されるため、前記他方の側壁部よりも厚さが厚く形成されている。
また、前記端面化粧材13は裏面に前記固定片14bが固定されるため、前記下地部13bを固定代としている。なお、この固定片14bは前記下地部13bに埋設されるようにして固定されている。
また、このような蝶番14によって前記端面化粧材13を動作可能とするため、前記一方の側壁部11aの端面化粧材側端部は、当該端部が平断面視略L字状となるように切欠形成されている(切欠部11f)。
さらに、前記表面化粧部13a(突出縁部13c,13dを除く部分)および前記下地部13bは、その中心線L1が、前記壁本体11の中心線L2から前記蝶番14側にずれるようにして配置されている。また、前記下地部13bは、前記一方の側壁部11aの切欠部11fに収容されている。
さらに、前記突出縁部13c,13dのうち一方の突出縁部13cは、他方の突出縁部13dに比して、前記表面化粧部13aからの突出寸法が短く設定されている。ただし、双方の突出縁部13c,13dが前記壁本体11の前記一方の側端面の幅方向両端部から外側に突出する寸法は略等しい。
前記端面化粧材13は、前記蝶番14および当該蝶番14の周辺の構造を採用することによって、図4に示すような開閉動作を行うことができる。なお、図4中では前記蝶番14の動作を省略し、前記端面化粧材13の動作のみが表されている。
この端面化粧材13の動作の特徴は、前記一方の突出縁部13cが、前記開口12aの閉塞時には外側に突出しているのに対し、前記開口12aの開放時には当該開口12aに向けられた状態となっている点にある。さらに、その中途の過程では、前記一方の側壁部11aの端部に接触しないように動作する。
前記棚板15は、前記収納空間12内に設けられて、当該収納空間12を上下に仕切るとともに物品の載置を可能とするものである。
なお、前記一対の側壁部11a,11bの内側面には、図2に示すように、上下方向に多数のダボ穴15a…が形成され、これら多数のダボ穴15a…の任意のダボ穴15aにダボ15bが挿入され、ダボ15bの上に前記棚板15が載置される。これによって、棚板15の上下位置を任意の高さに設定できる。
以上のようにして本実施の形態の収納付き仕切壁10が構成されている。
前記収納空間12を使用する場合は、前記他方の突出縁部13dを把手として利用し、前記端面化粧材13を、前記蝶番14を中心に回転するようにして動作させ、前記収納空間12の開口12aを開放させる。
なお、本実施の形態の収納付き仕切壁10は、前記他の壁1の上端部から前記天井5までの高さに設定され、前記他の壁1に一体的に取り付けられるものとしたが、これに限られるものではなく、例えば床4から天井5までの高さに設定されたものであってもよい。また、その幅(収納空間12の奥行き)も、人の手が届く範囲または物品の出し入れができる範囲であれば特に限定されるものではない。
また、本実施の形態の端面化粧材13は、当該端面化粧材13を横方向に回転移動させる片開き形式であるが、前記蝶番14を、一片を前記端面化粧材13の上端部に固定し、他片を前記天板部11cに固定することにより、前記端面化粧材13を上方に向かって回転させるような形態を採用してもよい。反対に前記端面化粧材13を下方に向かって回転させる形態を採用してもよい。
本実施の形態によれば、前記端面化粧材13の上下端部間の長さが前記壁本体11の側端面の上下端部間の長さと略等しく設定されているので、前記端面化粧材13は、上下端部間の長さ方向にわたって継目が無い状態で形成される。すなわち、前記収納空間12の開口12aを前記端面化粧材13によって閉塞した時に、当該端面化粧材13には継目が無いため、カムフラージュ効果が生じやすくなり、前記収納空間12を目立ちにくくすることができる。これよって、前記収納空間12に、物品を人目につかないように収納することが可能となる。
また、前記端面化粧材13は前記突出縁部13c,13dを有するので、当該突出縁部13c,13dを把手として利用することができ、前記端面化粧材13を開閉操作しやすくなる。
さらに、把手等を付ける必要が無いので、さらにカムフラージュ効果を高めることができる。また、前記突出縁部13c,13dは、前記幅方向両端部に形成されるので、幅方向一端部にのみ形成される場合に比して、カムフラージュ効果を高めやすい。
また、前記壁本体11の前記側端面と前記端面化粧材13との間に介在する前記蝶番14は、前記収納空間12の内部側に設けられるため、外部に露出しない状態となる。すなわち、前記収納空間12の開口12aを前記端面化粧材13によって閉塞した時に、外部から前記蝶番14が見えないため、カムフラージュ効果が生じやすくなり、前記収納空間12をより目立ちにくくすることができる。
また、前記蝶番14は、一片が前記一対の側壁部11a,11bのうち一方の側壁部11aの内側面に固定され、他片が前記端面化粧材13の裏面に固定されているので、前記端面化粧材13を片開き形式で前記壁本体11の前記側端面に取り付けることができる。さらに、前記蝶番14を、前記収納空間12の内部に確実に収めることができる。
また、前記一方の側壁部11aが前記他方の側壁部11bよりも厚く形成されているので、前記蝶番14を、例えば前記他方の側壁部11bに固定する場合に比して強固に固定できる。また、前記端面化粧材13が、表面側の部材と裏面側の部材とに分けて構成されるので、前記蝶番14を、表面に露出しない部材である前記下地部13bに対して確実に取り付けできる。さらに、前記表面に露出する部材である前記表面化粧部13aによって前記収納空間12を確実に遮蔽できる。
また、前記壁本体11の厚みは、周囲に設けられる他の壁1,2の厚みと略等しくなるように設定されているので、他の壁1,2との区別がつきにくくなり、よりカムフラージュ効果を高めることができる。
<第2の実施の形態>
次に、図面を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、説明の便宜上、上述した第1の実施の形態とは異なる構成部分のみについて説明する。
本実施の形態の収納付き仕切壁20は、図5,図6に示すように、他の壁3と組み合わされ、当該他の壁3と一体的な壁として建物内に組み込まれる。具体的には、前記収納付き仕切壁20は、前記他の壁3と同一直線上に配置され、かつ、当該他の壁3の一端面に前記収納付き仕切壁20の端面が接するようにして設けられている。なお、この収納付き仕切壁20は前記他の壁3の一端面に対して接着剤等により固定されている。
また、図示はしないが、本実施の形態の収納付き仕切壁20および前記他の壁3は、床4から天井5までの高さに設定されている。そして、これら収納付き仕切壁20および前記他の壁3の下端部には、前記床4との境目となる巾木6が取り付けられている。
また、前記収納付き仕切壁20と前記他の壁3の表面にはクロス等によって極力継目が表れないように仕上げが施されている。
以上のような収納付き仕切壁20は、壁本体21と、収納空間22と、端面化粧材23と、接続部材24と、棚板25と、を備える。
前記壁本体21は、一対の側壁部21a,21bと、天板部と、底板部21dと、側端壁部21eと、を有する。本実施の形態においては、図示しない天板部は前記天井5に固定されている。また、前記一対の側壁部21a,21bは略等しい厚さに形成されている。すなわち、同様のサイズの板材が使用されている。
なお、図5に示すように、前記一対の側壁部21a,21bの幅寸法は、前記端面化粧材23の幅寸法に近い寸法に設定されている。これによって、本実施の形態の収納付き仕切壁20は、平断面視において、より正方形状に近い矩形状に形成されている。なお、正方形であってもよいものとする。
このような収納付き仕切壁20であれば、比較的小型に形成できるので、設置スペースの広さに制限があっても導入しやすい。
前記収納空間22は、前記壁本体21の内部に形成されるものであり、その開口22aは、前記壁本体21の側端面側に形成されている。換言すれば、当該開口22aは、前記収納付き仕切壁20と前記他の壁3とからなる一体的な壁の側端面側に形成されている。
前記棚板25は、前記収納空間22内に適宜設けられている。なお、本実施の形態においてもダボおよびダボ穴によって当該棚板25を支持する。
前記端面化粧材23は、前記壁本体21の前記側端面に、前記収納空間22の開口22aを開閉自在に取り付けられるものである。
そして、当該端面化粧材23は、前記収納空間22の内部側に設けられる接続部材24を介して前記壁本体21の側端面に取り付けられるとともに、当該接続部材24によって前記壁本体21の側端面に対して着脱自在とされている。
また、端面化粧材23は、表面化粧部23aと、下地部23bと、突出縁部23c,23dと、補強部材23eと、を有する。本実施の形態の突出縁部23c,23dの突出寸法は、互いに等しくなるように設定されている。
さらに、前記補強部材23eは、前記下地部23bの裏面に取り付けられる金属製部材であり、端面化粧材23の剛性に応じて選択的に取り付けられる。すなわち、本実施の形態のように収納付き仕切壁20自体が、床4から天井5までの高さに設定されていると、前記端面化粧材23に撓みが生じやすくなる場合がある。このような場合には、前記補強部材23eが取り付けられる。
前記接続部材24は、キャッチ部材24aと、ストライク部材24bと、を有する。
キャッチ部材24aは、磁石そのもの、または磁石を内蔵する部材であり、前記一対の側壁部21a,21bの前記開口22a側の端部に取り付けられている。本実施の形態においては磁石を内蔵する部材として構成されている。
なお、このキャッチ部材24aは、一方の側壁部21a、他方の側壁部21bのそれぞれに、上下方向に複数個ずつ取り付けられている。上述のように収納付き仕切壁20自体の高さが高い場合には、キャッチ部材24aの数を適宜増やしてもよいものとする。例えば上下それぞれと、その中央付近とに取り付ける(計3個)等としてもよい。
また、ストライク部材24bは、磁気を帯びた前記キャッチ部材24aに付く金属(強磁性体)であり、板状に形成されている。そして、前記端面化粧材23の裏面、具体的には前記下地部23bの裏面に、前記キャッチ部材24aの位置に合わせて取り付けられている。
これらキャッチ部材24aおよびストライク部材24bは、ビス24c等により適宜固定されている。
また、本実施の形態においては前記接続部材24を、磁石を利用したものとしたが、これに限られるものではなく、例えば一般的なローラーキャッチ等でもいい。
また、前記壁本体21と前記端面化粧材23は、ワイヤー26によって繋がっており、これによって、前記端面化粧材23を前記壁本体21の側端面から取り外した際に、当該端面化粧材23が転倒することを防ぐことができる。
本実施の形態によれば、前記壁本体21の前記側端面と前記端面化粧材23との間に介在する前記接続部材24は、前記収納空間22の内部側に設けられるため、外部に露出しない状態となる。すなわち、前記収納空間22の開口22aを前記端面化粧材23によって閉塞した時に、外部から前記接続部材24が見えないため、カムフラージュ効果が生じやすくなり、前記収納空間22をより目立ちにくくすることができる。
さらに、前記端面化粧材23は、前記接続部材24によって前記側端面に対して着脱自在とされているので、前記収納空間22の開口22aを開放させる際に、前記端面化粧材23を前記側端面から取り外せる。このため、前記収納空間22の開口22aをできるだけ広くかつ容易に開け放つことができる。
10 収納付き仕切壁
11 壁本体
11a 側壁部
11b 側壁部
12 収納空間
12a 開口
13 端面化粧材
20 収納付き仕切壁
21 壁本体
21a 側壁部
21b 側壁部
22 収納空間
22a 開口
23 端面化粧材
24 接続部材

Claims (6)

  1. 互いに間隔をあけて配置される一対の側壁部を有する壁本体と、
    前記一対の側壁部間に形成され、前記壁本体の少なくとも幅方向一方の側端面側に開口する収納空間と、
    前記壁本体の前記側端面に、前記収納空間の開口を開閉自在に取り付けられる端面化粧材と、を備えており、
    前記端面化粧材は、上下端部間の長さが前記側端面の上下端部間の長さと略等しく設定されていることを特徴とする収納付き仕切壁。
  2. 請求項1に記載の収納付き仕切壁において、
    前記端面化粧材は、当該端面化粧材の幅方向両端部に形成され、前記壁本体の前記側端面の幅方向両端部よりも外側に突出する突出縁部を有することを特徴とする収納付き仕切壁。
  3. 請求項1または2に記載の収納付き仕切壁において、
    前記端面化粧材は、前記収納空間の内部側に設けられる蝶番を介して前記壁本体の前記側端面に取り付けられており、
    前記蝶番は、一片が前記一対の側壁部のうち一方の側壁部の内側面に固定され、他片が前記端面化粧材の裏面に固定されていることを特徴とする収納付き仕切壁。
  4. 請求項3に記載の収納付き仕切壁において、
    前記一方の側壁部は、前記他方の側壁部よりも厚さが厚く形成されており、
    前記端面化粧材は、表面側に配置される表面化粧部と、
    前記表面化粧部の裏面に、前記収納空間側に突出して設けられるとともに前記蝶番の他片が取り付けられる下地部と、を有することを特徴とする収納付き仕切壁。
  5. 請求項1または2に記載の収納付き仕切壁において、
    前記端面化粧材は、前記収納空間の内部側に設けられる接続部材を介して前記壁本体の前記側端面に取り付けられるとともに、当該接続部材によって前記側端面に対して着脱自在とされていることを特徴とする収納付き仕切壁。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の収納付き仕切壁において、
    前記壁本体の厚みは、周囲に設けられる他の壁の厚みと略等しくなるように設定されていることを特徴とする収納付き仕切壁。
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